JP3111139U - コンクリートボックスカルバートの耐震継手 - Google Patents

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伊藤和彦
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Nippon Zenith Pipe Co Ltd
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Abstract

【課題】 地震等の震動,衝撃,地盤沈下などによりコンクリートボックスカルバート等間にずれ動きが生じてもインロー嵌合による雌端と雄端間の間隙が拡がることなしに圧入したゴム輪体の圧接を維持し続けて水洩れが生じないようにしたコンクリートボックスカルバートの耐震継手を提供すること。
【解決手段】 外面を平坦面とし、内面に外開き傾斜を付し、その外端に向けて漸次薄肉をなした脱型可能なゴム板型枠を周面に付設した内型枠を使用して成形したコンクリートボックスカルバートの雌端2の内面2aと雄端3の外面3aとを夫々平坦形にして且つ互いにインロー嵌合の方向と平行するように成形し、地震等により雌端2と雄端3の嵌合部にずれ動きが生じても、雌端2と雄端3の内外面2a,3a間の隙間4が内外面方向に広がることがなく、ゴム輪体5が内外面2a,3aの双方に圧接し続けように構成した。
【選択図】図4

Description

この考案はコンクリートボックスカルバートの耐震継手に関するものである。
従来、振動締め固めにより成形されるコンクリートボックスカルバート1は成形後の脱型を容易にするために、図7に示すように、雌端2と雄端3の内面2aと外面3aはかなりの傾斜を付して成形しており、雌端2の内面2aはさらに大きな傾斜を付して成形している。
従って、隣り合うコンクリートボックスカルバート1の雌端2と雄端3を嵌合し、該嵌合間隙4内のゴム輪体5は当初は内外面に圧着して水封止しているが、地震,衝撃,地盤沈下などによってコンクリートボックスカルバート1にずれ動きが生ずると、図7(b)に示すように傾斜した雌端と雄端の内面2aと外面3aが大きく離れて間隙4が拡がり変形するために、ゴム輪体5と内外面2a,3a間に隙間ができて水洩れを生ずるという課題がある。
本考案は、コンクリートボックスカルバートの耐震継手において、インロー嵌合する雌端の内面と雄端の外面を平坦形面にして且つ互いに平行するように成形して、地震等によりカルバート等の雌雄端間にずれ動きが生じても嵌合間隙の内外面方向への拡がりや変形が防止されて、ゴム輪体と雌雄端の内外面との間で引続き圧着状態を保ち続けるようにして、かかる課題を解決するようにしたのである。
本考案はコンクリートボックスカルバートにおいて、インロー嵌合する雌端と雄端の内外面のそれぞれを平坦形にして且つ互いに平行するようにして成形したので、地震等により雌端と雄端の嵌合部にずれ動きが生じても、雌端と雄端の内外両面間の間隙は内外方向に拡がることがなくなるから、内外面間の間隙に圧入しているゴム輪体はなお内外面の双方に圧接し続けて、水洩れを生じさせないという効果を生ずる。
また、ゴム板型枠を雌端成形用に嵌込む内型枠の周面に取付けることによって、雌端の内面を平坦形にして且つ互いに平行するようにしても脱型することができる。尚、ゴム板型枠は繰返して使用することができるので、発泡材などにて形成して脱型の際に破壊してしまう内型枠に較べて著しく経済的である。
振動締め固め工法によりコンクリートボックスカルバート1を成形する。2は開口方向の一側の雌端であり、3は他側の雄端である。雌端2の内面2aと雄端3の外面3aをインロー嵌合の方向と平行する平坦形にして且つ互いに平行となるようにして成形するのである。
このうち、雄端3の外面3aは振動締め固めによる成形の際に外型枠6の当て付けにて成形することができるので、平坦形にて成形しても脱型することが容易であるが、雌端2の内面2aの成形には内型枠7を嵌付けて成形するので、この内型枠7は全周面をコンクリートが包むこととなるために外開き傾斜がないと脱型が困難となる。
そこで図5乃至図6に示すように内型枠7の周面にゴム板型枠7aを取付けて、脱型時に該ゴム板型枠7aの一方を他方に押し付けるなどしてできる隙間を利用して脱型するようにしたのである。なおゴム板型枠7aは外面を平坦面8、内面に外開き傾斜9を付して内端を部厚部10、外端に向けて漸次薄肉11となる形にして脱型しやすくしている。
かようにして振動締め固めにより成形されるコンクリートボックスカルバート1は雌端2の内面2aも平坦形にして形成することができることとなる。なお脱型の際にゴム板型枠7aはコンクリートボックスカルバート1の雌端2の内面2aに張り付いて脱型されることもあるが、ゴム板型枠7aは無理なく引剥がすことができるので再び内型枠7にセットして次の成形に備えるのである。
しかして隣り合うコンクリートボックスカルバート1,1をインロー嵌合により接続すると、雌端2と雄端3の内外面2a,3aを平坦形にして且つ互いに平行するようにして成形している関係で地震等により雌雄端の嵌合部に図4(b)に示すようなずれ動きが生じても内外面2a,3a間の間隙4は内外面方向には拡がらず、圧入しているゴム輪体5は引き続き圧入状態を持続して内外面2a,3aとの間で隙間を作らないので、水洩れの生ずることが防止されるものとなる。
ゴム板型枠7aを雌端成形用に嵌込む内型枠7の周面に取付けることによって、雌端2の内面2aを平坦形にしても脱型することができる。ゴム板型枠7aは繰返して使用することができるので、発泡材などにて形成して脱型の際に破壊してしまう内型枠に較べて著しく経済的である。
ゴム輪体5を雄端3の外面3aに埋込み取付けすることによって外面側からの水洩れの防止を一層向上させることができる。
ゴム輪体5を雄端2の外面2aに埋込み取付けすることによって外面側からの水洩れの防止を一層向上させることができるという効果を生ずる。
本考案に係るコンクリートボックスカルバートの雄端側の正面図 同、縦断側面図 雄端部分の拡大図 (a)は雌端と雄端を嵌合した状態にて示す当初の部分拡大断面図、(b)は震動等によりずれ動きが生じた時の拡大断面図 振動締め固めにより成形する状態を示す断面図 雌端成形部分の拡大図 従来例図、なお(b)は震動等によるずれ動きにより傾斜した雌端内面と雄端外面間の間隙が拡がってゴム輪体の圧着が解けて隙間から水洩れする状態図
符号の説明
1・・・・コンクリートボックスカルバート
2・・・・雌端
2a・・・雌端の内面
3・・・・雄端
3a・・・雄端の外面
4・・・・間隙
5・・・・ゴム輪体
6・・・・外型枠
7・・・・内型枠
7a・・・ゴム板型枠
8・・・・ゴム板型枠外面の平坦面
9・・・・ゴム板型枠内面の外開き傾斜
10・・・部厚部
11・・・薄肉部

Claims (1)

  1. コンクリートボックスカルバートの雌端と雄端とをインロー嵌合させると共に、インロー嵌合部の隙間にゴム輪体を介在させるコンクリートボックスカルバートの耐震継手であって、
    コンクリートボックスカルバートの雄端の外面にゴム輪体を埋込みして取付け、
    外面を平坦面とし、内面に外開き傾斜を付し、その外端に向けて漸次薄肉をなした脱型可能なゴム板型枠を周面に付設した内型枠を使用して成形したコンクリートボックスカルバートの雌端の内面と雄端の外面とを夫々平坦形にして且つ互いにインロー嵌合の方向と平行するように成形し、
    地震等により前記雌端と雄端の嵌合部にずれ動きが生じても、雌端と雄端の内外面間の隙間が内外面方向に広がることがなく、ゴム輪体が内外面の双方に圧接し続けように構成したことを特徴とする、
    コンクリートボックスカルバートの耐震継手。
JP2005002098U 2005-04-08 2005-04-08 コンクリートボックスカルバートの耐震継手 Expired - Lifetime JP3111139U (ja)

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