JP3108994B2 - 静電記録システム - Google Patents

静電記録システム

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JP3108994B2
JP3108994B2 JP09120987A JP12098797A JP3108994B2 JP 3108994 B2 JP3108994 B2 JP 3108994B2 JP 09120987 A JP09120987 A JP 09120987A JP 12098797 A JP12098797 A JP 12098797A JP 3108994 B2 JP3108994 B2 JP 3108994B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電記録システ
係り、特に、静電記録装置で形成される画像を常に良
好な状態に保つのに好適な静電記録システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、静電記録装置には、感光体ドラ
ムが感光体シートの一部をドラムに巻き付けて使用し、
シートを巻き上げることによって、その使用部分を交換
する巻取り方式の感光体シートがある。このような静電
記録装置では、ドラムに設けられた感光体シート出入口
用開口部のキャップ部の電位を常にアース電位とする
か、キャップ部が表面電位検出手段に対向する位置に来
たときキャップ部の電位をアース電位にするという特許
(特公昭61−56514)が出願されている。この目的の一つ
は、表面電位検出手段が上記キャップ部を通過する時点
で表面電位検出手段の零電位補正を行うことにある。も
う一つの目的は表面電位検出手段により感光体表面電位
を測定し、これにより帯電器を制御することにある。
【0003】一方、特開昭58−4172には、キャップ部が
表面電位検出手段に対向する位置に来たときに、キャッ
プ部に校正電圧を接続することによって表面電位検出手
段を校正したり、あるいはキャップ部を電流計と接続す
ることによってコロナ電流を測定し、帯電器の電源の出
力調整を行うことが述べられている。
【0004】感光体は、長期間使用すると電気的劣化、
機械的劣化そして化学的劣化を受ける。この結果、帯電
後の表面電位分布が不均一になり、表面電位が局部的に
高い個所や低い個所がランダムに生じる。このようにな
ると、帯電器の電圧制御だけでは対処できなくなり、感
光体の交換が必要になる。 静電記録装置は、その使用環
境や印刷量によって、感光体の劣化状況が異なる。この
ため、静電記録装置を遠隔地に設置した場合、そのメン
テナンスを行うのに不便であり、また多数の静電記録装
置を各所に散在させて設置した場合、その各静電記録装
置をどのように巡回してメンテナンスすればよいのかの
判断が難しく、効率的な方法が求められている。特に
シート状の感光体を使用する静電記録装置では、その交
換頻度が高くなるため、交換時期の判断が重要となる。
【0005】本発明の目的は、散在させて設置された多
数の静電記録装置でも効率的にメンテナンスができる
電記録システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、情報処理装
置に接続され、感光体と、感光体の表面を帯電する帯電
器と、帯電された感光体の表面を露光して静電潜像を形
成する露光手段と、静電潜像を現像する現像手段と、現
像手段により現像された画像を被転写材に転写する転写
手段とを備えた静電記録装置及び前記情報処理装置から
なる静電記録システムにおいて、前記静電記録装置は、
感光体表面の非印刷領域に基準電位検出領域を定め、該
基準電位検出領域を所定電位に帯電せしめる手段と、感
光体表面の印刷領域の露光前の帯電電位を検出するとと
もに前記基準電位検出領域の電位を検出する電位検出手
段と、該電位検出手段の検出した前記印刷領域の露光前
の帯電電位と前記基準電位検出領域の基準電位を感光体
の特性データとして前記情報処理装置に送信する送信手
段を備え、前記情報処理手段は、前記静電記録装置から
送信された前記特性データを受信する受信手段と、該受
信手段にて受信した前記特性データを感光体の寿命判定
データと比較する比較手段と、該比較結果に応じて前記
印刷領域の露光前の帯電電位を基準電位と等しくなるよ
うに前記帯電器を制御する信号を発生する制御手段とを
有すること、で達成される。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】このように、コンピュータやパソコン等の
情報処理装置を用いる構成とすることで、静電記録装置
を単なるプリントデータの受け手に限定するのではな
く、静電記録装置から感光体の特性データを情報処理装
置に送り、情報処理装置がこれを処理する事により感光
体の寿命評価や、静電記録装置にフィードバックするこ
とで、印刷画像にカブリが生じないようにする等の効率
的なメンテナンスが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に
係る静電記録システムで用いる静電記録装置の構成図で
ある。本実施形態の静電記録装置では、感光体ドラムの
表面の一部に、印刷に係わらない非印刷領域を設け、こ
の部分を所定の電位になるように外部電源または帯電器
から直接あるいは間接的に電圧を供給し、回転するドラ
ム面上に基準電位部を構成する。
【0014】そして、感光体ドラムの上部に表面電位検
出手段を配置しておき、感光体ドラム回転中、表面電位
検出手段により一定周期で基準電位部と電化受容面の電
位を測定する。すなわち、図1(a)に示すように、感
光体シート4の一部をストックロール1からドラム素管
3の一部に設けた開口部5を介して外に引き出し、ドラ
ム素管に巻き付けた後、再び開口部5から内に入って
テイクアップロール2に巻き付ける構成とした感光体ド
ラムにおいて、開口部5をキャップ部材6にてふさぐ構
造とする。このキャップ部材6の電位をVsとする。こ
れにより、感光体ドラムの表面の一部に基準電位部を設
けることができる。図1に示した例ではキャップ部材
が基準電位部を構成している。
【0015】先ず、静電記録装置の作用を概説する。図
1において、ドラム素管3は感光体シート4を巻きつけ
られて感光体ドラムを構成し、円弧矢印R方向に回転し
ている。この感光体ドラムの電荷受容面は帯電器8によ
り帯電された後、光学系9により光像露光されて潜像が
形成され、現像器10により潜像はトナー像として可視化
され、トナー画像は転写器11により用紙13に転写され
る。転写されたトナー像は定着器14により用紙に定着さ
れ、排出される。一方、感光体ドラム上の残留電位はイ
レーザ15により除去され、クリーナ16により感光体表面
の残留トナーが除去され、再び帯電以降の工程を繰り返
す。
【0016】次に、前記の如く基準電位部を設けた場合
の作用について述べる。図1(b)は、基準電位部とし
て設けたキャップ部材6付近の平面図である。感光体ド
ラム上方に設けられた表面電位検出手段7により感光体
ドラム表面の電位を測定したときのその出力の時間的変
化を図2に示す。図2は帯電器8により感光体ドラムの
表面を帯電させた状態での特性である。キャップ部材6
の電位Vsは、外部電源により任意に設定できる。な
お、この電位Vsは、前記感光体シート4の材質によっ
て決まる受電電位に設定する。感光体シート4の荷電受
容面の電位は、帯電器の帯電条件(帯電電圧、グリッド
電圧など)や電荷受容面の疲労度などによって変わる。
帯電条件が適切でないと感光体シート4の印刷領域の露
光前の電位V0は、前記電位Vsより低くなったり、高
くなったりする。従って、感光体シート4の印刷領域の
露光前の電位V0が電位Vs近傍の値を取るように帯電
条件を処理する必要がある。
【0017】本構成では、感光体ドラム面上にキャップ
部材よりなる基準電位部6を持つために、ドラム回転中
に表面電位検出手段7の出力が基準電位測定部と感光体
ドラム面において、ほぼ同じ値を取る様に帯電器を制御
することによって感光体表面電位を適切な値に制御でき
る。ここで、17はキャップ位置を検出するセンサ、18は
帯電器電源、19は帯電器の制御回路である。
【0018】
【0019】図1において、キャップ部材6の位置を検
出するのに位置センサ17を用いる。従って、見方を変
えれば、基準電位部をキャップ部材6に限定する必要は
なく、感光体シート4の非印刷領域の位置を位置センサ
17にて検出して、その表面電位を測定し、これを基準
電位として、他の部分の電位と比較しても良い。
【0020】感光体は、長時間使用に供されると劣化す
る。この劣化には、電気的劣化,機械的劣化,化学的劣
化が考えられる。即ち、感光体が帯電器によるコロナ放
電に曝されていると、時間の経過と共に感光体表面が酸
化して表面抵抗値が低下する。また、表面に存在するピ
ンホール等の欠陥がコロナ放電に曝されると局部的な体
積抵抗の低下が生じる。これらが電気的な劣化である。
化学的な劣化としては、オゾンやNO3等による劣化が
考えられる。機械的な劣化としては、現像時における感
光体ドラム表面への現像材(主にキャリア)の付着、そ
してクリーナーによる傷の発生がある。実際には、これ
らの劣化が互いに重なって生じる複合劣化である。
【0021】感光体が劣化するとその表面が荒れるた
め、帯電後の表面電位分布が不均一となり、表面電位が
局部的に高い個所や局部的に低い個所がランダムに生じ
る。このようになると、帯電器の電圧制御だけでは対処
できなくなり、感光体の交換が必要となる。
【0022】このため、基準電位部及び電荷受容面の電
位を表面電位検出手段7により検出し、これらの差や分
布を調べれば、電荷受容面の電位の変化がわかり、電荷
受容面、すなわち感光体シート4の劣化を検出すること
ができ、感光体シート4の寿命評価を行うことができ
る。また、感光体ドラム1回転中の表面電位検出手段7
の検出誤差は一定と見てよいから、感光体ドラム回転中
に表面電位検出手段で基準電位部と電荷受容面の電位
を検出してその差を求め、この差がなくなるように帯電
8の動作を調整して荷電受容面電位を変化させれ
、表面電位検出手段7の校正を頻繁に行わなくても精
度の良い制御を行うことができる。また、基準電位部の
電位を現像条件に応じて適当に設定すれば、この部分が
感光体ドラム周上の現像器を通過するときにトナーが付
着するのを防止できる。
【0023】次に、本発明の具体的な実施形態を図3に
より説明する。図3(a)に示した6はキャップ部材で
あって基準電位部を構成している。上記のキャップ部材
6に対して基準電位を与える手段として、帯電器8を使
用する。キャップ部材6に対して、定電圧受動素子とし
てのバリスタ20と、コンデンサCとを並列に介してア
ースする。18a、18bは帯電器8の電源である。
【0024】前記キャップ部材6に対向、離間せしめて
設置したスコロトロン帯電器8の放電ワイヤ8aのワイ
ヤ電圧Va、或いはグリッド8bのグリッド電圧Vgを
あげてゆくと、キャップ部材6の表面電位Vkは、図3
(b)のように変化する。同図において、Vvはバリス
タ20の動作電位、ivはバリスタ電流である。同図
ら明らかなように、キャップ部材6の表面電位Vkは、
グリッド電圧Vgの増加と共に上昇するが、バリスタ2
0の動作電位Vvに達すると飽和し、バリスタ電流iv
が増加し始める。このようにして、基準電位部を構成す
るキャップ部材6の表面電位はVvに保たれる。
【0025】図3(c)は、キャップ部材が帯電器8
の下方を通過した後のキャップ部材6の表面電位Vkの
時間的変化を示す図である。図示の如く、電位Vkは
C、Rの時定数で低下して行く。ここに、Rはバリスタ
20のOFF抵抗である。
【0026】現像方式が正規現像である場合に、上記キ
ャップ部材6が、図1(a)に示した現像器10を通過
するとき、該キャップ部材6の電位が現像バイアス電位
よりも低くなるように設定すれば、トナーが付着しな
い。キャップ部材以外に基準電位部を設けた場合も、
該基準電位部の電位をバイアス電位よりも低く設定すれ
ばよい。また、反転現像の場合は、バイアス電位よりも
高く設定すればトナーが付着しない。
【0027】表面電位検出手段7(図1)の下方を通過
する時刻tJでの電位VJは、
【0028】
【数1】
【0029】従って、感光体の印刷領域の露光前の電位
V0を基準電位Vsに設定するには、バリスタの動作電
圧Vvが次の数2
【0030】
【数2】
【0031】であるようなバリスタ20を選定して用い
れば良い。これにより、表面電位検出手段の下をキャ
ップ部材6が通過するとき、キャップ部材7の電位Vk
電位Vsを示すことになる。このように、バリスタ
とC、Rを用いることにより新たな外部電源を必要と
しない。外部の電源から直接電位を供給するためには、
スリップリング機構が必要となるが、本実施形態ではこ
れも不要である。このように、本実施形態によれば、簡
単な方法であり新たな電源も不要なため低価格、小型化
を達成できる。
【0032】図3(d)の如く、コンデンサCと固定抵抗
Rとを並列に接続すると共に、さらにバリスタ20を直列
に介装してキャップ部材6を接地しても前記と同様な作
用,効果が得られる。また、前記のバリスタ20に代えて
ツエナダイオードを用いても同様の作用,効果が得られ
る。要するに、定電圧受動素子の中から適宜のものを選
択して用いることができる。
【0033】図4(a),(b)は、本実施形態の方法を適用
した感光体の表面電位制御及び寿命評価による感光体シ
ート交換システムを示したものである。図4(a)は図3
(a)に対応するバリスタ回路を設けた静電記録装置を示
し、図4(b)は図3(d)に対応するバリスタ回路を設けた
静電記録装置を示している。
【0034】図3で説明したように帯電器8によりキャ
ップ部6に感光体シート4の電荷受容面の電位の基準
となる電位Vsが印加される。
【0035】(i)位置センサ17によりキャップ部材
(基準電位部)の位置を検出し、表面電位検出手段7
によりキャップ部材6の電位を測定し、その測定値(必
ずしも正確な値でなくても良い)を、感光体シート4の
電荷受容面を帯電させるための基準となる電位Vsとし
て 演算処理部24に入力する。21はA/D変換器、
22は演算回路、23はD/A変換器である。上記演算
回路22は、CPU、RAM、ROM等から構成されて
いる。
【0036】(ii)表面電位検出手段7により感光体
シート4の印刷領域の露光前の電位V0を測定し、演算
処理部24に入力し、(i)において入力した電位Vs
と比較する。この比較結果に基づき、制御部19により
帯電器電源18a、18bを制御し、図2に示すよう
に、次のサイクルで前記印刷領域の露光前の電位V0
電位Vsと略一致するような表面電位制御を行う。上記
帯電器電源18a、18bの制御方法としては、グリッ
ド8bの電圧を制御しても良く、ワイヤ8aの電圧を制
御しても良く、帯電電源18aを制御しても良い。
【0037】(iii)感光体シート4が劣化して、帯
電器8の電圧、電流を増加しても前記印刷領域の露光前
の電位V0が予め設定された値(Vsも含む)に達しな
い場合には、感光体シート4は寿命と判断し、感光体巻
き取り機構25により感光体シート4を所定の長さだけ
巻き取り、新しい感光体シート4をドラム素管3の周囲
に配置する。この新しい感光体シート4の寿命を評価す
るパラメータとしては、その電荷受容面の電位(絶対
値)だけでなく、表面電位の変動値を用いることもでき
る。
【0038】(iv)静電記録装置が停止あるいは休止
状態にあるとき、感光体ドラムも静止している。この状
態で、表面電位検出手段7のプローブが感光体シート4
印刷領域と対向した位置にあると、印刷領域の残留電
位分の直流電圧(100〜200V)がプローブに影響
を与える(例えばチャージアップなどの悪影響があ
る)。そこで、感光体ドラムの静止時には、表面電位検
出手段7のプローブを電位が零になるように設定された
キャップ部材6と対向させておく。
【0039】図4(a)に示したように、コンデンサCと
バリスタ20よりなる定電圧回路を設けた場合、また、図
4(b)に示したように、これに固定抵抗を組合わせた定
電圧回路を設けた場合、これら電気部品の特性値を適当
に選ぶと、感光体が静止した後、数秒以内に零Vとする
ことが出来、これにより、表面電位検出手段へのチャー
ジアップ等への影響をなくすことが出来る。また、表面
電位検出手段近傍の電界も零となるので、トナーが飛翔
して表面電位検出手段の測定電極に付着し、故障すると
いう問題も生じない。更に、静電記録装置の停止時ある
いは休止中に表面電位検出手段の零点補正を行うことが
出来る。
【0040】図5は、感光体シート4の寿命を評価する
ための、前記と異なる方法の説明図である。感光体シー
ト4を長時間使用すると、前述の如く劣化が生じる。特
に、その表面に傷痕が出来ると湿気の存在の下に大幅な
抵抗値の低下(初期値に比して1/100〜1/100
0になる)を生じる。このため“像ながれ”を生じて画
質が低下する。こうした観点から、帯電後の感光体シー
ト4の表面電流26を測定することによっても、感光体
シート4の寿命を評価 (劣化の進行状態の判定)が可
能である。
【0041】この方法を実地に適用するには、キャップ
部材6を電気の導体で構成し、これを感光体シート4の
表面に接触させる。この場合、キャップ部材6の端部は
感光体シート4の表面に傷がつかないように導電性ゴム
等にすることが望ましい。キャップ部材6とアースとの
間に電流計27を接続し、感光体シート4の表面の表面
電流26を検出する。この表面電流26をモニタし、所
定値以上になった時、感光体シート4の寿命と判断し、
感光体シートの交換を行う。
【0042】前記のキャップ部材6が導電性ゴムであっ
ても金属部材であっても、このキャップ部材6と印刷領
との、表面電位検出手段7による測定電圧差をなくす
ように帯電器制御を行えるが、この制御の具体的方法を
次に説明する。
【0043】図9は、表面電位検出手段7による測定電
位の時間的変化を示しており、キャップ部材6の電位V
kが感光体シート4の印刷領域に帯電させるべき基準と
なる電位Vsに設定されているとする。図9(a)にお
いては、表面電位検出手段7の出力値が基準電位部であ
るキャップ部材6の電位Vk=Vcよりも低い場合を示
している。この場合は、帯電器8を制御して表面電位を
高くする必要がある。このための一方法として、キャッ
プ部材6以外の電荷受容面における表面電位検出手段7
の出力の最大値VHと最小値VLおよびキャップ部材6
における出力Vcが、次の数3を満たすような制御を行
う。
【0044】
【数3】Vc= α × (VH−VL) + VL 但し、0≦α≦1とする。 また、表面電位検出手段7の出力値が基準電位部である
キャップ部材6の電位Vkよりも高い場合も同様の制御
を行うことによって、電荷受容面上の電位を適正値とす
ることが出来る。数3を満たす制御を行った結果として
得られる表面電位を図9(b)に示す。
【0045】帯電器8の制御の別の方法を述べる。図9
(c)は、表面電位検出手段7の出力値を微分及び整流
して得た信号の時間的変化である。感光体シート4の
刷領域の電位が電位Vsに等しい時は、このパルス状電
位はほぼ零となるが、印刷領域の電位が電位Vsと異な
る場合には、キャップ部材6の前後でパルス電圧が発生
する。このパルス電圧が最も小さくなるように帯電器8
を制御することによって、印刷領域の表面電位を適正値
に設定することができる。
【0046】上記感光体シート4の印刷領域の表面電位
の制御ができなくなれば、感光体シート4が交換時期に
達したものと判定する。具体的には、表面電位検出手段
7の出力の最大値VHと最小値VLとの差が規定値を超
えたときである。また、この判定を簡易に行うために
は、交換時期に達するまでの感光体ドラムの回転数を実
験的に求めておき、実際の使用において感光体ドラムが
実験的測定値に達したときに感光体シート4の寿命が尽
きたと判定することもできる。
【0047】図10(a)は、図9(a)と同様で、感
光体シート4の印刷領域における表面電位検出手段7の
出力例を示している。感光体シート4の寿命評価の一つ
の方法は、表面電位検出手段7の出力の最大値VHと最
小値VLが次の数4を満たすとき、感光体シート4の寿
命が終わったと判定する。
【0048】
【数4】(VH − VL) > VD ただし、VDは予め設定した値である。
【0049】感光体シート4の寿命評価の第2の方法と
しては、図10(a)において、キャップ部材6の基準
電位部における表面電位検出手段7の出力よりやや高い
電位VcH及びやや低い電位VcLを設定しておき、
光体シート4の印刷領域における出力が電位VcHを超
えた回数NHと電位VcL以下になった回数NLを図1
における制御部19内で計数し、感光体ドラム1回転当
たりのそれらの回数NH、NLが予め設定された回数N
gを超えたとき感光体シート4の寿命と判定する。
【0050】この実施形態の感光体シート4の寿命評価
方法では、測定電位の微分波形を利用する。図10
(b)は感光体シート4が劣化した場合の表面電位検
出手段7の出力を微分した値の時間変化である。表面
電位検出手段7の出力を微分処理することによって、
光体シート4の表面電位が急激に変化する場所を検出で
きるため、ピンホール等の感光体シート4の致命的な欠
陥を掴むことが出来る。即ち、感光体シート4の表面が
劣化するに従って多くのパルス波形があらわれる。この
パルス波形のうち、基準電位部におけるパルス以外のパ
ルスの数あるいはパルスの波高値をモニターする。そし
てパルス数が所定値Nwよりも大きくなった時、或はパ
ルスの波高値の最大値と最小値の差が基準値Vw以上に
なった時、感光体シート4の寿命が尽きたと判定する。
【0051】図6は、別の実施形態を示す図である。こ
の実施形態は、露光後の感光体シート4の印刷領域の表
面電位を測定するための表面電位検出手段7bを設け、
露光後の印刷領域の残留電位VRを測定する。なお、表
面電位検出手段7aは、キャップ部材6の電位と帯電後
印刷領域の表面電位を測定するために用いられ、図4
で説明したように、印刷領域の表面電位が常に基準とな
る電位Vsとなるように制御部19によって制御され
る。
【0052】しかし、図6(b)に示すように、光学系
9による露光後の感光体シート4の電荷受容面の表面電
位すなわち残留電位VRは露光量が同じでも感光体
ート4の劣化により上昇する。この残留電位VRを、第
2の表面電位検出手段7bによって測定し、演算処理部
24により表面電位検出手段7aで検出された電荷受容
面の電位V0と比較して、その結果に基づいて、制御部
19によりバイアス電圧VBが電位V0よりも小さく、
残留電位VRよりも大きくなるように現像器10のバイ
アス電源28を制御する。これにより、カブリのない画
質が得られる。
【0053】一方、帯電された電荷受容面の電位V0
、露光後の残留電位VRの値から、電位V0と残留電
VRの差であるコントラスト電位ΔVを算出し、この
コントラスト電位ΔVが予め設定された値よりも小さく
なった場合、あるいは残留電位VRが予め設定された値
より大きくなった時、感光体シート4の寿命とみなし、
感光体シートを交換する。この方法によれば、露光後
の感光体シート4の特性も評価するため、精度の高い寿
命評価が可能となる。
【0054】図6の実施形態では、2つの表面電位検出
手段7a、7bを用いたが、更に異なる実施形態として
1個の表面電位検出手段7bのみを用い、明・暗状態が
交互に繰り返されるような露光を行うことにより、感光
体シート4の電荷受容面の露光されていない暗部から
位V0を、露光された明部から残留電位VRを測定する
こともできる。これにより1つの表面電位検出手段7b
で目的を達成することが出来る。
【0055】上述の各実施形態は、ドラム素管3に感光
体シート4を巻き付けた所謂シート巻取式の感光体を用
いた静電記録装置について説明したが、本発明に係る感
光体の寿命評価方法はこれに限定されずに適用すること
ができる。図7は、素管の表面に印刷領域であるところ
電荷受容面29を形成した、いわゆる感光体ドラム方
式への適用例を示す。図7(a)はカット紙対応のドラ
ムであり、ドラム周長がカット紙の幅に比して長い場合
に適用できる構成であって、基準電位部6´は素管3´
から絶縁されている。(b)図は連続紙、カット紙いず
れの場合にも適用できる構成であって、幅寸法1以下の
用紙に記録することができる。
【0056】図8は、上述した実施形態に係る静電記録
装置を用いた静電記録システムの概念構成図である。こ
のシステムでは、静電記録装置と、これと別体に設置さ
れた情報処理装置とによって構成されている。図1、図
4、図6に示した実施形態においては、静電記録装置内
に演算処理部を設けて帯電器や現像バイアス電圧制御、
感光体の寿命判定等を行ってきたが、静電記録装置を各
所に散在させて設置した場合、静電記録装置の効率的な
メンテナンスが求められている。そこで、本システムで
は、情報処理装置が静電記録装置の寿命判定を行う方式
となる。次記(イ)、(ロ)方式が考えられる。
【0057】(イ)感光体の寿命評価と感光体ドラムの
交換感光体における電位検出手段の検出した印刷領域の帯電
電位と基準電位部の電位を、感光体の特性データとして
静電記録装置から情報処理装置に送り、データ処理後、
感光体が寿命と判断した場合は感光体交換信号を情報
処理装置から静電記録装置に送り、感光体を自動あるい
は手動で交換する。
【0058】(ロ) 画質制御 静電記録装置によりプリントされた画像を読み取り機構
によりデータ化し、これを情報処理装置に送り、データ
処理後、情報処理装置から帯電量,露光量,現像条件等
の画質制御信号を静電記録装置に送り画質制御を行う。
【0059】さらに、情報処理装置によって静電記録装
置の故障診断や、重大損傷の未然防止を行うことも可能
である。即ち、静電記録装置から構成部品(帯電器ワイ
ヤー、露光パワー、現像器、ヒートロール、イレーズラ
ンプ等)の特性データを情報処理装置に送り、各部品の
寿命判定データと比較し、装置点検指示信号を発生す
る。これにより静電記録装置の故障を未然に防ぐことが
できる。
【0060】
【発明の効果】本発明のよれば、中央に設置した情報処
理装置にメンテナンス用のデータベースを構築でき、こ
れに接続した静電記録装置の感光体の寿命評価、画質制
御、故障診断も可能となり、静電記録装置の予防保全を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に用いる静電記録装置の構
成図(a)とこれに用いるキャップ部の上面図(b)で
ある。
【図2】図1の感光体表面の電位の変化を示す図であ
る。
【図3】図1に示す帯電器の制御構成図である。
【図4】静電記録装置の制御説明図である。
【図5】感光体の寿命評価の一例の説明図である。
【図6】静電記録装置の感光体の表面電位測定説明図で
ある。
【図7】感光体ドラムに設ける基準電位部の説明図であ
る。
【図8】本発明の一実施形態に係る静電記録システムの
概念構成図である。
【図9】静電記録装置の感光体表面電位の変化を示す図
である。
【図10】静電記録装置の感光体表面電位の変化を示す
図である。
【符号の説明】
3…ドラム素管、4…感光体シート、6…キャップ部材
(基準電位部を構成する部材)、7…表面電位検出手
段、8…帯電器、10…現像器、18…帯電器電源、19…制
御部、20…定電圧受動素子としてのバリスタ、24…演算
処理部、25…感光体シート巻取り機構、26…表面電流、
28…現像器バイアス電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 勇 東京都千代田区大手町2丁目6番2号 日立工機株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−139583(JP,A) 特開 昭60−263163(JP,A) 特開 昭60−243677(JP,A) 特開 昭60−263162(JP,A) 特開 昭62−91972(JP,A) 特開 昭60−15651(JP,A) 特開 昭62−280961(JP,A) 特開 昭61−51167(JP,A) 特開 昭62−115473(JP,A) 特開 昭62−280771(JP,A) 特開 昭63−133166(JP,A) 特開 昭58−144842(JP,A) 特開 昭55−22276(JP,A) 実開 昭57−93938(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 510 G03G 21/00 350 G03G 15/00 303

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置に接続され、感光体と、感
    光体の表面を帯電する帯電器と、帯電された感光体の表
    面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、静電潜像
    を現像する現像手段と、現像手段により現像された画像
    を被転写材に転写する転写手段とを備えた静電記録装置
    及び前記情報処理装置からなる静電記録システムにおい
    て、 前記静電記録装置は、感光体表面の非印刷領域に基準電
    位検出領域を定め、該基準電位検出領域を所定電位に帯
    電せしめる手段と、感光体表面の印刷領域の露光前の帯
    電電位を検出するとともに前記基準電位検出領域の電位
    を検出する電位検出手段と、該電位検出手段の検出した
    前記印刷領域の露光前の帯電電位と前記基準電位検出領
    域の基準電位を感光体の特性データとして前記情報処理
    装置に送信する送信手段を備え、 前記情報処理装置は、前記静電記録装置から送信された
    前記特性データを受信する受信手段と、該受信手段にて
    受信した前記特性データを感光体の寿命判定データと比
    較する比較手段と、該比較結果に応じて前記印刷領域の
    露光前の帯電電位を基準電位と等しくなるように前記帯
    電器を制御する信号を発生する制御手段とを有すること
    を特徴とする静電記録システム。
  2. 【請求項2】 前記基準電位検出領域は、定電圧受動素
    子を介して接地されていることを特徴とする請求項1に
    記載の静電記録システム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記印刷領域の帯電電
    位が前記基準電位検出領域の帯電電位に制御できなくな
    ったとき、前記感光体の寿命が尽きたと判定する手段を
    備えることを特徴とする請求項1もしくは請求項2のい
    ずれかに記載の静電記録システム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記印刷領域の帯電電
    位と前記基準電位検出領域の帯電電位との差が所定値以
    上になったとき前記感光体の寿命が尽きたと判定する手
    段を備えることを特徴とする請求項1もしくは請求項2
    のいずれかに記載の静電記録システム。
  5. 【請求項5】 前記情報処理装置は、前記電位検出手段
    により測定した露光後の残留電位を検出し、現像手段に
    加えるバイアス電位を、前記印刷領域の露光 前の帯電電
    位と前記露光後の残留電位の間となるように制御する信
    号を発生する制御手段を備えたことを特徴とする請求項
    1に記載の静電記録システム。
  6. 【請求項6】 前記電位検出手段は、前記基準電位検出
    領域の電位を検出する手段と、前記印刷領域の露光前の
    帯電電位を検出する手段とを別に備えることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の静電記録
    システム。
  7. 【請求項7】 前記感光体は、感光体ドラムの内部に未
    使用部分および使用済み部分が収納され、かつ外周部に
    使用部分を巻き付けた感光体シートを巻き上げることで
    使用部分を交換する巻き取り式感光ドラムであることを
    特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の
    静電記録システム。
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