JP3112171B2 - ケーブル被覆材除去装置 - Google Patents
ケーブル被覆材除去装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、作業工程が少なく且つ安全で確実に通信ケ
ーブル被覆材を除去するケーブル被覆材除去装置(以下
単に装置という。)に関するものである。
ーブル被覆材を除去するケーブル被覆材除去装置(以下
単に装置という。)に関するものである。
従来の技術 従来、通信ケーブルの外被は第5図及び第6図に示す
被覆材除去装置を用いて除去している。
被覆材除去装置を用いて除去している。
第5図(a)は円周方向の切断、第5図(b)は長さ
方向の切断作業を示す説明図である。
方向の切断作業を示す説明図である。
51はケーブル、52はケーブル外被の円周方向切断刃、
53は長さ方向切断刃、54はケーブル外被のみ切断するた
めのガイド部、55は前記装置を切断方向へ移動するため
ハンマで打撃するための打撃部である。
53は長さ方向切断刃、54はケーブル外被のみ切断するた
めのガイド部、55は前記装置を切断方向へ移動するため
ハンマで打撃するための打撃部である。
この被覆材除去装置を切断開始位置で第5図(a)の
ようにケーブルに挟み込み、円周方向に切断刃をケーブ
ル外被に食い込ませながら前記装置を円周方向に回転さ
せてケーブル外被を切断し、第5図(b)のようにガイ
ド部で長さ方向切断刃を導きながらケーブル被覆材に食
い込ませるため、打撃部をハンマ等で打撃しながら長さ
方向に移動させ被覆を切断する。終了位置まで切断し、
その位置で切断開始位置と同様に円周方向を切断する。
その後、再度、ガイド部および長さ方向切断刃をケーブ
ル被覆材に食い込ませ長さ方向を切断し、ケーブル被覆
材に幅数ミリメートルの短冊状の切り込みを入れる。こ
の短冊状の外被をニッパ等で剥離した後、残りのケーブ
ル被覆材を除去する。
ようにケーブルに挟み込み、円周方向に切断刃をケーブ
ル外被に食い込ませながら前記装置を円周方向に回転さ
せてケーブル外被を切断し、第5図(b)のようにガイ
ド部で長さ方向切断刃を導きながらケーブル被覆材に食
い込ませるため、打撃部をハンマ等で打撃しながら長さ
方向に移動させ被覆を切断する。終了位置まで切断し、
その位置で切断開始位置と同様に円周方向を切断する。
その後、再度、ガイド部および長さ方向切断刃をケーブ
ル被覆材に食い込ませ長さ方向を切断し、ケーブル被覆
材に幅数ミリメートルの短冊状の切り込みを入れる。こ
の短冊状の外被をニッパ等で剥離した後、残りのケーブ
ル被覆材を除去する。
第6図はハンマ等の打撃を使用しないケーブル被覆材
除去装置の斜視図であり、56は切断刃、57はケーブル受
け、58は切断刃をケーブル被覆に食い込ますための方向
ハンドル、59は切断刃送り込み量を制御するためのダイ
ヤル、60はケーブルの外径に合わせて上下させるケーブ
ル受け上下ダイヤルである。この被覆材除去装置を切断
開始位置で切断刃とケーブル受けによりケーブルを挟み
込み、刃方向ハンドルにより円周方向に切断刃を合わせ
た後、刃の送り込みダイヤルにより外被の外周からケー
ブル中心方向に切断刃を切り込ませ、被覆材除去装置を
回転させ円周方向を切断した後は方向ハンドルにより長
さ方向に切断刃を合わせ被覆材除去装置を切断終了位置
まで移動させることにより長さ方向を切断し、前記装置
を円周方向に回転させ、ケーブル被覆を円周方向に切断
する。その後、再度、刃方向ハンドルにより長さ方向に
切断刃を合わせ、被覆材除去装置を切断開始位置で移動
し幅数ミリメートルの短冊状に外被を切り込み、第5図
と同様の方法でケーブル外被を除去する。
除去装置の斜視図であり、56は切断刃、57はケーブル受
け、58は切断刃をケーブル被覆に食い込ますための方向
ハンドル、59は切断刃送り込み量を制御するためのダイ
ヤル、60はケーブルの外径に合わせて上下させるケーブ
ル受け上下ダイヤルである。この被覆材除去装置を切断
開始位置で切断刃とケーブル受けによりケーブルを挟み
込み、刃方向ハンドルにより円周方向に切断刃を合わせ
た後、刃の送り込みダイヤルにより外被の外周からケー
ブル中心方向に切断刃を切り込ませ、被覆材除去装置を
回転させ円周方向を切断した後は方向ハンドルにより長
さ方向に切断刃を合わせ被覆材除去装置を切断終了位置
まで移動させることにより長さ方向を切断し、前記装置
を円周方向に回転させ、ケーブル被覆を円周方向に切断
する。その後、再度、刃方向ハンドルにより長さ方向に
切断刃を合わせ、被覆材除去装置を切断開始位置で移動
し幅数ミリメートルの短冊状に外被を切り込み、第5図
と同様の方法でケーブル外被を除去する。
第5図および第6図の装置を用いて、ケーブルの被覆
を切断する工程を第7図に示す。ケーブル被覆材切断工
程は第7図(a)に示し、(1)から(4)の順で行
う。すなわち、まず(1)のようにケーブル被覆を円周
方向に切断し、再度、前記装置を円周方向に回転させて
ケーブル被覆を円周方向に切断し、さらに(2)におい
て切断部より数ミリメートルずらして長さ方向に前記装
置を元の位置まで移動させる。
を切断する工程を第7図に示す。ケーブル被覆材切断工
程は第7図(a)に示し、(1)から(4)の順で行
う。すなわち、まず(1)のようにケーブル被覆を円周
方向に切断し、再度、前記装置を円周方向に回転させて
ケーブル被覆を円周方向に切断し、さらに(2)におい
て切断部より数ミリメートルずらして長さ方向に前記装
置を元の位置まで移動させる。
また、ケーブル被覆材除去工程は第7図(a)から第
7図(d)の工程を伴う。
7図(d)の工程を伴う。
なお、ケーブル被覆材切断工程は、第7図(1)、
(2)、(4)、(3)の順序で行う場合もある。
(2)、(4)、(3)の順序で行う場合もある。
第5図の前記装置を用いた場合、前記装置の打撃をハ
ンマ等で行う。ケーブル被覆の長さ方向の(2)、
(3)の切断を行うため、ケーブル被覆表面からの切り
込み量のコントロールが難しく心線を傷つける危険もあ
り作業性は極めて悪い。また、光ファイバケーブルに対
しては、打撃時の衝撃がガイド部を通して光ファイバに
伝わり伝搬中の光信号に影響を与え、最悪の場合は光フ
ァイバ心線の切断という危険性もはらむ。
ンマ等で行う。ケーブル被覆の長さ方向の(2)、
(3)の切断を行うため、ケーブル被覆表面からの切り
込み量のコントロールが難しく心線を傷つける危険もあ
り作業性は極めて悪い。また、光ファイバケーブルに対
しては、打撃時の衝撃がガイド部を通して光ファイバに
伝わり伝搬中の光信号に影響を与え、最悪の場合は光フ
ァイバ心線の切断という危険性もはらむ。
また、第6図の従来の装置を用いた場合、第7図
(a)の(1)、(2)および(4)の切断では伝搬中
の光信号への影響は比較的少ない。しかし、第7図
(a)(3)の切断工程を行う場合、既に(2)の工程
でケーブル長さ方向への切り込みが入っているため切断
刃の送り込み力によりケーブル外被がケーブル中心方向
に凹みやすくケーブル外被が扁平する。このため、第7
図(a)(2)の切断工程後、(3)の切断を行う際に
切断刃をケーブル外被厚相当量送り込んでも切断できな
いこともある。
(a)の(1)、(2)および(4)の切断では伝搬中
の光信号への影響は比較的少ない。しかし、第7図
(a)(3)の切断工程を行う場合、既に(2)の工程
でケーブル長さ方向への切り込みが入っているため切断
刃の送り込み力によりケーブル外被がケーブル中心方向
に凹みやすくケーブル外被が扁平する。このため、第7
図(a)(2)の切断工程後、(3)の切断を行う際に
切断刃をケーブル外被厚相当量送り込んでも切断できな
いこともある。
したがって、ケーブル外被を切断するにはケーブル外
被厚相当量以上切断刃を外被表面から送り込む必要があ
り、作業者の「勘」と「熟練」に頼らざるを得ず、極め
て困難な作業となる。
被厚相当量以上切断刃を外被表面から送り込む必要があ
り、作業者の「勘」と「熟練」に頼らざるを得ず、極め
て困難な作業となる。
また切断刃の送り込み過多となり、切断刃が第6図の
前記装置のガイド部と同様に光ファイバ心線を圧迫し、
光信号に影響を与えたり、最悪の場合には光ファイバ心
線を切断することもある。
前記装置のガイド部と同様に光ファイバ心線を圧迫し、
光信号に影響を与えたり、最悪の場合には光ファイバ心
線を切断することもある。
一方、通信ケーブルの外被除去作業は、ケーブルが輻
輳した狭小なマンホール内や電柱上等の劣悪な作業環境
で行われることが多く、第5図及び第6図で示したよう
な両手作業が要求される被覆材除去装置よりも作業性や
安全性に優れた片手作業が可能な除去装置が望まれてい
ることは言うまでもない。
輳した狭小なマンホール内や電柱上等の劣悪な作業環境
で行われることが多く、第5図及び第6図で示したよう
な両手作業が要求される被覆材除去装置よりも作業性や
安全性に優れた片手作業が可能な除去装置が望まれてい
ることは言うまでもない。
発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、光ファイバ心線を圧迫せず、光信号
へ影響を与えることもなく、心線切断を発生させず且つ
作業工程を減少させ、片手でも被覆材を除去する装置を
提供することにある。
へ影響を与えることもなく、心線切断を発生させず且つ
作業工程を減少させ、片手でも被覆材を除去する装置を
提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明の装置は、通信ケーブルを挟持できるようにV
字型の溝があるケーブル把持V溝部を構成したケーブル
受けをそれぞれ備えた2つの本体と、前記2つの本体の
ケーブル受けが相対向するように前記本体の突出部にお
いて連結する連結プレートと、前記本体の一方と前記連
結プレートとを固定し緩めると前記連結プレートの長溝
中をスライドして前記ケーブル受けの間隔を調整するこ
とが可能となる固定ねじとを有し、前記2つの本体のそ
れぞれに前記ケーブル把持V溝部のV字型の溝に沿う方
向およびそれと90度の方向に切り替えられる切断刃方向
切替レバを有する回転切断刃を前記ケーブル把持V溝部
のV字型の溝に面して設けるとともに前記回転切断刃の
前記ケーブル把持V溝部のV字型の溝への出し入れ量が
調整可能な目盛り付きの切込調節ダイヤルつまみを設
け、コの字形の牽引ハンドルを回転自在になるように開
放の先端部を円形にして前記2つの本体の外側部に跨る
ように取り付けてなることを特徴とする。
字型の溝があるケーブル把持V溝部を構成したケーブル
受けをそれぞれ備えた2つの本体と、前記2つの本体の
ケーブル受けが相対向するように前記本体の突出部にお
いて連結する連結プレートと、前記本体の一方と前記連
結プレートとを固定し緩めると前記連結プレートの長溝
中をスライドして前記ケーブル受けの間隔を調整するこ
とが可能となる固定ねじとを有し、前記2つの本体のそ
れぞれに前記ケーブル把持V溝部のV字型の溝に沿う方
向およびそれと90度の方向に切り替えられる切断刃方向
切替レバを有する回転切断刃を前記ケーブル把持V溝部
のV字型の溝に面して設けるとともに前記回転切断刃の
前記ケーブル把持V溝部のV字型の溝への出し入れ量が
調整可能な目盛り付きの切込調節ダイヤルつまみを設
け、コの字形の牽引ハンドルを回転自在になるように開
放の先端部を円形にして前記2つの本体の外側部に跨る
ように取り付けてなることを特徴とする。
作用 本発明の装置によれば、(1)ケーブル外被切断時に
光ファイバ心線を圧迫せず損傷を与える危険性が少ない
(2)伝搬中の光信号への影響を与えない(3)ケーブ
ル外被の剥離作業の省力化を図った等の作業を実現でき
る。(4)また、本発明の装置を用いるとケーブル外被
を切断する際にケーブル外被への切り込み量を作業者の
「勘」や「熟練」に頼る必要がなく、牽引ハンドルを
「コ」の字形としたので牽引ハンドルの引き裂き方向へ
の力を集中できると共に良好となり、ケーブルマンホー
ル内の作業が容易であり、かつ危険性が伴う電柱上での
作業の際には片手でも作業が可能となり作業性並びに安
全性の向上が図れる。
光ファイバ心線を圧迫せず損傷を与える危険性が少ない
(2)伝搬中の光信号への影響を与えない(3)ケーブ
ル外被の剥離作業の省力化を図った等の作業を実現でき
る。(4)また、本発明の装置を用いるとケーブル外被
を切断する際にケーブル外被への切り込み量を作業者の
「勘」や「熟練」に頼る必要がなく、牽引ハンドルを
「コ」の字形としたので牽引ハンドルの引き裂き方向へ
の力を集中できると共に良好となり、ケーブルマンホー
ル内の作業が容易であり、かつ危険性が伴う電柱上での
作業の際には片手でも作業が可能となり作業性並びに安
全性の向上が図れる。
実施例 第3図に本発明の装置の実施例の斜視図、第4図に第
3図の装置を一部断面とする平面図、を示す。
3図の装置を一部断面とする平面図、を示す。
本発明の装置の構成を説明する。
第3図、第4図において、21、22は底板のある円筒体
で下部の開放端に外方に一体に突出部21−1、22−1が
ある上本体、下本体である。
で下部の開放端に外方に一体に突出部21−1、22−1が
ある上本体、下本体である。
構成を上本体21について説明する。下本体22は上本体
21と主要部は殆ど同一であるので省略する。
21と主要部は殆ど同一であるので省略する。
上本体21の円筒体の内部には円柱体の回転切断刃ホル
ダ23が挿入され、上本体21の円筒体の開放端近くの回転
切断刃ホルダ23には回転切断刃24が回転自在に取り付け
られている。回転切断刃ホルダ23には上本体21の円筒体
の底板21Aより外方に突出するシャフト25が螺入され固
定されている。
ダ23が挿入され、上本体21の円筒体の開放端近くの回転
切断刃ホルダ23には回転切断刃24が回転自在に取り付け
られている。回転切断刃ホルダ23には上本体21の円筒体
の底板21Aより外方に突出するシャフト25が螺入され固
定されている。
上本体21の底板21Aの外側に六角穴付ボルト28を設け
た位置決めリング27を装着すると共にその上部にシャフ
ト25を挿入した切込調節ダイヤルつまみ(以下調節つま
みという。)26を設けてシャフト25を固定する。上本体
21と下本体22をその突出部21−1、22−1において連結
プレート34で連結する。
た位置決めリング27を装着すると共にその上部にシャフ
ト25を挿入した切込調節ダイヤルつまみ(以下調節つま
みという。)26を設けてシャフト25を固定する。上本体
21と下本体22をその突出部21−1、22−1において連結
プレート34で連結する。
上本体21(以下括弧内は下本体22に対応した符号を示
す。)に長方形の溝部21B−1(21B−2)を設ける。溝
部21B−1(21B−2)を挿通して切断刃方向切替レバ29
を回転切断刃ホルダ23に軸線に直角に孔P−1(P−
2)を穿設して螺入する。孔P−1(P−2)は90度毎
に設ける。切断刃方向切替レバ29は溝部21B−1(21B−
2)内を90度回転することにより、回転切断刃24をケー
ブルの円周方向と長さ方向に切り換えることができる。
調節つまみ26は等間隔に90のメモリを有し0.1mm間隔の
調節が可能である。回転切断刃24を1回転で1mm出し入
れできる。上本体21の開放端にケーブル把持V溝部30−
1を構成したケーブル受け30を設ける。上本体21と連結
プレート34は上本体21の突出部21−1に螺合するねじを
有する固定ねじ36で固定する。連結プレート34には固定
ねじ36が停止する部分を残して長溝34−1を構成する。
固定ねじ36を緩めると長溝34−1中をスライドでき、上
本体21と下本体22のそれぞれのケーブル受け30の間隔を
調整でき、あらゆるケーブルの外径に対応して把持でき
る。上本体21の突出部21−1に回転切断刃ホルダ23に達
する孔Kを穿設し、前記孔Kに対応する位置の回転切断
刃ホルダ23に2個の溝孔23−1を設ける。90度の位置の
差異がある。孔Kの下部に鋼ボール31上にスプリング3
2、その上に止めねじ33を設けて回転切断刃ホルダ回転
係止部23Aを構成する。回転切断刃ホルダ23が回転して
溝部23−1が回転切断刃ホルダ回転係止部23Aにくると
溝部23−1に鋼ボール31が挿入され回転切断刃ホルダ23
が停止する。方向が転換され回転切断刃ホルダ23が固定
される。この状態で前記のように固定ねじ36を操作す
る。
す。)に長方形の溝部21B−1(21B−2)を設ける。溝
部21B−1(21B−2)を挿通して切断刃方向切替レバ29
を回転切断刃ホルダ23に軸線に直角に孔P−1(P−
2)を穿設して螺入する。孔P−1(P−2)は90度毎
に設ける。切断刃方向切替レバ29は溝部21B−1(21B−
2)内を90度回転することにより、回転切断刃24をケー
ブルの円周方向と長さ方向に切り換えることができる。
調節つまみ26は等間隔に90のメモリを有し0.1mm間隔の
調節が可能である。回転切断刃24を1回転で1mm出し入
れできる。上本体21の開放端にケーブル把持V溝部30−
1を構成したケーブル受け30を設ける。上本体21と連結
プレート34は上本体21の突出部21−1に螺合するねじを
有する固定ねじ36で固定する。連結プレート34には固定
ねじ36が停止する部分を残して長溝34−1を構成する。
固定ねじ36を緩めると長溝34−1中をスライドでき、上
本体21と下本体22のそれぞれのケーブル受け30の間隔を
調整でき、あらゆるケーブルの外径に対応して把持でき
る。上本体21の突出部21−1に回転切断刃ホルダ23に達
する孔Kを穿設し、前記孔Kに対応する位置の回転切断
刃ホルダ23に2個の溝孔23−1を設ける。90度の位置の
差異がある。孔Kの下部に鋼ボール31上にスプリング3
2、その上に止めねじ33を設けて回転切断刃ホルダ回転
係止部23Aを構成する。回転切断刃ホルダ23が回転して
溝部23−1が回転切断刃ホルダ回転係止部23Aにくると
溝部23−1に鋼ボール31が挿入され回転切断刃ホルダ23
が停止する。方向が転換され回転切断刃ホルダ23が固定
される。この状態で前記のように固定ねじ36を操作す
る。
37は牽引ハンドルで「コ」字形をなし、開放の先端部
を円形にして上本体21と下本体22の外側部に跨るよう且
つ回転自在に取付ける。
を円形にして上本体21と下本体22の外側部に跨るよう且
つ回転自在に取付ける。
38、39は牽引ハンドル37の連結金具であり、ねじまた
はばねとボールベアリングを用いてワンタッチ式でもよ
い。実施例はケーブル把持手段はV溝形とし、切断刃を
回転機構として牽引張力を軽減するものである。
はばねとボールベアリングを用いてワンタッチ式でもよ
い。実施例はケーブル把持手段はV溝形とし、切断刃を
回転機構として牽引張力を軽減するものである。
また牽引ハンドル37の連結金具38、39を必要に応じて
脱着し牽引しやすい状態にする。
脱着し牽引しやすい状態にする。
本発明の装置によるケーブル被覆材を切断除去する順
序を説明する。
序を説明する。
連結プレート34の固定ねじ36を緩め、被覆材を除去す
るケーブルをケーブル受け30のケーブル把持V溝部30−
1に挟み込み固定ねじ36を調節してケーブルを把持す
る。
るケーブルをケーブル受け30のケーブル把持V溝部30−
1に挟み込み固定ねじ36を調節してケーブルを把持す
る。
次に、切断刃方向切替レバ29により回転切断刃24をケ
ーブルの長手方向に対し直角に設定し鋼ボール31、スプ
リング32、止めねじ33で回転切断刃24の回転を係止す
る。次に調節つまみ26を回転し、回転切断刃ホルダ23を
移動し、ケーブル被覆材厚相当量まで切り込む。前記状
態において2枚の回転切断刃24をケーブル外周の同一円
周位置の軸方向に180度相対した状態に配置し、牽引ハ
ンドル37をケーブルの回りを180度回転し円周方向にケ
ーブルを切断する。
ーブルの長手方向に対し直角に設定し鋼ボール31、スプ
リング32、止めねじ33で回転切断刃24の回転を係止す
る。次に調節つまみ26を回転し、回転切断刃ホルダ23を
移動し、ケーブル被覆材厚相当量まで切り込む。前記状
態において2枚の回転切断刃24をケーブル外周の同一円
周位置の軸方向に180度相対した状態に配置し、牽引ハ
ンドル37をケーブルの回りを180度回転し円周方向にケ
ーブルを切断する。
次に、切断刃方向切替レバ29で回転切断刃24をケーブ
ルの長手方向に対し平行に設定し、その位置に前記と同
様係止し、牽引ハンドル37で必要な切断の長さまで牽引
してケーブルを切断する。更に再度、牽引ハンドル37を
円周方向に半回転させ、ケーブルの接続及び分岐に必要
な部分の外被を除去する。
ルの長手方向に対し平行に設定し、その位置に前記と同
様係止し、牽引ハンドル37で必要な切断の長さまで牽引
してケーブルを切断する。更に再度、牽引ハンドル37を
円周方向に半回転させ、ケーブルの接続及び分岐に必要
な部分の外被を除去する。
発明の効果 本発明は前記の構成により、ハンマ等の打撃による切
断工程がなく、光ファイバ心線および光信号に影響を与
えない。
断工程がなく、光ファイバ心線および光信号に影響を与
えない。
「コ」字形の牽引ハンドルにしたことと180度相対し
た2枚の切断刃にしたので、ケーブルの長手方向の被覆
材を長手方向に容易に切断でき、被覆材の切断工程、除
去工程が減少し、また回転切断刃にしたのでケーブル把
持手段をV溝形としても牽引張力を約11kgfにまで従来
より軽減できた。加えて、切断軸に対して360度自由に
回転可能な「コ」字形の牽引ハンドルを設けたため切断
点に作用する牽引張力方向が安定し極めて容易に長手方
向の被覆材除去ができるとともに、あらゆる作業形態で
も片手での操作を可能とした。
た2枚の切断刃にしたので、ケーブルの長手方向の被覆
材を長手方向に容易に切断でき、被覆材の切断工程、除
去工程が減少し、また回転切断刃にしたのでケーブル把
持手段をV溝形としても牽引張力を約11kgfにまで従来
より軽減できた。加えて、切断軸に対して360度自由に
回転可能な「コ」字形の牽引ハンドルを設けたため切断
点に作用する牽引張力方向が安定し極めて容易に長手方
向の被覆材除去ができるとともに、あらゆる作業形態で
も片手での操作を可能とした。
牽引ハンドルを鋼線としリング状に加工して回転機構
を付与したことで小型化を図ったこと等により部品点数
を減少させ価格上も有利となる。
を付与したことで小型化を図ったこと等により部品点数
を減少させ価格上も有利となる。
本発明は牽引ハンドルにケーブルが交差するよう把持
されているので、柱上や通信ケーブルが輻輳したマンホ
ールのような狭隘な環境下においての作業の効率化や安
全性の向上が図れる。
されているので、柱上や通信ケーブルが輻輳したマンホ
ールのような狭隘な環境下においての作業の効率化や安
全性の向上が図れる。
第1図は本発明のケーブル被覆材除去方法の特徴となる
方法の説明図、第2図は第1図の方法によるケーブル被
覆材除去工程図、第3図は本発明のケーブル被覆材除去
方法を実施する実施例装置の斜視図、第4図は第3図を
一部断面とする平面図、第5図は従来のケーブル被覆材
除去装置、(a)図は円周方向の切断状態図、(b)図
は長さ方向の切断状態図、第6図はハンマ等の打撃を使
用しない従来のケーブル被覆材除去装置の斜視図、第7
図の(a)図から(d)図はケーブル被覆材除去工程
図、を示す。 21、22:底板のある円筒体で下部の開放端に外方に一体
に突出部がある上本体、下本体 21−1、22−1:上本体、下本体の突出部 21A:上本体の底板 21B−1、21B−2:長方形の溝部 23:円柱体の回転切断刃ホルダ 23−1:溝孔 24:回転切断刃 25:シャフト 26:切込調節ダイヤルつまみ(「調節つまみ」とも言
う。) 27:位置決めリング 28:六角穴付ボルト 29:切断刃方向切替レバ 30:ケーブル受け 30−1:ケーブル把持V溝部 31:鋼ボール 32:スプリング 33:止めねじ 34:連結プレート 34−1:長溝 35:スペーサ 36:固定ねじ 37:牽引ハンドル 38:連結金具(A) 39:連結金具(B) 40:連結ナット K:孔 P−1:孔
方法の説明図、第2図は第1図の方法によるケーブル被
覆材除去工程図、第3図は本発明のケーブル被覆材除去
方法を実施する実施例装置の斜視図、第4図は第3図を
一部断面とする平面図、第5図は従来のケーブル被覆材
除去装置、(a)図は円周方向の切断状態図、(b)図
は長さ方向の切断状態図、第6図はハンマ等の打撃を使
用しない従来のケーブル被覆材除去装置の斜視図、第7
図の(a)図から(d)図はケーブル被覆材除去工程
図、を示す。 21、22:底板のある円筒体で下部の開放端に外方に一体
に突出部がある上本体、下本体 21−1、22−1:上本体、下本体の突出部 21A:上本体の底板 21B−1、21B−2:長方形の溝部 23:円柱体の回転切断刃ホルダ 23−1:溝孔 24:回転切断刃 25:シャフト 26:切込調節ダイヤルつまみ(「調節つまみ」とも言
う。) 27:位置決めリング 28:六角穴付ボルト 29:切断刃方向切替レバ 30:ケーブル受け 30−1:ケーブル把持V溝部 31:鋼ボール 32:スプリング 33:止めねじ 34:連結プレート 34−1:長溝 35:スペーサ 36:固定ねじ 37:牽引ハンドル 38:連結金具(A) 39:連結金具(B) 40:連結ナット K:孔 P−1:孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根井 敏之 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 宍倉 隆一 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−41196(JP,A) 実開 昭60−7614(JP,U) 実公 昭53−14926(JP,Y2) 実公 昭42−16908(JP,Y1)
Claims (1)
- 【請求項1】通信ケーブルを挟持できるようにV字型の
溝があるケーブル把持V溝部を構成したケーブル受けを
それぞれ備えた2つの本体と、前記2つの本体のケーブ
ル受けが相対向するように前記本体の突出部において連
結する連結プレートと、前記本体の一方と前記連結プレ
ートとを固定し緩めると前記連結プレートの長溝中をス
ライドして前記ケーブル受けの間隔を調整することが可
能となる固定ねじとを有し、 前記2つの本体のそれぞれに前記ケーブル把持V溝部の
V字型の溝に沿う方向およびそれと90度の方向に切り替
えられる切断刃方向切替レバを有する回転切断刃を前記
ケーブル把持V溝部のV字型の溝に面して設けるととも
に前記回転切断刃の前記ケーブル把持V溝部のV字型の
溝への出し入れ量が調整可能な目盛り付きの切込調節ダ
イヤルつまみを設け、コの字形の牽引ハンドルを回転自
在になるように開放の先端部を円形にして前記2つの本
体の外側部に跨るように取り付けてなることを特徴とす
るケーブル被覆材除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02192510A JP3112171B2 (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | ケーブル被覆材除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02192510A JP3112171B2 (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | ケーブル被覆材除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0479715A JPH0479715A (ja) | 1992-03-13 |
JP3112171B2 true JP3112171B2 (ja) | 2000-11-27 |
Family
ID=16292488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02192510A Expired - Fee Related JP3112171B2 (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | ケーブル被覆材除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3112171B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101933565B1 (ko) * | 2016-05-31 | 2018-12-28 | 지멘스 악티엔게젤샤프트 | 케이블 아머 스트리핑 유닛 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108512139A (zh) * | 2018-04-23 | 2018-09-07 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司柳州局 | 一种可调切割线径的电缆剥线刀 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5314926U (ja) * | 1976-07-17 | 1978-02-07 | ||
JPH0796071B2 (ja) * | 1988-07-29 | 1995-10-18 | 日鐵溶接工業株式会社 | 光ファイバ被覆管の切断具 |
-
1990
- 1990-07-20 JP JP02192510A patent/JP3112171B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101933565B1 (ko) * | 2016-05-31 | 2018-12-28 | 지멘스 악티엔게젤샤프트 | 케이블 아머 스트리핑 유닛 |
US10297991B2 (en) | 2016-05-31 | 2019-05-21 | Siemens Gamesa Renewable Energy A/S | Cable armour stripping unit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0479715A (ja) | 1992-03-13 |
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