JP3107822B2 - コネクションレス通信方式 - Google Patents

コネクションレス通信方式

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JP3107822B2
JP3107822B2 JP04504067A JP50406793A JP3107822B2 JP 3107822 B2 JP3107822 B2 JP 3107822B2 JP 04504067 A JP04504067 A JP 04504067A JP 50406793 A JP50406793 A JP 50406793A JP 3107822 B2 JP3107822 B2 JP 3107822B2
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一雄 初鹿野
健 川崎
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哲夫 橘
照明 萩原
哲 加久間
雅美 村山
竜一 武智
智司 黒柳
條益 鴨井
博 朝永
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、例えばローカルエリアネットワークのLAN
データ等のローカルなコネクションレス情報、すなわち
通信相手側との間にパスを張ることなく、メッセージの
ヘッダに相手先アドレスを付加して直ちにデータを転送
する方式で送られる情報を、コネクションオリエンテッ
ドな通信方式、すなわち相手側との間にパスが張られた
ことを確認してからデータ転送を行う通信方式を用いる
非同期転送モード(ATM)網で収容し、複数のLANの間を
相互に接続するためのATM網によるコネクションレス通
信方式に関する。
背景技術 企業内に導入されているLAN(ローカルエリア・ネッ
トワーク)は、高速化、大容量化の方向に進んでおり、
ますます大規模かつ広域化されている。事業所間、企業
間に散在するLAN間接続に対するニーズが高まってきて
いる。LANでは一般にコネクションレス通信を行ってい
る。コネクションレス通信に対する通信方式として、コ
ネクションオリエンテッド通信があり、広帯域ISDNで用
いられている。
ここでコネクションオリエンテッド通信とは、発信側
と受信側のネットワークに先ずパスが張られたことを確
認してから、相互にデータ転送を行う方式である。これ
に対し、前述のコネクションレス(CL)通信は、LANに
用いられており、着信側との間にパスを張ることなく、
ヘッダに相手先アドレスを付加していきなりデータ転送
する方式である。
ネットワーク、例えばローカルエリアネットワーク
(LAN)間の接続に関しては、一般にエンティティーの
間に下位の層の機能を通じて実現される、いわゆるN−
1コネクションがはられる。
例えばファイル転送のように伝送すべき情報が多い場
合にはこのコネクションをはるための手間を無視でき
る。しかし例えばアドレス等のわずかな情報を伝送する
ような場合、同様にコネクションをはっていてはそのた
めの手間が無視できない。最近のLAN/分散処理システム
ではこうした短いメッセージが頻繁にやり取りされる。
このような要求に対応して、コネクションサービスを従
来からのコネクションオリエンテッドサービスと、コネ
クションレスサービスとに分けて扱うという考え方が出
てきている。
このようにLANデータ等のローカルなコネクションレ
ス情報をグローバルでコネクションオリエンテッドな方
式のATM網で収容し、LAN間を接続する要求が高まってい
る。LAN間を接続するためのネットワークとして、現在M
AN(メトロポリタンエリアネットワーク)が検討されつ
つあるが、まだ実用化には至っていない。ATM網は次世
代の広帯域ISDNとして世界的にも認められており、MAN
の機能を含む形でこのATM網を構築する意義は大きい。
コネクションレス情報は一般に可変長であり、その先
頭に宛先が書かれている。これを、情報を固定長のセル
として交換するATM網に収容するためには、可変長デー
タのセル化/復元化、セル毎の宛先解析とルーティング
制御を行う必要がある。このようなコネクションレス情
報の通信では、一般に上位のプロトコルにおいて情報到
達確認のための数十〜数百ms程度のタイマーが設けられ
ており、コネクションレス情報を送り、タイマーがタイ
ムアウトするまでに受信側からの情報受信信号を受け取
らない場合には、際限なく情報の再送が行われる。従っ
てセル単位のルーティング解析には数十ms以下の高速性
が要求される。現在の技術ではこのルーティングはハー
ドウエアにより行う必要がある。
従来、地理的に散在するローカルエリアネットワーク
(LAN)やホストコンピュータ等のユーザエクイプメン
ト(UE)の間でメッセージを転送する場合には、1つ以
上のUEが接続された接続装置がUEとの間での地理的、あ
るいは論理的インターフェースを終端し、中継網中では
専用線やパケット網でメッセージを中継していた。
第1図は広域中継網におけるメッセージ転送方式の従
来例である。同図において、中継網1(NW)には複数の
ユーザエクイプメント(UE)2が接続され、中継網(N
W)1は各UE2が接続される接続装置としてのUE収容部
3、および中継網内でのデータ交換を行うパケット交換
スイッチまたは回線交換スイッチ(SW)4から構成され
ている。
第1図においては、中継網1はパケット交換ネットワ
ークまたは回線交換ネットワークであり、この通信網で
は永久的または半永久的に固定的な通信路が確立され
て、その固定通信路上でメッセージ転送が行われてい
た。
また第1図のような従来方式では、LANの間でメッセ
ージが転送されるとしても、その接続は上述のようなLA
N自体の機能を含んだ形で行われるものでなく、LANの機
能を含む形でのATM網は提供されていないという問題点
がある。
第2図は、ローカルエリアネットワーク(LAN)内の
通信方式の説明図である。同図において、送信側端末7
は送信すべきデータにマシン(MAC)アドレスを付けて
そのデータをネットワーク8に送出し、受信側端末9は
MACアドレスを見て取り込むべきデータをネットワーク
8から受信することになる。
第3図は第2図で説明したようなLANの通信データをA
TM(非同期転送モード)網を利用して他のLANに送る通
信方式としての、呼設定を利用する従来のLAN間通信方
式の説明図である。同図において、送信側端末11からの
データは送信側のLAN12から送信側のターミナルアダプ
タ(TA)13に送られる。このTA13においてMACアドレス
が相手側の電話番号に変換され、その電話番号との間で
の呼設定要求が送信側のATM交換機14、受信側のATM交換
機15を介して、受信側のTA16に送られる。
それに対して、受信側のTA16からは2つのATM交換機1
5および14を介して送信側のTA13に呼設定完了が通知さ
れ、その後送信側のTA13から受信側のTA16に実際に転送
すべきデータが送られ、そのデータは受信側のLAN17を
介して受信側端末18に転送される。このような呼設定を
利用した従来の通信方式においては、送信側のTA13と受
信側のTA16との間での呼設定が完了するまで実際のデー
タを転送することができないという問題点があった。
LANデータ等の可変長のコネクションレス情報をATM網
を介してLAN間で通信を行う場合には、実際にはデータ
を固定長のATMセルに収容して転送することになる。こ
のような場合には、例えば第3図の受信側のATM交換機1
5とTA16との間に受信セルのエラーを検出するセルエラ
ー処理システムを設ける必要がある。
第4図は従来のATMセル誤り処理システムの構成概念
図である。複数個のエラー処理部20がセルエラーの種類
の数nだけ直列に接続されている。各段のエラー処理部
20は、それぞれ他と独立に存在し、セル誤り検出、エラ
ーセル廃棄、エラー情報通知等の処理を行うようになっ
ている。エラー処理結果は、障害監視部19に各エラー処
理部20から通知される。
第5図はエラー処理部20の具体的構成例を示すブロッ
ク図である。この回路は、次のように動作する。
エラーチェック部21が、セルデータの入力に対してセ
ルエラーの有無を判別する。
この処理の間、セル待ち合わせバッファ22において、
セルデータを遅延させる。
エラーチェック部21は、セルエラーチェックの後、セ
ルエラーの有無によりセル廃棄指示信号をエラーセル廃
棄部23に通知する。
エラーセル廃棄部23では、セル廃棄信号に従って、該
当セルが誤りである場合にはセル廃棄を行う。
エラーチェック部21は、障害監視部19にチェック結果
を通知する。
しかしながら第4図,第5図に示した従来のエラー処
理システムでは、各エラーの処理部20がそれぞれセルの
誤り検出、エラーセル廃棄を行っているため、セルエラ
ー検出のための待ち合わせバッファ22が各エラー処理部
20毎に必要となり、ハード量の増大、セルデータの遅延
の増大を招くという問題点があった。
更に従来はこのようなセル単位のエラー処理の後に、
例えば第3図の受信側のターミナルアダプタ16において
LANデータ、すなわちメッセージに復元し、例えばメッ
セージヘッダ内の発/着アドレス、メッセージ長の表示
などを用いて、アドレススクリーニングエラー当のメッ
セージレベルのエラー処理を行っていた。このためATM
セルからメッセージに復元するためのメッセージ単位の
バッファが多量に必要とされるという問題点もあった。
発明の開示 以上のような問題点に鑑み、本発明はLAN情報等の可
変長のコネクションレス情報を固定長のセルとしてコネ
クションオリエンテッドな方式のATM網によって効率
的、かつ高速にルーティングを行い、LAN間の接続を実
現することを第1の目的とする。
本発明の第2の目的は第1の目的、すなわちATM網に
よるLAN間接続の実現に際しての各種の問題点を解決す
ることである。このような問題点の1つは、例えばある
LANから複数のLANに対して同時に同じ情報を送信するこ
とであり、この場合にはコネクションレス情報をATM網
で収容し、かつ単一の宛先のみでなく、例えばグループ
アドレスによって指定される複数の宛先に対してその情
報を高速、かつ効率的に転送することが目的となる。
本発明の第3の目的はATM網におけるセルエラーの検
出とセルエラー検出時の処理を効率的に行って、エラー
検出時の遅延を減少させ、更にメッセージレベルのエラ
ーもセルの段階で検出することによりメッセージエラー
検出のための復元バッファを不要とすることである。
第6図は第1,第2および第5の発明の原理ブロック図
である。同図は、ローカルエリアネットワーク(LAN)
データ等のローカルなコネクションレス情報をコネクシ
ョンオリエンテッドな方式のATM網で収容し、LAN間の接
続を実現する、ATM網によるコネクションレス通信方式
の原理ブロック図である。
第6図において、コネクションレス情報セル化/復元
化手段30は可変長のコネクションレス情報、例えばLAN
データとATM網で使われる固定長セルとの双方向変換を
行う。LANからのデータは固定長のコネクションレスセ
ルに変換される。
ルーティング制御手段31a(第2,5の発明ではそれぞれ
31b,31c)は、ATM網内の交換機に設置され、コネクショ
ンレス情報、例えばLANデータから変換されたコネクシ
ョンレスセル内のコネクションレス情報の宛先アドレス
を解析し、ATM網におけるそのセルのルーティングを制
御するもので、例えばサーバである。
ATM網32a(第5の発明では35b)は固定長のセルを非
同期転送モードで転送するネットワークであるが、この
ATM網32a内でコネクションレス情報セル化/復元化手段
30とルーティング制御手段31aとは固定パス、例えばパ
ーマネントバーチャルチャネルによって接続され、また
ルーティング制御手段31a相互間は固定パスとしてのパ
ーマネントバーチャルチャネル、または半固定パス、例
えばバーチャルチャネルによって接続される。なお第6
図では通信路に便宜上矢印を示しているが、通信路はす
べて双方向である。
第6図において、コネクションレス情報セル化/復元
化手段30を構成するLANデータセル変換部によってコネ
クションレス情報、例えばLANデータとしての1つのメ
ッセージが複数のセルに分割され、それらのセルに同一
のメッセージ識別子MIDが付加される。また分割された
メッセージの最初のセルにセグメントタイプとしてBOM
(ビギニング オブ メッセージ)、最後のセルにEOM
(エンド オブ メッセージ)、途中の全てのセルにCO
M(コンティニュエーション オブ メッセージ)、1
つのメッセージが単一のセルのみに変換された時にはSS
M(シングル セグメント メッセージ)が付加され
る。
次に、ルーティング制御手段31aを構成し、コネクシ
ョンレスレスセルのルーティングを行うサーバ内のルー
ティング情報検索部が、BOMまたはSSMが付加されたセル
に含まれるコネクションレス情報の宛先アドレスからAT
M網内のルーティング情報を検索する。
続いて、サーバ内のMID/ルーティング情報一時記憶部
が検索されたルーティング情報とBOMまたはSSMが付加さ
れていたセルに対するメッセージ識別子MIDを一時記憶
すると共に、COMまたはEOMが付加されたセルのMIDによ
ってそのセルに対するルーティング情報を検索する。
さらに、サーバ内のルーティング情報書替部が各セル
に対して検索されたルーティング情報を用いて入力され
たセルに付けられていたルーティング情報を書替え、セ
ルのルーティングが行われる。そしてEOMまたはSSMが付
加されたセルの入力時に、サーバ内のMID消去部がMID/
ルーティング情報一時記憶部の記憶内容を消去させ、1
つのメッセージに対するルーティングが終了する。
以上のように、第1の発明においては、コネクション
レス情報としての1つのメッセージが複数個のセルに分
割され、その先頭セル内に含まれるメッセージの宛先ア
ドレスを用いてセルのルーティング情報が検索され、途
中のセルおよび最後のセルに対してはメッセージ識別子
によって同一のルーティング情報が検索されて、ルーテ
ィングが行われる。
第2の発明の原理ブロック図は第6図と同様である
が、第2の発明においては複数の宛先を示すグループの
代表アドレスを付けてコネクションレス情報がATM網に
送出された時に、その情報が複製されてグループに属す
る全てのLANに転送されるグループアドレス機能が実現
される。
第2の発明におけるコネクションレス情報セル化/複
数化手段30とATM網32aの作用は第1の発明におけると同
様である。ルーティング制御手段31bも第1の発明にお
けると同様に例えばサーバであり、コネクションレスセ
ルのルーティングを制御するが、コネクションレス情報
の宛先アドレスが複数の宛先を示す時には、必要な数の
セルを複製した後にATM網32aにおけるセルのルーティン
グを制御する。
コネクションレス情報としての1つのメッセージは第
1の発明におけると同様に一般に複数個のセルに分割さ
れ、それらのセルに対しては同一のメッセージ識別子MI
Dが付加され、メッセージの途中のセル、および最後セ
ルに対しては、そのメッセージ識別子を用いて先頭セル
に対すると同一のルーティング情報が検索されて、セル
のルーティングが行われる。
第7図は、第3の発明の原理ブロック図である。同図
において、コネクションレス情報セル化/復元化手段30
の作用は第1の発明におけると同様である。
ルーティング制御手段33はコネクションレス情報の宛
先アドレスを解析してコネクションレスセルのルーティ
ングを制御するが、その制御方法は単一の宛先アドレ
ス、すなわち、1対1の通信においては第1の発明の原
理を示す第6図内のルーティング制御手段31aの作用と
同様であるが、グループアドレスを持つコネクションレ
ス情報すなわち1対N(≧2)の通信を行う場合には、
セルの複写を行うことなく、その対象となるコネクショ
ンレスセルをATM網35を介して後述するメッセージ複製
手段34に転送する。
メッセージ複製手段34はルーティング制御手段33から
送られ、特定宛先アドレスとしてのグループアドレスを
持つコネクションレスセルをそのアドレスが示す宛先数
に応じて複製し、複数宛先へのセルのルーティングを制
御する。すなわち、このようなコネクションレスセルを
宛先に応じて複製し、複数宛先へのセルのルーティング
を制御する。すなわち、このようなコネクションレスセ
ルはルーティング制御手段33を介してメッセージ複製手
段34によってルーティングされ複数の宛先に分配され
る。
ATM網35はコネクションレス情報セル化/復元化手段3
0とルーティング制御手段33との間を、例えばパーマネ
ントバーチャルチャネルによって、またルーティング制
御手段33とメッセージ複製手段34との間、およびルーテ
ィング制御手段33相互間を、例えば半固定パスとしての
バーチャルチャネルで接続する。
第3の発明の原理を示す第7図においては、単一の宛
先に対するコネクションレスセルに対しては第1の発明
におけると同様にルーティング制御手段33相互間でルー
ティングが行われる。これに対して複数の宛先に分配す
べきコネクションレスセルに対しては、ルーティング制
御手段33からメッセージ複製手段34へのセルの転送が行
われ、メッセージ複製手段34によって必要な個数分だけ
のセルの複写が行われ、それらのセルはそれぞれの宛先
に対してルーティング制御手段33を介して転送される。
第8図は、第4の発明の原理ブロック図である。同図
において、コネクションレス情報セル化/復元化手段30
の作用は第1の発明におけると同様である。
各ルーティング制御手段36はコネクションレス情報セ
ル化/復元化手段30のそれぞれにATM網37によって、例
えばパーマネントバーチャルチャネルによって接続さ
れ、複数の宛先に分配されるべきコネクションレスセル
専用の入・出力端子を持ち、接続されているコネクショ
ンレス情報セル化/復元化手段30から入力されるコネク
ションレスセルを多重して専用出力端子から出力する多
重部と、専用入力端子から入力されたコネクションレス
セルのうちで、自手段宛のコネクションレスセルを複写
し、接続されているコネクションレス情報セル化/復元
化手段30に出力する複写部と、自手段の専用出力端子か
ら出力され、専用入力端子に入力されたコネクションレ
スセルを廃棄する廃棄部とを有し、コネクションレスセ
ルのルーティングを制御する。
ATM網37はルーティング制御手段36の複数の宛先への
コネクションレスセル専用の入・出力端子をリング状の
バーチャルチャネルによって接続する。
第4の発明においては、例えばLANから入力され、コ
ネクションレス情報セル化/復元化手段30によってセル
化されたコネクションレスセルはルーティング制御手段
36、例えばサーバ内の多重部によって多重され、複数宛
先用コネクションレスセル専用出力端子から出力され、
ATM網37内でルーティング制御手段36の専用入・出力端
子をリング状に接続したバーチャルチャネル上を転送さ
れる。
各サーバ内に設けられる複写部はこのリング状のバー
チャルチャネル上のセルを監視し、専用入力端子から入
力されたコネクションレスセルのうちで自サーバ宛のコ
ネクションレスセルを複写し、そのセルを接続されてい
るコネクションレス情報セル化/復元化手段30に出力す
る。また各サーバは、専用入力端子に入力されたコネク
ションレスセルのうちで自サーバから出力したものを見
つけた時にはそのセルはすでにリング状にバーチャルチ
ャネルを1周したことになるので、そのセルを次段のサ
ーバに出力することなく、セル廃棄を行う。
第5の発明の原理ブロック図は第1および第2の発明
の原理を示す第6図と同様である。しかしながら、第5
の発明においてはATM網32bが、第1の発明と異なり送信
側から受信側に1対1の交換を行うためのバーチャルチ
ャネルを設定できるだけでなく、1対N(≧2)の通信
のためのバーチャルチャネルを設定できることを前提と
している。そして第6図においてルーティング制御手段
31cによってコネクションレス情報の宛先アドレスが解
析され、宛先アドレスが単一で1対1の通信を行うべき
時には送信側のルーティング制御手段31cから受信側の
ルーティング制御手段31cへの1対1のバーチャルチャ
ネルを用いて通信が行われ、宛先アドレスがグループで
1対Nの通信を行うべき時には1対Nの通信のためのバ
ーチャルチャネルを用いて通信が行われる。
第9図は第6の発明の原理ブロック図である。本発明
においては、前述のようにコネクションレス通信の個々
のメッセージに対してそれぞれメッセージ識別子(MI
D)を付加し、1つのバーチャルチャネルに対して複数
のメッセージの多重化通信が行われる。しかしながら1
つのバーチャルチャネルに対して付与できるメッセージ
識別子の数には、例えば1024通りというような制限があ
り、この制限を越えた場合にはメッセージ識別子MIDが
利用できるようになるまで通信を待つか、あるいはメッ
セージが廃棄されるという問題点があった。
第6の発明は、メッセージ数に応じてコネクションレ
ス通信サーバ間のバーチャルチャネルの数を可変とし、
MID数の限定によるメッセージ廃棄、および待ちのため
の遅延を抑えることを目的とする。
第9図において、コネクションレス情報セル化/復元
化手段30の作用は第1の発明のにおけると全く同様であ
り、LANデータと固定長セルとの双方向変換である。
ルーティング制御手段38はコネクションレスセルのAT
M網39内におけるルーティングを制御するものであり、
それぞれATM交換機を介してバーチャルチャネル(別名
バーチャルサーキット)によってATM網39の内部で相互
に結合され、そのバーチャルチャネルを通して送信され
るメッセージ数を検出し、検出メッセージ数に応じてバ
ーチャルチャネルの追加、または削除が必要か否かを判
定する。
交換制御手段40はルーティング制御手段38に接続され
るATM交換機の交換制御手段であり、ルーティング制御
手段38の判定結果に応じて、ルーティング制御手段38相
互間のバーチャルチャネルの設定と解放を行う。
第6の発明においては、ルーティング制御手段38を構
成するコネクションレス通信サーバによって、他のサー
バとの間に張られているバーチャルチャネルによって転
送されるメッセージ数がメッセージ識別子MIDの数によ
って検出されるが、その検出は例えば前述のBOMがセグ
メントタイプとして付加されたセルの入力時にメッセー
ジ数カウンタのカウント値を増加させ、EOMが付加され
たセルの入力時にカウント値を減少させることによって
行われる。
次にその検出されたメッセージ数が、例えばある閾値
と比較され、その閾値より大きくなった時に前述の交換
制御手段40によってサーバ間に張られているバーチャル
チャネルの数が増加させられ、また閾値より小さくなっ
た時には張られているバーチャルチャネルの数を減少さ
せる制御が行われる。
このバーチャルチャネルの増加、または減少にあたっ
ては、通常の呼設定手順が用いられ、交換機に対して新
たな機構を追加する必要はない。これによって必要に応
じてサーバ間に同時送出可能な最大メッセージ数を可変
とすることができる。このバーチャルチャネル数の可変
はハードウエアにより通信中に動的に行ってもよく、ま
たソフトウエアで判定して中長期的に行うこともでき
る。
第10図は第7の発明の原理ブロック図である。第7の
発明において、コネクションレス情報セル化/復元化手
段30、およびATM網32の作用は第1の発明におけると同
様である。ルーティング制御手段41も第1の発明におけ
ると同様に例えばサーバであり、コネクションレスセル
のルーティングを制御するものであるが、第1の発明と
異なり受信側のルーティング制御手段41bの中に受信側
加入者、例えば第3図では受信側のLAN17側へのメッセ
ージ送出数を制限するメッセージ送出数制限部42を備え
ている。すなわち第7の発明においては、コネクション
レス情報をセル化して、ATM網を介して転送するLAN間接
続方式における1つの問題点、すなわちATM網から受信
側のルーティング制御手段41b、例えばサーバに到着す
るメッセージをそのまま受信側のLANに送出するとLAN端
末側のメモリ容量をオーバしてしまうことがあるという
問題点を解決するものである。
第7の発明において、メッセージ送出数制限部42は、
例えば受信側サーバに同時に到着し得る全てのメッセー
ジ数のそれぞれに対応してセルを蓄積するセル蓄積部、
受信側LANに同時に送出可能なメッセージ数分のメッセ
ージ識別子MIDを蓄積するMID蓄積FIFO、セル蓄積部にセ
ルが蓄積された時にMIDをMID蓄積FIFOに振り分ける振分
け部、MID蓄積FIFOに蓄積されているMIDを順次読み出す
読出し制御部から構成されている。
そして受信側のサーバにセルが到着し、そのセルがセ
ル蓄積部に蓄積されると、そのセルに付加されているMI
Dを振分け部がMID蓄積部FIFOに振り分け、読出し制御部
が蓄積されたMIDを順次読み出し、読み出されたMIDに対
応するセルをセル蓄積部から取り出して受信側のLANに
送出することにより、送出されるメッセージ数が制限さ
れることになる。
第11図は第8の発明の原理ブロック図である。同図に
おいてコネクションレス情報セル化/復元化手段30、お
よびATM網32の作用は第1の発明におけると同様であ
る。ルーティング制御手段43も第1の発明におけると同
様にコネクションレスセルのルーティングを制御するも
のであるが、第1の発明の原理を示す第6図と異なり、
送信側および受信側のルーティング制御手段、例えばサ
ーバ43a,43bのそれぞれの内部にセルのエラーを検出す
るためのエラー判定部44を備えている。
前述のように、サーバでは、BOMが付加されているセ
ルが到着すると、MIDに対応させて、そのルーティング
情報を得る。そして、このBOMに対応したEOMセルが到着
すると、このメッセージのMIDを解放する。
ところで、メッセージの途中部分を構成するCOMセル
のデータに障害のあった場合、発信側のサーバではこれ
に続く残りのセルの送信を停止して、一時的に記憶した
MIDの消去を行う。
一方、着信側のサーバでは、既にBOMセルを受け取
り、COMセルに続くEOMセルの着信を待っている状態とな
っている。
ところが、前述のようにエラーを生じたCOMセル以降
のメッセージに該当するセルは発信側からは送信されな
いため、着信側のサーバでは、EOMセルの着信待ちの状
態のままとなっており、自身が記憶したMIDの解放がで
きない状態となってしまう。このため、当該MIDがロッ
クされて他の処理が行えずに障害復旧が困難な状態とな
ってしまうことになる。
第8の発明の目的は、発信側でエラーを検出した場合
に、着信側のサーバにおいて当該MIDを解放することの
できる技術を提供することにある。
第8の発明によれば、発信側のサーバ43aのエラー判
定部44において、前記メッセージを分割した途中のCOM
セルでデータ障害を検出した場合、この障害を着信側サ
ーバ43bに通知する。
この通知の手段としては、例えばATM交換機同士の転
送路とは異なる別線(エラー通知回線)による障害情報
通知用の通信回線を設けて障害通知情報を送信すること
ができる。
また、発信側のサーバ43aにおいて、エラーを検出し
た際に、当該MIDにおける擬似的なEOMセルを生成し、こ
れを転送路に送出してもよい。
さらに、発信側でエラーを検出した場合に、このエラ
ーとは異なるエラーセルを擬似的に生成し、転送路に送
出し、着信側のサーバ43bのエラー判定部44でエラーを
検出させるようにしてもよい。
さらに、発信側でエラーを検出した場合に、COMセル
内のエラー発生情報を格納して転送路に送出してもよ
い。
このように各種の通知手段により、着信側のサーバ43
bはエラーの発生を認識することができるため、確保し
ていたMIDを開放して、後続の処理を継続することがで
きる。
第12図は第9の発明の原理ブロック図である。同図に
おいてコネクションレス情報セル化/復元化手段30、お
よびATM網32の作用は第1の発明の原理を示す第6図に
おけると同様である。ルーティング制御手段45も第1の
発明におけると同様に例えばサーバであり、セルのルー
ティングを制御するが、第1の発明と異なり、その内部
にコネクションレス情報としてのメッセージが複数のセ
ルに分割された時にその先頭セルの到着時にメッセージ
ヘッダに対するエラーを検出し、例えばその先頭セル以
降の同一メッセージが分割されたセルを廃棄するエラー
処理部46を備えている。
第9の発明においては、ルーティング制御手段45の内
部でエラー処理部の後段に、セルのルーティングを制御
するルーティング部が設けられる。このルーティング部
は第1の発明におけると同様に先頭セル、すなわちBOM
がセグメントタイプとして付加されたセルに対するルー
ティング情報を検索し、そのルーティング情報をメッセ
ージ識別子MIDに対応させて一時記憶し、後続のセル、
すなわちCOMまたはEOMが付加されたセルに対してはMID
の値によってルーティング情報を検索するが、エラー処
理部46によって先頭セルにエラーが検出された時にはMI
Dに対するルーティング情報の記憶を行わないことによ
り、すなわちそのような対応テーブルを作らないことに
よって、COMまたはEOMが付加されたセルは廃棄されるこ
とになる。
第13図は第10の発明の原理ブロック図である。一般に
LAN情報等のコネクションレス情報は宛先の混み具合を
判断せずに送出されるため、受信側が混んだ状態の場合
には、ATM網を介して到着したセルのトラヒックをさば
ききれずに、受信側のバッファがオーバフローしてしま
う可能性がある。第10の発明は受信側の混雑状態、すな
わち輻輳状態によるバッファのオーバフローを事前に回
避するため、受信側の輻輳状態をATM網を隔てて地域的
に離れた送信側に通知し、送信側のトラヒック送出を抑
制することを目的とするものである。
第13図において、受信側のバッファ容量監視手段47は
コネクションレス情報セルの受信用のバッファ容量を監
視し、例えばバッファ容量の3/4を越えた時に、輻輳状
態としてアラーム信号を出力する。輻輳状態通知手段48
は、例えば周期的に輻輳状態通知のための状態通知セル
を発生する周期セル作成部と、コネクションレス情報セ
ルに通知情報をマークする状態通知マーク部とからな
り、バッファ容量監視手段47からのアラーム信号を受け
取って送信側に輻輳状態を通知する。
送信側のトラヒック送出制御手段49は受信側からの輻
輳状態通知に応じてセルの送出を抑制するものであり、
例えば輻輳状態通知に応じて送信制御信号として衝突信
号を送信側のバスに送出する送信制御信号作成部と、バ
ス上の情報をスキャンし、衝突信号を検出した時セルの
送出を抑制するキャリアセンス・マルチプルアクセス・
ウィズコリージョンディテクション(CSMA/CD)プロト
コル処理部とから構成される。
第13図において、受信側のバッファの容量が、例えば
3/4を越えると、バッファ容量監視手段47からアラーム
が輻輳状態通知手段48に送られる。輻輳状態通知手段48
は、前述のように例えば周期セル作成部と状態通知マー
ク部とから構成され、受信側に対して伝送すべきコネク
ションレス情報セルがある場合にはその情報セルに輻輳
状態通知のためのマークがつけられ、情報セルがない時
には周期セル作成部が発生する状態通知セルが輻輳状態
通知に用いられる。この状態通知のために、例えばコネ
クションレス情報セル、または状態通知セルのヘッダの
リザーブ部分が用いられる。
送信側において、受信側からの輻輳状態通知はトラヒ
ック送出制御手段49によって、受け取られる。トラヒッ
ク送出制御手段49は、前述のように、例えば送信制御信
号作成部とCSMA/CDプロトコル処理部とから構成され、
輻輳状態の通知に応じて衝突信号が送信側のバスに送出
され、その衝突信号がCSMA/CDプロトコル処理部により
検出され、セルの送出が抑制される。
以上のように、第10の発明によれば受信側の輻輳状態
が送信側に通知され、送信側からのセル送出が抑制され
る。
図面の簡単な説明 第1図はメッセージ転送方式の従来例を説明する図、 第2図はLAN内の通信方式の説明図、 第3図は呼設定を利用する従来のLAN間通信の説明
図、 第4図は従来のATMセル誤り処理システムの構成概念
図、 第5図はエラー処理部の具体的構成例を示すブロック
図、 第6図は第1(第2、第5)の発明の原理ブロック
図、 第7図は第3の発明の原理ブロック図、 第8図は第4の発明の原理ブロック図、 第9図は第6の発明の原理ブロック図、 第10図は第7の発明の原理ブロック図、 第11図は第8の発明の原理ブロック図、 第12図は第9の発明の原理ブロック図、 第13図は第10の発明の原理ブロック図、 第14図は本発明におけるコネクションレス通信方式の
基本構成ブロック図、 第15図は第1の発明におけるコネクションレス通信シ
ステムの全体構成を示すブロック図、 第16図はコネクションレス通信用セルのフォーマット
実施例を示す図、 第17図は第16図のセルフォーマットにおけるATMヘッ
ダフィールドの内容を示す図、 第18図は第16図のセルフォーマットにおけるアダプテ
ーションフィールドの内容を示す図、 第19図はセグメントタイプの実施例を示す図、 第20図はLANメッセージのATMセルへの分割の実施例を
示す図、 第21図は第1の発明における制御系(呼処理部)を含
む通信システムの構成を示すブロック図、 第22図はLANデータセル変換部の構成を示すブロック
図、 第23図はLANデータ、メッセージ、およびセルの間の
変換を説明する図、 第24図はLANデータセル変換部の詳細構成を示すブロ
ック図、 第25図はサーバの実施例の構成を示すブロック図、 第26図は第25図のコネクションレスサーバ固有機能部
の実施例の構成を示すブロック図、 第27図は発側サーバと着側サーバとを分離した通信シ
ステムの実施例の構成を示すブロック図、 第28図はサーバをリモート交換機に設置した通信シス
テムの実施例の構成を示すブロック図、 第29図は第28図における必要帯域の削減効果の説明
図、 第30図はサーバをセントラルオフィス交換機に設置し
た通信システムの実施例の構成を示すブロック図、 第31図は第30図におけるセル化部の位置変化への対応
の説明図、 第32図はサーバ間の接続方式の実施例を示す図、 第33図はサーバ間接続方式の他の例を示す図、 第34図は第2の発明におけるルーティング部の実施例
の構成を示すブロック図、 第35図は第2の発明におけるルーティング部の他の一
実施例の構成を示すブロック図、 第36図は第35図の蓄積部およびルーティング情報書換
部の詳細構成を示すブロック図、 第37図は第36図の動作説明のための詳細構成ブロック
図、 第38図は第3の発明におけるサーバとATM網の設置の
実施例を示す図、 第39図は第4の発明の実施例の構成を示すブロック
図、 第40図は複写部の詳細構成を示すブロック図、 第41図は廃棄部の詳細構成を示すブロック図、 第42図は第5の発明における実施例の構成を示すブロ
ック図、 第43図は第5の発明において受信側のVCIを同一とす
る実施例を示す図、 第44図は第6の発明のコネクションレス通信方式の実
施例の構成を示すブロック図、 第45図はメッセージ数検出部、閾値比較部およびVCI
追加/削除部の構成を示すブロック図、 第46図は交換機間で任意のVCIを利用できる実施例の
構成を示す図、 第47図はメッセージ送出数制限部の一実施例の構成を
示すブロック図、 第48図はMID取出し部の詳細構成を示すブロック図、 第49図は振分け部の詳細構成を示すブロック図、 第50図は読出し制御部の詳細構成を示すブロック図、 第51図はラッチ消去制御部の詳細構成を示すブロック
図、 第52図はメッセージ送出数制限部の他の実施例の構成
を示すブロック図、 第53図は第8の発明におけるコネクションレス通信シ
ステムの実施例の構成を示すブロック図、 第54図は第8の発明におけるルーティング部の第1の
実施例の構成を示すブロック図、 第55図はルーティング部の第2の実施例の構成を示す
ブロック図、 第56図はルーティング部の第3の実施例の構成を示す
ブロック図、 第57図はルーティング部の第4の実施例の構成を示す
ブロック図、 第58図はエラー処理部の第1の実施例の構成を示すブ
ロック図、 第59図はエラー処理部の第2の実施例の構成を示すブ
ロック図、 第60図は第9の発明におけるサーバの実施例の構成を
示すブロック図、 第61図は第9の発明におけるルーティング部の実施例
の構成を示すブロック図、 第62図はエラー検出部の構成を示すブロック図、 第63図は第62図におけるエラー検出部の動作を示すタ
イムチャート、 第64図はエラー処理部の他の実施例の構成を示すブロ
ック図、 第65図はエラー結果付加部の構成を示すブロック図、 第66図は第64図におけるエラー検出部の動作を示すタ
イムチャート、 第67図はエラーフラグの例を示す図、 第68図は発アドレスクリーニング部の構成を示すブロ
ック図、 第69図は第9の発明におけるサーバの実施例の構成を
示すブロック図、 第70図はフォーマットチェック部とフォーマット作成
部の構成を示すブロック図、 第71図は第10の発明におけるコネクションレス通信シ
ステムの全体構成を示すブロック図、 第72図はプリアンプルの実施例を示す図である。
発明を実施するための最良の形態 第14図は本発明のコネクションレス通信方式を用いる
通信システムの基本構成ブロック図である。同図におい
て、第3図の従来の通信システムと同じ部分には同じ記
号を付してある。
第14図において、コネクションレスデータ、例えばLA
NデータがATMセルに分割されてATM網によって伝送され
る時に、ATM網におけるルーティングを制御するコネク
ションレス(CL)通信サーバ51,52が、例えば送信側お
よび受信側のATM交換機14,15に対してそれぞれ設けられ
る。そして送信側のターミナルアダプタ(TA)13とCLサ
ーバ51、およびCLサーバ52と受信側のTA16との間は、例
えばパーマネントバーチャルチャネル(パーマネントバ
ーチャルサーキットとも言う)53,54によって接続さ
れ、またCLサーバ51,52相互間は例えばバーチャルチャ
ネル(バーチャルサーキットとも言う)55によって接続
される。
第14図において、送信側端末11から送信側LAN12を介
して送信側のTA13にデータ、すなわちメッセージが送ら
れると、そのメッセージに付加されている受信側端末の
マシン(MAC)アドレスが宛先の電話番号に変換された
後に、メッセージがセルに分割される。そしてそのセル
はパーマネントバーチャルチャネル53を介して送信側の
CLサーバ51に転送され、ここで番号解析と出方路の選定
が行われ、ATM交換機14,15を介して受信側のCLサーバ52
に送られる。受信側のCLサーバ52では番号解析によって
受信側を判別し、セルを受信側のTA16にパーマネントバ
ーチャルチャネル54を介して送り、送られたセルはTA16
によって再びLANデータ、すなわちメッセージの形式に
変換され、受信側のLAN17を介して受信側端末18に送ら
れる。これによって、第3図で説明した従来方式に比較
して送信側TA13と受信側TA16との間で呼設定を行うこと
なく、LAN相互間でデータ転送を行うことができる。
第15図は第1の発明におけるコネクションレス通信シ
ステムの全体構成ブロック図である。同図において、LA
Nデータセル変換部61は第6図のコネクションレス情報
セル化/復元化手段30に相当し、コネクションレス情報
としてのLANデータとATMセルとの双方向変換を行う。
サーバ62はルーティング制御手段31aに相当し、ATM網
内の交換機に設置されてセル内のLANデータのアドレス
を解析し、ATM網内のルーティング、および発着信のス
クリーニング、フロー制御等を行う。ATM網63は複数のA
TMスイッチ64を含み、LANデータセル変換部61とサーバ6
2との間を固定パスとしてのパーマネントバーチャルチ
ャネルにより接続し、またサーバ62相互間を固定パスと
してのパーマネントバーチャルチャネル、または半固定
パスとしてのバーチャルチャネルによって接続する。
第15図において、発側LANの端末65内の発端末66からL
ANデータが送られると、発側のLANデータセル変換部61a
によってそのLANデータは、ATM網で取り扱われる固定長
セルに分割される。そしてLANデータ、すなわち1つの
メッセージの先頭のセルには後述するようにセグメント
タイプとしてBOM、途中のセルにはCOM、最後のセルには
EOMが付与され、1つのメッセージが単一のセルのみに
含まれる場合にはSSMが付与される。LANデータの宛先情
報はBOMまたはSSMが付加されたセル内に含まれ、COMま
たはEOMのセルには宛先情報が含まれない。
これらの分割されたセルにATM網63内での交換のため
に必要なATMヘッダが付加されるが、発側のLANデータセ
ル変換部61aではLAN情報の宛先を解析することなく、発
側のサーバ62aまでの固定パスを識別するためのバーチ
ャルチャネル識別子等のみがATMヘッダとして付加され
る。
これにより入力されたLANデータが分割されたコネク
ションレスセルは発側のサーバ62aに達し、後述するサ
ーバ62aによるルーティング制御に基づいてATM網63内を
着側のサーバ62bまで転送され、更に固定パスを介し
て、着側のLANデータセル変換部61bによって固定長のAT
Mセルから再びLANデータに変換され、着側LANの端末67
内の着端末68に転送される。着側LANの複数の端末67はL
AN上で転送されているデータを監視し、着端末68は自己
宛の情報であることを認識してLANデータを取り込む。
第15図ではサーバ62を2個としてコネクションレス通
信方式を説明したが、広範囲なATM網を用いる場合には
複数個のサーバを用いて、LANデータの宛先情報を基に
して2つのサーバ間でのルーティングを繰り返すことに
より、ATM網全体でのルーティングを行うこともでき
る。これによって、1つのサーバで広範囲のルーティン
グを行うよりも1つ当たりのサーバのルーティング範囲
を小さくすることができ、ハードウエア量を削減し、処
理時間を短縮することが可能となる。
第16図は本発明で用いられるATMセルのフォーマット
の実施例である。同図(a)においてATMセルは53バイ
トの固定長であり、そのうち5バイトがATMヘッダ、48
バイトがインフォメーションフィールドとして用いられ
る。同図(b)に示すように、インフォメーションフィ
ールド48バイトは、本発明においてコネクションレスセ
ルをルーティングするためのヘッダ2バイト、コネクシ
ョンレスデータ44バイト、およびコネクションレスデー
タ内の有効情報長が44バイトより短い時にその長さを示
すペイロード長等が格納されるテイラ2バイトから構成
される。
第16図のセルフォーマットにおけるATMヘッダフィー
ルドの内容は第17図に示すように、5バイトのうちまず
最初の4ビットはフロー制御に用いられるGFC、または
仮想パス識別子の拡張、次の8ビットは仮想パス識別
子、次の16ビットは仮想チャネル識別子である。次の2
ビットはセルの種別を示すペイロードタイプ、次の1ビ
ットはリザーブ、次の1ビットは輻輳時のセル廃棄制御
用に用いられるセルロスプライオリティ、最後の8ビッ
トは1ビットエラー検出のためのヘッダエラーチェック
である。
次に第16図(b)に示すインフォメーションフィール
ドの内容としてのセグメントフォーマットにおいて、48
バイトのうち、コネクションレスデータ44バイトを除く
4バイトの2バイトはヘッダ、2バイトはトレイラとし
て用いられる。ヘッダ2バイトの内容は、第18図に示す
ように、コネクションレス情報が複数のセルに分割され
た時そのセルの位置を示すセグメントタイプ2ビット、
分割されたセルに周期的に付与され、セル単位の廃棄を
検出するためのシーケンス番号4ビット、同一メッセー
ジに対して設定されるメッセージ識別子10ビットであ
り、またトレイラ2バイトの内容はコネクションレスデ
ータの有効情報長を示すペイロード長6ビット、エラー
訂正および検出用の巡回冗長検出符号CRC10ビットから
成っている。
第19図はレイヤ3プロトコルデータユニット、すなわ
ちLANデータとしての1つのメッセージが複数のセルに
分割された場合に、そのセルの位置を示すセグメントタ
イプの実施例である。同図においてBOMは先頭のセル、E
OMは最後のセル、COMは途中のセルを示し、またSSMは1
つのメッセージが単一のセルのみに含まれていることを
示し、それぞれに2ビットのセグメントタイプが割り付
けられている。
第20図はLANからのLANメッセージのATM固定長セルへ
の分割の実施例である。同図においてLANメッセージは
宛先端末が接続されているLANのアドレスおよびメッセ
ージ情報から構成され、このLANメッセージは後述する
ルーティングアドレス付加回路によってルーティングア
ドレスが付加された形式に変換され、その後に複数の固
定長セルに分割される。
第20図では簡単のためにセグメントタイプST、メッセ
ージ識別子MID、および情報フィールドだけがセルの内
容として示されている。メッセージから分割された先頭
のセルにSTとしてBOM(ビギニングオブメッセージ)
が、最後のセルにEOM(エンドオブメッセージ)が、途
中のセルにはCOM(コンティニュエーションオブメッセ
ージ)が付けられ、メッセージ識別子MIDとしてはLANデ
ータとしてのメッセージを識別するために同一の識別子
が付与される。また、メッセージが1セル長以下のとき
にはSTとしてSSM(シングルセグメントメッセージ)が
そのセルに付与される。さらにルーティングアドレスは
例えば最大48ビット程度であり、STがBOM、およびSSMの
セルの情報フィールドに格納される。
第21図は第1の発明における制御系(呼処理部)を含
む通信システムの構成ブロック図である。同図におい
て、端末70はLANデータセル変換部71(TA)を介してATM
網に接続されており、ATM網はATMスイッチ72、加入者サ
ーバ73、および局間用サーバ74によって構成され、加入
者サーバ73、および局間用サーバ74によるセルのルーテ
ィングは制御系(呼処理部)75によって制御される。
第22図は第21図のLANデータセル変換部71の実施例の
構成ブロック図である。同図において、LANデータセル
変換部71はLANとの間でのデータを送受するLANプロトコ
ル終端部76、LANプロトコル終端部76から入力されるLAN
データにメッセージヘッダ、およびトレーラを付与し、
マシン(MAC)アドレスから電話番号を検索してそれを
付与するメッセージ作成部77、メッセージ作成部77から
出力されるメッセージをセルに分割し、そのセルにヘッ
ダおよびトレーラを付与するセル化部78、ATM網との間
でのセルのフローを制御するフロー制御機構75、ATM網
から受信したセルを合成してメッセージを組み立てるデ
セル化部79、およびデセル化部79の出力からメッセージ
のヘッダ、およびトレーラを除去してLANデータを作成
するLANデータ作成部80から構成されている。
第23図は第22図におけるメッセージ作成部77、セル化
部78、デセル化部79、およびLANデータ作成部80によるL
ANデータ、メッセージおよびセルの間の変換の説明図で
ある。同図のようにLANデータにはデータの宛先を示すM
ACアドレスが付加されており、そのアドレスはメッセー
ジ作成時に宛先電話番号を示すディスティネーションア
ドレス(DA)に変換され、メッセージヘッダおよびトレ
ーラが付加される。またセル分割されるに際して、ヘッ
ダおよびトレーラが付加され、またセグメントタイプと
して前述のBOM,COM、またはEOMが付加され、更にセルヘ
ッダが付与される。
第24図はLANデータセル変換部71の詳細構成ブロック
図である。同図において、LANプロトコル終端部76はLAN
から送られたメッセージを、ATM網内で宛先区分が容易
なネットワーク層のプロトコルデータユニット(N−PD
U)まで終端する。
LANアドレス検出回路81はプロトコルデータユニット
形式のメッセージから宛先端末が収容されているLANの
アドレス、すなわちLANアドレスを検出し、それをアド
レス変換テーブル82に出力すると共にメッセージをルー
ティングアドレス付加回路83に出力する。アドレス変換
テーブル82はLANアドレスに対して中継網内で固有のル
ーティングアドレス(着側の電話番号に相当)をルーテ
ィングアドレス付加回路83に出力し、ルーティングアド
レス付加回路83はLANアドレス検出回路81から送られる
メッセージにルーティングアドレスを付加し、セルフォ
ーマットを変換回路84に出力する。
セルフォーマット変換回路84はルーティングアドレス
付加回路83から送られるプロトコルデータユニット形式
のメッセージを固定長のATMセルに分割し、スイッチヘ
ッダ付加回路85は分割されたセルに第15図でLANデータ
セル変換部61aからATMスイッチ64を経由してサーバ62a
までのPVCを識別するためのスイッチヘッダ(VPI,VCI)
を付加して、ATMスイッチ64にそのセルを出力する。
第25図はサーバの構成方法の実施例である。同図にお
いて、サーバはコネクションレスセル伝送部87とコネク
ションレスサーバ固有機能部88とから構成され、コネク
ションレスセル伝送部87はLANによって異なる伝送速
度、フォーマット、メディア等の差を吸収し、LANデー
タを統一されたフォーマットのコネクションレスセルに
変換し、コネクションレスサーバ固有機能部に送ること
によって、様々なLANに対応することができる。コネク
ションレスサーバ固有機能部88はサーバとしての固有機
能、すなわちセルのルーティング制御、発着信のスクリ
ーニング、およびフロー制御等を実行する。
第26図は第25図のコネクションレスサーバ固有機能部
88の実施例の構成ブロック図である。同図において、セ
グメントタイプ分離部90は入力されるコネクションレス
セルからセグメントタイプを分離し、その内容を検出す
る。検出されたセグメントタイプがBOM、またはSSMであ
る場合には、ルーティング情報検索部91がそのセル内に
含まれるLANデータの宛先アドレスを解析し、ATM網内で
のルーティング情報を検索し、その内容をオア回路92を
介してルーティング情報書替部93に出力する。ルーティ
ング情報書替部93はセグメントタイプとしてBOMまたはS
SMが付加れたセルのルーティング情報を、ルーティング
情報検索部91から送られた内容に書替えてATM網側へ再
び出力する。
BOMまたはSSMが付加されたセルに対して検索されたル
ーティング情報は、そのセルに付加されているメッセー
ジ識別子MIDと共にルーティング情報検索部91からMID/
ルーティング情報一時記憶部94に出力され、その内容は
一時記憶される。そしてセグメントタイプがCOMまたはE
OMが付加さたセルが入力されると、MID/ルーティング情
報一時記憶部94内に一時記憶されているメッセージ識別
子MIDを基にしてルーティング情報が検索され、その情
報はオア回路92を介してルーティング情報書替部93に与
えられ、セルのルーティング情報が書替えられて出力さ
れる。
またEOMまたはSSMがセグメントタイプとして付加され
たセルが入力された時には、そのメッセージのセルのル
ーティングは終了することになるので、MID消去部95に
よってMID/ルーティング情報一時記憶部94に消去信号が
出力され、記憶されているメッセージ識別子MIDとルー
ティング情報は消去される。なお、SSMが付加されてい
るセルの入力時にルーティング情報を一時記憶する必要
はないが、ここでは別ルートを用いずにBOMのセルと処
理を共通にしている。
第27図は発側サーバと着側サーバとを分離した通信シ
ステムの実施例の構成ブロック図である。同図において
発LAN側には発側サーバ96、着LAN側には着側サーバ97が
設けられ、発側サーバ96と着側サーバ97とは発着サーバ
間をコネクションオリエンテッドに接続するネットワー
ク、例えばATM網98を介して固定、または半固定パスに
よって接続される。そして発側サーバ96および着側サー
バ97は、保守用端末99が接続された交換機呼処理部100
によって制御インタフェース101,102を介して制御され
る。
第27図において発側サーバ96と着側サーバ97との間の
パスの接続は、例えば音声トランク等の他の装置と同じ
ように呼処理装置から制御することができる。従って当
然のことながらサーバ間のパス設定フェーズは必要であ
る。このパス設定方法としては、例えば交換機の電源立
ち上げ時に自動的にパスを設定する固定パス設定、また
は加入時に保守用端末99からのリモート操作によりパス
を設定する半固定パス設定の2つが考えられる。
第28図はサーバをリモート交換機に設置した通信シス
テムの実施例の構成ブロック図である。同図において、
コネクションレスサーバ105はRE(リモートエクスチェ
ンジ)交換機106に対して、例えば付加モジュールとし
て設置され、RE交換機106相互間はCO(セントラルオフ
ィイスエクスチェンジ)交換機107を介して、例えば半
固定パスによって接続される。
第28図において、RE交換機106は利用率の低い多数の
加入者線を集線してCO交換機107の入力ハイウェイの利
用率を高めることを主な目的として設置されるものであ
り、CO交換機107はRE交換機106によって利用率が高めら
れた入力ハイウェイ間の交換を行うものである。RE交換
機106に設置されたコネクションレスサーバ105は、発LA
N側のセル化部108から固定バスを介して入力されるコネ
クションレスセルを統計多重する機能を有し、このため
RE交換機106相互間の半固定パスの必要帯域を削減する
ことが可能となる。
第29図は第28図、すなわちサーバをリモート交換機10
6に設置した通信システムにおけるRE交換機106相互間の
半固定パスの必要帯域の削減効果を説明する図である。
同図において、加入者AおよびBからの加入者線情報は
それぞれセル化部108からの固定パスを介してRE交換機1
06に入力され、RE交換機106に設置されたコネクション
レスサーバ105によって統計多重されるために、サーバ
間情報、すなわちRE交換機106相互間の必要帯域幅は2
つの加入者線情報に対する帯域幅の和より小さくなる。
第30図はサーバをセントラルオフィイス交換機に設置
した通信システムの実施例の構成ブロック図である。同
図において、コネクションレスサーバ105はCO交換機107
の付加モジュールとして設置されている。このようにCO
交換機107にコネクションレスサーバ105を設置すれば、
第15図におけるLANデータセル変換部61aの物理的な位置
が変わっても、RE交換機106とCO交換機107との交換機内
のスイッチの接続を変更することのみによってサーバ10
5の物理的位置を変えることなく対応することができ
る。
第31図は第30図、すなわちコネクションレスサーバが
CO交換機107に設置された通信システムにおけるLANデー
タセル変換部の位置変換に対する対応の説明図である。
同図において、LANデータセル変換部に相当するセル化
部108の位置が変更されると、点線で示されているRE交
換機106とCO交換機107との間の固定パスを実線のように
張り直すだけで対応することができる。
第32図は第1の発明におけるサーバ間の接続方式の実
施例である。同図は、各階層では複数のサーバ、すなわ
ちコネクションレスサービスファンクションCLSFが複数
個ずつグループ化され、グループ内ではメッシュ接続さ
れ、かつ上位階層の中継用CLSFに接続される階層構造の
サーバ接続方式である。この実施例は3階層の例であ
り、10桁のアドレスX1X2Y1Y2Z1Z2A1A2A3A4のうちでX1X2
Y1Y2Z1Z2の6桁で局番を示すものとする。各階層は2桁
ずつのアドレスに対応するように構成され、各階層のCL
SFはメッセージの着アドレスを上位の桁から解析し、自
グループ以外宛であれば上位の中継用CLSFへメッセージ
をルーティングし、自グループ内宛であれば更に下位の
桁を解析し、相手側のCLSFにメッセージをルーティング
する。
一般に距離の近い局間の通信量は多く、距離が離れる
と少なくなる。そのため互いに距離の近いCLSFをグルー
プ化し、グループ内ではメッシュ接続を行うことによっ
てトラヒックの多いグループ内通信では中継用CLSFを利
用しないことになり、中継用CLSFの負担が小さくなる。
また遠距離通信では上位桁のアドレスを解析するのみで
よくなり、アドレス解析量を小さくすることができ、第
33図のようにメッシュ接続、またはツリー接続のみを用
いる場合に比較して有利となる。
なお、第32図では中継用CLSFは常に上位にあるものと
して階層構造を説明したが、例えば最下層の加入者線接
続CLSFの1つを中継兼用として用いることも可能であ
る。
第2の発明においては、前述のようにある1つのLAN
からのコネクションレスデータが複数のLANに対して同
時に送られるが、コネクションレス通信システムの全体
構成ブロック図、セルフォーマット等については第1の
発明におけると同様であるので、その説明を省略する。
サーバの構成も第1の発明に対する第25図と同様であ
るが、コネクションレスサーバ固有機能部、すなわちル
ーティング部110は第1の発明に対する第26図と類似の
構成を持つVCI、MID変換部111に加えて、グループアド
レスコピー部112を含む構成となっている。第34図はVC
I、MID変換部をその中に含まれるテーブルを用いて説明
する図である。同図において、セグメントタイプとして
BOMまたはSSMが付加されたセルが入力されると、そのセ
ルから宛先を示すDAが取り出され、DAと着側を識別する
識別子、着側IDとの対応テーブル112によって着側IDが
検索され、その結果によって着側IDに対するメッセージ
識別子MIDとの対応が設定されたテーブル113から着側ID
とセルに付加される出側のMIDとが、セレクタ114を介し
て付与部115によって入力セルに付与され、グループア
ドレスコピー部に入力される。この時、例えばBOMが付
加されているセルが入力された時には、入力セルに付加
されているバーチャルチャネル識別子VCIおよびメッセ
ージ識別子MIDと、着側IDおよび出側MIDとの関係がテー
ブル116に格納される。
セグメントタイプとしてCOMまたはEOMが付加されセル
が入力されると、テーブル116の内容により着側IDと出
側MIDとが検索され、その内容はセレクタ114を介して付
与部115によって入力されたセルに付与され、セルはグ
ループアドレスコピー部112に出力される。またEOMが付
加されたセルが入力された時には、着側IDと出側MIDと
の対応テーブル113の内容が消去される。
グループアドレスコピー部112では、グループアドレ
スに対応してセルを必要な数だけ複製し、着側IDから着
側方向へのVCIへの変換とそのVCIのセルへの付与が行わ
れ、セルはATM網に出力される。
第35図は第2の発明におけるコネクションレスサーバ
固有機能部(ルーティング部)の他の実施例の構成ブロ
ック図である。同図は第1の発明に対する第26図と類似
しており、同一の部分には同じ符号を付してある。第26
図と異なる点は、例えばLANデータセル変換部から入力
され、旧ルーティング情報を持ったセルを一時格納する
ためのセル蓄積部119を、セグメントタイプ分離部とル
ーティング情報書替え部との間に備えていることであ
る。
第36図は第35図のセル蓄積部およびルーティング情報
書換部の実施例の詳細構成ブロック図である。同図にお
いて、セグメントタイプ分離部90によってセグメントタ
イプが分離されたコネクションレスセルは先入れ先出し
メモリ(FIFO)120に入力される。FIFO120内のコネクシ
ョンレスセルは、後述するタイミング発生部121からの
出力指示信号に応じてセルバッファ122に出力される。
タイミング発生部121はオア回路92から出力される新ル
ーティング情報の入力に応じて、新ルーティング情報付
加部123に、コネクションレスセルに新しいルーティン
グ情報を付加するタイミング信号を出力し、新ルーティ
ング情報付加部123はそのタイミングに応じてオア回路9
2からの新ルーティング情報をセルバッファ122に格納さ
れているコネクションレスセルに付加し、第15図のATM
スイッチ64に再び入力させる。
前述のように、コネクションレス情報を複数の宛先に
分配する場合には、新しいルーティング情報の複数の値
に応じてコネクションレスセルを出力する必要がある
が、タイミング発生部121は新しいルーティング情報が
オア回路92から与えられる度に新ルーティング情報付加
部123にタイミング信号を出力し、その度にセルバッフ
ァ122内に格納されているコネクションレスセルに新し
いルーティング情報が付加されて出力される。オア回路
92から分配すべき宛先に対する新しいルーティング情報
が全て出力されると、例えば最後の新しいルーティング
情報に付加されているエンドマークがタイミング発生部
121によって検出され、その時点でFIFO120に対して出力
指示信号が与えられ、新しいコネクションレスセルがセ
ルバッファ122に出力される。
第37図は第36図のセル蓄積部、およびルーティング情
報書替え部の動作説明のための詳細構成ブロック図であ
る。同図において、第35図のオア回路92からの新しいル
ーティング情報VCIとグループアドレスに対応する複数
のVCIの最後を示すエンドマークが、それぞれタイミン
グ発生部123内の2つのFIFO123b,123cに入力される。タ
イミング発生部123内のVCI位置指示タイミング発生部12
3aによって、セルのVCIの位置で新ルーティング情報付
加部122を構成するセレクタ122aに対して書き替え指
示、FIFO123bに対して読み出し指示が出され、セレクタ
122aはセルバッファ121からセルを複写し、セルに格納
されている古いVCIの値が新しい値に書き替えられる。F
IFO123cによってエンドマークが検出されると、出力指
示がFIFO120に与えられる。FIFO120は次のセルをセルバ
ッファ121に出力し、セルバッファ121の内容が更新され
る。
第38図は第3の発明におけるサーバの配置の実施例で
ある。同図においては簡単のためにサーバとATM網のみ
が示され、第15図におけるLANデータセル変換部および
各端末は省略されている。
第38図において、例えばサーバ125から他のサーバ126
および127に対して分配すべきコネクションレス情報が
ある場合には、そのコネクションレス情報が分割された
コネクションレスセルがATM網128を介して複製用サーバ
129にバーチャルチャネル識別子のバーチャルチャネ
ルを介して転送され、複製用サーバ129によってそのセ
ルが複写され、VCIおよびのそれぞれのバーチャル
チャネルを介してサーバ126と127に分配される。
第38図において、複製用サーバ129の構成は前述の第3
5図および第36図と同一であり、また他のサーバ125,126
および127の構成は、例えば第35図においてセル蓄積部1
19を含まないものである。そしてコネクションレス情報
の宛先が単一である場合には、図示しないバーチャルチ
ャネルを用いて、例えばサーバ125から126に直接にコネ
クションレスセルが転送される。
第39図は第4の発明の実施例の構成ブロック図であ
る。同図において、各サーバ131,132および133はグルー
プアドレスを持ち、複数の宛先に分配されるべきコネク
ションレスセル専用の入・出力端子を備えており、例え
ばサーバ131の出力端子はサーバ132の入力端子にATM網1
34によって接続され、全体的にリング状のバーチャルチ
ャネルが形成される。なお、各サーバ相互間で単一宛先
を持つセル転送用のバーチャルチャネルは別に存在する
ものとする。
各サーバ内の多重部135は加入者(LAN側)からのグル
ープアドレスを持つコネクションレスセルを多重してリ
ング状のバーチャルチャネルに出力する。一方入力端子
から入力されるセルのうち、自サーバ配下の加入者宛の
セルは複写部136によって複製され、その加入者宛に出
力される。さらに入力セルのうちで、自サーバから出力
されたものがあるときには、そのセルは既にリングを一
周したことになるので、廃棄部137によって廃棄され
る。
第40図は第39図における複写部136の詳細構成ブロッ
ク図である。同図において、サーバの複数宛先用コネク
ションレスセル専用入力端子から入力されるセルに対し
て、まずセグメントタイプ分離部140によってセグメン
トタイプが分離される。そしてBOM、またはSSMが付加さ
れたセルに対しては、着アドレスとMID分離部141により
着アドレスとMIDとが分離され、着アドレスは比較器142
によってサーバ配下加入者所属グループアドレステーブ
ル143の格納内容と比較され、一致した時にはオア回路1
44に対して一致検出信号が出力されると共に、MID一時
記憶部145に対して着アドレスとMID分離部141によって
分離されたMIDの記憶が指示される。
COM、またはEOMが付加されたセルが入力されると、そ
のセルに付加されているMIDがMID分離部146によって分
離され、その結果が比較器147によってMID一時記憶部14
5に記憶されているMIDと比較され、一致した時には一致
検出を示す信号がオア回路144に出力される。またEOM、
またはSSMが付加されたセルが入力されると、MID分離部
148によってMID一時記憶部145に対して消去指示信号が
出力される。
比較器142、または147からオア回路144に一致検出信
号が出力された時には、そのセルを加入者側に送るため
に通過指示信号がオア回路144からゲート回路149に送ら
れ、セグメントタイプ分離部140から出力されるセルは
加入者側に送られると共に、そのセルは第39図の廃棄部
137にも送られる。
第41図は第39図の廃棄部137の詳細構成ブロック図で
ある。同図は第40図の複写部の構成と類似しており、異
なる点のみを説明する。同図において、第39図の複写部
136から入力されたセルはセグメントタイプ分離部140に
よってセグメントタイプが分離されるが、BOMまたはSSM
が付加されたセルに対して送出元アドレスとMID分離部1
50により送出元アドレスとMIDとが分離され、送出元ア
ドレスはサーバ配下加入者アドレステーブル151の内容
と比較器142によって比較され、一致が検出された時に
は送出元がそのサーバ配下の加入者であり、そのセルは
リング状のバーチャルチャネルを一周したことになるの
で、オア回路144から廃棄指示信号がセル廃棄部152に与
えられ、セルが廃棄される。廃棄されないセルは多重部
135に出力される。その他の部分の動作は第40図におけ
ると同様である。
第42図は第5の発明における実施例の構成ブロック図
である。同図においては、ATM網156は送信側から受信側
への1対1の交換を行うだけでなく、1対N(≧2)の
バーチャルチャネルを設定できるものである。例えば、
サーバ157がコネクションレスセル内の宛先アドレスを
解析し、そのアドレスが個別であり、かつサーバ158に
向けるべきものの場合には、そのセルのヘッダのVCIを
1としてATM網156に送出する。サーバ159向けの場合に
はVCIを2とする。2つのサーバ158および159に分配す
べきグループアドレスの場合には、VCIを3とすること
によりATM網156内でセルの複製が行われ、サーバ158,15
9にセル転送が行われる。ここで、例えばサーバ158にお
いてはサーバ157からの個別アドレスによるセルとグル
ープアドレスによるセルとはVCIの値が異なり、別々の
メッセージとして識別可能である。また、ATM網内での
セル複製方法はATM網の通話路構成法に依存する。
第43図は、第5の発明において受信側のVCIを同一と
する実施例である。第42図におけると同様に、例えばサ
ーバ157からVCIが付加されてセルの転送が行われるが、
サーバ158および159においては個別アドレスによるセル
とグループアドレスによるセルとに同一のVCIが付加さ
れている。
ここで各セルは前述のようにメッセージを区別するた
めのメッセージ識別子MIDを持っているが、このメッセ
ージ識別子をグループアドレス用と個別アドレス用とに
分けておくことによって、例えばサーバ158ではサーバ1
57からのセルを個別アドレスによるセルとグループアド
レスによるセルとに識別することが可能となる。
メッセージ数に応じてコネクションレス通信サーバ間
のバーチャルチャネルの数を可変とする第6の発明に対
する通信システムの全体構成、セルフォーマット等は例
えば第1の発明におけると同様であり、その説明を省略
する。
第44図は第6の発明のコネクションレス通信方式の実
施例の構成ブロック図である。同図において、コネクシ
ョンレス通信サーバ161はそれぞれATM交換機162を介し
てATM網内でバーチャルチャネルにより接続されてい
る。各ATM交換機162に対しては交換機制御部163が設け
られている。
コネクションレス通信サーバ161の間で同時に転送さ
れているメッセージ数を検出するメッセージ数検出部16
4、その検出結果を閾値と比較する閾値比較部165を備え
ており、また交換機制御部163は交換機162に対してバー
チャルチャネルの設定または解放を行わせるためのVCI
追加/削除部166を備えている。
第45図はコネクションレス通信サーバ161内のメッセ
ージ数検出部164、閾値比較部165、および交換機制御部
163内のVCI追加/削除部166の構成ブロック図である。
同図において、メッセージ数検出部164はセグメントタ
イプとしてBOMが付加されたセルの到着時にそれを検出
するメッセージ開始検出部164a、EOMが付加されたセル
の到着時にそれを検出するメッセージ終了検出部164b、
およびメッセージ開始検出部164aの検出時に歩進され、
またメッセージ終了検出部164bの検出時に‘1'だけ減算
されるメッセージ数カウンタ164cから成っている。
閾値比較部165は新たなバーチャルチャネルを設定す
るための閾値である設定閾値165a、すでに張られている
バーチャルチャネルを解放する閾値としての解放閾値16
5bを記憶しており、メッセージ数カウンタ164cの出力す
るメッセージ数をこれらの閾値とそれぞれ比較するため
の2つの比較器165c,165dを備えている。そして比較器1
65cはメッセージ数カウンタ164cの出力が設定閾値165a
を越えた時にバーチャルチャネルの設定要求を交換機制
御部163に出力し、また比較器165dはメッセージ数カウ
ンタ164cの出力が解放閾値165bより小さくなった時にバ
ーチャルチャネルの解放要求を交換機制御部163に出力
する。
VCI追加/削除部166は閾値比較部165内の比較器165c
からのバーチャルチャネル設定要求に対応してVCIの追
加を交換機に指示するVCI追加指示部166aおよび比較器1
65dからの解放要求に応じてバーチャルチャネルの解放
を指示するVCI解放指示部166bから構成されている。
なおここで設定閾値165aと解放閾値165bは異なるもの
として、すなわち設定閾値165aは解放閾値165bより一般
的に大きいものとして与えられるが、これは実際にバー
チャルチャネルの設定または解放には時間がかかるため
であり、例えばメッセージ数検出部164および閾値比較
部165をハードウエアにより実現する場合にはバーチャ
ルチャネル数の増減を高速に行うことができ、これら2
つの閾値を同一に設定することも当然可能である。
第46図(a)は交換機間で任意のバーチャルチャネル
識別子(VCI)を利用可能とする実施例の構成ブロック
図である。同図において、送信側のATM交換機168に接続
されたサーバ169内のVCI付加機構170によって新たに設
定されたVCIに対して、VCI変換部171がそのVCIを現在交
換機間で利用されていない任意のVCIに変換することに
より、サーバ間のVCIが可変の場合にも交換機間のVCIが
有効に利用可能となる。
このような場合には、第46図(b)のVCIの領域分割
の実施例に示すように、送信側のVCI付加機構170とVCI
変換部171の間では、第16図のセルフォーマット内のVCI
の格納部を受信側のサーバ個別部と同一のサーバ間に結
合されているバーチャルチャネルの判別用のVCI判別部
とに分けることによって、VCI付加機構170において受信
側のサーバを決定し、現在サーバ間に設定されているバ
ーチャルチャネルの数に関係なくサーバ個別部に特定の
値を付与することが可能となる。
同様に第46図(a)の受信側のATM交換機173内のVCI
変換部176とサーバ174内のVCI判別機構175の間でも、第
46図(c)に示すように、VCIを送信側のサーバ個別部
と同一サーバ間に結合されているバーチャルチャネルを
判別するためのVCI判別部とに分けることによって、受
信側ではサーバ個別部のみを判別することによって送信
側サーバを特定することが可能となる。
また第46図(b),(c)のVCI判別部の内容および
メッセージ識別子としては、新たなメッセージに対して
は現在利用されていないVCIおよびMIDを付与することに
より、MIDの解放および付与と同様の機構でVCIが可変の
場合でも対処可能となる。
受信側のLANに対して送出するメッセージ数を制限す
る第7の発明においては、前述のように受信側のルーテ
ィング制御手段、すなわちサーバの内部にメッセージ送
出数制限部が設けられる。通信システムの全体構成、セ
ルフォーマット等については、例えば第1の発明におけ
ると同様であり、その説明を省略する。
第47図はメッセージ送出数制限部の一実施例の構成ブ
ロック図である。同図において、180はセル単位に分解
されたメッセージに対し、同時に到着しうる全てのメッ
セージ数分の各メッセージ識別子(MID)に対応してセ
ルを保持するセル蓄積部である。この実施例では、MID
が0から1023までの1024個のMIDに相当するセルを蓄積
できるようになっている。
181は同時送出可能メッセージ数分のメッセージ識別
子(MID)を蓄積するMID蓄積FIFOである。同図では#0
から#15までの16個のMIDを蓄積できるようになってい
る。182は前記セル蓄積部180にセルが蓄積されると、MI
D取出し部178によって取り出されたメッセージ識別子
(MID)をMID蓄積FIFO181に振り分ける振分け部、183は
各FIFOを順次走査する読出し制御部である。
184はMID蓄積FIFO181の各MIDデータを保持するラッチ
である。読出し制御部183は、各ラッチ184の出力を順次
走査して取り込み出力する。185はセルデータを受け
て、アドレス部をデコードしてセル蓄積部180の各MIDに
対応するメモリ単位に書き込みイネーブル信号WEを与え
るようになっている。従って、該デコーダ185の出力で
指定されたメモリ単位にWE信号が入り、その時のメッセ
ージデータを書き込むようになっている。
186は読出し制御部183から読み出されたMIDデータを
デコードしてセル蓄積部の特定のメモリ単位にアクセス
してそのメッセージデータを読み出すデコーダである。
このデコーダ186の出力は読出しイネーブル信号REとし
てセル蓄積部180に入る。
このようにして読み出されたメッセージデータは加入
者に送出される。セグメントがEOMのセルが出力された
時、ラッチ消去制御部179の制御によって各ラッチ184は
クリアされる。このように構成された回路の動作を説明
すれば、以下のとおりである。ATM網よりセルが到着す
ると、そのMIDを用いてデコーダ185により指定された番
地のセル蓄積部180にセルデータが蓄積される。一方、
振分け部182は、このMIDを用いて対応するMID蓄積FIFO1
81のFIFOメモリにMIDを蓄積する。
MID蓄積FIFO181から読み出されたMIDはラッチ184にラ
ッチされる。このラッチされたMIDデータを読出し制御
部183がラッチ184を走査することにより読み出す。読み
出されたMIDデータはデコーダ186に与えられる。
デコーダ186は、読出し制御部183からのMIデータをデ
コードして、セル蓄積部180の該当する領域をアクセス
して、対応するMIDのセルが入っている領域から該当す
るセルを読み出す。
読み出されたセルデータは、加入者へ送出される。こ
こで、読み出されたセルデータがEOMである場合には、
ラッチ184がクリアされ、MID蓄積FIFO181の次のMIDが読
み出されてラッチ184にラッチされる。このようにし
て、MID蓄積FIFO181の個数(ここでは16個)により同時
送出メッセージ数を制限することができる。なお、この
同時送出メッセージ数は例えば加入者との契約に基づい
て決定される。
第48図は第47図のセル送出数制限部に入力されたセル
からメッセージ識別子MIDを取り出し、それを振分け部1
82に出力するMID取出し部178の詳細構成ブロック図てあ
る。同図において、アンド回路187によってMID位置タイ
ミング信号の入力時にMIDの値が取り出され、その値は
アンド回路188に出力される。一方、セグメントタイプ
位置タイミング信号がイネーブル端子に与えられる一致
検出回路189によって、入力されたセルのセグメントタ
イプとBOMまたはSSMのビットパターンとが比較され、一
致が検出されると遅延回路190によって第16図において
セル内のセグメントタイプ格納位置からMID格納位置ま
での時間だけ一致検出信号が遅延されてアンド回路188
に出力され、アンド回路188からはメッセージ識別子MID
が出力される。
第49図は第47図における振分け部182の詳細構成ブロ
ック図である。第47図において、MID取出し部178によっ
て取り出されたMIDの値は16個のアンド回路194のそれぞ
れ一方の入力端子に入力されると共に、16進カウンタ19
2のクロック入力端子に与えられる。そして16進カウン
タ192の出力はMIDが入力されるたびにカウントアップさ
れ、その出力がデコーダ193によってデコードされ、デ
コーダ193の出力によってMIDの値が格納されるMID蓄積F
IFOのいずれかに接続されている1つのアンド回路194の
みがMIDの値を出力し、対応するFIFOにMIDの値が書き込
まれる。
第50図は第47図における読出し制御部183の詳細構成
ブロック図である。同図において、16進カウンタ195の
クロック入力端子に1セル分の周期を持つクロックが入
力され、そのクロックにより16進カウンタ195の出力は
カウントアップされ、このカウント値によってセレクタ
196によって16個のラッチ184のうち、いずれの格納内容
が読み出されるかが決定される。
第51図は第47図におけるラッチ消去制御部179の詳細
構成ブロック図である。同図において、セグメントタイ
プ位置タイミング信号がイネーブル端子に入力されてい
る一致検出回路197にはセル蓄積部180から出力されたセ
ルとEOMビットパターンとが入力され、EOMが検出される
と一致信号がアンド回路198の一方の入力端子に入力さ
れる。アンド回路198の他方の入力端子には読出し制御
部183から読み出されたMID蓄積部FIFO181の番号が与え
られ、その番号がアンド回路198からデコーダ199に出力
される。そしてデコーダ199は読み出されたFIFOの番号
に対応するラッチ184に対するクリア信号を出力する。
第52図ではメッセージ送出数制限部の他の実施例を示
すブロック図である。第47図と同一のものは、同一の符
号を付して示す。同図において、200は全てのセルを格
納する1個のセルバッファ、201は該セルバッファ200の
空きアドレスを蓄積する空きアドレスFIFO、202はメッ
セージ数分の各MIDに対応してセルバッファ200内のセル
格納アドレスを蓄積するアドレス蓄積FIFOで、該アドレ
ス蓄積FIFO202のMIDの数は1024個である。
アドレス蓄積FIFO202には、デコーダ185から書込みイ
ネーブル信号WEが与えられる。一方、該アドレス蓄積FI
FO202には、デコーダ186から読出しイネーブル信号REが
与えられている。その他の構成は、第47図と同一であ
る。このように構成された回路の動作を説明すれば、以
下のとおりである。
セルが到着すると、空きアドレスFIFO201より空きア
ドレスを取り出し、該セルをこの空きアドレスに対応す
るアドレス領域のセルバッファ200に蓄積する。それと
同時に、このアドレスをMIDに対応するアドレス蓄積FIF
O202に蓄積する。一方、振分け部182は、このMIDを用い
て対応するMID蓄積部FIFO181のFIFOのメモリにMIDを蓄
積する。
MID蓄積FIFO181から読み出されたMIDはラッチ184にラ
ッチされる。このラッチされたMIDデータを読出し制御
部183がラッチ184を走査することにより読み出す。読み
出されたMIDデータはデコーダ186に与えられる。デコー
ダ186は、読出し制御部183からのMIDデータをデコード
して、アドレス蓄積FIFO202をアクセスし、そのMIDが付
加されているセルが、入っているセルバッファ200のア
ドレスを読み出す。
アドレス蓄積FIFO202から読み出されたセルバッファ
のアドレスは空きアドレスFIFO201に入ると共に、該当
するアドレスのメッセージデータがセルバッファ200か
ら読み出され、加入者に送出される。第52図の実施例に
よれば、セルを保持するバッファの容量を小さくするこ
とができ、更にこのようにして、MID蓄積FIFO181の個数
(ここでは16個)により同時送出メッセージ数を制限す
ることができる。
ルーティング制御手段、すなわちコネクションレス通
信サーバの内部にセルエラーを検出するためのエラー判
定部を備える第8の発明における通信システムの実施例
構成ブロック図を第53図に示す。同図において、LANデ
ータセル変換部等は省略されているが、送信側、受信側
のサーバ205a、205bの内部にそれぞれエラー判定部206
a、206bを備えている点に特徴がある。
第54図は第8の発明におけるコネクションレスサーバ
固有機能部、すなわちルーティング部の第1の実施例で
ある。同図において、第1の発明に対する第26図と同一
の部分については説明を省略する。
同図において、エラー判定部206は、コネクションレ
スセル(ATMセル)におけるデータエラーを検出する機
能を有している。このエラーは、例えばATMセルのCRCビ
ットを監視することにより検出可能である。
このエラー判定部206においてエラーが検出された場
合には、エラー通知部210に通知される。エラー通知部2
10は、コネクションレスセルの転送路207とは別のエラ
ー通知回線208によって着信側のサーバ205bのエラー判
定部206bと接続されている。
このような構成において、発信側のサーバ205aにおい
て、COMセル内のデータ障害等のエラーが検出された場
合には、そのエラー情報が発信側サーバ205aのエラー通
知部210に通知される。そしてエラー判定部206aは、こ
のCOMセルに続く残りのセルの送信を停止する。またエ
ラー判定部206aはMID消去部95に指示して、MID/ルーテ
ィング情報一時記憶部94内のMIDを消去する。
また、発信側のサーバ205aのエラー通知部210は、エ
ラー通知回線208を通じて着信側のサーバ205b(図示は
省略するが第54図と同様の構成となっている)にエラー
を通知する。着信側のサーバ205bにおいて、エラー通知
を受領するとそのエラー判定部206bは自身の側のMID消
去部95に指示して、MID/ルーティング情報一時記憶部94
内のMIDを消去する。
このように、本実施例では、発信側のサーバ205aがCO
Mセルのエラーを検出した場合に、このエラー発生情報
がエラー通知回線208を通じて着信側のサーバ205bに通
知され、該着信側のMID消去部95に指示してそれまで確
保していたMIDを消去し、該MIDを解放する。
以上のように、発信側でCOMセルにエラーが発生した
場合、着信側でもエラーを認識してこれに対応するMID
を解放できるため、着信側サーバ205bは引き続き後続の
処理を実行できる。
第55図は、第8の発明におけるコネクションレスサー
バ固有機能部の第2の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
同図において、先に説明した第54図と同一の符号が付
与されている箇所は同一の機能を有しているためここで
は説明を省略する。
第55図において、疑似EOMセル生成部211を有してい
る。
同図において、発信側のサーバ205aにおいて、そのエ
ラー判定部206aにおいてCOMセルのエラーが検出される
と、MID消去部95によってMIDが消去され、疑似EOMセル
生成部211において疑似EOMセルが生成される。この疑似
EOMセルは、転送路207を通じて受信側のサーバ205bに送
出される。
第55図と同様の機構を備えた着信側のサーバ205bで
は、この疑似EOMセルを受け取ると、セグメントタイプ
分離部90で分離された疑似EOMセルはMID消去部95に送ら
れ、当該MIDが消去される。ここで疑似EOMセルは例えば
リザーブビットにある特定の値(例えば1)を格納する
ことにより疑似EOMセルと認識される。
このように、本実施例では発信側で生成された疑似EO
Mセルによって着信側のMIDが解放される。従って、本実
施例では第1の実施例が必要としていたエラー通知回線
208等も不要である。
第56図は、コネクションレスサーバ固有機能部の第3
の実施例の構成を示すブロック図である。
第3の実施例では、同図に示すように疑似エラーセル
生成部212を有している。この疑似エラーセル生成部212
は、発信側サーバ205aのエラー判定部206aにおいてCOM
セル中にエラーが検出された場合にCOMセルの形式の疑
似エラーセルを生成して転送路207に送出する。
この疑似エラーセルは、COMセルの形式で、かつCRCビ
ットに作為的に誤データを登録したようなものであり、
受信側で容易にエラーと判定できるものが好ましい。
着信側のサーバ205bでは、疑似エラーセルが到着する
と、まずエラー判定部206bでこのエラーの存在を検出す
ることになる。そして、自身のMID消去部95を通じてMID
を消去・解放する。
このように、第3の実施例では発信側のサーバ205aの
エラー判定部206aでCOMセルのエラーを検出した場合に
は、これを疑似エラーセルに置き換えて送出する。
そして、着信側のサーバ205bでは、疑似エラーセルの
解析によりエラーを検出して、自身が確保していたMID
を解放する。
第57図は、コネクションレスサーバ固有機能部の第4
の実施例の主要構成を示すブロック図である。
第4の実施例では、同図に示すようにエラー判定部20
6とともに、エラー判定部206からのエラー情報をCOMセ
ルに格納するCOMセル編集部213を有している。
発信側のエラー判定部206aにおいて、COMセルのエラ
ーが検出されると、当該発信側ではエラーの生じたCOM
セルを破棄するとともに、当該エラー情報を格納した新
たなCOMセルを前記COMセル編集部213で生成する。このC
OMセルは例えばリザーブビット、またはMID格納行きの
特定ビットにフラグを立てることで認識される。
そしてCOMセル編集部213で生成されたCOMセルが転送
路207に送出される。
エラー情報を格納したCOMセルを受信した受信側のエ
ラー判定部206bでは、このCOMセルの内容を解析した
後、自身のMID消去部95に通知する。そして、MID/ルー
ティング情報一時記憶部94に通知して着信側で確保して
いたMIDを解放する。
第4の実施例が第3の実施例と異なる点は、第3の実
施例が疑似エラーセルを生成して転送路207に送出する
のに対して、第4の実施例は当該エラー情報をCOMセル
に格納して転送路207に送出している。
従って、受信側のサーバ205bではこのCOMセルを解析
することによってエラー情報を確認し、確保していたMI
Dを解放する。
サーバ内にエラー処理部を備えた第9の発明について
は、他の発明と異なる点としてエラー処理部の構成とそ
の作用を中心として説明する。
第58図は第9の発明におけるエラー処理部の第1の実
施例の構成ブロック図である。同図において、エラー処
理部は直列に接続された2つのセルエラー検出部215、
セグメントタイプ識別部216、セグメントタイプ識別部2
16の識別結果によってセグメントタイプとしてBOMまた
はSSMが付加されたセルからメッセージレベルのヘッダ
エラーを検出する2個のヘッダエラー検出部217、セル
エラーまたはヘッダエラーが検出されたセルを廃棄する
セル廃棄部218から構成されている。ここでセルエラー
検出部およびヘッダエラー検出部がそれぞれ2個設けら
れているが、これは例えば2つの項目のセルエラーをそ
れぞれ検出するためのものであり、これらの数はそれぞ
れ2個と限定されるわけではない。
第59図はエラー処理部の第2の実施例の構成ブロック
図である。同図を第1の実施例を示す第58図と比較する
と、セルエラーまたはヘッダエラーが検出されたセルを
廃棄するセル廃棄部218の代わりにルーティング部が設
けられている点のみが異なっている。この第2の実施例
では、例えばセルエラーまたはヘッダエラーが検出され
ると、その検出結果はセルのルーティングを制御するサ
ーバ内のルーティング部(コネクションレスサーバ固有
機能部)に送られ、ルーティング部内で入力セルに付加
されているVCIとMIDに対するセル出力時のVCIとMIDとの
対応テーブル、すなわち第34図で説明したテーブル116
を作らないことにより、先頭セル、すなわちBOMのセル
にエラーがある場合には、そのセルと同一のメッセージ
識別子MIDを持つ全てのセルが廃棄されることになる。
第60図は第9の発明におけるサーバの実施例の構成ブ
ロック図である。同図において、サーバ220はデータの
発側としてLANデータセル変換部から入力されるセルに
対するエラー処理部221a、およびルーティング部222a
と、データの着側としてATM網、すなわち他のサーバか
ら入力されるセルに対するエラー処理部221b、ルーティ
ング部222b、およびメッセージ送出数制限部223から構
成され、メッセージ送出数制限部223の出力するセルは
受信側のLANデータセル変換部に出力される。なお、メ
ッセージ送出数制限部223は第7の発明として説明した
受信側のサーバにおけるメッセージ数の送出を制限する
ものである。
第61図は第9の発明におけるルーティング部の実施例
の構成ブロック図である。同図は第1の発明におけるル
ーティング部の構成を示す第26図と類似しているが、例
えば第59図においてエラー処理部からBOMが付加された
セルに対してエラー検出信号が入力された時には同一の
MIDを持つセルに対する新しいルーティング情報が得ら
れないことになり、そのようなセルを廃棄するセル廃棄
部224、および後述するようにエラー検出信号がエラー
フラグとして入力されるオア回路225を備えている点が
異なっている。オア回路225にはMID消去部95からの出力
も入力され、オア回路225はエラーフラグ入力時、また
はMID消去部95からの信号の入力に応じて、ルーティン
グ情報を消去させる消去信号をMID/ルーティング情報一
時記憶部94に出力する。
第62図はエラー検出部の実施例の構成ブロック図であ
る。同図は、例えば第58図におけるセルエラー検出部21
5、またはヘッダエラー検出部217のいずれか1つの構成
を示すものである。また、このエラー検出部では後述す
るエラーフラグ線というセルデータを伝送する信号線と
異なる信号線を用意することなく、それぞれのエラー検
出部によるエラー検出結果を、エラーが検出されたセル
の次に入力されるセルの所定のビット位置に収容してセ
ル廃棄部218まで送るものである。
同図において、229は1セルのうちある特定のタイム
スロットのみ入力信号bが通過し、それ以外は信号aが
通過するようにタイミング(TIM)信号によりセレクト
制御されるセレクタである。227はセルデータを受け
て、特定のセルエラーを検出するエラーチェック部、22
8は、エラーチェック部227によりセルのチェックが完了
した時に、チェック内容がセル毎に更新されるエラーレ
ジスタである。
このように、構成された回路において、エラーチェッ
ク227は、セルデータから必要なデータのみをドロップ
し試験する。そして、その結果をエラーレジスタ228に
書き込む。一方、ある特定のタイムスロットのみセレク
タ229がb側をセレクトすることにより、セルデータに
エラーレジスタ228の内容を付加することができる。
第63図は第62図におけるエラー検出部の動作を示すタ
イムチャートである。このタイムチャートは、セルのシ
ーケンスナンバーSNの正常性確認を行い、データ挿入箇
所としては、次のセルのHEC領域に書き込むようにした
場合のタイムチャートである。(a)はセル先頭を、
(b)はセルデータを、(c)はチェック結果を、
(d)はタイミング信号をそれぞれ示している。
#nセルのHEC領域には、その前の#n−1セルのSN
チェック結果が書き込まれ、#nセルのSNのチェックは
#nセルが流れている間にエラーチェック部227で行わ
れる。チェックのために遅延したSNチェック結果は、エ
ラーレジスタ228に書き込まれ、次の#n+1セルが流
れてきた時に、そのHEC領域に書き込まれる。
第64図はエラー処理部の他の実施例を示す構成ブロッ
ク図である。この実施例では、本来のセルデータ線の他
に、エラーフラグを格納するための1本のエラーフラグ
信号線236が別途設けられている。同図において、230は
エラー検出部で、エラーチェック部231とエラー結果付
加部232とで構成されている。エラーフラグは、セルデ
ータと同期しており、セルの先頭からビット位置によ
り、そのセルのエラー内容を示すようになっている。最
後のエラー結果付加部232の出力はエラー編集部235に入
力されている。このように構成された回路の動作を説明
すれば、以下のとおりである。
各エラーチェック部231にはセルデータが与えられて
おり、各エラーチェック部231はセルデータを入力し
て、セルの正常性のチェックを行い、そのチェック結果
を対応するエラー結果付加部232に通知する。この通知
は、例えばチェック結果がOKなら“0"、NO GOODなら
“1"となるようにする。
第65図はエラー結果付加部の具体的構成例を示すブロ
ック図である。エラー結果付加部232は、アンドゲート2
38とオアゲート239より構成されている。アンドゲート2
38にはチェック結果と結果挿入タイミング信号が入り、
オアゲート239にはアンドゲート238の出力と、エラーフ
ラグが入っている。そして、オアゲート239の出力が、
その段のエラーフラグ出力となる。
エラー結果付加部232では、各エラーチェック部231で
のチェック結果をエラーフラグの所定のビット位置に収
容する。これは、チェック結果とエラーフラグを挿入す
るタイミングとの論理積をアンドゲート238でとり、更
にその結果とエラーフラグとの論理和をオアゲート239
でとることで実現することができる。
このようにして、エラーフラグの所定のビット位置
に、各段でのエラーチェック結果が付加される。そし
て、最終段のエラー結果付加部232には、全てのエラー
結果が格納されているので、エラー編集部235はこれら
エラー結果を受けて、例えばセル廃棄を行うべきエラー
が発生しているかを判定して、セル廃棄等の処理を行
う。
第66図は第64図に示す実施例のエラー検出部230の動
作を示すタイムチャートである。このタイムチャート
は、エラー検出例としてシーケンスナンバーSNの正常性
確認を行う場合の動作を示している。(a)はセル先頭
を、(b)はセルデータを、(c)は結果挿入タイミン
グ信号を、(d)はエラーフラグをそれぞれ示してい
る。
セルデータからエラーチェック部231がSNエラーを検
出した場合、その結果は、(c)に示すようにSNチェッ
クのための遅延を行った後、エラーフラグの特定位置に
(d)に示すように書き込まれる。
第67図は第64図に示す実施例で得られたエラーフラグ
例を示す図である。ここで、セルデータは8ビット並列
処理のイメージで示している。
第68図は第58図,第59図におけるヘッダエラー検出部
217の1つとしての発アドレススクリーニング部の構成
ブロック図である。これは着側のサーバ内におけるエラ
ー処理部に設けられるものであり、受信したセルの送信
元を示す発アドレスが自サーバ配下の加入者の着アドレ
スに対応するものか否かをチェックするものである。
第68図において、受信されたセルから発/着アドレス
複写部241によって発アドレスと着アドレスとが複写さ
れ、着アドレスはデコード回路242、また発アドレスは
複数の内容検索記憶素子(CAM)243に与えられる。デコ
ード回路242は着アドレス、すなわち加入者に対応するC
AMに対するイネーブル信号を出力し、イネーブル状態と
なったCAM243は発アドレスが着アドレス、すなわち着信
側の加入者に対するデータ送信元として登録されいるか
否かを検出し、登録されていない場合には不一致検出信
号をオア回路244に出力する。オア回路244はいずれかの
CAM243から不一致検出信号を受け取ると、それを多重部
245に出力し、多重部245はその検出結果をエラーフラグ
信号線上で多重して出力する。遅延器246は以上の処理
による遅延時間だけ入力セルを遅延させて、エラーフラ
グ信号線上のフラグとセルとの時間的関係が一致するよ
うにするものである。
第69図は第9の発明におけるサーバの実施例の構成ブ
ロック図である。同図において、サーバ250はセルのフ
ローを制御するフロー制御機構248,249、発側処理とし
て他のサーバ、またはTAからの入力セルに内部処理の正
常性を確認するための試験セルを多重する試験セル多重
部251、試験セル多重部251の出力を用いてメッセージレ
ベルおよびセルレベルのフォーマットチェックを行うフ
ォーマットチェック部252、着アドレスとVCIとの変換、
出側MIDの管理、VCIとMIDの変換、およびグループアド
レスコピーを行うルーティング部253、エラーセルの廃
棄、メッセージフォーマットとセルフォーマットの作成
を行うフォーマット作成部254、フォーマット作成部254
の出力から試験セルを分離する試験セル分離部255、着
側処理として他のサーバから受信したセルに試験セルを
多重する試験セル多重部256、フォーマットチェック部2
57、ルーティング部258、フォーマット作成部259、試験
セル分離部260、およびサーバ全体の制御を行う呼処理
部とのインタフェースとしての呼処理部インタフェース
261から構成されている。
第70図は第69図におけるフォーマットチェック部とフ
ォーマット作成部の構成ブロック図である。同図(a)
は発側処理を行うフォーマットチェック部252の構成例
であり、フォーマットチェック部252はセグメントヘッ
ダ/トレーラチェック部263、およびメッセージヘッダ
/トレーラチェック部264によって構成され、セグメン
トヘッダ/トレーラチェック部263はエラー訂正、セグ
メント抜けのチェック、およびセグメント情報長のチェ
ックを行い、メッセージヘッダ/トレーラチェック部26
4はメッセージ情報長のチェック、ヘッダ/トレーラの
タグチェック、発アドレスのチェック、および着アドレ
スのスクリーニングを行う。
第70図(b)は発側処理としてのフォーマット作成部
254の構成例である。同図において、フォーマット作成
部はセグメントヘッダ/トレーラ生成部265を備えてお
り、順序番号すなわちシーケンス番号の付与と、エラー
訂正符号の付与とが行われる。
第71図は第10の発明におけるコネクションレス通信シ
ステムの全体構成ブロック図である。この第10の発明に
おいては、バス結合された複数の端末の1つから可変長
メッセージとしてのLAN情報がバスに送出される時に、
トラヒック送信制御技術としてキャリアセンス・マルチ
プルアクセス・ウィズコリージョンディテクション(CS
MA/CD)プロトコルが用いられるものとする。
このCSMA/CDプロトコルはアメリカのIEEEによって標
準化が開始され、その後国際的標準となったアクセス方
式であり、LAN端末はバスの空き状態を検出してからLAN
情報をバスに送出するが、2つ以上のLAN端末が同時に
バスの空き状態を検出してLAN情報を送出するとバス上
における衝突状態が検出され、情報を送出したLAN端末
は送出したLAN情報を無効として情報送信動作を最初か
ら繰り返すことになる。
第71図において、送信側では複数の端末270a〜270nが
バス結合されており、このバスはATM網271を介して受信
側の端末272に接続されている。受信側の端末272は1台
のみを示しているが、例えば送信側と同様にバス結合さ
れた複数の端末のうちの1台としてもよい。
受信側の端末272は、受信セルを格納するためのセル
バッファ273、セルバッファの格納容量を監視するバッ
ファ容量監視部274、周期的に受信側の輻輳状態通知の
ための状態通知セルを作成する周期セル作成部275、コ
ネクションレス情報セルに状態通知のためのマークを付
加する状態通知マーク部276、周期セル作成部275からの
状態通知セル、または状態通知マーク部276からのコネ
クションレス情報セルのいずれかを多重する多重化部27
7を備えており、また送信側の端末270nはコネクション
レス情報セルを送出するためのセルバッファ280、セル
バッファからのセル送出を制御するCSMA/CD(キャリア
センス・マルチプルアクセス・ウィズコリージョンディ
テクション)プロトコル処理部281、受信側から状態通
知用にコネクションレス情報セルが送られた時に、その
状態通知部分とコネクションレス情報セルとを分離する
分離部282、および受信側からの輻輳状態通知に応じ
て、送信側のバスに衝突信号を送出する送信制御信号作
成部283を備えている。
第7図において、受信側のセルバッファ273の容量
が、例えば3/4を越えると、アラーム信号がバッファ容
量監視部274から周期セル作成部275、および状態通知マ
ーク部276に送られる。この時送信側に対して伝送すべ
きコネクションレス情報セルがある場合には、状態通知
マーク部276によってコネクションレス情報セルのヘッ
ダのリザーブ部分に輻輳状態通知のためのマークが付加
され、同時に抑制信号が周期セル作成部275に送られて
状態通知セルの作成が抑制され、コネクションレス情報
セルが多重化部277によって多重されて送信側に伝送さ
れる。送信すべきコネクションレス情報セルがない場合
には、周期セル作成部275が作成する状態通知セルが輻
輳状態通知用に用いられ、そのセルのヘッダのリザーブ
部分に輻輳状態通知のデータが挿入されて、多重化部27
7を介して伝送される。ここで状態通知セルは、例えば
第16図(a)のセルフォーマットにおいて、情報部48バ
イトが全て空きとなっているものとする。
送信側においては、分離部282を介して受信側の輻輳
状態通知を受け取ると、送信制御信号作成部283は衝突
信号を作成して送信側のバスに送出する。CSMA/CD処理
部281はセルバッファ280からのバスへのセル送出制御に
あたって伝送路スキャンを行い、自端末の送信制御信号
作成部283から送出された衝突信号を検出すると、前述
したアクセス制御方式に従ってバスへのコネクションレ
ス情報セルの送出を抑制する。
第10の発明においては、コネクションレス情報セルに
対しては第71図の状態通知マーク部276によってATMセル
のヘッダ部のリザーブビットRsが‘H'とされ、送信側に
伝送すべきコネクションレス情報がない場合には状態通
知セルに対して、周期セル作成部275によってそのヘッ
ダのリザーブビットRsが‘H'とされて、送信側に伝送さ
れる。
第72図は、第71図の送信制御信号作成部283によっ
て、受信側から輻輳状態が通知された時に送信側のバス
に送出される衝突信号としてのプリアンブルの実施例で
ある。同図においてプリアンブルはCSMA/CDプロトコル
で規定されたフラグパターンであり、その時間は数10ms
程度と十分に長いものである。
以上の説明においては、通信網としてATM網を、また
コネクションレス情報としてLANデータを取って本発明
を説明したが、通信網としてはATM網に限ることなく、
例えばMAN(Metropolitan Area Network)のラベル多重
型の交換網を用いることも、またコネクションレス情報
としてLANデータ以外を用いることもできることは当然
である。
以上詳細に説明したように、本発明によれば可変長の
コネクションレス情報を固定長のATMセルに分解し、複
数の宛先に分配する場合を含めてハードウェアにより効
率的かつ高速にルーティングすることが可能となり、例
えばローカルエリアネットワークの機能を含む形でATM
網を構築することができ、通信方式の発展に寄与すると
ころが大きい。
産業上の利用可能性 本発明のATM網によるコネクションレス通信方式は、
特に第14図に示したような複数のローカルエリアネット
ワークの間を相互に接続するための通信システムとして
有用である。またコネクションレス情報としてLANデー
タ以外の各種のデータを、また通信網としてATM網以外
のネットワークを用いる通信システムに適用することも
可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平3−143350 (32)優先日 平成3年6月14日(1991.6.14) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−168038 (32)優先日 平成3年7月9日(1991.7.9) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−208262 (32)優先日 平成3年8月20日(1991.8.20) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 下江 敏夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 橘 哲夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 萩原 照明 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 加久間 哲 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 村山 雅美 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 武智 竜一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 黒柳 智司 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 鴨井 條益 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 朝永 博 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−132123(JP,A) 特開 平3−224334(JP,A) 特開 平4−13331(JP,A) 信学技報 SSE90−89 International Zur ich Seminar 1990,p73− 86 1990信学春季大会 B−455 信学技報 IN89−66 信学技報 SSE90−60 1990信学春季大会 B−456 1989信学秋季大会 B−266 信学技報 IN89−35 1989信学秋季大会 B−172 International Tel ecommunication Sym posium 1990 p488−492 International Swi tching Symposium 1990,Vol.▲VI▼,p5−10 INFOCOM 90 p796−802 ICC 89 Vol.2 p705−712 1989信学秋季大会 B171 1990信学秋季大会 B348 信学技報 SSE90−60 1990信学秋季大会 B349 1991信学春季大会 B498 信学技報 SSE90−128 信学技報 SSE90−142 信学技報 SSE91−177 信学技報 SSE92−37 信学技報 IN92−4 信学技報 IN92−14 信学技報 SSE92−16 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 H04L 12/28

Claims (29)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定長セルを伝送する非同期転送モード
    (ATM)網において、 可変長のコネクションレス情報とATM網で扱われる固定
    長セルとしてのコネクションレスセルとの双方向変換を
    行うコネクションレス情報セル化/復元化手段化と、 該コネクションレス情報から変換されたコネクションレ
    スセル内の宛先アドレスを解析して、該コネクションレ
    ス情報が複数の宛先を持つときには該コネクションレス
    セルの複製後に、該コネクションレスセルの1つ以上の
    宛先に対するルーティングを制御するルーティング制御
    手段と、 該コネクションレス情報セル化/復元化手段とルーティ
    ング制御手段との間、およびルーティング制御手段相互
    間をバーチャルチャネルで接続するATM網を備えたこと
    を特徴とするATM網によるコネクションレス通信方式。
  2. 【請求項2】前記コネクションレス情報セル化/復元化
    手段が、前記コネクションレス情報としての1つのメッ
    セージが分割された複数のセルに同一のメッセージ識別
    子MIDを、また分割されたメッセージの最初のセルにセ
    グメントタイプとしてBOM、最後のセルにEOM、途中の全
    てのセルにCOM、1つのメッセージが単一のセルのみに
    変換された時にはSSMを付加するLANデータ/セル変換部
    を備え、 前記ルーティング制御手段が、該BOMまたはSSMが付加さ
    れたセルに含まれるコネクションレス情報のアドレスか
    ら、該セルの1つ以上の宛先に対するATM網内のルーテ
    ィング情報を検索するルーティング情報検索部と、 該検索されたルーティング情報と該BOMまたはSSMが付加
    されていたセルに対するMIDを一時記憶すると共に、COM
    またはEOMが付加されたセルのMIDによって該セルに対す
    るルーティング情報を検索するMID/ルーティング情報一
    時記憶部と、 該検索されたルーティング情報を用いて入力されたセル
    に付加されていたルーティング情報を書き替えるルーテ
    ィング情報書替部と、 EOMまたはSSMが付加されたセルの入力時に、該MID/ルー
    ティング情報一時記憶部の記憶内容を消去させるMID消
    去部と、 コネクションレスセルを一時蓄積し、該セルを複数の宛
    先に分配すべき時に、該分配数に応じて該セルを複製す
    るセル蓄積部とを備えたことを特徴とする請求項1記載
    のATM網によるコネクションレス通信方式。
  3. 【請求項3】固定長セルを伝送する非同期転送モード
    (ATM)網において、 可変長のコネクションレス情報とATM網で扱われる固定
    長セルとしてのコネクションレスセルとの双方向変換を
    行うコネクションレス情報セル化/復元化手段と、 該コネクションレス情報から変換されたコネクションレ
    スセル内のコネクションレス情報の宛先アドレスを解析
    して、該コネクションレスセルに対するルーティングを
    制御するルーティング制御手段と、 複数宛先アドレスとしてのグループアドレスを持つコネ
    クションレス情報から変換されたセルを該アドレスの示
    す宛先数分に応じて複製し、該複数宛先へのセルのルー
    ティングを制御するメッセージ複製手段と、 該ルーティング制御手段とメッセージ複製手段との間、
    およびルーティング制御手段相互間をバーチャルチャネ
    ルで接続するATM網を備えたことを特徴とするATM網によ
    るコネクションレス通信方式。
  4. 【請求項4】前記コネクションレス情報セル化/復元化
    手段が、前記コネクションレス情報としての1つのメッ
    セージが分割された複数のセルに同一のメッセージ識別
    子MIDを、また分割されたメッセージの最初のセルにセ
    グメントタイプとしてBOM、最後のセルにEOM、途中の全
    てのセルにCOM、1つのメッセージが単一のセルのみに
    変換された時にはSSMを付加するLANデータ/セル変換部
    を備え、 前記ルーティング制御手段が、該BOMまたはSSMが付加さ
    れたセルに含まれるコネクションレス情報のアドレスか
    ら、該セルの1つ以上の宛先に対するATM網内のルーテ
    ィング情報を検索するルーティング情報検索部と、 該検索されたルーティング情報と該BOMまたはSSMが付加
    されていたセルに対するMIDを一時記憶すると共に、COM
    またはEOMが付加されたセルのMIDによって該セルに対す
    るルーティング情報を検索するMID/ルーティング情報一
    時記憶部と、 該検索されたルーティング情報を用いて、入力されたセ
    ルに付加されていたルーティング情報を書き替えるルー
    ティング情報書替部と、 EOMまたはSSMが付加されたセルの入力時に、該MID/ルー
    ティング情報一時記憶部の記憶内容を消去させるMID消
    去部とを備えたことを特徴とする請求項3記載のATM網
    によるコネクションレス通信方式。
  5. 【請求項5】固定長セルを伝送するATM網において、 可変長のコネクションレス情報とATM網で扱われる固定
    長セルとしてのコネクションレスセルとの双方向変換を
    行うコネクションレス情報セル化/復元化手段と、 該コネクションレス情報セル化/復元化手段のそれぞれ
    に接続され、複数の宛先に分配されるべきコネクション
    レスセル専用の入・出力端子を持ち、該接続されたコネ
    クションレス情報セル化/復元化手段からのコネクショ
    ンレスセルを多重して該出力端子から出力する多重部
    と、該入力端子から入力されたコネクションレスセルの
    うちで自手段宛のコネクションレスセルを複写して該接
    続されたコネクションレス情報セル化/復元化手段に出
    力する複写部と、自手段の該出力端子から出力し該入力
    端子に入力されたコネクションレスセルを廃棄する廃棄
    部とを有するルーティング制御手段と、 該ルーティング制御手段の該専用入・出力端子をリング
    状のバーチャルチャネルで接続するATM網とを備えたこ
    とを特徴とするATM網によるコネクションレス通信方
    式。
  6. 【請求項6】固定長セルを伝送する非同期転送モード
    (ATM)網において、 可変長のコネクションレス情報とATM網で扱われる固定
    長セルとしてのコネクションレスセルとの双方向セルと
    の双方向変換を行うコネクションレス情報セル化/復元
    化手段と、 送信側から受信側に1対1、または1対N(≧2)の通
    信を行うためのバーチャルチャネルを設定できるATM網
    と、 前記コネクションレスセルに対するルーティングを制御
    するルーティング制御手段であって、前記コネクション
    レス情報セル化/復元化手段との間、および他のルーテ
    ィング制御手段との間が前記ATM網内でバーチャルチャ
    ネルによって接続され、コネクションレスセルの宛先ア
    ドレスが単一で1対1の通信を行うべき時には受信側の
    ルーティング制御手段への前記1対1のバーチャルチャ
    ネルを用いて通信を行い、宛先アドレスがグループで1
    対Nの通信を行うべき時には前記1対Nの通信のための
    バーチャルチャネルを用いて通信を行うルーティング制
    御手段を備えたことを特徴とするATM網によるコネクシ
    ョンレス通信方式。
  7. 【請求項7】前記ATM網における1対1、または1対N
    の通信のためのバーチャルチャネルに対して、受信側が
    同一であるバーチャルチャネルに同一のバーチャルチャ
    ネル識別子(VCI)を付与し、 該1対1のバーチャルチャネルを用いる通信と1対Nの
    バーチャルチャネルを用いる通信に対して異なる範囲の
    メッセージ識別子MIDを付与することを特徴とする請求
    項6記載のATM網によるコネクションレス通信方式。
  8. 【請求項8】固定長セルを伝送するATM網において、可
    変長のコネクションレス情報とATM網で扱われる固定長
    セルとしてのコネクションレスセルとの双方向変換を行
    うコネクションレス情報セル化/復元化手段と、 該コネクションレスセルのATM網内におけるルーティン
    グを制御するルーティング制御手段であって、それぞれ
    ATM交換機を介してバーチャルチャネルによりATM網内で
    相互に結合され、該バーチャルチャネルを通して同時に
    通信されるメッセージ数を検出し、該検出メッセージ数
    に応じてバーチャルチャネルの追加または削除の必要性
    を判定するルーティング制御手段と、 該ルーティング制御手段に接続されるATM交換機の交換
    制御手段であって、該ルーティング制御手段の判定結果
    に応じて該ルーティング制御手段間のバーチャルチャネ
    ルの設定と解放を制御する交換制御手段とを備えたこと
    を特徴とするATM網によるコネクションレス通信方式。
  9. 【請求項9】前記ルーティング制御手段を構成するコネ
    クションレス通信サーバが、他のサーバとの間に張られ
    ているバーチャルチャネルによって転送されているメッ
    セージ数を各メッセージに付与されている相異なるメッ
    セージ識別子(MID)の数によって検出するメッセージ
    数検出部と、 該検出されたMIDの数を第1の閾値、および該第1の閾
    値より小さいかまたは等しい第2の閾値と比較する閾値
    比較部と、 該比較の結果該MID検出数が第1の閾値を越えた時に両
    サーバ間でのバーチャルチャネルの数を増加させ、第2
    の閾チャネルより低下した時該バーチャルチャネルの数
    を減少させるバーチャルチャネル識別子追加/削減部と
    を備えたことを特徴とする請求項8記載のATM網による
    コネクションレス通信方式。
  10. 【請求項10】固定長セルを伝送する非同期転送モード
    (ATM)網において、 可変長のコネクションレス情報とATM網で扱われる固定
    長セルとしてのコネクションレスセルとの双方向変換を
    行う複数のコネクションレス情報セル化/復元化手段
    と、 該ATM網に対する交換機に設置され、コネクションレス
    情報から変換されたコネクションレスセル内のコネクシ
    ョンレス情報の宛先アドレスを解析して、該コネクショ
    ンレスセルに対するルーティングを制御し、かつ受信側
    加入者に宛てて到着した前記可変長コネクションレス情
    報としてのメッセージの受信側加入者への同時送出数を
    制限するメッセージ送出数制限部を有する複数のルーテ
    ィング制御手段と、 該コネクションレス情報セル化/復元化手段と、ルーテ
    ィング制御手段間を固定パスとしてのパーマネントバー
    チャルチャネル、該ルーティング制御手段相互間を固定
    パスとしてのパーマネントバーチャルチャネル、または
    半固定パスとしてのバーチャルチャネルで接続するATM
    網を備えたことを特徴とするATM網によるコネクション
    レス通信方式。
  11. 【請求項11】前記メッセージ送出数制限部が、到着し
    得る全てのメッセージに付加されているメッセージ識別
    子(MID)のそれぞれに対応して到着したセルを蓄積す
    るセル蓄積部と、 前記受信側加入者への同時送出可能メッセージ数に対応
    したメッセージ識別子の格納領域を有するMID蓄積FIFO
    と、 前記セル蓄積部にセルが蓄積されると、該蓄積セルに付
    加されているメッセージ識別子(MID)をMID蓄積FIFOに
    振り分ける振分け部と、 前記MID蓄積FIFOのメッセージ識別子(MID)格納領域を
    順次走査して格納内容を読み出し、該読み出されたメッ
    セージ識別子(MID)に対応して前記セル蓄積部からの
    セル出力を指示する読出し制御部とを備えたことを特徴
    とする請求項10記載のATM網によるコネクションレス通
    信方式。
  12. 【請求項12】前記メッセージ送出制限部が、入力され
    る全てのセルを格納するセルバッファと、 該セルバッファの空きアドレスを格納し、セルが到着し
    た時該セルを格納するための空きアドレスを該セルバッ
    ファにライトアドレスとして与える空きアドレスFIFO
    と、 到着し得る全てのメッセージに付加されているメッセー
    ジ識別子(MID)のそれぞれに対応して、前記セルバッ
    ファに格納されたセルの格納アドレスを蓄積するアドレ
    ス蓄積FIFOと、 前記受信側加入者への同時送出可能メッセージ数に対応
    したメッセージ識別子(MID)の格納領域を有するMID蓄
    積FIFOと、 前記セルバッファにセルが格納されると、該格納された
    セルに付加されているメッセージ識別子(MID)を前記M
    ID蓄積FIFOに振り分ける振分け部と、 前記MID蓄積FIFOのメッセージ識別子(MID)の格納領域
    を順次走査して格納内容を読み出し、該読み出されたメ
    ッセージ識別子に対応して前記アドレス蓄積FIFOからセ
    ルの格納アドレスを取り出し、該格納アドレスによって
    前記セルバッファからのセル出力を指示する読出し制御
    部を備えたことを特徴とする請求項10記載のATM網によ
    るコネクションレス通信方式。
  13. 【請求項13】固定長セルを伝送する非同期転送モード
    (ATM)網において、 可変長のコネクションレス情報とATM網で扱われる固定
    長セルとしてのコネクションレスセルとの双方向変換を
    行う複数のコネクションレス情報セル化/復元化手段
    と、 該ATM網に対する交換機に設置され、コネクションレス
    情報から変換されたコネクションレスセル内のコネクシ
    ョンレス情報の宛先アドレスを解析して該コネクション
    レスセルに対するルーティングを制御すると共に、該コ
    ネクションレス情報としてのメッセージのエラーを判定
    するエラー判定部を有する複数のルーティング制御手段
    と、 該コネクションレス情報セル化/復元化手段とルーティ
    ング制御手段間を固定パスとしてのパーマネントバーチ
    ャルチャネル、該ルーティング制御手段相互間を固定パ
    スとしてのパーマネントバーチャルチャネル、または半
    固定パスとしてのバーチャルチャネルによって接続する
    ATM網を備えたことを特徴とするATM網によるコネクショ
    ンレス通信方式。
  14. 【請求項14】前記複数のルーティング制御手段のうち
    で、前記メッセージ発信側のルーティング制御手段内部
    の判定部が、メッセージのエラーを検出した時、前記コ
    ネクションレスセルを伝送するためのATM網内部のバー
    チャルチャネルと異なるエラー通知回線を用いてエラー
    通知信号を着信側のルーティング制御手段に通知するエ
    ラー通知部を備えたことを特徴とする請求項13記載のAT
    M網によるコネクションレス通信方式。
  15. 【請求項15】前記複数のルーティング制御手段のうち
    で、発信側のルーティング制御手段内部のエラー判定部
    がメッセージのエラーを検出した時、前記コネクション
    レス情報セル化/復元化手段によってセル化された該メ
    ッセージに対する複数のセルのうちで最終のセルを示す
    EOMがセグメントタイプとして付加され、かつ該メッセ
    ージに対するメッセージ識別子(MID)が格納された擬
    似的なEOMセルを着信側のルーティング制御手段に送る
    疑似EOMセル生成部を備え、着信側のルーティング制御
    手段が該疑似EOMセルの着信により該セルに格納されて
    いるメッセージ識別子(MID)を解放することを特徴と
    する請求項13記載のATM網によるコネクションレス通信
    方式。
  16. 【請求項16】前記複数のルーティング制御手段のうち
    で、発信側のルーティング制御手段内部のエラー判定部
    がメッセージのエラーを検出した時、該メッセージに対
    するメッセージ識別子(MID)が格納された擬似的なエ
    ラーセルを生成し、該セルを着信側のルーティング制御
    手段に送る疑似エラーセル生成部を備え、着信側のルー
    ティング制御手段が該疑似エラーセルの着信により該セ
    ルに格納されているメッセージ識別子(MID)を解放す
    ることを特徴とする請求項13記載のATM網によるコネク
    ションレス通信方式。
  17. 【請求項17】前記複数のルーティング制御手段のうち
    で、発信側のルーティング制御手段内部のエラー判定部
    がメッセージのエラーを検出した時、前記コネクション
    レス情報セル化/復元化手段によってセル化された該メ
    ッセージに対する複数のセルのうちで途中のセルを示す
    COMがセグメントタイプとして付加され、エラー発生情
    報を含み、かつ該メッセージに対するメッセージ識別子
    (MID)が格納されたCOMセルを編集して着信側のルーテ
    ィング制御手段に送るCOMセル編集部を備え、着信側の
    ルーティング制御手段が該COMセルの着信により該セル
    に格納されているメッセージ識別子(MID)を解放する
    ことを特徴とする請求項13記載のATM網によるコネクシ
    ョンレス通信方式。
  18. 【請求項18】固定長セルを伝送する非同期転送モード
    (ATM)網において、 可変長のコネクションレス情報とATM網で扱われる固定
    長セルとしてのコネクションレスセルとの双方向変換を
    行う複数のコネクションレス情報セル化/復元化手段
    と、 該ATM網に対する交換機に設置され、コネクションレス
    情報から変換されたコネクションレスセル内のコネクシ
    ョンレス情報の宛先アドレスを解析して該コネクション
    レスセルに対するルーティングを制御すると共に、該コ
    ネクションレス情報としての1つのメッセージが分割さ
    れた複数個のセルのうちでメッセージヘッダが含まれる
    先頭セルからエラーを検出し、該メッセージを識別する
    ためのメッセージ識別子(MID)が付加された全ての後
    続セルを廃棄するエラー処理部を有する複数のルーティ
    ング制御手段と、 該コネクションレス情報セル化/復元化手段とルーティ
    ング制御手段間を固定パスとしてのパーマネントバーチ
    ャルチャネル、該ルーティング制御手段相互間を固定パ
    スとしてのパーマネントバーチャルチャネル、または半
    固定パスとしてのバーチャルチャネルによって接続する
    ATM網を備えたことを特徴とするATM網によるコネクショ
    ンレス通信方式。
  19. 【請求項19】前記エラー処理部が、それぞれ1つ以上
    の項目のセルエラー、メッセージエラーを検出し、直列
    に接続されたそれぞれ1つ以上のセルエラー検出部およ
    びヘッダエラー検出部と、前記メッセージが分割された
    先頭セルでエラーが検出された時、該メッセージのメッ
    セージ識別子(MID)が格納された全ての後続セルを廃
    棄するセル廃棄部とを備えたことを特徴とする請求項18
    記載のATM網によるコネクションレス通信方式。
  20. 【請求項20】前記エラー処理部が、それぞれ1つ以上
    のセルエラー、メッセージエラーを検出する直列に接続
    されたそれぞれ1つ以上のセルエラー検出部、ヘッダエ
    ラー検出部を備え、 前記ルーティング制御手段内で、エラー判定部の後段に
    位置するルーティング部の内部に、前記メッセージヘッ
    ダが含まれる先頭セルでエラーが検出された時に該メッ
    セージと同一のメッセージ識別子(MID)が格納された
    全ての後続セルを廃棄するセル廃棄部を備えたことを特
    徴とする請求項18記載のATM網によるコネクションレス
    通信方式。
  21. 【請求項21】固定長セルを伝送する非同期転送モード
    (ATM)網において、 受信側に受信用バッファの容量を監視し、輻輳状態検出
    時にアラーム信号を出力するバッファ容量監視手段と、 該バッファ容量監視手段からのアラーム信号に応じて送
    信側に該輻輳状態を通知する輻輳状態通知手段と、 送信側に該輻輳状態通知に応じてセルの送出を抑制する
    トラヒック送出制御手段を備えたことを特徴とするATM
    網によるコネクションレス通信方式。
  22. 【請求項22】前記輻輳状態通知手段が、該通知のため
    に周期的に状態通知セルを発生する周期セル作成部と、 コネクションレス情報セルに該通知情報をマークする状
    態通知マーク部とを備え、 前記輻輳状態通知のために、受信側に伝送すべきコネク
    ションレス情報セルがある時には該情報セルを、ない時
    には前記状態通知セルを用いることを特徴とする請求項
    21記載のATM網によるコネクションレス通信方式。
  23. 【請求項23】前記トラヒック送出制御手段が、前記受
    信側からの輻輳状態通知に応じて衝突信号を送信制御手
    段として送信側のバスに送出する送信制御信号作成部
    と、 該バス上の情報をスキャンし、該衝突信号を検出した時
    セルの送信を抑制するキャリアセンス・マルチプルアク
    セス・ウィズコリージョンディテクション(CSMA/CD)
    プロトコル処理部とを備えたことを特徴とする請求項21
    記載のATM網によるコネクションレス通信方式。
  24. 【請求項24】ATM網において、情報およびその宛先か
    ら生成され且つヘッダにルーティング情報を持ったセル
    を交換する交換装置であって、 セルのヘッダに格納されているルーティング情報に基づ
    いてそのセルを交換する交換手段と、 上記交換手段に接続され、そのヘッダを持ったセルを受
    信し、そのセルに格納されている情報の宛先を解析し、
    その宛先に基づいてATM網におけるルーティング情報を
    抽出し、その抽出したルーティング情報を用いて上記セ
    ルのヘッダを書き換えるルーティング処理手段と、 セルを一時的に保持し、上記情報が複数の宛先に送られ
    るときにはその宛先の数に従ってそのセルをコピーする
    セルコピー手段と、 を有する交換装置。
  25. 【請求項25】ATM網において、少なくとも1つの交換
    装置に接続され、情報およびその宛先から生成され且つ
    ヘッダにルーティング情報を持ったセルをルーティング
    するルーティング装置であって、 上記ヘッダを持ったセルを受信する受信手段と、 上記情報の宛先を解析する解析手段と、 その宛先に基づいてATM網上のルーティング情報を抽出
    する抽出手段と、 その抽出したルーティング情報を用いて受信したセルの
    ヘッダを書き換える書換え手段と、 単一アドレスを持ったセルとグループアドレスを持った
    セルとで互いに異なるルーティング情報を決定するルー
    ティング情報決定手段と、 を有するルーティング装置。
  26. 【請求項26】ATM網において、仮想コネクションを介
    して他のルーティング装置に接続され、情報およびその
    宛先から生成され且つヘッダにルーティング情報を持っ
    たセルをルーティングするルーティング装置であって、 セルを受信し、上記宛先に基づいてATM網上のルーティ
    ング情報を抽出するために上記情報の宛先を解析し、ヘ
    ッダにそのルーティング情報を付与し、セルにそのヘッ
    ダを付して送出するルーティング処理手段と、 仮想コネクションの追加/削除の必要性を決定するため
    に送出した情報の数を検出する送出数管理手段と、 を有するルーティング装置。
  27. 【請求項27】複数のルーティング制御装置を含み、各
    ルーティング制御装置が、宛先を持った情報から変換さ
    れ且つ変換元の情報を表す情報識別子を含むヘッダを持
    ったセルをATM網内でルーティングする機能を備えたル
    ーティング制御システムであって、 各ルーティング制御装置は、 セルを受信し、そのセルに格納されている情報の宛先を
    解析し、その宛先に基づいてATM網上のルーティング情
    報を抽出し、ヘッダにそのルーティング情報を付与し、
    セルにそのヘッダを付して送出するルーティング処理手
    段と、 上記受信したセルを格納するセル格納手段と、 宛先加入者に同時に送出可能な情報の数に基づいた情報
    識別子を格納する情報識別子格納手段と、 上記セル格納手段にセルが格納されたときに、その格納
    されているセルに付与されている情報識別子を上記情報
    識別子格納手段内の所定の領域に書き込む識別子設定手
    段と、 上記情報識別子格納手段から情報識別子を順番に読み出
    し、その情報識別子に従って上記セル格納手段からのセ
    ルの出力を制御する読出し制御手段と、 を有するルーティング制御システム。
  28. 【請求項28】送信側から送られてくるデータおよびそ
    のデータの宛先情報を含んだ可変長情報を固定長パケッ
    トに変換する変換装置に第1の仮想コネクションを介し
    て接続されたルーティング装置であって、 上記第1の仮想コネクションを指示するヘッダを持った
    固定長パケットを上記第1の仮想コネクションを介して
    上記変換装置から受信する受信手段と、 上記固定長パケットに含まれている宛先情報を解析し、
    その固定長パケットを宛先にルーティングするための第
    2の仮想コネクションを決定する解析手段と、 上記固定長パケットのヘッダが上記第2の仮想コネクシ
    ョンを指示するようにそのヘッダを書き換える制御手段
    と、 上記第2の仮想コネクションを介して上記固定長パケッ
    トを受信側に送る送信手段と、 上記固定長パケットに格納されている上記可変長情報に
    ついてのエラーを検出するエラー検出手段と、 上記エラーを上記固定長パケットの受信側に設けられて
    いる他のルーティング装置に通知するアラート手段と、 を有するルーティング装置。
  29. 【請求項29】送信側から送られてくるデータおよびそ
    のデータの宛先情報を含んだ情報を少なくとも1つの固
    定長パケットであるセルに変換してそのセルに宛先を指
    示するヘッダを付与する変換装置に仮想コネクションを
    介して接続され、その仮想コネクションを介して上記セ
    ルを受信する交換装置であって、 そのセルのヘッダに従ってそのセルを交換する交換手段
    と、 その交換手段に接続され、そのヘッダが付されているセ
    ルを受信し、上記情報の宛先情報を解析して対応する結
    果を生成し、その結果に従って上記セルのヘッダを書き
    換え、上記結果に応じて上記セルを受信側に送出し、そ
    のセルに格納されている情報についてのエラーを検出
    し、上記エラーを上記セルの受信側に設けられている他
    の交換装置に通知するアラート手段と、 を有する交換装置。
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