JP3106683B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3106683B2
JP3106683B2 JP04119320A JP11932092A JP3106683B2 JP 3106683 B2 JP3106683 B2 JP 3106683B2 JP 04119320 A JP04119320 A JP 04119320A JP 11932092 A JP11932092 A JP 11932092A JP 3106683 B2 JP3106683 B2 JP 3106683B2
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努 本田
元 佐々木
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像素子で画像を撮影
するカメラに係り、特に撮像した画像信号のホワイトバ
ランスの調整に関するものである。
【0002】
【従来の技術】銀塩カメラと同様の露出制御機構を有
し、撮像素子(以下、CCDという。)により撮影され
た被写体像(静止画像)を光電変換し、電気信号として
読み取るカメラ(以下、ビデオカメラと呼ぶ)において
は、銀塩カメラと同様に、例えばSPC等の受光素子に
より被写体輝度を測光し、この測光結果から露出制御値
を設定するようになっている。しかし、感光部材に相当
するCCDの感度は銀塩フィルムに比べて非常に小さ
く、銀塩カメラでは問題とならない前記SPCとCCD
間の分光特性の僅かな相違がCCDの出力レベルに表れ
ることがある。特に、例えば標準光A(タングステン
光)と昼光色のように色温度が全く異なる光源で撮影し
たときは、CCDの出力レベルにレベル差が生じる。
【0003】また、電子閃光装置(以下、フラッシュと
いう。)を用いた撮影の場合にもフラッシュの種類によ
り発光色の色温度が異なり、上記と同様の問題がある。
フラッシュは、周知のようにキセノン管の形状(特に長
さ)と印加電圧により発光色温度が変化する。特に、接
写時に使用されるリングフラッシュは、形状がリング状
になっているので、通常のフラッシュと発光色温度が異
なっている。
【0004】上記問題を解決するために、従来は、光源
の色温度に応じて手動で露出補正を行なったり、SPC
等の測光素子にフィルターを設け、測光素子の分光特性
をCCDと略同一になるように変換している。
【0005】また、1回のレリーズ操作により2回の撮
影動作を行ない、1回目の撮影結果を修正して2回目に
適正な撮影を行なうようにしたビデオカメラも知られて
いる。このカメラは、測光結果から決定された露出制御
値により1回目の撮影を行ない、更にこの撮影結果から
露出制御値を修正して修正後の露出制御値により再度撮
影を行なうものである。
【0006】また、フラッシュ撮影の場合は、撮影時に
マニュアルでホワイトバランスの微調整を行なったり、
フラッシュをプリ発光させてホワイトバランスの調整を
行なっている。また、モニター側でホワイトバランスの
調整を行なうものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、手動で露出
補正を行なうものは撮影操作が複雑となり、不便であ
る。また、フィルターを設けるものは、光源の色温度に
応じてフィルターの特性を選択することが困難である。
特に、CCD及び信号処理部等からなる撮像部を銀塩カ
メラの撮影部と交換することにより銀塩カメラとしても
使用することのできるビデオカメラにおいては、前記分
光特性の異なる測光素子が2種類必要となり、カメラの
構造が複雑となる。
【0008】また、1回のレリーズで2回撮影動作を行
なうものは、実質的にレリーズタイミングが遅延し、シ
ャッターチャンスを逃し易いという別の問題が生じる。
【0009】また、フラッシュ撮影において、撮影時に
マニュアルでホワイトバランスの微調整を行なう場合
は、フラッシュを交換する毎にホワイトバランスの微調
整を行なう必要があり、操作が不便である。また、プリ
発光させるものは、実際に発光した光から色温度を検知
する部材が必要となり、回路構成が複雑となる。
【0010】また、モニター側でホワイトバランスの調
整を行なうものは、他のフラッシュで撮影した画像や自
然光で撮影した画像をモニターするとき、その都度ホワ
イトバランスの調整をしなければならず、操作がわずら
わしくなる欠点がある。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、光源の色温度に応じてホワイトバランスを好適
に自動調整するカメラを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、カメラ部と撮像部とが着脱可能なカメラ
であって、前記撮像部に配置され、撮影レンズにより導
かれた被写体像を光電変換し、光量に応じたレベルの
電気信号として出力する撮像手段と、前記撮像手段に到
達する被写体光像の光を調節する露出調節手段と、光
源の色温度を設定する色温度設定手段と、前記色温度設
定手段で設定された色温度に対応したホワイトバランス
の調整値を設定する調整値設定手段と、前記色温度設定
手段で設定された色温度に対応する前記撮像手段の感度
に関する情報を前記撮像部から前記カメラ部へ送信する
通信手段と、前記カメラ部に設置され、被写体の輝度を
検出する輝度検出手段と、前記カメラ部に設置され、
記輝度検出手段で検出された被写体輝度と前記撮像部か
ら送信された前記撮像手段の感度に関する情報とに基づ
いて当該撮像手段への光量を設定する光量設定手段と
記光量設定手段で設定された光量に基づき前記露出調
節手段の駆動を制御する駆動制御手段と、前記撮像手段
から出力される画像信号のホワイトバランスを前記調整
値設定手段で設定された調整値に基づいて調整するホワ
イトバランス調整手段とを備えたものである(請求項
1)。
【0013】なお、前記色温度設定手段は、予め設定さ
れた複数の色温度のうち、いずれか1を切換設定するス
イッチ手段で構成するとよい(請求項2)。また、前記
色温度設定手段は、被写体からの光を複数の色成分に分
解して受光する受光手段と、この受光手段から出力され
る受光信号を用いて色温度を判別し、その判別結果に基
づいて光源の色温度を設定する色温度検出手段とで構成
するとよい(請求項3)。
【0014】また、前記輝度検出手段は測光センサを含
む構成にするとよく(請求項4)、あるいは演算を行な
って被写体輝度を算出する演算手段を含む構成にすると
よい(請求項5)。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明によれば、色温度設定手段
で光源の色温度が設定されると、カメラ部に装着された
撮像部のその色温度に対応した感度に関する情報(以
下、感度情報という。)が撮像部からカメラ部に送信さ
れる。また、設定された光源の色温度に対応するホワイ
トバランスの調整値が調整値設定手段により設定され
る。
【0016】撮影に際し、被写体の輝度が検出され、こ
の検出結果と撮像部からカメラ部に送信された感度情報
とに基づいて撮像手段への光量の制御値が設定される。
そして、この制御値に制御された光量で撮像手段による
撮像が行われ、その撮像手段から出力される画像信号
は、調整値設定手段で設定されたホワイトバランスの調
整値に基づいてホワイトバランスの調整が行なわれる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、スイッチ手
段を切り換えることにより予め設定された複数の色温度
のうち、いずれか1の色温度が設定される。
【0018】請求項3記載の発明によれば、被写体から
の光が受光手段で受光され、その受光信号が複数の色成
分に分解して色温度検出手段に出力される。そして、色
温度検出手段でそれらの受光信号から被写体の光源の色
温度が判別され、その判別結果に基づいて光源の色温度
が自動設定される。
【0019】
【実施例】本発明に係るビデオカメラについて図を用い
て説明する。
【0020】図1は、本発明に係るビデオカメラの全体
構成図である。
【0021】ビデオカメラは、カメラ部1と撮像部2と
記録再生部50とから構成されている。撮像部2は、カ
メラ部1の後部に一体的或いは着脱自在に取り付けられ
ている。また、記録再生部50は、ビデオカメラで撮影
された画像を記録、再生する装置で、接続ケーブル40
を介してビデオカメラの撮像部2に接続されている。
【0022】前記カメラ部1には着脱自在の交換レンズ
3と、必要に応じて着脱自在のフラッシュ4とが装着さ
れる。交換レンズ3内には撮影レンズ5への入射光の光
量を制限する絞り6が設けられ、その開口量は、後述す
るカメラ部1内の制御部7により制御されるようになっ
ている。また、フラッシュ4内にはマイクロコンピュー
タからなる制御部14が設けられ、この制御部14によ
り充電、発光タイミング、発光量等の諸動作が制御され
る。
【0023】カメラ部1内には露出制御動作を制御す
る、マイクロコンピュータからなる制御部7、前記交換
レンズ3の入射光の光量を測光する、例えばSPCから
なる測光センサー8及びフォーカルプレーンシャッター
からなるシャッター12が設けられ、外部適所にはレリ
ーズボタン13が設けられている。また、前記制御部7
にはフラッシュ4が装着されていることを検知するフラ
ッシュ検知部9、装着されたフラッシュ4の種類を検知
する装着フラッシュ検知部10、フラッシュ4の充電完
了を検知する充電検知部11が設けられている。
【0024】前記測光センサー8で測光されたデータは
制御部7に入力され、制御部7はこの測光データと、後
述する撮像部2の制御部24から入力される感度情報と
から露出制御値(絞り値,シャッター速度)を演算す
る。また、制御部7は、前記絞り6の開口量を前記露出
制御値の絞り値に設定し、レリーズボタン13によりレ
リーズの指示があると、前記露出制御値のシャッター速
度でシャッター12を駆動し、撮影動作を行なう。な
お、レリーズの指示は、後述する記録再生部50に設け
られたレリーズボタン57により行なうこともできる。
【0025】フラッシュ4が装着されると、フラッシュ
4内の制御部14からフラッシュの装着、フラッシュの
発光色の種類、充電完了等のデータが制御部7に送出さ
れ、制御部7はこのデータから前記フラッシュ検知部
9、装着フラッシュ検知部10及び充電検知部11によ
り上記各検知を行なう。
【0026】撮像部2内には被写体像を電気信号に変換
して読み取るカラー撮像素子(以下、CCDという。)
15、このCCD15に前記被写体像を導くリレー光学
系16、前記CCD15の駆動を制御する駆動制御回路
17、タイミング信号を発生させるタイミング発生回路
(以下、T・Gという。)18、前記CCD15で読み
取られた信号に所定の信号処理を施す映像信号処理回路
19が設けられている。
【0027】前記駆動制御回路17は、前記T・G18
から入力されるタイミング信号からCCD15の駆動制
御信号を生成し、この駆動制御信号に基づいてCCD1
5を駆動する。CCD15は、駆動制御信号に基づいて
電荷の蓄積(撮像)及び蓄積電荷(撮影された画像信
号)の映像信号処理回路19への読出しを行なう。映像
信号処理回路19は入力された画像信号(アナログ信
号)に所定の信号処理を施して輝度信号Y、各色差信号
(R−Y),(B−Y)を生成し、更にコンポジットビ
デオ信号を生成して前記記録再生部50に出力する。な
お、映像信号処理回路19内には、ホワイトバランス調
整回路(以下、WB調整回路という。)20が設けられ
ており、このWB調整回路20により前記所定の信号処
理において撮影画像のホワイトバランスの調整が行なわ
れる。
【0028】また、撮像部2内には前記リレー光学系
を通過する光の一部若しくは前記CCD15の反射光
を受光し、その光量を測光する、例えばSPCからなる
光センサー21、光源の色温度に応じてホワイトバラ
ンスを制御するWB制御部22、撮像部2内の各回路に
電源を供給するDC/DCコンバータ23及び撮像部2
の撮像動作を制御する制御部24が設けられている。ま
た、この制御部24内には撮像部側の感度を設定する感
度設定回路25が設けられている。この感度設定回路2
4は、光源の種類に応じた感度情報を生成し、この感度
情報をカメラ部1内の制御部7に送出するもので、その
動作の詳細については後述する。
【0029】前記DC/DCコンバータ23には、後述
する記録再生部50内の電源56から電源が供給され、
DC/DCコンバータ23は供給電源から各回路に応じ
た所定のDC電源を生成し、各回路に供給する。なお、
前記DC/DCコンバータ23と駆動制御回路17間に
はスイッチSW1が介在され、このスイッチSW1の開
閉を制御することにより駆動制御回路17への電源供給
が制御されるようになっている。前記制御部24は、ス
イッチSW1の開閉制御を行ない、前記駆動制御回路1
7の駆動、すなわち、CCD15による撮影動作を制御
する。
【0030】また、撮像部2の外部には、A(タングス
テン光)、FL(蛍光灯)及びF(昼光)の各光源を情
報(以下、光源情報という。)として入力するためのス
イッチ(以下、WB.SWという。)26が設けられて
いる。WB.SW26で設定された光源情報はWB制御
部22に入力され、このWB制御部22を介して光源情
報に基づき上記ホワイトバランスの調整が行なわれると
ともに、上記感度設定回路24で感度情報が生成され
る。
【0031】図2は、WB制御部22及びその周辺回路
の回路構成を示す図である。
【0032】WB.SW26は、3個のスイッチL,
M,Nからなる3点の状態設定スイッチで、例えば操作
ボタンをスライドさせてスイッチを切り換えることによ
りA、FL及びFの光源情報を切換設定するものであ
る。各スイッチL,M,Nの一方の接点l,m,nは前
記DC/DCコンバータ23から供給されるVCC電源に
接続され、他方の接点l′,m′,n′は、WB制御部
22内のスイッチ221の接点a,b,cにそれぞれ接
続されている。
【0033】WB制御部22は、前記WB.SW26で
設定された光源情報のWB調整回路20及び制御部24
への伝送を制御するもので、前記スイッチ221と制御
線222とから構成されている。前記スイッチ221内
の接点a,b,cに対応する接点a′,b′,c′は、
それぞれ制御部24のA端子,FL端子,F端子に接続
されるとともに、後述するWB調整回路20内のスイッ
チSW.A,SW.FL,SW.Fの制御端子に接続さ
れている。スイッチ221のオン・オフは、制御部24
のX端子から入力される制御信号により制御されるよう
になっている。
【0034】なお、制御部24は、フラッシュ4の充電
が完了していないときにスイッチ221を全てオン状態
にし、フラッシュ4の充電が完了しているときは、当該
フラッシュ4の発光色に応じてWB調整をすべくスイッ
チ221を全てオフ状態にする。
【0035】また、制御線222は、制御部24から出
力される、装着されたフラッシュ4の種類に対応する制
御信号をWB調整回路20へ中継するものである。この
実施例ではフラッシュαとフラッシュβの2種類のフラ
ッシュ4が装着可能になされており、制御部24のα端
子及びβ端子から前記制御信号が後述するWB調整回路
20内のスイッチSW.α,SW.βの制御端子にそれ
ぞれ送出される。前記制御信号は、フラッシュ4の充電
が完了している時に送出され、例えば装着されたフラッ
シュ4がフラッシュαの場合は、α端子からハイの信号
が送出され、フラッシュβの場合はβ端子からハイの信
号が送出される。
【0036】制御部24内の感度設定回路25は、予め
光源A,FL,F、フラッシュα,フラッシュβに応じ
て設定された感度を有し、前記WB制御部22から入力
される光源情報又は装着フラッシュ検知部10により検
知されたフラッシュ4の種類の情報(以下、装着フラッ
シュ情報という。)に基づき対応する光源の感度情報を
カメラ部1の制御部7に出力する。なお、この感度情報
の送出は、後述するカメラ部1と撮像部2とのS交信時
に行なわれる。
【0037】WB調整回路20は、光源に応じた制御電
圧を出力する電圧供給回路201と、IN端子に入力さ
れる電圧に応じて所定のホワイトバランス値を設定する
ホワイトバランス回路(以下、WB回路という。)20
2と、前記電圧供給回路201から出力される電圧のう
ち、設定された光源に対する電圧を前記WB回路202
のIN端子に入力させるスイッチSW.A,SW.F
L,SW.F,SW.α,SW.βとから構成されてい
る。
【0038】前記電圧供給回路201は、光源A,F
L,F,フラッシュα、フラッシュβの各光源に対応し
た所定の電圧値VA,VFL,VF,Vα,Vβが予め設定
され、これら電圧値が所定の出力端子から出力されるよ
うになっている。前記スイッチSW.A〜SW.βの一
方の接点は、対応する電圧供給回路201の出力端子に
それぞれ接続され、スイッチSW.A〜SW.βの他方
の接点は、前記WB回路202のIN端子に接続されて
いる。
【0039】スイッチSW.A〜SW.βの制御端子に
は上述したようにWB.SW26及び制御部24からW
B制御部22を介して制御信号が入力されており、各ス
イッチSW.A〜SW.βはハイの制御信号が入力され
ると、オン状態になり、WB.SW26により設定され
た光源若しくは装着されたフラッシュ4の発光色に対応
する所定の電圧をWB回路202のIN端子に入力す
る。例えばWB.SW26で光源Aが設定され、スイッ
チLがオン状態になっていると、フラッシュ4の充電が
完了していないときは、電圧VCCがスイッチSW.Aの
制御端子に入力され、スイッチSW.Aがオンになり、
電圧VAがWB回路202のIN端子に入力される。な
お、この時、WB.SW26のスイッチM,Nはオフ状
態でスイッチSW.FL,SW.Fの制御端子は抵抗R
FL,RFを介して接地されている。また、制御部24
のα端子及びβ端子はロー状態になっており、スイッチ
SW.FL,SW.F,SW.α,SW.βは全てオフ
になり、電圧VFL,VF,Vα,VβはWB回路202
のIN端子に入力されない。
【0040】図1に戻り、ファインダー27内には、例
えば図3に示すように表示画面31の下部にレリーズ禁
止状態を表示するレリーズ表示部28、合焦状態を表示
する合焦表示部29、フラッシュ4の充電完了状態を表
示する充電完了表示部30が設けられている。各状態は
シンボルマークの点灯若しくは点灯色の変化により行な
われ、レリーズ禁止表示部28が消灯のときは、レリー
ズ禁止状態であることを示し、点灯のときはレリーズ可
能状態を示す。また、合焦表示部29が赤色のときは非
合焦状態を示し、緑色に変化すると合焦状態になったこ
とを示し、充電完了表示部30が赤色に発光すると、フ
ラッシュ4の充電が完了していることを示す。
【0041】前記記録再生部50内には、撮像部2から
入力されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号
(以下、画像データという。)に変換するA/Dコンバ
ータ51、画像データを一時記憶するメモリ52、この
メモリ52から読み出した画像データをアナログ信号に
変換して外部接続されたディスプレーモニター60に出
力するD/Aコンバータ53、複数個の画像データを記
録する、例えばDAT(Digital Audio Tape)からなる
記録メディア部54、記録再生部50の動作を制御する
制御部55及び上記記録再生部50内の各回路に電源を
供給する電源56が設けられている。
【0042】なお、前記記録メディア54には、フロッ
ピィディスク、8mmビデオテープ、ハードディスク、光
磁気ディスク等を用いてもよい。
【0043】また、記録再生部50の外部にはビデオカ
メラのレリーズをリモートコントロールするためのレリ
ーズボタン57が設けられている。また、記録再生部5
0には撮影された画像のモニターをするためのディスプ
レーモニター60及び外部から記録再生部50の動作を
制御するためのパーソナルコンピュータ61が接続可能
になっている。
【0044】前記制御部55は撮像部2の制御部24と
交信しつつ撮影された画像信号のディスプレーモニター
60への表示及び記録メディア部54への記録を制御す
る。また、パーソナルコンピュータ61が接続されてい
る場合は、このパーソナルコンピュータ61からの制御
信号に従って上記制御を行なう。
【0045】次に、図4のタイミングチャートを用いて
上記ビデオカメラの通常の撮影動作について説明する。
先ず、各信号の内容を以下に示す。
【0046】S1;制御部7のS1端子の状態を示す信
号である。レリーズボタン13の半押しで制御部7のS
1端子のレベルはローレベルになり、これにより制御部
7は、測光、測距、焦点調節及び露出制御値の設定等の
撮影準備動作を開始する。
【0047】S2;制御部7のS2端子の状態を示す信
号である。レリーズボタン13の全押しで制御部7のS
2端子のレベルはローレベルになり、測光、測距、焦点
調節が完了すれば、これにより制御部7は、シャッター
12を駆動し、撮影を行なう。
【0048】CSBCK;カメラ部1の制御部7と撮像
部2の制御部24間の交信状態を示す波形図で、S部
(以下、S交信という。)はカメラ部1が測光、測距及
び焦点調節の動作中であることを示している。また、D
部(以下、D交信という。)はシャッター12を開くシ
ーケンスに入ったことを示し、SS部(以下、SS交信
という。)は、後述の駆動制御信号1CMG,2CMG
によるシャッター開の制御状態にあることを示してい
る。なお、シャッター12は、フォーカルプレーンシャ
ッターで構成されているので、前記シャッター開の時間
は先幕が開いてから後幕が閉じ始めるまでの時間で、シ
ャッター速度に相当する時間である。
【0049】1CMG;カメラ部1の制御部7からシャ
ッター12に送出されるフォーカルプレーンシャッター
の先幕の駆動制御信号である。ハイレベルからローレベ
ルの立下がりで、先幕のチャージが開始され、ローレベ
ルからハイレベルの立上りで、先幕の走行が開始され
る。
【0050】2CMG;カメラ部1の制御部7からシャ
ッター12に送出されるフォーカルプレーンシャッター
の後幕の駆動制御信号である。ハイレベルからローレベ
ルの立下がりで、後幕のチャージが開始され、ローレベ
ルからハイレベルの立上りで、後幕の走行が開始され
る。
【0051】SS;前記シャッター12の実際の動作状
態を示す波形図で、ロー状態はシャッター12のスタン
バイ状態を示し、斜線部は先幕及び後幕の走行中の状態
を示している。そして、T部はシャッター12が開いて
いる状態である。
【0052】RCRDY;記録再生部50の制御部55
から撮像部2の制御部24に送出されるレリーズ禁止信
号である。記録再生部50が記録モードになっていない
ときは画像データの記録を禁止すべくハイのRCRDY
信号が送出され、記録モードになると、RCRDY信号
は撮影禁止を解除すべくローレベルに反転される。
【0053】DTRL.S;前記RCRDYを受けて撮
像部2の制御部24からカメラ部1の制御部7に送出さ
れる撮影禁止信号である。この信号がハイの期間は撮影
が禁止される。
【0054】S2D;記録再生部50のメモリ52を記
録可能状態にするために制御部24から制御部55に送
出される制御信号である。
【0055】PWCTL;スイッチSW1の開閉制御信
号である。ハイのときスイッチSW1が閉成され、DC
/DCコンバータ23からCCD15の駆動制御回路1
7に電源が供給される。これによりCCD15の駆動が
開始される。
【0056】FLD;T・G18で発生される同期信号
である。この同期信号はフレーム周波数と同一の周波数
である。従って、1周期のハイの期間とローの期間はそ
れぞれCCD15のフィールド蓄積の期間に相当し、こ
の同期信号から1フレームにおけるフィールドの判別が
行なわれるようになっている。すなわち、1周期の内の
ローの期間で第1フィールドの電荷蓄積を行ない、ハイ
の期間で第2フィールドの電荷蓄積を行なうようにする
と、前記同期信号のハイ又はロー状態を判別をすること
によりフィールドの判別が行なわれる。
【0057】RDST;T・G18から駆動制御回路1
7へ出力されるフィールドシフト信号を停止させる制御
信号である。フィールドシフト信号はCCD15からの
蓄積電荷の読出を制御する信号で、この信号を停止する
ことによりCCD15からの蓄積電荷の読出が禁止され
る。RDST信号がハイ状態でフィールドシフト信号の
出力が停止される。
【0058】RCGT;撮影した画像データのメモリ5
2への記録開始を指示する信号で、制御部24から制御
部55に送出される。
【0059】TD;記録再生部50の記録メディア部5
4が動作中であることを示す信号で、制御部55から制
御部24に送出される。この信号がハイ状態のときは記
録メディア部54が動作している。
【0060】同図において、レリーズボタン13の半押
しによってS1信号がローレベルになると、制御部7は
制御部24間でS交信を行うとともに、測光、測距及び
焦点調節等の諸動作を開始する。前記S交信により制御
部24内の感度設定部25から感度情報が制御部7に送
出される。また、記録再生部50が記録モードになる
と、制御部55は制御部24に送出しているレリーズ禁
止信号RCRDYをハイレベルからローレベルに反転
し、レリーズ禁止を解除する。また、制御部24はこの
レリーズ禁止の解除信号を受けて、ファインダー内のレ
リーズ禁止表示部28を緑色に発光させてレリーズ可能
状態であることを表示させるとともに、次のS交信で制
御部7に送出しているレリーズ禁止信号DTRL.Sを
ハイレベルからローレベルに反転し、レリーズ禁止を解
除する。
【0061】レリーズ禁止が解除された状態でレリーズ
ボタン13が全押しされ、S2信号がローレベルになる
と、制御部7は焦点調節の適否を判別し、焦点調節が適
切であるときは、ファインダー内の合焦表示部29を緑
に発光させて合焦状態にあることを表示させるととも
に、先幕及び後幕のチャージを開始してシャッター12
をスタンバイ状態にする。
【0062】一方、制御部7はD交信により先幕及び後
幕のチャージを開始したことを制御部24に知らせ、制
御部24は、これを受けて制御部55にローレベルのS
2D信号を送出し、メモリ52を記録可能状態にする。
また、制御部24はスイッチSW1にハイレベルのPW
CTL信号を送出してスイッチSW1を閉成し、DC/
DCコンバータ23からの電源を駆動制御回路17に供
給してCCD15の撮像動作を開始させる。更に制御部
24は前記PWCTL信号を送出した後(のタイミン
グの後)のFLD信号の2回目の立上り(のタイミン
グ)に同期して駆動制御回路17にハイレベルのRDS
T信号を送出し、CCD15の蓄積電荷の読出を禁止す
る。
【0063】この後、制御部24は制御部7とSS交信
を行ない、シャッター12を駆動させて露出制御を行な
う。制御部7は、1CMG信号をローレベルからハイレ
ベルに反転させて先幕を走行させるとともに、所定の時
間だけ遅延させて2CMG信号をローレベルからハイレ
ベルに反転させて後幕を走行させる。
【0064】制御部24は、SS交信が終了すると、そ
の終了時点(のタイミング)後のFLD信号の1乃至
2回目の立上り(のタイミング)に同期して駆動制御
回路17へのRDST信号の送出を停止し、CCD15
の蓄積電荷の読出禁止を解除するとともに、制御部55
にローレベルのRCGT信号を送出し、撮影画像の記録
開始を指示する。読出禁止の解除によりCCD15に蓄
積された電荷は、読出禁止解除後に駆動制御回路17か
ら送出されるフィールドシフト信号により映像処理回路
19に読み出される。
【0065】図においては、のタイミング直後のFL
D信号のローレベル期間(a期間)に第1フィールドの
蓄積電荷が読み出され、ハイレベル期間(b期間)に第
2フィールドの蓄積電荷が読み出される。読み出された
蓄積電荷は、映像信号処理回路19により所定の画像処
理が施された後、記録再生部50に出力され、メモリ5
2に記憶される。なお、上述したようにWB調整回路2
0内のホワイトバランス回路202は光源の種類に応じ
たWB値が設定されており、上記画像処理では光源の種
類に応じた好適のWB調整が行なわれる。
【0066】制御部24は、蓄積電荷の読出タイミング
におけるFLD信号の立上り(のタイミング)に同期
して前記RCGT信号及びS2D信号の送出を停止す
る。一方、制御部55から制御部24にRCRDY信号
が送出されるとともに、制御部24から制御部7にDT
RL.S信号が送出され、レリーズが禁止される。
【0067】前記メモリ52に記録された画像データ
は、その後記録メディア部54に記録される。この記録
動作中は、制御部55から制御部24にTD信号が送出
される。なお、前記RCRDY信号はこの記録動作が終
了するまで送出され、前記TD信号の送出が停止された
後、記録モード時は停止される。
【0068】上記の撮影動作は、カメラ部1のレリーズ
ボタン13の操作により行なわれる場合のものである
が、記録撮影装置50に設けられたレリーズボタン57
の操作又はパーソナルコンピュータ61の制御により遠
隔的に撮影動作を行なわせることもできる。
【0069】図5は、上記ビデオカメラのリモート操作
による撮影動作におけるレリーズタイミングチャートで
ある。
【0070】同図は、図4においてS2信号を削除し、
RMRL信号、S1OUT信号及びBKRL.S信号を
追加したものである。撮影動作におけるこれらの信号以
外の動作は上述と同じであるから、ここではこれらの信
号の内容について説明する。
【0071】RMRL信号は、レリーズボタン57の操
作又はパーソナルコンピュータ61からのレリーズ開始
の指示信号を受けて制御部55から制御部24に送出さ
れるレリーズの指示信号である。S1OUT信号は制御
部7にS1信号を発生させる制御信号で、制御部24か
ら制御部7に送出されるものである。制御部7は、制御
部24からのS1OUT信号を受けてS1端子のレベル
をハイレベルからローレベルに反転し、撮影準備動作を
開始する。BKRL.S信号は、図4のS2信号に相当
する信号である。
【0072】リモート操作による撮影では、先ず、制御
部55から制御部24に送出されているRCRDY信号
が停止され、レリーズ禁止が解除される。この後、レリ
ーズボタン57を操作することにより、或いは、パーソ
ナルコンピュータ61にレリーズ開始信号を入力するこ
とにより制御部55から制御部24にRMRL信号が送
出される。制御部24はこのRMRL信号を受けて制御
部7にS1OUT信号及びBKRL.S信号を送出し、
レリーズ動作が開始される。この後の撮影動作は上述の
動作と同様であるから説明は省略する。
【0073】なお、制御部55から制御部24にRCR
DY信号が送出され、レリーズが禁止されている状態で
レリーズボタン57又はパーソナルコンピュータ61か
らレリーズ開始の指示信号を入力しても制御部55から
制御部24にRMRL信号は送出されず、撮影は行なわ
れない。
【0074】図6は、フラッシュ4を発光して撮影する
場合のレリーズタイミングチャートである。同図は、図
4のレリーズタイミングチャートにCSIO信号、LM
SCK信号、INREL信号、F1信号及びF3信号を
追加したものである。撮影動作は上述した通常の撮影動
作と同じであるから、ここでは前記CSIO信号〜F3
信号の内容とこれらの信号に基づくフラッシュ同調の動
作について説明する。
【0075】CSIO信号はフラッシュ4を使用して撮
影することを示す信号である。制御部24はフラッシュ
撮影を行なうとき、制御部7にCSIO信号を送出す
る。LMSCK信号は、調光データをセットする信号で
ある。調光データは、CSIO信号がローレベルのとき
にセットされる。INREL信号は、フラッシュ4の調
光開始信号である。F1はフラッシュ4の発光開始を指
示する信号で、F3はフラッシュ4の発光停止を指示す
る信号である。なお、CSBSK信号におけるFDCア
ナウンス交信はフラッシュ同調の完了を示す交信で、撮
影動作が終了し、PWCTLがオフになった後に行なわ
れる。
【0076】フラッシュ4が装着されると、制御部7は
制御部14との交信によりフラッシュ4の装着の有無、
フラッシュ4の種類及び充電が完了している否か等の判
別を行なう。また、フラッシュ4が装着され、かつ、充
電が完了している状態でレリーズボタン13からS1信
号が入力された場合、制御部7は前記制御部14と交信
してフラッシュ4の装着の有無、フラッシュ4の種類及
び充電が完了している否か等の確認を行なう。そして、
制御部7は確認したフラッシュ4に関する情報(以下、
装着フラッシュ情報という。)に基づいてフラッシュ同
調に好適な絞り値及びシャッター速度を算出し、その算
出結果を露出制御値として設定する。また、制御部7は
被写体の焦点調節を行なう。
【0077】前記装着フラッシュ情報はS交信において
制御部24に送出される。制御部24は、受け取った装
着フラッシュ情報から感度設定回路25によりフラッシ
ュ4の発光色の種類に応じた感度情報を設定し、この感
度情報を制御部7に送出する。また、装着フラッシュ情
報からフラッシュ4の充電完了が確認されると、X端子
からWB制御部22に制御信号を送出してスイッチ22
1をオフにする一方、WB調整回路20にWB制御部2
2を介してフラッシュ4の発光色の情報(フラッシュα
又はフラッシュβの信号)を送出し、WB回路202の
WB調整値をフラッシュ4の発光色に対応する調整値に
設定する。これによりWB調整回路20ではフラッシュ
撮影におけるWB調整が行なわれる。
【0078】上記のようにフラッシュ撮影ではWB.S
W26とWB調整回路20間の回路が遮断され、制御部
24から装着されたフラッシュ4の発光色に対応した所
定のWB調整値がWB調整回路20に自動設定される。
【0079】図6において、レリーズボタン13からS
2信号が入力されると、上述したように制御部7はD交
信により先幕及び後幕のチャージを開始する。また、制
御部24は制御部55にローレベルのS2D信号を送出
し、メモリ52を記録可能状態にするとともに、スイッ
チSW1にハイレベルのPWCTL信号を送出してスイ
ッチSW1を閉成し、DC/DCコンバータ23からの
電源を駆動制御回路17に供給してCCD15の撮像動
作を開始させる。
【0080】また、CSIO信号は、PWCTL信号が
送出されたタイミング(のタイミング)後の最初のF
LD信号の立上り(のタイミング)に同期してハイレ
ベルからローレベルに反転され、このCSIO信号がロ
ーレベルの期間に調光データがセットされる(LMSC
K信号の出力)。続いて、CSIO信号がハイレベルに
反転するタイミング(のタイミング)でINREL信
号がローレベルになり、フラッシュの調光状態に入る。
すなわち、F3信号がハイレベルからローレベルに反転
し、同調可能状態になる。
【0081】この後、露出制御が開始され、先幕が完全
に開いたタイミング(のタイミング)でF1信号がロ
ーレベルになり、フラッシュ4が発光される。被写体を
反射してリレー光学系17に導かれたフラッシュ光の光
量は受光センサー21により計測され、適切な光量に達
した時点(のタイミング)で、F3信号がローレベル
からハイレベルになり、フラッシュ4の発光が停止され
る。
【0082】制御部24は、SS交信が終了すると、そ
の終了時点(のタイミング)後のFLD信号の1乃至
2回目の立上り(のタイミング)に同期して駆動制御
回路17へのRDST信号の送出を停止し、CCD15
の蓄積電荷の読出禁止を解除するとともに、制御部55
にRCGT信号を送出し、撮影画像の記録開始を指示す
る。読出禁止の解除によりCCD15に蓄積された電荷
は、読出禁止解除後に駆動制御回路17から送出される
フィールドシフト信号により映像処理回路19に読み出
される。読み出された蓄積電荷は、映像信号処理回路1
9により所定の画像処理が施された後、記録再生部50
に出力され、メモリ52に記憶される。
【0083】なお、上述したようにWB調整回路20内
のWB回路202は装着されたフラッシュ4の発光色に
応じたWB調整値が設定されており、上記画像処理では
フラッシュ4の発光色に応じた好適のWB調整が行なわ
れる。
【0084】図7は、本発明に係るビデオカメラの第2
実施例の構成を示す図である。
【0085】同図は、図4においてWB.SW26に代
えて光学フィルタ34、受光センサー35及び色温度検
知回路36からなる色温度検出装置37を設けたもので
ある。なお、同図では便宜上、フラッシュ4、ファイン
ダー27、DC/DCコンバータ23、SW1及び記録
再生部50等は省略している。
【0086】受光センサー35は3個の受光素子からな
り、R(赤),G(緑),B(青)の色成分をそれぞれ
受光するようになっている。光学フィルタ34を通過し
た光は受光センサー35で受光され、R(赤),G
(緑),B(青)の色成分が色温度検知回路36に入力
される。色温度検知回路36は、R,G,Bの各色成分
のエネルギー分布から光源の色温度を判別し、この光源
情報を制御部24に送出する。制御部24は、この光源
情報に基づき感度設定回路25により光源に対応する所
定の感度を設定し、その感度情報を制御部7に送出す
る。
【0087】また、制御部24はWB制御部22を介し
てWB調整値の制御信号をWB制御回路20に送出す
る。WB制御回路20内のWB回路202は、入力され
た制御信号に基づき光源の色温度に対応する所定のWB
調整値に設定される。
【0088】この実施例では、被写体光を受光して自動
的に感度及びWB調整値が設定されるので、手動で光源
情報を設定する手間がなくなる。
【0089】図8は、本発明に係るビデオカメラの第3
実施例の構成を示す図である。
【0090】同図は、図4において、メモリ37とフラ
ッシュ同調時間検知回路38とを追加したものである。
なお、同図では便宜上、フラッシュ4、ファインダー2
7、DC/DCコンバータ23、SW1、感度設定回路
25及び記録再生部50等は省略している。
【0091】フラッシュ4の発光色温度は、装着される
フラッシュ4の種類だけでなく、同じフラッシュ4であ
ってもその発光時間により異なる。本実施例は、フラッ
シュ4の発光時間によって定まる色温度に対応して好適
のWB調整を行なうものである。
【0092】図8に示すビデオカメラには、例えば発光
色温度の異なるA,B,Cの3種類のフラッシュ4が装
着可能になされ、各フラッシュA,B,Cについて発光
時間に対する色温度の変換テーブルが前記メモリ37に
記憶されている。また、フラッシュ同調時間検出回路3
8は前記F1信号及びF3信号からフラッシュの発光時
間tF(図6のタイミングとの期間)を検出するも
のである。
【0093】レリーズボタン13が押され、フラッシュ
撮影が行なわれると、前記フラッシュ同調時間検出回路
38によりフラッシュ4の発光時間が検出される。装着
されたフラッシュ4の種類と前記発光時間tFの情報は
メモリ37に送出される。メモリ37は、フラッシュ4
の種類及び発光時間tFの情報から変換テーブルを用い
て色温度を読出し、この色温度情報をWB制御部22に
送出する。WB制御部22は入力された色温度情報に基
づき所定の制御信号をWB調整回路20に送出し、フラ
ッシュ4の発光時間tFにより定まる所定の色温度に対
応したWB調整値を設定する。これによりフラッシュ撮
影がされた画像信号は、フラッシュ同調時の好適なWB
調整値でWB調整が施される。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カメラ部と撮像部とが着脱可能なカメラであって、カメ
ラ部に被写体輝度を検出する輝度検出手段を設けるとと
もに、光源の色温度の設定手段で設定された色温度に対
応する撮像手段の感度情報を撮像部からカメラ部に送信
する通信手段を設け、この通信手段で送信された感度情
報と輝度検出手段で検出された被写体輝度とに基づいて
撮像手段への光量を制御し、受光感度を調整するように
したので、カメラ部の輝度検出手段と撮像部の撮像手段
との分光感度が異なる場合にも適切に露出を行ない、か
つ、ホワイトバランス調整を好適に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビデオカメラの全体構成図であ
る。
【図2】ホワイトバランス制御部及びその周辺回路の回
路構成を示す図である。
【図3】ファインダー内の表示部を示す図である。
【図4】本発明に係るビデオカメラの通常の撮影動作に
おけるレリーズタイミングチャートである。
【図5】本発明に係るビデオカメラのリモート操作によ
る撮影動作におけるレリーズタイミングチャートであ
る。
【図6】フラッシュ発光時の撮影動作におけるレリーズ
タイミングチャートである。
【図7】本発明に係るビデオカメラの第2実施例の構成
を示す図である。
【図8】本発明に係るビデオカメラの第3実施例の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 カメラ部 2 撮像部 3 交換レンズ 4 フラッシュ 5 撮影レンズ 6 絞り(露出調節手段) 7 制御部(光量設定手段,駆動制御手段) 14,24,55 制御部 8 測光センサー(輝度検出手段) 21 測光センサー 9 フラッシュ検知部 10 装着フラッシュ検知部 11 充電検知部 12 シャッター(露出調節手段) 13,57 レリーズボタン 15 カラー撮像素子(CCD,撮像手段) 16 リレー光学系 17 駆動制御回路 18 タイミング発生回路(T・G) 19 映像信号処理回路 20 WB(ホワイトバランス)調整回路(調整値調整
手段) 201 電圧供給回路 202 WB回路(ホワイトバランス調整手段) 22 WB制御部 23 DC/DCコンバータ 25 感度設定回路(通信手段) 26 WB.SW(色温度設定手段) 221,SW1,SW.A,SW.FL,SW.f,S
W.α,SW.β スイッチ 27 ファインダー 28 レリーズ禁止表示部 29 合焦表示部 30 充電完了表示部 31 表示画面 34 光学フィルター 35 受光センサー(色温度設定手段の受光手段) 36 色温度検知回路(色温度設定手段の色温度検出手
段) 37 メモリ 38 フラッシュ同調時間検知回路 40 ケーブル 50 記録再生部 51 A/Dコンバータ 52 メモリ 53 D/Aコンバータ 54 記録メディア部 56 電源 60 ディスプレーモニター 61 パーソナルコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−73789(JP,A) 特開 平1−288837(JP,A) 特開 昭62−86992(JP,A) 特開 昭62−160892(JP,A) 特開 平2−85834(JP,A) 特開 平2−234593(JP,A) 特開 平3−244293(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/04 H04N 9/73

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ部と撮像部とが着脱可能なカメラ
    であって、前記撮像部に配置され、撮影レンズにより導
    かれた被写体光像を光電変換し、光量に応じたレベルの
    電気信号として出力する撮像手段と、前記撮像手段に到
    達する被写体光像の光量を調節する露出調節手段と、光
    源の色温度を設定する色温度設定手段と、前記色温度設
    定手段で設定された色温度に対応したホワイトバランス
    の調整値を設定する調整値設定手段と、前記色温度設定
    手段で設定された色温度に対応する前記撮像手段の感度
    に関する情報を前記撮像部から前記カメラ部へ送信する
    通信手段と、前記カメラ部に設置され、被写体の輝度を
    検出する輝度検出手段と、前記カメラ部に設置され、
    記輝度検出手段で検出された被写体輝度と前記撮像部か
    ら送信された前記撮像手段の感度に関する情報とに基づ
    いて当該撮像手段への光量を設定する光量設定手段と
    記光量設定手段で設定された光量に基づき前記露出調
    節手段の駆動を制御する駆動制御手段と、前記撮像手段
    から出力される画像信号のホワイトバランスを前記調整
    値設定手段で設定された調整値に基づいて調整するホワ
    イトバランス調整手段とを備えたことを特徴とするカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカメラにおいて、前記色
    温度設定手段は、予め設定された複数の色温度のうち、
    いずれか1を切換設定するスイッチ手段であることを特
    徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のカメラにおいて、前記色
    温度設定手段は、被写体からの光を複数の色成分に分解
    して受光する受光手段と、この受光手段から出力される
    受光信号を用いて色温度を判別し、その判別結果に基づ
    いて光源の色温度を設定する色温度検出手段とからなる
    ことを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のカメラにおいて、前記輝
    度検出手段は測光センサを含むものであることを特徴と
    するカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のカメラにおいて、前記輝
    度検出手段は、更に演算により被写体輝度を算出する演
    算手段を含むものであることを特徴とするカメラ。
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