JP3110997U - パネル表示テレビジョン - Google Patents

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卓也 石田
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Abstract

【課題】表示パネルの位置決め精度が良好なパネル表示テレビジョンの提供を課題とする。
【解決手段】 位置決め筒23と位置決め長筒24に対して左右の位置決め突起41b,41aに挿入することにより、保持部材40に保持された液晶パネル30を前面カバー20の窓部21に対して正確に位置決めすることができる。そして、位置決めが行われた上でネジ止め固定を行うため、正確な位置で確実に固定することができる。従って、液晶パネル30のベゼル31が窓部21から前方に露出し、見栄えが悪くなることが防止できる。
【選択図】図6

Description

本考案は、前方に略板状の表示パネルを露出させるパネル表示テレビジョンに関する。
従来、この種のパネル表示装置として、位置決め用穴と位置決め用リブを用いて液晶モジュールとケースとの位置決めを行うものが知られている(例えば、特許文献1、参照。)。
かかる構成によれば、位置決め用リブの先端が液晶パネルの側辺の中央部に設けられた位置決め用穴に当接しつつ押し上げることにより、下ケースに予めセットされた液晶モジュールの位置決めを行うことができる。そして、液晶モジュールの位置決めが行われた後に、上ケースとともに液晶モジュールをネジ止めすることにより、液晶モジュールを固定することができる。
特開2001−108973号公報
しかしながら、パネルテレビジョンのように液晶モジュールに対してチューナ等の多数の基板等が備えられると液晶モジュールが重くなり、位置決め用リブの当接によって液晶モジュールを押し上げることが難しいという問題があった。特に、液晶面の拡大化によって位置決め用リブが形成される上ケースの枠幅が狭くなり、無理に液晶モジュールを位置決め用リブの当接によって押し上げようとすると、上ケースが破損したり変形するという問題があった。
本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、表示パネルの位置決め精度が良好なパネル表示テレビジョンの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項2にかかる考案では、前方に略板状の表示パネルを露出させるパネル表示テレビジョンにおいて、
中央の窓部から上記表示パネルを前方に露出させる略矩形枠状の前面カバーと、上記表示パネルを前方に保持する保持部材と、上記保持部材における上記表示パネルの隅位置からそれぞれ前方に向かって突設された位置決め突起と、上記前面カバーから後方に向かって突設され、上記前面カバーの正規位置に上記保持部材をセットしたときに上記位置決め突起が挿入される筒状の位置決め筒と、上記前面カバーと上記保持部材とネジ止め可能なネジ止め機構とを具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項2の考案において、略矩形枠状の前面カバーの中央に窓部が設けられ、同窓部から略板状の上記表示パネルが前方に露出する。また、上記表示パネルは、保持部材の前方に保持される。位置決め突起は、上記保持部材における上記表示パネルの隅位置からそれぞれ前方に向かって突設される。この位置決め突起が上記前面カバーの正規位置に上記保持部材をセットしたときに挿入可能な筒状の位置決め筒が、上記前面カバーから後方に向かって突設される。そして、上記前面カバーと上記保持部材は、ネジ止め機構によってネジ止めすることができる。かかる構成により、上記位置決め突起を上記位置決め筒に挿入することにより、上記前面カバーと上記保持部材を位置決めしつつ、上記ネジ止め機構によってネジ止めを行うことができる。また、上記位置決め筒を筒状に形成することにより、同位置決め筒を形成するための素材量を減少させることができる。従って、上記前面カバーにおける上記位置決め筒の周辺の成型仕上がりを良好に保つことができる。また、上記位置決め突起は、上記保持部材における上記表示パネルの隅位置に形成されるため、同保持部材を上記前面カバーにセットする際の視認性がよくなる。従って、上記位置決め突起による位置決めを容易に行うことができる。また、上記保持部材の隅から同保持部材を上記位置決め筒に接近させて上記前面カバーにセットすることができるため、作業性がよくなる。
さらに、請求項3にかかる考案は、上記前面カバーから後方に向かって突設され、上記前面カバーの正規位置に上記保持部材をセットしたときに上記位置決め突起の一つが挿入され上記表示パネルの長手方向に細長い筒状の位置決め長筒を具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項3の考案において、上記前面カバーの正規位置に上記保持部材をセットしたときに上記位置決め突起の一つが挿入可能な位置決め長筒が上記前面カバーから後方に向かって突設される。上記位置決め長筒は上記表示パネルの長手方向に細長い筒状に形成されているため、上記位置決め突起と同位置決め長筒との、上記表示パネルの長手方向に対する相対位置がずれても、同位置決め突起を同位置決め長筒に挿入することができる。従って、上記前面カバーの幅方向の寸法誤差を許容することができる。
また、請求項4にかかる考案は、上記前面カバーにおいて上記窓部の外側を囲む枠状に突設された補強リブを具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項4の考案において、上記窓部の外側を囲む枠状の補強リブが上記前面カバーに突設される。このようにすることにより、上記前面カバーの剛性を高め、位置決め精度を向上させることができる。
さらに、請求項5にかかる考案は、上記前面カバーに設けられる上記ネジ止め機構と上記位置決め筒または上記位置決め長筒は上記補強リブによって接続される構成としてある。
上記のように構成した請求項5の考案において、上記前面カバーに設けられる上記ネジ止め機構と上記位置決め筒または上記位置決め長筒を上記補強リブによって接続することにより、同ネジ止め機構と同位置決め筒または同位置決め長筒の相対位置を強固に維持することができる。従って、上記位置決め筒または上記位置決め長筒を利用して位置決めを行った後のネジ止め固定において、ずれが発生することが防止できる。むろん、上記位置決め筒または上記位置決め長筒自体の剛性も向上するため、上記位置決め筒または上記位置決め長筒を利用した位置決めの精度も向上させることができる。
また、請求項6にかかる考案は、上記保持部材における上記位置決め突起が突設された部位の周辺と、同位置決め突起の根元部分とを接続する略板状の補強翼と具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項6の考案において、略板状の補強翼が上記保持部材における上記位置決め突起が突設された部位の周辺と同位置決め突起の根元部分とを接続することにより、同接続された部位の剛性を向上させることができる。従って、上記位置決め突起を利用した位置決めの精度を向上させることができる。
また、請求項7にかかる考案は、上記位置決め突起は上記保持部材における上記表示パネルの左右上隅位置から一対突設される構成としてある。
上記のように構成した請求項7の考案において、上記保持部材における上記表示パネルの少なくとも左右上隅位置から上記位置決め突起が一対突設される。かかる構成により、上記パネル表示テレビジョンを正立させたときに、上記保持部材および上記表示パネルを上記位置決め突起と上記位置決め筒または上記位置決め長筒とで上吊り状態で保持することができる。
さらに、請求項8にかかる考案は、上記ネジ止め機構を構成するネジ穴は、上記表示パネルの長手方向に細長い構成としてある。
上記のように構成した請求項8の考案において、上記ネジ止め機構にてネジ止めを行う際にも、上記前面カバーの幅方向の寸法誤差を許容することができる。
以上の構成を踏まえたうえで、請求項1の考案は、前方に略板状の表示パネルを露出させるパネル表示テレビジョンにおいて、
中央の窓部から上記表示パネルを前方に露出させる略矩形枠状の前面カバーと、上記表示パネルを前方に保持する保持部材と、上記保持部材における上記表示パネルの少なくとも左右上隅位置からそれぞれ前方に向かって一対突設された略円柱状の位置決め突起と、上記前面カバーから後方に向かって突設され、上記前面カバーの正規位置に上記保持部材をセットしたときに上記位置決め突起の一つが挿入される略円筒状の位置決め筒と、上記前面カバーから後方に向かって突設され、上記前面カバーの正規位置に上記保持部材をセットしたときに上記位置決め突起の一つが挿入され上記表示パネルの長手方向に細長い略楕円筒状の位置決め長筒と、上記前面カバーから後方に突設され、上記保持部材に形成された長穴状のネジ穴に対してネジ止め可能なネジ止めリブと、上記前面カバーにおいて上記窓部の外側を囲む枠状に突設され、上記ネジ止めリブと上記位置決め筒と上記位置決め長筒とを接続する補強リブと、上記保持部材における上記位置決め突起が突設された部位の周辺と、同位置決め突起の根元部分とを接続する略板状の補強翼とを具備する構成としてある。
このような、より具体的な構成において上述した請求項2〜請求項8の各考案と同様の作用を奏することは言うまでもない。
以上説明したように請求項1および請求項2の考案によれば、位置決め精度がよく、容易に組み付けを行うことが可能なパネル表示テレビジョンを提供することができる。
請求項3考案によれば、寸法誤差がある場合でも位置決めを行うことができる。
請求項4考案によれば、前面カバーの変形を防止することができる。
請求項5考案によれば、位置決め精度をより向上させることができる。
請求項6考案によれば、位置決め精度をより向上させることができる。
請求項7考案によれば、表示パネルを安定して保持することができる。
請求項8考案によれば、寸法誤差がある場合でもネジ止めを行うことができる。
ここでは、下記の順序に従って本考案の実施形態について説明する。
(1)液晶テレビジョンの構成:
(2)組み付け手順:
(3)まとめ:
(1)液晶テレビジョンの構成:
以下、本考案の一実施形態にかかるパネル表示テレビジョンとしての液晶テレビジョンについて説明する。図1は、液晶テレビジョンを正面から見て示している。同図において、液晶テレビジョン10は、キャビネット11と表示パネルとしての液晶パネル30と脚部70とから構成されている。キャビネット11の前方部分を構成する前面カバー20の中央部に窓部21が形成されており、同前面カバー20は矩形枠状となっている。そして、窓部21から前面カバー20の背面側に配置された液晶パネル30が前方に露出している。また、脚部70は、キャビネット11を支持しており、それにより液晶テレビジョン10が正立し、液晶パネル30の表示面が略鉛直に配向させられている。なお、以下の説明において特別に示さない限り、液晶テレビジョン10の正立時における方向を基準として説明を行うものとする。
図2は、液晶テレビジョン10を分解した様子を側方から見て示している。同図において、キャビネット11の前方部分を構成する前面カバー20と後方部分を構成する背面カバー60とが前後に配置され、これらによって挟み込まれる位置に保持部材40が配置されている。図3は、保持部材40を正面から見て示している。保持部材40は前面カバー20よりも幅および高さが小さい矩形板状に形成されており、前面側の中央に液晶パネル30が表示面を前方に露出するように嵌め込まれ、保持されている。また、矩形枠状の金属ベゼル31が液晶パネル30を上下左右から囲んでおり、同ベゼル31を介して液晶パネル30と保持部材40が固定されている。
図2において、保持部材40の後方に金属製の保護カバー32が取り付けられている。保護カバー32は、保持部材40に取り付けられた液晶パネル30の背面側を保護するとともに、同背面側に備えられるバックライト等の各種電装部材を内側に収容している。保護カバー32の後方には映像出力基板34が備えられている。映像出力基板34の映像出力端子はフラットケーブル35を介して液晶パネル30と接続している。
保持部材40の後方には、チューナ基板37も備えられており、アンテナ入力やコンポジット入力等の入力端子37aを側方に配向させている。また、チューナ基板37の紙面奥方には電源基板36が備えられており、電源ケーブル38から供給された電源を液晶テレビジョン10の各部にて使用可能な電源に変換しつつ、同各部に出力している。以上のように、保持部材40には予め各種部材30,32,34,35,36が組み付けられているため、これらを一体的に取り扱うことができる。
図3に示すように、保持部材40は液晶パネル30よりも幅および高さが大きく形成されているため、保持部材40における液晶パネル30の左右上下には矩形枠状のスペースが形成される。そして、この矩形枠状のスペースにおける液晶パネル30の右上隅部分および左上隅部分に左右一対の位置決め突起41a,41bが突設されている。また、同スペースの各辺にはネジ止め穴42,42,42,42が穿設されている。ネジ止め穴42,42,42,42は、それぞれ幅方向に細長い長穴状とされている。
図4は、左側の位置決め突起41aを斜めから見て示している。なお、右側の位置決め突起41bも位置決め突起41aと同様の構成とされているため、説明は省略する。同図において、保持部材40から略円柱状の位置決め突起41aが前方に向かって突設されている。位置決め突起41aの中央には、略円柱状の穴41aが形成されている。位置決め突起41aの根元部分から径方向外側に略板状の補強翼41a2,41a2,41a2,41a2が四方に突設されている。補強翼41a2,41a2,41a2,41a2は、位置決め突起41aの側面と保持部材40とを接続している。
図5は、前面カバー20を後方から見て示している。同図において、前面カバー20は略矩形枠状に形成されており、中央を肉抜きすることにより矩形状の窓部21が形成されている。窓部21の幅および高さは液晶パネル30を囲むベゼル31の内側における幅方向と高さ方向の間隔よりもわずかに小さく形成されている。窓部21の外側を囲むように略矩形枠状の補強リブ27が前面カバー20から後方に向かって突設されている。補強リブ27の左右上隅部には、それぞれ位置決め長筒24と位置決め筒23とが後方に向かって突設されている。
補強リブ27は位置決め長筒24と位置決め筒23と接続されており、同位置決め長筒24と位置決め筒23と接続した箇所にて直角に屈曲している。前面カバー20の上下左右の辺からそれぞれ後方に向かって略円筒状のネジ止めリブ25,25,25,25,25,25,25,25が突設されている。そして、ネジ止めリブ25,25,25,25,25,25,25,25も位置決め長筒24と位置決め筒23と同様に補強リブ27と接続している。補強リブ27のさらに外側には、幅寄せリブ26,26,26,26,26,26が方向に向かって突設されている。
図6は、位置決め筒23を斜めから見て示している。同図において、位置決め筒23は円筒状に形成されており、前面カバー20から略板状に突設された補強リブ27と接続されている。そして、補強リブ27は位置決め筒23にて屈曲している。また、補強リブ27はネジ止めリブ25とも接続されている。図7は、位置決め長筒24を斜めから見て示している。同図において、位置決め長筒24は略楕円筒状に形成されており、補強リブ27と接続されている。そして、補強リブ27は位置決め長筒24にて屈曲している。なお、液晶パネル30は幅方向に長いため、位置決め長筒24は液晶パネル30の長手方向に細長いこととなる。
(2)組み付け手順:
次に、液晶テレビジョン10の組み付け手順について説明する。まず、図6および図7にて破線で示すように、前面カバー20の位置決め筒23と位置決め長筒24に対して左右の位置決め突起41b,41aを挿入する。位置決め突起41b,41aは、保持部材40における隅部に突設されているため、位置決め筒23と位置決め長筒24に挿入される位置決め突起41b,41aを容易に視認することができる。従って、位置決め突起41b,41aを視認しつつ、スムーズに位置決め突起41b,41aを位置決め筒23と位置決め長筒24に挿入することができる。また、保持部材40の角部から保持部材40を接近させることができるため、位置決め突起41b,41aの位置調整を容易に行うことができる。
図6に示すように、位置決め突起41bの外径は位置決め筒23の内径よりもわずかに小さく形成されているため、位置決め突起41bを位置決め筒23に挿入することにより、位置決め突起41bを前面カバー20に対して位置決めすることができる。一方、図7に示すように、位置決め突起41aの外径は位置決め長筒24の上下方向の短径よりもわずかに小さく形成されているため、位置決め突起41aを位置決め長筒24に挿入することにより、位置決め突起41aを前面カバー20に対して上下方向に位置決めすることができる。ただし、位置決め長筒24の幅方向の長径は、位置決め突起41aの外径よりも大きく形成されている。従って、前面カバー20または保持部材40の寸法誤差を許容することができる。特に、位置決め長筒24は幅方向に長く形成されているため、液晶パネル30の長手方向に生じやすい誤差を効果的に許容することができる。
以上のようにして、位置決め筒23と位置決め長筒24に対して左右の位置決め突起41b,41aに挿入することにより、保持部材40に保持された液晶パネル30を前面カバー20の窓部21に対して正確に位置決めすることができる。さらに、位置決め突起41b,41aには補強翼41a2,41a2,41a2,41a2が設けられているため、位置決め突起41b,41aの剛性を高くすることができる。補強翼41a2,41a2,41a2,41a2は、四方に突設されているため、あらゆる方向に対しても剛性を確保することができる。
一方、位置決め筒23と位置決め長筒24も、補強リブ27が接続することにより高い剛性を有している。特に、補強リブ27の屈曲部にて位置決め筒23と位置決め長筒24と接合しているため、それぞれ2方向の補強リブ27に対して接合することができる。従って、位置決め筒23と位置決め長筒24についても、あらゆる方向に対しても剛性を確保することができる。このように、位置決めに寄与する位置決め突起41b,41aと位置決め筒23と位置決め長筒24の剛性を高くすることにより、保持部材40の前面カバー20に対する位置決め精度をより向上させることができる。従って、液晶パネル30のベゼル31が窓部21から前方に露出し、見栄えが悪くなることが防止できる。
以上のようにして、保持部材40を前面カバー20の正規位置に位置決めしつつ、保持部材40を前面カバー20にセットした後に、保持部材40を前面カバー20にネジ止め固定する。具体的には、図6および図7にて破線で示すようにネジ止めリブ25に対してネジ50を螺合させて、ネジ止め固定を行う。その際、保持部材40の各辺に形成されたネジ止め穴42をネジ50にて貫通させることにより、保持部材40を前面カバー20に固定することができる。なお、ネジ50の頭部50aは、ネジ止め穴42よりも広径とされているため、ネジ50によって保持部材40を締め付けることができる。
ネジ止め穴42は幅方向に細長く形成されているため、前面カバー20または保持部材40に幅方向の寸法誤差がある場合でも、ネジ止め穴42をネジ50にて貫通させることができる。特に、ネジ止め穴42は幅方向に長く形成されているため、液晶パネル30の長手方向に生じやすい誤差を効果的に許容することができる。
さらに、補強リブ27によって位置決め筒23と位置決め長筒24と各ネジ止めリブ25が接合されているため、位置決め筒23と位置決め長筒24と各ネジ止めリブ25との間の剛性も高いものとなっている。従って、ネジ50の締め付け時に荷重が作用しても、位置決め筒23と位置決め長筒24と各ネジ止めリブ25との相対位置を保つことができる。従って、ネジ止めを行なうことにより位置決め筒23と位置決め長筒24と各ネジ止めリブ25との間で変形がおき、予め行っておいた保持部材40の前面カバー20に対する位置決めの精度を低下させることはない。すなわち、ネジ止め後も保持部材40の前面カバー20に対する位置精度を維持することができる。また、補強リブ27が窓部21を囲んで形成されているため、窓部21の変形により液晶パネル30のベゼル31が窓部21から前方に露出し、見栄えが悪くなることが防止できる。
以上のようにして、保持部材40の前面カバー20に対する取付が完了すると、保持部材40あるいは前面カバー20に対して背面カバー60を取り付ける。この時点で、保持部材40は前面カバー20に対して正確な位置で確実に固定されているため、背面カバー60を取り付ける際に保持部材40の前面カバー20に対する位置精度が損なわれることはない。また、位置決め筒23と位置決め長筒24と位置決め突起41b,41aが保持部材40の上部に形成されているため、液晶テレビジョン10の正立時において保持部材40を上吊り状態で保持することができる。従って、仮にネジ止め固定が不十分な場合でも、液晶テレビジョン10の使用時に保持部材40が脱落してしまうようなことはない。
(3)まとめ:
以上説明したように、位置決め筒23と位置決め長筒24に対して左右の位置決め突起41b,41aに挿入することにより、保持部材40に保持された液晶パネル30を前面カバー20の窓部21に対して正確に位置決めすることができる。そして、位置決めが行われた上でネジ止め固定を行うため、正確な位置で確実に固定することができる。従って、液晶パネル30のベゼル31が窓部21から前方に露出し、見栄えが悪くなることが防止できる。
本考案の一実施形態にかかる液晶テレビジョンの正面図である。 液晶テレビジョンの分解側面図である。 保持部材の正面図である。 位置決め突起の斜視図である。 前面カバーの背面図である。 位置決め筒の斜視図である。 位置決め長筒の斜視図である。
符号の説明
10…液晶テレビジョン
20…前面カバー
21…窓部
23…位置決め筒
24…位置決め長筒
25…ネジ止めリブ
26…幅寄せ突起
27…補強リブ
30…液晶パネル
31…ベゼル
32…保護カバー
34…映像出力基板
35…フラットケーブル
36…電源基板
37…チューナ基板
38…電源ケーブル
40…保持部材
41a,41b…位置決め突起
41a1…穴
41a2…補強翼
42…ネジ穴
50…ネジ
60…背面カバー
70…脚部

Claims (8)

  1. 前方に略板状の表示パネルを露出させるパネル表示テレビジョンにおいて、
    中央の窓部から上記表示パネルを前方に露出させる略矩形枠状の前面カバーと、
    上記表示パネルを前方に保持する保持部材と、
    上記保持部材における上記表示パネルの少なくとも左右上隅位置からそれぞれ前方に向かって一対突設された略円柱状の位置決め突起と、
    上記前面カバーから後方に向かって突設され、上記前面カバーの正規位置に上記保持部材をセットしたときに上記位置決め突起の一つが挿入される略円筒状の位置決め筒と、
    上記前面カバーから後方に向かって突設され、上記前面カバーの正規位置に上記保持部材をセットしたときに上記位置決め突起の一つが挿入され上記表示パネルの長手方向に細長い略楕円筒状の位置決め長筒と、
    上記前面カバーから後方に突設され、上記保持部材に形成された長穴状のネジ穴に対してネジ止め可能なネジ止めリブと、
    上記前面カバーにおいて上記窓部の外側を囲む枠状に突設され、上記ネジ止めリブと上記位置決め筒と上記位置決め長筒とを接続する補強リブと、
    上記保持部材における上記位置決め突起が突設された部位の周辺と、同位置決め突起の根元部分とを接続する略板状の補強翼とを具備することを特徴とするパネル表示テレビジョン。
  2. 前方に略板状の表示パネルを露出させるパネル表示テレビジョンにおいて、
    中央の窓部から上記表示パネルを前方に露出させる略矩形枠状の前面カバーと、
    上記表示パネルを前方に保持する保持部材と、
    上記保持部材における上記表示パネルの隅位置からそれぞれ前方に向かって突設された位置決め突起と、
    上記前面カバーから後方に向かって突設され、上記前面カバーの正規位置に上記保持部材をセットしたときに上記位置決め突起が挿入される筒状の位置決め筒と、
    上記前面カバーと上記保持部材とネジ止め可能なネジ止め機構とを具備することを特徴とするパネル表示テレビジョン。
  3. 上記前面カバーから後方に向かって突設され、上記前面カバーの正規位置に上記保持部材をセットしたときに上記位置決め突起の一つが挿入される幅方向に細長い筒状の位置決め長筒を具備することを特徴とする請求項2に記載のパネル表示テレビジョン。
  4. 上記前面カバーにおいて上記窓部の外側を囲む枠状に突設された補強リブを具備することを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載のパネル表示テレビジョン。
  5. 上記前面カバーに設けられる上記ネジ止め機構と上記位置決め筒または上記位置決め長筒は上記補強リブによって接続されることを特徴とする請求項4に記載のパネル表示テレビジョン。
  6. 上記保持部材における上記位置決め突起が突設された部位の周辺と、同位置決め突起の根元部分とを接続する略板状の補強翼と具備することを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載のパネル表示テレビジョン。
  7. 上記位置決め突起は上記保持部材における少なくとも上記表示パネルの左右上隅位置から一対突設されることを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記載のパネル表示テレビジョン。
  8. 上記ネジ止め機構を構成するネジ穴は、上記表示パネルの長手方向に細長いことを特徴とする請求項2から請求項7のいずれかに記載のパネル表示テレビジョン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8208078B2 (en) 2006-12-28 2012-06-26 Funai Electric Co., Ltd. Panel type TV and display panel fitting structure
US8786796B2 (en) 2007-10-29 2014-07-22 Sharp Kabushiki Kaisha Display device

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