JP3105514U - タンカーのマニホールド配管構造 - Google Patents

タンカーのマニホールド配管構造 Download PDF

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郁夫 野村
耕一 吉田
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Abstract

【課題】荷役岸壁上に設置された既存のローディングアームに適合したマニホールド構造を有するとともに、膨張トランクの高さを従来よりも大きくすることができるタンカーを提供する。
【解決手段】膨張トランクを有するタンカー10の右舷側および/または左舷側に膨張トランク甲板14aより低い位置にマニホールド口32a、32bを配置した構成とした。
【選択図】図1

Description

本考案はタンカーのマニホールド配管構造に関し、特に荷役用岸壁上に設置されるローディングアームに接合されるマニホールド口の膨張トランク甲板からの高さに関する。
積荷である原油やケミカル・プロダクトなどが収納されるタンカーの倉内タンクは、上甲板下に設置されていて、積荷の積み込み、積み下ろしは上甲板上に設置されている配管を介しておこなわれる。
この配管は主として、船軸方向に敷設される複数の横引き管である油送主管と、油送主管から分岐されて各倉内タンク内に連通する油送枝管と、タンカーの中央付近で前記の油送主管に直交して敷設され、油送主管が接続される複数の横引き管であるマニホールド管から構成されている。
そして、積荷の積み込み、積み下ろしは、マニホールド管の船舷側端部に位置するマニホールド口と荷役用岸壁上に設置される積込み積降し用ローディングアームの先端とを嵌合させて接続し、タンカーの倉内タンクと荷役用岸壁に設置されるタンクとの間に油送用の管路を形成させておこなわれる。
このローディングアームは、荷役用岸壁上に立設されるポスト管とポスト管の頂部に接続され下方向に延伸するアーム管から構成されていて、アーム管はポスト管に対して所定の挟角内で回動自在に取着されている。すなわち、積荷の積込み積降しに際しては、倉内タンク内の積荷の量により吃水線が上下するが、それに伴ってマニホールド管とローディングアームとの接続部も上下し、この接続部の上下に対処することができるようにローディングアームを構成するアーム管が、ポスト管に対して回動自在になっている。
ところで、近年のタンカーは、倉内タンクを二重構造とすることが要請され、船底を船底板と内底板からなる二重底とし、船側を船側外板と倉内タンクを形成する船側縦通隔壁からなる二重壁としている。
このタンカーの二重構造は、タンカーの大きさが制限されることから、倉内タンクの容積を実質的に縮小させることになるため、倉内タンクの上部の嵩上げ、すなわち、上甲板における倉内タンク部に該当する箇所の嵩上げにより対処している。
この上甲板の嵩上げ部を膨張トランクというが、膨張トランクを有するタンカーの構造について、図4ないし図6に基づいて説明する。
図4は、膨張トランクを有する従来のタンカーの平面図であり、図4(a)は、膨張トランクを有する従来のタンカーの全体平面図、図4(b)は、図4(a)におけるB部分拡大平面図である。そして、図5は、膨張トランクを有する従来のタンカーの側面図であり、図5(a)は、膨張トランクを有する従来のタンカーの縦断面図、図5(b)は、図5(a)におけるB部分拡大縦断面図である。また、図6は、図4(a)における6−6矢視横断面図である。
タンカー10の倉内タンク40は、上甲板12と船底板18との間にあって、船側縦通隔壁42と縦通隔壁44と横通隔壁46とで囲繞され区画されて、船首側から順に、左舷1番倉内タンク401a、右舷1番倉内タンク401b、左舷2番倉内タンク402a、右舷2番倉内タンク402b、・・・が形成されている。そして、倉内タンク40の船側は、船側縦通隔壁42と船側外板16とにより二重壁となっていて、倉内タンク40の底は、内底板48と船底板18とにより二重底となっている。
二重壁である船側縦通隔壁42と船側外板16との空間は、船側タンク52が形成され、二重底である内底板48と船底板18との空間は、船底タンク54が形成されている。この船側タンク52および船底タンク54は、船側タンク52内および船底タンク54内に海水をバラストとして注入、あるいは、船側タンク52内および船底タンク54内からバラストとしての海水を排出することにより、タンカー10の吃水線を調整する役割を担っている。
一方、倉内タンク40の上部は、前述のように倉内タンク40の容積を増やすため、上甲板12から嵩上げ高h分が嵩上げされて、上甲板12から突設した状態の膨張トランク14が設けられている。そして、膨張トランク甲板14a上には複数のマニホールド管38が船側方向に敷設されている。
ところで、タンカー10の積荷の積み込み、積み下ろしは、マニホールド管38の船舷側端部に位置するマニホールド口38aまたは38b(図6では38b)とローディングアーム60のアーム管62の先端とを接続して形成された接続部30を介して行われることは前述したが、アーム管62とポスト管64との挟角α(図6参照)は、所定の角度内でのみ回動可能である。そのため、膨張トランク14の上甲板12からの嵩上げ高hを大きくすることは、吃水線からの接続部30の高さを大きくすることになり、空荷の状態では上述の挟角αの許容範囲を超えてしまうことになる。
この吃水線からの接続部30の高さは、船側タンク52内および船底タンク54内に海水をバラストとして注入することによっても、低く抑えることが可能であるが、膨張トランク14の嵩上げ高hを高くするためには、バラストとしての海水の量を増やす必要が生ずる。したがって、倉内タンク40の容積を増やすため膨張トランク14の嵩上げ高hを高くすることは、一方で船側タンク52および船底タンク54の容積を増やす必要が生じ、これを限られた船舶の大きさの中で実現することは難しく、膨張トランク14の嵩上げ高hは、必然的に制限されることになる。
マニホールド管およびローディングアームが関連する考案としては、例えば、特開2000−255483号公報に開示された考案がある。この考案は、マニホールド管とローディングアームを接続して、タンカーからの原油等を積み下ろし作業中に発生する、強風等を起因とする船体の離岸事故に際して、原油等の流出を防ぐ装置に関するものである。
特開2000−255483号公報
しかしながら、限られた船舶の大きさの中で倉内タンクの容積を増やすことは、輸送効率を高めるためにも必要不可欠な要件であるが、荷役用岸壁上に設置されるローディングアームの仕様を変更できない以上、タンカー構造の工夫により解決すべき課題である。また、特開2000−255483号公報は、原油流出事故を防止する装置に関する考案であり、何ら倉内タンクの容積を増やすものではない。
そこで本願考案は、既存のローディングアームに適合したマニホールド構造を有するとともに、倉内タンクの容積を従来よりも増大させたタンカーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願請求項1に係るタンカーのマニホールド配管構造は、膨張トランクを有するタンカーの右舷側および/または左舷側に前記膨張トランク甲板より低い位置にマニホールド口を配置したことを特徴とする。
また、本願請求項2に係るマニホールド配管構造は、前記請求項1に係るタンカーのマニホールド配管構造において、前記膨張トランクは、その上部の右舷側および/または左舷側が部分的に開放された凹陥部を有し、前記凹陥部の床面は前記膨張トランク下の上甲板と略面一に形成され、前記マニホールド口が前記凹陥部に配置されたことを特徴とする。
そして、本願請求項3に係るタンカーのマニホールド配管構造は、前記請求項2に係るタンカーのマニホールド配管構造において、前記凹陥部は右舷および左舷間の上部が貫通して開放されたことを特徴とする。
さらに、本願請求項4に係るタンカーのマニホールド配管構造は、前記マニホールド口が前記膨張トランク甲板上に敷設され、前記マニホールド口の右舷側および/または左舷側に側面視がクランク状の曲折管が介装されることを特徴とする。
本願請求項1に係る考案のタンカーのマニホールド配管構造は、マニホールド口を膨張トランク甲板より低い位置に配置せしめたため、以下のような効果がある。
(1)マニホールド口を、従来設置されていた膨張トランク甲板より低い位置に設けているため、従来よりも大型のタンカーでも既存のローディングアームに接続可能となり、荷役に支障が生じない。
(2)膨張トランクの嵩上げ高に影響されることがないため、従来と同クラスの大きさのタンカーであっても、従来よりも倉内タンクの容積の大きなタンカーとすることができる。
また、本願請求項2に係る考案は、膨張トランクの凹陥部が、上部の右舷側および/または左舷側が部分的に開放され、その床面は前記膨張トランク下の上甲板と略面一に形成され、前記マニホールド口が前記凹陥部に配置されたので、凹陥部は必要最小限の大きさとなっていることから、倉内タンクの容積の欠損は必要最小限に止まり、積載量の減裁を最小限にすることができる。
そして、本願請求項3に係る考案は、前記請求項2に係るタンカーのマニホールド配管構造において、前記凹陥部は右舷および左舷間の上部が貫通して開放されているため、マニホールド管のメンテナンス作業を上甲板上でおこなうことができる。
さらに、本願請求項4に係る考案は、マニホールド管とマニホールド口の間に側面視がクランク状の曲折管を介装させているため、以下のような効果がある。
(1)膨張トランクに凹陥部の形成は不要であり、倉内タンクの容積に欠損を生ずることがない。
(2)既存のタンカーにも設置が可能であり、きわめて軽微な改造で本考案の効果を享受できる。
(3)さらに、マニホールド管にクランク状の曲折管を蝶着することにより、積荷の積み込み、積み下ろし作業に際して、クランク状の曲折管の取り付けを、容易に、かつ短時間におこなうことができる。
本願考案を実施するための最良の形態に係る実施例について、図1ないし図3に基づいて詳細に説明する。図1は、実施例1に係るタンカーのマニホールド配管構造を示す図、図2は、実施例2に係るタンカーのマニホールド配管構造を示す図、図3は、実施例3に係るタンカーのマニホールド配管構造を示す図である。なお、図1ないし図3に示す符号のうち、図4および図5に記載されている同一の要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
まず、本願考案を実施するための最良の形態に係る実施例1について、図1に基づいて説明する。
図1において、図1(a)は本実施例に係るタンカーの部分平面図、図1(b)は本実施例に係るタンカーの部分縦断面図、図1(c)は図1(a)のC−C矢視横断面図であり、符号10はタンカー、符号12は上甲板、符号14は膨張トランク、符号14aは膨張トランク甲板、符号16は船側外板、符号18は船底外板、符号22aおよび22bは凹陥部、符号30は接合部、符号32はマニホールド管、符号32aおよび32bはマニホールド口、符号40は倉内タンク、符号52は船側タンク、符号54は船底タンク、符号60はローディングアーム、符号62はポスト管、符号64はアーム管である。
凹陥部22aは、タンカー10の略中央部に位置する4番倉内タンク404aおよび5番倉内タンク405a上に、そして、凹陥部22bは、4番倉内タンク404bおよび5番倉内タンク405b上に形成されていて、平面視がコの字状を呈し、右舷側および左舷側が上甲板12に開放されている。そして凹陥部22aおよび22bの床面は上甲板とは面一となっていて、凹陥部22(22aおよび22b)の三方の立上り部がやや上向きの勾配を以って膨張トランク甲板14aに接続している。
マニホールド管32は、凹陥部22aおよび22bを結びつけるように膨張トランク14を貫通していて、マニホールド口32aおよび32bは、凹陥部22aおよび22bの開放部に対向する立上り部から水平方向に突き出したようにして形成されている。
なお、接続部30は、マニホールド口32aあるいは32bとローディングアーム60のアーム管62の先端とが嵌合することにより形成されている。
このような構成により、マニホールド口32aおよび32bの位置は、膨張トランク甲板14aより低い位置となり、図4および図5に示す従来例のマニホールド口38aおよび38bの位置が膨張トランク甲板14a上である場合に比して、膨張トランクの嵩上げ高h(図6参照)分だけ低い位置となる。
したがって、ローディングアーム60との接合部30の位置も膨張トランク甲板14aより低い位置となり、積荷の積み込み、積み下ろし作業に際して船舶の吃水線を上げるための特別な対処、たとえばバラストとしての海水を注入するための船側タンク52の容積を増やすなどの対処は不要である。
なお、図示外の油送主管は膨張トランク甲板14a上に敷設されるため、油送主管とマニホールド管32の接続部は倉内タンク40内に配設されている。
つぎに、本願考案を実施するための最良の形態に係る実施例2について、図2に基づいて説明する。
図2において、図2(a)は本実施例に係るタンカーの部分平面図、図2(b)は本実施例に係るタンカーの部分縦断面図、図2(c)は図2(a)のC−C矢視横断面図である。図1における構成要素と同一の要素については、同一符号を付してその説明を省略するとともに、構成および作用も実施例1とほぼ同様であるため、ここでは、実施例1と異なる点についてのみ説明する。
符号24は本実施例に係る凹陥部、符号34はマニホールド管、符号34aおよび34bはマニホールド口である。
凹陥部24は、タンカー10の略中央部に位置する4番倉内タンク404a、404bおよび5番倉内タンク405a、405b上に、右舷および左舷間を貫通し、かつ、右舷側および左舷側に面する部分が上甲板に開放されるように形成されている。そして凹陥部24の床面は上甲板とは面一となっていて、凹陥部24の船首側および船尾側の立上り部がやや上向きの勾配を以って膨張トランク甲板14aに接続している。
マニホールド管34は、上甲板とは面一となっている凹陥部24の床面上に敷設されていて、マニホールド口34aおよび34bは、左舷側および右舷側に位置している。
そして、接続部30は、マニホールド口34aあるいは34bとローディングアーム60のアーム管62の先端とが嵌合することにより形成されている。
このような構成により、マニホールド口34aおよび34bの位置は、膨張トランク甲板14aより低い位置となり、図4および図5に示す従来例のマニホールド口32aおよび32bの位置が膨張トランク甲板上である場合に比して、膨張トランクの嵩上げ高h(図6参照)分だけ低い位置となる。
なお、図示外の油送主管は膨張トランク甲板14a上に敷設されるため、マニホールド管34は図示外の油送主管の下を潜るような形で敷設されることになる。 そして、マニホールド管34は上甲板とは面一となっている凹陥部24の床面上に敷設されることから、マニホールド管34に対するメンテナンス作業もきわめて容易におこなうことができる。
さらに、本願考案を実施するための最良の形態に係る実施例3について、図3に基づいて説明する。
図3において、図3(a)は本実施例に係るタンカーの部分平面図、図3(b)は本実施例に係るタンカーの部分縦断面図、図3(c)は図3(a)のC−C矢視横断面図である。図1および図2における構成要素と同一の要素についても同一符号を付してその説明を省略するとともに、構成および作用も実施例1および実施例2とほぼ同様であるため、ここでは、実施例1および実施例2と異なる点についてのみ説明する。
符号26は本実施例に係る凹陥部、符号26aは丘陵部、符号36はマニホールド管、符号36aおよび36bはマニホールド口である。
凹陥部26は、実施例1における凹陥部22と実施例2における凹陥部24とを折衷したものである。すなわち、凹陥部26は、タンカー10の略中央部に位置する4番倉内タンク404a、404bおよび5番倉内タンク405a、405b上に、左舷および右舷間を貫通するように形成されていて、縦通隔壁44の上部に位置する凹陥部26の中央部はやや盛り上がって丘陵状となった丘陵部26aを有している。
この丘陵部26aは、マニホールド管34が上甲板の床面と略面一となった凹陥部24の床面上に敷設されるのに支障のない程度の高さとなっている。
このような構成により、マニホールド口34aおよび34bの位置は、膨張トランク甲板14aより低い位置となっていて、実施例1および実施例2と同様の効果を生ずることになる。なお、丘陵部26aが形成されることにより、実施例3における倉内タンク40の容積は、実施例2における倉内タンク40の容積よりも大きくすることができる。
図1は、実施例1に係るタンカーのマニホールド配管構造を示す図であり、図1(a)は実施例1に係るタンカーの部分平面図、図1(b)は実施例1に係るタンカーの部分縦断面図、図1(c)は図1(a)のC−C矢視横断面図である。 図2は、実施例2に係るタンカーのマニホールド配管構造を示す図であり、図2(a)は実施例2に係るタンカーの部分平面図、図2(b)は実施例1に係るタンカーの部分縦断面図、図2(c)は図2(a)のC−C矢視横断面図である。 図3は、実施例3に係るタンカーのマニホールド配管構造を示す図であり、図3(a)は実施例3に係るタンカーの部分平面図、図3(b)は実施例3に係るタンカーの部分縦断面図、図3(c)は図3(a)のC−C矢視横断面図である。 図4は、膨張トランクを有する従来のタンカーの平面図であり、図4(a)は、膨張トランクを有する従来のタンカーの全体平面図、図4(b)は、図4(a)におけるB部分拡大平面図である。 図5は、膨張トランクを有する従来のタンカーの側面図であり、図5(a)は、膨張トランクを有する従来のタンカーの縦断面図、図5(b)は、図5(a)におけるB部分拡大縦断面図である。 図6は、図4(a)における6−6矢視横断面図である。
符号の説明
10 タンカー
12 上甲板
14 膨張トランク
14a 膨張トランク甲板
16 船側外板
18 船底外板
22a、22b 実施例1に係る凹陥部
24 実施例2に係る凹陥部
26 実施例3に係る凹陥部
30 接合部
32 実施例1に係るマニホールド管
32a、32b 実施例1に係るマニホールド口
34 実施例2に係るマニホールド管
34a、34b 実施例2に係るマニホールド口
36 実施例3に係るマニホールド管
36a、36b 実施例3に係るマニホールド口
40 倉内タンク
52 船側タンク
54 船底タンク
60 ローディングアーム
62 ポスト管
64 アーム管

Claims (4)

  1. 膨張トランクを有するタンカーの右舷側および/または左舷側に前記膨張トランク甲板より低い位置にマニホールド口を配置したことを特徴とするタンカーのマニホールド配管構造。
  2. 前記膨張トランクは、その上部の右舷側および/または左舷側が部分的に開放された凹陥部を有し、
    前記凹陥部の床面は前記膨張トランク下の上甲板と略面一に形成され、
    前記マニホールド口が前記凹陥部に配置されたことを特徴とする請求項1に記載のタンカーのマニホールド配管構造。
  3. 前記凹陥部は右舷および左舷間の上部が貫通して開放されたことを特徴とする請求項2に記載のタンカーのマニホールド配管構造。
  4. 前記マニホールド口が前記膨張トランク甲板上に敷設され、
    前記マニホールド口の右舷側および/または左舷側に側面視がクランク状の曲折管が介装されることを特徴とするタンカーのマニホールド配管構造。
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