JP3107296U - 砕氷具 - Google Patents

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一宏 熊谷
眞喜子 柏
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東北公営企業株式会社
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Abstract

【課題】 上下する軸が露出しないようにして安全性の向上を図り、把持する所を自在にして操作性の向上を図る。
【解決手段】 路面等に形成された氷Kに当接させる先端2を有した棒状のタガネ1と、タガネ1が一端開口11からタガネ1の先端2が露出した状態で進出位置及び後退位置に進退可能に挿入されるとともに把持可能なパイプ状の把持杆10と、把持杆10の内部に設けられタガネ1の後退位置でタガネ1の後端が衝止するストッパ部材20と、タガネ1の進出位置でタガネ1の把持杆10に対する抜けを阻止する抜け止め手段40とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本考案は、路面等に積もった雪が融ける等して凍結した氷を砕くこと等に使用する砕氷具に関する。
従来、この種の砕氷具としては、例えば、特許文献1(実開平5−16163号公報)記載の技術が知られている。
図8に示すように、この砕氷具100は、左右1対のハンドル102を備えた中空軸101と、中空軸101に進退自在に貫通して設けられた軸103と、軸103の上部に設けられ中空軸101に衝止するストッパ部材104と、軸103の先端部に設けられ基端105aが軸103より大径で先端105bが尖ったタガネ105とを備えて構成されている。
そして、この砕氷具100を使用するときは、軸103のタガネ105の先端105bを路面等に形成された氷に当接させ、両手でハンドル102を握り、中空軸101を軸103の中央付近に来るように合わせ、軸103が上下方向に自由に動くようにする。
次に、中空軸101を軸103の上部のストッパ部材104まで持ち上げた後、中空軸101を振り下ろしてタガネ105の基端105aに衝撃荷重を加えて砕氷する。
これにより、砕氷具100のタガネ105の先端105bの位置が動かないので効率の良い砕氷が行なえ、砕氷具100自体を持ち上げないので疲労の少ない作業を可能にしている。
実開平5−16163号公報
ところで、従来の砕氷具100においては、中空軸101を上下に動かして砕氷するが、中空軸101の上端110から軸103が露出しているので、上端110と軸103の間に衣服や皮膚を巻き込み、挟んでしまうことがあり安全性に劣るという問題があった。
また、砕氷時に砕氷具100を持つ部分がハンドル102の一箇所しかないので、把持の自由度が少なく、作業者の背の高さ等の条件に合わせにくい等、操作性に劣るという問題があった。
本考案は上記の問題点に鑑みて為されたもので、上下する軸が露出しないようにして安全性の向上を図り、把持するところを自在にして操作性の向上を図った砕氷具を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本考案の技術的手段は、路面等に形成された氷に当接させる先端を有した棒状のタガネと、該タガネが一端開口から該タガネの先端が露出した状態で進出位置及び後退位置に進退可能に挿入されるとともに把持可能なパイプ状の把持杆と、該把持杆の内部に設けられ上記タガネの後退位置で該タガネの後端が衝止するストッパ部材と、上記タガネの進出位置で該タガネの把持杆に対する抜けを阻止する抜け止め手段とを備えた構成としている。
これにより、路面等に形成された氷を砕氷するときは、把持杆を握り、タガネの先端を氷に当接させ、この把持杆を持ち上げてタガネを進出位置側に位置させた後、把持杆を振り下ろしてタガネを後退位置に位置させ、把持杆のストッパ部材にタガネの後端を衝止させる。これにより、タガネに衝撃荷重が加えられ、氷が砕かれる。この把持杆の持ち上げ振り下ろしは、1回若しくは適宜数繰り返し行ない、そして、適時にタガネの当接位置を移動させながら、路面の氷を砕氷していく。
この場合、タガネは把持杆の一端開口から出入りし、把持杆の他端開口から出ることはないので、砕氷時に把持杆が上下しても衣服や皮膚を巻き込んだり、挟んでしまうことがなく安全性が確保される。
また、把持杆はパイプ状であり、ハンドルや握りに合わせた凹凸が無いので、把持杆のどこでも握ることができ、作業者の背の高さ等の条件に制限されることが無く、そのため、操作性の向上が図られる。
更に、この砕氷具の移動の際には、氷からタガネが離間し、タガネが進出位置に位置するが、抜け止め手段があるのでタガネが抜けることが防止され、この点でも安全性が確保される。
そして、必要に応じ、上記タガネ,把持杆及びストッパ部材を金属で形成し、上記ストッパ部材を把持杆に溶接固定した構成としている。ストッパ部材を溶接固定するので、ストッパ部材の固定が強固になり、タガネの衝撃を確実に受けることができるようになる。
また、上記抜け止め手段を、上記タガネの後端部側に設けた段部と、上記把持杆の一端部に設けられ上記段部が衝止する衝止部とを備えて構成している。タガネの進出位置では、段部が衝止部に衝止して進出が規制され、抜け止めされる。構造を簡単にして、抜け止めを行なうことができる。
この場合、上記衝止部を上記把持杆の一端部に着脱可能に設けたことが有効である。衝止部を取外すと、タガネを把持杆から抜くことができるので、タガネの交換が容易となる。また、交換が容易なので、タガネの先端の形状が異なるものを取り付けて使用することもでき、汎用性を向上させることができる。
更に、必要に応じ、上記タガネを断面多角形状に形成し、上記把持杆の一端開口を該タガネの断面形状と同形状の多角形状に形成した構成としている。多角形状なので、タガネが把持杆に対して回転することがなく、回り止めされることから、タガネの進退動を確実に行なわせることができる。
本考案の砕氷具によれば、タガネが把持杆にその一端開口から先端が露出した状態で進出位置及び後退位置に進退可能に挿入され、後退位置で内部のストッパ部材に衝止する構造なので、タガネは把持杆の一端開口から出入りし、把持杆の他端開口から外部へ飛び出ないことから、砕氷時に把持杆が上下しても衣服や皮膚を巻き込んだり、挟んでしまうことがなく、安全性の向上を図ることができる。また、把持杆の把持する位置は自在になっているので、使用者の身長等の条件に制限されることなく誰にでも使用することができ、さらに、把持したい所を持って砕氷できるので操作性を向上させることができる。
以下、添付図面に基づいて、本考案の実施の形態に係る砕氷具について詳細に説明する。
図1乃至図4に示すように、本考案の実施の形態に係る砕氷具Sは、路面等に形成された氷Kに当接させる先端2を有した棒状のタガネ1を備えている。タガネ1は、鉄等の金属製であり、断面円形で、先端2が尖って形成されている。タガネ1は、先端2側の小径部3と、後端側の大径部4とからなり、大径部4と小径部3との境界に後述の段部41が形成されている。
タガネ1は、把持可能なパイプ状の把持杆10に保持されている。把持杆10は、鉄等の金属製である。タガネ1は、把持杆10の一端開口11からタガネ1の先端2が露出した状態で進出位置X(図2,図4(a))及び後退位置Y(図1,図2,図4(b))に進退可能に挿入されている。把持杆10の他端開口12は、栓13により塞がれている。また、把持杆10には、適宜の色が付されている。
また、把持杆10の内部には、タガネ1の後退位置Yでタガネ1の後端が衝止するストッパ部材20が設けられている。ストッパ部材20は、鉄等の金属製の円柱ブロックであり、把持杆10に嵌挿されて溶接され、把持杆10に固定されている。この場合、把持杆10及びストッパ部材20に金属製のピンを貫通させ、ストッパ部材20の固定強度を向上させても良い。
更に、この砕氷具Sには、タガネ1の進出位置Xでタガネ1の把持杆10に対する抜けを阻止する抜け止め手段40が設けられている。抜け止め手段40は、タガネ1の後端部側に設けた段部41と、把持杆10の一端部に設けられ段部41が衝止する衝止部42とを備えて構成されている。詳しくは、段部41は、タガネ1における大径部4と小径部3との境界に形成されている。衝止部42は、把持杆10の一端部に着脱可能に設けられ、タガネ1の小径部3の挿通を許容し、大径部4の挿通を不能にする大きさの挿通孔43を有したキャップ状の部材である。把持杆10の一端部には雄ネジ44が形成され、衝止部42の内側には、雄ネジ44に螺合する雌ネジ45が形成され、衝止部42は、その雌ネジ45を把持杆10の雄ネジ44に螺合することで、把持杆10に取り付けられる。そして、段部41は、衝止部42の挿通孔43の開口縁46に衝止する。これにより、構造を簡単にして、抜け止めを行なうことができる。
従って、本考案の実施の形態に係る砕氷具Sを使用するときは以下のようにして行なう。先ず、図4(a)に示すように、把持杆10を把持し、タガネ1の先端2を砕きたい氷K面に当接させ、把持杆10を持ち上げてタガネ1を進出位置X側に位置させた後、図4(b)に示すように、把持杆10を振り下ろしてタガネ1を後退位置Yに位置させ、把持杆10のストッパ部材20にタガネ1の後端を衝止させる。これにより、タガネ1に衝撃荷重が加えられ、氷Kが砕かれる。この把持杆10の持ち上げ振り下ろしは、1回若しくは適宜数繰り返し行ない、そして、適時にタガネ1の当接位置を移動させながら、路面の氷Kを砕氷していく。
この場合、把持杆10はパイプ状であり、把持杆10表面には把持するためのハンドルや凹凸が無いので、どの部分を把持しても良く、そのため、使用者の身長等によって砕氷具Sの使用が制限されることが無い。また、把持杆10のどこでも把持できるので、例えば、屈んだ状態、しゃがんだ状態での砕氷が容易にでき、あるいは、作業者が高い位置から低い位置の氷Kに対して砕氷が容易にできる等、操作性が向上させられる。
また、砕氷の際には、タガネ1は把持杆10の一端開口11から出入りし、把持杆10の他端開口12から出ることはないので、砕氷時に把持杆10が上下しても衣服や皮膚を巻き込んだり、挟んでしまうことがなく安全性が確保される。
更に、タガネ1が後退位置Yで、ストッパ部材20に衝止した際には、ストッパ部材20は溶接固定されているので、ストッパ部材20の固定が強固になり、タガネ1の衝撃が確実に受けられる。
更にまた、この砕氷具Sの移動の際には、氷Kからタガネ1が離間し、タガネ1が進出位置Xに位置するが、タガネ1が進出位置Xに至ると、タガネ1の段部41が衝止部42の挿通孔43の開口縁46に衝止する。そのため、タガネ1が抜けることが防止され、この点でも安全性が確保される。
また、使用頻度が高く、タガネ1が損傷してきたような場合には、タガネ1を新しいタガネ1に交換する。この場合、衝止部42を把持杆10から外し、タガネ1を把持杆10から抜き、新しいタガネ1を挿入し、再び、衝止部42を把持杆10にねじ込んで取り付ける。この場合、衝止部42の取り付け取り外しにより容易にタガネ1を交換できる。
更に、種類の異なるタガネ1に交換して用いることもできる。例えば、図5に示すように、先端2が平盤状のヘラ型のタガネ1を用いることができる。この場合も、衝止部42を把持杆10から外し、タガネ1を把持杆10から抜き、別のタガネ1を挿入し、再び、衝止部42を把持杆10にねじ込んで取り付ける。そのため、砕氷の条件に合わせた種々のタガネ1を用いることができるので、汎用性が向上させられる。
次に、別の実施の形態の砕氷具Sについて説明する。この砕氷具Sは、図6及び図7に示すように、タガネ1を断面多角形状(実施の形態では六角形状)に形成し、把持杆10の一端開口11をタガネ1の断面形状と同形状の多角形状(実施の形態では六角形状)に形成している。即ち、図7に示すように、衝止部42の挿通孔43を、把持杆10の一端開口11をタガネ1の断面形状と同形状の多角形状(実施の形態では六角形状)に形成している。多角形状なので、タガネ1が把持杆10に対して回転することがなく、回り止めされることから、タガネ1の進退動を確実に行なわせることができる。他の作用,効果は、上記と同様である。
尚、上記実施の形態において、タガネ1の形状は、上述したものに限定されるものではなく、適宜変更して差支えない。
本発明は、寒冷地において、冬季に路面が氷結した際の氷の除去に使用でき、簡単な構造で取り扱いも容易なので、一般家庭等でも簡易に誰でも使用でき、極めて有用になる。
本考案の実施の形態に係る砕氷具を示す断面図である。 本考案の実施の形態に係る砕氷具を示す拡大断面図である。 本考案の実施の形態に係る砕氷具の要部を示す分解斜視図である。 本考案の実施の形態に係る砕氷具の使用方法を示す図である。 本考案の実施の形態に係る砕氷具において、別のタガネの例を示す図である。 本考案の別の実施の形態に係る砕氷具を示す断面図である。 本考案の別の実施の形態に係る砕氷具の要部を示す分解斜視図である。 従来の砕氷具の一例を示す図である。
符号の説明
S 砕氷具
K 氷
1 タガネ
2 先端
3 小径部
4 大径部
10 把持杆
X 進出位置
Y 後退位置
11 一端開口
12 他端開口
13 栓
20 ストッパ部材
40 抜け止め手段
41 段部
42 衝止部

Claims (5)

  1. 路面等に形成された氷に当接させる先端を有した棒状のタガネと、該タガネが一端開口から該タガネの先端が露出した状態で進出位置及び後退位置に進退可能に挿入されるとともに把持可能なパイプ状の把持杆と、該把持杆の内部に設けられ上記タガネの後退位置で該タガネの後端が衝止するストッパ部材と、上記タガネの進出位置で該タガネの把持杆に対する抜けを阻止する抜け止め手段とを備えたことを特徴とする砕氷具。
  2. 上記タガネ,把持杆及びストッパ部材を金属で形成し、上記ストッパ部材を把持杆に溶接固定したことを特徴とする請求項1記載の砕氷具。
  3. 上記抜け止め手段を、上記タガネの後端部側に設けた段部と、上記把持杆の一端部に設けられ上記段部が衝止する衝止部とを備えて構成したことを特徴とする請求項1または2記載の砕氷具。
  4. 上記衝止部を上記把持杆の一端部に着脱可能に設けたことを特徴とする請求項3記載の砕氷具。
  5. 上記タガネを断面多角形状に形成し、上記把持杆の一端開口を該タガネの断面形状と同形状の多角形状に形成したことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の砕氷具。
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