JP3107148U - 標識板自動目隠し装置 - Google Patents

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正彦 弘津
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正彦 弘津
山田 暉夫
坂丸 英昭
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Abstract

【課題】速度規制標識は通常車両運転者に見えなければならない標識である。近年の高速道路および一般道路においては車線数が多くなり、また高い遮音壁の設置により標識板が高い位置に、そして張り出し型が多くなってきた。このような中で道路の補修工事等行なう場合、当該箇所区間の規制速度のみを解除しなければならない。そのために現在は作業員が高所作業車または、支柱をよじ登って標識板にカバーまたは遮蔽板を取り付けている。
【解決手段】本製品は、速度規制標識1の前面に瞬間調光ガラスを有する。瞬間調光ガラスの特性を利用し、通常時はガラスに通電し標識の表示内容が黙認できるが、工事等で規制速度を解除しなければならない時は、通電断にすることにより瞬時に標識の表示内容をみえなくするものである。また手元操作箱6は標識支柱3または、道路端に支柱等を建てそれに取り付けることにより地上からの遠隔操作を行うことが出来る。よって従来目隠しに要した時間および危険な作業、そして経費等を大幅に短縮できる。
【選択図】図1

Description

本考案は、高速道路および一般道路に設置してある速度規制標識の表示内容を道路工事により当該場所のみ規定の速度を解除したい場合に、手元のスイッチで遠隔操作にて目隠しを行うことが出来るため、作業員の危険な作業と作業時間の短縮により作業員の労働を軽減させることおよび経費節減に関するものである。
道路に設置してある速度規制標識は、数基の標識板を1ブロックとしてブロック毎に中央監視所で制御を行っているため、道路工事等作業を行う場合当該箇所のみ速度規制を解除しなければならない場合がある。
よって、今までの作業では、速度規制標識にカバーまたは遮蔽板を取付けるのに高所作業車を使用した。または作業員が標識をよじ登り取付けを行なっているため、危険であり作業時間に多大の時間を要し、経済的に非常な損失である。
考案が解決しようとする課題
本考案は、現在人の手で速度規制標識に目隠し覆いを掛ける作業を行っているものを、手元の操作スイッチにより遠隔操作で速度規制標識の表示の目隠しを、瞬時に行なうものである。
課題を解決するための手段
本考案は、瞬間調光ガラスを用い電気を通電、遮断することにより当ガラスが持つ透明から不透明に変化させる特性を利用し、瞬間的に透明性をコントロールする事により標識の表示文字の目隠しを行う、または目隠しを解除するものである。
考案の効果
上述のように、本考案の標識板自動目隠しは、遠隔操作により地上より標識板の表示の視認性を制御するため、高所および図2に示すように張り出しにある速度規制標識の目隠し取付け作業にかかる大幅な時間と、作業員の危険作業、重労働の軽減を大幅に図ることが出来る。
速度規制標識の設置場所により、高所に設置してある場合は高所作業車を使用しなければならないが、本考案により今後は高所作業車が不要となり、大きな経費節減ができる。
図1に示すように標識板の前面に瞬間調光ガラスを取付けたものである。この瞬間調光ガラスが遮蔽した時に標識板より表示内容が確認できないだけの離隔距離を保持する。その離隔距離は設置場所により太陽光等の影響を受けるため、それぞれに適した距離とする。また、操作スイッチは密閉された箱に収納され、標識の支柱または道路端の車両の事故による損傷を受けにくい場所に支柱等を立て固定する。この操作スイッチは一般者のいたずらを防止するため鍵を有するものとする。
考案の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。図1に示すように速度規制標識の前面に目隠し板5を標識板から一定の離隔距離Lを持たせ目隠し板の瞬間調光ガラスが電源断になった時に標識の文字が遮断され確認できないものとする。
目隠し板は、上部に2箇所の取付けフック8を有し、標識板の端部に引っ掛け下部止め金10を下部取付けフック9と下部止め金固定ピン12で連結する。そして、目隠し板5が風、振動等でずれないよう固定ネジ11で標識板に堅固に固定する。
図1では、手元操作箱6は支柱3に取付け例として示しているが、別途支柱を建て操作し易い場所に設置することも可能である。また、操作にあたってはリモコンによることも可能である。
目隠し板5の電源は既設の制御機13よりケーブル14で供給する。
本考案の実施形態の正面図、側面図である。 張り出し型正面図である。 目隠し装置取付け詳細図である。
符号の説明
1.速度規制標識
2.速度規制補助版
3.標識支柱
4.アーム
5.目隠し板
6.手元操作箱
7.目隠し枠
8.上部取付けフック
9.下部取付けフック
10.下部止め金
11.固定ネジ
12.下部止め金固定ピン
13.規制標識制御機
14.ケーブル

Claims (1)

  1. 高速道路および一般道路に設置してある速度規制標識等に使用するもので標識板の前面に目隠し装置を取付ける。目隠し装置は瞬間調光ガラスを使用し、当ガラスの持つ特質を利用し、瞬時に標識板の表示内容を透視もしくは遮蔽するもので、本体と手元操作箱からなり、それぞれは電源ケーブルにて連結されており遠隔にて制御できる。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014145220A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Nexco-Maintenance Tohoku Co Ltd 道路標識目隠し具
JP7440348B2 (ja) 2020-06-02 2024-02-28 西日本高速道路メンテナンス九州株式会社 高所可変式速度規制標識目隠し装置

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