JP3107618U - 額装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 室内において写真、葉書、カード、メモ等の薄片を一時的に或いは当分の間、張っておくことができ、これによって何時でも見ることができる場所としての違和感のない、自然な設備としての額装置の提供を課題とする。
【解決手段】 鏡板20を額縁10で装飾してなる額装置1であって、前記鏡板20の背面側に鉄、トタン等の磁石と引っ付く材料からなる板21を固定し、若しくは磁石Mと引っ付くことができる材料からなる粉状体をペースト状にして塗りつけ、これによって前記額縁10で縁取られた鏡板20の前面において磁石Mによる写真、葉書等の薄片Pの押さえ留めができるように構成してある。
【選択図】 図2
【解決手段】 鏡板20を額縁10で装飾してなる額装置1であって、前記鏡板20の背面側に鉄、トタン等の磁石と引っ付く材料からなる板21を固定し、若しくは磁石Mと引っ付くことができる材料からなる粉状体をペースト状にして塗りつけ、これによって前記額縁10で縁取られた鏡板20の前面において磁石Mによる写真、葉書等の薄片Pの押さえ留めができるように構成してある。
【選択図】 図2
Description
本考案は室内等に飾られ或いは配置される額装置に関する。
家族の写真やその他の気に入っている写真等を室内に飾って何時でも見ることができるようにしておく傾向は欧米では昔から多くあり、また日本でも最近はその傾向が増加しつつある。
一般に、比較的大きな写真等は額に収めて室内の壁等に掛ける場合が多い。また絵画等や貴重品としての写真等は小さくても額に収めて飾ったりする。その一方、比較的小さなブロマイド等の写真、ポスター、葉書、その他のカード等の多くは、額等に収められることが割と少なく、むしろ壁や柱等に押しピン等のピンで留められることが多い。
他方、最近においてはホワイトボードといった、スケジュールやメモ書きができるようにしたものも世の中に出回っており、このホワイトボードには、磁石が吸着できるようになされたものもある。
一般に、比較的大きな写真等は額に収めて室内の壁等に掛ける場合が多い。また絵画等や貴重品としての写真等は小さくても額に収めて飾ったりする。その一方、比較的小さなブロマイド等の写真、ポスター、葉書、その他のカード等の多くは、額等に収められることが割と少なく、むしろ壁や柱等に押しピン等のピンで留められることが多い。
他方、最近においてはホワイトボードといった、スケジュールやメモ書きができるようにしたものも世の中に出回っており、このホワイトボードには、磁石が吸着できるようになされたものもある。
ところが上記比較的小さな写真、ポスター、葉書、カード等の薄片を室内の壁や柱にピンで留めると、壁や柱が傷つき、次第に汚くなり、また欠損や破損を招く欠点がある。またそれら写真等の薄片にも傷が着いてしまう欠点がある。にもかかわらず、一般的に言って通常の家屋の室内は、それら写真等の薄片をピン留め以外の方法で飾るのに適した構造にはなっていない。
勿論、それら写真等の薄片を糊で柱や壁に貼ることも可能であるが、壁や柱が汚れるので好ましくない。
一方、上記磁石が吸着できるようにしたホワイトボードでは、ボード面にメモなどを磁石で留めておくこともできるが、それらホワイトボードはその本来の目的がスケジュールやメモを書くことであり、むしろ事務的目的のための事務用品に近く、事務的目的のない室内には設置するような代物ではない。また室内装飾品でもないホワイトボードは、通常の室内の雰囲気、環境にしっくりと馴染まない。
勿論、それら写真等の薄片を糊で柱や壁に貼ることも可能であるが、壁や柱が汚れるので好ましくない。
一方、上記磁石が吸着できるようにしたホワイトボードでは、ボード面にメモなどを磁石で留めておくこともできるが、それらホワイトボードはその本来の目的がスケジュールやメモを書くことであり、むしろ事務的目的のための事務用品に近く、事務的目的のない室内には設置するような代物ではない。また室内装飾品でもないホワイトボードは、通常の室内の雰囲気、環境にしっくりと馴染まない。
そこで本考案は上記従来における欠点、問題点を解消し、室内において、写真、葉書、カード、メモ等の薄片を一時的に或いは当分の間、張っておくことができ、これによって何時でも見ることができる場所として違和感のない、自然な設備としての額装置の提供を課題とする。
上記課題を達成するため、本考案者は室内に設置される鏡や額に着目し、これら鏡や額を前記写真、葉書、カード、メモ、その他の薄片を張り付けておく場所としての設備に用いることとして、本考案を完成した。
前記鏡は洗面所、玄関、各部屋など、室内の色々な場所の壁等に設置され、一般に顔や姿見として使用されている。そして鏡は、その前にあるものを映すためのものであるから鏡の前に邪魔なものがあってはならないという固定観念が確立しており、またガラスである鏡にはピン留め等による固定は効かないという観念も確立している。このようなことから、これまでは鏡の表面は像を映すだけのためにのみ専用で用いられてきたと言っても過言ではない。
一方、額は写真や絵画等を収容して室内の壁等に設置されるものである。額の前面に配置されるガラス等の透明板は、内部の作品を保護すると共に、内部の作品を遮ることがないようにするものである。従って前記額前面の透明板は、その表面に何も付着させたりしないものとして用いられてきた。
本考案者はこれらの鏡や額等の室内装飾品に着目し、それら鏡や額の本来の機能を十分に発揮できるようにしながら、それらの有する平坦でまとまった面積を大いに利用して、写真やその他の薄片を必要な当座の期間、留め外し自在に取り付けておくことができる装置に改良し、本考案の額装置を完成した。
前記鏡は洗面所、玄関、各部屋など、室内の色々な場所の壁等に設置され、一般に顔や姿見として使用されている。そして鏡は、その前にあるものを映すためのものであるから鏡の前に邪魔なものがあってはならないという固定観念が確立しており、またガラスである鏡にはピン留め等による固定は効かないという観念も確立している。このようなことから、これまでは鏡の表面は像を映すだけのためにのみ専用で用いられてきたと言っても過言ではない。
一方、額は写真や絵画等を収容して室内の壁等に設置されるものである。額の前面に配置されるガラス等の透明板は、内部の作品を保護すると共に、内部の作品を遮ることがないようにするものである。従って前記額前面の透明板は、その表面に何も付着させたりしないものとして用いられてきた。
本考案者はこれらの鏡や額等の室内装飾品に着目し、それら鏡や額の本来の機能を十分に発揮できるようにしながら、それらの有する平坦でまとまった面積を大いに利用して、写真やその他の薄片を必要な当座の期間、留め外し自在に取り付けておくことができる装置に改良し、本考案の額装置を完成した。
即ち本考案の額装置は、鏡板を額縁で装飾してなる額装置であって、前記鏡板の背面側に鉄、トタン等の磁石と引っ付く材料からなる板を固定し、若しくは磁石と引っ付くことができる材料からなる粉状体をペースト状にして塗りつけ、これによって前記額縁で縁取られた鏡板の前面において磁石による写真、葉書等の薄片の押さえ留めができるように構成してあることを第1の特徴としている。
ここにおいて、鏡板とは板状の鏡の意味である。
また本考案の額装置は、額縁内の前面に透明板を設け、その透明板の背面に作品を収容するようにした額装置であって、作品の背面側に鉄、トタン等の磁石と引っ付く材料からなる板を設け、若しくは磁石と引っ付くことができる材料からなる粉状体をペースト状にして塗りつけた板を設け、これによって前記額縁で縁取られた透明板の前面において磁石による写真、葉書等の薄片の押さえ留めができるように構成してあることを第2の特徴としている。
ここにおいて、鏡板とは板状の鏡の意味である。
また本考案の額装置は、額縁内の前面に透明板を設け、その透明板の背面に作品を収容するようにした額装置であって、作品の背面側に鉄、トタン等の磁石と引っ付く材料からなる板を設け、若しくは磁石と引っ付くことができる材料からなる粉状体をペースト状にして塗りつけた板を設け、これによって前記額縁で縁取られた透明板の前面において磁石による写真、葉書等の薄片の押さえ留めができるように構成してあることを第2の特徴としている。
請求項1に記載の額装置によれば、額装置の構成要素である鏡板は、その背面側に磁石と引っ付く材料からなる板を固定し若しくは磁石と引っ付く材料からなる粉状体をペースト状にして塗りつけてあるので、磁石を鏡板の前面側から作用させることで、該磁石を鏡板の前面に吸い付かせることが可能となる。よって、磁石を用いて写真や葉書等の薄片を鏡板の前面に着脱自在に押さえて留めることができる。
磁石による写真や葉書等の薄片の押さえ留めは、鏡板の使用に邪魔にならない部分(例えば隅の部分)に対して行うことにより、鏡板の鏡としての機能を邪魔することなく利用できる。
また必要に応じて薄片の押さえ留め位置を移動させることができるので、鏡を見たい場合は薄片を隅の方に移動させ、また薄片を主に見たい場合は薄片を中央に移動させることで、目的に応じて鏡板が有する2つの機能の一方を選択して十分に活用することができる。
また鏡板を鏡として用いる際には、留めてある薄片を一時的に鏡板から取り外して、鏡板の全面を鏡として用いることも簡単に行えるメリットがある。
また薄片は、都合に応じて何時でも別の物に簡単に取り替えることができる。
勿論、鏡板は額縁で装飾された額装置とされているので、室内の何処に設置しても違和感なく室内装飾品として自然に受け入れられ、且つ本来の鏡の機能を兼ねて使用することができる。
また磁石を用いて留めるので、額の鏡板や留められる薄片が汚れたり傷ついたりすることもない。
磁石による写真や葉書等の薄片の押さえ留めは、鏡板の使用に邪魔にならない部分(例えば隅の部分)に対して行うことにより、鏡板の鏡としての機能を邪魔することなく利用できる。
また必要に応じて薄片の押さえ留め位置を移動させることができるので、鏡を見たい場合は薄片を隅の方に移動させ、また薄片を主に見たい場合は薄片を中央に移動させることで、目的に応じて鏡板が有する2つの機能の一方を選択して十分に活用することができる。
また鏡板を鏡として用いる際には、留めてある薄片を一時的に鏡板から取り外して、鏡板の全面を鏡として用いることも簡単に行えるメリットがある。
また薄片は、都合に応じて何時でも別の物に簡単に取り替えることができる。
勿論、鏡板は額縁で装飾された額装置とされているので、室内の何処に設置しても違和感なく室内装飾品として自然に受け入れられ、且つ本来の鏡の機能を兼ねて使用することができる。
また磁石を用いて留めるので、額の鏡板や留められる薄片が汚れたり傷ついたりすることもない。
また請求項2に記載の額装置によれば、額縁内の前面に透明板を設け、その透明板の背面側に作品を収容するようにした額装置であって、作品の背面側に磁石と引っ付く材料からなる板を設け、若しくは磁石と引っ付くことができる材料からなる粉状体をペースト状として塗りつけた板を設けたことで、磁石を透明板の前面側から作用させることで、該磁石を透明板の前面に吸い付かせることが可能となる。よって磁石を用いて写真や葉書等の薄片を額前面の、まとまった面積のある透明板に対して自由に押さえて留めておくことができる。
また磁石による写真等の薄片の押さえ留めは、透明板の何れの場所にも自由に留めることができるので、作品の邪魔にならないようにすることも可能である。
また作品を見るのを主とするか、押さえ留められた写真等の薄片を見るのを主とするかで、薄片の押さえ留め位置を移動させることができ、所望の対象を簡単に選択するようにして利用することができる。
また額の作品をよく見たいときには、薄片を一時的に取り外すこともごく簡単に行えるメリットがある。
また押さえ留められている薄片を、何時でも都合に応じて別のものに簡単に取り替えることができる。
勿論、作品が収容される額装置であるので、室内の何処に設置しても違和感なく自然に受け入れられ、本来の額の目的を兼ねて使用することができる。
また磁石を用いて留めるので、額の透明板や留められる薄片が汚れたり傷ついたりすることもない。
また磁石による写真等の薄片の押さえ留めは、透明板の何れの場所にも自由に留めることができるので、作品の邪魔にならないようにすることも可能である。
また作品を見るのを主とするか、押さえ留められた写真等の薄片を見るのを主とするかで、薄片の押さえ留め位置を移動させることができ、所望の対象を簡単に選択するようにして利用することができる。
また額の作品をよく見たいときには、薄片を一時的に取り外すこともごく簡単に行えるメリットがある。
また押さえ留められている薄片を、何時でも都合に応じて別のものに簡単に取り替えることができる。
勿論、作品が収容される額装置であるので、室内の何処に設置しても違和感なく自然に受け入れられ、本来の額の目的を兼ねて使用することができる。
また磁石を用いて留めるので、額の透明板や留められる薄片が汚れたり傷ついたりすることもない。
図1〜図3は本考案の第1の実施形態を示し、図1は額装置の正面図、図2は額装置の一部断面斜視図、図3は鏡板の背面側からの斜視図である。
額装置1は、額縁10と鏡板20と裏当て板30とを有する。
前記額縁10は木製、プラスチック製、金属製とすることができ、鏡板20の周囲を装飾する額縁である。
前記額縁10は木製、プラスチック製、金属製とすることができ、鏡板20の周囲を装飾する額縁である。
前記鏡板20は、その周縁部が額縁10の開口11の周縁内壁12に対して当接し、額縁10の開口11から前方に臨んでいる。
前記裏当て板30は、鏡板20の背後に重ねられて、鏡板20を額縁10の前記周縁内壁12に押し当てる役割を果たすと共に、係止片40により係止されて額装置1の背面を構成する。
額装置1への鏡板20、裏当て板30の取付構造は、一般の額の場合と変わりない。
前記裏当て板30は、鏡板20の背後に重ねられて、鏡板20を額縁10の前記周縁内壁12に押し当てる役割を果たすと共に、係止片40により係止されて額装置1の背面を構成する。
額装置1への鏡板20、裏当て板30の取付構造は、一般の額の場合と変わりない。
前記鏡板20の背面側にトタン板21が接着されている。トタン板21の大きさは鏡板20と同じとするか、少し小さく構成する。トタン板21の代わりに鉄板としてもよい。更には、磁石に引っ付くことができる材料からなる板を用いて接着してもよい。
トタン板21は接着剤で接着することができるが、トタン板21は必ずしも接着剤等の接着手段によって鏡板20に接着している必要はない。鏡板20の背面側にトタン板21を接触して或いは近接して固定した状態であっても可能である。要するにトタン板21を鏡板20に密接させることで、後述する磁石Mからの磁力線がトタン板21に到達しやすいようにするものである。その意味で、前記トタン板21を裏当て板30で兼ねることも可能である。本考案は、このような場合もその技術範囲に属する。
トタン板21は接着剤で接着することができるが、トタン板21は必ずしも接着剤等の接着手段によって鏡板20に接着している必要はない。鏡板20の背面側にトタン板21を接触して或いは近接して固定した状態であっても可能である。要するにトタン板21を鏡板20に密接させることで、後述する磁石Mからの磁力線がトタン板21に到達しやすいようにするものである。その意味で、前記トタン板21を裏当て板30で兼ねることも可能である。本考案は、このような場合もその技術範囲に属する。
上記において、トタン板21を用いる代わりに、鏡板20の背面側に磁石に引っ付くことができる材料からなる粉状体をペースト状にして塗りつけた状態に構成してもよい。
以上のようにして構成した額装置1においては、磁石Mが額装置1の鏡板20の前面に吸着することができるので、写真、葉書、その他の薄片Pを磁石Mで鏡板20の前面に押さえ留めすることができる。押さえ留めする位置は鏡板20の前面の何れの位置でも良い。鏡板20を鏡として使用するのに邪魔となる場合は、押さえ留めしていた薄片Pを磁石Mと共に邪魔にならない位置に移動させるか、一時的に鏡板20から取り外せばよい。
額装置1の大きさは、大きいものから小さいものまで種々の大きさのものを用いることができる。
以上のように本考案の額装置1は、鏡の機能を発揮するが、写真等の薄片Pを一時的に飾ったり、留めておくことができ、鑑賞に供したり、メモとする等、非常に便利で大きくその利用価値を増大させることができる。勿論、磁石Mで薄片Pを留めるだけであるで、留め外しが容易で、また鏡板20、薄片Pとも汚れたり傷ついたりすることがない。
額装置1の大きさは、大きいものから小さいものまで種々の大きさのものを用いることができる。
以上のように本考案の額装置1は、鏡の機能を発揮するが、写真等の薄片Pを一時的に飾ったり、留めておくことができ、鑑賞に供したり、メモとする等、非常に便利で大きくその利用価値を増大させることができる。勿論、磁石Mで薄片Pを留めるだけであるで、留め外しが容易で、また鏡板20、薄片Pとも汚れたり傷ついたりすることがない。
図4を参照して、本考案の第2の実施形態を説明する。
図4は額装置の一部断面斜視図である。
図4は額装置の一部断面斜視図である。
この第2の実施形態の額装置2は、額縁50と透明板60と作品Wと裏当て板70とを有する。
前記額縁50は木製、プラスチック製、金属製とすることができ、透明板60、作品Wの周囲を装飾する額縁である。
前記透明板60は、ガラス板やアクリル板とすることができる。透明板60は、その周縁部が額縁50の開口51の周縁内壁52に対して当接し、額縁50の開口51から前方に臨んでいる。
前記額縁50は木製、プラスチック製、金属製とすることができ、透明板60、作品Wの周囲を装飾する額縁である。
前記透明板60は、ガラス板やアクリル板とすることができる。透明板60は、その周縁部が額縁50の開口51の周縁内壁52に対して当接し、額縁50の開口51から前方に臨んでいる。
前記作品Wは透明板60の背面にあてがわれて収容される。
前記裏当て板70は作品Wの背後に重ねられて、作品Wを透明板60に押し当てる役割を果たすと共に、係止片80で係止されて額装置2の背面を構成する。
前記裏当て板70は作品Wの背後に重ねられて、作品Wを透明板60に押し当てる役割を果たすと共に、係止片80で係止されて額装置2の背面を構成する。
前記裏当て板70の前面にトタン板71が接着されている。トタン板71の大きさは裏当て板70と同じとする。トタン板71の代わりに鉄板としてもよい。更には磁石Mに引っ付くことができる材料からなる板を用いて、裏当て板70の前面に接着してもよい。
トタン板71は接着剤で裏当て板70に接着することができるが、トタン板71は必ずしも接着剤等の接着手段によって裏当て板70に接着している必要はない。トタン板71は作品Wの背面側に設けることを前提として、作品Wと裏当て板70との間に設けることができる。要するに作品Wの背面側から密に接することで、磁石Mからの磁力線がトタン板71に到達しやすいようにするものである。その意味で、前記トタン板71を裏当て板70そのもので兼ねることも可能である。本考案は、このような場合もその技術範囲に属する。
トタン板71は接着剤で裏当て板70に接着することができるが、トタン板71は必ずしも接着剤等の接着手段によって裏当て板70に接着している必要はない。トタン板71は作品Wの背面側に設けることを前提として、作品Wと裏当て板70との間に設けることができる。要するに作品Wの背面側から密に接することで、磁石Mからの磁力線がトタン板71に到達しやすいようにするものである。その意味で、前記トタン板71を裏当て板70そのもので兼ねることも可能である。本考案は、このような場合もその技術範囲に属する。
上記においてトタン板71を用いる代わりに、裏当て板70の前面側に磁石に引っ付くことができる材料からなる粉状体をペースト状にして塗りつけた状態に構成した板を用いてもよい。
以上のようにして構成した額装置2においては、磁石Mが額装置2の透明板60の前面に吸着することができるので、写真、葉書、その他の薄片Pを磁石Mで透明板60の前面に押さえ留めすることができる。押さえ留めする位置は透明板60の前面の何れの位置でも良い。作品Wを見るのに薄片Pが邪魔となる場合は、押さえ留めしていた薄片Pを磁石Mと共に邪魔にならない位置に移動させるか、一時的に透明板60から取り外せばよい。
額装置2は、額として作品Wを鑑賞することができると共に、写真等の薄片Pを一時的に飾ったり、留めておくことができ、非常に便利で利用価値が大である。勿論、磁石Mで薄片Pを留めるだけであるので、留め外しが容易で、また透明板60、薄片Pとも汚れたり傷ついたりすることがない。
額装置2は、額として作品Wを鑑賞することができると共に、写真等の薄片Pを一時的に飾ったり、留めておくことができ、非常に便利で利用価値が大である。勿論、磁石Mで薄片Pを留めるだけであるので、留め外しが容易で、また透明板60、薄片Pとも汚れたり傷ついたりすることがない。
1、2 額装置
10 額縁
11 開口
12 周縁内壁
20 鏡板
21 トタン板
30 裏当て板
40 係止片
50 額縁
60 透明板
61 開口
62 周縁内壁
70 裏当て板
71 トタン板
80 係止片
M 磁石
P 薄片
W 作品
10 額縁
11 開口
12 周縁内壁
20 鏡板
21 トタン板
30 裏当て板
40 係止片
50 額縁
60 透明板
61 開口
62 周縁内壁
70 裏当て板
71 トタン板
80 係止片
M 磁石
P 薄片
W 作品
Claims (2)
- 鏡板を額縁で装飾してなる額装置であって、前記鏡板の背面側に鉄、トタン等の磁石と引っ付く材料からなる板を固定し、若しくは磁石と引っ付くことができる材料からなる粉状体をペースト状にして塗りつけ、これによって前記額縁で縁取られた鏡板の前面において磁石による写真、葉書等の薄片の押さえ留めができるように構成してあることを特徴とする額装置。
- 額縁内の前面に透明板を設け、その透明板の背面に作品を収容するようにした額装置であって、作品の背面側に鉄、トタン等の磁石と引っ付く材料からなる板を設け、若しくは磁石と引っ付くことができる材料からなる粉状体をペースト状にして塗りつけた板を設け、これによって前記額縁で縁取られた透明板の前面において磁石による写真、葉書等の薄片の押さえ留めができるように構成してあることを特徴とする額装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004005378U JP3107618U (ja) | 2004-09-07 | 2004-09-07 | 額装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004005378U JP3107618U (ja) | 2004-09-07 | 2004-09-07 | 額装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3107618U true JP3107618U (ja) | 2005-02-03 |
Family
ID=43270318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004005378U Expired - Lifetime JP3107618U (ja) | 2004-09-07 | 2004-09-07 | 額装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3107618U (ja) |
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2004
- 2004-09-07 JP JP2004005378U patent/JP3107618U/ja not_active Expired - Lifetime
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