JP3114814U

JP3114814U - ペット用桐製三角傾斜型骨壷

Info

Publication number: JP3114814U
Application number: JP2005005905U
Authority: JP
Inventors: 二三世源元
Original assignee: 二三世源元
Priority date: 2005-06-28
Filing date: 2005-06-28
Publication date: 2005-10-27
Anticipated expiration: 2015-06-28

Abstract

【課題】本考案は、桐の特性を利用して通気性及び、骨壷ごと土に埋葬できるよう、なおかつ収骨時に骨を粉骨することなく、収められる機能を持たせる。
【解決手段】本考案の桐製三角傾斜型骨壷は、本体、上蓋とも桐で形成されておりなおかつ、動物の頭蓋骨に類似している三角形の為、自然に無理なく収められ、丸型と異なり長広いスペースを確保でき、全ての骨を砕くことなく収めることを特徴とする。
【選択図】図１

Description

本考案は、ペット用の骨壷に関するものである。

現在、ほとんどのペット霊園で使用されている骨壷は、丸型陶器製の６種類のサイズに分類された骨壷であり、骨拾いの際、足の大腿骨などの長い骨は砕いて収めている。この骨を砕く作業は、度々、飼い主とのクレームになっている。又、犬や猫の頭蓋骨は三角形に類似しており、丸型の骨壷では，犬種により収めづらい時もある。（鼻先の長い犬など）その場合、一回り大きい骨壷を使用することになる。
又、飼い主が自宅に持ち帰り供養する場合、陶器製の骨壷は、長い期間自宅に安置すると、結露による湿気によって骨どうしが凝固してしまう。又、土に埋葬する際、陶器の骨壷は土に返らない為、骨のみを埋葬して、骨壷は割って処分するのが通例となっている。
同じく自宅で供養する際、大きい骨壷は大部分の飼い主には好まれない。大型犬は６寸〜７寸（直径約１８０ｍｍ〜２１０ｍｍ）のサイズになる。

現在の陶器製骨壷は、それぞれの形体で６種類から選択しており、霊園側担当者の経験で骨壷の選択をするが、例えると猫の場合３寸もしくは４寸を使用するが担当者の経験が浅いと、選択を誤り無理に骨を砕いて、それが飼い主に対し不快を与え、霊園自体の評価を下げてしまう。

陶器製の骨壷は、密封された状態なので結露による骨の凝固は、埋葬する際、骨壷に付着してしまう。又、骨壷の処分に手間が掛かり中には、骨壷ごと埋葬する飼い主もいるのが現状。

丸型骨壷は置き場を取られる為、キャパシティーの限られた納骨堂での供養は、大きな骨壷ほど余分なスペースが無くなり、他の仏具など（ドライフラワー、写真など）飾るスペースが狭くなる。

本考案は、このような点に鑑みて成されたものであり、その目的は霊園側と、飼い主側のトラブルを未然に防ぎ、なおかつ霊園担当者のスムーズな業務遂行と、飼い主に満足していただける様にすることにある。

上記の目的を達成する本考案の桐製三角傾斜型骨壷は、４種類に分類される。
Ａ＝兎・フェレット用Ｂ＝猫・子犬用
Ｃ＝中型犬用Ｄ＝大型犬用
それぞれの桐製三角傾斜型骨壷は、各種ペットの頭蓋骨の統計の元に形成され傾斜角度も無駄の無い角度に形成されている。猫は３寸か４寸で迷うことなくきっちり収まる。又、長い大腿骨は、二等辺の長さが１４０ｍｍあるので、砕くことなく収めることが可能。

桐製三角傾斜型骨壷は、桐の土に返る特性を利用して直接、埋葬出来及び、桐は通気性に優れているので、長期間の自宅供養にも結露することなくそのままの状態を保つことが可能。

桐製三角傾斜型骨壷は、骨壷内部の無駄なスペースを省くため、上開口部が前方に傾斜しており、よりコンパクトに観える。

以上説明したように本考案による効果は二つに分類される。
一つはペット霊園側の効果である。ペットを失った悲しみからほとんどの飼い主は、霊園側の言葉遣いや行動に神経が過敏になり、些細な事がトラブルに発展しかねない。桐製三角傾斜型骨壷は、トラブルを未然に防ぎ、より作業しやすく、何よりも桐製三角傾斜型骨壷の利点を説明する事により、飼い主に安心感と霊園への信頼感を提供できる。
又、陶器製骨壷に比べ、桐製三角傾斜型骨壷は、割れることが無いので破損事故の防止、及び軽量の為、抱き合わせ、重ね入れの発送が可能になり、輸送費の削減になる。在庫保管にも場所を取らない。
二つ目は、飼い主側の効果である。骨を砕かれる事無く、丁寧に収められる安心感と、桐の骨壷のまま土に返してあげることにより、悲しみから断ち切り、思い出と替わる事が出来る。

以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。

図１は斜面から見た上部蓋を取り除いた全体図、図２は上部蓋を装着した全体図である。

図１、図２に示すように、桐製三角傾斜型骨壷は、本来丸型と異なり底部１、２、の部位に動物の長い大腿骨や前腕骨が粉骨せずに収めることができる。

長い大腿骨などを最初に収め、次に頭蓋骨、肩甲骨、第二頚椎、下顎を除く骨を収め、その上に残りの頭蓋骨を中心に、頭蓋骨の両サイドに下顎、肩甲骨を収めて、最後に第二頚椎に収める。

桐製三角傾斜型骨壷は、それぞれのペットの種類によって使用する骨壷を使い分けることにより、骨壷内の余分なスペースもなく頭蓋骨も三角形なので、きつちりと収めることが出来る。

本考案は、ペット霊園の収骨担当者が、業務遂行がしやすく又、飼い主に違和感を与えないように、考案されたもので、霊園業者に有用な桐製三角傾斜型骨壷を、製造、販売する産業分野で利用することができる。

本考案の桐製三角傾斜型骨壷の上蓋を取り除いた外観斜視図である。図１の桐製三角傾斜型骨壷に、上蓋を装着した外観斜視図である。

符号の説明

１，大腿骨などを収める部位。

Claims

桐製三角傾斜型骨壷は、二等辺三角形の広長いスペースを利用して、従来の丸型陶器製骨壷に比べ、骨を砕くことなくそのままの状態で収骨できる桐製三角傾斜型骨壷。
桐製三角傾斜型骨壷はペットの頭蓋骨に合わせた三角形で形成される事により余分なスペースを省き無理なく収めることが出来る桐製三角傾斜型骨壷。
桐製三角傾斜型骨壷は、桐の特性である通気性を利用して、収められている骨の湿気を防ぎ、土に埋葬する際骨壷ごと埋葬出来ることを特徴とする桐製三角傾斜型骨壷。