JP3112379U - 撚り線挿入用端子台 - Google Patents
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Abstract
【課題】 この考案は誰もが簡単に取り扱え、安価で場所が嵩張らず、作業性が良く、電気抵抗の少ない効率的な撚り線挿入用端子台を開発・提供する事にある。
【解決手段】 下部左右2箇所又は複数箇所に取り付け穴部と、上部左右二箇所に透明絶縁カバー係止用溝部と、前後対称位置に撚り線スリーブ挿入用接続端子が連設可能で、前後両端部に感電防止用の面取り加工を施した接続端子係止溝部を複数箇所設け、且つ、中央上部左右方向に撚り線の種類を表示する表示板を設けた端子台本体と、内径寸法が撚り線スリーブの外径寸法に適合したスリーブ挿入穴と、スリーブ挿入穴の上部中心に複数の止めネジを設けて連設した複数の接続端子と、絶縁カバー係止用溝部に係止して設けた着脱可能な透明絶縁カバーから成るものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 下部左右2箇所又は複数箇所に取り付け穴部と、上部左右二箇所に透明絶縁カバー係止用溝部と、前後対称位置に撚り線スリーブ挿入用接続端子が連設可能で、前後両端部に感電防止用の面取り加工を施した接続端子係止溝部を複数箇所設け、且つ、中央上部左右方向に撚り線の種類を表示する表示板を設けた端子台本体と、内径寸法が撚り線スリーブの外径寸法に適合したスリーブ挿入穴と、スリーブ挿入穴の上部中心に複数の止めネジを設けて連設した複数の接続端子と、絶縁カバー係止用溝部に係止して設けた着脱可能な透明絶縁カバーから成るものである。
【選択図】 図1
Description
この考案は、配電盤や操作盤等の撚り線挿入用端子台に関するものである。
従来、電線の接続には、直接接続と端子挿入接続があり、それぞれは相手方電気工作物に応じて使い分けて対応しているが、特に端子挿入接続の場合、撚り線は先端部分を一体化する為、鑞付け作業が必要とされていた。しかし、この作業は火気を使用する為、作業効率が悪く、又、火災や作業の損失が発生する要因にもなる等の問題があった。
又、従来型の円筒形スリーブは、撚り線との接触面積が少なく、スリーブの圧着作業時に下方向に傾けると脱落し易く、作業に支障を来たし、且つ、後々の改修時の脱却が困難に成る等の問題が有った。
そこで、新たに撚り線の外形寸法形状に適合し、且つ、撚り線とスリーブ間の接触面積を増大し、作業効率が良く、電気抵抗の少ない効率的な撚り線用スリーブの開発が望まれていて、先般、撚り線用円筒型スリーブ圧縮方法及び圧縮器の特許出願(特許2004−019186)を済ませている。
しかしながら、現在も端子台に関しては未だに従来型の偏平形圧着端子接続タイプを使用し、端子を六角ボルト・ワッシャで締め付けて固定している為、場所が嵩張り、又、作業性が悪く、小型化する為には電導効率が悪い、又、小型化時代には逆行し電気容量も減少する等の電気工事をする上での問題や電気を供給する側の問題が山積しているというのが現状である。
又、これまでに出願されている電線用端子台に関する特許文献を参考の為、紹介する。(特許文献1参照。)
特開2004−096983
そこで、上記の問題を解決する為に、場所が嵩張らず、時代傾向の小型化に対応し、作業性が良く、電気容量を減少させない効率的な端子台の早期開発が望まれている。
そこで、上記課題を解決する為に、この考案は誰もが簡単に取り扱え、安価で場所が嵩張らず、作業性が良く、電気抵抗の少ない効率的な撚り線挿入用端子台を開発・提供する事にある。
この課題を解決する為の手段として、端子台本体の、片面、或いは、両面に、感電防止用の面取り加工をそれぞれ施した接続端子係止溝部を複数個列設し、これら各接続端子係止溝には、それぞれ撚り線スリーブ挿入用の接続端子を設けると共に、該接続端子の各内径寸法が、撚り線スリーブの外径寸法に適合したスリーブ挿入穴を有し、各接続端子には、上部から該各スリーブ挿入穴に向けて止めネジを設け、端子台本体の上面には、絶縁カバーを取付手段によって設けたものである。又、感電防止用絶縁カバーと端子台本体との取付手段が、端子台本体に設けた係止溝部に、感電防止用絶縁カバーの両端部を係合した構造である。又、撚り線スリーブ挿入穴の内周面に抜け防止溝又は突起部を設けたものである。
この考案の効果として、端子台本体の、片面、或いは、両面に、感電防止用の面取り加工をそれぞれ施した接続端子係止溝部を複数個列設し、これら各接続端子係止溝には、それぞれ撚り線スリーブ挿入用の接続端子を設けると共に、該接続端子の各内径寸法が、撚り線スリーブの外径寸法に適合したスリーブ挿入穴を有し、各接続端子には、上部から該各スリーブ挿入穴に向けて止めネジを設け、端子台本体の上面には、絶縁カバーを取付手段によって設けたものである。又、感電防止用絶縁カバーと端子台本体との取付手段が、端子台本体に設けた係止溝部に、感電防止用絶縁カバーの両端部を係合した構造である。又、撚り線スリーブ挿入穴の内周面に抜け防止溝又は突起部を設けた事で、誰もが簡単に取り扱え、安価で場所が嵩張らず、作業性が良く、電気抵抗が少なく効率的である等、極めて有益なる効果を奏するものである。
この考案の最良の形態として、接続端子の内径寸法は撚り線スリーブ挿入時の作業性や、挿入取り付け後の電導効率・電気容量が最大になる最適寸法を選定し、且つ、端子台本体の構造も品質・コスト・性能・安全性等を考慮した最適形状にする事が重要である。
そこで、この考案の一実施例を図1〜図2に基づいて詳述すると、配電盤や操作盤等の電線接続用端子台であって、端子台本体(1)の、片面、或いは、両面に、感電防止用の面取り加工(1c’)をそれぞれ施した接続端子係止溝部(1c)を複数個列設し、これら各接続端子係止溝(1c)には、それぞれ撚り線スリーブ挿入用の接続端子(2)を設けると共に、該接続端子(2)の各内径寸法が、撚り線スリーブ(S)の外径寸法に適合したスリーブ挿入穴(2a)を有し、各接続端子(2)には、上部から該各スリーブ挿入穴(2a)に向けて止めネジ(SC1)を設け、端子台本体(1)の上面には、絶縁カバー(3)を取付手段(3a)によって設けた事を特徴とする撚り線挿入用端子台から構成される。
又、感電防止用絶縁カバー(3)と端子台本体(1)との取付手段(3a)が、端子台本体(1)に設けた係止溝部(1b)に、感電防止用絶縁カバー(3)の両端部を係合した構造である事を特徴とする撚り線挿入用端子台から構成される。
又、撚り線スリーブ挿入穴の(2a)内周面に抜け防止溝又は突起部(2a’)を設けた事を特徴とする撚り線挿入用端子台から構成される。
次に、この考案の詳細について説明すると、まず、端子台本体(1)は全体がプラスチック等の不燃性及び絶縁性樹脂で形成され、中央下部には端子台取り付け用のネジ穴(1a)が左右二箇所に設けられ、上部左右二箇所には、透明カバー係止用の溝部(1b)が設けられ、且つ、前後対称位置に撚り線スリーブ挿入用接続端子(2)が連設可能で、前後両端部に感電防止用の面取り加工(1c’)を施した接続端子係止溝部(1c)を三箇所連設している。又、端子台の中央左右方向に向けて、線記号(R・S・T)等を表示する表示板(1d)を設けている。
又、端子台本体の接続端子係止溝部(1c)には、導電性の撚り線スリーブ挿入用接続端子(2)が連設され、各接続端子上部には撚り線スリーブ(S)を固定する止めネジ(SC1)がそれぞれ設けられている。又、上記撚り線スリーブ(S)の内周部には、抜け防止用溝を設けて、万が一止めネジ(SC1)が緩んでも容易には抜けない様に形成されている。
そして、端子台本体上部左右二箇所に設けた透明絶縁カバー係止用溝部(1b)に透明絶縁カバー(3)を係止して全体を覆っている。尚、絶縁カバーを透明にしている理由は、常に止めネジの締付状態及び線記号(R・S・T)を確認出来る様に考慮したものである。
次に、この考案の撚り線挿入用端子台の取り付け方法について説明すると、図3に示す様に、端子台本体(1)の下部左右二箇所に設けた取り付け穴部(1a)に止めネジ(SC2)2本を挿入して固定する。
次に、撚り線と端子台の接続方法について説明すると、図3に示す様に、撚り線にスリーブを挿入し、圧縮ペンチで固着したものをそのまま端子台の接続端子(2)のスリーブ挿入穴部(2a)に挿入し、2本の止めネジ(SC1)をしっかりドライバーで締め付けて固着する。
この考案の撚り線挿入用端子台は、誰もが簡単に取り扱え、安価で場所が嵩張らず、作業性が良く、電気抵抗が少なく効率的である事で多くの電気工事関係者に寄与する点で産業上の利用可能性を有する。
1 端子台本体
1a 取り付け穴部
1b 透明絶縁カバー係止用溝部
1c 接続端子係止溝部
1c’ 面取り加工
1d 表示板
2 接続端子
2a スリーブ挿入穴
2a’ 抜け防止用溝又は突起部
3 透明絶縁カバー
3a 取付手段
S 撚り線スリーブ
SC1 止めネジ
SC2 止めネジ
1a 取り付け穴部
1b 透明絶縁カバー係止用溝部
1c 接続端子係止溝部
1c’ 面取り加工
1d 表示板
2 接続端子
2a スリーブ挿入穴
2a’ 抜け防止用溝又は突起部
3 透明絶縁カバー
3a 取付手段
S 撚り線スリーブ
SC1 止めネジ
SC2 止めネジ
Claims (3)
- 電力計や開閉器等の端子台であって、端子台本体(1)の、片面、或いは、両面に、感電防止用の面取り加工(1c’)をそれぞれ施した接続端子係止溝部(1c)を複数個列設し、これら各接続端子係止溝(1c)には、それぞれ撚り線スリーブ挿入用の接続端子(2)を設けると共に、該接続端子(2)の各内径寸法が、撚り線スリーブ(S)の外径寸法に適合したスリーブ挿入穴(2a)を有し、各接続端子(2)には、上部から該各スリーブ挿入穴(2a)に向けて止めネジ(SC1)を設け、端子台本体(1)の上面には、絶縁カバー(3)を取付手段(3a)によって設けた事を特徴とする撚り線挿入用端子台。
- 感電防止用絶縁カバー(3)と端子台本体(1)との取付手段(3a)が、端子台本体(1)に設けた係止溝部(1b)に、感電防止用絶縁カバー(3)の両端部を係合した構造である事を特徴とする請求項1記載の撚り線挿入用端子台。
- 撚り線スリーブ挿入穴の(2a)内周面に抜け防止溝又は突起部(2a’)を設けた事を特徴とする請求項1記載の撚り線挿入用端子台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005003046U JP3112379U (ja) | 2005-05-10 | 2005-05-10 | 撚り線挿入用端子台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005003046U JP3112379U (ja) | 2005-05-10 | 2005-05-10 | 撚り線挿入用端子台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3112379U true JP3112379U (ja) | 2005-08-11 |
Family
ID=43274797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005003046U Expired - Fee Related JP3112379U (ja) | 2005-05-10 | 2005-05-10 | 撚り線挿入用端子台 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3112379U (ja) |
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2005
- 2005-05-10 JP JP2005003046U patent/JP3112379U/ja not_active Expired - Fee Related
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