JP3108989B2 - ポリエチレンテレフタレート製品の分別方法 - Google Patents
ポリエチレンテレフタレート製品の分別方法Info
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- polyethylene terephthalate
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/52—Mechanical processing of waste for the recovery of materials, e.g. crushing, shredding, separation or disassembly
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄されたポリエ
チレンテレフタレート製品をリサイクルするために他の
プラスチック製品と分別し易くしたポリエチレンテレフ
タレート製品の分別方法に関する。
チレンテレフタレート製品をリサイクルするために他の
プラスチック製品と分別し易くしたポリエチレンテレフ
タレート製品の分別方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートは下記の化
学式１で示される直鎖状重合体で、合成繊維、フィル
ム、或いはプラスチック成型物などとして広く用いられ
ている物質である。特に、プラスチック成型物として
は、水、酒、ジュース、調味料などの容器として所謂、
ペットボトル（以下、本明細書においてＰＥＴボトルと
称す。）として一般に広く知られている。ところで、ペ
ットボトル等の製品は用が無くなれば廃棄物として廃棄
されていた。
学式１で示される直鎖状重合体で、合成繊維、フィル
ム、或いはプラスチック成型物などとして広く用いられ
ている物質である。特に、プラスチック成型物として
は、水、酒、ジュース、調味料などの容器として所謂、
ペットボトル（以下、本明細書においてＰＥＴボトルと
称す。）として一般に広く知られている。ところで、ペ
ットボトル等の製品は用が無くなれば廃棄物として廃棄
されていた。
【化１】 従来、ごみの瓶類と各種プラスチックボトルとが混在し
ているものの中からエアーブローにて比較的比重の大き
い瓶類と比較的比重の小さいプラスチックボトルとを選
別する方法や装置は公知である（例えば、特開平６−３
４３９４６号公報、同５−２６９４５３号公報）。ま
た、廃棄されたＰＥＴボトルの空容器を回収し、再生プ
ラスチック材料に処理して再商品化、例えば、その再生
プラスチック材料に他の石油系繊維を混ぜて良質の繊維
とし、これを使って靴下、シャツ、レインコート等の衣
料やカーペットなどに再生することも公知である。
ているものの中からエアーブローにて比較的比重の大き
い瓶類と比較的比重の小さいプラスチックボトルとを選
別する方法や装置は公知である（例えば、特開平６−３
４３９４６号公報、同５−２６９４５３号公報）。ま
た、廃棄されたＰＥＴボトルの空容器を回収し、再生プ
ラスチック材料に処理して再商品化、例えば、その再生
プラスチック材料に他の石油系繊維を混ぜて良質の繊維
とし、これを使って靴下、シャツ、レインコート等の衣
料やカーペットなどに再生することも公知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ＰＥＴ製品を
リサイクルするにしても、廃棄されるプラスチックの中
には、ＰＥＴ製品以外に、塩化ビニル、ポリエチレン、
ポリスチレンなど他の材質の容器が入り混じっているた
め、その中からＰＥＴ製品のみを分別する必要がある
が、現状ではその分別作業は人手作業に頼っており、作
業能率が悪かった。そこで本発明は、特に家庭から廃棄
されるＰＥＴ製品の廃棄物の再資源化に着目して、家庭
から廃棄される各種材質のプラスチック製品群の中から
ポリエチレンテレフタレートを簡単かつ確実に効率よく
分別収集でき、この分別収集されたポリエチレンテレフ
タレートを繊維、フィルム或いはＰＥＴボトル、ＰＥＴ
成型品に再生使用できるＰＥＴ製品の分別方法を提供す
ることを目的とする。
リサイクルするにしても、廃棄されるプラスチックの中
には、ＰＥＴ製品以外に、塩化ビニル、ポリエチレン、
ポリスチレンなど他の材質の容器が入り混じっているた
め、その中からＰＥＴ製品のみを分別する必要がある
が、現状ではその分別作業は人手作業に頼っており、作
業能率が悪かった。そこで本発明は、特に家庭から廃棄
されるＰＥＴ製品の廃棄物の再資源化に着目して、家庭
から廃棄される各種材質のプラスチック製品群の中から
ポリエチレンテレフタレートを簡単かつ確実に効率よく
分別収集でき、この分別収集されたポリエチレンテレフ
タレートを繊維、フィルム或いはＰＥＴボトル、ＰＥＴ
成型品に再生使用できるＰＥＴ製品の分別方法を提供す
ることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のＰＥＴ製品の分
別方法は、感磁性体混入のポリエチレンテレフタレート
製品と他の材質からなるプラスチック製品とを粉砕ない
し破砕して細粒物又はフレークを得る工程と、前記細粒
物又はフレークを磁石に吸着する工程と、磁石が吸着し
た細粒物又はフレークを回収する工程とからなる。感磁
性体としては、鉄、マンガン、あるいはニッケル又はそ
の化合物が挙げられ、そのいずれか１種又は２種以上を
組み合わせて用い、例えば酸化マンガン、珪酸ニッケ
ル、酸化鉄などである。
別方法は、感磁性体混入のポリエチレンテレフタレート
製品と他の材質からなるプラスチック製品とを粉砕ない
し破砕して細粒物又はフレークを得る工程と、前記細粒
物又はフレークを磁石に吸着する工程と、磁石が吸着し
た細粒物又はフレークを回収する工程とからなる。感磁
性体としては、鉄、マンガン、あるいはニッケル又はそ
の化合物が挙げられ、そのいずれか１種又は２種以上を
組み合わせて用い、例えば酸化マンガン、珪酸ニッケ
ル、酸化鉄などである。
【０００５】
【作用】感磁性体混入のＰＥＴ製品を粉砕ないし破砕し
た細粒物又はフレークは、磁石の磁力に反応し、その磁
石に吸着されるが、感磁性体を混入しない他のプラスチ
ック製品の細粒物又はフレークは磁石に反応せず、磁石
に吸着されない。上記分別方法を実施して得られるＰＥ
Ｔ回収物は粉砕をし、または粉砕をしないＰＥＴの混合
物で形状がいろいろであって、再生工程において利用す
るには若干の困難が伴うＰＥＴ回収物では粉砕しながら
圧縮することにより粒状化する方法を採用し、この粒状
化工程を経た回収物はチップ状であり、リサイクル工程
において繊維或いはプラスチック成型物の原料として活
用することができる。
た細粒物又はフレークは、磁石の磁力に反応し、その磁
石に吸着されるが、感磁性体を混入しない他のプラスチ
ック製品の細粒物又はフレークは磁石に反応せず、磁石
に吸着されない。上記分別方法を実施して得られるＰＥ
Ｔ回収物は粉砕をし、または粉砕をしないＰＥＴの混合
物で形状がいろいろであって、再生工程において利用す
るには若干の困難が伴うＰＥＴ回収物では粉砕しながら
圧縮することにより粒状化する方法を採用し、この粒状
化工程を経た回収物はチップ状であり、リサイクル工程
において繊維或いはプラスチック成型物の原料として活
用することができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】（実施例１） テレフタル酸とエチレングリコールとを公知のポリエチ
レンテレフタレート重合装置に連続的に供給して重合を
行う際、テレフタル酸とエチレングリコールの縮合体ポ
リマーに平均粒度０．０１mmの金属鉄粉を重量比１％を
混入する。この金属鉄粉を混入したテレフタル酸とエチ
レングリコールの縮合体ポリマーを、ポリエチレンテレ
フタレート重合装置の原料投入口から供給し、該装置内
で重合反応を起こさせ、この重合体を該装置の取出口か
ら歯車ポンプを用いて定量押出しを行う。その際、歯車
ポンプの吐出口に口金を取付けて直径約１．５mmのガッ
ト状に重合体を紡出して水で冷却固化し、この直径約
１．５mmのポリエチレンテレフタレートのガットを引取
り、切断機を用いて長さ約１．５mmに切断してチップを
製造した。このチップは真空乾燥機で乾燥した。このよ
うにして得た乾燥チップを成形材料としてブロー成形機
でＰＥＴボトルを成形した。この工程を図式化すると図
１に示す通りである。なお、テレフタル酸とエチレング
リコールの縮合体ポリマーに金属鉄粉などの感磁性体を
均一に混合分散するために、上記チップの重合紡出の
際、紡出ポンプの前段階に公知のスタティックミキサー
を重合体の通路に設置しておくことが望ましい。
レンテレフタレート重合装置に連続的に供給して重合を
行う際、テレフタル酸とエチレングリコールの縮合体ポ
リマーに平均粒度０．０１mmの金属鉄粉を重量比１％を
混入する。この金属鉄粉を混入したテレフタル酸とエチ
レングリコールの縮合体ポリマーを、ポリエチレンテレ
フタレート重合装置の原料投入口から供給し、該装置内
で重合反応を起こさせ、この重合体を該装置の取出口か
ら歯車ポンプを用いて定量押出しを行う。その際、歯車
ポンプの吐出口に口金を取付けて直径約１．５mmのガッ
ト状に重合体を紡出して水で冷却固化し、この直径約
１．５mmのポリエチレンテレフタレートのガットを引取
り、切断機を用いて長さ約１．５mmに切断してチップを
製造した。このチップは真空乾燥機で乾燥した。このよ
うにして得た乾燥チップを成形材料としてブロー成形機
でＰＥＴボトルを成形した。この工程を図式化すると図
１に示す通りである。なお、テレフタル酸とエチレング
リコールの縮合体ポリマーに金属鉄粉などの感磁性体を
均一に混合分散するために、上記チップの重合紡出の
際、紡出ポンプの前段階に公知のスタティックミキサー
を重合体の通路に設置しておくことが望ましい。
【０００７】上記のように成形して得られたＰＥＴボト
ルを、他のポリエチレン製品、塩化ビニル製品及びポリ
スチレン製品と共に破砕機に投入して破砕する。分別収
集装置を示す図２のように、この破砕により得られた細
粒物１は前記ＰＥＴ細粒物１ａと他のポリエチレン及び
ポリスチレンの細粒物１ｂとの混合物である。この混合
細粒物１を、シュート２からベルトコンベア３上に落下
搭載してベルトコンベア式の電磁石４の下側にまで搬送
する。すると金属鉄粉の混入した細粒物１ａは電磁石４
に吸着され、スクレーパ５で掻き取られて回収箱６に収
集され、電磁石４に吸着されない細粒物１ｂは別の回収
箱７に収集される。このように電磁石４に付着した細粒
物１ａを集めて分析した結果、ほぼ１００％のポリエチ
レンテレフタレートの細粒を分離収集することができ
た。残余の細粒物１ｂからは０．１５％のポリエチレン
テレフタレートの混入が認められたに過ぎない。
ルを、他のポリエチレン製品、塩化ビニル製品及びポリ
スチレン製品と共に破砕機に投入して破砕する。分別収
集装置を示す図２のように、この破砕により得られた細
粒物１は前記ＰＥＴ細粒物１ａと他のポリエチレン及び
ポリスチレンの細粒物１ｂとの混合物である。この混合
細粒物１を、シュート２からベルトコンベア３上に落下
搭載してベルトコンベア式の電磁石４の下側にまで搬送
する。すると金属鉄粉の混入した細粒物１ａは電磁石４
に吸着され、スクレーパ５で掻き取られて回収箱６に収
集され、電磁石４に吸着されない細粒物１ｂは別の回収
箱７に収集される。このように電磁石４に付着した細粒
物１ａを集めて分析した結果、ほぼ１００％のポリエチ
レンテレフタレートの細粒を分離収集することができ
た。残余の細粒物１ｂからは０．１５％のポリエチレン
テレフタレートの混入が認められたに過ぎない。
【０００８】（実施例２） ポリエチレンテレフタレートのチップ（形状；直径約
１．５mm、長さ約１．５mm）に対し、金属鉄粉１：酸化
鉄粉末１の混合比で混合したものを約０．８％重量比の
割合で混合攪拌した後、ブロー成形機を用いてＰＥＴボ
トルを成形した。この工程を図式化すると図３に示す通
りである。
１．５mm、長さ約１．５mm）に対し、金属鉄粉１：酸化
鉄粉末１の混合比で混合したものを約０．８％重量比の
割合で混合攪拌した後、ブロー成形機を用いてＰＥＴボ
トルを成形した。この工程を図式化すると図３に示す通
りである。
【０００９】このように成形されたＰＥＴボトルを１０
個集めて破砕機で細断してフレーク化した。このフレー
クを、他のプラスチックであるポリエチレンフレーク、
塩化ビニルフレーク及びポリスチレンフレークと混合攪
拌した後、電磁力による分離操作を行った。この試験の
結果、ほぼ１００％のポリエチレンテレフタレートのフ
レークを分離収集することができた。
個集めて破砕機で細断してフレーク化した。このフレー
クを、他のプラスチックであるポリエチレンフレーク、
塩化ビニルフレーク及びポリスチレンフレークと混合攪
拌した後、電磁力による分離操作を行った。この試験の
結果、ほぼ１００％のポリエチレンテレフタレートのフ
レークを分離収集することができた。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば、廃棄ＰＥＴ製品を破砕
した細粒物ないしフレークと、他の材質の廃棄プラスチ
ック製品を破砕した細粒物ないしフレークとの混合物か
ら、電磁石を用いてポリエチレンテレフタレートの細粒
ないしフレークを簡単にしかも効率よく分別収集するこ
とができる。この分別収集したポリエチレンテレフタレ
ートは再生していろいろの用途、例えばＰＥＴ繊維とし
て産業用、衣料用、ＰＥＴボトル、フィルムなどに利用
し得、ゴミ量の低減、リサイクル利用に有効に機能す
る。
した細粒物ないしフレークと、他の材質の廃棄プラスチ
ック製品を破砕した細粒物ないしフレークとの混合物か
ら、電磁石を用いてポリエチレンテレフタレートの細粒
ないしフレークを簡単にしかも効率よく分別収集するこ
とができる。この分別収集したポリエチレンテレフタレ
ートは再生していろいろの用途、例えばＰＥＴ繊維とし
て産業用、衣料用、ＰＥＴボトル、フィルムなどに利用
し得、ゴミ量の低減、リサイクル利用に有効に機能す
る。
【図１】実施例１の工程図である。
【図２】実施例１の分別収集装置の概略図である。
【図３】実施例２の工程図である。
１ａ 金属鉄粉の混入したポリエチレンテレフタレート
の細粒物 １ｂ 他のポリエチレン及びポリスチレンの細粒物 １ 混合細粒物 ２ シュート ３ ベルトコンベア ４ 電磁石 ５ スクレーパ ６，７ 回収箱
の細粒物 １ｂ 他のポリエチレン及びポリスチレンの細粒物 １ 混合細粒物 ２ シュート ３ ベルトコンベア ４ 電磁石 ５ スクレーパ ６，７ 回収箱
Claims (1)
- 【請求項１】 感磁性体混入のポリエチレンテレフタレ
ート製品と他の材質からなるプラスチック製品とを粉砕
ないし破砕して細粒物又はフレークを得る工程と、前記
細粒物又はフレークを磁石に吸着する工程と、磁石が吸
着した細粒物又はフレークを回収する工程とからなるポ
リエチレンテレフタレート製品の分別方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12329296A JP3108989B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | ポリエチレンテレフタレート製品の分別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12329296A JP3108989B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | ポリエチレンテレフタレート製品の分別方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09302076A JPH09302076A (ja) | 1997-11-25 |
| JP3108989B2 true JP3108989B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=14856943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12329296A Expired - Fee Related JP3108989B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | ポリエチレンテレフタレート製品の分別方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3108989B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101034638B1 (ko) * | 2004-12-30 | 2011-05-16 | 에스케이케미칼주식회사 | 고온 충진용 폴리에틸렌테레프탈레이트 병의 제조방법 |
| CN114031902A (zh) * | 2021-11-24 | 2022-02-11 | 江西伟普科技有限公司 | 一种磁性化合物塑料合金材料及其制备方法 |
-
1996
- 1996-05-17 JP JP12329296A patent/JP3108989B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09302076A (ja) | 1997-11-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |