JP3108691U - 建屋の内壁構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 内壁の入隅に木材の乾燥により形成される隙間を可及的に小さくして、壁紙に亀裂が入ったり、隙間風が吹き込む事態を解決し、また、建築資材とリフォームのための内装費を節減する。
【解決手段】 一側内貼りボード2は建屋の角柱51に外面2Aの長手方向一端側を当接し、内面2Bに一側付け材3を当接して木ねじ4で角柱51に固定する。他側内貼りボード7は、外面7Aの長手方向一端側を一側付け材3に当接して木ねじ8により固定する。他側の角柱56に他側内貼りボード12の外面12Aの長手方向一端側を当接し、内面12Bに他側付け材13を当接して木ねじ4で固定し、一側内貼りボード2の外面の長手方向他端側を他側付け材13に当接し、先端面2Cを他側内貼りボード12に当接して木ねじ8で固定する。
【選択図】 図2

Description

本考案は、建屋の内壁構造に関し、特に木材の乾燥により壁の接合部位である入隅に形成される隙間の幅を可及的に小さくなるようにした建屋の内壁構造に関する。
図4及び図5に従来技術に係る木造軸組工法による建屋の内壁構造を示す。図において、51、51は建屋の躯体を構成し、離間して立設した一対の角柱、52、52、・・・は長方形の平板からなる複数数の一側下地板で、該各一側下地板52は高さ方向に約300mm離間した状態で先端側52Aを角柱51の一側面51Aに釘止めすることにより固着してある。53、53、・・・は前記一側下地板52に対して直角方向に配設した複数枚の他側下地板で、該各他側下地板53は一側下地板52、52の間隙に嵌入した状態で先端側53Aを角柱51の直角方向の他側面51Bに釘止めにより固着してある。54は一側下地板52に固定した一側壁板、55は該一側壁板54に先端を当接した状態で他側下地板53に固定した他側壁板である。また、入隅役物6に嵌合溝を形成し、該溝に下地材を嵌入する技術が開示されている(特許文献1)。
特開2003−64844号公報
上述した従来の木造軸組工法において、角柱51、下地板52、53には天然材を使用するが、木材毎に組織密度、堅さ、木目方向等の材質が異なることから、入隅での不揃い、隙間の形成、撓みの原因になっている。この問題は合成材を使用することによりある程度は解決可能であるが、合成材は高価なことからあまり使用されていないのが現状である。また、木造軸組工法における入隅は略直角方向の2方向からの出会い部であり、角柱51の2面51A、51Bと下地材52の痩せる方向が逆向きで壁板が双方向に引かれるため、入隅では2倍の幅の隙間が形成されるという問題がある。
また、特許文献1の技術は、建材の加工費用が嵩む、乾燥による建材の痩せについて十分に配慮していないという欠点がある。
更に、木造家屋においては構造材の乾燥の問題がある。従来は木材の乾燥、即ち含水率に関心が薄く、家屋の入隅に木材の乾燥による痩せや捩れによって隙間が生じても天然材なので当然起こり得る現象として受け入れて来た。しかし、近年、使用木材に含水率20%程度のものを用いるようになり、含水率を考慮した乾燥木材を使用するようになってきたが、入居に伴って2〜5%の乾燥が進むことから木材が痩せる現象は避けられない。更に、価格の面から下地材に乾燥材を用いるまでには至っていないため、入隅に隙間が形成されて壁紙に亀裂が入ったり、隙間風が吹き込むといった問題は解決されていない。しかも、入隅の隙間の形成が内装業者の施工不良として扱われるといった問題にもなっている。
本考案は上述した従来技術の諸欠点に鑑みなされたもので、内壁の入隅に木材の乾燥により形成される隙間を可及的に小さくすることにより、壁紙に亀裂が入ったり、隙間風が吹き込む事態を解決し、また、建築資材とリフォームのための内装費を節減することのできる建屋の内壁構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために構成された請求項1に係る本考案の手段は、一側内貼りボードは、外面の長手方向一端側を建屋を構成する一側角柱の一面に当接し、内面に一側付け材を当接してねじ又は釘により該一側付け材及び一側内貼りボードを前記角柱に一体に固定し、他側内貼りボードの外面の長手方向一端側を該一側付け材に当接し、先端面を前記一側内貼りボードの内面に当接してねじ又は釘により該一側付け材に固定し、前記他側内貼りボードに対向する他の他側内貼りボードの外面の長手方向一端側を他側角柱の一面に当接し、内面に他側付け材を当接してねじ又は釘により該他側角柱に一体に固定し、前記一側内貼りボードの外面の長手方向他端側を前記他側付け材に当接すると共に、先端面を該他側内貼りボードの内面に当接し、ねじ又は釘により該一側内貼りボードを該他側付け材に固定するようにしたものからなる。
また、請求項2に係る本考案を構成する手段は、一側内貼りボードの外面の長手方向両端側を建屋を構成する一対の角柱の一面に当接し、内面の長手方向両端側に付け材を当接してねじ又は釘により該付け材及び一側内貼りボードを前記各角柱に固定し、他側内貼りボードの先端面を当接して内面を前記付け材に当接し、ねじ又は釘により該他側内貼りボードを付け材に固定するようにしたものからなる。
そして、前記付け材には、乾燥度の高い集成材又は合成樹脂材を用いるとよい。
本考案は以上詳述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。
(1)乾燥により柱が痩せても、入隅に隙間が形成されるのを可及的に小さくすることができるから、壁紙に亀裂が入ったり、隙間風が吹き込む事態を解決することができる。
(2)従来の木造家屋で使用した下地材を不要にしたから、建築資材を節減することによる施工期間の短縮と資材費の低減を図ることができる。
(3)入隅に隙間が形成されるのを可及的に小さくしたから、リフォームのための内装費を節減することができる。
(4)付け材に乾燥度の高い集成材又は乾燥の全くない合成樹脂材を用いるから、角柱の乾燥による痩せが付け材の痩せによって増幅されることがなく、入隅に隙間が形成されるのを確実に防止できる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳述する。図1及び図2は第1の実施の形態を示す。図において、1は一側内壁を示し、2は該一側内壁1を構成する合板、石膏ボード等の平板からなる一側内貼りボードを示す。該一側内貼りボード2は、外面2Aの長手方向一端側2A1 を建屋を構成する一側角柱51の一面51Aに当接してある。
3は角材からなる一側付け材で、該一側付け材3は一側面3Aを前記一側内貼りボード2の内面2Bの長手方向一端側2B1 に当接してある。そして、該付け材3から一側内貼りボード2を通して角材51に螺入する木ねじ4、4、・・・によって、一側付け材3と一側内貼りボード2を角材51に一体に固定してある。なお、付け材3には、乾燥度の高い集成材か、収縮の全く起きない合成樹脂材を用いる。
6は一側内壁1に対して略直角方向に展設する他側内壁を示す。7は該他側内壁6を構成する他側内貼りボードで、他側内貼りボード7は外面7Aの長手方向一端側7A1 を一側付け材3の他側面3Bに当接し、先端面7Bを一側内張りボード2の内面2Bに当接した状態で、木ねじ8、8、・・・により付け材3に固定してある。このようにして、一側内貼りボード2と他側内貼りボード7により一方の入隅が構成してある。
次に、一側内貼りボード2の長手方向他端側を対向内壁11と接続する構造について説明する。該対向内壁11は前述した一側内壁1と同様に、他側内貼りボード12の外面12Aの長手方向一端側12A1 を他側角柱56の一面56Aに当接してある。そして、他側内貼りボード12の内面12Bの長手方向一端側12B1 に他側付け材13の一側面13Aを当接し、木ねじ4、4、・・・によって、該他側付け材13から他側内貼りボード12を角柱56に締着してある。
そして、一側内貼りボード2は、外面2Aの長手方向他端側2A2 を他側付け材13の他側面13Bに当接し、先端面2Cを上述した他側内貼りボード12の内面12Bに当接して木ねじ8によって締着してある。
本実施の形態によれば、一側内壁1を構成する一側内貼りボード2は乾燥による収縮のない石膏ボード又は収縮の少ない合成板を用いると共に、長手方向一端側2A1 を角柱51に固定し、他端面2Cのみを他側内貼りボード12に突き合わせる構成にしてある。これにより、角柱51、56の痩せによる収縮が入隅に与える影響は従来技術の2分の1以下にすることができ、入隅に形成される隙間を可及的に小さくすることができる。
また、付け材3、13に、乾燥度の高い集成材か収縮の全く起きない合成樹脂材を用いるから、角柱51、56の乾燥による痩せが付け材3、13によって増幅されて入隅の隙間が拡大する事態を解消することができる。しかも、下地材を不要にしたので、施工が容易であるし施工期間を短縮できる。
次に、図3に第2の実施の形態を示す。図において、21は一側内壁を示し、22は該一側内壁21を構成する合板、石膏ボード等の平板からなる一側内貼りボードを示す。該一側内貼りボード22は、外面22Aの長手方向一端側22A1 を一側角柱51の一面51Aに当接してある。23は角材からなる付け材で、該付け材23は前記一側内貼りボード22の内面22Bの長手方向一端側22B1 に一側面23Aを当接してある。そして、該付け材23から一側内貼りボード22に挿通して角材51に木ねじ24、24、・・・を螺入することにより、付け材23と一側内貼りボード22を角材51に一体に固着してある。
25、25は一側内壁21に連接して対向配設した一対の他側内壁、26は該各他側内壁25を構成する平板からなる他側内貼りボードを示す。該他側内貼りボード26は外面26Aの長手方向一端側26A1 を付け材23の他側面23Bに当接し、長手方向一側端26Bを一側内貼りボード22の内面22Bに当接してある。そして、該他側内貼りボード26は内面26C側から螺入する木ねじ27によって付け材23に固定してある。
本実施の形態に係る建屋の内壁構造は上述の如く、一側内貼りボード22は角柱51、56間に架設し、他側内貼りボード26、26の各々は、先端面26Bのみで一側内貼りボード22の内面22Bに突き合わせ、乾燥による収縮のない付け材23に固定した構造にしてある。従って、角柱51、56が乾燥により収縮した場合でも、一側内貼りボード22は角柱51、56間に余裕を持って架設してあるし、他側内貼りボード26の先端面26Bのみが一側内貼りボード22の内面22Bに当接しているから、乾燥による隙間が形成されても従来技術の半分以下の間隔に納めることができる。
図1及び図2は本考案の第1の実施の形態に係り、図1は一側内壁と他側内壁の構成を一部を破断にして示す斜視図である。 一側内壁と他側内壁の構成を示す部分平面図である。 第2の実施の形態に係る一側内壁と他側内壁の構成を示す部分平面図である。 図4及び図5は従来技術に係り、図4は一側内壁と他側内壁の構成を一部を破断にして示す斜視図である。 一側内壁と他側内壁の構成を示す部分平面図である。
符号の説明
1、21 一側内壁
2、22 一側内貼りボード
2A、22A 外面
2A1 、22A1 一端側
2A2 、22A2 他端側
2B、22B 内面
3、13 付け材
6、11、25 他側内壁
7、12、26 他側内貼りボード
51、56 角柱

Claims (3)

  1. 一側内貼りボードは、外面の長手方向一端側を建屋を構成する一側角柱の一面に当接し、内面に一側付け材を当接してねじ又は釘により該一側付け材及び一側内貼りボードを前記角柱に一体に固定し、他側内貼りボードの外面の長手方向一端側を該一側付け材に当接し、先端面を前記一側内貼りボードの内面に当接してねじ又は釘により該一側付け材に固定し、前記他側内貼りボードに対向する他の他側内貼りボードの外面の長手方向一端側を他側角柱の一面に当接し、内面に他側付け材を当接してねじ又は釘により該他側角柱に一体に固定し、前記一側内貼りボードの外面の長手方向他端側を前記他側付け材に当接すると共に、先端面を該他側内貼りボードの内面に当接し、ねじ又は釘により該一側内貼りボードを該他側付け材に固定するようにした建屋の内壁構造。
  2. 一側内貼りボードは、外面の長手方向両端側を建屋を構成する一対の角柱の一面に当接し、内面の長手方向両端側に付け材を当接してねじ又は釘により該付け材及び一側内貼りボードを前記各角柱に固定し、他側内貼りボードの先端面を当接して内面を前記付け材に当接し、ねじ又は釘により該他側内貼りボードを付け材に固定するようにした建屋の内壁構造。
  3. 前記付け材は、乾燥度の高い集成材又は合成樹脂材であることを特徴とする請求項1又は2記載の建屋の内壁構造。
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