JP3107192B2 - 船舶の操舵装置 - Google Patents
船舶の操舵装置Info
- Publication number
- JP3107192B2 JP3107192B2 JP07326608A JP32660895A JP3107192B2 JP 3107192 B2 JP3107192 B2 JP 3107192B2 JP 07326608 A JP07326608 A JP 07326608A JP 32660895 A JP32660895 A JP 32660895A JP 3107192 B2 JP3107192 B2 JP 3107192B2
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- JP
- Japan
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- steering
- rudder
- water jet
- injection port
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウォータージェ
ットで推進するようにした操舵装置の改良に関し、舵を
操作する際に水中での作動部材が少なく、操作性の良好
な操舵装置を提供せんとするものである。
ットで推進するようにした操舵装置の改良に関し、舵を
操作する際に水中での作動部材が少なく、操作性の良好
な操舵装置を提供せんとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ウォータージェットで推進する船
舶の操舵装置は、ウォータージェットの噴射流を遮断し
たり、噴射方向を変えたりしている。そして、この噴射
流を制御するために、噴射口の近傍にリバーサを設ける
とともに、このリバーサを動かすために水中に操作機構
を設けている。この操作機構は、普通油圧装置で動かす
ために油圧装置も自然水中に浸漬することになってい
る。
舶の操舵装置は、ウォータージェットの噴射流を遮断し
たり、噴射方向を変えたりしている。そして、この噴射
流を制御するために、噴射口の近傍にリバーサを設ける
とともに、このリバーサを動かすために水中に操作機構
を設けている。この操作機構は、普通油圧装置で動かす
ために油圧装置も自然水中に浸漬することになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来装置
では、ウォータージェットの噴射口の近傍に可動部材が
多く、これに浮遊物が絡む等の問題を生じており、ま
た、操作機構を動かすための油圧装置の配管等が船体を
貫通することになり、オイルが漏洩する危険性もある。
この発明は、舵自体を最も簡潔な構造とし、このリバー
サを操作するための機構を舵の操作軸内に収納し、水中
での可動部材を最小限にまで留めたものである。
では、ウォータージェットの噴射口の近傍に可動部材が
多く、これに浮遊物が絡む等の問題を生じており、ま
た、操作機構を動かすための油圧装置の配管等が船体を
貫通することになり、オイルが漏洩する危険性もある。
この発明は、舵自体を最も簡潔な構造とし、このリバー
サを操作するための機構を舵の操作軸内に収納し、水中
での可動部材を最小限にまで留めたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述のよう
な課題を解決のために次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、ウォータージェットで推進する船舶にお
いて、ウォータージェットの噴射口の前方に、この噴射
口に対向する前面の開口が大径で、後面の開口が小径の
縦断面が台形状の円筒型の舵を設け、この円筒型の舵を
船尾に垂下した操舵軸の下端に固定するとともに、この
操舵軸を中空状に構成し、その中空部に舵部に設けた変
流板の操作具を内装し、その操作具を操舵室に設けた操
舵ハンドルに連結したものである。
な課題を解決のために次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、ウォータージェットで推進する船舶にお
いて、ウォータージェットの噴射口の前方に、この噴射
口に対向する前面の開口が大径で、後面の開口が小径の
縦断面が台形状の円筒型の舵を設け、この円筒型の舵を
船尾に垂下した操舵軸の下端に固定するとともに、この
操舵軸を中空状に構成し、その中空部に舵部に設けた変
流板の操作具を内装し、その操作具を操舵室に設けた操
舵ハンドルに連結したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明に係る操舵装置は、上述
のように構成してあり、舵部に設けた変流板を操作する
ための部材が少なく、操舵が容易であるのみならず、舵
部に設けた変流板を操作するための機構が船体を貫通す
ることがなく、高い安全性を保持することができるもの
である。以下、図面に基づいてこの発明を具体的に説明
する。
のように構成してあり、舵部に設けた変流板を操作する
ための部材が少なく、操舵が容易であるのみならず、舵
部に設けた変流板を操作するための機構が船体を貫通す
ることがなく、高い安全性を保持することができるもの
である。以下、図面に基づいてこの発明を具体的に説明
する。
【0006】
【実施例】図1は、この発明を施した船舶の概略の側面
図であり、図中、符号1は船体、2はジェットポンプ、
3はジェットポンプの駆動エンジン、4はウォータージ
ェットの吸込口、5はウォータージェットの噴射口であ
る。
図であり、図中、符号1は船体、2はジェットポンプ、
3はジェットポンプの駆動エンジン、4はウォータージ
ェットの吸込口、5はウォータージェットの噴射口であ
る。
【0007】符号6は、船尾に設けた舵であって、船体
後部に設けた操舵装置7から垂下した操舵軸8の下端に
固定されている。この舵6は、図2に示すように、上記
ウォータージェットの噴射口5に対向する前面が大径
で、その反対側の後面が小径の円筒状に構成してあり、
また、この舵6を吊支する前述の操舵軸8を中空状に構
成している。
後部に設けた操舵装置7から垂下した操舵軸8の下端に
固定されている。この舵6は、図2に示すように、上記
ウォータージェットの噴射口5に対向する前面が大径
で、その反対側の後面が小径の円筒状に構成してあり、
また、この舵6を吊支する前述の操舵軸8を中空状に構
成している。
【0008】次に、図2において、符号9は、舵6内に
設けた変流板10を操作するための油圧装置のシリンダ
ーであり、そのピストンロッド11は、リンク12を介
して変流板10の枢着軸13に連結してある。また、符
号14は、油圧装置を作動させるための操作具であり、
操舵軸8の中空部を経て、船体1内に導入してある。そ
して、上記油圧装置の操作具14は、操舵装置7を経
て、操舵室15の操舵ハンドル16に連結してある。
設けた変流板10を操作するための油圧装置のシリンダ
ーであり、そのピストンロッド11は、リンク12を介
して変流板10の枢着軸13に連結してある。また、符
号14は、油圧装置を作動させるための操作具であり、
操舵軸8の中空部を経て、船体1内に導入してある。そ
して、上記油圧装置の操作具14は、操舵装置7を経
て、操舵室15の操舵ハンドル16に連結してある。
【0009】この発明に係る操舵装置は、上述のように
構成してあり、舵6自体が従来のウォータージェット推
進船舶の操舵装置に比較して簡単で操作性が良く、安価
に製作が可能である。
構成してあり、舵6自体が従来のウォータージェット推
進船舶の操舵装置に比較して簡単で操作性が良く、安価
に製作が可能である。
【0010】特に、この発明に係る操舵装置は、操舵機
構を動かせるための操作具を操舵軸内に収納し、船体を
一切貫通するものがないので、安全であり、これらを取
付けることも、メンテナンスすることも極めて容易であ
る。すなわち、従来の技術では、図3に示すように舵6
自体を改良したとしても、この舵6に付設した変流装置
を作動させるには、その操作具14を船体1を貫通して
設けなければならなかったのであるが、この発明によれ
ば、船体1を貫通するのは、操舵軸8のみである。
構を動かせるための操作具を操舵軸内に収納し、船体を
一切貫通するものがないので、安全であり、これらを取
付けることも、メンテナンスすることも極めて容易であ
る。すなわち、従来の技術では、図3に示すように舵6
自体を改良したとしても、この舵6に付設した変流装置
を作動させるには、その操作具14を船体1を貫通して
設けなければならなかったのであるが、この発明によれ
ば、船体1を貫通するのは、操舵軸8のみである。
【0011】
【発明の効果】このように、この発明に係る船舶の操舵
装置は、構造簡単で操作性が良好であり、特に、従来の
この種操舵装置に比較して操舵具が一切船体を貫通して
おらず、操船上安全であり、また、組立てやメンテナン
スが容易である等、従来装置の難点を悉く解消したもの
である。
装置は、構造簡単で操作性が良好であり、特に、従来の
この種操舵装置に比較して操舵具が一切船体を貫通して
おらず、操船上安全であり、また、組立てやメンテナン
スが容易である等、従来装置の難点を悉く解消したもの
である。
【図1】この発明に係る操舵装置を備えた船舶の概略の
側面図である。
側面図である。
【図2】この発明に係る操舵装置を取出して示す側面図
で一部分を断面としている。
で一部分を断面としている。
【図3】従来の操舵装置の側面図で一部分を断面として
いる。
いる。
5 噴射口 6 舵 8 操舵軸 10 変流板 14 操作具 15 操舵室 16 操舵ハンドル
Claims (1)
- 【請求項1】 ウォータージェットで推進する船舶にお
いて、ウォータージェットの噴射口5の前方に、この噴
射口5に対向する前面の開口が大径で、後面の開口が小
径の縦断面が台形状の円筒型の舵6を設け、この円筒型
の舵6を船尾に垂下した操舵軸8の下端に固定するとと
もに、この操舵軸8を中空状に構成し、その中空部に舵
6部に設けた変流板10の操作具14を内装し、この操
作具14を操舵室15に設けた操舵ハンドル16に連結
してなる船舶の操舵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07326608A JP3107192B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 船舶の操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07326608A JP3107192B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 船舶の操舵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09142387A JPH09142387A (ja) | 1997-06-03 |
JP3107192B2 true JP3107192B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=18189713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07326608A Expired - Fee Related JP3107192B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 船舶の操舵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3107192B2 (ja) |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP07326608A patent/JP3107192B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09142387A (ja) | 1997-06-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |