JP3110474U - カード形砂時計の組立キット - Google Patents

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Abstract

【課題】子供でも簡単に組み立てることができ、教材などとして用いるのに適したカード形砂時計の組立キットを提供する。
【解決手段】カード形砂時計の組立キット1では、背板5の表面に枠板6を取り付けて相互に連通している二つの凹部を形成し、これら凹部の間に調節部材8を取り付けると共に、凹部に砂2を入れ、しかる後に、凹部を前板7で封鎖すれば、二つの砂留まり室31、32および砂落下用の連通路33を備えたカード形砂時計3を組み立てることができる。それ故、小学生などの子供でも簡単に組み立てることができ、図画工作用の教材などとして用いる場合に適している。
【選択図】図1

Description

本考案はカード形砂時計に関するものであり、特に、子供でも簡単に組み立てることができ、教材として使用するのに適したカード形砂時計の組立キットに関するものである。
砂時計として、持ち運びなどに便利なカード形をした扁平な砂時計が提案されている。例えば、特許文献1にこのようなカード形砂時計が提案されている。
実開平5−65400号公報
本考案の課題は、子供でも簡単に組み立てることができ、教材などとして用いるのに適したカード形砂時計の組立キットを提案することにある。
上記の課題を解決するために、本考案のカード形砂時計の組立キットは、矩形形状の背板と、この背板の表面に取り付けて、当該表面に、相互に連通している二つの凹部を形成するための扁平な枠板と、前記凹部の間の砂落下用の連通路の開口量を調節するために、前記凹部の間に取り付ける調節部材と、前記凹部に入れる砂と、砂が入れられた前記凹部を封鎖して、二つの砂溜まり室を形成するための前板とを有していることを特徴としている。
ここで、前記枠板を前記背板の表面に接着すると共に、前記前板を前記枠板の表面に接着するために用いる、接着剤、両面テープなどの接着部材もセットにされていることが望ましい。
この代わりに、前記背板および前記枠板の少なくとも一方を、これらの部品を機械的に係合させて結合するための係合部を備えた構成にすることも可能である。同様に、前記枠板および前記前板の少なくとも一方を、これらの部品を機械的に係合させて結合するための係合部を備えた構成にすることも可能である。
背板としては透明板を用いることができる。また、表面が鏡面となっているものを用いることもできる。
次に、前記枠板の輪郭形状と前記前板の輪郭形状を同一に形成し、前記枠板の輪郭に合わせて前記前板を取り付けて、砂が入れられた凹部を封鎖するように構成してもよい。
また、前記枠板として、前記背板の表面に線対称の状態で取り付ける同一形状の二枚の枠板を備えた構成を採用することも可能である。勿論、異なる形状の複数枚の枠板を備えた構成とすることもできる。
複数枚の枠板を用いる場合には、それらを連結するためのジョイントを形成しておけば、それらの組み付けが簡単にできるので好ましい。
また、各枠板に、前記連通路を形成するための貫通穴を形成し、各枠板を、各貫通穴が開口している端面が一定間隔で対峙する状態で前記背板の表面に取り付ける。このようにすれば、これら枠板の間に、前記調節部材をはめ込むことができる。
前記調節部材としては大きさの異なる複数の穴を備えた構成を採用することができる。このように構成すると、前記枠板の間に嵌め込まれた状態において、スライドあるいは回転させて、前記枠板の前記貫通穴に対峙する穴を変更すれば、砂落下用の連通路の開口量を調節することができ、落下する砂の量を調節することができる。
あるいは、調節部材に穴を形成せずに、前記調節部材を、前記枠板の間に嵌め込まれた状態において、スライドあるいは回転させることにより、当該調節部材と前記枠板の前記貫通穴との重なり面積を変えて、砂落下用の連通路の開口量を調節するようにしてもよい。
次に、前記砂は、シリカゲル製であり、前記前板は、アクリル樹脂製であることが望ましい。このように構成すると、帯電により砂が落下しないなどの弊害を防止できる。
次に、組み立てたカード形砂時計を収納可能なケースを有していることが望ましい。このケースは、組み立てたカード形砂時計を保護する以外に、収納されている前記カード形砂時計を、一方の前記砂溜まり室から他方の前記砂溜まり室に砂が落下する姿勢に立てるためのスタンドとしての機能も有していることが望ましい。
カード形砂時計を立てた状態(すなわち、砂が一方の砂溜まり室から他方の砂溜まり室に落下可能な姿勢に保持する状態)にするためには、背板の背面や端面に、吸着シート、吸着盤などのように、壁面などの任意の表面に吸着固定可能な吸着固定部材を取り付けておいてもよい。
本考案のカード形砂時計の組立キットでは、背板の表面に枠板を取り付けて相互に連通している二つの凹部を形成し、これら凹部の間に調節部材を取り付けると共に、凹部に砂を入れ、しかる後に、凹部を前板7で封鎖すれば、二つの砂留まり室および砂落下用の連通路を備えたカード形砂時計を組み立てることができるので、小学生などの子供でも簡単に組み立てることができる。それ故、本考案のカード形砂時計の組立キットは、小学生向けの図画工作用の教材などとして用いる場合に適している。
以下に、図面を参照して、本考案を適用したカード形砂時計の組立キットの一例を説明する。
[実施の形態1]
図1は、本考案の実施の形態1に係るカード形砂時計の組立キットを組み立てた状態の斜視図である。この図に示すように、本例のカード形砂時計の組立キット1は、砂2が溜まる2つの砂溜まり室31、32と、これら砂溜まり室31、32を繋いでいる砂落下用の連通路33とを備えたカード形砂時計3を組み立てることができるキットである。また、組み立てたカード形砂時計3を収納可能なケース4もセットにされている。
ケース4は、一般に市販されている金属製の名刺入れ等と同一構造であり、ケース本体41と、このケース本体41に対して開閉可能な状態に取り付けられたケース蓋42とを備えている。ケース本体41は、カード形砂時計3の側方部分を収納可能なポケット411を備えている。このポケット411の端部には連結ロッド43が取り付けられており、ケース蓋42は、この連結ロッド43を中心として回転可能な状態でケース本体41の側に支持されている。ここで、本例のケース4は、組み立てたカード形砂時計3を保護する以外に、収納されているカード形砂時計3を立てるためのスタンドとしても機能する。すなわち、ケース4は、図1に示すようにケース蓋42を半開き状態にすると立てることができるので、そこにカード形砂時計3を差し込めば、カード形砂時計3を、一方の砂溜まり室31から他方の砂溜まり室32に砂2が落下する姿勢に立てることができる。
(カード形砂時計3)
図2は、カード形砂時計3の組み立て方の説明図である。図3(a)は組み立てたカード形砂時計3の正面図であり、図3(b)は(a)のA−A線で切断した部分の概略断面図である。これらの図も参照して説明すると、カード形砂時計3のキット内容は、砂2、背板5、扁平な枠板6、前板7、および砂落下用の連通路33の開口量を調節するための調節部材8となっている。また、枠板6を背板の表面5aに接着すると共に、前板7を枠板6の表面6aに接着するために用いる、接着剤、両面テープなどの接着部材(図示せず)もセットにされている。
背板5は、アルミニウムやステンレススチールなどの矩形形状の金属板であり、4つの縁を前側に折り曲げた端板部分51、52、53、54を備えている。
枠板6は、背板5の端板部分51〜54の内側に丁度嵌まる寸法に設定されており、その表面5aに線対称の状態で取り付ける同一形状の二枚の枠板61、62を備えている。各枠板61、62には、砂落下用の連通路33を形成するための貫通穴611、621が形成されている。各枠板61、62は、各貫通穴611、621が開口している端面611a、621aが一定間隔で対峙する状態で背板5の表面5aに取り付けられ、これら枠板61、62の間に、調節部材8がはめ込まれる。よって、背板5の表面5aには、調節部材8を介して相互に連通している二つの凹部91、92が形成されることになる。
前板7は、枠板61、62の輪郭形状と同一の輪郭形状の二枚の透明板71、72と、これら透明板71、72を連結している連結板73とを備えている。前板7は、背板5の表面5aに形成された凹部91、92を封鎖するように、枠板6(61、62)の輪郭に合わせて取り付けられる。これにより、二つの砂溜まり室31、32が形成される。なお、前板7を取り付ける前に、凹部91、92に砂2を入れておく。
調節部材8は、枠板61、62の間を端面611a、621aに沿ってスライド可能に嵌め込まれたスライド板であり、当該スライド方向に沿って形成された大きさの異なる複数の穴81を備えている。調節部材8をスライドさせて、枠板61、62の貫通孔611、621に対峙する穴81を変更することにより、砂落下用の連通路33の開口量を調節することができるので、落下する砂2の量を調節することができる。また、前板7の連結板71が押さえとなって、調節部材8が前方に抜けてしまうことを規制している。
調節部材8の後面部分8aには、各穴81に対応する位置にそれぞれ、係合溝82が形成されている。また、背板5の表面5aには、係合溝82に嵌め込み可能な係合突起55が形成されている。係合突起55に係合させる係合溝82を選択することにより、調節部材8を各位置に固定でき、穴81を連通路33内に確実に位置させることができる。
ここで、本例では、枠板6および前板7としてアクリル樹脂製のものを用いており、砂2としてシリカゲル製のものを用いている。すなわち、アクリル樹脂製はマイナスに帯電するので、砂2もマイナスに帯電するシリカゲル製のものを用いている。勿論、帯電により砂2が落下しないなどの弊害を防止できれば、それらを他の材料とすることも可能である。
以上説明したように、本例のカード形砂時計の組立キット1では、背板5の表面5aに枠板6を取り付けて相互に連通している二つの凹部91、92を形成し、これら凹部91、92の間に調節部材8を取り付けると共に、凹部91、92に砂2を入れ、しかる後に、凹部91、92を前板7で封鎖すれば、二つの砂留まり室31、32および砂落下用の連通路33を備えたカード形砂時計3を組み立てることができるので、小学生などの子供でも簡単に組み立てることができる。また、マジックインキ(登録商標)などを用いて、前板7にサイン画像などを描いたりすれば、オリジナルの砂時計を製作することもできる。それ故、本例のカード形砂時計の組立キット1は、小学生向けの図画工作用の教材などとして用いる場合に適している。
なお、上記形態では、調節部材8として、大きさの異なる複数の穴81が形成されたスライド板を用いて、連通路33内に位置させる穴81を切り替えることにより、連通路33の開口量を調節していたが、例えば、スライド板に穴を形成せずに、スライド板をスライドさせて、当該スライド板と枠板61、62の貫通孔611、621(連通路33)との重なり面積を変えることにより、連通路33の開口量を調節して、落下する砂2の量を調節することも可能である。
また、上記形態では、枠板6を接着部材により背板5の表面5aに接着していたが、背板5および枠板6の少なくとも一方に、これらの部品を機械的に係合させて結合するための係合部を形成して、背板5と枠板6とを結合してもよい。同様に、枠板6および前板7の少なくとも一方に、これらの部品を機械的に係合させて結合するための係合部として、枠板6と前板7とを結合してもよい。
[実施の形態2]
図4(a)は本考案の実施の形態2に係るカード形砂時計の組立キットを組み立てた状態の正面図であり、図4(b)は(a)のB−B線で切断した部分の概略断面図である。なお、本例および後述する実施の形態3のカード形砂時計は、基本的な構成が実施の形態1と共通しているので、対応する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
本例のカード形砂時計3Aも、背板5の表面5aに枠板6を取り付けて相互に連通している二つの凹部91、92を形成し、これら凹部91、92の間に調節部材8Aを取り付けると共に、凹部91、92に砂2を入れ、しかる後に、凹部91、92を前板7で封鎖することにより、組み立てられたものである。しかるに、調節部材8Aとして、スライド板の代わりに、回転可能な円盤を用いている点が相違している。
調節部材8Aは、枠板61、62の間に掛け渡された回転軸86によって回転可能に支持され、当該回転方向に沿って外周縁部分に形成された大きさの異なる複数の穴87を備えている。調節部材8Aを回転させて、枠板61、62の貫通孔611、621に対峙する穴87を変更することにより、砂落下用の連通路33の開口量を調節することができるので、落下する砂2の量を調節することができる。
調節部材8Aの外周面部分には、各穴87に対応する位置にそれぞれ、係合溝88が形成されている。また、背板5の表面5aには、係合溝88に嵌め込み可能な係合突起55aが形成されている。係合突起55aに係合させる係合溝88を選択することにより、調節部材8Aを各回転位置に固定でき、穴87を連通路33内に確実に位置させることができる。
[実施の形態3]
図5(a)は本考案の実施の形態3に係るカード形砂時計の組立キットを組み立てた状態の正面図であり、図5(b)は(a)のC−C線で切断した部分の概略断面図である。この図に示すように、本例のカード形砂時計3Bは、背板5B、枠板6B、および前板7Bをこの順番に積層して、それぞれの間を接着剤、両面テープなどの接着部材(図示せず)を用いて接着することにより、組み立てられたものである。
背板5Bは、アルミニウムやステンレススチールなどの矩形形状の金属板である。
枠板6Bは、背板5Bと輪郭形状が同一に形成されたアクリル樹脂製の矩形枠板であり、左右の垂直枠の中央部分が内側に三角形状に膨出した形状を有している。したがって、枠板6Bを背板5Bに取り付けると、背板5Bの表面には、相互に連通している二つの凹部91B、92Bが形成される。
前板7Bは、枠板6B(背板5B)と輪郭形状が同一に形成されたアクリル樹脂製の矩形板であり、凹部91B、92Bを封鎖するように、枠板6Bの輪郭に合わせて取り付けられる。これにより、連通路33Bによって相互に連通している二つの砂溜まり室31B、32Bが形成される。なお、前板7Bを取り付ける前に、凹部91B、92Bに砂2を入れておく。この砂2も、上記形態と同様、シリカゲル製のものである。
ここで、本例の砂落下用の連通路33Bは、上記形態の砂落下用の連通路よりも幅が広く形成されており、ここには、対角線の長さが連通路33Bの幅寸法よりも僅かに小さい正方形の回転体8Bが背板5Bと前板7Bの間に挟まれて回転可能な状態で保持されている。この回転体8Bの背面部分には所定深さの長方形の開口部89が形成されている。この開口部89に、背板5Bに形成した貫通孔56を介して、マイナスドライバーなどを差し込んで回転させることにより、回転体8Bの姿勢を自由に変えられるようになっている。したがって、回転体8Bの姿勢を変えることによって、連通路33の開口量を調節することができるので、落下する砂2の量を調節することができる。それ故、本例の回転体8Bは調節部材として機能する。
なお、本例では、回転体8Bとして、正方形のものを用いたが、連通路33の開口量を調節することができるものであれば、例えば、六角形や八角形などの多角形、楕円のものも用いることができる。
[その他の実施の形態]
図6ないし図11には、本考案によるカード形砂時計の各種形態を示してある。
図6、7および図8、9には、上記の各例とは異なる形状の枠板を備えたカード形砂時計を示してある。また、これらの枠板においては、上下の枠板を相互に連結するためのジョイント100、101が形成されている。背板の表面において、それに直交する方向から一方の枠板のジョイント100a、101aに対して、他方の枠板のジョイント100b、101bを着脱可能な状態ではめ込むことが可能となっている。このような相補的な形状のジョイントを形成しておくことにより、枠板の位置決め、および組み付け作業が簡単になるという利点がある。
また、図10、11には、これらに組み込み可能な調節部材の二例を示してある。図10に示す調節部材110では、丸孔を備えており、それらの両端部分には面取りが施されて、砂が落ち易くなっている。また、面取りを行うことにより、調節部材と枠板の間に砂が入り込むことを防止する効果も得られる。図11に示す調節部材120は長孔を備えており、両端には面取りが施されている。
本考案の実施の形態1に係る砂時計の組立キットを組み立てた状態の斜視図である。 カード形砂時計の組み立て方の説明図である。 (a)は組み立てたカード形砂時計の正面図であり、(b)は(a)のA−A線で切断した部分の概略断面図である。 (a)は本考案の実施の形態2に係るカード形砂時計の組立キットを組み立てた状態の正面図であり、(b)は(a)のB−B線で切断した部分の概略断面図である。 (a)は本考案の実施の形態3に係るカード形砂時計の組立キットを組み立てた状態の正面図であり、(b)は(a)のC−C線で切断した部分の概略断面図である。 カード形砂時計の別の例を示す斜視図、正面図、平面図および側面図である。 図6の枠板を示す斜視図、正面図、平面図および側面図である。 カード形砂時計の別の例を示す斜視図、正面図、平面図および側面図である。 図8の枠板を示す斜視図、正面図、平面図および側面図である。 調節部材の例を示す斜視図、正面図、平面図および側面図である。 調節部材の例を示す斜視図、正面図、平面図および側面図である。
符号の説明
1 カード形砂時計の組立キット
2 砂
3、3A、3B カード形砂時計
31、32、31B、32B 砂溜まり室
33、33B 砂落下用の連通路
4 ケース
5、5B 背板
5a 背板の表面
6、61、62、6B 枠板
6a 枠板の表面
611、612 貫通穴
611a、612a 貫通穴が開口している端面
7、7B 前板
8、8A、8B 調節部材
81、87 穴
91、92、91B、92B 凹部

Claims (14)

  1. 矩形形状の背板と、
    この背板の表面に取り付けて、当該表面に、相互に連通している二つの凹部を形成するための扁平な枠板と、
    前記凹部の間の砂落下用の連通路の開口量を調節するために、前記凹部の間に取り付ける調節部材と、
    前記凹部に入れる砂と、
    砂が入れられた前記凹部を封鎖して、二つの砂溜まり室を形成するための前板とを有していることを特徴とするカード形砂時計の組立キット。
  2. 請求項1において、
    前記枠板を前記背板の表面に接着すると共に、前記前板を前記枠板の表面に接着するために用いる、接着剤、両面テープなどの接着部材を有していることを特徴とするカード形時計の組立キット。
  3. 請求項1または2において、
    前記背板および前記枠板の少なくとも一方は、これらの部品を機械的に係合させて結合するための係合部を備えていることを特徴とするカード形時計の組立キット。
  4. 請求項1ないし3のうちのいずれかの項において、
    前記枠板および前記前板の少なくとも一方は、これらの部品を機械的に係合させて結合するための係合部を備えていることを特徴とするカード形砂時計の組立キット。
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれかの項において、
    前記背板は、透明板あるいは、表面が鏡面となっているものであることを特徴とするカード形砂時計の組立キット。
  6. 請求項1ないし5のうちのいずれかの項において、
    前記枠板の輪郭形状と前記前板の輪郭形状が同一であり、
    前記枠板の輪郭に合わせて前記前板を取り付けることを特徴とするカード形砂時計の組立キット。
  7. 請求項1ないし6のうちのいずれかの項において、
    前記枠板として、前記背板の表面に線対称の状態で取り付ける同一形状の少なくとも二枚の枠板を備えていることを特徴とするカード形砂時計の組立キット。
  8. 請求項1ないし6のうちのいずれかの項において、
    前記枠板として、異なる形状の少なくとも二枚の枠板を備えていることを特徴とするカード形砂時計の組立キット。
  9. 請求項7または8において、
    隣接配置される前記枠板には、着脱可能な状態で相互に連結するためのジョイント部が形成されていることを特徴とするカード形砂時計の組立セット。
  10. 請求項7または8において、
    各枠板には、前記連通路を形成するための貫通穴が形成されており、
    各枠板は、各貫通穴が開口している端面が一定間隔で対峙する状態で前記背板の表面に取り付けられ、
    これら枠板の間に、前記調節部材をはめ込むようになっていることを特徴とするカード形砂時計の組立キット。
  11. 請求項10において、
    前記調節部材は大きさの異なる複数の穴を備えており、
    前記枠板の間に嵌め込まれた状態において、スライドあるいは回転させることにより、前記枠板の前記貫通穴に対峙する穴を変更可能となっていることを特徴とするカード形砂時計の組立キット。
  12. 請求項1ないし11のうちのいずれかの項において、
    前記砂はシリカゲル製であり、
    前記前板はアクリル樹脂製であることを特徴とするカード形砂時計の組立セット。
  13. 請求項1ないし12のうちのいずれかの項において、
    組み立てたカード形砂時計を収納可能なケースを有し、
    このケースは、収納されている前記カード形砂時計を、一方の前記砂溜まり室から他方の前記砂溜まり室に砂が落下する姿勢に立てるためのスタンドとして機能することを特徴とするカード形砂時計の組立セット。
  14. 請求項1ないし13のうちのいずれかの項において、
    前記背板の背面あるいは端面には、吸着盤、吸着シートなどの吸着固定部材が取り付けられていることを特徴とするカード形砂時計の組立セット。
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