JP3109196B2 - 三相短絡抑制装置 - Google Patents
三相短絡抑制装置Info
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- JP3109196B2 JP3109196B2 JP03337371A JP33737191A JP3109196B2 JP 3109196 B2 JP3109196 B2 JP 3109196B2 JP 03337371 A JP03337371 A JP 03337371A JP 33737191 A JP33737191 A JP 33737191A JP 3109196 B2 JP3109196 B2 JP 3109196B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は三相配電線における負
荷側でのアーク短絡電流を抑制する三相短絡抑制装置に
関する。
荷側でのアーク短絡電流を抑制する三相短絡抑制装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】図２に示すように、三相配電線Ｕ，Ｖ，
Ｗにおいて、落雷により負荷側配電線で２線以上の地絡
が発生し、これにより、２相又は３相の線間短絡事故が
生じたとする。この場合、速やかに事故電流を低減しな
ければ、配電線がアーク電流により断線してしまうおそ
れがある。これを防止するために、三相配電線Ｕ，Ｖ，
Ｗの電源側に逆並列接続したサイリスタスイッチ素子Ｓ
ｈ1〜Ｓｈ6を各相間に接続し、これらサイリスタスイッ
チ素子Ｓｈ1〜Ｓｈ6を制御装置ＣＮＬからのゲート信号
で数サイクル点弧させる。制御装置ＣＮＬには変流器Ｃ
Ｔで検出した負荷側電流が供給される。制御装置ＣＮＬ
は負荷電流が予め設定された値以上（例えば、２線以上
の地絡が発生する）になると、ゲート信号をサイリスタ
スイッチ素子Ｓｈ1〜Ｓｈ6に与えて前述のようにサイリ
スタスイッチ素子Ｓｈ1〜Ｓｈ6を数サイクル点弧させ、
線間電圧を低下させる。これにより、アーク電圧を消滅
させる。その後にサイリスタスイッチ素子Ｓｈ1〜Ｓｈ6
はオフし、回路は復帰する。
Ｗにおいて、落雷により負荷側配電線で２線以上の地絡
が発生し、これにより、２相又は３相の線間短絡事故が
生じたとする。この場合、速やかに事故電流を低減しな
ければ、配電線がアーク電流により断線してしまうおそ
れがある。これを防止するために、三相配電線Ｕ，Ｖ，
Ｗの電源側に逆並列接続したサイリスタスイッチ素子Ｓ
ｈ1〜Ｓｈ6を各相間に接続し、これらサイリスタスイッ
チ素子Ｓｈ1〜Ｓｈ6を制御装置ＣＮＬからのゲート信号
で数サイクル点弧させる。制御装置ＣＮＬには変流器Ｃ
Ｔで検出した負荷側電流が供給される。制御装置ＣＮＬ
は負荷電流が予め設定された値以上（例えば、２線以上
の地絡が発生する）になると、ゲート信号をサイリスタ
スイッチ素子Ｓｈ1〜Ｓｈ6に与えて前述のようにサイリ
スタスイッチ素子Ｓｈ1〜Ｓｈ6を数サイクル点弧させ、
線間電圧を低下させる。これにより、アーク電圧を消滅
させる。その後にサイリスタスイッチ素子Ｓｈ1〜Ｓｈ6
はオフし、回路は復帰する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】図２に示すように従来
の三相短絡抑制装置では逆並列接続したサイリスタスイ
ッチ素子Ｓｈ1〜Ｓｈ6が三相配電線Ｕ，Ｖ，Ｗに６回路
分必要であった。特に６．６ＫＶクラスの配電線ではサ
イリスタスイッチ素子を複数個直列接続したものを逆並
列接続しなければならず、サイリスタスイッチ素子の数
が極めて多くなる問題がある。
の三相短絡抑制装置では逆並列接続したサイリスタスイ
ッチ素子Ｓｈ1〜Ｓｈ6が三相配電線Ｕ，Ｖ，Ｗに６回路
分必要であった。特に６．６ＫＶクラスの配電線ではサ
イリスタスイッチ素子を複数個直列接続したものを逆並
列接続しなければならず、サイリスタスイッチ素子の数
が極めて多くなる問題がある。
【０００４】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、サイリスタスイッチ素子を大幅に低減できるよう
にした三相短絡抑制装置を提供することを目的とする。
ので、サイリスタスイッチ素子を大幅に低減できるよう
にした三相短絡抑制装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、三相配電線において、各相間に複数個
直列接続したサイリスタスイッチ素子を一方向に向けて
接続し、負荷側のアーク短絡電流を検出したときに、前
記各相間のサイリスタスイッチ素子を同時に点弧させる
ようにしたものである。
達成するために、三相配電線において、各相間に複数個
直列接続したサイリスタスイッチ素子を一方向に向けて
接続し、負荷側のアーク短絡電流を検出したときに、前
記各相間のサイリスタスイッチ素子を同時に点弧させる
ようにしたものである。
【０００６】
【作用】負荷側にアーク電流が発生すると、この電流を
検出してサイリスタスイッチ素子を点弧させる。これに
よって、負荷側には電源側から電流が流れ込まなくな
り、アーク電流は抑制される。
検出してサイリスタスイッチ素子を点弧させる。これに
よって、負荷側には電源側から電流が流れ込まなくな
り、アーク電流は抑制される。
【０００７】
【実施例】以下この発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１において、Ｕ，Ｖ，Ｗは三相配電線で、こ
の三相配電線Ｕ，Ｖ，Ｗの各相間に一方向に向けてサイ
リスタスイッチ素子Ｓｈ11〜Ｓｈ13を接続する。これら
サイリスタスイッチ素子Ｓｈ11〜Ｓｈ13は制御装置ＣＮ
Ｌからのゲート信号で点弧される。制御装置ＣＮＬは変
流器ＣＴから供給される負荷側電流が予め設定された値
以上になるとゲート信号を送出するように構成されてい
る。
明する。図１において、Ｕ，Ｖ，Ｗは三相配電線で、こ
の三相配電線Ｕ，Ｖ，Ｗの各相間に一方向に向けてサイ
リスタスイッチ素子Ｓｈ11〜Ｓｈ13を接続する。これら
サイリスタスイッチ素子Ｓｈ11〜Ｓｈ13は制御装置ＣＮ
Ｌからのゲート信号で点弧される。制御装置ＣＮＬは変
流器ＣＴから供給される負荷側電流が予め設定された値
以上になるとゲート信号を送出するように構成されてい
る。
【０００８】上記のように構成された実施例において、
負荷側の配電線に２相又は３相の線間短絡事故が発生し
たとすると、その個所にアーク短絡電流が流れる。この
電流は変流器ＣＴで検出されて制御装置ＣＮＬに供給さ
れる。すると制御装置ＣＮＬからはゲート信号がサイリ
スタスイッチ素子Ｓｈ11〜Ｓｈ13に与えられて、サイリ
スタスイッチ素子Ｓｈ11〜Ｓｈ13は同時に点弧する。こ
のため、線間電圧はサイリスタスイッチＳｈ11〜Ｓｈ13
により短絡される。これにより、負荷側のアーク短絡電
流は消滅する。その後、サイリスタスイッチ素子Ｓｈ11
〜Ｓｈ13のゲート信号が供給されなくなると、サイリス
タスイッチ素子Ｓｈ11〜Ｓｈ13はオフして回路は健全な
状態に復帰する。なお、各相間のサイリスタスイッチ素
子は複数個直列接続されて使用される。
負荷側の配電線に２相又は３相の線間短絡事故が発生し
たとすると、その個所にアーク短絡電流が流れる。この
電流は変流器ＣＴで検出されて制御装置ＣＮＬに供給さ
れる。すると制御装置ＣＮＬからはゲート信号がサイリ
スタスイッチ素子Ｓｈ11〜Ｓｈ13に与えられて、サイリ
スタスイッチ素子Ｓｈ11〜Ｓｈ13は同時に点弧する。こ
のため、線間電圧はサイリスタスイッチＳｈ11〜Ｓｈ13
により短絡される。これにより、負荷側のアーク短絡電
流は消滅する。その後、サイリスタスイッチ素子Ｓｈ11
〜Ｓｈ13のゲート信号が供給されなくなると、サイリス
タスイッチ素子Ｓｈ11〜Ｓｈ13はオフして回路は健全な
状態に復帰する。なお、各相間のサイリスタスイッチ素
子は複数個直列接続されて使用される。
【０００９】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
三相配電線において、各相間に複数個直列接続したサイ
リスタスイッチ素子を一方向に向けて接続したので、素
子数を大幅に低減することができる。
三相配電線において、各相間に複数個直列接続したサイ
リスタスイッチ素子を一方向に向けて接続したので、素
子数を大幅に低減することができる。
【図１】この発明の一実施例を示す概略構成図。
【図２】従来例を示す概略構成図。
Ｕ，Ｖ，Ｗ…三相配電線、Ｓｈ11〜Ｓｈ13…サイリスタ
スイッチ素子、ＣＮＬ…制御装置、ＣＴ…変流器。
スイッチ素子、ＣＮＬ…制御装置、ＣＴ…変流器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02H 3/06 H02H 9/02 H02H 9/04 H02H 3/08 H02H 7/26
Claims (1)
- 【請求項１】 三相配電線において、各相間に複数個直
列接続したサイリスタスイッチ素子を一方向に向けて接
続し、負荷側のアーク短絡電流を検出したときに、前記
各相間のサイリスタスイッチ素子を同時に点弧させるよ
うにしたことを特徴とする三相短絡抑制装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03337371A JP3109196B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 三相短絡抑制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03337371A JP3109196B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 三相短絡抑制装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05176445A JPH05176445A (ja) | 1993-07-13 |
| JP3109196B2 true JP3109196B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=18307995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03337371A Expired - Fee Related JP3109196B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 三相短絡抑制装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3109196B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102011001340A1 (de) | 2011-03-16 | 2012-09-20 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Elektrische Vorrichtung für den Kurzschlussschutz einer Drehstromlast in einem Drehstromsystem |
| DE202014104564U1 (de) | 2014-09-24 | 2014-11-20 | Sma Solar Technology Ag | Kurzschlussschalter mit Halbleiterschalter und Anordnung zum Kurzschließen einer dreiphasigen Wechselspannung |
| CN107534288B (zh) * | 2015-03-17 | 2019-07-05 | Abb瑞士股份有限公司 | 用于整流器的短路装置 |
| US10319545B2 (en) | 2016-11-30 | 2019-06-11 | Iskra Za{hacek over (s)}{hacek over (c)}ite d.o.o. | Surge protective device modules and DIN rail device systems including same |
| US10707678B2 (en) | 2016-12-23 | 2020-07-07 | Ripd Research And Ip Development Ltd. | Overvoltage protection device including multiple varistor wafers |
| US10447026B2 (en) | 2016-12-23 | 2019-10-15 | Ripd Ip Development Ltd | Devices for active overvoltage protection |
| US10340110B2 (en) | 2017-05-12 | 2019-07-02 | Raycap IP Development Ltd | Surge protective device modules including integral thermal disconnect mechanisms and methods including same |
| US10685767B2 (en) | 2017-09-14 | 2020-06-16 | Raycap IP Development Ltd | Surge protective device modules and systems including same |
| US11223200B2 (en) | 2018-07-26 | 2022-01-11 | Ripd Ip Development Ltd | Surge protective devices, circuits, modules and systems including same |
| CN113556047A (zh) * | 2021-07-26 | 2021-10-26 | 阳光电源股份有限公司 | 一种pwm整流器及其短路保护装置和应用系统 |
| US11862967B2 (en) | 2021-09-13 | 2024-01-02 | Raycap, S.A. | Surge protective device assembly modules |
| US11723145B2 (en) | 2021-09-20 | 2023-08-08 | Raycap IP Development Ltd | PCB-mountable surge protective device modules and SPD circuit systems and methods including same |
| US11990745B2 (en) | 2022-01-12 | 2024-05-21 | Raycap IP Development Ltd | Methods and systems for remote monitoring of surge protective devices |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP03337371A patent/JP3109196B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05176445A (ja) | 1993-07-13 |
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