JP3111031U - コネクタヘッド - Google Patents

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高▲啓▼烈
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Abstract

【課題】 コネクタヘッドを受け側のコネクタに挿入する際に、適切な方向か否かを、確認することなく、ワンアクションで目的の電気的接続が得られ、損傷などが起きない操作性の優れたコネクタヘッドの提供。
【解決手段】 受け側のコネクタに挿入されて、該受け側のコネクタと電気的な接続が可能なコネクタヘッドであって、互いに対向する第一の面及び第二の面を備えた基板を有してなり、前記第一の面上及び前記第二の面上に、形状、大きさ、位置及び数が同一である接点を有するコネクタヘッドである。
【選択図】 図1

Description

本考案は、基板の両面に複数の接点を備え、該基板の表裏をいずれにして挿入しても、受け側コネクタと電気的接続可能な、表裏がリバーシブルであるコネクタヘッドに関する。
コンピュータなどにおける電気接続用のコネクタは、多量の情報伝送の目的、高画質、高精細な情報伝達の目的など、種々の目的に応じて規格化されている。コンピュータ用として、最も普及しているコネクタの一つとして、例えば、ユニバーサル・シリアル・バス(USB;Universal Serial Bus)規格に基づくUSBコネクタなどが挙げられる。該USBコネクタは、種々のソフトウェアに応用しうる利便性のほか、プラグアンドプレイに対応しており、ハードウェアなど現在の市場のニーズにマッチし、ハードディスク間のデータ伝送、多くのコンピュータ関連機器との情報伝送などに対応したさまざまな態様の設計がなされている。例えば、外付けタイプや内臓タイプの記憶装置や再生装置に組み込まれた態様、コンピュータ本体に組み込まれた態様、接続ボードに組み込まれたUSBインターフェースとしての態様などが挙げられる。
このような種々の態様に用いられるUSBコネクタの場合、USBコネクタヘッドを受け側USBコネクタに挿入することにより接続されるため、適正な接続となるよう、一方向にのみ挿入可能とする誤挿入防止設計がなされている(特許文献1〜4参照)。そのため、使用者は接続面が上又は下に向いているかなどの正逆の方向を確認してから挿入する必要があり、不便である。特に、一般的なデスクトップ型コンピュータの場合、その受け側USBコネクタはコンピュータ本体の背面に位置しているため、正面から操作ができず、多数のケーブルなどが交叉している背面からの操作が必要となる。このような状況で、前記USBコネクタヘッドの正逆を間違えずに、受け側のコネクタに正しく接続するには手間がかかる。また、前記USBコネクタのような、小型のコネクタの場合、挿入する方向は確認しにくく、やり直す必要も生ずることがあり、操作性に欠けるという問題がある。また、ノートブック型コンピュータの場合でも、USBコネクタヘッドを挿入する方向を目視により確認してから、挿入しなければならず、同様に、操作性に欠けるという問題がある。
前記USBコネクタヘッドだけでなく、メモリカード、ICカード(Smart Card)、ストレージカードなどのマルチメディアカード(MMC;MultiMediaCard)においても同様の問題がある。即ち、該MMCにおいても、すべてのカードに対して、それぞれ独自の規格が設けられており、該規格における共通点として、すべて、挿入側のカードに対応する受け側のコネクタなどに、誤挿入防止構造が採用され、一方向のみ接続可能となっており、操作性に欠けるという問題がある。
前記USBコネクタと同様に、各種のカードを受け側のコネクタに挿入する際に、正しい方向を目視により確認して挿入する必要があり、誤挿入のときは逆向きにして再度挿入しなければならない。また、前記カードを逆方向に無理に挿入しようとすると、カード型は比較的機械的な強度が低いため、前記カードや受け側のコネクタなどを破損してしまうという問題もある。
上述の状況はコンピュータ製品のみに留まらず、コンピュータが家電製品に多く組み込まれており、各種の異なる規格のコネクタがコンピュータ制御の家電製品に用いられている。このような状況は更に加速し、種々のコネクタ類が一般の家庭で多く用いられと予測される。このような場合、前記USBコネクタや各種カードなどのコネクタ類において、挿入方向をいちいち確認する必要がなければ、正逆方向の確認という操作性の問題や破損の問題を解決できる。
このような、コネクタ類の操作性が改善され、使い勝ってが優れ、損傷などが起きない前記コネクタヘッドの開発が望まれている。
特開平6−202551号公報 特開2001−102136号公報 実用新案登録第3086524号公報 実用新案登録第3086525号公報
本考案は、従来における前記問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本考案は、コネクタヘッドを受け側のコネクタに挿入する際に、適切な方向か否かを、確認することなく、ワンアクションで目的の電気的接続が得られ、損傷などが起きない操作性の優れたコネクタヘッドを提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 受け側のコネクタに挿入されて、該受け側のコネクタと電気的な接続が可能なコネクタヘッドであって、互いに対向する第一の面及び第二の面を備えた基板を有してなり、前記第一の面上及び前記第二の面上に、形状、大きさ、位置及び数が同一である接点を有することを特徴とするコネクタヘッドである。
該<1>のコネクタヘッドにおいては、受け側のコネクタに挿入されて、該受け側のコネクタと電気的な接続が可能なコネクタヘッドであって、互いに対向する第一の面及び第二の面を備えた基板を有してなり、前記第一の面上及び前記第二の面上に、形状、大きさ、位置及び数が同一である接点を有していると、該コネクタヘッドを正逆のいずれの側を受け側コネクタに挿入しても、目的とする電気接続がなされる。
<2> 基板上に短絡防止部品を有する前記<1>に記載のコネクタヘッドである。
該<2>のコネクタヘッドにおいては、基板上に短絡防止部品を有するので、基板上の回路などが短絡しても、周辺の回路、電気部品などに損傷を与えることはない。
<3> 接点の少なくとも一部に係合機構を有する前記<1>から<2>のいずれかに記載のコネクタヘッドである。
該<3>のコネクタヘッドにおいては、接点の少なくとも一部に係合機構を有するので、該コネクタヘッドを受け側のコネクタに挿入して接続した際に、確実に前記接点どおしが接続される。
<4> 係合機構が、接点上に凸部を有し、受け側コネクタの前記凸部に対応する箇所に凹部を備えた前記<1>から<3>のいずれかに記載のコネクタヘッドである。
該<4>のコネクタヘッドにおいては、係合機構が、接点上に凸部を有し、受け側コネクタの前記凸部に対応する箇所に凹部を備えてると、前記コネクタヘッドを受け側のコネクタに挿入した際に、前記凸部と前記凹部が係合して、確実に接続がなされる。
<5> 受け側のコネクタが、USBコネクタである前記<1>から<4>のいずれかに記載のコネクタヘッドである。
該<5>のコネクタヘッドにおいては、受け側のコネクタが、USBコネクタであると、正逆の方向性を問わず接続される機能がより発揮され、確実安全な接続がなされる。
<6> 受け側のコネクタが、メモリカード、ストレージカード及びICカードの少なくともいずれかである前記<1>から<5>のいずれかに記載のコネクタヘッドである。
該<6>のコネクタヘッドにおいては、受け側のコネクタが、メモリカード、ストレージカード及びICカードの少なくともいずれかであると、正逆の方向性を問わず接続される機能がより発揮され、確実安全な接続がなされる。
<7> 基板及び短絡防止回路を覆うケースを有する前記<1>から<2>のいずれかに記載のコネクタヘッドである。
該<7>のコネクタヘッドにおいては、基板及び短絡防止回路を覆うケースを有すると、前記コネクタヘッドを容易に取り扱いができ、操作性が向上する。
本考案によると、従来における諸問題を解決でき、コネクタヘッドを受け側のコネクタに挿入する際に、適切な方向か否かを、確認することなく、ワンアクションで目的の電気的接続が得られ、損傷などが起きない操作性の優れたコネクタヘッドを提供することができる。
(コネクタヘッド)
本考案のコネクタヘッドは、受け側のコネクタに挿入されて、該受け側のコネクタと電気的な接続が可能なコネクタヘッドであって、互いに対向する第一の面及び第二の面を備えた基板を有してなり、前記第一の面上及び前記第二の面上に、形状、大きさ、位置及び数が同一である接点を有するコネクタヘッドである。
前記コネクタヘッドとしては、前記USBコネクタなどに用いられ、複数の接点を有する基板を備え、該基板部分の正逆いずれの側を受け側コネクタに挿入しても電気的接続可能な実施の形態1と、前記マルチメディアカードなどに用いられ、複数の接点を有するカードの正逆いずれの側を受け側コネクタに挿入しても電気的接続可能な実施の形態2などが挙げられる。以下順に本考案の実施の形態1及び実施の形態2について説明する。
<実施の形態1>
前記実施の形態1のコネクタヘッドは、USB規格などに用いられるもので、基板、接点及び必要に応じて適宜選択したその他の部品により形成される。
前記実施の形態1のコネクタヘッドの構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、基板を含み、該基板の平面上(表側)に、複数の接点を配置し、該平面と反対側の平面(裏側)に前記接点と同数かつ同配置の接点を設けて、正逆(表裏)いずれの側を受け側コネクタに挿入しても電気的接続可能とした構造などが挙げられる。
前記基板の層構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、単層でもよく、多層でもよい。
前記基板の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ガラスクロスを含むエポキシ樹脂からなるFRP、熱硬化性のプラスチック、ガラスなどが挙げられる。これらの中でも、機械的強度に優れたFRPが好ましい。
前記接点の個数としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、2以上であれば、偶数でも奇数でもよい。
前記接点の配置としては、正逆(表裏)いずれの側を受け側コネクタに挿入しても電気的接続可能な配置であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、一平面上の配置を正(表側)とし、該一平面と反対側(裏側)の配置を逆とした場合、正側から見た前記基板と接点との位置関係と、逆側から見た前記基板と接点との位置関係が同一になるように形状、大きさ、位置及び数が同一となる配置などが挙げられる。即ち、本発明のコネクタヘッドを、正逆いずれの方向で受け側コネクタに挿入しても、同一の接続がなされるように各接点が配置される。また、接点どおしの間隔及び大きさは、電気的に短絡しない程度に離れていれば、前記間隔及び前記大きさは接点の数及び基板の大きさに応じて設計することができる。
前記接点の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、帯状、短冊状などが挙げられる。
前記接点の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、金属、導電性樹脂などが挙げられる。これらの中でも、耐久性、導電性が良好な金属が好ましい。
前記接点の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、銅張り積層板を材料として、フォトリソグラフィにより形成する方法、基板上に金属板を接着などにより接合する方法、樹脂成形時に金属板などをインサート成型する方法などが挙げられる。これらの中でも、高精細な接点を形成できるフォトリソグラフィによる形成方法が好ましい。
前記接点には、耐久性、導電性を向上させるため、表面処理を施してもよい。前記表面処理としては、金、ニッケル、銅などの電解メッキ、若しくは無電解メッキなどが挙げられる。
前記接点に、受け側コネクタと接続した際により確実に接続するように、係合機構を設けてもよい。
前記係合機構としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記接点の一部を金属からなる電極片で形成し、該電極片に凸状部位を設け、受け側コネクタの該凸状部位に対応する位置に凹部を形成して、前記コネクタヘッドを受け側方コネクタに接続した際に、前記凸状部位と前記凹部が互いに押圧し係合する機構、該電極片に凹状部位を設け、受け側コネクタに該凹状部位に対応する位置に凸部を形成して、前記コネクタヘッドを受け側コネクタに接続した際に、前記凹状部位と前記凸部が互いに押圧し係合する機構、などが挙げられる。
前記凸状部位の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、円弧状、球状、台形、三角形、多角形などが挙げられる。
前記係合機構は、前記基板面の片側のみに設けてもよく、両側に設けてもよい。正逆いずれの側を接続しても、より安定した接続がえられる点で両側に形成することが好ましい。
−その他の部品−
前記その他の部品としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、短絡防止部品、電気回路、保護ケースなどが挙げられる。
前記短絡防止部品は、前記接点などに過電流が流れないよう予防する部品であり、例えば、過電流保護素子(ICP:Independent Current-roop Power-supply)、ダイオード、アナログ式スイッチ及びレギュレータICなどが挙げられる。
前記電気回路は、前記コネクタヘッドが受け側コネクタに正逆いずれが挿入された場合でも、正しい接続が得られるようにするためのスイッチング回路であり、例えば、前記コネクタヘッドが正方向に挿入された場合は、回路Aに接続され、逆の場合は、回路Bに接続されるように形成した電気回路などが挙げられる。前記回路A及び前記回路Bは同様の回路でもよく、異なった回路でもよい。また、前記回路A及び前記回路Bの少なくともいずれかに前記短絡防止部品を組み込んでもよい。
前記保護ケースは、前記基板路などを保持し、本考案のコネクタヘッドを一体化し、保護カバーとしての機能がある。
前記保護ケースとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記基板、前記接点、前記短絡防止部品及び前記電気回路などを収容し、一体化しうる筐体、ハウジングなどが挙げられる。
−受け側コネクタ−
前記受け側コネクタとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記実施の形態1のコネクタヘッドと電気的に接続されるUSBコネクタなどであり、本考案のコネクタヘッドに形成された前記接点に対応する接点が具備され、前記コネクタヘッドの正逆のいずれが、前記受け側コネクタに挿入されても、前記接点どおしが接触し、電気的接続が得られるように形成されている。
<実施の形態2>
前記実施の形態2のコネクタヘッドは、メモリカード、ストレージカードなどのマルチメディアカードに用いられるもので、カード、接点及び必要に応じて適宜選択したその他の部品により形成される。
前記実施の形態2のコネクタヘッドの構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、カードを含み、該カードの平面上(表側)に、複数の接点を設け、該平面と反対側の平面(裏側)に前記接点と形状、大きさ、位置及び数が同一の接点を設けて、正逆(表裏)いずれの側を受け側コネクタに挿入しても電気的接続可能な構造などが挙げられる。
前記基板の層構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、単層でもよく、多層でもよい。
前記基板の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ガラスクロスを含むエポキシ樹脂からなるFRP、熱硬化性のプラスチック、ガラスなどが挙げられる。これらの中でも、機械的強度に優れたFRPが好ましい。
前記接点の個数としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、2以上であれば、偶数でも奇数でもよい。
前記接点の配置としては、正逆いずれの側を受け側コネクタに挿入しても電気的接続可能な配置であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、一平面上(表側)の配置を正とし、該一平面と反対側(裏側)の配置を逆とした場合、正側から見た前記基板と接点との位置関係と、逆側から見た前記基板と接点との位置関係が同一になるよう形状、大きさ、位置及び数が同一の配置などが挙げられる。即ち、本発明のコネクタヘッドを、正逆(表裏)いずれの方向で受け側コネクタに挿入しても、同一の接続がなされるように各接点が配置される。また、接点どおしの間隔及び大きさは、電気的に短絡しない程度に離れていれば、前記間隔及び前記大きさは接点の数及び基板の大きさに応じて設計することができる。
前記接点の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、帯状、短冊状、四辺形、多角形、円形、楕円形などが挙げられる。
前記接点の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、金属、導電性樹脂などが挙げられる。これらの中でも、耐久性、導電性が良好な金属が好ましい。
前記接点の形成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、銅張り積層板を材料として、フォトリソグラフィによる形成する方法、基板上に金属板を接着などにより接合する方法、樹脂成形時に金属板などをシンサート成型する方法などが挙げられる。これらの中でも、高精細な接点を形成できるフォトリソグラフィによる形成方法が好ましい。
前記接点には、耐久性、導電性を向上させるため、表面処理を施してもよい。前記表面処理としては、金、ニッケル、銅などの電解メッキ、若しくは無電解メッキなどが挙げられる。
−その他の部品−
前記その他の部品としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、電気回路、短絡防止部品、保護ケースなどが挙げられる。
前記電気回路は、前記コネクタヘッドが受け側コネクタに正逆いずれが挿入された場合でも、正しい接続が得られるようにするための回路であり、例えば、前記実施の形態1と同様に、前記コネクタヘッドが正方向に挿入された場合は、回路Aに接続され、逆の場合は、回路Bに接続されるように形成した電気回路などが挙げられる。前記回路A及び前記回路Bは同様の回路でもよく、異なった回路でもよい。また、前記回路A及び前記回路Bの少なくともいずれかに前記短絡防止部品を組み込んでもよい。
前記保護ケースは、前記カード部分を支持し、一体化し、更に保護カバーとして、機械的強度を確保するなどの機能がある。
前記保護ケースとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記カード、前記接点、及び前記電気回路などを収容し、一体化するケースなどが挙げられる。
−受け側コネクタ−
前記受け側コネクタとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記実施の形態2のカード型のコネクタヘッドと電気的に接続されるコネクタであり、本考案のコネクタヘッドに形成された前記接点に対応する接点が具備され、前記コネクタヘッドの正逆のいずれが、前記受け側コネクタに挿入されても、前記接点どおしが接触し、電気的接続が得られるように形成されている。
以下、本考案の実施例について具体的に説明するが、本考案はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
前記実施例1は、実施の形態1における実施例である。
図1及び図2に、USBに用いられるコネクタヘッドの概略とその細部の立体図を示す。本考案のコネクタヘッド1は、多層回路を形成した多層基板11を、材料としてFRPを用いて形成し、該多層基板11の一の平面(表側)上に、金メッキを施した銅板からなる電極片141(5V)、151(D+)、161(D−)、171(GND)の4つの接点を該多層基板11の前記表面に接合して形成する。
該表側と反対側(裏側)に、前記多層基板11の挿入方向を軸として180°回転し、前記裏側を表側にした場合、該裏側に形成しようとする各電極片が、前記表側の電極片141(5V)、151(D+)、161(D−)、171(GND)と同一の配置になるように、裏側の面上に前記各電極片141’(5V)、151’(D+)、161’(D−)、171’(GND)を同様に形成する。なお、カッコ内は、前記各電極片により伝達される電流などの種類を表している。
このように各電極片を配置することにより、表裏いずれの側にしても、コネクタヘッド1を受け側コネクタ18に挿入すれば、各電極片が受け側コネクタ18に設けられている接点と接触し、電気的に相互接続される。
前記受け側コネクタ18に接続した前記表側の電極片141、151、161、171は、図1に示すように各回路14、15、16、17と一体となっており、該各回路を経由して接続先19及びコネクタヘッド1側と相互に電気接続される。
図2に示すように、電極片141及び171の一部には、更に、円弧状の突起からなり、弾性力のある係合機構1411と1711を設ける。
他方、受け側コネクタ18において、図1に示すように、前記係合機構1411及び1711に対応する位置に、弾性片181、182からなる係合機構1811と1821を形成する。
これにより、前記コネクタヘッド1を受け側コネクタ18に挿入すると、前記係合機構1411が前記係合機構1811に係合し、前記係合機構1711が前記係合機構1821に係合して相互に押圧されてより確実な接触が得られる。
本実施例は両面に同じ電極片を採用した設計であるため、図2に示すように、裏側にも表側と同様に、係合機構1411’と1711’が形成されており、基板11の表裏を反転させて前記受け側コネクタ18に挿入しても、前記係合機構1411’が前記係合機構1811に係合し、前記係合機構1711’が前記係合機構1821に係合して相互に押圧されてより確実な接触が得られる。
本考案はさらに、図1に示すように、該多層基板11上に短絡防止部品13を設置した。該短絡防止部品13により、表側の回路14と裏側の回路17とがそれぞれ電気的に相互接続される。該短絡防止部品13として、ダイオードを用いている。更に、該多層基板11と短絡防止部品13の外側を覆うケース12を設け、基板11を保持すると共に、基板11、短絡防止部品13を保護している。
本実施例は、俗称「サム・ドライブ」と呼ばれるUSBフラッシュメモリへの応用を示し、本考案を利用して受け側コネクタとの接続を正逆単一方向のみに制限されず行うことができる。
図3に本考案のコネクタヘッドの実施例1における電気回路図を示す。前記電気回路は、回路A及び回路Bの2ルートで形成されている。図3における回路Aは、図2における表側の回路14、15、16、17からなり、回路Bは裏側の回路14’、15’、16’、17’からなる。該回路Aには、相互接続により5Vの電源が、図3に示すように受け側コネクタ18から提供される。前記回路Bも前記回路Aと同様であるが、前記コネクタヘッド1を反転して、裏側が上向きになり、受け側コネクタ18に挿入されたときのみ、受け側コネクタ18から5Vの直流電流が供給される。即ち、前記コネクタヘッド1の表側が受け側コネクタ18に接続されたときは、回路Aに接続され、逆に裏側が接続されたときは回路Bに接続される。前記回路Aと前記回路Bは、並列に接続されており、該並列部分では、表側の回路14、15、16、17と、裏側の回路14’、15’、16’、17’は互いに接続されない。互いに接続されてしまうと、受け側コネクタ18と接続されていない、各回路部分が他のアースなどの部分に接触した場合に、該接触部分と接続先のIC間などに短絡が生じ部品損傷などの弊害が起きるからである。その弊害を防止し、安全を確保するため、前記短絡防止部品が、各回路A及び回路Bにそれぞれ組み込まれてね過電流が流れないように設計されている。
前記回路Aと前記回路Bにおいて、前記ダイオードA’側と前記ダイオードB’側が接続先のICの手前側で相互に接続されて合流する。
前記回路A又は回路Bのいずれかに接続され、供給された5Vの直流電流は、前記短絡防止部品13の回路Aに組み込まれたダイオードA’と回路Bに組み込まれたダイオードB’のいずれかを通過し、電圧が4.7Vに降下して接続先のICに供給される。
図3は、回路Bと受け側コネクタ18が接続された例を示す。受け側コネクタ18には、その内部に接地コネクタ184を備えている。
以上の電気回路13により、正逆どちら側を受け側コネクタ18と接続しても、受け側コネクタ18のUSBの5V、GND、D+、D−等の信号が正確に該コネクタヘッド1を備えた装置に安全かつ確実に伝送される。
(実施例2)
前記実施例2は、実施の形態2における実施例である。
図4は、前記実施例2のメモリカード、ストレージカードなどに用いられるコネクタヘッド5の平面の端子部を示す。図4に示すように、前記コネクタヘッド5は、FRPからなる基板51を有し、該基板51の挿入方向の先端の両角部に、それぞれに同形状の切欠部が形成されている。更に、基板51の該先端部分の表側に、図4に示すように、接点を有する7個の電極片52(CMD)、53(VDD)、54(CLK)、55(DAT)、56、57、58が形成されている。裏側には、前記基板51の挿入方向を軸として180°回転し、前記裏側を表側にした場合、該裏側に形成しようとする各電極片が、前記表側の電極片52(CMD)、53(VDD)、54(CLK)、55(DAT)、56、57、58と同一の配置になるように、裏側の面上に前記各電極片52’(CMD)、53’(VDD)、54’(CLK)、55’(DAT)、56’、57’、58’(図4に不図示)が配置されている。
受け側コネクタ(不図示)には、前記表側の電極片52(CMD)、53(VDD)、54(CLK)、55(DAT)、56、57、58及び該各電極片と同一の配置の裏側の面上に設けられた前記各電極片52’(CMD)、53’(VDD)、54’(CLK)、55’(DAT)、56’、57’、58’と接続する接点(不図示)が設けられている。
実施の形態2におけるコネクタヘッド5においても、該コネクタヘッド5と受け側コネクタとの接続は、前記実施の形態1と同様に図3に示す電気回路13が形成され、回路Aが、前記表側の電極片52(CMD)、53(VDD)、54(CLK)、55(DAT)、56、57、58に、回路Bが裏側の面上に設けられた前記各電極片52’(CMD)、53’(VDD)、54’(CLK)、55’(DAT)、56’、57’、58’と対応して相互に接続される。以上の電気回路13により、正逆どちら側を受け側コネクタと接続しても、信号等が安全かつ確実に伝送される。
本考案は、コネクタヘッドを受け側のコネクタに挿入する際に、適切な方向か否かを、確認することなく、ワンアクションで目的の電気的接続が得られるコネクタヘッドを備えており、USBコネクタだけでなく、メモリカード、ストレージカード、ICカードなどのマルチメディアカードにおけるコネクタヘッドなどに広く用いることができる。
また、パーソナルコンピュータ、家庭用電気器具だけでなく広く産業用情報通信機器、携帯電話などの移動通信機器などに広く用いることができる。
図1は、本考案の実施例1のコネクタヘッドを示す立体図である。 図2は、本考案の実施例1のコネクタヘッドの細部を示す立体図である。 図3は、本考案の実施例1のコネクタヘッドの電気回路図である。 図4は、本考案の実施例2のコネクタヘッドを示す平面図である。
符号の説明
1 コネクタヘッド
11 多層基板
12 ケース
13 短絡防止部品
14、15、16、17 回路
141、151、161、171 電極片
1411、1711 係合機構
18 受け側コネクタ
181、182 弾性片
1811、1821 係合機構
184 接地コネクタ
19 接続先
14’、15’、16’、17’ 回路
141’、151’、161’、171’ 電極片
1411’、1711’ 係合機構
5 コネクタヘッド
51 基板
52、53、54、55、56、57、58 電極片
A、B 回路
A’、B’ ダイオード

Claims (5)

  1. 受け側のコネクタに挿入されて、該受け側のコネクタと電気的な接続が可能なコネクタヘッドであって、
    互いに対向する第一の面及び第二の面を備えた基板を有してなり、前記第一の面上及び前記第二の面上に、形状、大きさ、位置及び数が同一である接点を有することを特徴とするコネクタヘッド。
  2. 基板上に短絡防止部品を有する請求項1に記載のコネクタヘッド。
  3. 接点の少なくとも一部に係合機構を有する請求項1から2のいずれかに記載のコネクタヘッド。
  4. 係合機構が、接点上に凸部を有し、受け側コネクタの前記凸部に対応する箇所に凹部を備えた請求項1から3のいずれかに記載のコネクタヘッド。
  5. 受け側のコネクタが、USBコネクタである請求項1から4のいずれかに記載のコネクタヘッド。
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