JP3111478U - 卓球用ラケット - Google Patents

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Abstract

【課題】 ラケットスピードの低下を招くことなく、打球に対する反発力を増加させて、打球スピード、打球回転性能などを向上させることができる新規な卓球用ラケットを提供する。
【解決手段】 複数枚の薄板4a〜4eを接着剤5で接着して積層した合板1の表面、又は表裏両面にラバー2を接着した卓球用ラケットAにおいて、合板1における隣り合わせる薄板4a,4bの間、4e,4dの間に繊維シート6を介在させる。繊維シート6は、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾールからなる長繊維を、横糸6a及び縦糸6bとして交織しシート状に形成した高分子繊維シートとする。
【選択図】 図2

Description

本考案は、卓球用ラケットの改良に関する。
従来から、複数枚の薄板を接着剤で接着して積層した合板(ブレード)の表面、又は表裏両面にラバーを接着した卓球用ラケットが知られている。このような構成のラケットは、複数の薄板を接着したにすぎないため、ボールの反発性能に劣り、強い打球感が得られないという問題がある。
一方、前記した複数の薄板間に、アラミド繊維やカーボン繊維などからなるシートを介在させた卓球用ラケットが提案されている(例えば特許文献1参照)。しかし、このようなラケットは、繊維シートの重量が加わるのでラケットが重くなり、ラケットスピードを低下させるという問題がある。
特開2004−329303号公報
本考案はこのような従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、ラケットスピードの低下を招くことなく、打球に対する反発力を増加させて、打球感、打球スピード、打球回転性能などを向上させることができる新規な卓球用ラケットを提供することにある。
以上の目的を達成するために、本願考案者等は鋭意研究を重ねた結果、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾールからなる長繊維を横糸、縦糸としてシート状に紡織した高分子繊維シートを用いることが、ラケットの重量化を招くことなく、打球に対する反発力を増加させ、打球スピード、打球回転性能などを向上し得ることを知見し、本考案を完成するに至った。
すなわち、本考案に係る卓球用ラケットは、複数枚の薄板を接着剤で接着して積層した合板の表面、又は表裏両面にラバーを接着した卓球用ラケットであって、前記合板における隣り合わせる薄板の間に繊維シートを介在させてなり、該繊維シートが、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾールからなる長繊維を横糸及び縦糸として交織しシート状に形成した高分子繊維シートであることを特徴とする。
前記高分子繊維シートにおける糸密度が、横糸方向、縦糸方向において、15ヤーン/1インチ未満であると、打球に対する反発力の増加作用が得られなくなる虞れがある。また、同横糸方向、縦糸方向において、35ヤーン/1インチを超えると、ラケットの重量化を招く虞れがあるので好ましくない。よって、前記高分子繊維シートにおける糸密度は、横糸方向:15〜35ヤーン/1インチで、且つ、縦糸方向:15〜35ヤーン/1インチであることが好ましい。より好ましい糸密度は、横糸方向:30ヤーン/1インチで、且つ、縦糸方向:30ヤーン/1インチである
また、前記高分子繊維シートが、重量:100g/m未満、または、厚さ:0.05mm未満であると、打球に対する反発力の増加作用が得られなくなる虞れがある。また、高分子繊維シートが、重量:150g/m、または、厚さ:0.35mmを超えると、ラケットの重量化を招く虞れがあるので好ましくない。よって、高分子繊維シートが、重量:100〜150g/m、厚さ:0.05〜0.35mmであることが好ましい。より好ましい重量は130g/m、厚さは0.20mmである。
前記高分子繊維シートは、前記合板における隣り合わせる任意の薄板間に介在させることもできるし、前記合板における隣り合わせる全ての薄板間に介在させることもできる。すなわち、前記高分子繊維シートを介在させる箇所、介在させる数に応じて、使用者の好みに応じた所望の打球感、打球スピード、打球回転性能などを得ることができる。
但し、公式試合用として認定されているラケットの規格(木材に対する繊維シートの使用割合)や、ラケットの重量化防止、好ましい反発力を得ることなどを考慮すれば、前記高分子繊維シートを、前記合板における表裏の最外層の薄板と、該薄板に隣り合わせる内側の薄板との間に介在させることが好ましい。
本考案に係る卓球用ラケットは以上説明したように、合板における隣り合わせる薄板の間に、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾールの長繊維からなる高分子繊維シートを介在させたので、卓球用ラケットの反発力を高めて、優れた打球感、打球スピード、打球回転性能が得られると共に、アラミド繊維やカーボン繊維からなるシートを用いる場合に比べ軽量化される。よって、使用者にかかる負担を最小限に抑えると共に、所望の打球感、打球スピード、打球回転性能などを得ることができる新規な卓球用ラケットとして提供することができた。
以下、本考案に係る卓球用ラケットの実施形態の一例を図面に基づき説明する。
図1に示す卓球用ラケットAは、合板1の表面又は表裏両面にラバー2を接着すると共に、合板1の後端部にグリップ部材3を接着してグリップを構成してなる。
合板1は図2に示すように、複数枚の薄板4a〜4eを、エポキシ系接着剤,木工用接着剤などの接着剤5で接着すると共に、合板1における表裏の最外層の薄板4a,4eと、該薄板4a,4eに隣り合わせる内側の薄板4b,4dとの間に、繊維シート6を接着剤5で接着して介在させた積層体である。
尚、繊維シート6を介在させる箇所は、必ずしも前記の箇所に限定されず、例えば、隣り合わせる薄板4b,4cの間と薄板4c,4dの間に介在させたり、全ての薄板4a〜4eの間に介在させることもでき、使用者の好みや用途等に応じて、任意に選択することができる。但し、公式試合用規格や、ラケットAの重量化防止、好ましい反発力を得ることなどを考慮すれば、図示例のように、合板1における表裏の最外層の薄板4a,4eと、これに隣り合わせる内側の薄板4b,4dとの間に繊維シート6を介在させることが好ましい。
また、本例では5枚の薄板4a〜4eを積層させているが、これに限定されず、使用者の要求する打球感や用途等に応じ、2枚以上の所望数の薄板からなる積層体とすることができる。この場合も、繊維シート6を介在させる箇所は任意であるが、前述したように、最外層の薄板と、これに隣り合わせる内側の薄板との間に介在させることが好ましい。
繊維シート6は、図3に拡大して示すように、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾールからなる長繊維(東洋紡社製の商品名「ザイロン」)を横糸6a、縦糸6bとして交織しシート状に形成した高分子繊維シートである。詳しくは、前記長繊維を用いて、繊維シート6における糸密度が、横糸方向:15〜35ヤーン/1インチ、縦糸方向:15〜35ヤーン/1インチになると共に、該繊維シート6の重量が100〜150g/m、厚さが0.05〜0.35mmになるよう形成されている。
以上の構成になる本例の卓球用ラケットAによれば、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾールの長繊維からなる繊維シート6を用いたことにより、反発力が高く、優れた打球感、打球スピード、打球回転性能が得られると共に、該繊維シート6は軽量のため、使用者にかかる負担を最小限に抑えることができる。また、薄板4a〜4eの枚数や繊維シート6の介在箇所を変更することで、使用者の好みに応じた所望の打球感、打球スピード、打球回転性能などを得ることができるなど、多くの効果を有する。
以下、より詳細な実施例と比較例を用いて行った打球感テストについて説明する。
(実施例)
図1〜図3に示す構成で、且つ長繊維(東洋紡社製の商品名「ザイロン」)により、糸密度が横糸方向:30ヤーン/1インチ、縦糸方向:30ヤーン/1インチになると共に、重量:135g/m、厚さ:0.20mmとなるよう交織した繊維シート6を用いた卓球用ラケットを実施例とした。
(比較例)
繊維シート6を用いず、5枚の薄板を接着した合板を用いたこと以外は、実施例1と同様の卓球用ラケットを作製し、比較例とした。
これら実施例と比較例のラケットと公式球、公式卓球台を用いて、通常ルールによりゲームを行った処、複数の使用者から、打球感、打球スピード、打球回転性能において、比較例よりも実施例の方が優れているとの回答を得られた。
以上、本考案の実施形態の一例を図面、実施例などに基づいて説明したが、本考案に係る卓球用ラケットはこれらに限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された技術的思想の範疇において、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
また、図示例ではシェークハンドタイプの卓球用ラケットを示したが、本考案はペンホルダータイプの卓球用ラケットにも適用可能なことは言うまでもない。
本考案に係る卓球用ラケットの実施形態の一例を示す斜視図。 図1に係るラケットの合板の一部拡大縦断面図。 本考案で用いる繊維シートの拡大平面図。
符号の説明
A:卓球用ラケット
1:合板
2:ラバー
4:薄板
5:接着剤
6:繊維シート
6a:横糸
6b:縦糸

Claims (4)

  1. 複数枚の薄板を接着剤で接着して積層した合板の表面、又は表裏両面にラバーを接着した卓球用ラケットであって、前記合板における隣り合わせる薄板の間に繊維シートを介在させてなり、該繊維シートが、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾールからなる長繊維を横糸及び縦糸として交織しシート状に形成した繊維シートであることを特徴とする卓球用ラケット。
  2. 前記繊維シートにおける糸密度が、横糸方向:15〜35ヤーン/1インチ、縦糸方向:15〜35ヤーン/1インチであることを特徴とする請求項1記載の卓球用ラケット。
  3. 前記繊維シートが、重量:100〜150g/m、厚さ:0.05〜0.35mmであることを特徴とする請求項2記載の卓球用ラケット。
  4. 前記繊維シートを、前記合板における表裏の最外層の薄板と、該薄板に隣り合わせる内側の薄板との間に介在させたことを特徴とする請求項3記載の卓球用ラケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007260357A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Mizuno Technics Kk 卓球用ラケットのブレード

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