JP3113110U - 長形植毛溝孔を具えた歯ブラシ - Google Patents

Abstract

【課題】良好な歯磨き効果を有する長形植毛溝孔を具えた歯ブラシの提供。
【解決手段】歯ブラシ１００は一体成形された長ハンドル２０と該長ハンドル前端に位置するヘッドを１０具え、該ヘッドの正面に対称性配列された複数の長形植毛溝孔１１が凹設されている。これら長形植毛溝孔の孔径の長さと幅の比例が２．５６：１とされ、且つこれら対称性配列された複数の長形植毛溝孔が人体工学により設計されて横向き、縦向き及び斜め向きに配設され、これにより歯ブラシを任意の方向に動かして歯磨きを行なう時に、不平な歯面及び歯間に対して異なる歯磨き効果を形成して歯磨きに層状感を具備させ、歯磨きに角度上の方向感を具備させ、歯磨き効果を良好とする。
【選択図】図１

Description

本考案は長形植毛溝孔を具えた歯ブラシに係り、歯ブラシの植毛溝孔が長い形状に形成され、伝統的な植毛溝孔が正円形状に形成されているのとは明らかに異なる歯ブラシに関する。

人の口腔及び歯牙は一日の咀嚼と飲食にさらされるため口腔内に異臭が発生し、歯牙表面及び歯間に歯垢、食物等の細かい汚物が残留するのを免れない。ゆえに毎日起床時、睡眠前及び飲食後に歯ブラシで口腔歯牙を清潔にする必要があり、これは毎日の重要な課題である。

口腔及び歯牙の掃除には練り歯磨きのほか歯ブラシの選択が重要である。一般に市販されている歯ブラシは、全自動歯ブラシ製造機で大量生産され、このような全自動歯ブラシ製造機の主要な機能は一体成形された歯ブラシ本体に、この機械内で毛の自動植毛作業を行ない、歯ブラシ本体のヘッドの一面に毛が配設された状態を形成し、口腔歯牙のクリーニングに供せるようにすることである。

この歯ブラシ製造機で自動植毛を行なう時、歯ブラシ製造機は１片の金属パッドをヘッドに開設された植毛溝孔内に毛束と共に植え込み並びに嵌め込み、毛がしっかりと該植毛溝孔内に植え込まれて歯ブラシで歯磨きする時に毛が脱落して使用できなくなるのを防止する。

上述の歯ブラシの毛は上述の全自動歯ブラシ製造機でヘッドの植毛溝孔内に自動植え込みされ、これらの植毛溝孔は対称に整然と配列された複数の正円形凹溝孔とされ、植毛後のヘッドに一束ずつが円柱形を呈する毛束が設けられる。ゆえに歯ブラシを任意に上下、左右及び前後に動かして磨く時、その凹凸不平坦の歯面及び歯間に対して、単純に円点上の作用力であり、ブラシの層状感、角度上の方向感がなく、その歯磨き効果は完全とは言えず、改善の余地がある。

上述の欠点を鑑み、本考案者は長期に本業の歯ブラシ開発に従事してきた経験及び現代消費社会の消費者の実際の使用上の必要により、一種の長形植毛溝孔を具えた歯ブラシを提供し、植毛後のヘッドに一束ずつが長い形状を呈する毛束を形成し、歯ブラシを任意の方向に動かして歯磨きを行なう時に、その毛が横方向、縦方向及び斜め方向の作用力を有し、不平な歯面及び歯間に対して異なる太面と細面及びカット面の異なるブラシ面状態を形成し、歯面及び歯間の歯磨きに層状感を具備させ、歯磨きが角度上の方向感を具備させ、歯磨き効果を良好とすることを目的とする。

請求項１の考案は、長形植毛溝孔を具えた歯ブラシにおいて、該歯ブラシは一体成形された長ハンドルと該長ハンドル前端に位置するヘッドを具え、該ヘッドの正面に対称性配列された複数の長形植毛溝孔が凹設され、これら長形植毛溝孔により全自動歯ブラシ製造機を用いて植毛でき、植毛後のヘッドに一束ずつ長い形状の毛束が形成されたことを特徴とする、長形植毛溝孔を具えた歯ブラシとしている。
請求項２の考案は、請求項１記載の長形植毛溝孔を具えた歯ブラシにおいて、長形植毛溝孔に植え込まれる毛束の植毛時に、各一束の毛束の中間に金属パッドが嵌め込まれていることを特徴とする、長形植毛溝孔を具えた歯ブラシとしている。
請求項３の考案は、請求項２記載の長形植毛溝孔を具えた歯ブラシにおいて、金属パッドが長形植毛溝孔の長さ方向に沿って嵌め込まれ、該長形植毛溝孔内の壁に嵌着されることを特徴とする、長形植毛溝孔を具えた歯ブラシとしている。
請求項４の考案は、請求項１記載の長形植毛溝孔を具えた歯ブラシにおいて、長形植毛溝孔の孔径の長さと幅の比例が２．５６：１とされ、該長形植毛溝孔の四隅が円弧形状に形成されたことを特徴とする、長形植毛溝孔を具えた歯ブラシとしている。
請求項５の考案は、請求項１記載の長形植毛溝孔を具えた歯ブラシにおいて、対称性配列された複数の長形植毛溝孔が人体工学により設計されて横向き、縦向き及び斜め向きに配設されたことを特徴とする、長形植毛溝孔を具えた歯ブラシとしている。

本考案は一種の長形植毛溝孔を具えた歯ブラシを提供し、該歯ブラシは一体成形された長ハンドルと該長ハンドル前端に位置するヘッドを具え、該ヘッドの正面に対称性配列された複数の長形植毛溝孔が凹設されている。これら長形植毛溝孔の孔径の長さと幅の比例が２．５６：１とされ、且つこれら対称性配列された複数の長形植毛溝孔が人体工学により設計されて横向き、縦向き及び斜め向きに配設され、これにより歯ブラシを任意の方向に動かして歯磨きを行なう時に、不平な歯面及び歯間に対して異なる歯磨き効果を形成して歯磨きに層状感を具備させ、歯磨きに角度上の方向感を具備させ、歯磨き効果を良好とする。

図１、図２に示されるように、本考案の歯ブラシ１００は一体成形された長ハンドル２０と該長ハンドル２０前端に位置するヘッド１０を具え、該ヘッド１０の正面に対称性配列された複数の長形植毛溝孔１１が凹設されている。

図１から図４に示されるように、これら長形植毛溝孔１１により全自動歯ブラシ製造機で毛束１２を植え込む時、植え込み後のヘッド１０は各束が長い形状の毛束を呈する。全自動歯ブラシ製造機で植毛する時、各毛束１２の中間に併せて金属パッド１３が嵌め込まれ、毛束１２と金属パッド１３が緊密に長形植毛溝孔１１内に嵌め込まれ、長形植毛溝孔１１内に植え込まれた毛束１２が歯磨きの施力により脱落しないものとされる。

図示されるように金属パッド１３は長形植毛溝孔１１内にこの孔の長さ方向に沿って嵌め込まれ、長形植毛溝孔１１内の壁に嵌着されて脱落しないものとされる。

本考案の複数の長形植毛溝孔１１は、その孔径の長さと幅の比例が２．５６：１とされ、該長形植毛溝孔１１の四隅が円弧形状に形成されて、長形植毛溝孔１１に植毛後の毛束１２が長楕円形の形式を有して歯磨きに適したものとされる。

図示されるように、本考案のヘッド１０に凹設された対称性配列の複数の長形植毛溝孔１１の配設は、人体工学設計により、横向き、縦向き及び斜め向きに配設され、植毛後のヘッド１０上の毛束１２がこれにより横向き、縦向き及び斜め向き等の異なる面方向の毛束配列を呈し、使用者が歯ブラシを任意の方向に動かして歯磨きを行なう時、本考案の毛束１２の横方向、縦方向及び斜め方向の作用力が、不平な歯面及び歯間に対して異なる太面と細面及びカット面の異なるブラシ面状態を形成し、歯面及び歯間の歯磨きに層状感を具備させ、歯磨きが角度上の方向感を具備させ、歯磨き効果を良好とする。

総合すると、本考案の長形植毛溝孔を具えた歯ブラシは、その構造が簡単ではあるが有効な歯磨き効果を達成し、明らかに実用性と進歩性を有し、且つその構成と空間形態はいずれも新規である。

本考案の長ハンドル２０とヘッド１０の側面断面図である。 本考案の毛束１２の配設方向の表示図である。 本考案の毛束１２及び金属パッドの表示図である。 図１のＡ断面の拡大図である。

符号の説明

１００ 歯ブラシ
１０ ヘッド
２０ 長ハンドル
１１ 長形植毛溝孔
１２ 毛束
１３ 金属パッド

Claims (5)

1. 長形植毛溝孔を具えた歯ブラシにおいて、該歯ブラシは一体成形された長ハンドルと該長ハンドル前端に位置するヘッドを具え、該ヘッドの正面に対称性配列された複数の長形植毛溝孔が凹設され、これら長形植毛溝孔により全自動歯ブラシ製造機を用いて植毛でき、植毛後のヘッドに一束ずつ長い形状の毛束が形成されたことを特徴とする、長形植毛溝孔を具えた歯ブラシ。
2. 請求項１記載の長形植毛溝孔を具えた歯ブラシにおいて、長形植毛溝孔に植え込まれる毛束の植毛時に、各一束の毛束の中間に金属パッドが嵌め込まれていることを特徴とする、長形植毛溝孔を具えた歯ブラシ。
3. 請求項２記載の長形植毛溝孔を具えた歯ブラシにおいて、金属パッドが長形植毛溝孔の長さ方向に沿って嵌め込まれ、該長形植毛溝孔内の壁に嵌着されることを特徴とする、長形植毛溝孔を具えた歯ブラシ。
4. 請求項１記載の長形植毛溝孔を具えた歯ブラシにおいて、長形植毛溝孔の孔径の長さと幅の比例が２．５６：１とされ、該長形植毛溝孔の四隅が円弧形状に形成されたことを特徴とする、長形植毛溝孔を具えた歯ブラシ。
5. 請求項１記載の長形植毛溝孔を具えた歯ブラシにおいて、対称性配列された複数の長形植毛溝孔が人体工学により設計されて横向き、縦向き及び斜め向きに配設されたことを特徴とする、長形植毛溝孔を具えた歯ブラシ。
   

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