JP3108215B2 - パイプライン制御機構生成装置及び制御機構生成方法 - Google Patents

パイプライン制御機構生成装置及び制御機構生成方法

Info

Publication number
JP3108215B2
JP3108215B2 JP04215845A JP21584592A JP3108215B2 JP 3108215 B2 JP3108215 B2 JP 3108215B2 JP 04215845 A JP04215845 A JP 04215845A JP 21584592 A JP21584592 A JP 21584592A JP 3108215 B2 JP3108215 B2 JP 3108215B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipeline
stage
instruction
control mechanism
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04215845A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0660147A (ja
Inventor
洋哲 岩下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP04215845A priority Critical patent/JP3108215B2/ja
Publication of JPH0660147A publication Critical patent/JPH0660147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3108215B2 publication Critical patent/JP3108215B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Advance Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプライン制御機構
生成装置及び制御機構生成方法に係り、特に、各パイプ
ラインの段階(ステージ)に到達した命令パターンを監
視し、ハザードの発生を検出して、パイプラインステー
ジ(段階)の処理の進行及び停止を決定することにより
プロセッサ装置のパイプライン動作を制御するパイプラ
イン制御機構を生成するパイプライン制御機構生成装置
及び制御機構生成方法に関する。現在、パイプライン処
理はプロセッサを実現するために欠かせない技術であ
る。より高速なプロセッサを実現するために、パイプラ
イン処理はより複雑なものとなり、その設計及び検証の
支援が必要になっている。処理速度の高いプロセッサを
実現するために、パイプライン処理方式を採用すること
は、一般的な方法である。ここで、「パイプライン処
理」とは、例えば、図8に示すように、プロセッサの命
令に対する処理を基本的に1クロックで処理できるいく
つかの単位動作(パイプラインステージ『パイプライン
の段階』)に分割し、連続する命令の実行をオーバーラ
ップさせて各パイプラインステージで並列に行う処理を
いう。そのプロセッサのパイプライン処理の際に、先の
命令の実行のために、後の命令の理想的なクロックサイ
クルでの実行が妨げられる状況を、パイプラインハザー
ド(または、単にハザード)と呼ぶ。ハザードの発生
は、2つ以上のパイプラインステージで使用されるレジ
スタ等のハードウェア資源(共有資源)の使用に起因す
る。具体的には、次のような状況である。 共有資源の使用の衝突により命令を同時に実行できな
い状況 読み書きするデータの依存関係を乱さないために、後
の命令の実行を遅らせなければならない状況 プログラムカウンタ(PC)の値を変更する命令によ
り、処理中の命令を放棄しなければならない状況 例えば、図7に示すパイプライン制御機構は、それぞれ
のパイプラインステージのクロックサイクル毎の進行/
停止を制御する機構であり、ハザード発生時に適当なパ
イプラインステージを一時的に停止させて、正しい命令
実行を保証する役割をもつ。
【0002】
【従来の技術】従来、このパイプライン制御機構のハー
ドウェアの設計においては、設計者はまず抽象度の高い
動作記述を作成して動作の確認を行い、逐次、設計の詳
細化を進めていくのが一般的である。その際、従来では
このようなパイプライン制御機構の動作記述を始め初期
段階の記述からすべて人手によって設計を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、従来では、前述
したように、パイプライン制御機構のハードウェアの設
計を人手で行うようにしている。そのため、シミュレー
ションを実行して、このパイプライン制御機構のハード
ウェアの検証を行う最初の設計記述においても設計者に
よる論理的な誤りが混入する可能性がある。この設計記
述を検証するために、やはり人手により得られ誤りの混
入する可能性がある動作記述から得られたシミュレーシ
ョンの結果と、設計記述から得られたシミュレーション
の結果との比較を行う際にも、人間の判断が必要であ
り、設計記述の正しさの判断が難しいという問題点を有
していた。
【0004】そこで、本発明はプロセッサのもつ各命令
についての、それぞれのパイプラインステージで使用す
るハードウェア資源についての仕様に基づき、パイプラ
インハザードを発生するすべての命令パターンを求め、
その結果を利用してプロセッサのパイプライン動作を制
御する機構を生成し、シミュレーション用の動作記述や
実際の論理回路を得るものであり、これにより、誤りの
ない動作記述を得て初期段階のパイプライン制御機構の
検証を容易にすること、さらには、人手に頼らない回路
設計を実現することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の技術的課題を解決
するために、本発明は、図1に示すように、プロセッサ
装置の各命令で使用するハードウェア資源の仕様を表す
仕様データを入力する仕様データ入力手段70と、入力
された仕様データに基づいて、パイプラインハザードを
発生する全ての命令パターンを出力するハザード発生命
令パターン出力手段10と、当該命令パターンを、パイ
プラインの各段階で処理を行わせ又は停止させる動作の
条件を表したパイプラインの動作記述に変換する動作記
述変換手段20とを有するものである。
【0006】一方、第二の発明は、図3に示すように、
プロセッサ装置の各命令で使用するハードウェア資源の
仕様を表す仕様データを入力し(S1)、入力された仕
様データに基づいて、パイプラインハザードを発生する
全ての命令パターンを出力し(S2)、当該命令パター
ンを、パイプラインの各段階での処理を行わせ又は停止
させる動作の条件を表したパイプラインの動作記述に変
換する(S3)ことである。
【0007】
【作用】ステップS1で、例えば、前記仕様データ入力
手段70によって、プロセッサの各命令において、それ
ぞれのパイプラインステージ(パイプラインの段階、単
位動作)で使用するハードウェア資源の仕様を表す仕様
データが入力される。ここで、「仕様データ」とは、例
えば、図9に示すように、命令の種類、オペランドが保
持されるレジスタ等のハードウェア、パイプラインステ
ージ(パイプラインの段階)、内部信号等のデータであ
る。ステップS2で、例えば、前記ハザード発生パター
ン出力手段10は、パイプラインハザードを発生するす
べての命令パターンを求める。これは、プロセッサのパ
イプライン制御は、どのような命令パターンがどのパイ
プラインステージに到達したかということを監視し、ハ
ザードの発生を検出してパイプラインステージの処理の
進行及び停止を決定する機構であるため、どのような時
にハザードが発生するかという条件を予め知ることがで
きれば、その制御機構を生成することが可能であるから
である。ここで、「パイプラインハザード」の発生は前
述したように、2つ以上のパイプラインステージで使用
されるレジスタ等のハードウェア資源(共有資源)の使
用に起因する。具体的には、次のような状況である。 共有資源の使用の衝突により命令を同時に実行できな
い状況(構造ハザード) 読み書きするデータの依存関係を乱さないために、後
の命令の実行を遅らせなければならない状況(データハ
ザード) プログラムカウンタ(PC)の値を変更する命令によ
り、処理中の命令を放棄しなければならない状況(制御
ハザード) ステップS3で、例えば、動作記述変換手段20は、当
該命令パターンに基づいて、適切にパイプラインステー
ジで、処理を行わせ、または処理を停止させる動作の条
件を表すパイプライン制御機構の動作記述を得る。尚、
請求項2又は請求項6には、各動作記述を論理式で表す
実施態様を記載する。さらに、請求項3、請求項7、図
2及び図4に示す実施態様にあっては、第一又は第二の
発明で得られた動作記述に基づいて、各パイプラインス
テージの単純な状態記憶部分の他は組み合わせ論理とし
て表現されるため、ステップS4で、論理回路自動設計
手段30により、自動的に論理回路が設計されることに
なる。また、請求項4及び請求項8には、第一及び第二
の発明で、ハザードの発生する命令パターンに基づい
て、動作記述を得る際に、各パイプラインステージにつ
いて以下の条件が満たされた場合に次のクロックサイク
ルで命令の処理の進行を行うような論理演算機構を生成
する。すなわち、そのステージ(段階)における共有資
源の使用によるハザードのため、そのステージの処理を
遅らせなければならない状態にない。かつ、そのステー
ジにある命令のそのステージにおける処理が終了してい
る場合であって、処理の終了した命令を次のステージに
送ることができ、または、そのステージがその命令の処
理を行う最後のステージであり、且つ、新たな命令を前
のステージまたはメモリから得ることができる。このよ
うに、各パイプラインステージで使用するハードウェア
資源についての仕様データを入力として与えるだけで、
パイプライン制御機構を自動生成することが可能なの
は、ハザードの発生する条件は、プロセッサの各命令に
おいて、各々のパイプラインステージで使用するハード
ウェア資源の仕様から導くことができるからである。
【0008】
【実施例】続いて、本発明の実施例について説明する。
図5に本発明の実施例に係るブロック図を示す。同図に
示すように、本例にあっては、プロセッサ装置の各命令
で使用するハードウェア資源の仕様を表す仕様データを
入力するキーボード等からなる仕様データ入力部7と、
入力した仕様データに基づいて動作記述または論理回路
設計を作成するCPU及びプログラムにより構成される
動作記述・論理回路作成部6と、プリンタ等からなる動
作記述を出力する動作記述出力部4及び論理回路設計の
出力を行う論理回路出力部5とを有するものである。さ
らに、前記動作記述・論理回路作成部6は、同図に示す
ように、入力された仕様データに基づいて、パイプライ
ンハザードを発生する全ての命令パターンを出力するハ
ザード発生命令パターン出力部1と、当該命令パターン
に基づいて、パイプラインステージで命令の処理を行わ
せ、または停止させる論理変数を含む論理式で表したパ
イプラインの動作記述に変換する動作記述変換部2と、
当該動作記述変換部2から得られ、論理式で記載された
動作記述に基づいて前記パイプラインステージで処理を
行わせ、または停止させる論理回路を論理合成及び最適
化技術を用いて自動的に設計する論理回路自動設計部3
とを有するものである。ここで、ハザード発生命令パタ
ーン出力部1では、予め、ハザードを発生させる全ての
種類の命令列を列挙することにより行う。即ち、(1) 複
数のパイプラインステージに共有されるハードウェア資
源、(2)(1)の夫々について、ハードウェア資源を使用す
るパイプラインステージ、(3)(2)のそれぞれについて、
資源の占有、データの読出し及び書込み、PCを参照し
ての命令の取込み(命令フェッチ)及びPCの変更等の
資源の使用状態、(4)(3)の夫々について、その動作を実
行する命令という情報を含んだ仕様データに基づくこと
によりハザードを引き起こす命令列を全て列挙すること
ができる。尚、詳しくは、既に本願出願人により特許出
願された明細書に記載されている。さらに、前記動作記
述変換部2は、前記ハザードを発生させる命令パターン
を検知するための論理を生成するために、そのような命
令パータンを表現する命令パターン表現部2aと、パイ
プラインの処理の進行又は停止を示す論理式を生成する
論理式生成部2bと、を有するものである。ここで、当
該論理式生成部2bは、パイプラインハザードを発生す
るすべての命令パターンが与えられた時、夫々のパイプ
ラインステージについて、そのステージにおける共有資
源の使用によるハザードのため、そのステージの処理を
遅らせなければならない状態になく、かつ、そのステー
ジで処理すべき命令があることを表す場合に次のクロッ
クサイクルでの処理の進行を行うような論理式を生成す
るものである。
【0009】当該前記論理式生成部2bにより生成され
る論理式は、以下に定義する論理変数で表される。i番
めのステージの共有資源の仕様を遅らせるために、次の
クロックサイクルで、i番めのステージを停止させる必
要があることを示す論理変数“stall i ”、i 番めのス
テージが処理中の命令を保持していることを示す論理変
数“valid i ”、i 番めのステージが次のクロックサイ
クルで命令の処理を行うことを示す論理変数“goi ”を
定義する。stall i は後述するように、命令パターン表
現部2aで求められたハザードを発生する命令パターン
の中で関係するものの論理和として求められる。パイプ
ラインステージの数をn とすると、valid i は次の式で
求められる。
【0010】
【数1】 ここで、valid i t+1 は次のクロック時刻におけるvali
d i の値である。また、goi は次のような論理演算で求
めることができる。
【0011】
【数2】 当該各式は、請求項3又は請求項6に相当するものであ
って、各パイプラインの段階( 例えば、i 段階) につい
て、以下の(a)(b)の条件が満たされた時に、go i =1、即
ち、次のクロックサイクルで、i 段階の処理を進行する
ことを示すものである。即ち、(a) そのステージ(i段
階) における共有資源の使用によるハザードのため、そ
のステージの進行を遅らせなければならない状態にな
い。即ち、
【0012】
【数3】 である。かつ、(b) そのステージにある命令のそのステ
ージにおける処理が終了している場合に、1.処理の終了
した命令を次のステージに送ることができる。即ち、処
理の終了した命令を持っていない(validi ) か、または
( “+ ”) 、処理の終了した命令をもっていた時は次の
ステージ(i+1段階) に命令を送って当該段階での命令の
処理が行われる(go i+1)かのどちらかである。即ち、
【0013】
【数4】 である。または、そのステージがその命令の処理を行う
最後のステージ、即ち、valid n-1 であり、且つ(
“・”) 、2.新たな命令を前のステージ又はメモリから
得ることができ、即ち、valid i-1 である。
【0014】尚、図7に、本実施例に係るパイプライン
制御機構を示す。本実施例に係るパイプライン制御機構
は、同図に示すように、プログラムの格納されているメ
モリ80と、当該プログラムに従って動作を行うプロセ
ッサ81とを有するものである。さらに、当該プロセッ
サ81は同図に示すように、本実施例で生成しようとす
る対象であって、ハザードの発生を検出してパイプライ
ンステージの処理の進行及び停止を決定する機構である
パイプライン制御機構82と、プログラムカウンタであ
るPC88と、各種レジスタ89と、前記パイプライン
制御機構82により進行または停止の指示がされるとと
もに各バイプラインステージを示す各ステージ部83〜
87とを有するものである。このステージ部83〜87
には、PC88からプログラムカウンタを読み出し当該
プログラムカウンタに相当する命令を前記メモリ80か
ら読み出す“IF”段階に相当する命令フェッチ部83
と、レジスタ89から必要なオペランドを読み出して命
令の解読を行う“ID”段階に相当する命令デコード部
84と、命令の実行を行う“EX”段階に相当する実行
部85と、プログラムカウンタの書込み等が行われる
“MEM”段階に相当するメモリアクセス部86と、演
算結果等を書き込む“WB”に相当するライトバック部
87とを有するものである。
【0015】続いて、図6に基づいて、本実施例の動作
について説明する。同図に示すように、ステップSJ1
で、例えば、図9に示すパイプライン仕様の仕様データ
が前記仕様データ入力部7から入力される。当該パイプ
ラインの仕様にあっては、プロセッサの命令の種類は、
ALU(演算命令)、BRA(分岐命令)の2種類であ
る。また、パイプラインは前述したようにIF(命令フ
ェッチ)、ID(命令デコード及びレジスタフェッ
チ)、EX(演算実行)、MEM(メモリアクセス及び
PC書換え)、WB(レジスタのライトバック)の5ス
テージであるとする。ここでは、簡単のため、メモリの
アクセスではハザードが発生しないようなプロセッサを
考えており、ハザードの原因となる共有資源はPC(プ
ログラムカウンタ)88及びGPR(汎用レジスタ)8
9であるとする。PC88に関しては、すべての命令の
IFステージにおいてPC88の読出しを行い、BRA
命令のMEMステージ部86においてC=1のときPC
88に書込みを行う。GPR89についてはALU命令
のIDステージでRS1 及びRS2 で示されたレジスタ
の読出しを行い、ALU命令のWBステージではRDで
示されたレジスタ89への書込みを行う。尚、このプロ
セッサはすべてのパイプラインステージの処理を1クロ
ックで実行できるものとする。
【0016】すると、ステップSJ2で、前記ハザード
発生パターン出力部1は、入力された仕様データに基づ
いて、ハザードの発生するすべての命令パターンを求め
る。図10にはハザードの発生するすべての命令パター
ンを示す。ここで、パターン1〜3はPC(プログラム
カウンタ)に関するハザードであり、IFステージの任
意の命令とIDステージのBRA命令の間で発生する場
合、IFステージの任意の命令とEXステージのBRA
命令との間で発生する場合がある。これは、BRA(分
岐)命令では、PC88のプログラムカウンタが通常の
場合と異なり、MEMステージになるまで、プログラム
カウンタが定まらないため、次に読み出される命令が確
定しないからである。同様にパターン4〜9はGPR8
9に関するハザードであるが、パターン4〜6はRS1
で示されたレジスタとRDで示されたレジスタの間、パ
ターン7〜9はRS2 で示されたレジスタとRDで示さ
れたレジスタの間で発生するハザードであり、例えばパ
ターン4では、IDステージのALU命令のRS2 とE
XステージのALU命令のRDの示すレジスタが同じ場
合のみハザードが発生する。ステップSJ3で、前記ハ
ザード発生命令パターン出力部1から得られた図10に
示すような当該ハザード発生パターンを前記動作記述変
換部2に入力させ、当該動作記述変換部2の命令パター
ン表現部2aは、当該命令パターンに基づいて、i番め
のステージにある命令をIi ,i番めのステージにあるR
S1 ,RS2,RD,Cの値を夫々RS1 ,RS2 ,R
D,Cとするとき、図10に示すように、各状態にどの
命令があるかの単純な対応関係から、以下のような論理
式でハザードを発生する命令パターンが機械的に表現さ
れる。
【0017】
【数5】 ここで、左辺のstall i は次のクロックで処理の停止を
指示する論理変数であり、右辺は現クロック、即ち、図
10の1クロック前の状態での論理変数を表すものであ
る。尚、“1”状態はIF、“2”状態はID、“3”
状態はEX、“4”はMEM、“5”はWBを示すもの
である。
【0018】ステップSJ4で、当該関係は動作記述変
換部2の前記論理式生成部2bに入力させ、式(1) 〜
(5) の関係に基づいて、各パイプラインステージでの処
理を進行させ又は停止させる論理を生成する。ステップ
SJ5で前記動作記述出力部4で、式(1) 〜(15)を適当
なハードウェア記述言語で表現したパイプライン制御機
構の動作記述が出力される。また、ステップSJ6で、
論理回路自動設計部3により、論理合成や最適化処理を
用いて資源を有効に利用できる形の論理回路を設計し、
ステップSJ7で、前記論理回路設計出力部5から、対
応する論理回路の設計を出力することになる。ここで、
論理回路自動設計部3では、例えば、各論理式“stall
i ”、“valid i ”、“goi ”は各々信号線に対応さ
せ、前記論理演算、例えば、“+ ”はOR素子に対応さ
せ、掛け算“・”はAND素子に対応させることにな
る。このようにして、前記論理式は、一対一に機械的に
ハードウェアに対応付けられる。以上の説明は、図9に
示す仕様の場合についてであるが、当該仕様に限られる
ものではない。式(1) 〜(5) は共通するものの、式(6)
〜(15)については仕様により異なることになる。又、パ
イプラインの段階の数(n) も5に限られるものではな
い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パイプライン制御機構の動作記述をそのハードウェア資
源の仕様を入力することにより人手を介さずに誤りなく
自動的に生成することができる。したがって、これを用
いることにより、動作記述の論理検証の必要がなく、そ
の後のより詳細な設計に対する論理検証の信頼性も向上
する。また、実際の論理回路生成にまで適用することに
より、簡単な仕様を定義して入力するだけで簡単に人手
に頼らずに、信頼性のあるパイプライン制御機構を生成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の発明の原理ブロック図
【図2】第一の発明の実施態様を示すブロック図
【図3】第二の発明の原理流れ図
【図4】第二の発明の実施態様を示す流れ図
【図5】実施例に係るブロック図
【図6】実施例に係る流れ図
【図7】実施例に係るパイプライン制御機構を示すブロ
ック図
【図8】実施例に係るプロセッサのパイプライン処理の
例を示す図
【図9】実施例に係るパイプライン仕様の例を示す図
【図10】実施例に係るハザード発生の命令パターンを
示す図
【符号の説明】
10(1) ハザード発生パターン出力手段(ハザード
発生パターン出力部) 20(2) 動作記述変換手段(動作記述変換部) 30(3) 論理回路自動設計手段(論理回路自動設計
部) 70(7) 仕様データ入力手段(仕様データ入力部)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 G06F 9/38

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッサ装置の各命令で使用するハー
    ドウェア資源の仕様を表す仕様データを入力する仕様デ
    ータ入力手段(70)と、 入力された仕様データに基づいて、パイプラインハザー
    ドを発生する全ての命令パターンを出力するハザード発
    生命令パターン出力手段(10)と、 当該命令パターンを、パイプラインの各段階での処理を
    行わせ又は停止させる動作の条件を表すパイプラインの
    動作記述に変換する動作記述変換手段(20)とを有す
    ることを特徴とするパイプライン制御機構生成装置。
  2. 【請求項2】 前記動作記述変換手段(20)の前記動
    作記述は、パイプラインの各段階で処理を行わせ若しく
    は停止させる論理変数、又は論理和若しくは論理積演算
    等を含む論理式で表されたことを特徴とする請求項1記
    載のパイプライン制御機構生成装置。
  3. 【請求項3】 前記動作記述変換手段(20)から得ら
    れた動作記述に基づいてパイプラインの各段階での処理
    を行わせ又は停止させる論理回路を設計する論理回路設
    計手段(30)を設けたことを特徴とする請求項1及び
    請求項2記載のパイプライン制御機構生成装置。
  4. 【請求項4】 前記動作記述変換手段(20)は、パイ
    プラインハザードを発生するすべての命令パターンが与
    えられた時、パイプラインの各段階について、その段階
    における共有資源の使用によるハザードのためその段階
    の処理を遅らせなければならない状態になく、かつ、そ
    の段階で処理すべき命令がある場合には、次のクロック
    サイクルでその命令の処理を行わせることを表す論理式
    を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項3記載
    のパイプライン制御機構生成装置。
  5. 【請求項5】 プロセッサ装置の各命令で使用するハー
    ドウェア資源の仕様を表す仕様データを入力し(S
    1)、 入力された仕様データに基づいて、パイプラインハザー
    ドを発生する全ての命令パターンを出力し(S2)、 当該命令パターンを、パイプラインの各段階での処理を
    行わせ又は停止させる動作の条件を表すパイプラインの
    動作記述に変換する(S3)ことを特徴とするパイプラ
    イン制御機構生成方法。
  6. 【請求項6】 前記動作記述への変換(S3)は、パイ
    プラインの各段階で処理を行わせ若しくは停止させる論
    理変数、又は論理和若しくは論理積演算等を含む論理式
    で表されたことを特徴とする請求項5記載のパイプライ
    ン制御機構生成方法。
  7. 【請求項7】 前記動作記述に変換(S3)した後に当
    該動作記述に基づいて前記パイプラインの各段階での処
    理を行わせ又は停止させる論理回路を設計する(S4)
    ことを特徴とする請求項4記載のパイプライン制御機構
    生成方法。
  8. 【請求項8】 前記動作記述の変換(S3)は、パイプ
    ラインハザードを発生するすべての命令パターンが与え
    られた時、パイプラインの各段階について、その段階に
    おける共有資源の使用によるハザードのためその段階の
    処理を遅らせなければならない状態になく、かつ、その
    段階で処理すべき命令がある場合には、次のクロックサ
    イクルでその命令の処理を行わせることを表す論理式を
    生成することを特徴とする請求項5及び請求項7記載の
    パイプライン制御機構生成方法。
JP04215845A 1992-08-13 1992-08-13 パイプライン制御機構生成装置及び制御機構生成方法 Expired - Fee Related JP3108215B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04215845A JP3108215B2 (ja) 1992-08-13 1992-08-13 パイプライン制御機構生成装置及び制御機構生成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04215845A JP3108215B2 (ja) 1992-08-13 1992-08-13 パイプライン制御機構生成装置及び制御機構生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0660147A JPH0660147A (ja) 1994-03-04
JP3108215B2 true JP3108215B2 (ja) 2000-11-13

Family

ID=16679227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04215845A Expired - Fee Related JP3108215B2 (ja) 1992-08-13 1992-08-13 パイプライン制御機構生成装置及び制御機構生成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3108215B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4895908A (en) * 1987-09-28 1990-01-23 Eastman Kodak Company Cyclopentadienylethanol and bis(2-hydroxyethyl)dicyclopentadiene esters and grafts thereof on carboxyl modified polyolefins
JP6735951B2 (ja) * 2018-03-26 2020-08-05 三菱電機株式会社 高位合成装置、高位合成方法および高位合成プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0660147A (ja) 1994-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5758123A (en) Verification support system
Kroening et al. Automated pipeline design
US6625572B1 (en) Cycle modeling in cycle accurate software simulators of hardware modules for software/software cross-simulation and hardware/software co-simulation
JP5720243B2 (ja) プロセッサ検証プログラム
JP4147842B2 (ja) 論理検証システム及び方法、論理コーン抽出装置及び方法、論理検証及び論理コーン抽出プログラム
EP0462446A2 (en) System for simulating computer program execution
US20080172551A1 (en) Operation verification method for verifying operations of a processor
US6243786B1 (en) Apparatus and method for generating an interrupt prohibited zone in pipelined data processors
JPH0773037A (ja) プロセッサの制御機構検証用命令列の自動生成方法及び装置
Bhagwati et al. Automatic verification of pipelined microprocessors
JP3108215B2 (ja) パイプライン制御機構生成装置及び制御機構生成方法
JP3274036B2 (ja) プロセッサの動作モデルと論理検証用試験命令列の自動生成方法及び装置
US6813702B1 (en) Methods and apparatus for generating effective test code for out of order super scalar microprocessors
US6594815B2 (en) Asynchronous controller generation method
JP2000268074A (ja) 検証プログラム自動生成装置および方法並びにプロパティ自動生成装置および方法
JP3164452B2 (ja) 複数パイプラインの試験方式
Hinrichsen et al. Formal synthesis for pipeline design
JP2904172B2 (ja) 論理回路シミュレータ
JPH07253909A (ja) マイクロプログラム検証方法
Rim et al. Implementation of a cycle-based simulator for the design of a processor core
JP2001256073A (ja) ディジタルシグナルプロセッサ
JPH03127133A (ja) 計算機シミュレーション方法
CN117453289A (zh) 一种无流水线空泡的微处理器、集成电路以及电子设备
Schonherr et al. Hazard checking in pipelined processor designs using symbolic model checking
Waltersson Implementation of a Program Address Generator in a DSP processor

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000829

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080908

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080908

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees