JP3108478U - ペットボトルに於ける販促商品等の収納構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通常のペットボトルと外観上は変わりがない状態で販促商品を簡単に付帯でき、外観上の体裁が良く、ペットボトルを整列させるのに邪魔になる虞がなく、販促商品が逸脱する虞がないと共に、販促商品を確実に保護でき、販促商品の損傷を防止でき、自動販売機での利用にも問題がなく、構成簡素で、取扱い易く、自動化し易く、量産に適し、経済的なペットボトルに於ける販促商品等の収納構造を提供する。
【解決手段】 ペットボトル本体1の胴部周壁部分に、適宜販促商品3が収納可能となるように形成した適数の収納凹部2を一体的に凹設し、ペットボトル本体1の胴部周壁部分に巻装する略帯環状の巻装ラベル4によって、収納凹部2及び収納凹部2に収納した販促商品3を覆えるように構成する。
【選択図】図2

Description

本考案は、主に、飲料用のペットボトルに於いて、キャラクターを模した小型の人形(フィギュア)やその他の小型のキャラクター商品等の適宜販促商品を、ペットボトルに簡単に且つ体裁良く付帯できるように工夫したペットボトルに於ける販促商品等の収納構造に関するものである。
従来、飲料用のペットボトルにあっては、適宜販促商品等をおまけとして付帯させたものが良く販売されている。
このとき、その多くは、例えば、特許文献1の従来例に示すように、ビニール袋に販促商品を収納し、更に、このビニール袋に設けた孔を、キャップに被せるようにしてペットボトルの首部に係止させることにより、吊り下げ状に保持できるような付帯手段が採用されている。
特開平13−199444号公報(図4)
しかしながら、前述の如き付帯手段にあっては、外観上の体裁が悪い難点や、ペットボトルを整列させるのにビニール袋に収納された販促商品が邪魔になる難点や、ビニール袋が首部から比較的簡単に抜けてしまう難点や、そのままでは自動販売機に利用できない難点や、ペットボトルへの装着作業等の負担が大きい難点等があった。
そこで、本考案は、前述の如き課題等を解消できるようにするのは勿論のこと、更に、販促商品が損傷し難くなるように収納でき、しかも、構成が簡素で、自動化し易く、量産に適し、経済的なペットボトルに於ける販促商品等の収納構造を提供できるようにすべく案出されたものである。
しかして、請求項1記載のペットボトルに於ける販促商品等の収納構造にあっては、ペットボトル本体1の胴部周壁部分に、適宜販促商品3が収納可能となるように形成した適数の収納凹部2を一体的に凹設し、ペットボトル本体1の胴部周壁部分に巻装される略帯環状の巻装ラベル4によって、収納凹部2及び収納凹部2に収納された販促商品3を覆えるように構成する手段を採用した。
また、請求項2記載のペットボトルに於ける販促商品等の収納構造にあっては、巻装ラベル4の少なくとも一部に透明窓部5を設け、この透明窓部5を介して収納凹部2内に収納されている販促商品3が視認できるように構成する手段を採用した。
更に、請求項3記載のペットボトルに於ける販促商品等の収納構造にあっては、巻装ラベル4が、収納凹部2内に収納されている販促商品3の一部を圧迫するように構成する手段を採用した。
従って、請求項1記載の収納構造によれば、通常のペットボトルと外観上は変わりがない状態で販促商品3を簡単に付帯できるようになる。
更に、外観上の体裁が良く、ペットボトルを整列させるのに邪魔になる虞が全くなく、販促商品3が逸脱する虞がないと共に、販促商品3を確実に保護できて、販促商品3の損傷を防止でき、自動販売機での利用にも問題がないものとなる。
しかも、構成が簡素で、取扱い易く、自動化し易く、量産に適し、経済的なペットボトルに於ける販促商品等の収納構造となる。
また、請求項2記載の収納構造によれば、収納凹部2内に収納されている販促商品3を視認でき、販促商品3が付帯されている商品自体の付加価値を高められ、その販売促進に役立つようになる。しかも、購買者は、販促商品3を確認してから商品を購入できるようになる。
更に、請求項3記載の収納構造によれば、販促商品3が収納凹部2と巻装ラベル4によって安定的に保持されるようになり、しかも、販促商品3が収納凹部2内でガタつかず、販促商品3をより確実に保護できるようになる。すなわち、販促商品3が損傷し難い状態で収納できるものとなる。
以下、本考案を図示例に基づいて説明すると、次の通りである。
本考案の収納構造は、主に、飲料用のペットボトルに於いて、キャラクターを模した小型の人形(フィギュア)や、その他の小型のキャラクター商品や、キャラクターとは関係のない小型の商品等の適宜販促商品3を、ペットボトルに簡単に且つ体裁良く付帯できるようにしたものである。
具体的には、適宜形状、寸法のペットボトル本体1の胴部周壁部分に、適宜販促商品3が収納可能となるような収納凹部2を一体的に適数凹設し、このペットボトル本体1の胴部周壁部分に巻装される略帯環状の巻装ラベル4によって、収納凹部2及び収納凹部2に収納された販促商品3を覆えるように構成されている。
そして、前記収納凹部2は、販促商品3がスムーズに収納できると共に、スムーズに取出せるような形状、寸法に形成される。例えば、高さが40mmで、幅が25mmで、奥行きが20mm程度の角部が丸い略ボックス状に形成されている。
そして、この収納凹部2は、ペットボトル本体1の胴部周壁部分の適宜位置に適数(例えば、1個でも良いし、複数でも良い。)配されている。
尚、収納凹部2は、収納を予定している販促商品3の形状、寸法に予め合わせたようなものであっても良い。
また、前記巻装ラベル4は、例えば、適宜熱収縮性のある合成樹脂材(例えば、シュリンクフィルム)によって構成され、その表面には適宜宣伝広告等が印刷されている。
しかも、巻装ラベル4の少なくとも一部に、適宜寸法、形状の透明窓部5を設けておき、この透明窓部5が収納凹部2部分に合致するように形成して、収納凹部2内に収納されている販促商品3を視認できるように構成してあっても良い(図1参照)。
尚、透明窓部5を設けず、収納凹部2内に収納されている販促商品3が視認できないようにしておいても良い。すなわち、クジ的要素が盛り込めて、興趣に富むような構成としても良い。
更に、巻装ラベル4は、収納凹部2内に収納されている販促商品3の一部(或いは、全部でも良い)を圧迫するように構成し、販促商品3が収納凹部2と巻装ラベル4によって安定的に保持でき、販促商品3が収納凹部2内でガタつかず、販促商品3をより確実に保護できるように構成してあっても良い。
尚、巻装ラベル4には、例えば、適宜破断用のミシン目等が設けられており、この部分を破断することによって、ペットボトル本体1から販促商品3が取出せるようになる。
ところで、収納構造の具体的構成、ペットボトル本体1の具体的構成、形状、寸法、材質、収納凹部2の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、販促商品3の具体的構成、形状、寸法、材質、数、巻装ラベル4の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、具体的巻装手段、透明窓部5の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置等は図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定、変更できるものである。
本考案の収納構造を例示する斜視図である。 本考案の収納構造を例示する一部切欠側面図である。
符号の説明
1 ペットボトル本体
2 収納凹部
3 販促商品
4 巻装ラベル
5 透明窓部

Claims (3)

  1. ペットボトル本体の胴部周壁部分に、適宜販促商品が収納可能となるように形成した適数の収納凹部を一体的に凹設し、ペットボトル本体の胴部周壁部分に巻装される略帯環状の巻装ラベルによって、収納凹部及び収納凹部に収納された販促商品を覆えるように構成したことを特徴とするペットボトルに於ける販促商品等の収納構造。
  2. 巻装ラベルの少なくとも一部に透明窓部を設け、この透明窓部を介して収納凹部内に収納されている販促商品が視認できるように構成したことを特徴とする請求項1記載のペットボトルに於ける販促商品等の収納構造。
  3. 巻装ラベルが、収納凹部内に収納されている販促商品の一部を圧迫するように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載のペットボトルに於ける販促商品等の収納構造。
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