JP3110969B2 - 車輌走行補助装置 - Google Patents

車輌走行補助装置

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JP3110969B2
JP3110969B2 JP07025550A JP2555095A JP3110969B2 JP 3110969 B2 JP3110969 B2 JP 3110969B2 JP 07025550 A JP07025550 A JP 07025550A JP 2555095 A JP2555095 A JP 2555095A JP 3110969 B2 JP3110969 B2 JP 3110969B2
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賢一 藤澤
泰造 木村
淳一 永井
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大東金属株式会社
日本道路公団
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輌の安全且つ円滑な
走行を図る車輌走行補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、交通量の増加に伴う交通渋滞の問
題が深刻であり、特にトンネルが交通流のボトルネック
となっている。その理由としては、トンネル内において
は汚泥や煤煙等によりその内部が艶消しの黒色に着色さ
れ、その結果、路側線の視認性が著しく低下している事
が一因となっていると考えられている。即ち、路側線の
視認性が低下する事により、走行車輌がセンタラインよ
りに集中し、これにより実質上、車線幅の有効部分が狭
くなるために、車両間が近接し、ドライバーの減速操作
を引き起こすことにより、交通容量の低下をもたらして
いる。
【0003】特に、高速道路においては、その現象が顕
著に表れ、トンネル通過に起因する渋滞の発生が慢性化
しつつある。
【0004】従来の視線誘導方法としては、検査路上へ
円形の反射板を車両の進行方向に向けて数10m毎に設
けたものが唯一あるが、この方法は、路側端より離れて
いるために、有効な道路幅を正確に表示できず、また、
反射タイプのため、その表面に排気ガス等の汚れが付着
すると短時日で極端な性能の低下をきたす上に、点検路
上に突出しているので、点検や清掃作業に障害をもたら
す欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、トンネル通過
に起因する渋滞の発生を防止し、トンネル内において安
全で円滑な走行を実現するための手段が従来から要望さ
れていた。
【0006】本発明は、上記した課題に鑑みなされたも
ので、歩行用通路を有するトンネルにおいて有効な道路
幅をドライバーに明確に認識せしめ、これによりトンネ
ル内においての安全で円滑な走行を図り、トンネル通過
に起因する渋滞防止を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の車
輌走行補助装置は、路面の路側に当該路面よりも一段高
い歩行用通路が設けられているトンネルを車輌が走行す
る際に、この走行を補助するための車輌走行補助装置で
あって、上記歩行用通路の路面に面した立上り側壁に、
凹部が車輌の走行方向に沿って適宜間隔を隔てて形成さ
れ、該凹部に所定形状の自発光体が上記立上り側壁と略
面一に、且つ上部の取付片が着脱自在になされたチャン
ネル状の取付部材によって取付け及び取り替え可能に配
置されたものである。
【0008】
【作用】トンネル通過の際において、歩行用通路の路面
に面した立上り側壁に配置された自発光体によって、歩
行用通路の位置をドライバーに明示することで、歩行用
通路と車輌との距離感をドライバーに知らしめる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0010】図1及び図2は、請求項1に係る発明の車
輌走行補助装置を示している。
【0011】図において、1はトンネルT内の検査路T
1に配設された自発光体である。
【0012】検査路T1は、トンネルT内の路面の路側
に設けられており、当該路面よりも一段高く形成されて
おり、トンネル内を検査する際における検査員の歩行用
通路になされ、高速道路においては殆どのトンネルTに
設けられている。
【0013】この検査路(歩行用通路)T1の上記路面
に面する立上り側壁には、凹部T2が車輌の走行方向に
沿って複数個形成されており、これら凹部T1内に前記
自発光体1が配設されている。
【0014】前記自発光体1は、いわゆるエレクトロル
ミネッセンスといわれるもので、シート状の面がむらな
く均一に発光する発光体である。この自発光体1は、面
全体が発光するため多少の汚れでもその発光能力は衰え
ず、反射タイプの視線誘導に比べて汚れに強いので視認
性も高い。
【0015】また、自発光体1は、所定の形状に形成さ
れており、前記凹部T2に車輌の走行方向に所定の間隔
を隔てて配設されている。具体例を示すと、本例では図
2に示すように長さ2mの自発光体1を2mの間隔を隔
ててトンネルT内に配設している。この自発光体1は連
続した長尺物であってもよいし、また、輝度により狭く
してもよい。
【0016】前記自発光体1の駆動電源はAC100
v、50〜60HZ で、所要電力量は60〜70W/H
R/m2 である。
【0017】図3は、自発光体1の取付け状態を示して
おり、自発光体1は、前記凹部T2に固設されたチャン
ネル状の取付部材2に装着保持され、その発光面が前記
検査路T1の立上り側壁と略面一になるよう配置されて
いる。よって、この自発光体1は、上部の取付片21を
取り外すことで取付け及び取り替えが可能になされてい
る。
【0018】このように自発光体1をトンネルT内の検
査路T1の立上り側壁に配設することで、ドライバー
は、この自発光体1によって検査路T1の立上り側壁の
位置を容易に知ることができ、これにより検査路T1と
車輌との距離感が把握でき、これを目安にすることで必
要以上にセンターライン側に寄って走行することなく、
適性な走行位置を保持して走行することができる。
【0019】図4は、自発光体1を配置したトンネルT
での車輌の走行例を示している。
【0020】図4におけるSは路側線、Cはセンターラ
イン、破線が自発光体1が無い状態での車輌の走行軌
跡、実線が自発光体1を配置した状態での車輌の走行軌
跡であり、この走行例から自発光体1を配置した状態で
の走行位置が自発光体1が無い状態での走行位置に比べ
て路側線S側に寄ることがわかり、必要以上にセンター
ラインCに寄ることなく適性な走行位置で走行すること
ができる。
【0021】これによりトンネルTの通過に起因する速
度低下に伴う渋滞の解消に貢献することができるととも
に、安全な走行を図ることができる。
【0022】なお、本例では検査路T1に自発光体1を
配置したものについて説明したが、一般道路のトンネル
のようにその路側に歩行用通路が設けられている場合に
は、この歩行用通路の立上り側壁に配設してもよい。
【0023】また、自発光体1の形状や配置間隔は、本
例に限らず、ドライバーの視認性が高まる形状や間隔に
随時設定すればよい。
【0024】さらに、本装置は、電気制御回路の追加に
より、時限点滅や一定サイクルの点滅をすることができ
る上に、流れ点滅サイクルの調整により車両の通過スピ
ードをコントロールする事も可能であると考えられる。
【0025】このように本装置は、社会の動脈とも言え
る高速道路や一般道路に真に有用な発明であるといえ
る。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る発明
の車輌走行補助装置によれば、トンネル内の検査路の立
上り側壁に自発光体をその走行方向に配置し、この自発
光体によってトンネル内に設けられた歩行用通路の位置
をドライバーに明示することで、トンネル内の歩行用通
路の位置をドライバーに認識せしめることができ、これ
によりトンネル内においての安全で円滑な走行が図ら
れ、トンネル通過に起因する渋滞防止を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明の車輌走行補助装置を示す
正面視の断面図である。
【図2】同じく車輌走行補助装置を示す側面視の断面図
である。
【図3】自発光体の取付状態を示す図である。
【図4】走行例を示す図である。
【符号の説明】
1 自発光体 T トンネル T1 検査路(歩行用通路)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01F 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面の路側に当該路面よりも一段高い歩
    行用通路が設けられているトンネルを車輌が走行する際
    に、この走行を補助するための車輌走行補助装置であっ
    て、 上記歩行用通路の路面に面した立上り側壁に、凹部が車
    輌の走行方向に沿って適宜間隔を隔てて形成され、該凹
    部に所定形状の自発光体が上記立上り側壁と略面一に
    且つ上部の取付片が着脱自在になされたチャンネル状の
    取付部材によって取付け及び取り替え可能に配置された
    ことを特徴とする車輌走行補助装置。
JP07025550A 1995-02-14 1995-02-14 車輌走行補助装置 Expired - Fee Related JP3110969B2 (ja)

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