JP3106348B2 - 幼児用着座装置の脚部収納機構 - Google Patents

幼児用着座装置の脚部収納機構

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JP3106348B2
JP3106348B2 JP08251321A JP25132196A JP3106348B2 JP 3106348 B2 JP3106348 B2 JP 3106348B2 JP 08251321 A JP08251321 A JP 08251321A JP 25132196 A JP25132196 A JP 25132196A JP 3106348 B2 JP3106348 B2 JP 3106348B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ベビーカーや幼
児用椅子などの幼児用着座装置に関し、特に、2本の脚
材がX状に交差してヒンジ結合されてなる脚部の収納機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、幼児用着座装置には種々のものが
存在する。例えば、主に外出時に屋外で使用されるベビ
ーカー、屋内で用いられベビーカーと同様に脚部に設け
られた車輪によって室内を移動できる幼児用椅子などで
ある。なお、この明細書中で、幼児とは一般にいう幼児
よりも広い概念を有するものとし、育児用着座装置を必
要とする者であれば新生児、乳児、児童を含むものとす
る。
【0003】従来の幼児用着座装置に備えられる脚部
は、二本の脚材がX状に交差してヒンジ結合され、この
交差角度を変化させて脚部の高さを調節できる構成とな
っている。X状にヒンジ結合することにより、脚部の強
度を向上させることができる。この強度を維持するため
には、交差角度が0になってしまうこと、すなわち二本
の脚材が重なってしまうことは好ましくない。このため
交差角度には必要最小交差角度が存在し、したがって脚
部の高さを低くすることには限界があった。
【0004】また、この脚部の高さの限界は、使用状態
で脚部の高さが低すぎると床から舞い上がった埃がテー
ブル座部若しくは背部についてしまうという恐れがあ
り、脚部の高さをある程度に確保する必要があったとい
う事情もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、幼児用
着座装置を使用せずに、押入や箱などに収納する場合に
は、脚部の高さはできるだけ低い方が良い。従来は前記
したように交差角度に必要最小角度が存在するため脚部
の高さはあまり低くならず、収納のためのスペースが大
きくなりスペースに無駄が生じてしまうものであった。
【0006】この発明は、以上の問題点を解決するため
に成されたもので収納に必要なスペースをより小さくす
ることができる幼児用着座装置の脚部の収納機構を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、左右の脚部は、各々2本の脚
材がX状に交差してヒンジ結合され、前記Xの交差角度
を変化させて脚部の高さを調節できる構成を有し、Xの
交差角度が強度上望ましい必要最小交差角度よりも小さ
くなることを阻止するストッパーが、脚材に当接し阻止
を行う当接状態と、脚材から離れて阻止を解除し脚部の
高さをより低くする収納状態とをとり得る構成を有する
ことを特徴とする幼児用着座装置の脚部収納機構であ
る。
【0008】また請求項2の発明は、更に、ストッパー
は、2本の脚材がX状に交差する面に対し直交する面内
で回動する構成により、当接状態と収納状態とをとり得
る構成を有することを特徴とする請求項1記載の幼児用
着座装置の脚部収納機構である。
【0009】また請求項3の発明は、更に、ストッパー
は、2本の脚材がX状に交差する面と概略同一面内で回
動する構成により、当接状態と収納状態とをとり得る構
成を有することを特徴とする請求項1記載の幼児用着座
装置の脚部収納機構である。また請求項4の発明は、更
に、ストッパーは、回動の中心を中心とする短円筒状を
なし、短円筒の周面が収納状態では大きく窪んでいるこ
とを特徴とする請求項3記載の幼児用着座装置の脚部収
納機構である。
【0010】また請求項5の発明は、更に、ストッパー
は、2本の脚材がX状に交差する面に対し直交する方向
に前進後退する構成により、当接状態と収納状態とをと
り得る構成を有することを特徴とする請求項1記載の幼
児用着座装置の脚部収納機構である。
【0011】また請求項6の発明は、更に、脚部を構成
する2本の脚材は、それぞれ下端に車輪が設けられ、一
方の脚材は脚本体にヒンジ結合され、他方の脚材はスラ
イド部材にヒンジ結合され、スライド部材のスライドバ
ーは、脚本体内を前後方向にスライド可能に収納され、
脚部が伸びて高くなる方向にスライドバーを付勢するバ
ネが設けられ、スライドバーの長手方向にならんで複数
の調節孔が開けられ、ピンが調節孔に差し込まれる方向
にバネによって付勢され、バネの付勢力に反してピンを
調節孔から引き抜くレバーが脚本体の外側に設けられた
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、または5記載
の幼児用着座装置の脚部収納機構である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態1を図
1乃至図20において説明する。 (全体概略)図1乃至図6において全体の概略を説明す
る。
【0013】この実施形態の幼児用着座装置1は、室内
で使用される幼児用椅子である。脚部3は左右に設けら
れ、それぞれが連結部材5によって連結され(図2及び
図3)、全体として自立できる構成となっている。そし
て、左右の脚部3には2つのスウイングバー7が渡され
ている。このスウイングバー7はコの字形状を有し、コ
の字の開いた方を上方にして配置される。このスウイン
グバー7に対し、椅子部9が配置される。椅子部9はス
ウイングバー7の働きにより前後方向にスウイング可能
となっている。 (椅子部9)次に椅子部9を図1乃至図8において説明
する。
【0014】座部11は、幼児が主に臀部を乗せる座面
13(図3乃至図6)を有し、この座面13から左右に
連続する肘掛け部15が一体的に設けられている。肘掛
け部15にはテーブル16が着脱可能に設けられている
(図2と図3を比較参照)。この座部11の後方に配置
される背部17は、回動軸19回りに回動可能に設けら
れる。この背部17には、前記肘掛け部分15に連続し
た状態で配置され得る囲い部分21が、左右に一体的に
設けられている。この囲い部分21の下方に前記回動軸
19が設けられている。座部11の前方には、ステップ
23が回動軸25回りに回動可能に設けられている(図
5及び図8)。背部17の上方にはヘッドレスト27
が、回動軸29回りに回動可能に設けられている(図5
及び図7)。
【0015】背部17の左右の囲い部分21の下方で前
記回動軸19が設けられる部分31(図8)は、板状で
凸の円弧状に形成されている。この円弧状の部分31は
前記回動軸19の周りに形成されている。この凸の円弧
状の部分31に対応して、座部11の側の左右には、凹
の円弧状の部分33が形成され、前記凸の円弧状の部分
31を受ける構成となっている。 (連動機構45)この凸の円弧状の部分31は、左右に
おのおの存在し、互いに向かい合う内側の面が、座部1
1の底部から露出している(図示せず)。この露出した
部分には突起部35(図8)が形成されており、この突
起部35に回動穴37が形成されている。この回動穴3
7に対し連動バー39の一端側が回動可能に取り付けら
れる。 すなわち連動バー39は、全体がコの字状を有
し、コの字の両先端がL字状に屈曲し、前記回動穴37
に回動自在に嵌合している。突起部35が回動する範囲
で、凹の円弧状の部分33には、窪み41が形成され
る。窪み41の両端が、突起35に当接し座部11の回
動を規制するストッパーになっている。
【0016】連動バー39のコの字の中央辺は、ステッ
プ23の背面に回動可能に保持されている。ステップ2
3の背面には回動可能に保持するための円形断面を有す
る溝43(図8)と、溝43に保持された連動バー39
を脱落しないようにネジ止めされる保持部とを有する。
【0017】このようにして連動バー39を有した連動
機構45が構成される。連動機構45の働きにより、座
部11に対し背部17が回動すると、背部17に取り付
けられた連動バー39がステップ23の背面を押し、ス
テッブ23が所定の回動角度となる。 (傾動ロック機構53)背部17の傾斜した状態は支持
バー47によって支持される(図5及び図7)。この支
持バー47は全体がコの字形状をしており(図示せ
ず)、コの字の両先端がL字に屈曲され、この屈曲され
た部分が座部11の穴49(図5)に回動可能に嵌合さ
れている。コの字の中央の辺は、背部17の背面に多段
に設けられた係合凹部51に係合する(図7)。
【0018】この係合を自動的に行うことで、背部17
の傾斜する動き、すなわち傾動をロックする傾動ロック
機構53が設けられる。
【0019】すなわち図7に示すように、多段に設けら
れた前記係合凹部51を覆う回動覆体55が、背部17
の背面に回動軸57周りに回動可能に取り付けられてい
る。この回動覆体55は、図7中左の面が開放された箱
状をしており、回動によって、係合凹部51を取り囲ん
で覆う状態、および係合凹部51から離れる状態を取り
得る。この回動は、回動覆体55の上部に設けられたハ
ンドル部58(図7)に指をかけておこなう。この回動
覆体55の左右の側面には、上下方向に長孔59が形成
されている。この左右の長孔59に前記支持バー47の
コの字の中央辺が貫通し、スライド自在に保持されてい
る。
【0020】そして、回動覆体55は、係合凹部51を
覆う状態では、支持バー47は係合凹部51に嵌合し、
離れる状態では係合凹部51から離脱し、この離脱によ
って長孔59内をスライド可能となる。 (ロックレバー61)図7に示すように、この回動覆体
55が係合凹部51を覆う状態にロックするためのロッ
クレバー61が、回動覆体55の上方において背部に設
けられる。このロックレバー61は内筒63と外筒65
からなり、外筒65が背部17に固定され、この外筒6
5に対して内筒63が回動可能となっている。内筒63
の外側先端にはヘッド67が一体的に形成され、このヘ
ッド67により前記回動覆体55の上端が押さえられ、
ロックが行われる。このロック及びロックの解除は、前
記ヘッド67を回動させることで行われる。 (ヘッドレスト連結機構69)図7に示すように、背部
17の回動角度に対応してヘッドレスト27が最適の回
動角度になるようにするためのヘッドレスト連結機構6
9が設けられる。
【0021】すなわち、回動覆体55の長孔59にスラ
イド可能に設けられた回動軸71に、連結部材73の一
端が一体的に設けられている。この連結部材73の他端
はヘッドレスト27の軸74に回動可能に取り付けられ
ている。したがって、背部17の回動角度が大きくなり
寝た状態になると、支持バー47は長孔59の上方にま
で移動し前記連結部材73を押す。押された連結部材7
3はヘッドレスト27を図中反時計回りに回動させる。
これによりヘッドレスト27は立った状態となり、寝た
幼児の頭を外へ飛び出さないように支えることが可能と
なる。連結部材73はバネ75により長孔59に沿って
下方へ付勢されており、支持バー47によって押されな
くなると元の状態に復帰する。 ヘッドレスト27は、
バネ75(図7)により連結部材73を介して逆方向、
すなわち時計回りに付勢されており、連結部材73によ
って押されなくなると元の状態に復帰する。
【0022】なお、傾動ロック機構53やヘッドレスト
連結機構69は、出願人が既に出願している出願公告公
報(実公平7−27887、実公平7−27888)に
詳しく記載されている。
【0023】また、座部11の底面には2つのスウイン
グバー7をそれぞれ受けるための下向きの溝77(図
2、図3、図5)が形成されている。受けられたスウイ
ングバー7は図示しないクリップにより溝に保持され
る。 (脚部3)図9乃至図15に示すように、脚部3は、上
方の脚本対111と下方の二本の脚材113を有して構
成される。各脚材113は、それぞれ下端に車輪115
が設けられている。前側の車輪115は、キャスター1
17を介して設けられ走行方向を容易に変えられるよう
になっている。
【0024】後方の脚材113は脚本体111にヒンジ
結合される。他方の脚材113はスライドバー119
(図12、図13、図15)のヒンジ結合部121にヒ
ンジ結合されている。ヒンジ結合部121に一体的に設
けられたスライドバー119は、脚本体111内を前後
方向にスライド可能に収納されている。
【0025】すなわち、スライドバー119には前後方
向すなわち長手方向に長孔123が形成されている。こ
の長孔123はヒンジ結合部121の部分にも連続して
形成されている。この長孔123に対し、脚本体111
に設けられ所定の間隔を開けて配置された2つのピン1
25が貫通する。このスライドバー119は図示しない
バネにより、図13中左方向、すなわち脚部3が伸びて
高くなる方向に付勢されている。
【0026】スライドバー119は四角形断面を有する
(図17参照)。図13に示すように、スライドバー1
19の上面には、長手方向に複数の調節孔127が並ん
で開けられている。これらの調節孔127に対し差し込
まれるピン129が脚本体側に上下動可能に設けられ
る。すなわち、ピン129はバネ131によって差し込
み方向すなわち下方向に付勢される。また、ピン129
の途中に拡径された部分133に係止するレバー135
が設けられ、このレバー135は脚本体111の外側
(組み立てられた幼児用着座装置1の左右外側)に貫通
して配置される(図9乃至図11等)。レバー135は
ピン129の長手方向に上下動可能に設けられる。
【0027】これらの構成により、脚本体111の外側
からレバー135を上方に引き上げると、バネ131の
付勢力に抗してピン129が上方に移動し、調節孔12
7から外れる。ピン129が外れることでスライドバー
119は図示しないバネの働きで図13中左方向へ移動
し、これによりX状に交差してヒンジ結合されている脚
部3が伸び、高さが高くなる。
【0028】また、スライドバー119がスライドする
途中で、レバー135を離せば、ピン129はバネ13
1の付勢力によって再び調節孔127に差し込まれ、脚
部3は所定の高さを維持する。調節孔127は5個開け
られ、したがって幼児用着座装置1の使用時において5
段階の高さに調節が行われる。5段目の調節孔127
(図12、図13、図15においてピン129が差し込
まれている調節孔)は他の調節孔127よりも長い長孔
となっており、後述する収納状態における調節孔127
を兼ねるものとなっている。 (ストッパー141)脚本体111の底面部には脚材1
13に当接するストッパー141が設けられている。す
なわち、脚部3のX状の形は強度上有利なものである
が、このXの交差角度が小さくなりすぎると、例えば0
になってしまうと、強度上の有利さが失われてしまう。
このためストッパー141が一方の脚材113の上側に
当接し、脚材113がそれ以上折り畳まれず、したがっ
て望ましい必要最小交差角度を確保できる構造となって
いる。
【0029】本実施形態において、このストッパー14
1は、図17の断面図に示すように、回動軸143回り
に回動可能な構成となっている。また、このストッパー
141はバネ145により図中時計回り方向、すなわち
脚本体111と脚材113との間に位置しようとする方
向へ付勢される。また、ストッパー141の外側下方に
は窪み147が設けられ、この窪み147に指を引き掛
けて反時計回り方向へ回動し、これにより脚材113か
ら離すことが可能となっている。
【0030】したがって通常の使用状態では、ストッパ
ー141はバネ145の働きにより脚本体111と脚材
113の間に位置し、よって脚材113に当接する。こ
れにより、Xの交差角度が必要最小交差角度よりも小さ
くなることを阻止している。このようにして前述したよ
うに第一段から第五段までの高さ調節が行われる。
【0031】そして、幼児用着座装置1を収納する際に
は、ストッパー141に指を引っ掛けて図中反時計回り
方向に回動させ、よって外側へ移動し、脚材113から
離す。これにより脚材はより上方へ移動でき、深く折り
畳まれ、脚部の高さをより低くできる。これによって収
納状態のスペースをより小さくできる。この時Xの交差
角度は非常に小さくなり、あるいは0になるものの、幼
児用着座装置を使用していない状態ではそれほど大きな
力が脚部に加わることなく、不都合はない。
【0032】この時、背部を座面に対し十分に寝かし、
座部、背部、およびステップ全体がほぼ水平状態となる
ようにすることで、幼児用着座装置全体をより一層平で
コンパクトにすることが可能である。 (実施形態2)以上の実施形態1においては、ストッパ
ー141は脚材113がX状に交差する面に対し直交す
る面内で回動する構成であったたが、図18に示す実施
形態2のように、脚材113が交差する面と概略同一面
内でストッパー151が回動する構成とすることが可能
である。このストッパー151は脚本体111の下側前
方部分に設けられ、回動軸153は脚材113が位置し
うる範囲を離れた上方に設けられる。このストッパー1
51は、図中反時計回り方向に回動することで脚材11
3に当接する当接状態にする。また、逆に時計回り方向
に回動することで脚材113から離れた収納状態を得
る。 (実施形態3)また、以上の実施形態1または2におい
ては、ストッパー151の回動軸153は、脚材113
が存在する範囲よりも上方に離れた部分に設けられるも
のであったが、図19に示す実施形態3のように、回動
軸163が脚材113の存在しうる範囲に設けられるこ
とも可能である。すなわちストッパー161は回動軸1
63を中心とする短円筒状を成し、この短円筒の周面
が、一部では大きく窪んでおり、180度離れた下方の
部分では窪んでいない。この大きく窪んでいる部分16
5に脚材113が入り込んで収納状態となる(図中1点
鎖線で示す状態)。窪んでいない部分167に脚材11
3が当接して必要最小交差角度が確保される。
【0033】また、この短円筒状のストッパー161に
は、脚本体111側に設けられたコイルスプリング16
9が巻き回され他端が固定されている。これによりスト
ッパー161は、図中反時計回り方向に付勢され収納状
態に復帰されるように、構成されている。そして、図示
しないロック機構によりコイルスプリング169の付勢
力に抗してストッパー161は収納状態を維持する。ス
トッパー161に対し脚本体111を挟んで嵌合するカ
バー168は、ストッパー161と共に回動する。この
回動は、カバー168に一体的に形成されたレバー17
0を指でつかんで行われる。 (実施形態4)また、図20に示すように実施形態4に
おいては、脚材113が交差する面に対し直交する方向
に、ストッパー171が前進後退する構造とすることが
可能である。すなわち脚本体111側には、脚材113
が収納状態で深く入り込む空洞部分173が形成されて
いる。この空洞部分173に対し臨んで脚本体111に
は窓175が形成され、この窓175にストッパー17
1が嵌合されている。嵌合されたストッパー171は空
洞部分173に向かって前進後退が可能である。ストッ
パー171に一体に設けられたレバー177を手で持つ
ことで、前進後退が行われる。ストッパー171が前進
し空洞部分173を塞げば、脚材113はが空洞部分1
73に入ることができず、ストッパー171に当接す
る。ストッパー171が後退すれば、脚材113は空洞
部分173に深く入り込み収納状態となる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2、
3、4、5、または6の発明では、脚部のX状の交差角
度が必要最小交差角度よりも小さくなることを阻止する
ストッパーが、阻止を解除することで収納状態をとり得
るので、脚部の高さを従来よりも更に低くでき、その分
だけ収納のためのスペースを小さくすることができる。
たとえば、販売時に収納するための収納箱を小さくでき
る。
【0035】また、収納時には脚部に大きな力が加わる
ことがないので、脚部がX状を維持しなくても強度状の
問題は生じない。
【0036】また、請求項6の発明によれば、更に、ス
ライド側に開けられた調節孔を増設し、必要最小交差角
度を超えた収納状態に対応する位置に調節孔を開けよう
とすると、その前段の調節孔と重なってしまうか、ある
いは十分な間隔が維持できずに強度が不十分になる不都
合があるが、本発明では、このような調節孔の調節によ
らず、ストッパーの動きにより当接状態と収納状態をと
り得る構成とすることで不都合をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる幼児用着座装置
の全体斜視図である。
【図2】図1において脚部と椅子部を分離した状態を示
す図である。
【図3】図2において椅子部からテーブルを取り外した
状態を示す図である。
【図4】図3において脚部と椅子部を組み合わせた状態
を示す図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】図4の正面図である。
【図7】図5の上方の要部を示す図である。
【図8】図5の中央の要部を示す図である。
【図9】図2または図3の左右の脚部のうち一方の脚部
を示す斜視図である。
【図10】図9の脚部の高さが低くなった状態を示す図
である。
【図11】図10の脚部の高さがより低くなった5段目
の高さ状態を示す図である。
【図12】図11の側面図である。
【図13】図12の要部拡大図である。
【図14】図11の脚部の高さがより低くなった収納状
態(6段目の高さ状態)を示す側面図である。
【図15】図14の側面図である。
【図16】図15の脚部および椅子部を含む正面図であ
る。
【図17】図16の要部拡大断面図である。
【図18】図17に相当する他の実施形態を示す要部拡
大側面図である。
【図19】図17に相当する更に他の実施形態を示すも
ので(A)は縦断面正面図、(B)は縦断面側面図であ
る。
【図20】図17に相当する更に他の実施形態を示すも
ので(A)縦断面正面図、(B)は縦断面側面図であ
る。
【符号の説明】
3 脚部 7 スウイング
バー 9 椅子部 11 座部 15 肘掛け部 17 背部 19、25、29 回動軸 21 囲い部分 23 ステップ 27 ヘッドレ
スト 39 連動バー 45 連動機構 47 支持バー 51 係合凹部 53 傾動ロック機構 55 回動覆体 59 長孔 61 ロックレ
バー 69 ヘッドレスト連結機構 73 連結部材 81 ステップ本体 83 スライド
部分 85 係合機構 87 解除レバ
ー 113 脚材 115 車輪 121 ヒンジ結合部分 119 スライ
ドバー 127 調節孔 129 ピン 131 バネ 135 レバー 141、151、161、171 ストッパー

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右の脚部は、各々2本の脚材がX状に交
    差してヒンジ結合され、前記Xの交差角度を変化させて
    脚部の高さを調節できる構成を有し、Xの交差角度が強
    度上望ましい必要最小交差角度よりも小さくなることを
    阻止するストッパーが、脚材に当接し阻止を行う当接状
    態と、脚材から離れて阻止を解除し脚部の高さをより低
    くする収納状態とをとり得る構成を有することを特徴と
    する幼児用着座装置の脚部収納機構。
  2. 【請求項2】ストッパーは、2本の脚材がX状に交差す
    る面に対し直交する面内で回動する構成により、当接状
    態と収納状態とをとり得る構成を有することを特徴とす
    る請求項1記載の幼児用着座装置の脚部収納機構。
  3. 【請求項3】ストッパーは、2本の脚材がX状に交差す
    る面と概略同一面内で回動する構成により、当接状態と
    収納状態とをとり得る構成を有することを特徴とする請
    求項1記載の幼児用着座装置の脚部収納機構。
  4. 【請求項4】ストッパーは、回動の中心を中心とする短
    円筒状をなし、短円筒の周面が収納状態では大きく窪ん
    でいることを特徴とする請求項3記載の幼児用着座装置
    の脚部収納機構。
  5. 【請求項5】ストッパーは、2本の脚材がX状に交差す
    る面に対し直交する方向に前進後退する構成により、当
    接状態と収納状態とをとり得る構成を有することを特徴
    とする請求項1記載の幼児用着座装置の脚部収納機構。
  6. 【請求項6】脚部を構成する2本の脚材は、それぞれ下
    端に車輪が設けられ、一方の脚材は脚本体にヒンジ結合
    され、他方の脚材はスライド部材にヒンジ結合され、ス
    ライド部材のスライドバーは、脚本体内を前後方向にス
    ライド可能に収納され、脚部が伸びて高くなる方向にス
    ライドバーを付勢するバネが設けられ、スライドバーの
    長手方向にならんで複数の調節孔が開けられ、ピンが調
    節孔に差し込まれる方向にバネによって付勢され、バネ
    の付勢力に反してピンを調節孔から引き抜くレバーが脚
    本体の外側に設けられたことを特徴とする請求項1、
    2、3、4、または5記載の幼児用着座装置の脚部収納
    機構。
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