JP3109643U

JP3109643U - 釘打ち機用マガジンの構造

Info

Publication number: JP3109643U
Application number: JP2005000026U
Authority: JP
Inventors: 魏福來
Original assignee: 魏福來
Priority date: 2004-01-09
Filing date: 2005-01-07
Publication date: 2005-05-19
Anticipated expiration: 2011-01-07
Also published as: US7273160B2; TWM256266U; US20050150929A1

Abstract

【課題】連結釘を充填する作業が順調になると共に、釘の打ち出しも順調になる。
【解決手段】主に、一つの摺動部材と、一つの固定部材とを互いに結合して構成されたものであり、前記固定部材が釘打ち機の本体にある釘打ち部の底面に締結され、なお、前記摺動部材が固定部材に対して脱着することが可能であり、また、前記摺動部材と固定部材の間には連結釘を前進させるための押し装置が設けてあり、且つ固定部材には一つの後退装置が別に設けてあり、前記後退装置は、前記摺動部材が本体に設けた止めバルブを触発した後に前記押し装置を作動し、前記摺動部材を取り外されたときに前記押し装置が後退状態になり、なお、前記摺動部材を取付けたときに前記押し装置が連結釘を付勢する状態になることを特徴とする釘打ち機用マガジンの構造。
【選択図】図１

Description

本考案は釘打ち機用マガジンの構造に関するものである。

目下、釘打ち機は釘を連続に打ち出すことができるので、木質の板を固定する速度および効率が向上し、なお、市販している釘打ち機の大半は銃体の釘打ち部の下に連結釘を収容するためのマガジンが設けてあり、且つマガジンは連結釘を釘打ち部へ順序に押し込んで、釘打ち部の釘打ち片により釘を順序に打ち出し、作業効率が高いので、木工屋さんにとって、釘打ち機が極めて重要な工具である。

一般のマガジンは、主に、釘打ち部に締結された固定部材と、前記固定部材で摺動可能に設けた摺動部材とから構成され、前記摺動部材には釘押し片で構成された押し装置が設けてあり、弾性素子によって前記釘押し片は連結釘を前へ付勢するが、現在のマガジンは、取り出す又は取付ける時には、押し装置の釘押し片が摺動部材の端面から突出し、だから、使用者が連結釘を固定部材に設置して、摺動部材を取付けるときには、釘押し片が連結釘の先端を推し揃う。

しかしながら、上記の構成によれば、弾性素子によって釘押し片が連結釘に直接に接触し、このとき、連結釘が制限されないので、連結釘に加える力が不適当であれば、連結釘は上へ押される又は変形されることがよくあり、これにより、連結釘を充填する作業が不順調になると共に、釘の打ち出しも不順調になる。

上記欠点を解決するためになされた本願の考案は、主に、一つの摺動部材と、一つの固定部材とを互いに結合して構成されたものであり、前記固定部材が釘打ち機の本体にある釘打ち部の底面に締結され、なお、前記摺動部材が固定部材に対して脱着することが可能であり、また、前記摺動部材と固定部材の間には連結釘を前進させるための押し装置が設けてあり、且つ固定部材には一つの後退装置が別に設けてあり、前記後退装置は前記摺動部材が本体に設けた止めバルブを触発した後に前記押し装置を作動し、前記摺動部材を取り外されたときに前記押し装置が後退状態になり、なお、前記摺動部材を取付けたときに前記押し装置が連結釘を付勢する状態になることを特徴とする釘打ち機用マガジンの構造であることを要旨としている。

本願の考案では、前記摺動部材の内面には若干のスライド・レールが形成してあり、なお、前記固定部材にも前記スライド・レールと対応するスライド・レールが設けてあり、スライド・レールの内部には推し装置が摺動可能に設けてあり、また、前記固定部材の中段には直径がより大きい収容溝が形成してあり、前記収容溝が押し装置の圧縮バネを収容することを特徴とする請求項１に記載の釘打ち機用マガジンの構造であることを要旨としている。

本願の考案では、前記押し装置は、摺動部材と固定部材とのスライド・レールには釘押し片と付勢片とがそれぞれ設けてあり、前記釘押し片と付勢片との後ろ端には後退装置が釘押し片を作動するためのロッド押し部が一つに設けてあり、また、付勢片が周縁に近接するスライド・レールの内部に設けてあり、また、付勢片の湾折部の摺動通路を形成するために、前記固定部材の側辺には狭いストリップと広いストリップとがネジにより固定部材に固定されることを特徴とする請求項１に記載の釘打ち機用マガジンの構造であることを要旨としている。

本考案に係る釘打ち機用マガジンの構造によれば、連結釘を充填する作業が順調になると共に、釘の打ち出しも順調になる。

以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。

まず、図１を参照する。本考案に係る釘打ち機用マガジン１０の構造は、主に、一つの摺動部材２０と、一つの固定部材３０とを互いに結合して構成されたものであり、図４に示すように、前記固定部材３０が釘打ち機の銃体６０にある釘打ち部６５の底面に締結され、なお、前記摺動部材２０が固定部材３０に対して脱着することが可能であり、また、前記摺動部材２０と固定部材３０の間には連結釘を前進させるための押し装置４０が設けてあり、且つ固定部材３０には一つの後退装置５０が別に設けてあり、前記後退装置５０は前記摺動部材２０が銃体６０に設けた止めバルブ７０を触発した後に前記押し装置４０を作動し、前記摺動部材２０を取り外されたときに前記押し装置４０が後退状態になり、なお、前記摺動部材２０を取付けたときに前記押し装置４０が連結釘を付勢する状態になり、これにより、連結釘が付勢されて揃った状態になる。

また、本考案の詳細な構成は図１乃至図３を参照する。コ字形断面を呈する摺動部材２０の内面には若干のスライド・レール２１が形成してあり、且つ摺動部材２０の銃体６０と対向する端面には一つの接触片２２が設けてあり、図４に示すように、摺動部材２０を取付けた後に前記接触片２２が銃体６０にある止めバルブ７０に当接し、また、摺動部材２０の底部にはスライド・レール２１の底端を閉鎖するための底板２５が締結してあり、また、銃体６０に固定された固定部材３０は摺動部材２０の二つの側片の間に嵌められ、摺動部材２０に対向する固定部材３０の側面には複数のスライド・レール３１が形成してあり、なお、各スライド・レール３１がちょうど摺動部材２０にあるスライド・レール２１と対応し、また、スライド・レール３１の中段には直径がより大きい収容溝３１０が形成してあり、また、固定部材３０の外側面には前記収容溝３１０に対応する収容ブロック３２が突設してあり、図４に示すように、前記収容ブロック３２には一つの段差孔３３が形成してあり、前記段差孔３３の側壁には一つの吸気孔３４が形成してあり、且つ後退装置５０を案内するために、前記収容ブロック３２の後ろ段の二つの側壁には案内溝３５が設けてあり、また、固定部材３０の底端にはスライド・レール３１を閉鎖するための底板３７が締結してある。

また、前記押し装置４０は、摺動部材２０と固定部材３０とのスライド・レール２１，３１には複数の釘押し片４１とがそれぞれ設けてあり、前記釘押し片４１の後ろ端には固定部材３０の収容溝３１０に対応するロッド押し部４２が一つに設けてあることにより、前記収容溝３１０内に設けた圧縮バネ４４がロッド押し部４２に嵌めて定位され、且つ前記釘押し片４１の後ろ端にはロッド押し部４３が垂直に突設してあり、前記ロッド押し部４３が案内溝３５内に挿入され、これにより、後退装置５０が押し装置４０の釘押し片４１を作動し、また、周縁に近接するスライド・レール２１，３１の内部には付勢片４５が設けてあり、前記付勢片４５が連結釘の厚さを制限するためのものであり、また、付勢片４５の湾折部の摺動通路を形成するために、前記固定部材３０の側辺には狭いストリップ４６と広いストリップ４７とがネジにより固定部材３０に固定され、且つ付勢片４５の後ろ端にもロッド挿し部４２とロッド押し部４３とが設けてある。

また、前記後退装置５０は、固定部材３０にある段差孔３３の内部には中空な多段伸縮ロッド５１が設けてあり、前記伸縮ロッド５１には吸気孔３４に対応する吸気孔５２が形成してあり、且つ伸縮ロッド５１の末端には案内溝３５内に摺動可能な横方向ロッド５５が設けてあり、前記横方向ロッド５５が釘押し片４１のロッド押し部４３の内側を跨り、これにより、横方向ロッド５５が釘押し片４１を後ろへ押し、また、前記段差孔３１には、横方向ロッド５５と伸縮ロッド５１とを元状態に回復するために、横方向ロッド５５の他端に戻り用バネ５６とプラグ５７とが設けてある。

また、図４と図４Ａに示すように、銃体６０に設けた止めバルブ７０は両端に流路を有するバルブ体７１で構成され、前記バルブ体７１の内部には突出可能な接触ロッド７２が摺動可能に設けてあり、前記接触ロッド７２には上下流路を遮断するための上下塞ぎ片７３，７４がそれぞれ設けてあり、且つ接触ロッド７２にある上塞ぎ片７３の上には一つの弾性素子７５が設けてあることにより、摺動部材２０の接触片２２が接触ロッド７２に当接しないときに接触片２２が下へ自動的に回復し、また、銃体６０には、バルブ体７１と、固定部材３０にある吸気孔３４とを連通するための空気流路７６が形成してある。

これにより、連結釘を充填する作業が順調になると共に、釘の打ち出しも順調になる。

また、図３乃至図５に示すように、使用者が連結釘をマガジン１０に入れて摺動部材２０を上へ押し銃体６０と結合するときには、摺動部材２０にある接触片２２が止めバルブ７０にある接触ロッド７２を上へ押し、図４Ａに示すように、接触ロッド７２の上への移動により上塞ぎ片７３が吸気するためのバルブ体７１を閉鎖し、このとき、接触片２２と、止めバルブ７０の底縁との間には隙間７７が発生され、これにより、固定部材３０にある伸縮ロッド５１内の空気がバルブ体７１にある下流路７１１を経由して隙間７７から排出され、そうすると、伸縮ロッド５１の内部には空気圧力がないので、他端の戻り用バネ５６が横方向ロッド５５と伸縮ロッド５１とを上へ押し、これにより、釘押し片４１のロッド押し部４３が制限されないようになり、釘押し片４１が圧縮バネ４４に押されて連結釘を上へ押すことができる。

逆に、使用者がマガジンを取り外うとするときには、図６と図７に示すように、摺動部材２０を下へ取り外したときに、摺動部材２０にある接触片２２が接触ロッド７２に当接しなくなり、なお、弾性素子７５により接触ロッド７２が元位置に戻り、そうすると、接触ロッド７２が下へ移動して下塞ぎ片７４によって下流路７１１を閉鎖し、だから、高圧空気が銃体６０からバルブ体７１に流入して、空気流路７６と吸気孔３４，５２とを経由して伸縮ロッド５１に流入して、伸縮ロッド５１が横方向ロッド５５を押して横方向ロッド５５が摺動し突出して、横方向ロッド５５により、各釘押し片４１と、付勢片４５にあるロッド押し部４３とが押されて、釘押し片４１および付勢片４５が後退状態を呈する。

本考案に係る釘打ち機用マガジンに連結釘を充填するときには、摺動部材２０が取り外した状態を呈するので、固定部材３０にある釘押し片４１および付勢片４５が後退状態を呈するが、使用者が摺動部材２０を銃体６０に取付けるときには、釘押し片４１が連結釘に当接しなく、且つ摺動部材２０が連結釘を上から下へ押すことができるので、摺動部材２０を銃体６０に取付けたときには、接触片２２が止めバルブ７０にある接触ロッド７２を移動して、伸縮ロッド５５内の空気が排出されて、釘押し片４１が連結釘を前へ押すときに、連結釘は、固定部材３０と摺動部材２０との制限により、反って変形することがあり得ないので、連結釘を充填する作業が順調になると共に、釘の打ち出しも順調になる。

各部材の構成およびその関連位置を説明するための本考案に係る釘打ち機用マガジンの構造の分解斜視図である。本考案に係る釘打ち機用マガジンの構造の組合状態を示す斜視図である。本考案に係る釘打ち機用マガジンの構造の断面図である。本考案に係る釘打ち機用マガジンに釘を充填するときの動作を示す概略図である。本考案に係る釘打ち機用マガジンに釘を充填することを示す拡大概略図である。本考案に係る釘打ち機用マガジンに釘を充填することを示す平面図である。本考案に係る釘打ち機用マガジンを取り外すときの動作を示す概略図である。本考案に係る釘打ち機用マガジンを取り外すことを示す断面図である。

符号の説明

１０マガジン２０摺動部材
２１スライド・レール２２接触片
２５底板３０固定部材
３１スライド・レール３１０収容溝
３２収容ブロック３３段差孔
３４吸気孔３５案内溝
３７底板４０押し装置
４１釘押し片４２ロッド挿し部
４３ロッド押し部４４圧縮バネ
４５付勢片４６狭いストリップ
４７広いストリップ４８締結ネジ
５０後退装置５１伸縮ロッド
５２吸気孔５５横方向ロッド
５６戻り用バネ５７プラグ
６０銃体６５釘打ち部
７０止めバルブ７１バルブ体
７１１下流路７２接触ロッド
７３上塞ぎ片７４下塞ぎ片
７５弾性素子７６空気流路
７７隙間

Claims

主に、一つの摺動部材と、一つの固定部材とを互いに結合して構成されたものであり、前記固定部材が釘打ち機の本体にある釘打ち部の底面に締結され、なお、前記摺動部材が固定部材に対して脱着することが可能であり、また、前記摺動部材と固定部材の間には連結釘を前進させるための押し装置が設けてあり、且つ固定部材には一つの後退装置が別に設けてあり、前記後退装置は前記摺動部材が本体に設けた止めバルブを触発した後に前記押し装置を作動し、前記摺動部材を取り外されたときに前記押し装置が後退状態になり、なお、前記摺動部材を取付けたときに前記押し装置が連結釘を付勢する状態になることを特徴とする、
釘打ち機用マガジンの構造。
前記摺動部材の内面には若干のスライド・レールが形成してあり、なお、前記固定部材にも前記スライド・レールと対応するスライド・レールが設けてあり、スライド・レールの内部には推し装置が摺動可能に設けてあり、また、前記固定部材の中段には直径がより大きい収容溝が形成してあり、前記収容溝が押し装置の圧縮バネを収容することを特徴とする、請求項１に記載の釘打ち機用マガジンの構造。
前記押し装置は、摺動部材と固定部材とのスライド・レールには釘押し片と付勢片とがそれぞれ設けてあり、前記釘押し片と付勢片との後ろ端には後退装置が釘押し片を作動するためのロッド押し部が一つに設けてあり、また、付勢片が周縁に近接するスライド・レールの内部に設けてあり、また、付勢片の湾折部の摺動通路を形成するために、前記固定部材の側辺には狭いストリップと広いストリップとがネジにより固定部材に固定されることを特徴とする、請求項１に記載の釘打ち機用マガジンの構造。