JP3109689U - 流体充填用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 吐出口を塗布位置へ容易に位置決め可能とする共に、吐出量(塗布量)を安定して保つことが可能な流体充填用容器を提供すること。
【解決手段】 ヒートシール性を有する2枚のシート12,12を重ね合わせ、その周縁部を加熱接着することによって、筒状の容器本体部24を形成すると共に、かかる容器本体部24の一端側に、先端に向かうに従って先細となる円錐形状のノズル部18を一体的に形成し、更にこのノズル部18の内周面に、樹脂等の剛性材料にて形成されたノズル部品20を加熱接着して、固着せしめることにより、ノズル部18の自由な変形が阻止され得る流体充填用容器10を形成した。
【選択図】 図 1

Description

本考案は、可撓性の積層フィルムから構成される流体充填用容器に係り、特に、容器内に収容された流体を目的の場所に塗布する際に、安定して塗布することが可能とされた流体充填用容器に関するものである。
従来から、建築用接着剤やシーリング剤として、作業性が良く、耐久性に優れた1液型の反応硬化性樹脂を用いた材料が使用されているが、これらは、一般的に、使用される時までは外気と遮断された容器に保存することで液状を保ち、目的の場所に塗布された時に硬化するといった特性がある。このため、このような接着剤等を保存する容器としては、外気との遮断性に優れた金属容器等が使用されていたが、金属容器は、その重量が重く、また使用後の容器が廃棄物としてかさ高くなるという問題点があった。
そこで、外気との遮断性が良く、その重量が軽量で、かつ使用後の廃棄物の量が少ない容器として、可撓性の積層フィルムにて形成されたアルミラミネートパックや、アルミラミネート紙容器等が、各種提案されて、好適に使用されている。例えば、そのような流体充填用容器の一例として、特開平10−14519号公報(特許文献1)においては、基材フィルムおよびヒートシール性基材を順次に積層した積層体を袋状に形成し、そのような袋状容器の長さ方向の一方の端部を、先端に向かうに従って先細形状となるように形成し、内部に封入した流体を絞り出す際に、そのような先細とされた端部を切断することによって吐出口となるようにした包装袋が、明らかにされている。
しかしながら、そのような流体充填用容器(包装袋)にあっては、可撓性を有したシートにて形成されている流体充填用容器本体の一部に吐出口が設けられているところから、吐出口が柔らかく、変形し易いため、塗布場所に対して吐出口を押し当てた際に、かかる吐出口の先が潰れてしまい、内部に封入された接着剤等の流体が押し出し難くなるといった問題が生じると共に、このように柔らかい吐出口の形状が安定しないところから、例えば収容された接着剤等の流体をビード状に塗布する際に、その塗布量が安定せず、目視で塗布量を確認することが困難となるといった問題をも内在するものであった。
そこで、そのような問題を解消するため、特開2001−335081号公報(特許文献2)においては、フィルム状材料を袋状に形成してなるパウチの一端部に、外周面に雄ねじが形成された筒状の押出口が貼着されると共に、基端内周面に前記した筒状の押出口に形成された雄ねじと螺合せしめられる雌ねじが形成されたコーン状の筒体が、かかる筒状の押出口に螺合されて、押出ノズルを形成したものが明らかにされている。
このような体充填用容器によれば、容器本体を形成しているフィルム状材料よりも硬質とされた押出ノズルによって、吐出口を塗布する位置に対して位置決めすることが容易になると共に、かかる押出ノズルによって吐出口の形状が変形しないところから、吐出口から絞り出される流体の量、つまり、塗布面に対しての塗布量を安定して保つことが可能となるのである。
しかしながら、そのような流体封入容器にあっては、かかる硬質の押出ノズル部分は、外気との遮断性が低いため、容器内部に収容された接着剤等の流体が硬化することを防ぐために、容器全体をさらにアルミラミネートパックで外装したり、押出ノズルの付け根部分をアルミラミネートシールで遮蔽して、気密性を上げる必要があった。更に、かかるパック(容器)の外側から、押出ノズルを形成する部材が取り付けられているところから、パックから流体を絞り出すにあたって、パックに内圧がかかった際に、その内圧でパックと押出ノズルの接合部に圧力がかかり、それらの接合が外れて穴が開いてしまい、そこから内容物が漏れてしまうといった問題を内在していたのである。
特開平10−14519号公報 特開2001−335081号公報
ここにおいて、本考案は、かかる事情を背景にして為されたものであって、その解決すべき課題とするところは、容器に設けられた吐出口を塗布位置へ容易に位置決め可能とする共に、容器に封入された流体の容器からの吐出量(塗布位置への塗布量)を安定して保つことが可能な流体充填用容器を提供することにある。
そして、本考案にあっては、そのような課題を解決するために、筒状の容器本体部の一端側に、先細形状のノズル部が一体に形成され、該ノズル部の先端を開口せしめることによって、収容流体が吐出させられ得るようにした、可撓性の積層フィルムから構成される流体充填用容器にして、該ノズル部の内周面に、該ノズル部に対応した先細形状であって、且つ先端が開口した筒形状を呈する剛性部材を固着せしめて、かかるノズル部の自由な変形が阻止され得るようにしたことを特徴とする流体充填用容器を、その要旨とするものである。
なお、本考案に従う流体充填用容器の望ましい態様の一つによれば、前記ノズル部が円錐形状を呈している一方、前記剛性部材が截頭円錐筒形状を呈している。
また、このような本考案に従う流体充填用容器の望ましい態様の他の一つによれば、前記積層フィルムがヒートシール性を有し、該積層フィルムからなる前記ノズル部の内周面が、前記剛性部材に加熱接着せしめられることとなる。
さらに、本考案の他の好ましい態様の一つにあっては、前記ノズル部に対応する三角形部が前記容器本体部に対応する矩形部の対応する辺部の一つに一体的に形成されてなる五角形状の積層フィルムを用い、該積層フィルムの2枚を重ね合わせて、その周縁部を所定幅において互いに固着せしめることによって、前記ノズル部と前記容器本体部が形成されるようになっている。
更にまた、本考案に従う流体充填用容器の望ましい態様の別の一つにあっては、前記容器本体部の他端側となる底部が、所定の流体の収容のために開口せしめられており、また、前記容器本体部の開口された底部から前記収容流体が収容された状態下において、かかる底部が封止せしめられている。
要するに、この本考案に従う流体充填用容器によれば、容器本体が可撓性の積層フィルムから形成されているところから、容器内部に収容された接着剤やシーリング剤等の流体を使い切った後、そのような柔らかいフィルム製の容器本体を、容易に小さく圧縮せしめることが可能となり、容器を使用した後の廃棄物の量を、従来の金属製の容器等よりも、効果的に減少することが出来ることに加えて、筒状とされた容器本体部の一端側に、円錐形状のノズル部が一体に形成され、該ノズル部の先端を開口せしめることによって、収容流体が吐出せしめられるようにされているところから、容器本体に別体として形成されたノズル部材等を取り付けて、吐出口を形成する必要がないため、かかる流体充填用容器を製造する際の工数を有利に簡略化することが可能となると共に、その製造コストも効果的に減少せしめることが出来る。しかも、このように容器本体の端部に、容器内部に封入された流体を絞り出す吐出口が形成されるようになっているところから、容器から内部の流体を絞り出す為に、作業者が容器本体部を持った際に、内容物が作業者の手等に付着してしまうようなことも、有利に回避され得るのである。
そして、かかる本考案に従う流体充填用容器にあっては、前記した容器本体の一端側に形成された先細形状のノズル部の内周面に、該ノズル部に対応した形状で、先端が開口した筒形状を呈する剛性部材が固着せしめられているところから、容器本体と同じ可撓性を有したフィルム製のノズル部の自由な変形が効果的に阻止され得ることとなり、以て、該ノズル部の先端を開口して形成される容器内部に収容された流体の吐出口を、流体の塗布面に対して、安定して押し当てることが可能となるのである。しかも、そのような吐出口の形状が、先細の筒形状を呈する剛性部材によって、安定して一定に保たれていることによって、収容流体の吐出方向を一定させることが出来ることに加えて、吐出口から流出する流体の量、換言すれば、容器内部から塗布面に対して塗り付けられる流体の塗布量を、安定して一定量に保つことが可能となるのである。
また、剛性部材が、ノズル部の内周面に固着されているところから、容器内に収容された流体を絞り出すために、容器本体に圧力を加えた際にも、従来の、容器の外側からノズル部材を貼着した容器のように、貼着部にかかる圧力によってノズル部材が外れて穴が開いてしまい、内部に封入された流体が、その穴から漏れてしまうといった問題も、効果的に解消せしめられ得ることとなる。
なお、本考案に従う流体充填用容器の望ましい態様の一つによれば、ノズル部が円錐形状とされていることにより、かかるノズル部の先端をカットして開口せしめるとき、そのカット位置を変えることによって開口径を自由に変えることが出来る利点があり、また、他の望ましい態様においては、容器本体を形成する積層フィルムが、ヒートシール性を有した可撓性の積層フィルムのシートから形成されているところから、そのようなシートを、所望の流体充填用容器を形成するために必要な大きさや形状にカットした後、かかるシートの必要な個所を、それぞれ、加熱シール(ヒートシール)することによって、目的とする接着剤等の流体を封入可能な流体充填用容器として形成することが出来るのであり、封入する流体の内容量等が変化した場合でも、容易に、目的とする大きさの流体充填用容器を得ることが可能となるのである。
そして、そこでは、ノズル部の内周面と剛性部材の外周面とが、効果的に加熱接着(ヒートシール)せしめられ得て、固定されているため、ノズル部に形成される吐出口の形状を有利に安定して保つことが可能であると共に、そのような剛性部材の取り付けのために、特別な工程を加えることなく、容器本体を形成するためのヒートシール作業と同時に行なうことが出来るため、かかる流体充填用容器の生産性も、有利に向上せしめることが可能となるのである。
以下、本考案を更に具体的に明らかにするために、本考案の実施の形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
先ず、図1には、本考案に従う流体充填用容器の一例が、内部に接着剤等の所定の流体を収容せしめた状態において、その平面形態で示されており、更に、図2(a)及び図2(b)には、かかる図1におけるA−A断面およびB−B断面が、それぞれ、示されている。そして、それらの図より明らかな如く、容器10は、ヒートシール性を有するシート12の周縁部が加熱シール(ヒートシール)されることによって閉塞されて、内部に所定の流体14が充填され得る袋状の容器として、形成されているのである。
より詳細には、容器10は、アルミニウム箔とポリエチレン等の合成樹脂層とが積層された、ヒートシール性を有するシート12を用いて、形成されている。そして、このような容器10は、目的とする流体充填用容器の外形を与えるように、ここでは、三角形部が長手の矩形部の一つの辺部に一体的に形成されてなる構造の細長な五角形形状にカットした2枚のシート12,12を重ね合わせて、それらシート12,12の周縁部を、前記三角形部が設けられていない矩形部の対応する他方の辺部(容器の底部に相当する)を残して、全周にわたって、所定幅においてヒートシールすることにより、ヒートシール部16aを形成して、袋状となるように形成されている。そして、そのような袋状に形成された容器10は、ヒートシールせずに残された辺部(容器底部)、つまり袋状体の開口部から、容器内に流体を充填した後に、かかる辺部を、所定幅においてヒートシールすることによって、ヒートシール部16bを形成し、開口部を閉塞して、容器内に接着剤等の所定の流体が封入された、流体充填容器となるのである。
このように、容器10は、重ね合わされた五角形形状のシート12,12の長手の矩形形状部から形成される容器本体部24と、かかる矩形形状部の対応する辺部の一つに一体的に形成されている三角形形状部から形成されるノズル部18にて構成されている。なお、そのような容器本体部24は、シート12,12の矩形形状部分の、周縁部がヒートシールされて、袋状とされているところから、容器内部に流体を封入した際は、略円柱乃至は楕円柱形状を呈することとなり、また、容器10の軸方向(図1において横方向)の一方の端部に形成されるノズル部18は、その先端に向かうに従って縮径されて、次第に先細の円錐形突起状を呈することとなる。
そして、ノズル部18の内周面、換言すれば、容器10内部のノズル部18部分には、図2(a)にも示す如く、樹脂等の剛性部材にて構成される、該ノズル部18の内周面形状に対応した形状の、先端が開口したノズル部品20が、該ノズル部品20の外周面とノズル部18を形成するシート12の内周面とが加熱接着せしめられてなる形態において、固定されている。なお、このようなノズル部品20は、図3(a)及び(b)に示されるように、所定厚さをもった円錐形筒体の先端が切り取られて、開口せしめられてなる截頭円錐筒形状を呈しており、そこでは、容器10内に収容された流体が、円錐筒体形状のノズル部品20内を通過した後、その開口された部位を通じて、ノズル部18の先端に導かれるようになっている。
ところで、このような容器10に収容された流体14は、ノズル部18の先端部を、図4に示される如く、はさみ等の刃物で切断することによって、密封された容器10を開封し、内部に収容された流体14を絞り出すための吐出口22を形成した後、容器10の本体部24を押圧することによって容器10に圧力を加えることにより、吐出口22から押し出されることとなるのである。
このように、本考案に従う容器10にあっては、ヒートシール性を有するシートを所定形状にカットし、それの必要個所を加熱シールするのみで、容器10が形成されることとなるところから、容易に、所望の形状や大きさの流体充填用容器を形成することが可能となるのである。
また、そこでは、絞出口乃至は吐出口22が形成される、先細形状とされたノズル部18に、容器10の本体を形成するシート12よりも剛性の高いノズル部品20が、その内周面に加熱接着されているところから、ノズル部18の自由な変形が効果的に阻止され得ることとなるのであり、かかる吐出口22を、塗布面に対して安定して押し当てることが出来るのである。更に、吐出口22の形状が、かかる剛性を有したノズル部品20によって、安定して保たれていることによって、容器10に収容された流体14の吐出方向を安定して保つことが出来ると共に、吐出口22から絞り出される流体14の量、つまり、容器10の内部から塗布面に対して塗り付けられる流体14の塗布量を、安定して一定量に保つことが可能となる。
しかも、このように、容器10の本体部24の端部に、容器10内に封入された流体14を絞り出すための吐出口22が形成されるようになっているので、容器10から流体14を絞り出す為に、作業者が容器10の本体部24を持った際に、その内容物(流体14)が作業者の手等に付着してしまうようなことも、有利に回避され得ることとなる。
さらに、ノズル部品20が、ノズル部18の内周面、つまり容器10の内部に固着されているところから、容器10に圧力が加えられた際にも、従来の、容器の外側にノズル部材を貼着した容器のように、貼着部にかかる圧力によってノズル部材が外れて穴が開いてしまい、内部に封入された流体が、その穴から漏れてしまうといった問題も、効果的に解消せしめられ得ることとなる。しかも、かかるノズル部18が円錐形状とされていると共に、ノズル部品20も、そのようなノズル部18形状に対応した截頭円錐筒形状とされているところから、ヒートシール性に優れていることに加えて、加工性や一体化に優れており、また、ノズル部18のカットする部位を変えることによって、容易に開口径を変えることが出来るという利点も内在している。
これに対して、仮に、ノズル部(18)の外周面にノズル部品(20)を固着せしめようとした場合にあっては、両者をヒートシールすることが容易でないため、接着や貼着にて両者が一体化されることとなるが、その場合において、吐出口に掛かる衝撃力や押圧力等の力によって、ノズル部品(20)が外れる恐れがあり、また長期在庫においても両者の接合界面の剥れの問題があり、甚しい場合にはノズル部品(20)の外れを惹起することとなる。
以上、本考案に係る流体充填用容器の具体例の一つについて詳述してきたが、これは文字通りの例示であって、本考案は、そのような具体例にのみ限定して解釈されるものでないことが、理解されるべきである。
例えば、容器10を形成するシート12は、可撓性のヒートシール性を有するシートであれば、公知の各種のシートが使用可能であり、前述した実施の形態にて明らかにしたもののほか、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル等の各種の合成樹脂製のシートや、或いはこれらを組み合わせて積層したシート、更には、アルミニウム箔とこれらの合成樹脂の層とを積層せしめた複合シート等が、その流体充填用容器の用途に応じて、適宜選択されて、用いられることとなる。また、その大きさや厚みにおいても、任意のものが使用され得るのである。
また、例示した実施の形態においては、所定形状にカットした2枚のシート12,12を重ね合わせて、それらの周縁部をそれぞれ加熱シールして袋状とし、容器10を形成していたが、1枚のヒートシール性を有するシートを筒状に形成し、その両端部をヒートシールして、目的とする容器10を形成してもよく、或いは例示した2枚のシートよりも多い枚数のシートを用いて、それらを加熱シールせしめることによって、袋状体を形成し、かかる袋状体から、本考案に従って、容器10を形成することも、勿論可能である。
さらに、容器10の外形形状も、例示したものの他、各種の公知の形状が適宜に選択されて、採用され得ると共に、吐出口が設けられるノズル部の形状も、流体充填用容器の使用される現場にあわせて、各種の形状が採用されることとなり、例えば、図5に示す如き形状とすることも、可能である。
加えて、例示の具体例では、ノズル部18は、加工が容易である、ノズル部品20との一体化が容易であることに加えて、カット位置を変えることによって開口径を自由に変えることの出来る等の利点を有する円錐形状とされていたが、勿論、円錐形以外の、公知のノズル形状を採用することが可能であり、また、そのようなノズル部18の内面(接着面)材質とノズル部品20の外周面(接着面)材質とが同材質とされて、ヒートシール性に優れた構成が採用されているが、これに限定されるものではない。
その他、ノズル部品20は、その外周面がノズル部18の内周面形状に対応した形状となるように、樹脂や金属等の容易に変形しない筒状構造を与える剛性材料を用いて、公知の成形手法に従って形成される筒状の剛性部材からなるものであるが、特に、ノズル部18とのヒートシールが容易に行なわれ得るように、それらノズル部品20とノズル部18との接着面は、同材質の材料、中でも樹脂にて形成されることが望ましい。
このように、本考案には、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々なる変更、修正、改良等を加え得るものであって、それらが、何れも、本考案の範疇に属するものであることは、言うまでもないところである。
本考案に従う流体充填用容器の一例を用いて所定の流体を充填してなる状態を示す平面形態説明図である。 図1に示される流体充填容器の断面を明らかにする説明図であって、(a)は図1におけるA−A断面説明図を、(b)は図1におけるB−B断面説明図を、それぞれ示している。 図1に示される流体充填容器に用いられるノズル部品を明らかにする説明図であって、(a)は、その平面形態説明図を、(b)は、(a)におけるC−C断面説明図を、それぞれ示している。 図1に示される流体充填容器を開封した際の様子を示す説明図である。 本考案に従う流体充填用容器の別の一例を示す平面形態説明図である。
符号の説明
10 容器
12 シート
14 流体
16a,16b ヒートシール部
18 ノズル部
20 ノズル部品
22 吐出口
24 本体部

Claims (6)

  1. 筒状の容器本体部の一端側に、先細形状のノズル部が一体に形成され、該ノズル部の先端を開口せしめることによって、収容流体が吐出させられ得るようにした、可撓性の積層フィルムから構成される流体充填用容器にして、
    該ノズル部の内周面に、該ノズル部に対応した先細形状であって、且つ先端が開口した筒形状を呈する剛性部材を固着せしめて、かかるノズル部の自由な変形が阻止され得るようにしたことを特徴とする流体充填用容器。
  2. 前記ノズル部が円錐形状を呈している一方、前記剛性部材が截頭円錐筒形状を呈している請求項1に記載の流体充填用容器。
  3. 前記積層フィルムがヒートシール性を有し、該積層フィルムからなる前記ノズル部の内周面が、前記剛性部材に加熱接着せしめられている請求項1または請求項2に記載の流体充填用容器。
  4. 前記ノズル部に対応する三角形部が前記容器本体部に対応する矩形部の対応する辺部の一つに一体的に形成されてなる五角形状の積層フィルムを用い、該積層フィルムの2枚を重ね合わせて、その周縁部を所定幅において互いに固着せしめることによって、前記ノズル部と前記容器本体部が形成されている請求項1乃至請求項3の何れかに記載の流体充填用容器。
  5. 前記容器本体部の他端側となる底部が、所定の流体の収容のために開口せしめられている請求項1乃至請求項4の何れかに記載の流体充填用容器。
  6. 前記容器本体部の開口された底部から前記収容流体が収容された状態下において、かかる底部が封止せしめられることとなる請求項1乃至請求項5の何れかに記載の流体充填用容器。
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