JP4439936B2 - 卓球用ラケット - Google Patents

卓球用ラケット Download PDF

Info

Publication number
JP4439936B2
JP4439936B2 JP2004027224A JP2004027224A JP4439936B2 JP 4439936 B2 JP4439936 B2 JP 4439936B2 JP 2004027224 A JP2004027224 A JP 2004027224A JP 2004027224 A JP2004027224 A JP 2004027224A JP 4439936 B2 JP4439936 B2 JP 4439936B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
axis
fabric
table tennis
tennis racket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004027224A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005218521A (ja
Inventor
善之 藤元
健 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mizuno Corp filed Critical Mizuno Corp
Priority to JP2004027224A priority Critical patent/JP4439936B2/ja
Publication of JP2005218521A publication Critical patent/JP2005218521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4439936B2 publication Critical patent/JP4439936B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、卓球用ラケットに関するものである。
図6に示すように、卓球用ラケット21は、平板状のブレード22と、該ブレード22のグリップ側基部23の表裏両面に重合接着されるグリップ部材24と、前記ブレード22の打球面部25の片面或いは、表裏両面に貼着されるラバー26とから成るものが一般的である。
従来、前記した卓球用ラケット21を構成するブレード22としては、桧や桂などの単板或いは、合板から形成される木製ブレードが主流であったが、近年では、前記木製ブレードに繊維強化樹脂を組み合わせた、所謂複合ブレードが多く普及してきている。
この種の複合ブレードは、例えば、特許文献1や特許文献2に提案されるように、木製合板の板と板の間に、炭素繊維や芳香族ポリアミド繊維等を補強繊維とする繊維強化樹脂層を介在させて複合板とするものであり、従来の木のみで形成される木製ブレードに比して高剛性で高い反発特性を発現させることができるというメリットを有していた。
ところで、通常、このような複合ブレードを構成する繊維強化樹脂層27としては、図7に示すように、ブレード22の捩り強度及び、捩り剛性を保持するために、補強繊維が斜向して設けられたバイアス補強層28a、28bと、ブレード22の長手方向軸Sと平行な縦方向曲げ強度及び、縦方向曲げ剛性を保持するために補強繊維が前記長手方向軸Sに対して平行な方向に引き揃えられた縦方向補強層29と、前記ブレード22の長手方向軸Sに対して直交する横方向曲げ強度及び、横方向曲げ剛性を保持するために補強繊維が前記長手方向軸Sに対して直交する方向に引き揃えられた横方向補強層30とを備えることが望まれている。
前記繊維強化樹脂層27は、通常、一方向プリプレグ(UDプリプレグ)を主体として成形される場合が多いが、補強繊維を多方向へ配向させるために複数枚のプリプレグが必要で、プリプレグの積層数(プライ数)が多くなるため繊維強化樹脂層27の肉厚が嵩み、その分質量が増し、軽量化を図ることが難しいという問題があった。
そのため従来では、このような欠点を補うことを目的として、所謂クロス等の繊維織物が主体的或いは、副次的に多く使用されている。前記繊維織物としては、一般に2軸織物や3軸織物などが公知である。
図8に示すように、前記2軸織物31は、経糸32と緯糸33とが相互に直角に織り込まれているため、前記経糸32をブレード22の長手方向軸Sに平行となるように配置して用いると、前記した一方向プリプレグを用いる場合で言う縦方向補強層29と横方向補強層30とが同時に形成でき、その分、補強繊維の積層数を減らすことができる。又、図9に示すように、前記3軸織物34は、経糸32と、二本の斜交糸35a、35bとが相互に織り込まれているため、前記のような縦方向補強層29とバイアス補強層28a、28bとが同時に形成でき、その分、積層数を減らすことができるという利点があった。
尚、従来より、これらの織物(2軸織物31及び、3軸織物34)としては、各々の糸を構成する補強繊維の種類及び、繊度が同一に構成された等方性を有するものが多く使用されている。
特開昭52−15734号公報 特開昭52−58629号公報
しかし、前記従来の2軸織物を用いた複合ブレードでは、ブレードの捩り強度及び、捩り剛性が保持できないと言う問題があり、前記2軸織物に別途一方向プリプレグなどでバイアス補強層を加える必要があった。又、前記3軸織物を用いた場合では、ブレードの横方向曲げ強度及び、横方向曲げ剛性が保持できないため、前記3軸織物に別途横方向補強層を加える必要があり、その分、繊維強化樹脂層の肉厚や質量が嵩むという不具合がある。
更に、従来より使用される前記織物の多くは等方性を有するものであり、例えば、等方性を有した3軸織物を用いて複合ブレードを形成すると、縦方向曲げ剛性と捩り剛性の両方が同じように高められてしまい、ブレードの剛さが非常に剛くなる傾向にある。このような剛いブレードは、ボール打撃時に良好なコントロール性能や打球感が得られ難いという欠点がある。
一般に、卓球用ラケットに要求される反発性能やコントロール性能或いは、打球感といった各々の性能は、卓球用ラケットを構成するブレードの各部の剛性、即ち、打球面部やグリップ側基部といった各部位毎の曲げや捩りの剛性設計及び、固有振動数設計が重要な因子となるものであり、卓球用ラケットのブレード全体として、常に曲げや捩りの剛性及び、固有振動数は同じように要求されるものではない。
本発明者らが種々の解析を行った結果、前記ブレードの各部位毎に求められる曲げや捩りの剛性、或いは、固有振動数の大きさは、オフェンシブやディフェンシブといったプレースタイルの相違により種々異なるものであり、例えば、攻撃型でスピードのある鋭い打球を多用し、より優れた反発性能と打球感を重要視するオフェンシブ向きのブレードでは、図10に示すように、前記ブレード22のグリップ側基端部Pからブレード22の長手方向軸Sにおいて打球面部25側にブレード全長Lの0.08L〜0.40Lの領域A(とりわけ0.15L〜0.38Lの領域)の曲げ剛性が卓球用ラケットの反発性能に影響を与え、捩り剛性及び、捩り振動減衰特性がボール打撃時の打球感に大きな影響を与えることが判明した。又、前記ブレード22における0.42L〜1.00Lの領域B(とりわけ0.62L〜0.88Lの領域)の捩り剛性が卓球用ラケットの反発性能に影響を与え、曲げ剛性及び、曲げ振動減衰特性が打球感に大きな影響を与えることが判明した。即ち、前記領域Aでは、曲げ剛性を高く設計する一方で、捩り剛性を低く抑えながら捩り振動減衰特性を高め、又、前記領域Bでは、捩り剛性を高く設計する一方で、曲げ剛性を低く抑えながら曲げ振動減衰特性を高く設計することで、高反発で打球感に優れた卓球用ラケットとすることができるものである。
一方、守備型でカットプレーを多用し、より優れたコントロール性能と打球感を重要視するディフェンシブ向きのブレード22では、前記領域Aにおいては、捩り剛性が卓球用ラケットのコントロール性能に影響を与え、曲げ剛性及び、曲げ振動減衰特性がボール打撃時の打球感に大きな影響を与えることが判明した。又、前記領域Bにおいては、曲げ剛性が卓球用ラケットのコントロール性能に影響を与え、捩り剛性及び、捩り振動減衰特性がボール打撃時の打球感に大きな影響を与えることが判明した。即ち、前記領域Aでは、捩り剛性を高く設計する一方で、曲げ剛性を低く抑えながら曲げ振動減衰特性を高め、又、前記領域Bでは、曲げ剛性を高く設計する一方で、捩り剛性を低く抑えながら捩り振動減衰特性を高く設計することで、コントロール性と打球感に優れた卓球用ラケットとすることができるものである。
しかしながら、前記従来の等方性を有した織物では、このような剛性設計及び、固有振動数設計に対応させることができず、ブレード全体として曲げ剛性と捩り剛性が共に剛くなり、前述したようなオフェンシブに適した性能或いは、ディフェンシブに適した性能を充分に発現させることが困難であった。
そこで本発明は、このような従来の問題点に鑑み、ブレードの曲げ剛性及び、捩り剛性と、曲げ振動及び、捩り振動を効率良く設定し、軽量で、反発特性及び、コントロール特性に優れ、しかも、ボール打撃時に良好な打球感が得られるオフェンシブ或いは、ディフェンシブに適した卓球用ラケットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の卓球用ラケットは以下のような構成とした。
即ち、本発明の請求項1に係る卓球用ラケットは、平板状のブレードと、該ブレードのグリップ側基部に重合接着されるグリップ部材と、前記ブレードの打球面部の片面或いは、表裏両面に貼着されるラバーとから構成される卓球用ラケットにおいて、前記ブレードは、木質板層の層間に繊維強化樹脂層を介在積層して成る複合ブレードから成り、前記繊維強化樹脂層の少なくとも一部が、異方性を有する4軸織物で構成されていることを特徴とするものである。
請求項2は、前記請求項1に係る卓球用ラケットであって、前記4軸織物は、相互に直角に織られた経糸及び、緯糸と、これら経糸及び、緯糸に斜交して織られる二本の斜交糸とを有し、前記斜交糸が、前記経糸及び、緯糸とは種類の異なる低弾性率糸で構成されていることを特徴とするものである。
請求項3は、前記請求項1又は、2に係る卓球用ラケットであって、ブレードのグリップ側基端部Pからブレードの長手方向軸において打球面部側にブレード全長Lの0.08L〜0.40Lの領域に前記4軸織物が配設され、且つ該4軸織物の経糸又は、緯糸が前記ブレードの長手方向軸に対して平行又は、垂直な方向に向けられていることを特徴とするものである。
請求項4は、前記請求項1、2又は、3に係る卓球用ラケットであって、ブレードのグリップ側基端部Pからブレードの長手方向軸において打球面部側にブレード全長Lの0.42L〜1.00Lの領域に前記4軸織物が配設され、且つ該4軸織物の斜交糸が前記ブレードの長手方向軸に対して平行又は、垂直な方向に向けられていることを特徴とするものである。
請求項5は、前記請求項1又は、2に係る卓球用ラケットであって、ブレードのグリップ側基端部Pからブレードの長手方向軸において打球面部側にブレード全長Lの0.08L〜0.40Lの領域に前記4軸織物が配設され、且つ該4軸織物の斜交糸が前記ブレードの長手方向軸に対して平行又は、垂直な方向に向けられていることを特徴とするものである。
請求項6は、前記請求項1、2又は、5に係る卓球用ラケットであって、ブレードのグリップ側基端部Pからブレードの長手方向軸において打球面部側にブレード全長Lの0.42L〜1.00Lの領域に前記4軸織物が配設され、且つ該4軸織物の経糸又は、緯糸が前記ブレードの長手方向軸に対して平行又は、垂直な方向に向けられていることを特徴とするものである。
以上のように、本発明の卓球用ラケットでは、前記4軸織物を用いることにより所要の強度と剛性が発現できるため、繊維強化樹脂層を形成する補強繊維のプライ数を大幅に減らすことができる。この結果、繊維強化樹脂層の肉厚を薄く設計することが可能となり、ブレード自体ひいては卓球用ラケットの質量を大幅に低減することができる。
又、前記4軸織物を、前記ブレードのグリップ側基端部Pからブレードの長手方向軸において打球面部側にブレード全長Lの0.08L〜0.40Lの領域A(とりわけ0.15L〜0.38Lの領域)に、該4軸織物の経糸又は、緯糸がブレードの長手方向軸に対して平行又は、垂直な方向に向くように配設せしめることにより、前記4軸織物の低弾性糸で構成される斜交糸によって、前記領域Aの捩り剛性が低く抑えられると同時に、捩り振動減衰特性が高められ、前記経糸又は、緯糸によって縦方向及び横方向の曲げ剛性が効率的に高められる。これにより、前記領域Aでは、縦方向と横方向の曲げ剛性及び、曲げ固有振動数が高く設定でき、ボール打撃時に良好な反発性能が得られると同時に、捩り剛性が低く抑えられ、且つ捩り振動減衰特性が高く設定できるため、打撃時にソフトなフィーリングが得られ、打球感に優れたオフェンシブ向けの卓球用ラケットとできる。
更に、前記4軸織物を、前記ブレードのグリップ側基端部Pからブレードの長手方向軸において打球面部側にブレード全長Lの0.42L〜1.00Lの領域B(とりわけ0.62L〜0.88Lの領域)に、前記4軸織物の斜交糸がブレードの長手方向軸に対して平行又は、垂直な方向に向くように配設せしめることにより、該4軸織物の低弾性糸で構成される斜交糸によって、前記領域Bの縦方向と横方向の曲げ剛性が低く抑えられると同時に、曲げ振動減衰特性が高められ、前記経糸又は、緯糸によって捩り剛性が効率的に高められる。これにより、前記領域Bでは、捩り剛性及び、捩り固有振動数が高く設定でき、ボール打撃時に良好な反発性能が得られると同時に、縦方向と横方向の曲げ剛性が低く抑えられ、且つ曲げ振動減衰特性が高く設定できるため、打撃時にソフトなフィーリングが得られ、打球感に優れたオフェンシブ向けの卓球用ラケットとできる。
前記4軸織物を、前記ブレードの領域Aに、該4軸織物の斜交糸がブレードの長手方向軸に対して平行又は、垂直な方向に向くように配設せしめることにより、前記4軸織物の低弾性糸で構成される斜交糸によって前記領域Aの縦方向と横方向の曲げ剛性が低く抑えられると同時に、曲げ振動減衰特性が高められ、前記経糸及び、緯糸によって捩り剛性が効率的に高められる。これにより、前記領域Aでは、捩り剛性及び、捩り固有振動数が高く設定でき、ボール打撃時に良好なコントロール性能が得られると同時に、縦方向と横方向の曲げ剛性が低く抑えられ、且つ曲げ振動減衰特性が高く設定できるため、打撃時にソフトなフィーリングが得られ、打球感に優れたディフェンシブ向けの卓球用ラケットとできる。
前記4軸織物を、前記ブレードの領域Bに、該4軸織物の経糸又は、緯糸がブレードの長手方向軸に対して平行又は、垂直な方向に向くように配設せしめることにより、前記4軸織物の低弾性糸で構成される前記斜交糸によって前記領域Bの捩り剛性が低く抑えられると同時に、捩り振動減衰特性が高められ、前記経糸及び、緯糸によって縦方向と横方向の曲げ剛性が効率的に高められる。これにより、前記領域Bでは、縦方向と横方向の曲げ剛性及び、曲げ固有振動数が高く設定でき、ボール打撃時に良好なコントロール性能が得られると同時に、捩り剛性が低く抑えられ、且つ捩り振動減衰特性が高く設定できるため、打撃時にソフトなフィーリングが得られ、打球感に優れたディフェンシブ向けの卓球用ラケットとできる。
又、本発明において使用される前記4軸織物では、経糸及び、緯糸に、該経糸及び、緯糸に対して概ね45°方向に低弾性糸である斜交糸を織り込んだものであることから、卓球用ラケットを構成する前記ブレードの縦方向及び、横方向の曲げ剛性と捩り剛性に異方性を持たせることができる。従って、前記4軸織物を構成する糸の配向方向を任意に設定することで、曲げ剛性>捩り剛性、或いは、曲げ剛性<捩り剛性といった剛性設計の他、曲げ固有振動数>捩り固有振動数、或いは、曲げ固有振動数<捩り固有振動数といった固有振動数設計、更に曲げ振動減衰特性>捩り振動減衰特性、或いは、曲げ振動減衰特性<捩り振動減衰特性といった振動減衰設計が一つの4軸織物材料を用いることで容易に行えることから汎用性があり、成形部品数を増やすことなく、製造の手間やコストを減らすことができるものである。
以下に、図面と共に詳記する好適な実施例により本発明を説明する。
図1は、本実施例の卓球用ラケットの正面及び、側面の外観説明図、図2は、本実施例の卓球用ラケットの構成説明図、図3は、図2のa部領域におけるブレードの構成説明図、図4は、本実施例で用いる異方性を有する4軸織物の拡大説明図を示す。
即ち、図1乃至図2に示すように、本実施例の卓球用ラケット1は、平板状であって概ね楕円形状を成す打球面部2に帯状を成すグリップ側基部3を一体に突出形成してなる略「しゃもじ」形状を有したブレード4と、該ブレード4のグリップ側基部3の表裏両面に、該グリップ側基部3を挟持するように接着固定される一対のグリップ部材5と、前記ブレード4の打球面部2の片面或いは、表裏両面に接着剤や両面テープを介して貼着されるラバー6とから構成されている。
本発明は、上記ブレード4の構成に特徴を有し、図3に示すように、前記ブレード4は、薄板材から成る複数の木質板層7の層間に繊維強化樹脂層8を介在させて積層一体化してなる複合ブレードであって、中央部に位置する中芯木質板層7aと、表面に位置する外部木質板層7bとの間に繊維強化樹脂層8を配設せしめた積層構造を有している。本実施例では、前記ブレード4の少なくとも一部の領域において前記繊維強化樹脂層8を形成する補強繊維が以下に説明する4軸織物9で構成されている。
前記4軸織物9は、図4に示すように、相互に直交する経糸10及び、緯糸11が相互に織られ、さらにこれら経糸10及び、緯糸11に対して斜交する二本の斜交糸12a、12bが交番に前記経糸10及び、緯糸11に織られた構造を成し、且つ前記斜交糸12a、12bが前記経糸10及び、緯糸11とは繊度或いは、種類の異なる低弾性率糸で構成された構成となっている。
このような本実施例の卓球用ラケット1によれば、前記4軸織物9を構成する糸の一つをブレード4の長手方向軸Sに対して平行となるように配置して用いることにより、前記長手方向軸Sに対して平行な補強繊維と、斜交する補強繊維と、前記長手方向軸Sに対して垂直な補強繊維とを一度に設けることができる。これにより、所要の強度と剛性が発現できるため、前記繊維強化樹脂層8を形成する補強繊維のプライ数を大幅に減らすことができる。この結果、繊維強化樹脂層8の肉厚を薄く設計することが可能となり、ブレード4ひいては卓球用ラケット1の質量を大幅に低減することができる。
本実施例において前記4軸織物9は、前記ブレード4の全体に用いることもできるが、その一部だけに前記4軸織物9を用いることもできる。その際、図1に示すように、前記ブレード4のうちの少なくとも、該ブレード4のグリップ側基端部Pからブレード4の長手方向軸Sにおいて打球面部2側にブレード全長Lの0.08Lに相当する位置から0.40Lに相当する位置までの領域A(とりわけ0.15L〜0.38Lの領域)及び/又は、0.42Lに相当する位置から1.00Lに相当する位置までの領域B(とりわけ0.62L〜0.88Lの領域)に前記4軸織物9が用いられることが好ましい。
前記ブレード4の領域Aに前記4軸織物9を用いる場合、例えば、オフェンシブに適した性能を発現させるためには、前記4軸織物9の経糸10又は、緯糸11がブレード4の長手方向軸Sに対して平行又は、垂直な方向に向くように配設し、該4軸織物9の低弾性糸で構成される前記斜交糸12a、12bが前記ブレード4の長手方向軸Sに対して斜交方向に向くように配設されることが好ましい。この場合、前記低弾性糸で構成される斜交糸12a、12bによって、前記ブレード4の領域Aの捩り剛性が低く抑えられると同時に、捩り振動減衰特性が高められ、前記経糸10又は、緯糸11によって縦方向及び横方向の曲げ剛性が効率的に高められる。これにより、前記領域Aでは、縦方向と横方向の曲げ剛性及び、曲げ固有振動数が高く設定でき、ボール打撃時に良好な反発性能が得られると同時に、捩り剛性が低く抑えられ、且つ捩り振動減衰特性が高く設定できるため、打撃時にソフトなフィーリングが得られ、打球感に優れたオフェンシブ向けの卓球用ラケット1となる。
一方、ディフェンシブに適した性能を発現させるには、前記4軸織物9の斜交糸12a、12bがブレード4の長手方向軸Sに対して平行又は、垂直な方向に向くように配設されることが好ましい。この場合、前記4軸織物9の低弾性糸で構成される斜交糸12a、12bによって前記領域Aの縦方向と横方向の曲げ剛性が低く抑えられると同時に、曲げ振動減衰特性が高められ、前記経糸10及び、緯糸11によって捩り剛性が効率的に高められる。これにより、前記領域Aでは、捩り剛性及び、捩り固有振動数が高く設定でき、ボール打撃時に良好なコントロール性能が得られると同時に、縦方向と横方向の曲げ剛性が低く抑えられ、且つ曲げ振動減衰特性が高く設定できるため、打撃時にソフトなフィーリングが得られ、打球感に優れたディフェンシブ向けの卓球用ラケット1となる。
又、前記ブレード4の領域Bに前記4軸織物9を用いる場合、オフェンシブに適した性能を発現させるためには、前記4軸織物9の斜交糸12a、12bがブレード4の長手方向軸Sに対して平行又は、垂直な方向に向くように配設されることが好ましい。この場合、前記4軸織物9の低弾性糸で構成される斜交糸12a、12bによって、前記ブレード4の領域Bの縦方向と横方向の曲げ剛性が低く抑えられると同時に、曲げ振動減衰特性が高められ、前記経糸10又は、緯糸11によって捩り剛性が効率的に高められる。これにより、前記領域Bでは、捩り剛性及び、捩り固有振動数が高く設定でき、ボール打撃時に良好な反発性能が得られると同時に、縦方向と横方向の曲げ剛性が低く抑えられ、且つ曲げ振動減衰特性が高く設定できるため、打撃時にソフトなフィーリングが得られ、打球感に優れたオフェンシブ向けの卓球用ラケット1となる。
一方、ディフェンシブに適した性能を発現させるには、前記4軸織物9の経糸10又は、緯糸11がブレード4の長手方向軸Sに対して平行又は、垂直な方向に向くように配設し、該4軸織物9の低弾性糸で構成される前記斜交糸12a、12bが前記ブレード4の長手方向軸Sに対して斜交方向に向くように配設されることが好ましい。この場合、前記低弾性糸で構成される斜交糸12a、12bによって前記領域Bの捩り剛性が低く抑えられると同時に、捩り振動減衰特性が高められ、前記経糸10及び、緯糸11によって縦方向と横方向の曲げ剛性が効率的に高められる。これにより、前記領域Bでは、縦方向と横方向の曲げ剛性及び、曲げ固有振動数が高く設定でき、ボール打撃時に良好なコントロール性能が得られると同時に、捩り剛性が低く抑えられ、且つ捩り振動減衰特性が高く設定できるため、打撃時にソフトなフィーリングが得られ、打球感に優れたディフェンシブ向けの卓球用ラケット1となる。
本実施例において使用される前記4軸織物9では、経糸10及び、緯糸11に、該経糸10及び、緯糸11に対して概ね45°方向に低弾性糸である斜交糸12a、12bを織り込んだものであるから、卓球用ラケット1を構成する前記ブレード4の縦方向及び、横方向の曲げ剛性と捩り剛性に異方性を持たせることができる。従って、前記4軸織物9を構成する糸の配向方向を任意に設定することで、曲げ剛性>捩り剛性、或いは、曲げ剛性<捩り剛性といった剛性設計の他、曲げ固有振動数>捩り固有振動数、或いは、曲げ固有振動数<捩り固有振動数といった固有振動数設計、更に曲げ振動減衰特性>捩り振動減衰特性、或いは、曲げ振動減衰特性<捩り振動減衰特性といった振動減衰設計が一つの4軸織物材料を用いることで容易に行えることから汎用性があり、成形部品数を増やすことなく、製造の手間やコストを減らすことができる。
前記4軸織物9を構成する経糸10及び、緯糸11としては、炭素繊維が好適に使用され、その繊度は100〜400のものが使用される。又、前記斜交糸12a、12bとしては、前記経糸10及び、緯糸11よりも繊度の小さい炭素繊維或いは、前記経糸10及び、緯糸11よりも弾性率の低いガラス繊維やアラミド繊維等が好適に使用される。
尚、上記実施例では、前記ブレード4の構成として、図3に示すように、1枚の中芯木質板層7aと、2枚の外部木質板層7bとの間に繊維強化樹脂層8を配設せしめた3枚合板のブレードを例にとって説明したが、本発明はこれに限定されることなく、2枚以上の木質板層8から成るブレードであれば好適に実施可能である。
(実施例1)
図5に示すように、ブレード4を構成する材料として、桐材からなる1枚の中芯木質板層7a(肉厚:3.5mm)と、アユース材からなる2枚の添芯木質板層7c(肉厚:0.8mm)及び、桧材からなる2枚の外部木質板層7b(肉厚:0.5mm)と、4軸織物9を用意した。
本実施例では、前記4軸織物9として、図4に示すように、相互に直交して織られる経糸10及び、緯糸11を繊度が180の炭素繊維で構成し、さらにこれら経糸10及び、緯糸11に対し±45°斜交して交番に織られる斜交糸12a、12bを引張り弾性率が70GPaのアラミド繊維で構成した異方性を有する4軸織物を用意した。
そして、図5に示すように、前記中芯木質板層7aの表裏両面に添芯木質板層7c及び、外部木質板層7bを接着剤を用いて順次積層接着して5枚合板のブレードを形成するにあたり、前記添芯木質板層7cと、前記外部木質板層7bとの層間に前記4軸織物9を配設した。尚、この時、前記4軸織物9は、図1に示すように、前記ブレード4のグリップ側基端部Pからブレード4の長手方向軸Sにおいて打球面部2側にブレード全長Lの0.08Lに相当する位置から0.40Lに相当する位置までの領域Aのみに配設し、且つ該4軸織物9の経糸10がブレード4の長手方向軸Sに対して平行な方向に向くように配設してなるものを形成した。
(実施例2)
前記4軸織物9を、前記ブレード4のグリップ側基端部Pからブレード4の長手方向軸Sにおいて打球面部2側にブレード全長Lの0.42Lに相当する位置から1.00Lに相当する位置までの領域Bのみに配設し、且つ該4軸織物9の斜交糸12a、12bの一方がブレード4の長手方向軸Sに対して平行な方向に向くように配設してなるものを形成した。
その他の構成は、上記実施例1と同様とした。
(実施例3)
前記4軸織物9を、前記ブレード4のグリップ側基端部Pからブレード4の長手方向軸Sにおいて打球面部2側にブレード全長Lの0.08Lに相当する位置から0.40Lに相当する位置までの領域Aと、0.42Lに相当する位置から1.00Lに相当する位置までの領域Bに配設し、且つ前記領域Aに配設する4軸織物9は、該4軸織物9の経糸10がブレード4の長手方向軸Sに対して平行な方向に向くように配設し、又、前記領域Bに配設する4軸織物9は、該4軸織物9の斜交糸12a、12bの一方がブレード4の長手方向軸Sに対して平行な方向に向くように配設してなるものを形成した。
その他の構成は、上記実施例1と同様とした。
(実施例4)
前記4軸織物9を、前記ブレード4のグリップ側基端部Pからブレード4の長手方向軸Sにおいて打球面部2側にブレード全長Lの0.08Lに相当する位置から0.40Lに相当する位置までの領域Aのみに配設し、且つ該4軸織物9の斜交糸12a、12bの一方がブレード4の長手方向軸Sに対して平行な方向に向くように配設してなるものを形成した。
その他の構成は、上記実施例1と同様とした。
(実施例5)
前記4軸織物9を、前記ブレード4のグリップ側基端部Pからブレード4の長手方向軸Sにおいて打球面部2側にブレード全長Lの0.42Lに相当する位置から1.00Lに相当する位置までの領域Bのみに配設し、且つ該4軸織物9の経糸10がブレード4の長手方向軸Sに対して平行な方向に向くように配設してなるものを形成した。
その他の構成は、上記実施例1と同様とした。
(実施例6)
前記4軸織物9を、前記ブレード4のグリップ側基端部Pからブレード4の長手方向軸Sにおいて打球面部2側にブレード全長Lの0.08Lに相当する位置から0.40Lに相当する位置までの領域Aと、0.42Lに相当する位置から1.00Lに相当する位置までの領域Bに配設し、且つ前記領域Aに配設する4軸織物9は、該4軸織物9の斜交糸12a、12bの一方がブレード4の長手方向軸Sに対して平行な方向に向くように配設し、又、前記領域Bに配設する4軸織物9は、該4軸織物9の経糸10がブレード4の長手方向軸Sに対して平行な方向に向くように配設してなるものを形成した。
その他の構成は、上記実施例1と同様とした。
(比較例1)
4軸織物として、経糸10と緯糸11と斜交糸12a、12bの全てを繊度が180の炭素繊維で構成した等方性を有する4軸織物を用意した。
これを実施例3と同様に、ブレード4の前記領域Aと、領域Bに相当する位置に配設してなるものを形成した。
上記実施例1〜6及び、比較例1で得られた各ブレードにグリップ部材5とラバー6を装着して卓球用ラケットを形成し、実打試験を行った。この実打試験では、複数のオフェンシブプレーヤー及び、ディフェンシブプレーヤーを対象にして、実際に実施例1〜6と比較例1の卓球用ラケットでボールを打撃し、その際、各プレーヤーが体感した打撃時の感応評価を行った。尚、この打撃試験では、プレースタイルによって卓球用ラケットに要求される性能が相違するため、主としてオフェンシブプレーヤーには、打撃時の反発性能と打球感について評価を行い、ディフェンシブプレーヤーには、打撃時のコントロール性能と打球感について評価を行った。この時の結果を以下の表1に示す。
Figure 0004439936
このような試験結果より、実施例1〜3の卓球用ラケット1は、オフェンシブプレーヤーが要求する反発性能及び、打球感といった性能において優れた感応評価が得られ、実施例4〜6の卓球用ラケットは、ディフェンシブプレーヤーが要求するコントロール性能及び、打球感といった性能において優れた感応評価が得られるものであることを確認できた。尚、等方性を有する4軸織物を用いた比較例1の卓球用ラケットは、オフェンシブプレーヤー及び、ディフェンシブプレーヤーの双方が共に良い感応評価を示さなかった。
本実施例の卓球用ラケットの正面と側面を表す外観説明図。 本実施例の卓球用ラケットの構成説明図。 図2のa部領域におけるブレードの構成説明図。 本実施例で用いる異方性を有する4軸織物の拡大説明図。 ブレードの構成説明図。 卓球用ラケットの外観説明図。 繊維強化樹脂層の概略説明図。 従来の織物の拡大説明図。 従来の織物の拡大説明図。 ブレードの正面説明図。
符号の説明
1 卓球用ラケット
2 打球面部
3 グリップ側基部
4 ブレード
5 グリップ部材
6 ラバー
7 木質板層
7a 中芯木質板層
7b 外部木質板層
7c 添芯木質板層
8 繊維強化樹脂層
9 4軸織物
10 経糸
11 緯糸
12a 斜交糸
12b 斜交糸
21 卓球用ラケット
22 ブレード
23 グリップ側基部
24 グリップ部材
25 打球面部
26 ラバー
27 繊維強化樹脂層
28a バイアス補強層
28b バイアス補強層
29 縦方向補強層
30 横方向補強層
31 2軸織物
32 経糸
33 緯糸
34 3軸織物
35a 斜交糸
35b 斜交糸

Claims (6)

  1. 平板状のブレードと、該ブレードのグリップ側基部に重合接着されるグリップ部材と、前記ブレードの打球面部の片面或いは、表裏両面に貼着されるラバーとから構成される卓球用ラケットにおいて、前記ブレードは、木質板層の層間に繊維強化樹脂層を介在積層して成る複合ブレードから成り、前記繊維強化樹脂層の少なくとも一部が、異方性を有する4軸織物で構成されていることを特徴とする卓球用ラケット。
  2. 前記4軸織物は、相互に直角に織られた経糸及び、緯糸と、これら経糸及び、緯糸に斜交して織られる二本の斜交糸とを有し、前記斜交糸が、前記経糸及び、緯糸とは種類の異なる低弾性率糸で構成されていることを特徴とする請求項1記載の卓球用ラケット。
  3. ブレードのグリップ側基端部Pからブレードの長手方向軸において打球面部側にブレード全長Lの0.08L〜0.40Lの領域に前記4軸織物が配設され、且つ該4軸織物の経糸又は、緯糸が前記ブレードの長手方向軸に対して平行又は、垂直な方向に向けられていることを特徴とする請求項1又は、2記載の卓球用ラケット。
  4. ブレードのグリップ側基端部Pからブレードの長手方向軸において打球面部側にブレード全長Lの0.42L〜1.00Lの領域に前記4軸織物が配設され、且つ該4軸織物の斜交糸が前記ブレードの長手方向軸に対して平行又は、垂直な方向に向けられていることを特徴とする請求項1、2又は、3記載の卓球用ラケット。
  5. ブレードのグリップ側基端部Pからブレードの長手方向軸において打球面部側にブレード全長Lの0.08L〜0.40Lの領域に前記4軸織物が配設され、且つ該4軸織物の斜交糸が前記ブレードの長手方向軸に対して平行又は、垂直な方向に向けられていることを特徴とする請求項1又は、2記載の卓球用ラケット。
  6. ブレードのグリップ側基端部Pからブレードの長手方向軸において打球面部側にブレード全長Lの0.42L〜1.00Lの領域に前記4軸織物が配設され、且つ該4軸織物の経糸又は、緯糸が前記ブレードの長手方向軸に対して平行又は、垂直な方向に向けられていることを特徴とする請求項1、2又は、5記載の卓球用ラケット。
JP2004027224A 2004-02-03 2004-02-03 卓球用ラケット Expired - Fee Related JP4439936B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004027224A JP4439936B2 (ja) 2004-02-03 2004-02-03 卓球用ラケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004027224A JP4439936B2 (ja) 2004-02-03 2004-02-03 卓球用ラケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005218521A JP2005218521A (ja) 2005-08-18
JP4439936B2 true JP4439936B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=34994639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004027224A Expired - Fee Related JP4439936B2 (ja) 2004-02-03 2004-02-03 卓球用ラケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4439936B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007260357A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Mizuno Technics Kk 卓球用ラケットのブレード
US20120010031A1 (en) * 2010-07-12 2012-01-12 Table Tennis Nation LLC Table tennis paddle
JP6008504B2 (ja) * 2012-01-25 2016-10-19 セメダイン株式会社 木質積層体、この木質積層体を用いた卓球ラケット及び上記木質積層体に用いる無溶剤一液型接着剤組成物
CN110523063A (zh) * 2019-09-21 2019-12-03 江苏南楠木作艺术有限公司 一种回弹效果好的金丝楠木乒乓球拍

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005218521A (ja) 2005-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8814732B2 (en) Blade for a hockey stick
US8376875B2 (en) Golf club shaft and golf club using the same
US20110151991A1 (en) Golf Club Shaft
US4324400A (en) Table tennis bat blade
JP4439936B2 (ja) 卓球用ラケット
JP2007260357A (ja) 卓球用ラケットのブレード
JP2000245880A (ja) ゴルフクラブシャフト
JP4664733B2 (ja) 球技用打具及び帽体
JP2648852B2 (ja) テニスラケットフレーム
JP4481768B2 (ja) ゴルフクラブシャフト
JP2004329303A (ja) 卓球ラケットのブレード及び卓球ラケット
KR101119733B1 (ko) 골프클럽 샤프트
JP4520761B2 (ja) ラケットフレーム
JPH0639062A (ja) 卓球用ラケット
JP4794657B2 (ja) ゴルフクラブシャフト
JP4366113B2 (ja) ゴルフクラブシャフト
WO2005065785A1 (ja) ゴルフシャフト
JPH0731702A (ja) 卓球用ラケット
JP2593163B2 (ja) ゴールキーパ用スティック
JP2010051824A (ja) ゴルフクラブシャフト
JPH11262545A (ja) バドミントンシャフト
JP2010188204A (ja) ゴルフクラブシャフト及びこれを用いたゴルフクラブ
JPH01256983A (ja) 卓球用ラケット
JP2002045449A (ja) Frp製ゴルフシャフト
JPH10309332A (ja) ラケットフレーム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091218

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100106

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4439936

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160115

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees