JP3110078U - 地震防災用品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 地震発生時に食器棚や陳列棚等の開き戸が開くのを防ぎ、地震の震動で内部の食器や商品等が飛び出して破損・散乱するのを防止することにより損害を軽減し、安全を確保する。
【解決手段】 本体内部でワイヤー(又は紐)18を巻き取りローター4に巻き付け、他方をワイヤー(又は紐)引っかけ金具19で開き戸に固定。巻き取りゼンマイバネ6を持つローター4、ブレーキゴム12と案内ローラー18を持つブレーキレバー14とストッパーゴム8を持つストップレバー11を設けた地震防災用品により、この課題を解決する。
【選択図】 図1、

Description

この考案は、地震発生時に食器棚等の開き戸が開くのを防止し内部の収納物が散乱することを防止するための装置に関する。
従来、地震発生時に食器棚等の開き戸が開くのを防ぐ方法としては、安価で有効な物がなく、あってもマグネットを使ったものや爪を使って固定するものなど高価で複雑、使いにくいものしかなかった。
地震発生時に食器棚や陳列棚等の開き戸が開くのを防ぐもので、地震の震動で内部の食器や商品等が飛び出して破損・散乱するのを防止して損害を少なくすると同時に室内の安全を確保する安価で取り扱いのやさしい地震防災用品を提供する。
上記の目的を達成するために、この考案は、ワイヤー又は紐の片方を本体内部の巻き取りローターに巻き付け、他方を金具などを用いて開き戸に取り付ける。巻き取りローターはゼンマイバネで常にワイヤー又は紐を巻き取る力を発生させている。巻き取りローターの側には支点をはさんでブレーキゴムと案内ローラーを取り付けたブレーキレバーを設ける。ブレーキレバーは引っ張りバネで巻き取りローターに制動がかからないような方向に力を掛けておく。ワイヤー又は紐は案内ローラーを介して開き戸に取り付ける。食器や商品を納めるために長時間開き戸を開けておきたい時のために、巻き取りローターの回転を止めワイヤー又は紐が巻き取られる力を停止して開き戸が自動的に閉まるのを止めるためのストップレバーを設ける。
また、本体内部に、ゼンマイバネで回転するローターと先端をローターに固定、巻き付けられたワイヤー又は紐と、ブレーキ装置、ストップ装置を内蔵し、ワイヤー又は紐の他端に、引き出しへの接続器具若しくは本体を引き出しに取り付けた場合の引き出し保持体への接続器具を有する場合もある。
また、本体内部に、ゼンマイバネで回転するローターと先端をローターに固定、巻き付けられたワイヤー又は紐と、ブレーキ装置、ストップ装置を内蔵し、ワイヤー又は紐の他端に、転倒防止若しくは移動防止対象部位への接続器具を有する場合もある。
この考案は、以上説明したように構成するので、以下に記載するような効果を奏する。
普段は開き戸を開ける場合、ゆっくりとした動きなので、開き戸に取り付けられたワイヤー又は紐は、ブレーキレバーの引っ張りバネに打ち勝って、ブレーキレバーに取り付けられた案内ローラーを引っ張り、ブレーキゴムを巻き取りローターに押しつけることができず、常に閉まる力が働いているので開けっ放しの状態をなくすことができる。これは地震の時開けっ放しの状態になることを防ぐとともに、陳列された商品が、開けっ放しによって保冷・冷蔵効果が失われることを防ぐことにより節電などの効果を奏する。
地震が発生した時には、地震の震動で急激にドアーが開かれようとするので、ワイヤー又は紐が大きな力で引っ張られる。ワイヤー又は紐は案内ローラーに掛けられているので案内ローラーにも大きな力がかかり反対側に付けられたブレーキゴムが巻き取りローターに押しつけられ巻き取りローターの回転を止める。このことによってワイヤー又は紐は引き出されなくなり開き戸はそれ以上開かなくすることができる。地震により逆の力が働いたり、開く力がなくなった時は、開き戸には、常にワイヤー又は紐は巻き取りローターに取り付けられたゼンマイバネの力で閉じる方向の力がかかっているので閉じようとする。食器や商品を入れる時など、開き戸を開けたまま作業をしたい場合にはストップレバーによりワイヤー又は紐が巻き取りローターに捲かれるのを停止することによって行うことができる。よって地震で開き戸が開くのを防ぎ、食器や商品が散乱、破損するのを防ぎ、また散乱し破損した食器や商品のガラス片等で怪我をしたり逃げ道を塞がれることを防ぐなど、危険を回避し安全性を確保する効果を奏する。
本体内部に、ゼンマイバネで回転するローターと先端をローターに固定、巻き付けられたワイヤー又は紐と、ブレーキ装置、ストップ装置を内蔵し、ワイヤー又は紐の他端に、引き出しへの接続器具若しくは本体を引き出しに取り付けた場合の引き出し保持体への接続器具を有する場合も同様である。
本体内部に、ゼンマイバネで回転するローターと先端をローターに固定、巻き付けられたワイヤー又は紐と、ブレーキ装置、ストップ装置を内蔵し、ワイヤー又は紐の他端に、転倒防止若しくは移動防止対象部位への接続器具を有する場合も同様である。
この考案は、毎日使用されることから耐久性を必要とし、特に地震の被害を軽減するためのものなので全体として金属や強化プラスチックなどの材料を使って丈夫に作ることが望まれる。この装置は家具や設備機器に製造段階で組み込むと目立たないで一番良いが、既製の家具や設備機器にも取り付けられるように両面テープとねじ止めを併用して、位置決めの便利さと取り付け強度を確保する方が良い。ワイヤー又は紐も金属製のものやテグスなど強度のある合成繊維、天然素材では麻紐など切れにくい耐久性のあるものが望ましい。本体からのワイヤー又は紐の引き出し口は、スムースにワイヤー又は紐が通過できるようにすることが必要である。ブレーキレバー・案内ローラーにもかなりの力がかかるので強度が必要である。ブレーキゴムも耐摩耗性の優れた素材を使用する必要がある。ゼンマイバネの強度はドアーを引き寄せる力が必要であるが、大きすぎると普段開き戸を開ける時にブレーキレバーが作動してしまい、また引っ張りバネも大きすぎると地震の時にブレーキレバーが働かず小さすぎると普段開き戸を開ける時にブレーキレバーが働いてしまうので両バネは力のバランスを考えて設置する必要がある。ストップレバーは、その位置を見える位置に使用しやすい形でレバー式又はプッシュ式で取り付けると良い。
図1は、地震防災用品の本体構造と開き戸との接続を表す投影図である。
図2は、地震防災用品の本体と開き戸との別方法による接続を表す外観図である。
本体1の内部中央に巻き取りローター回転軸7を設け巻き取りローター4を取り付ける。巻き取りローター4の中央部にはゼンマイバネ6を取り付ける。巻き取りローター4にはローター巻き取り部6があり、そこにワイヤー18aを巻き付けてある。ワイヤー18aは、ブレーキレバー13に案内ローラー回転軸16に取り付けられた案内ローラー15に掛けられて本体1の穴から外部に導かれ、終端を開き戸21に木ねじ20で取り付けられたワイヤー18aの引っかけ金具19に接続されている。ブレーキレバー9はブレーキレバー回転軸14を中心に回転する。ブレーキレバー9の片側にはブレーキゴム12が取り付けられ、反対側には引っ張りバネ17が取り付けられ、常にブレーキゴム12を巻き取りローター4から離す力が掛けられている。普段開き戸をゆっくりと開けるときは、ゼンマイバネ6の力に逆らって巻き取りローター4を回転させるワイヤー18aが案内ローター15に掛ける力より、引っ張りバネ17の力が勝るので、ワイヤー18aがスムースに引き出され開き戸21を開くことができる。地震などで急激に開き戸21が開かれると、ワイヤー18aの引く力によって案内ローラー15に掛かる力が引っ張りバネ17の力より勝り、ブレーキレバー13をブレーキレバー回転軸14を中心に回転させる。これによりブレーキレバー13にとりつけられたブレーキゴム12が、巻き取りローター4の外周部に押しつけられワイヤー18aが引き出されるのを止め、開き戸21が開かないようになる。地震の逆揺れなどでワイヤー18aが開き戸21により引っ張られなくなると、引っ張りバネ17の力でブレーキレバー12が戻り、ゼンマイバネ6の力で巻き取りローター4が回転してワイヤーl8aはローター巻き取り部に巻き取られ開き戸21は閉まる。
食器の収納や商品の陳列の作業の時、開き戸21を一時的に開けておきたい場合には、ストップレバー9で行う。ストップレバー9はストップレバー回転軸11に取り付けられている。ストップレバー9の巻き取りローター4側にはストッパーゴム8を取り付けてある。ストップレバー9は圧縮バネ10の力でどちらかの側に押しつけられるシーソー運動をする。開き戸21を開き、ストップレバー9を上げればストッパーゴム8が巻き取りローター4の外周部に押しつけられワイヤー18aがローター巻き取り部6に巻き取られなくなり開き戸21はその時の状態を保つことができる。本体1は蓋2で内部を保護し、底面に両面粘着シート24を貼り位置決めをしやすくするとともに、取り付け穴3を設け確実に強固に取り付けられるようにする。又、開き戸21へ紐18bを接続する場合、図2には、開き戸21に紐の通し穴23を設け紐18bの終端に紐の抜け止め22を取り付ける方法を示す。
産業上の利用の可能性
上記のように構成した地震防災用品は、家庭における食器棚など開き戸を持つあらゆる家具に取り付けることができると同時に、商店の陳列ケースにも取り付けることができる。地震の発生時、開き戸の解放で収納品が散乱するのを防ぐことは勿論、引き出しの飛び出しにも効果がある。また大型の装置を作れば、ロッカー・家具や冷蔵庫などの電気製品の転倒を防止したり、地震の時テレビなどが飛ばされる事を防止できるものである。普段は自由に動かせるが地震発生時には動きを固定することが必要な場合に、設備の保護・安全の確保をあらゆる場面で提供できる可能性をもっている。
地震防災用品の本体構造と開き戸との接続を表す投影図 地震防災用品の本体と開き戸との別方法による接続を表す外観図
符号の説明
1……本体
2……蓋
3……取り付け穴
4……巻き取りローター
5……ローター巻き取り部
6……ゼンマイバネ
7……ローター回転軸
8……ストッパーゴム
9……ストップレバー
10……圧縮バネ
11……ストップレバー回転軸
12……ブレーキゴム
13……ブレーキレバー
14……ブレーキレバー回転軸
15……案内ローラー
16……案内ローラー回転軸
17……引っ張りバネ
18a……ワイヤー
18b……紐
19……ワイヤーの引っかけ金具
20……木ねじ
21……開き戸
22……紐の抜け止め
23……紐の通し穴
24……両面接着シート

Claims (1)

  1. 本体内部に、ゼンマイバネで回転するローターと先端をローターに固定、巻き付けられたワイヤー(又は紐)と、ブレーキ装置、ストップ装置を内蔵し、ワイヤー(又は紐)の他端に、開き戸への接続器具を有した地震防災用品
JP2004007429U 2004-11-17 2004-11-17 地震防災用品 Expired - Lifetime JP3110078U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013002532A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Saitama Univ 変位抑制装置
KR102216861B1 (ko) * 2020-07-08 2021-02-17 김태훈 가구의 전도방지장치

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