JP3112635U

JP3112635U - 略筒状入浴剤収納缶

Info

Publication number: JP3112635U
Application number: JP2005001060U
Authority: JP
Inventors: 慶子林
Original assignee: Earth Chemical Co Ltd
Current assignee: Earth Chemical Co Ltd
Priority date: 2005-03-02
Filing date: 2005-03-02
Publication date: 2005-08-25
Anticipated expiration: 2010-06-04

Abstract

【課題】細やかな工夫と改良を施して使い勝手のよい略筒状入浴剤収納缶を提供しようとする。
【解決手段】平面図において容器両側面に外接する角度９０°以下、缶胴体材の肉厚が０．１ｍｍ〜２ｍｍ、缶平面と直交する垂直面と平行な少なくとも０．５ｃｍ幅以上の面が側面（中央）にあり、筒状胴体材の上下両端周縁に外曲げ用延長部（内曲げ用延長部）を有し、内方に巻締部を有する缶本体に振り出し口を上面若しくは側面上部に設けた。
【選択図】図９

Description

この考案は、略筒状入浴剤収納缶に関する。

この種の収納缶は多くのものが提案されているが、未だに使用者が満足するものはない。

従来品においては、取扱い時に手指を損傷する等の欠点があった。

この考案は、細やかな工夫と改良を施したことで、使い勝手のよい略筒状入浴剤収納缶を提供するものである。

この考案は、入浴剤の缶として新規であり、容器内方側への巻締部を有する開口が形成され、且つ外周縁も巻締部を有しており、何れも刃先のような印象がなくなり、入浴剤の缶として細部に至るまで丸みをもたせてもち易く、喩えすべっても巻き締め部でとまり、９０°以下の角度と全体の細部にわたる丸みでもって、缶の縁で手を切らないように、把持した手から缶がすべり落ちないように工夫をほどこし、持ちやすい、振り出し口も丸みがあるから栓がし易く、振り出し易い機能性のある略筒状入浴剤収納缶を提供するものである。

この考案は、形態に配慮したことで所望の期待を実現した。

本考案の一実施例を図１〜図８で説明すると、１は缶本体にして略筒状に形成されており、その上面の蓋２には振り出し口３を設け、該振り出し口３の略半分程度に周辺にリブ４を形成している。缶本体の上下には巻締部５、６を有し、下方の巻締部６は台座としても機能する。

次に参考平面図たる図９において容器両側面に外接する角度９０°以下、缶胴体材の肉厚が０．１ｍｍ〜２ｍｍ、缶平面と直交する垂直面と平行な少なくとも０．５ｃｍ幅以上の面が側面（中央）にあり、筒状胴体材の上下両端周縁に外曲げ用延長部（内曲げ用延長部）を有し、振り出し口を上面若しくは側面上部に設けられたことを特徴とする。

本考案の缶は、平面視競技場のトラックのような形状を有しているので、これ自体が持ちやすく、振り出しやすいというメリットが得られる。また浴室用キャビネット内や張出部に置易い図示の長径、短径、容積、高さの±３０％以内のものを例示しうる。
本考案の缶は、紙缶、プラスチック缶、金属缶が挙げられるが、金属缶が好ましい。

本考案の缶は、入浴剤に特有の耐薬品性等の内面加工をしたコート缶を採用することができる。

本考案の缶は、その胴体材、その蓋の厚みが０．１ｍｍ〜２ｍｍ程度のものであればよい。

本考案の缶は、その缶平面と直交する垂直面と平行な面が少なくとも０．５ｃｍ幅以上５ｃｍ以下の側面（中央）を有していることが、持ち易く、振り出し易くなるので好ましい。

本考案の缶は、その筒状胴体材の上下両端周縁に外曲げ用延長部（内曲げ用延長部）を設けて成ることで、蓋の巻き締めなどによる固着が容易になるので好ましく、その他防錆など劣化防止手段を適用することが好ましい。

本考案の缶は、その表示部６がその缶正面の中心を中心点とした略円形、略楕円形、略矩形、略正方形、略菱形、略台形、略逆台形、略鼓形、略雲形で、正面全面積の１／２０以上１／１．１の割合で印刷又はラベルの貼り付けなどに用る表示部７を設けて成る。

本考案の缶は、その缶底面となる面に台座を設けてもよく、缶の湿気、さび、カビ、湿気を逃す構造（通気性：左右に連通孔）や、結露防止構造（下に流れ落ちる底面に垂直な面）を形成してもよく、前記台座は着脱できるものでもよい。
また前記台座は、浴室用キャビネットの張り出し部に載置可能な短尺及び／又は長尺を有するものであればよい。

本考案の缶は、その胴部にへこみ、ビードを形成して、把持時の滑り止め効果がえられるようにしてもよい。

本考案の缶は、吊り下げ若しくは壁掛け手段を設けて、浴室用キャビネットに張り出し部がないか、かなり狭い場合にも保管できるようにしてもよい。

本考案の缶は、振り出し口を缶上面では内周縁に接するように形成することで、最後まで内容物を振り出せるので好ましい。

本考案の缶は、振り出し量を調整する手段（適当な個所に異なる径の振り出し口を設けた二重の回転蓋）を設けるようにしてもよい。

本考案の缶は、振り出し後に湿気防止を行う手段、例えば＋×＊状印の切り目付きフラップ、復元性のある逆止フラップを設けるようにしてもよい。また、振り出し部付き有蓋枠体若しくは有蓋筒体を振り出し口に出没自在に挿着したり、振り出し口に着脱できるシール、シート状磁性体を備えること、パーシャルオープンキャップも、蓋として再利用できるものとして缶内の湿気を防止しうるようにしてもよい。

本考案の缶は、振り出し口が上面では内周縁に、側面では上端に、接するように振り出し口（１５ｍｍ^２以上６０ｍｍ^２以下）を形成してもよい。このようにすることで内容物の振り出しが最後まで行えるという効果が得られる。

本考案の缶は、内袋入りのものとしてもよく、例えば詰め替えが可能なように袋の上部が缶振り出し口から出る袋に前記上部で開閉できる手段（クリップ、簡易ファスナーなど）を設けることができる。

本考案の平面図である。本考案の正面図である。本考案の底面図である。本考案の右側面図である。本考案のＡ−Ａ線断面図である。本考案の斜視図である。本考案のＢ−Ｂ線、Ｃ−Ｃ部拡大断面図である。本考案のＢ−Ｂ線、Ｄ−Ｄ部拡大断面図である。本考案の参考平面図である。

符号の説明

１缶本体
２蓋
３振り出し口
４リブ
５、６巻締部
７表示部

Claims

容器両側面の図９に示すように該両側面に外接する２本の接線の交点の角度が９０°以下、缶胴体材の肉厚が０．１ｍｍ〜２ｍｍ、缶平面と直交する垂直面と平行な少なくとも０．５ｃｍ幅以上の面が側面（中央）にあり、筒状胴体材の上下両端周縁に缶胴と缶上下蓋とを巻締めて巻締部を形成するための外曲げ用延長部（内曲げ用延長部）を有し、内方に巻締部を有する缶本体に振り出し口を上面若しくは側面上部に設けられたことを特徴とする略筒状入浴剤収納缶。
平面視競技場のトラックのような形状を有する請求項１記載の略筒状入浴剤収納缶。
入浴剤に特有の耐薬品性等の内面加工をしたコート缶から成る請求項１〜２記載の略筒状入浴剤収納缶。
胴体材、その蓋の厚みが０．１ｍｍ〜２ｍｍ程度のものより成る請求項１〜３記載の略筒状入浴剤収納缶。
缶平面と直交する垂直面と平行な面が少なくとも０．５ｃｍ幅以上５ｃｍ以下の側面（中央）を有している請求項１〜４記載の略筒状入浴剤収納缶。
筒状胴体材の上下両端周縁に外曲げ用延長部（内曲げ用延長部）を設けて成る請求項１〜５記載の略筒状入浴剤収納缶。
缶正面の中心を中心点とした略円形、略楕円形、略矩形、略正方形、略菱形、略台形、略逆台形、略鼓形、略雲形で、正面全面積の１／２０以上１／１．１の割合で印刷又はラベルの貼り付けなどの表示部を設けて成る請求項１〜６記載の略筒状入浴剤収納缶。
缶底面となる面に台座を設けて成る請求項１〜７記載の略筒状入浴剤収納缶。
胴部にへこみ、ビードを形成して成る請求項１〜８記載の略筒状入浴剤収納缶。
吊り下げ若しくは壁掛け手段を設けて成る請求項１〜９記載の略筒状入浴剤収納缶。
振り出し口を缶上面では内周縁に接するように形成して成る請求項１〜１０記載の略筒状入浴剤収納缶。
内袋入りのものから成る請求項１〜１１記載の略筒状入浴剤収納缶。