JP3108143U - 眼鏡バランサ - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の眼鏡にも簡単に取り付けることができながら、ファッション性に富んだ眼鏡バランサを得る。
【解決手段】眼鏡フレーム1の左右の各テンプル2の後端部3に着脱自在に外嵌装着される左右一対の取付部材5と、各取付部材5の後端に接続される鎖6とを有する。各取付部材5は、弾性変形可能であって、前面が開口する円筒形状に形成されている。各テンプル2の後端部3に、取付部材5をこれの開口前面側から押し込み装着できる。各テンプル2の後端部3に、鎖6が各テンプル2の後端よりも後方に位置する状態で各取付部材5を介して取り付けられる。
【選択図】図1
【解決手段】眼鏡フレーム1の左右の各テンプル2の後端部3に着脱自在に外嵌装着される左右一対の取付部材5と、各取付部材5の後端に接続される鎖6とを有する。各取付部材5は、弾性変形可能であって、前面が開口する円筒形状に形成されている。各テンプル2の後端部3に、取付部材5をこれの開口前面側から押し込み装着できる。各テンプル2の後端部3に、鎖6が各テンプル2の後端よりも後方に位置する状態で各取付部材5を介して取り付けられる。
【選択図】図1
Description
本考案は、使用者の耳を境にして前後で眼鏡の重量を釣り合わせる眼鏡バランサに関する。
眼鏡のレンズは眼鏡フレームと比べて重いために、重心が眼鏡の前端側に位置する。したがって、眼鏡を着用したときには、眼鏡の重量のほとんどが眼鏡の鼻パッドを介して鼻筋に加わってしまう。このため、眼鏡を長時間着用したときに、鼻筋が圧迫されて、頭痛や疲労感が発生するとともに、鼻筋に鼻パッドの跡が残ってしまう。
特許文献1には、眼鏡フレームのテンプルに配した櫛状の把持部で眼鏡のずり落ちを防ぐことが開示されている。特許文献2には、眼鏡フレームのテンプルに配した紐状の額当てで眼鏡のずり落ちを防ぐことが開示されている。
特許文献3には、眼鏡フレームにおいて左右のテンプルの後端の耳掛け部に重りや鎖を取り付けて、耳を境にして前後で眼鏡の重量配分を釣り合わせることにより、鼻パッドで鼻筋が圧迫されないようにすることが開示されている。特許文献4では、眼鏡フレームの左右のテンプル間に、後頭部を回り込むように形成された補助具の両端を掛け渡して、耳を境にして前後で眼鏡の重量配分を釣り合わせている。
特許文献1では、把持部を髪に引っ掛けているだけなので、眼鏡のずり落ちを確実には防ぐことができない。特許文献2では、額当てで眼鏡のずり落ちないようにしているだけなので、眼鏡のずり落ちを確実には防ぐことができないうえ、額当てが常に額に接触するために使用者に不快感を与える。
特許文献3では、耳掛け部を特別な形状にする必要があるために、既存の眼鏡に取り付けられない。さらに頭の後方に重りが突出するために、首を動かした際に頭が振り回されて不快感を生じさせるうえ、見栄えが悪い。特許文献4では、補助具が後頭部を回り込んでいるために、頭を車の座席などにもたせ掛ける際に補助具が邪魔になる。さらに首を動かした際に補助具の重さで頭が振り回されて不快感を生じさせるうえ、見栄えも悪い。
そこで本考案の目的は、既存の眼鏡にも簡単に取り付けることができながら、ファッション性に富んだ眼鏡バランサを提供することにある。
請求項1記載の本考案に係る眼鏡バランサは、図1や図5に示すごとく、眼鏡フレーム1の左右の各テンプル2に着脱自在に装着される左右一対の取付部材(5・16)と、各取付部材(5・16)にそれぞれ接続される鎖6とを含み、各テンプル2に、鎖6が各テンプル2の後端よりも後方に位置するよう取付部材(5・16)を介して取り付けられるようにしたことを特徴とする。
請求項2記載の本考案に係る眼鏡バランサは、図1および図2に示すごとく、眼鏡フレーム1の各テンプル2の後端部3に着脱自在に外嵌装着される左右一対の取付部材5と、各取付部材5の後端に接続される鎖6とを含み、各取付部材5が、弾性変形可能であって、前面が開口する筒状に形成されており、各テンプル2の後端部3に、取付部材5がこれの開口前面側から押し込み装着でき、各テンプル2の後端部3に、鎖6が各テンプル2の後端よりも後方に位置する状態で、各取付部材5が取り付けられる。
請求項3記載の本考案は、請求項2記載の眼鏡バランサにおいて、前記鎖6が、左右一対の鎖片7に分割されていて、各鎖片7の上端が各取付部材5にそれぞれ接続されており、左右の鎖片7の下端どうしが、止め具9によって着脱自在に連結できる。
請求項4記載の本考案に係る眼鏡バランサは、図5に示すごとく、眼鏡フレーム1の各テンプル2に装着される左右一対の取付部材16と、各取付部材16にそれぞれ接続される鎖6とを含み、各取付部材16は、テンプル2に着脱自在に取り付けられる係止部17と、係止部17からテンプル2の後方へ延びるアーム19とを含み、鎖6が、アーム19の後端に接続されている。
請求項5記載の本考案は、請求項4記載の眼鏡バランサにおいて、前記鎖6が、左右一対の鎖片7に分割されていて、各鎖片7の上端がアーム19にそれぞれ接続されており、左右の鎖片7の下端どうしが、止め具9によって着脱自在に連結できる。
請求項3または5記載の眼鏡バランサにおいて、一方の鎖片7の下端には、装飾具12を配することができる。
本考案によれば、眼鏡の着用時に、鎖6を首の前側に回しておくことで、図3に示すごとく鎖6がネックレスと同様の装飾効果を生じる。鎖6の重量が取付部材(5・16)を介して眼鏡フレーム1の後ろ側に加わることで、使用者の耳を支点に眼鏡の前後の重量がほぼ釣り合って、眼鏡の鼻パッドが鼻筋に強く押し当たることがない。鎖6を首の前側に回しておくことで、鎖6が使用者の衣服に接触しやすくなって鎖6と衣服との間での摩擦で眼鏡の上下揺動を抑え、これによっても眼鏡の鼻パッドが鼻筋に強く押し当たることを防ぐことができる。
鎖6は、眼鏡フレーム1のテンプル2の後端部3よりも後方に位置するために、耳などに当たり難くなって使用者に不快感を与えることが抑えられる。
このうえで、本案バランサは、既存の眼鏡に簡単に装着できるので、新たに眼鏡を買い換える必要がないとともに、眼鏡を使用しないときには本案バランサを眼鏡から取り外しておくことができる。
鎖6が左右一対の鎖片7に分割されていると、眼鏡を耳に掛ける際に鎖6が邪魔にならず、眼鏡を容易に着用することができる。
鎖片7の下端に装飾具12が配されていると、ファッション性が向上するとともに、装飾具12の重量の分だけ鎖6に軽い素材を使うことができて、鎖6の素材の選択範囲が広がる。
(実施例1) 図1ないし図3は、本考案に係る眼鏡バランサの実施例1を示しており、これは眼鏡フレーム1の各テンプル2の後端部3に装着できる。
本案バランサは、図1に示すごとく、各テンプル2の後端部3にそれぞれ着脱自在に外嵌装着される左右一対の取付部材5と、各取付部材5の後端に取り付けられる金属製の鎖6とを含む。各取付部材5は、自己保形性および弾性を有する軟質合成樹脂材で前面が開口する細長い円形の筒形状に形成されている。
各テンプル2の後端部3に、各取付部材5をこれの開口前面側から押し込み嵌合すると、図2に示すごとく、取付部材5の弾性復元力で取付部材5がテンプル2の後端部3に不用意には抜け外れないように密着する。その一方で、各取付部材5は、各テンプル2の後端部3から後方へ抜き外すことができる。
鎖6は、左右一対の鎖片7に分割されていて、各鎖片7の上端が各取付部材5の後端にそれぞれ接続されている。左右の鎖片7の下端どうしは、止め金具9(図1)によって着脱自在に連結できる(図1の仮想線図参照)。止め金具9は、一方の鎖片7の下端に設けた第1部材10と、他方の鎖片7の下端に設けた第2部材11とからなる。先の第2部材11には、バラの花などを模したペンダントトップ12が装飾具として付設されている。
使用者が眼鏡を着用するときには、各鎖片7の下端を首の前側に回して止め金具9で連結する。この状態で、図3に示すごとく鎖6がネックレスと同様の装飾効果を生じさせる。また、鎖6の重量が取付部材5を介して眼鏡フレーム1の後端に加わることで、使用者の耳を支点に眼鏡の前後の重量がほぼ釣り合って、眼鏡の鼻パッドが鼻筋に強く押し当たることがない。鎖6は、眼鏡フレーム1のテンプル2の後端部3よりも後方に位置するために耳と当たり難い。
(実施例2) 図4は本考案に係る眼鏡バランサの実施例2を示しており、鎖6が取付部材5に着脱できるようにした点が実施例1とは異なる。
かかる実施例2では、各取付部材5の後端部が扁平状に押し潰されているとともに、各取付部材5の後端部に透孔13がそれぞれ設けられており、各透孔13に、各鎖片7の上端に連結した止め金具15を着脱自在に連結することができる。その他は、実施例1と実質的に同一である。
(実施例3) 図5は、本考案に係る眼鏡バランサの実施例3を示しており、眼鏡フレーム1の左右の各テンプル2に装着される左右一対の取付部材16と、各取付部材16の後端にそれぞれ接続される鎖6とを含む。
各取付部材16は、テンプル2に着脱自在に取り付けられる係止部17と、係止部17からテンプル2の後方へ延びるアーム19とを含む。鎖6は、実施例1と同様に左右一対の鎖片7・7からなる。各係止部17は、正面視でU字状になっており、テンプル2を挟み込むことでテンプル2に着脱自在に取り付けることができる。各アーム19の後端には、通孔20を設けてあり、各通孔20に各鎖片7の上端を接続することができる。
使用者が眼鏡を着用するときには、実施例1と同様に、各鎖片7の下端を首の前側に回して、両鎖片7・7の下端どうしを止め金具9で連結する。これにより、ひとつながりとなった鎖6が各取付部材5の後端間に掛け渡される。鎖6の下端の第2部材11には、ペンダントトップ12が装飾具として付設されている。
実施例3でも、鎖6がテンプル2よりも後方に位置して、使用者の耳を境にして頭の前後で眼鏡の重量がほぼ釣り合うとともに、鎖6が使用者の耳と当たり難いことになる。また、鎖6が、ネックレスと同様の装飾効果を生じさせる。
実施例1〜3において、鎖6は、分割せずに一本の鎖であってもよい。ペンダントトップ12が貴金属などの重量を有する素材で形成されている場合には、鎖6は合成樹脂や紐などの軽い素材で形成していてもよい。鎖6が金属などの重量のある素材で形成されている場合には、ペンダントトップ12は省略してもよい。
1 眼鏡フレーム
2 テンプル
3 テンプルの後端部
5・16 取付部材
6 鎖
7 鎖片
12 ペンダントトップ
17 係止部
19 アーム
2 テンプル
3 テンプルの後端部
5・16 取付部材
6 鎖
7 鎖片
12 ペンダントトップ
17 係止部
19 アーム
Claims (6)
- 眼鏡フレーム(1)の左右の各テンプル(2)に着脱自在に装着される左右一対の取付部材(5・16)と、各取付部材(5・16)にそれぞれ接続される鎖(6)とを含み、
各テンプル(2)に、鎖(6)が各テンプル(2)の後端よりも後方に位置するよう取付部材(5・16)を介して取り付けられるようにしたことを特徴とする眼鏡バランサ。 - 眼鏡フレーム(1)の左右の各テンプル(2)の後端部(3)に着脱自在に外嵌装着される左右一対の取付部材(5)と、各取付部材(5)の後端に接続される鎖(6)とを含み、
各取付部材(5)が、弾性変形可能であって、前面が開口する筒状に形成されており、
各テンプル(2)の後端部(3)に、取付部材(5)がこれの開口前面側から押し込み装着でき、
各テンプル(2)の後端部(3)に、鎖(6)が各テンプル(2)の後端よりも後方に位置する状態で、各取付部材(5)が取り付けられるようにしたことを特徴とする眼鏡バランサ。 - 前記鎖(6)が左右一対の鎖片(7)に分割されていて、各鎖片(7)の上端が各取付部材(5)にそれぞれ接続されており、
左右の鎖片(7)の下端どうしが、止め具(9)によって着脱自在に連結できる請求項2記載の眼鏡バランサ。 - 眼鏡フレーム(1)の左右の各テンプル(2)に装着される左右一対の取付部材(16)と、各取付部材(16)にそれぞれ接続される鎖(6)とを含み、
各取付部材(16)は、テンプル(2)に着脱自在に取り付けられる係止部(17)と、係止部(17)からテンプル(2)の後方へ延びるアーム(19)とを含み、
前記鎖(6)が、アーム(19)の後端に接続されていることを特徴とする眼鏡バランサ。 - 前記鎖(6)が左右一対の鎖片(7)に分割されていて、各鎖片(7)の上端が前記アーム(19)にそれぞれ接続されており、
左右の鎖片(7)の下端どうしが、止め具(9)によって着脱自在に連結できる請求項4記載の眼鏡バランサ。 - 一方の前記鎖片(7)の下端に、装飾具(12)が配されている請求項3または5記載の眼鏡バランサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004005948U JP3108143U (ja) | 2004-10-07 | 2004-10-07 | 眼鏡バランサ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004005948U JP3108143U (ja) | 2004-10-07 | 2004-10-07 | 眼鏡バランサ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016021036A (ja) * | 2014-07-14 | 2016-02-04 | 松本 勉 | メガネの鼻当て部と皮膚間の隙間を調節する器具 |
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2004
- 2004-10-07 JP JP2004005948U patent/JP3108143U/ja not_active Expired - Fee Related
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