JP3109653B2 - 鋳鉄管用中子の自動塗装装置 - Google Patents

鋳鉄管用中子の自動塗装装置

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JP3109653B2
JP3109653B2 JP08114150A JP11415096A JP3109653B2 JP 3109653 B2 JP3109653 B2 JP 3109653B2 JP 08114150 A JP08114150 A JP 08114150A JP 11415096 A JP11415096 A JP 11415096A JP 3109653 B2 JP3109653 B2 JP 3109653B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鋳鉄管の受口部を形
成するために金型内へ嵌め込む鋳鉄管用中子(以下単に
「中子」という)の表面塗装に係る。
【0002】
【従来の技術】水道管路などを形成するダクタイル鋳鉄
管は、管路の敷設工事に当って直管部の先端に相当する
挿口を別の管の先端に相当する受口内へ挿入することに
よってきわめて簡単に接合することができるから、他の
材質、たとえば鋼管のような溶接施工が不要であり、現
地における手軽な接合が大きな利点として評価され、管
路形成材の主体に選ばれる要因となっている。この場合
には直管部の端部に相当する挿口が挿入できるように他
方の端部を膨出した受口で形成することが必須の条件と
なる。図16は日本工業規格(JIS)で規定されたダ
クタイル鋳鉄管の一例(A型)の受口の断面であり、鋳
鉄管の直管部と受口外周面はこの形状を転写した金型を
高速で回転し、溶融金属、すなわちダクタイル鋳鉄材を
注湯して凝固が完了するまで遠心力を掛け続けることに
よって成形できる。しかし、遠心力は外周側へ向って管
軸と直角方向に付勢するから、受口の内周面側の段差を
伴う異形部分は別の手法で成形しなければならない。
【0003】図16の受口内周面と外端のフランジ側面
を成形するには、図のハッチングで示したように鋳物砂
を目的の形状通りに成形した中子Cを金型の所定の位置
に嵌合して鋳造する技法が採用される。中子Cの断面形
状は図16でも理解できるが、図17に中子だけを拡大
した断面図を示す。中子は規定で標準化された比較的微
細な珪砂に熱硬化性高分子材を配合したシェル砂を加熱
した中子金型内に充填し、樹脂材の溶融軟化と凝固によ
って短時間に金型形状通りに成形するシェルモールド法
が広く適用され、ほぼ自動的に量産されている。
【0004】シェルモールド法は珪砂の粒度も細かく金
型表面に強制的に圧着されるから、他の造型法に比べる
と鋳型表面が平滑であり寸法精度も優秀である上、量産
体制に最も適した特徴が高く評価されている。しかし、
本来、シェル鋳型は内部が中空の外殻状に成形したもの
であり、鋳造時の注湯温度と遠心力に耐えて金属が凝固
するまで原形を守るためと、微細であるとはいえ砂粒か
らなる表面を一層平滑に仕立てるために、他の鋳造材と
同様に中子表面に塗型を塗装する作業が必要である。ダ
クタイル鋳鉄の場合には黒鉛の微粉に粘土水、ベントナ
イト、糖蜜液などの粘結材を配合して入念に混練した塗
型が塗布され、中子表面の耐熱性を高めると共に砂粒の
目潰しによって美麗な鋳肌を形成するように図ることが
欠かせない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】周知の通りダクタイル
鋳鉄管の製造工程は、ほとんど自動化された量産体制が
確立し、往時の面影を留めないほどに省人化、省力化さ
れて作業環境も一変し、生産性の向上と安全衛生面での
進歩は瞠目すべきものがある。しかし、鋳鉄管製造に中
子の供給が必須の条件であり、成形自体は近代的なシェ
ルモールド法を駆使して本体の金型鋳造と遜色ない能率
的な生産体制を組んでいるとしても、中子の塗型作業に
ついては、なお旧態依然たる手作業に依存せざるを得な
いのが現況である。
【0006】既に述べたように1日に必要とする中子は
数千個の大量に上り、それも同一寸法ではなくて鋳鉄管
の口径が異なれば当然全ての中子寸法も異なり、現在の
標準規格では出願人の一工場では、29種類、3,50
0個/日の中子を成形している。手作業による塗型の塗
装作業は、大別すれば中子表面に対して刷毛で手塗りす
るか、中子全体を塗型液の槽内へ浸漬(ディッピング、
現場用語ではドブ浸け)するか、または噴霧器で表面に
塗型液を散布するかの何れかの手段を採るが、どの方法
で施工したとしても中子の段差を含む不均一な表面に均
一な厚みで塗布することはかなり熟練した技能が要求さ
れる。
【0007】塗型の目的が中子形成の砂粒と高温度の溶
湯との直接の接触を遮り、平滑で精度の高い受口鋳肌を
保証することにあるから、中子表面に均一な厚みで満遍
なく保護膜を形成していなければ十分に機能したとは言
えない。特に最近では従来機械加工によって受口内面を
切削して精度高く仕上げていたのに替えて、寸法精度と
平滑面を保証する条件の下に鋳放し状態で提供すること
が認められ、塗型の負わされた使命は一段と重要になっ
てきた。たとえば図18で概念的に示したように、中子
表面に塗型の塗りむらがあったり、余分に垂れ流した流
滴が重なったり、段差の付根などに溜まったまま凝集
(矢視部分)しておれば、製品の受口に寸法精度上の悪
影響を及ぼし、また、外観不良の指摘を受ける原因とな
る懸念は拭い切れない。
【0008】また、このような手作業に依存した塗型の
塗装では量産体制の充実した鋳造工程に追随することは
容易ではなく、結局人海戦術とも言うべき対策で非能率
をカバーする方法しか選択の余地がない状態に追い込ま
れ、前記の生産工程では4人の作業員のフル活動によっ
て辛うじて工程を消化している。この大きな原因は、鋳
物工場での省人化、省力化は他の量産システムに比べる
と立ち遅れていること、特にシェル鋳型のように破損し
やすく脆性のある対象物の取り扱いは、把持、搬送の一
動作を取り上げても剛性材料よりも難しいこと、起伏の
激しい型表面に均一な塗型面を形成することも自動化を
阻む要因の一つであり、結局、熟達した技能者の指先の
動作に勝る機械的な塗装方法には、熟達した自動化の技
術が不可欠であることなどが主な理由であると考えられ
る。
【0009】一方、職場環境について言えば、本来が真
黒い塗型液を取り扱うのであるから、手仕事で数千個の
中子を塗装する作業はかなり劣悪な条件とならざるを得
ず、実際に作業員の手足も衣服も1日の作業で甚だしく
汚れるし、職場の空気も汚染され勝ちであるから、今日
の近代的な生産工場としては、能率面にも増して衛生面
からも厳しく改善を求められる対象であり、一般に鋳物
工場全てに共通する要素であるからと看過することは最
早許されない重い課題となった。
【0010】本発明は以上に述べた課題を解決するため
に、近年の目覚しい自動化技術を集大成した上で、とく
に中子の表面に塗型を塗布するための前記特殊な要件を
摘出し、最も適切な機能を独創的に展開した自動塗装装
置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鋳鉄管用中
子の自動塗装装置は、多数の鋳鉄管用中子Cを縦横に並
べて一括受入れ、各個別の鋳鉄管用中子Cのそれぞれ固
有の中心点の位置を検知する計測ロボット1と、鋳鉄
管用中子Cの内面へ圧着する把持爪25を先端に具え、
所定の位置へ搬出入する4軸多関節よりなる搬送ロボッ
ト2と、鋳鉄管用中子Cの搬出入ステーション31,浸
漬ステーション32を具えたインデックステーブル30
を回動して連続的に塗型を塗装する浸漬塗型装置3と、
塗装後の鋳鉄管用中子CW の塗装面を刷毛43で押えて
仕上げる塗型仕上げ装置4と、前記各工程における情報
の検知と駆動の伝達を一元的に入力・出力するシステム
制御装置6とよりなることを構成上の特徴とする。
【0012】装置を形成する各部材にはそれぞれ駆動源
を具えて部材を作動するが、その駆動源に駆動命令を出
力するのがシステム制御装置6であり、その制御の手順
をフローチャートに纏めた図表が図2である。計測ロボ
ット1のセンサプローブ11が検知した中子C1の中心
点O1,中子C2の中心点O2,中子C3の中心点O3 ……
の位置を入力し、該位置情報を搬送ロボット2先端の把
持爪25を三方に開いて該中子Cを把持し、さらに各関
節を回動して浸漬塗型装置3の搬出入ステーション31
へ受け渡し、インデックステーブル30を回動して塗型
液内へ中子Cを浸漬した後、搬送ロボット2に塗装後の
中子CW を受取って塗型仕上げ装置4へ供給する駆動命
令を出力し、あらかじめ初期条件として記憶した各中子
のパターン毎の固有の形状に基づいた作動軌跡に一致す
るように刷毛43を進退する駆動命令を出力する各手順
を繰り返すことによって、大量の中子の塗装を自動的、
かつ、手作業以上の優れた塗布面を形成して課題を解決
する。
【0013】自動塗装装置を形成する個々の部材につい
て具体的な条件を限定すれば、計測ロボット1は旋回支
柱16、第一関節13A、第一アーム17A、第二関節
13B、第二アーム17B、第三関節13C、手首軸1
4を連結した先端で水平、垂直方向に回動自在に吊支す
るタッチセンサ12を具え、タッチセンサ12の先端に
取付けたセンサプローグ11が各鋳鉄管用中子CのX軸
方向の中心X0と、該X0上におけるY軸方向の中心を検
知し、該鋳鉄管用中子C固有の中心点Oを捉えて該位置
情報を搬送ロボット2の作動に繋ぐ構成が最適である。
この形態を採れば大量にシェルモールド法によって成形
された中子を1ロット毎に縦横の行列に纏めて集中的に
塗装工程に送り込み、最高の生産性の下に処理すること
ができる利点がある。X軸、Y軸方向の中心を捉える検
知機器としては、他にもレーザセンサー、画像処理など
の公知技術も試みたが、鋳物工場内の粉塵、光線などの
錯綜する雰囲気では検知結果の信頼性に課題が残り、本
形態が最も信頼のできる構成であると結論付けた。
【0014】上記の構成のうち、搬送ロボット2は旋回
支柱28、第一関節21A、第一アーム29A、第二関
節21B、第二アーム29B、第三関節21C、手首軸
22を連結した先端で水平、垂直方向に回動自在に中心
を吊支する中子把持ハンドル23を具え、該中子把持ハ
ンド23は中心24から両側へ対称的にそれぞれ1セッ
ト3個の把持爪25を開閉自在に具え、緩衝用のチャッ
キングシュー26を介して中子Cの内周面と着脱自在に
圧着している形態が望ましい。搬送ロボットは計測ロボ
ットと浸漬塗型装置間、浸漬塗型装置と塗装仕上げ装置
間とをそれぞれ所定の時期毎に往来して最も能率的な塗
装作業を継続すると共に、中子の把持作業は硬質だが脆
弱で破損しやすいシェル型を搬送主体とするため、把持
の態様には特に配慮しなければならないが、この構成に
よってシェル中子の内周面を三方から均等に圧着し、し
かも緩衝材を介して柔軟に圧接するから、中子を破損す
ることなく大量に移動する機能が維持される。
【0015】さらに浸漬塗型装置3の浸漬ステーション
32では、塗型液タンク35、該塗型液タンクを昇降す
るテーブルリフタ36、該塗型液タンクの液面Lを検知
する液面センサ37、および中子台38上へ受け入れた
中子Cの浮上防止クランプ39を具えているから、塗型
の液面を検知した上で中子を適正な深さまで浸漬し、そ
のときに中子が浮力を受けて浮上しないように液中に所
定時間拘束し、確実な塗装が行なわれるように作動を制
御して完全な塗装面の形成を担保することにより課題の
完全な解決を保証する。
【0016】また、塗型仕上げ装置4は、第一〜第三関
(41A、41B、41C)を経由した先端の手首軸
42の先端に刷毛43を水平、垂直方向に回動自在に把
持する仕上げロボット40を具え、各中子CW の種類別
にあらかじめ設定された順序と方向に基づいて、回動し
ている中子CW の表面に刷毛43を押し当てて過分の塗
型液を拭い取る。従来の手作業(手塗り、浸漬、噴霧)
でもその後仕上げで甚だしい人手とその熟練度を必要と
していた実情と比べると、塗型の溜まりや垂れ流しを自
動的に仕上げることができ、現場的に最大の負担であっ
た仕上げ作業を無人で処理して課題解決の重大な障害を
克服した。
【0017】この機能を補完する構成として、仕上げロ
ボット40の作動範囲内に刷毛洗滌槽45と、洗滌後の
刷毛絞りシリンダ46よりなる刷毛洗滌部47を併設し
たから、常に仕上げ用の刷毛は清浄に保たれて中子表面
の仕上げを確実に実行する能力を与えられ課題解決に拍
車を掛ける。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の全体
のレイアウトを示す平面図であり、図の形態では受入れ
ステーション5、計測ステーション55、排出ステーシ
ョン56以下のコンベア敷設によってコ字形の移動系路
を形成すると共に、該コ字形内に計測ロボット1、搬送
ロボット2、浸漬塗型装置3、塗型仕上げ装置4を配置
して中子塗装作業を自動的に繰り返すラインを組んでい
る。
【0019】図示しないシェル成形機で大量成形された
中子Cはロット毎にパレットなどの上に整列して並べら
れる。図3(A)(B)はベースパレット52の上に縦
横に並べた中子Cの上に仕切り板53を載置し、さらに
その上へ中子C1,C2,C3……を並べ、以下この
順で多数段の仕切り板53を使用して計測用に搬入され
た状態を示す。また図4(A)(B)はベースパレット
52と、整然と中子を並べるための整列ゲージ54の斜
視図である。並べられた中子は図1の受入れステーショ
ン5の搬入コンベア51へ一括して載せられ、計測ステ
ーション55まで転動して到達する。
【0020】計測ステーション55の進路前方に計測ロ
ボット1が立設している。図5は計測ロボットの正面図
であり、基台15の上に旋回自在の旋回支柱16を設
け、旋回支柱の先端に第一関節13Aを経て第一アーム
17Aが連結されている。第一アーム17Aは旋回支柱
の旋回によって水平方向に旋回自由であると共に第一関
節13Aを支点として垂直方向に回動自由である。第一
アームの他端に第二アーム17Bが第二関節13Bを介
して連結し、旋回支柱、第一アームの旋回に応じて水平
方向に旋回自由であると共に、第二関節を支点として垂
直方向に回動自由である。第二アーム17Bの先端には
第三関節13Cを介して手首軸14が連結され、水平、
垂直の両方向に回動自在であり、第二アーム17Bの仰
角に拘らず常に水平の姿勢を維持できる。
【0021】手首軸14の先端にはタッチセンサ12が
取り付けられている。タッチセンサ12の一例を図6に
示したが先端に超硬球よりなるセンサープローブ11を
具えて中子の内周面にタッチしてその中心点Oを検知す
る。図7(A)(B)(C)はその作動原理を示す平面
図、側面図と、センサプローブ11の作動軌跡(C)で
あり、図8は作動の手順を制御するフローチャート図で
ある。センサープローブが中子Cの孔部H内へ入れば、
その位置からX+方向に円周面に突き当るまで探知し、
面に突き当ればスタート位置から面までの距離を求め
る。次にX−方向に同様に探知して面までの距離を求
め、X+方向の距離とX−方向の距離の和を半分に等分
した点を求める。円周面の中心点はこの点を通り前記X
方向と直交する線上にあるから、この点を含むX方向
直交するY軸方向に同様の探知を行なって円の中心点O
の位置を特定する。このように個々の中子の位置をすべ
て特定し、その位置情報が電気信号に変換されてシステ
ム制御装置6へ入力され、さらに搬送ロボット2へ作動
命令として出力される。計測が終わった中子Cは次工程
である浸漬塗型装置3へ搬送ロボットを介して次々と移
動し、1ベースパレットの全段の計測と移動が完了すれ
ば、空になって最下段のベースパレット52だけが残
り、計測ロボットの基台下に設けた空間下を潜って排
出ステーション56へ左進し、さらに屈折して装置外へ
排出される。
【0022】図9は搬送ロボットの実施の形態を示す正
面図であり、基台27の上に旋回自在の旋回支柱28を
設け、旋回支柱の先端に第一関節21Aを経て第一アー
ム29Aが連結されている。第一アーム29Aは旋回支
柱の旋回によって水平方向に旋回自由であると共に第一
関節21Aを支点として垂直方向に回動自由である。以
下、第二関節21B,第二アーム29B、第三関節21
C、手首軸22が連結され、水平、垂直の両方向に回動
自在であり、その先端に着脱自在に中子把持ハンド23
の中心24を取り付けている。
【0023】手首軸先端に取り付けた中子把持ハンド2
3は図10(A)(B)のように中心24の左右にチャ
ッキングシュー26を表面に添着した1セット3本の把
持爪25をそれぞれ開閉自在に具えている。計測ロボッ
トからの位置情報の信号を受信した搬送ロボット2は、
手首軸22に中子把持ハンド23を取り付けて計測ステ
ーション55までアームを伸し、1セットの把持爪25
を閉じたままで3本爪の中心を計測の終わった中子Cの
一つの中心点Oの直上に位置を定めて下降し、中子の孔
部H内に挿入した後、把持爪25を中子孔部Hの内周面
と圧着するまで開く。この状態でアームが作動して圧着
した中子を吊り上げて回動し浸漬塗型装置3の領域に進
行する。
【0024】図11は浸漬塗型装置3の平面図(A)、
縦断正面図(B)であり、中心支柱によって回動自在に
支持された搬出入ステーション31の中子受け台38内
へ搬送ロボットの把持爪25によって搬入された中子C
は、インデックステーブル30の90度の回動によって
浸漬ステーション32に位置替えする。図12は浸漬の
作動原理を示す縦断正面図の略図であり、塗型液タンク
35はテーブルリフタ36の駆動によって上昇し、液面
センサー37が塗型液Wの液面Lを捉えて停止させ、中
子をタンク内で浸漬させた塗装が自動的に行なわれる。
なお、浸漬に伴って発生する浮力は、インデックステー
ブル側面に立設した浮上防止クランプ39が中子の上面
を押えて浮動しないように押え付ける。この間には搬出
入ステーション31には既に次の塗装すべき中子が搬送
ロボット2によって搬入されて待機する。所定時間の浸
漬が終われば塗型液タンク35が下降して中子から離
れ、上面を抑圧していた浮上防止クランプ39からも開
放される。浸漬塗型の終わった中子CW はインデックス
テーブル30が90°旋回して搬出入ステーション31
へ帰還する。なお、インデックステーブル30は1/4
円周毎に分割されたステーションを具え、必要に応じて
適宜その他の作動を受ける余地を残している。たとえば
浸漬した塗型を仕上げる前の予備段階としてエアブロー
を掛けて細かく霧散し、より平滑な仕上げ面とする第
一、第二のエアブローステーション33,34として活
用することもできるし、中間の外観検査や補修など多目
的のステーションとして予備的に残すことに意義が認め
られる。
【0025】搬送ロボット2は搬出入ステーションへ帰
還した塗装済みの中子CW を把持して塗装仕上げ装置4
の中子載置台44の一方に載置する。中子載置台44の
形態は図13(A)(B)に示すように、2個の中子が
受入れられるように構成され、台の直前に仕上げロボッ
ト40が立設されている。このロボットも計測ロボット
1、搬送ロボット2と同様に4軸多関節ロボットであ
り、作動の態様は前記のロボットと同様であるから詳し
くは述べないが、第一〜第三関節(41A、41B、4
1C)を経由した、手首軸42は約30°屈曲してお
り、その先に腰の強い刷毛43が取り付けられている。
浸漬して表面に塗布した塗型面を形成した中子CW は中
子載置台44の回転運動と共に緩やかに回動し、塗型面
の上から刷毛43がほぼ直角に押えて余分に付着した塗
型を拭い取り、均一で平滑な面となるように仕上げる。
図14は仕上げ中の刷毛の方向を示したもので、あらか
じめシステム制御装置6内に入力された各寸法の中子の
中から初期条件として選んだ中子の形状に適合するパタ
ーンで刷毛の運動の軌跡が指示され、その出力に対応し
て屈曲する中子表面に追随して刷毛の方向を適宜変動し
つつ常に直角に押え込むように刷毛を進退移動する。中
子の形状、型式に基づいてすべてシステム制御装置にあ
らかじめ入力され記憶されていることは前に述べた通り
である。
【0026】刷毛押えによる中子塗型面の仕上げは、同
時に刷毛自体の汚れを伴うから適当な間隔を置いて常に
刷毛を清浄に保つように付着した塗型液を絞り取る必要
がある。図15は仕上げロボット40によって定期的に
刷毛43を洗滌する様子を例示したもので、刷毛43は
洗滌槽45へ浸漬して付着した余分の塗型を洗い取ると
共に、洗滌後の刷毛を上方に待機した絞りシリンダ46
の間を強制的に通過させて余分の洗滌液を絞り取る作用
を行なわせる。
【0027】刷毛押えによる塗型仕上げ作業の終わった
中子CF は搬送ロボット2によって中子搬出コンベア5
7の上に移り、中子搬出コンベア57は中子の受入れと
同時に一定距離だけ進行して端部を空け、仕上げの終わ
った次の中子を受入れる場所を確保する。
【0028】個々の動作に分解して各部材の動きを説明
したが、それぞれの作動が相互に有機的な連携を保ち、
最も短時間に作業全体が進行するようにシステム制御さ
れていることは言うまでもない。たとえば、搬送ロボッ
ト2の中子把持ハンド23は左右2セットの把持爪25
を具え、浸漬塗型装置で塗装完了後の中子CW を受取り
に行くときは、一方の把持爪で塗装前の中子Cを把持し
て回動し、空いている方の把持爪で塗装完了の中子CW
を把持すると、把持ハンド23を180°回転して塗装
前の中子Cを受け台の上に載置する。次に塗型完了の中
子CW を一方の把持爪で把持したまま、仕上げロボット
40の中子載置台44の一方へ移動し、刷毛押えによる
仕上げ完了の中子CF を空いている方の把持爪で把持
し、把持ハンドを180°旋回して塗型完了中子CW を
仕上げステーションの中子載置台上に載置する。このよ
うに1回の搬送ロボットの回動によって塗装工程前後の
2つの中子を搬入し同時に搬出する。
【0029】
【発明の効果】まず、生産コストを直接大幅に軽減する
経済効果が実務的にはきわめて著しい。従来技術では前
記の通り、4人の作業者のフル作業で辛うじて賄ってい
た中子塗型工程が、半分の人員で十分に足り、しかも直
接塗型液と接する直接の手仕事は、タンクへの塗型液の
補充や液質の管理などの間接的な分野に限られ、装置内
へ未塗装の中子へ前工程から搬入し、塗型完了後の中子
を単に搬出する作業だけが残るなど作業員に加わる負担
の軽減はまことに顕著なものがある。
【0030】従来は機械加工によって仕上げていた鋳鉄
管の受口内面を無加工に変更することが認められたが、
その代りに機械加工に準じた優れた平滑面と高い寸法精
度が求められ、従来の手塗りなどの作業でこの要求を満
足させるには作業員の熟練度の向上と厳しい検査体制の
充実と、煩瑣な手直しが不可避となり、必然的に作業能
率の改善の障害となっていた。本発明の実施の結果、寸
法精度の高いシェル中子の特徴を守り続け、塗型精度も
安定させて塗りむらや垂れ流し、溜まり層などの発生を
絶滅したから、品質面でも従来の手作業を凌駕する優れ
た塗型面を形成し、しかも面の形成に個人差に基づく外
観のばらつきも完全に解消し、信頼性の高い受口を定常
的に形成する効果は大きい。
【0031】作業環境について見れば、従来の中子搬送
はすべて人手に依存し、1日3,500個の中子を持上
げ移動するという非常に苛酷な作業を強いられてきた。
また、作業中に飛散する塗型液が衣類に付着するので完
全防水服を着用し夏期の酷暑に耐えなければならないと
いう厳しい職場環境に置かれていたが、本発明は全ての
ハンディキャップを克服し、直接塗型作業に関わる部分
での作業が皆無となったことは、環境改善の最大のメリ
ットを職場にもたらしたものとして高い評価と賞賛を集
める結果を呼ぶ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の全体平面図
【図2】システム制御装置のフローチャート
【図3】中子の搬入状態を示す平面図(A)と正面図
(B)である。
【図4】中子の整列ゲージ(A)とベースパレット
(B)の斜視図である。
【図5】計測ロボットの正面図である。
【図6】タッチセンサーの正面図である。
【図7】中子に対するタッチセンサーの検知を示す平面
図(A)、縦断正面図(B)、作動軌跡(C)である。
【図8】センサーの検知フローチャートである。
【図9】搬送ロボットの正面図である。
【図10】中子把持ハンドの平面図(A)と一部縦断正
面図(B)である。
【図11】浸漬塗型装置の平面図(A)、一部縦断正面
図(B)である。
【図12】浸漬塗型装置の要部だけの縦断正面図であ
る。
【図13】塗型仕上げ装置の平面図(A)と一部縦断正
面図(B)である。
【図14】刷毛押えの順序を示す縦断一部正面図であ
る。
【図15】刷毛洗滌作用を示す正面図である。
【図16】鋳鉄管の受口部の縦断正面図である。
【図17】鋳鉄管用中子の縦断正面図である。
【図18】中子塗型時の課題を説明する縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
1 計測ロボット 2 搬送ロボット 3 浸漬塗型装置 4 塗型仕上げ装置 6 システム制御装置 12 タッチセンサー 13 関節 14 手首軸 21 関節 22 手首軸 23 中子把持ハンド 24 中心(中子把持ハンド) 25 把持爪 26 チャッキングシュー 30 インデックステーブル 31 搬出入ステーション 32 浸漬ステーション 35 塗型液タンク 36 テーブルリフタ 37 液面センサー 39 浮上防止クランプ 40 仕上げロボット 41 関節 42 手首軸 43 刷毛 45 洗滌槽 46 絞りシリンダ 47 刷毛洗滌部 C 鋳鉄管用中子 H 中子の孔部 O 中子の中心

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の鋳鉄管用中子Cを縦横に並べて一
    括受入れ、各個別の鋳鉄管用中子Cのそれぞれ固有の
    心点Oの位置を検知する計測ロボット1と、鋳鉄管用中
    子Cの内面へ圧着する把持爪25を先端に具え、所定の
    位置へ搬出入する4軸多関節よりなる搬送ロボット2
    と、鋳鉄管用中子Cの搬出入ステーション31,浸漬ス
    テーション32を具えたインデックステーブル30を回
    動して連続的に塗型を塗装する浸漬塗型装置3と、塗装
    後の鋳鉄管用中子CW の塗装面を刷毛43で押えて仕上
    げる塗型仕上げ装置4と、前記各工程における情報の検
    知と駆動の伝達を一元的に入力・出力するシステム制御
    装置6とよりなることを特徴とする鋳鉄管用中子の自動
    塗装装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、計測ロボット1は
    回支柱16、第一関節13A、第一アーム17A、第二
    関節13B、第二アーム17B、第三関節13C、手首
    軸14を連結した先端で水平、垂直方向に回動自在に吊
    支するタッチセンサ12を具え、タッチセンサ12の先
    端に取付けたセンサプローグ11が各鋳鉄管用中子Cの
    X軸方向の中心X0と、該X0上におけるY軸方向の中心
    を検知し、該鋳鉄管用中子C固有の中心点Oを捉えて該
    位置情報を搬送ロボット2の作動に繋ぐことを特徴とす
    る鋳鉄管用中子の自動塗装装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、搬送ロボッ
    ト2は旋回支柱28、第一関節21A、第一アーム29
    A、第二関節21B、第二アーム29B、第三関節21
    C、手首軸22を連結した先端で水平、垂直方向に回動
    自在に中心を吊支する中子把持ハンドル23を具え、
    中子把持ハンド23は中心24から両側へ対称的にそれ
    ぞれ1セット3個の把持爪25を開閉自在に具え、緩衝
    用のチャッキングシュー26を介して鋳鉄管用中子Cの
    内周面と着脱自在に圧着していることを特徴とする鋳鉄
    管用中子の自動塗装装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかにおいて、浸漬
    塗型装置3の浸漬ステーション32では塗型液タンク3
    5、該塗型液タンク35を昇降するテーブルリフタ3
    6、該塗型液タンク内の液面Lを検知する液面センサ3
    7、および中子受台38上へ受け入れた鋳鉄管用中子C
    の浮上防止クランプ39を具えていることを特徴とする
    鋳鉄管用中子の自動塗装装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかにおいて、塗型
    仕上げ装置4は第一〜第三関節(41A、41B、41
    C)を経由した先端の手首軸42の先端に刷毛43を水
    平、垂直方向に回動自在に把持する仕上げロボット40
    を具え、各鋳鉄管用中子CWの種類別にあらかじめ設定
    された順序と方向に従って、回動している鋳鉄管用中子
    CW の表面へ刷毛43を押し当てて過分の塗型液を拭い
    取ることを特徴とする鋳鉄管用中子の自動塗装装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、仕上げロボット40
    の作動範囲内に刷毛洗滌槽45と、洗滌後の刷毛絞りシ
    リンダ46よりなる刷毛洗滌部47を併設したことを特
    徴とする鋳鉄管用中子の自動塗装装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかにおいて、シス
    テム制御装置6は、計測ロボット1のセンサプローブ1
    1が検知した多数の鋳鉄管用中子Cのそれぞれ固有の中
    心点Oの位置を入力し、該位置情報に基づいて搬送ロボ
    ット2先端の把持爪25を三方に開いて該鋳鉄管用中子
    Cを把持し、さらに該搬送ロボット2の各関節を回動し
    て浸漬塗型装置3の搬出入ステーション31へ受け渡
    し、インデックステーブル30を90°回動して塗型液
    タンク35内へ鋳鉄管用中子Cを浸漬した後、該塗型液
    タンク35を降下する駆動命令を出力し、さらに搬送ロ
    ボット2に塗装後の鋳鉄管用中子CW を一方で受取って
    塗型仕上げ装置4へ供給すると共に、他方では新しい鋳
    鉄管用中子CW を搬出入ステーション31へ引き渡す把
    持爪25の開閉と関節の回動を命ずる駆動命令を出力
    し、あらかじめ初期条件として記憶した各鋳鉄管用中子
    のパターン毎の固有の形状に基づいた作動軌跡に一致す
    るように刷毛43を進退する駆動命令を出力する各手順
    を行なう機能を有するものであることを特徴とする鋳鉄
    管用中子の自動塗装装置。
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