JP3112110U - 地震家具転倒防止用品 - Google Patents

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Abstract

【課題】地震発生時に家具や冷蔵庫・テレビ等が倒れたり飛んだりすることを防ぎ、人的被害の発生を防ぎ、同時に室内の安全を確保しながら、美的で安価な取り扱いのやさしい地震家具転倒防止用品を提供する。
【解決手段】床に取り付けたL形止め金具に付けたテープを家具背面下に取り付けた案内サドルを通して本体に繋ぎ巻き上げレバーで巻き上げて家具を固定する地震家具転倒防止用品。
【選択図】図1

Description

この考案は、地震発生時に家具や冷蔵庫等が転倒して人的被害を被るのを防止するための装置に関する。
従来、地震発生時に家具や冷蔵庫等が倒れるのを防ぐ方法としては、上部に突っ張り棒をかましたり、壁や柱に鎖などを使ってネジ止めする方法しかなく、強固に固定するためには専門的技能・技術を必要としていた。模様替えや掃除の際、ネジを外さなければならず、家具や冷蔵庫の移動が大変で、また壁や柱に傷を付けてしまい、特に和室では見栄えも良くなかった。また冷蔵庫などは特に固定し難い状態であった。
地震発生時に家具や冷蔵庫・テレビ等が倒れたり、飛んだりすることを防ぎ、人的被害の発生を防ぎ、同時に室内の安全を確保しながら、美的で安価な取り扱いのやさしい地震家具転倒防止用品を提供する。
上記の目的を達成するために、この考案は、本体とL形の止め金具、案内サドルから構成される。本体をL形の一辺を浮き上がり防止部にし、他の一辺を底板にして、その両側を立ち上げ、その面に丸い穴を開けて角棒の軸を取り付ける。角棒の軸の片方には頭部を一体で作り、中央部にテープを通すスリットを設ける。他方には雌ネジをつける。角棒の軸には、回転軸が丸穴で両方にラチェット爪の付いた巻き上げレバーと、角穴の付いた歯車を本体両側に一枚ずつ、角穴の付いたプラスチック製の円板2枚を内側にして通し、座金を付けてボルトで締めつける。巻き上げレバーを動かすことによって歯車を一方向に回転させることができる。両方のラチェットに通したピンを手前に引くことで引っかかりが解除できる。歯車を固定するストップレバーは、両端の爪が歯車にかみ合うようにピンを使って本体外側に取り付ける。ストップレバーは本体後部にある固定レバーで動かなくなり歯車の回転を確実に止めることができる。地震時には大きな力でテープが引っ張られるので、その力を角棒の軸を通して左右の歯車で受け、両側のストップレバーの歯とラチェットの爪で受けとめるように作り、力を分散するようにする。同時に衝撃を本体底面全体で受け止め、ゴムシートやゲル状ゴムシートに伝えて和らげるようにする。
建物への固定は、テープの一端をL形の止め金具に取り付け、和室の場合は家具を設置する後方の畳の下に取り付けて行う。洋室の場合は床と壁又は巾木の堅牢な位置に取り付け固定する。案内サドルを家具背面下の堅牢な位置に取り付けテープを通す。本体を家具の上部後方にゴムシートを挟んで設置し、テープの他端を角棒の軸にあるスリットに通す。固定レバーを解除して、巻き上げレバーを動かしてテープを巻き取り充分に張れたところで固定レバーをセットする。テープには安価で強力・伸び縮みの少ない荷造り用テープが使用できる。ワイヤーを用いることもできる。
本体設置終了後、本体にデザインされたカバーをして室内での違和感をなくす。
冷蔵庫、テレビ等の場合も同様である。
また、回転軸は、多角形の軸の他に丸い部分を有する棒である場合もある。
また、回転軸に歯車と巻き上げ用円板を有し、これにかみ合う爪を持ったレバーからなるテープまたはワイヤーで固定する地震家具転倒防止用品である場合もある。
この考案は、以上説明したように構成するので、以下に記載するような効果を奏する。
地震の衝撃はテープから歯車にかけた4本のツメを通して本体にかかり、底面全体からゴムシートを介して家具等に伝えられるので、衝撃を分散し和らげることができる。
地震の揺れで家具が前方に倒れようとした時、家具の後部が床から離れないように引っ張られるので倒れるのを防ぐことができる。家具が前に振られたときは、背面底部に取り付けられた案内サドルが前方へ移動することを防ぐ働きがある。2つに重ねられた家具の場合、家具の両横に取り付けることで、全体を1つにして固定でき、2つに折れて倒れるのを防ぐことができる。
次に、設置がしやすいことが上げられる。和室の場合、テープを付けたL形の止め金具を畳の下にはめるだけで畳と家具が一体になり前方に倒れにくくなる。洋室の場合は、床と壁にテープを付けたL形の止め金具を取り付け、後は家具の上部で巻き上げるだけで済む。冷蔵庫の場合も床と壁にテープを付けたL形の止め金具を取り付け、テープを冷蔵庫背面下部の穴に通し、本体を冷蔵庫の上部後方に設置し、上でテープを巻き上げるだけで固定できる。またテレビなどのように台に載せて使用するものも、台と一緒に固定できので、使用範囲が広い。冷蔵庫やテレビには、本体にこの装置を組み込むことで、さらにデザイン性と安全性を高めることができる。
また、家具の移動や掃除の時は、テープを緩めるだけで簡単に行うことができる。デザイン的にも前から見えるのは置物などにデザインされた本体カバーだけなので美的にも良い。テープの色を家具に合わせれば、なお調和のとれた設置ができる。
このように和室、洋室、台所など場所を選ばず、また家具、冷蔵庫、テレビなど多くのものの固定に使用できるので、地震発生時の人的被害及び財産への被害を少なくして安全を確保する効果を奏する。
この考案は、地震という大きな災害から生命と財産を守る為のものであることから、丈夫な素材で作られなければならない。そのためには本体を構成する鉄板は充分な厚さと強度が必要で、本体の部品である角棒の軸、歯車、ラチェット爪の付いた巻き上げレバー、ストップレバー、固定レバー、L形の止め金具、案内サドルなど、どれをとっても強靱に作られなければならない。歯車の歯の大きさは強度や送りの大きさによって決定し、それに合わせてラチェットやストップレバーの爪の形を決定する。取り付けネジも強度と充分な長さのものを使用する必要がある。取り付け位置も柱や桟のあるところで止める。また、家具など固定するものも充分強度のある位置で複数箇所(両サイド)を固定した方が良く、2台を対にして使用するのが良い。テープも強靱で温度や経年での伸びの少ない素材を使用する必要がある。
本体を底面に貼り付けるゴムシートは、底面にも粘着性のあるものを用いた方が良いが、冷蔵庫のようにネジ止めが困難なものがあるので、振動を吸収するゲル状のゴムが最適である。
テープについては、実際地震が発生したときに、ゆるんでいては効果が望めないので、定期的にテープの張り具合を点検する必要がある。
家具の前面下に、コムシートや算木を挿入することによって効果を高めることができる。
図1は、地震家具転倒防止用品の本体構造を表す断面図である。
図2は、地震家具転倒防止用品の平面図である。
図3は、地震家具転倒防止用品の角棒の軸の周辺の部品の展開図である。
図4は、L形の止め金具の側面の断面図である。
図5は、L形の止め金具の正面図である。
図6は、案内サドルの投影図である。
図7は、本体カバーのイメージ投影図である。
図8は、簡易型地震家具転倒防止用品の本体構造を表す断面図である。
図9は、簡易型地震家具転倒防止用品の平面図である。
図10は、巻き上げ軸の詳細図である。
本体1の両サイドの本体立ち上げ部15に角棒の軸9を通す丸穴を設ける。角棒の軸9には、テープ24を通すスリット20を設け、本体立ち上げ部15の外側に巻き上げレバー4、歯車8を通し、内側にプラスチック円板16を取り付ける。巻き上げレバー4の角形の腕にはバネ5とラチェット7が取り付けられている。角棒の軸9の通る穴は円形になっている。巻き上げレバーは、コの字形をしていて左右対象に作られている。歯車8の角棒の軸9を通す穴は角形で、角棒の軸9とスリップしないように結合され一緒に回転する。プラスチック円板の角棒の軸9を通す穴は角穴で、テープが本体立ち上げ部15と接触して摩耗することを防ぐ。ストップレバー2は、コの字形をし、先端に歯車8を固定するカギ爪を持ち、ピン13によって本体立ち上げ部15に取り付けられている。これらの部品を取り付けた後、ワッシャ21を挟んでボルト22を締め付けて固定する。ストップレバー2は、ピン18で本体上部に止められた固定レバー3によって固定されると、カギ爪は歯車8から離れることができなくなり、歯車8はどちらにも回転できなくなる。歯車8を回転させるときには、ストップレバー2が自由に動けるように、固定レバー3を解除しておくことが必要になる。
家具などを固定する場合、和室の場合、L形の止め金具23を家具の巾で2個、畳25の下の壁際に取り付けネジ12で取り付け、テープ24をスリット26に通して固定する。洋室などの場合は、壁際の床と壁の頑丈な所に取り付ける。この時テープを熱で圧着すると効果的である。案内サドル28を家具の背面下側の丈夫な位置2カ所に取り付け、それぞれにテープを通す。つぎに本体を家具などの上面の両側にゴムシート14を挟んで、浮き上がり防止部11を背面に密着させ、取り付けネジ12で固定する。冷蔵庫のような場合は、ゲル状のゴムシートを用いる。家具を壁際に移動した後、家具前面底にゴム又は算木を挟み、テープ24を本体1の本体テープ案内10に通し、角棒の軸9のスリット20に挿入する。テープ24がからみついて固定できる長さに切断する。固定レバー3を解除し、巻き上げレバー4を往復運動させてテープ24を角棒の軸9に巻きとり必要な張力でテープ24を張る。固定レバー3でストップレバー2を固定する。家具などが固定されているのを確認して取り付け溝30に沿ってカバー29をはめ込み設置を終了する。
家具などを移動する場合、カバー29を外し、固定レバー3を解除しストップレバー2を持ち上げて固定レバー3を回転させた上にのせる。つぎに巻き上げレバー4のピン19を手前に引きラチェット7の爪を歯車8から離す。これにより歯車8が自由に回転できるので、テープをゆるめて外し、家具を移動する。
次に巻き上げ用円板32を用いた簡易型の場合、巻き上げ軸31を丸軸で作り、中央にスリット36を設け、両端に歯車35と巻き上げ用円板32が空転しないように断面が多角形の部分を設ける、さらにボルト22および座金21を用いてり固定できるように両端面に雌ねじを設ける。家具などの固定は、前例と同じよう家具や冷蔵庫を設置し、テープ24をスリット36に通し、巻き上げ円盤32を回転して巻き上げ軸31に巻き付ける。巻き上げ用円板32は直径が大きく作られているので大きな力でテープを張ることができる。ストップレバー34は引っ張りバネ33によりストップレバー34の爪が歯車35の歯に食い込み逆方向の回転を止め家具や冷蔵庫を固定する。テープ24をゆるめる場合はストップレバー34を押し上げることによりストップレバー34の爪が歯車35から離れるので行うことができる。この方法はこの装置を家具や冷蔵庫に内蔵する場合有利で、普段は家具や冷蔵庫の表面には巻き上げ用円板32の一部が出るだけで済む。また、全体を隠すことも可能である。取り付けや取り外しの場合蓋を開けて行うようにできる。
産業上の利用の可能性
上記のように構成した地震家具転倒防止用品は、地震発生時、家具や冷蔵庫が倒れたり飛んだりすることを防ぐことができ、テレビなども飛んだりすることを防ぐことができる。4台用いれば壁際以外に置かれた家具やロッカー・書架を固定することができる。この装置を家具や冷蔵庫など、あらゆるものに内蔵すれば、地震に安全な商品の開発ができ、家庭の設備機器はもちろん、商店やスーパーの陳列ケース、ビルや倉庫の棚、図書館やビルの書架・ロッカーなどのあらゆる場所で目立たない方法で、設備の保護・安全の確保を、あらゆる場面で提供できる可能性をもっている。
地震家具転倒防止用品の本体構造を表す断面図 地震家具転倒防止用品の平面図 地震家具転倒防止用品の角棒の軸の周辺の部品の展開図 L形の止め金具の側面の断面図 L形の止め金具の正面図 案内サドルの投影図 本体カバーのイメージ投影図 簡易型地震家具転倒防止用品の本体構造を表す断面図 簡易型地震家具転倒防止用品の平面図 巻き上げ軸の詳細図
符号の説明
1……本体
2……ストップレバー
3……固定レバー
4…巻き上げレバー
5……バネ
6……ピン穴
7……ラチェット
8……歯車
9……角棒の軸
10……本体テープ案内
11……浮き上がり防止部
12……取り付けネジ
13……ピン
14……ゴムシート
15……本体立ち上げ部
16……プラスチック円板
17……止め穴
18……ピン
19……ピン
20……スリット
21……座金
22……ボルト
23……L形の止め金具
24……テープ
25……畳
26……スリット
27……止め穴
28……案内サドル
29……カバー
30……取り付け溝
31……巻き上げ軸
32……巻き上げ用円板
33……引っ張りバネ
34……ストップレバー
35……歯車
36……スリット

Claims (3)

  1. テープを用いた方式で、断面が多角形の軸に歯車を取り付け、これを回転あるいは固定する巻き上げレバーとストップレバーを有する地震家具転倒防止用品
  2. 回転軸に歯車を有し、これにかみ合う爪を持った2つのレバーを持ちテープまたはワイヤーで固定する地震家具転倒防止用品。
  3. 回転軸に歯車と巻き上げ用円板を有し、これにかみ合う爪を持ったレバーからなるテープまたはワイヤーで固定する地震家具転倒防止用品。
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