JP3109626U - 書類整理用台紙 - Google Patents

Abstract

【課題】その目的は登記識別情報通知書等の公的書類を効率よく分類して整理する作業が極めて容易となる書類整理用台紙を提供することにある。
【解決手段】基材シートの周囲を貼り合わせるとともに、この基材シートに上向き円弧状の切り込みを形成し、さらに円弧状の切り込みから所定の深さの位置に受け止め部を接着し、前記円弧状の切り込みから登記識別情報通知書等の公的書類を収納して、前記受け止め部で公的書類を受け止めるようにしたことを特徴とする書類整理用台紙。
【選択図】 図３

Description

この考案は書類整理用台紙に係り、さらに詳しくは、登記識別情報通知書等の公的書類を分類して整理するのに好適な書類整理用台紙に関する。

従来から名刺等のカード類の整理、保存に適した綴じ込み可能な台紙が知られている。この種の台紙としては、例えば、実公平３−４７９０２号公報（特許文献１参照）等に示されるように、基シートの面に透明なフィルムを重合し、所定箇所に切り込み部と溶着部を設けることによってカード類を収納することのできるポケットを備えたものが存在する。
実公平３−４７９０２号公報

しかしながら、実公平３−４７９０２号公報（特許文献１参照）に示されたカード類を収納することのできるポケットは透明フィルムからなるものであり、所定箇所に切り込み部と溶着部を設けたものであるため、製作に手間がかかりコストが高いという不都合があった。また従来構造では、カード類の出し入れを注意深く行わないと、カード類がポケットの出し入れ口を形成する切り込み部の端に引っ掛かる場合が多く、これによって、ポケットが切り込み部の端から破断するという不都合もあった。

この考案は、かかる従来例の不都合を改善するために案出されたものであり、その目的は登記識別情報通知書等の公的書類を効率よく分類して整理する作業が極めて容易となる書類整理用台紙を提供することにある。

前記目的を達成するためこの考案の書類整理用台紙は、基材シートの周囲を貼り合わせるとともに、この基材シートに上向き円弧状の切り込みを形成し、さらに円弧状の切り込みから所定の深さの位置に受け止め部を接着し、前記円弧状の切り込みから登記識別情報通知書等の公的書類を収納して、前記受け止め部で公的書類を受け止めるようにしたことを特徴とするものである。

この考案の書類整理用台紙は、上記上向き円弧状の切り込みと受け止め部とからなるユニットが所定の間隔で複数ユニット連設されていることをも特徴とするものである。

この構成においては、構造が簡単なので低コストで製作することができる。
また従来構造では、書類等の出し入れを注意深く行わないと、書類等がポケットの出し入れ口を形成する切り込み部の端に引っ掛かる場合が多く、これによって、ポケットが切り込み部の端から破断するという不都合があった。

しかしながらこの考案においてはかかる従来例の不都合がなく、登記識別情報通知書等の公的書類を効率よく分類して整理する作業が極めて容易となる書類整理用台紙を提供することができるようになった。

以下、この考案に係る書類整理用台紙の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図１は書類整理用台紙の１実施例を示す展開状態の正面図、図２はその断面図、図３は使用状態を示す展開状態の正面図である。

図１および図２において、書類整理用台紙１０は樹脂若しくは紙によってたわむことができる程度の長方形の基材シート１１からなっている。
そして、この基材シート１１を両側端部から中央に向けてそれぞれ二つ折りとし、それを中央で折り畳んで最終的に４つ折りにすることができるようになっている。

なお、基材シート１１を両側端部から中央に向けてそれぞれ二つ折りとした状態で、重ね合わせた周囲を貼り合わせるとともに、基材シート１１の内側の少なくとも片面に上向き円弧状の切り込み１２を形成し、さらにこの円弧状の切り込み１２から所定の深さの位置に受け止め部１３を接着したものである。
また、上記上向き円弧状の切り込み１２と受け止め部１３とからなるユニットが所定の間隔で複数ユニット連設されている。

上記書類整理用台紙１０の使用に際しては、図３に示すように、円弧状の切り込み１２から登記識別情報通知書等の公的書類２１をはめ込み、そのまま押し込んで前記受け止め部１３で公的書類２１を受け止めるものである。

基材シート１１の外側の少なくとも片面、および内側の上記円弧状の切り込み１２を設けた片面の反対面には適宜表題部１４や見出し部１５を貼付あるいは印刷等によって形成することができる。

上記基材シート１１を両側端部から中央に向けてそれぞれ二つ折りとした状態で、重ね合わせた周囲を貼り合わせる手段としては、接着剤や両面粘着テープ、ヒートシール等の適宜手段を採用することが可能である。
また、上記受け止め部１３を接着する手段としても、接着剤や両面粘着テープ、ヒートシール等の適宜手段を採用することが可能である。

上記円弧状の切り込み１２の円弧の半径は、登記識別情報通知書等の公的書類２１のサイズに応じて適宜決定することが必要である。
すなわち、公的書類２１の両側端面を所定の深さで収納するとともに、公的書類２１の中央部分においては公的書類２１の挿入をガイドするとともに、公的書類２１を所定の高さ位置において保持するという機能を備えていることが求められる。
もちろん、上記上向き円弧状の切り込み１２と受け止め部１３とからなるユニットを所定の間隔で複数ユニット連設するという要請をも満たすことが望ましい。

この考案の書類整理用台紙は、登記識別情報通知書等の公的書類を分類して整理するのに好適であることはもちろん、他の書類やカード、写真等を収納するために使用することができる。

書類整理用台紙の１実施例を示す展開状態の正面図である。 その断面図である。 使用状態を示す展開状態の正面図である。

符号の説明

１０ 書類整理用台紙
１１ 基材シート
１２ 円弧状の切り込み
１３ 受け止め部
１４ 表題部
１５ 見出し部
２１ 公的書類

Claims (2)

1. 基材シートの周囲を貼り合わせるとともに、この基材シートに上向き円弧状の切り込みを形成し、さらに円弧状の切り込みから所定の深さの位置に受け止め部を接着し、前記円弧状の切り込みから登記識別情報通知書等の公的書類を収納して、前記受け止め部で公的書類を受け止めるようにしたことを特徴とする書類整理用台紙。
2. 上向き円弧状の切り込みと受け止め部とからなるユニットが所定の間隔で複数ユニット連設されていることを特徴とする請求項１に記載の書類整理用台紙。
   

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