JP3106673U

JP3106673U - 置物様のペット用遺品入れ

Info

Publication number: JP3106673U
Application number: JP2004004238U
Authority: JP
Inventors: 龍彦田中
Original assignee: 龍彦田中
Priority date: 2004-07-20
Filing date: 2004-07-20
Publication date: 2005-01-20
Anticipated expiration: 2010-07-20

Abstract

【課題】できるだけ動物の自然な姿態を生かして落ち着ける形態とし、しかも安価となるペット用遺品入れを提供する。
【解決手段】四肢で立脚した姿態の置物様の四肢動物ペット用遺品入れ１０であって、本体内に納骨用空洞１２を有し、腹部に空洞の蓋１３を有する。遺品を動物形状の本体内空洞に入れるため、外観上は動物の自然な姿態・形態がそのまま生かされる。また、ペットの死体と一緒に火葬することを目的としないため、比較的自由に材料を選ぶことができる。例えば、高級品であっても御影石や大理石、火口石等の石材、普及品では石膏やプラスチックを用いることができるため、安価に製造することができる。
【選択図】図２

Description

本考案は、置物様のペット用遺品・遺骨入れに関する。

近年、ペットを家族の一員と考える人々が増えてきている。このような人々にとっては、ペットの死亡は感情的には家族の死亡に近いものであるため、人間の場合と同様に葬儀や供養等を行うというケースが増えている。これに応え、ペット専門の供養を行う寺院やペット専門の墓地等も現れてきている。

しかし、人間の場合と異なり、ペットの埋葬には法的な規制はなく、必ずしも人間と同様に専用の墓地に埋葬しなければならないというものではない。公衆の衛生に反せず、また、他人の私有財産を侵さない限り比較的自由に行うことができる。

そこで、ペットが死亡した後もその遺品を身近に置いておきたいという考え方から、台座上に動物像を載せ、その台座内にペットの遺骨を収納する「火葬副葬品」が特許文献１において提案されている。
実用新案登録第3057240号

特許文献１に記載のものは、火葬副葬品であり、ペットの死体と一緒に火葬するものである。この場合、どうしても材料は高温に耐えるセラミックや金属等にせざるを得ず、高価であるとともに、外観は無機質的なものとなる。また、特許文献１に記載のものは、犬の形をした本体の下に台座を設け、その中に遺骨等の遺品を収納するものである。そのため、全体の形状がやはり不自然なものとなる。

本考案が解決しようとする課題は、できるだけ動物の自然な姿態を生かして落ち着ける形態とし、しかも安価となるペット用遺品入れを提供することである。

上記課題を解決するために成された本考案に係るペット用遺品入れは、動物の形をした置物様のペット用遺品入れであって、本体内に遺品収納用空洞を有することを特徴とするものである。

また、具体的には例えば、四肢で立脚した姿態の置物様の四肢動物ペット用遺品入れであって、本体内に遺品収納用空洞を有し、腹部に該空洞の蓋を有することを特徴とするものである。

なお、遺品として最も典型的なものは遺骨であるが、その他に、体毛、写真、首輪の一部、生前好んでいた玩具等、飼い主がそのペットを偲ぶものであれば何でもよい。

本考案に係るペット用遺品入れでは、遺品を動物形状の本体内空洞に収納するため、外観上は動物の自然な姿態・形態がそのまま生かされる。また、ペットの死体と一緒に火葬することを目的としないため、比較的自由に材料を選ぶことができる。例えば、高級品であっても御影石や大理石、火口石等の石材、普及品では石膏やプラスチックを用いることができるため、安価に製造することができる。

本考案の一実施例であるペット用遺品入れの、斜め上方から見た外観を図１に、下方から見た外観を図２に示す。図１に示すように、外観上は通常の動物の形態そのものである。特注品として、死亡したペットの形態をそのまま模写した外観のものを製造するようにしてもよいが、多くの場合には同種の動物の形態を表したものでよい。例えば、ペットの犬種がダックスフントであったとすれば、遺品入れも一般的なダックスフントの形態をしたものとすればよい。

図２に示すように、本考案に係る遺品入れ１０の腹部には穴１１が開いており、その中に空洞１２が設けられている。また、穴１１に適合する蓋１３が設けられている。なお、蓋１３は遺品入れ１０本体と同一の材料でもよいし、別の材料（例えば、ステンレス）としてもよい。

空洞１２内に遺骨や遺品を入れ、蓋をして、この遺品入れ１０を部屋やベランダ、庭等に置いておくことにより、飼い主は亡くなったペットに対する供養を尽くすことができるとともに、その思い出を末永く偲ぶことができる。なお、空洞に遺骨を入れておく場合には、人間の場合と同様、綿で作成した骨袋に入れ、祈願文と共に本体内に安置することが望ましい。また、蓋１３が空洞１２を気密に密閉するように、蓋１３と穴１１とは強力接着剤により接着しておくことが望ましい。

なお、参考のために、図１及び図２に示したペット用遺品入れの寸法を例示すると、全高が約18cm、全長(頭から尻尾の先まで)が約30cm、全幅が約12cm、穴１１の径が約4cm、空洞１２の深さが約6cm、重さが約13kgである。

本考案の一実施例であるペット用遺品入れの、斜め上方から見た外観図。実施例のペット用遺品入れの下方から見た外観図。

符号の説明

１０…ペット用遺品入れ
１１…穴
１２…空洞
１３…蓋

Claims

動物の形をした置物様のペット用遺品入れであって、本体内に遺品収納用空洞を有することを特徴とするペット用遺品入れ。
四肢で立脚した姿態の置物様の四肢動物ペット用遺品入れであって、本体内に遺品収納用空洞を有し、腹部に該空洞の蓋を有することを特徴とするペット用遺品入れ。