JP3107362U - タップ工具 - Google Patents

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清作 竹村
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株式会社竹村重汽工
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Abstract

【課題】 下穴と同心状の雌ねじを精密に立てること。
【解決手段】 鋼板などの金属板Sに形成した下穴Saに雌ねじSbを立てるためのタップ工具Tであって、外周面にねじ立て部1を有する工具本体Taの先端部に、下穴Saに適嵌合可能な先導棒Tbを該工具本体Taと同心状に一体に設けた。
【選択図】 図5

Description

本考案は、例えば橋梁などの作業現場で鋼板などの金属板にねじ穴加工を行う場合に、下穴と同心状に雌ねじを精密に立てることができるようにしたタップ工具に関する。
図8は従来のタップ工具Tを示すものであって、先端部外周面に複数にねじ立て部1を周方向に所定間隔をおいて形成し該各ねじ立て部1間に溝部2を形成した工具本体Taを有し、該工具本体Taの後端部に形成したシャンク四角部3を例えばハンディ電動機HのチャックHaに着脱可能に嵌着させるようになっており、通常は、1番タップ(荒タップ)、2番タップ(中タップ)及び3番タップ(仕上タップ)の3種類がある。
作業現場におけるねじ穴加工の手順を説明すると、図8(a)に示すように、鋼板などの金属板Sにドリル(図示せず)で下穴Saを開けた後、図8(b)に示すように、ハンディ電動機HのグリップHbを把持してチャックHaに嵌着させた1番タップ(タップ工具T)の先端を下穴Saに差し込み、該1番タップを目視で垂直状態にすることにより、その1番タップの軸心O2を下穴Saの軸心O1に対して一致するように心合わせし、グリップHbの押釦Hcを押してハンディ電動機Hを駆動することにより、1番タップを下穴Saにねじ込み、その下穴Saの外周面にねじ溝を荒加工する。次に、荒加工のねじ溝に沿って2番タップにより中加工を施し、その中加工のねじ溝に沿って3番タップにより仕上加工を施すことにより、図8(c)に示すように、下穴Saと同心状の雌ねじSbを立てる。
上記従来の構成では、1番タップを目視で垂直状態にすることにより、その1番タップの軸心O2を下穴Saの軸心O1に対して一致するように心合わせしており、これでは、目視による誤差で下穴Saの軸心O1に対して1番タップの軸心O2がずれて一致しないことがあり、その軸心O2がずれた状態で無理にねじ穴加工を施すと、ねじ立て部1が過大な負荷により損傷されたり、雌ねじSbが傾いた状態で立てられて、その雌ねじSbにボルトを適正にねじ込むことが困難になるおそれがある。
本考案は、上記従来の欠点に鑑み、下穴と同心状の雌ねじを精密に立てることができるようにしたタップ工具を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の考案は、鋼板などの金属板Sに形成した下穴Saに雌ねじSbを立てるためのタップ工具Tであって、外周面にねじ立て部1を有する工具本体Taの先端部に、下穴Saに適嵌合可能な先導棒Tbを該工具本体Taと同心状に一体にまたは一体的に設けてなる構成を採用するものである。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、前記先導棒Tbを工具本体Taと同一材により一体に設けてなる構成を採用するものである。
請求項3に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、前記先導棒Tbが工具本体Taと別体に形成され、その互いに当接する工具本体Taの先端面と先導棒Tbの後端面とのうち、その一方の端面に凹部6が形成されると共に、その他方の端面に凸部7が形成され、該凸部7に横断方向に沿って貫通孔8が貫設されると共に、その凸部7を凹部6に嵌入させた状態で前記貫通孔8と同心状に連通する横断孔9が工具本体Taまたは先導棒Tbに貫設されており、凸部7を凹部6に嵌入させ、横断孔9及び貫通孔8にロックピン10を圧嵌させることにより、先導棒Tbを工具本体Taの先端面に一体的に設けてなる構成を採用するものである。
請求項1に記載の考案によれば、ねじ立て部1を有する工具本体Taの先端部に先導棒Tbが同心状に設けられているから、作業現場において下穴Saを開けた後、先導棒Tbを下穴Saに適嵌合させるだけで、工具本体Taの軸心O2を下穴Saの軸心O1に対して一致させることができ、従来のように工具本体Taを目視して心合わせする必要がなく、その心合わせを迅速容易に行うことができる。したがって、工具本体Taを回転駆動して下穴Saにねじ込むことにより、該工具本体Taに先立って先導棒Tbが下穴Sa内に進入されて先導役を果たすから、下穴Saと同心状の雌ねじSbを確実に且つ迅速容易に立てることができる。
請求項2に記載の考案によれば、従来のタップ工具T(図8参照)よりも先導棒Tb分だけ長い被加工棒材を用意し、その被加工棒材にねじ立て部1を形成するなどの加工を施すだけで、先導棒Tbを一体に設けた工具本体Taを形成することができ、この場合、その加工手順は従来とほぼ同じでよいから、加工費を低く抑えることができる。
請求項3に記載の考案によれば、先導棒Tbが工具本体Taと別体に形成され、その両者Ta,Tbをロックピン10で一体的に連結するようになっているから、例えば工具本体Taのねじ立て部1が損傷されて使用不能となったときには、その使用不能となった工具本体Taだけを廃棄し、先導棒Tbは別の工具本体Taに連結して再使用すればよく、経済的である。また、既存のタップ工具T(図8参照)にわずかの加工を施して先導棒Tbを連結することにより、その既存のタップ工具Tを有効利用することもできる。
図1〜図4は本考案の第1の実施の形態であるタップ工具Tを示すものであって、これは1番タップに相当し、その工具本体Taの先端部に先導棒Tbを同心状に設けている。上記以外の構成は図8に示す構成とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
前記先導棒Tbは、工具本体Taと同一材により一体に設けられており、その外周面には、各ねじ立て部1間の溝部2が該先導棒Tbの先端まで延ばされている。また、下穴Saの外径D1に対して先導棒Tbの外径D2がわずかに小さく設定されて、該先導棒Tbを下穴Saに適嵌合させるようになっている。その具体的寸法の一例を説明すると、下穴Saの外径D1=26.5mm、先導棒Tbの外径D2=26mmである。更に、先導棒Tbの先端外周面にテーパ面4を形成して、その先導棒Tbを下穴Saに容易に挿入できるようにしている。
作業現場におけるねじ穴加工の手順を説明すると、図5(a)に示すように、鋼板などの金属板Sにドリル(図示せず)で下穴Saを開けた後、図5(b)に示すように、ハンディ電動機HのグリップHbを把持してチャックHaに嵌着させた1番タップ(タップ工具T)の先導棒Tbを下穴Saに差し込み、グリップHbの押釦Hcを押してハンディ電動機Hを駆動することにより、1番タップを下穴Saにねじ込み、その下穴Saの外周面にねじ溝を荒加工する。次に、荒加工のねじ溝に沿って2番タップにより中加工を施し、その中加工のねじ溝に沿って3番タップにより仕上加工を施すことにより、図5(c)に示すように、下穴Saと同心状の雌ねじSbを立てる。
上記構成によれば、ねじ立て部1を有する工具本体Taの先端部に先導棒Tbが同心状に設けられているから、作業現場において下穴Saを開けた後、先導棒Tbを下穴Saに適嵌合させるだけで、工具本体Taの軸心O2を下穴Saの軸心O1に対して一致させることができ、従来のように工具本体Taを目視して心合わせする必要がなく(図8参照)、その心合わせを迅速容易に行うことができる。したがって、工具本体Taを回転駆動して下穴Saにねじ込むことにより、該工具本体Taに先立って先導棒Tbが下穴Sa内に進入されて先導役を果たすから、下穴Saと同心状の雌ねじSbを確実に且つ迅速容易に立てることができる。
しかも、従来のタップ工具T(図8参照)よりも先導棒Tb分だけ長い被加工棒材を用意し、その被加工棒材にねじ立て部1を形成するなどの加工を施すだけで、先導棒Tbを一体に設けた工具本体Taを形成することができ、この場合、その加工手順は従来とほぼ同じでよいから、加工費を低く抑えることができる。
図6は本考案の第2の実施の形態であるタップ工具Tを示すものであって、先導棒Tbが工具本体Taと別体に形成され、工具本体Taの先端面に凹部6が形成されると共に、先導棒Tbの後端部に凸部7が形成され、該凸部7に横断方向に沿って貫通孔8が貫設されると共に、その凸部7を凹部6に嵌入させた状態で前記貫通孔8と同心状に連通する横断孔9が工具本体Taの溝部2間に貫設されており、前記凸部7を凹部6に嵌入させ、横断孔9及び貫通孔8にロックピン10を圧嵌させることにより、先導棒Tbを工具本体Taの先端面に一体的に設けられている。上記以外の構成は図1〜図5に示す第1の実施の形態とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
上記構成によれば、第1の実施の形態とほぼ同様の効果を得ることができ、特に、先導棒Tbが工具本体Taと別体に形成され、その両者Ta,Tbをロックピン10で一体的に連結するようになっているから、例えば工具本体Taのねじ立て部1が損傷されて使用不能となったときには、その使用不能となった工具本体Taだけを廃棄し、先導棒Tbは別の工具本体Taに連結して再使用すればよく、経済的である。また、既存のタップ工具T(図8参照)にわずかの加工を施して先導棒Tbを連結することにより、その既存のタップ工具Tを有効利用することもできる。
上記の実施の形態では、凹部6を工具本体Taの先端面に形成すると共に、凸部7を先導棒Tbの後端面に形成したが、その逆に、凹部6を先導棒Tbの後端面に形成すると共に、凸部7を工具本体Taの先端面に形成するようにしてもよい。
また、ねじ立て部1を軸心O1に沿ってストレートに形成したタップ工具Tを例にあげて説明したが、これに限定されるわけではなく、図7に示すように、スパイラルタップ型のタップ工具Tにも適用される(第3の実施の形態)。
本考案の第1の実施の形態であるタップ工具の斜視図である。 同正面図である。 図2のA−A矢視図である。 図2のB−B矢視図である。 (a)〜(c)はねじ穴加工の手順を説明する横断面図である。 (a)は本考案の第2の実施の形態であるタップ工具の正面図、(b)はC−C矢視図である。 本考案の第3の実施の形態であるタップ工具の正面図である。 (a)〜(c)は従来のタップ工具及びそれによるねじ穴加工の手順を説明する横断面図である。
符号の説明
1 ねじ立て部
6 凹部
7 凸部
8 貫通孔
9 横断孔
10 ロックピン
T タップ工具
Ta 工具本体
Tb 先導棒
S 金属板
Sa 下穴
Sb 雌ねじ

Claims (3)

  1. 鋼板などの金属板に形成した下穴に雌ねじを立てるためのタップ工具であって、外周面にねじ立て部を有する工具本体の先端部に、下穴に適嵌合可能な先導棒を該工具本体と同心状に一体にまたは一体的に設けてなるタップ工具。
  2. 前記先導棒を工具本体と同一材により一体に設けてなる請求項1に記載のタップ工具。
  3. 前記先導棒が工具本体と別体に形成され、その互いに当接する工具本体の先端面と先導棒の後端面とのうち、その一方の端面に凹部が形成されると共に、その他方の端面に凸部が形成され、該凸部に横断方向に沿って貫通孔が貫設されると共に、その凸部を凹部に嵌入させた状態で前記貫通孔と同心状に連通する横断孔が工具本体または先導棒に貫設されており、凸部を凹部に嵌入させ、横断孔及び貫通孔にロックピンを圧嵌させることにより、先導棒を工具本体の先端面に一体的に設けてなる請求項1に記載のタップ工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010158731A (ja) * 2009-01-06 2010-07-22 Osg Corp スパイラルタップ
JP2017071958A (ja) * 2015-10-07 2017-04-13 学校法人 関西大学 鋼床版の下面補修方法
CN109108400A (zh) * 2018-09-06 2019-01-01 基准精密工业(惠州)有限公司 丝锥

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