JP3105371U - 車両盗難防止キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ステアリングホイールをステアリングホイール装着用プラグに装着することを禁止した車両盗難防止キャップを提供する。
【解決手段】 車両盗難防止キャップにおいて、ステアリングホイール装着用プラグを被覆するプラグ被覆空間が形成され、かつ外面にプラグ被覆空間へ貫通する貫通穴が貫設されたキャップ部と、上記貫通穴から突出自在に設置されるロック部材と、リング形状を有し、内周面にカム面が穿設され、このカム面が上記キャップ部に設置された上記ロック部材に摺動当接するように回動するカム体と、上記カム体を固定して回動を不能にする固定手段とを備えるようにして、ステアリングホイール装着用プラグをキャップ部のプラグ被覆空間へ収納し、カム体を回動させてカム面をロック部材に対して摺動当接させることによって、ロック部材をプラグ被覆空間へ突出させ、ステアリングホイール装着用プラグとロック部材とを圧接させる。
【選択図】 図1

Description

この考案は、ステアリングホイールの装着を禁止して車両の盗難を防止する車両盗難防止キャップに関する。
自動車等の車両の盗難を防止するため、車両から離れる際にステアリングホイールを外しておく盗難防止手段がある。この盗難防止手段は、ステアリングホイールの着脱を容易にするために、ステアリングホイール用ボス部にステアリングホイール装着用プラグを設置し、ステアリングホイール側にソケットを設置するものである。ステアリングホイール側のソケットにステアリングホイール装着用プラグを抜き差しすれば、容易に着脱できるというものである。
この盗難防止手段によっては、ステアリングホイールをステアリングホイール装着用プラグから抜き、座席の下に隠す、または持ち帰る等することにより、車両の自走を不可能として盗難の防止を図ることができる。
上記盗難防止手段において、座席の下に隠したステアリングホイールを発見されてしまった場合や、ステアリングホイール装着用プラグに着脱できるソケットを装着したステアリングホイールを持参されてしまった場合、さらに露出したプラグおよびプラグ取付ボルトを分解されて別のステアリングホイール等を装着されてしまった場合においては、車両の自走が可能となってしまい、盗難防止手段として不十分となるおそれがあった。
本考案は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、ステアリングホイール装着用プラグが設置されている車両に関し、ステアリングホイールをステアリングホイール装着用プラグに装着することを不能とした車両盗難防止キャップを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の考案は、ステアリングホイールのソケットと車両側に設けられたステアリングホイール装着用プラグとを着脱可能にした車両の車両盗難防止キャップであって、上記ステアリングホイール装着用プラグを被覆するプラグ被覆空間が形成され、かつ外面にプラグ被覆空間へ貫通する貫通穴が貫設されたキャップ部と、上記貫通穴から突出自在に設置されるロック部材と、リング形状を有し、内周面にカム面が穿設され、このカム面が上記ロック部材に摺動当接するように回動するカム体と、上記カム体を固定して回動できないようにする固定手段と、を備え、上記カム体の回動に伴い、上記ロック部材が上記カム面に摺動当接されて上記プラグ被覆空間へ突出すること、を特徴とする。
かかる構成は、ステアリングホイール装着用プラグをキャップ部で被覆することによって、ステアリングホイールのソケットがこのプラグに差し込まれることを阻止、または被覆することによって分解を阻止するものである。そして、カム体によってロック部材がプラグ被覆空間内に突出し、プラグと圧接することでロックするものであり、かつ固定手段によってカム体の回動できないようにすることによって、車両盗難防止キャップの抜けを防止している。
したがって、この車両盗難防止キャップによって、ステアリングホイールを装着することを防止でき、車両の自走を困難なものとして車両盗難防止を図ることができる。
ここで、固定手段としては、上記キャップ部の底縁に連設されるフランジ部と、上記フランジ部に形成されたボルト穴と、上記カム体に形成されたガイド穴に上下出没自在に設けられたシリンダ錠と、を備え、上記カム体の回動に伴い、上記ロック部材が上記カム面に摺動当接されて上記プラグ被覆空間へ突出し、かつ上記ボルト穴と上記シリンダ錠とが係止可能位置に達するようにしてもよい(請求項2記載の考案に相当。)。
また、請求項3記載の考案は、ステアリングホイールのソケットと車両側に設けられたステアリングホイール装着用プラグとを着脱可能にした車両の車両盗難防止キャップであって、上記ステアリングホイール装着用プラグを被覆するプラグ被覆空間が形成され、かつ外面にプラグ被覆空間へ貫通する貫通穴が貫設されたキャップ部と、上記貫通穴から突出自在に設置されるロック部材と、リング形状を有し、内周面にカム面が穿設され、このカム面が上記キャップ部に設置された上記ロック部材に摺動当接するように回動するカム体と、上記カム体を固定して回動できないようにする固定手段と、上記カム体の当接面に上記カム面と同幅で穿設された回動規制溝部と、上記回動規制溝部に内包されて、上記キャップ部外面に設置される回動規制凸部と、を備え、上記カム体の回動に伴い、上記ロック部材が上記カム面に摺動当接されて上記プラグ被覆空間へ突出し、かつ上記回動規制溝の縁と上記回動規制凸部とが当接すること、を特徴とする。
かかる構成は、カム体の回動範囲を規制したものであり、回動規制溝をカム面と同幅で穿設することによって、プラグと車両盗難防止錠とのロックおよびロック解除を簡便かつスムーズに行えるようにしたものである。したがって、車両盗難防止錠の利用者は、例えば、夜間における暗い車内においても、ロックおよびロック解除の位置合わせを容易に行うことができ、利便性に優れる。
車両盗難防止キャップにおいて、ステアリングホイール装着用プラグを被覆するプラグ被覆空間が形成された、かつ外面にプラグ被覆空間へ貫通する貫通穴が貫設されたキャップ部と、上記貫通穴から突出自在に設置されるロック部材と、リング形状を有し、内周面にカム面が穿設され、このカム面が上記キャップ部に設置された上記ロック部材に摺動当接するように回動するカム体と、上記カム体を固定して回動を不能にする固定手段とを備えるようにしたから、ステアリングホイールのソケットとステアリングホイール装着用プラグとの係合が阻止される。
したがって、この車両盗難防止キャップによって、ステアリングホイールを装着することを防止でき、車両の自走を困難なものとして車両盗難防止を図ることができる。
以下、この考案の一実施形態について図1乃至図9に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態におけるステアリングホイール用ボス部に設置されているステアリングホイール装着用プラグ(以下、単に「プラグ」という)について図6に基づき説明する。図6は、本実施形態における車両盗難防止キャップの使用状態を示す図であり、(a)は、ステアリングホイール装着用プラグが露出したキャップ前の図、(b)は、ステアリングホイール装着用プラグに本実施形態における車両盗難防止キャップを被せた図である。
プラグ10は、図6(a)に示すように、略円筒形状を有し、ステアリングホイール用ボス部の表面に設置されている。プラグ10は、周囲に所定間隔でプラグ側凹部11を有し、裾に鍔が延設されて、この鍔部分に所定間隔でプラグ側突起部12が並んでいる。
次に、本実施形態における車両盗難防止キャップについて説明する。
図1は、本実施形態における車両盗難防止キャップの分解図である。図2は、本実施形態における車両盗難防止キャップの斜視図である。図3は、本実施形態における車両盗難防止キャップの断面図である。図4は、本実施形態における車両盗難防止キャップの上面図である。図5は、本実施形態における車両盗難防止キャップのシリンダ錠およびボルト穴部分の拡大図であって、シリンダ錠およびボルト穴が係止可能となった状態における図である。尚、図4においては、説明の都合上、キャップ部の貫通穴位置を破断した状態を示している。
図1乃至図5に示すように、本実施形態における車両盗難防止キャップ1は、キャップ部2を備える。キャップ部2は、円筒形状を有し、図3に示すように、その内部が中空形状となって、プラグ10を収納するプラグ被覆空間2cが形成されている。このキャップ部2は、プラグ10を被覆して、プラグ10とステアリングホイールのソケットとの係合を阻止する。
キャップ部2には、外面からプラグ被覆空間2cへ貫通する貫通穴2aが形成されており、この貫通穴2aにロック部材4が設置されている。また、キャップ部2の外周面には、カム体3が回動自在に嵌合している。カム体3は、リング形状を有し、その内径がキャップ部2の外径と同径となっている。
貫通穴2aは、プラグ被覆空間2cに向かって絞り込まれたテーパ形状を有する。この貫通穴2aは、ロック部材4がプラグ被覆空間側およびキャップ部外面側へ摺動するガイドとなる。また、ロック部材4のプラグ被覆空間2cへの抜落ちを防止している。
ロック部材4は、球体形状を有し、その直径は貫通穴2aの長さよりも長く、プラグ被覆空間側開口よりも大きい。また、貫通穴2aを穴方向に摺動することによって、キャップ部外面およびプラグ被覆空間2cへ出没自在となっている。ロック部材4は、貫通穴2aからプラグ被覆空間2cへ突出することによりプラグと圧接する圧接手段となる。
一方、カム体3の内周面には、カム面3aが穿設されている。このカム面3aは、カム体3が回動しても常に貫通穴2aと対向するよう所定範囲にわたって穿設されている。カム面3aは、図4に示すように、最深部からカム体3の内周面に向けて連続的に浅くなるように穿設され、カム面3aの終端は、キャップ部2の外面と当接する。始端の最深部の深さは、プラグ10とロック部材4が圧接する面からプラグ被覆空間側開口までの距離と同じかそれより深くなっている。本実施形態の場合、プラグ10のプラグ側凹部11にロック部材4が係合するため、圧接する面は、プラグ側凹部11の表面となる。
カム体3は、貫通穴2a位置において、カム面3aの深さを徐々に浅くし、貫通穴2aのキャップ部外面側開口とカム面3aとの間の空間を削っていく。このようなカム体3は、カム面3aをロック部材4に当接摺動させて、ロック部材4を貫通穴2aに押し込み、ついにはプラグ被覆空間2cへ突出させる。すなわち、カム体3は、ロック部材突出手段として機能する。
このようなカム面3aを有するカム体3と貫通穴2aとロック部材4とは、キャップ部2がプラグより外れないようにロックするロック機構として構成される。
また、キャップ部2の外面には、回動規制凸部2bが設置されている。この回動規制凸部2bは、キャップ部2の外面が堀り込まれ、この堀込みに球体を接着固定されてなる。一方、カム体3の内周面には、この回動規制凸部2bと対応する位置に回動規制溝部3bが穿設されている。回動規制溝部3bは、その穿設幅がカム面3aと同じ穿設幅を有しており、回動規制凸部2bを内包している。
この回動規制凸部2bと回動規制溝部3bによりカム体3の回動範囲を規制する規制手段が形成される。すなわち、カム体3の回動に伴い、回動規制溝部3bの縁と回動規制凸部2bとが当接することによってカム体3の回動を規制する。
また、キャップ部2の底縁には、フランジ部5が連設され、このフランジ部5にデッドボルト穴7が開口される。一方、カム体3側には、図5に示すように、ガイド穴3eがフランジ部5方向に貫設され、このガイド穴3eに出没自在にシリンダ錠6が設けられる。このシリンダ錠6には、デッドボルト6aが立設されている。
シリンダ錠6とデッドボルト穴7の設置位置は、ロック部材4がプラグ被覆空間2cへ突出するカム体2の回動位置において、両者が係止可能となる設置位置となっている。換言するとカム面3aの最浅部と貫通穴2aとが対向する位置にカム体3が回動した際に、シリンダ錠6とデッドボルト穴7とが係止可能になるように設置される。
このシリンダ錠6とデッドボルト穴7とは、プラグとロック部材4とが圧接した位置でカム体3を固定して回動を不能にする固定手段となる。すなわち、シリンダ錠6に設置されているデッドボルトがフランジ部5に向けて飛び出し、デッドボルト穴7に挿入されることにより、カム体3とキャップ部2とをデッドボルトを介して連結してカム体3を固定する。
尚、キャップ部2とカム体3との嵌込構造においては、キャップ部2の頭部周縁に上方抜防止突起2dを周設し、カム体3の内周面上縁に上方抜防止溝3cを周設して、上方抜防止突起2dと上方抜防止溝3cを係合させることにより上方への抜けを防止している。また、フランジ部5の連設は、キャップ部2の下部外周に切欠き2eを周設し、フランジ部5の内周に下方抜防止溝5aを穿設し、この切欠き2eと下方抜防止溝5aとで構成される空間に剛性部材8を挟み込むことでフランジ部5の下方への抜けを防止している。また、フランジ部5の上面外周に径方向抜防止突起5bを周設し、カム体3の下面外周縁に径方向抜防止溝3dを周設することによって、カム体3の半径方向への抜けについて防止している。
また、本実施形態のようにプラグ10にプラグ側突起部12が並んでいる場合には、フランジ部5の底面にプラグ側突起部12と係合するプラグ側突起挿入凹部9が穿設される。
このような、車両盗難防止キャップ1には、カム体3に、利用者が回動位置を確認できるように、回動位置確認用のドットマークとともに、「OPEN」および「LOCK」と記載されており、対応してキャップ部2の頭部にドットマークが記載されている。このキャップ部2の頭部のドットマークと、カム体3の各ドットマークを合わせることにより利用者は簡便に回動位置を知ることができる。
また、キャップ部2の頭部には、車両盗難防止キャップ1をプラグ10に被せる際に、利用者が簡便に位置決めできるように、ドットマークとともに「TOP」と記載されている。
このように、本実施形態の車両盗難防止キャップ1は、プラグを被覆してステアリングホイールのソケットへの挿入を阻止するキャップ部2と、ロック部材4をプラグ被覆空間2cへ突出させるカム体3と貫通穴2aとで構成されるロック部材突出手段と、プラグと圧接するロック部材4と、カム体3の回動範囲を規制する回動規制凸部2bと回動規制溝部3bで構成される回動規制手段と、カム体3とキャップ部2とを連結してカム体3の回動を不能にするシリンダ錠6とデッドボルト穴7で構成された固定手段とにより構成されている。
次に、本実施形態の車両盗難防止キャップの使用方法および使用時の動作について図5乃至図9に基づき詳細に説明する。図6は、本実施形態における車両盗難防止キャップの使用状態を示す図であり、(a)は、ステアリングホイール装着用プラグが露出したキャップ前の図、(b)は、ステアリングホイール装着用プラグに本実施形態における車両盗難防止キャップを被せた図である。図7は、本実施形態における車両盗難防止キャップのロック解除状態を示す図であり、(a)は、上面図、(b)は、断面図である。図8は、本実施形態における車両盗難防止キャップのロック状態を示す図であり、(a)は、上面図、(b)は、断面図である。図9は、本実施形態における車両盗難防止キャップについてカム体の回動を固定した図である。尚、図7および図8における上面図において、説明の都合上、キャップ部の貫通穴位置とプラグの頭部を破断した状態を示している。
図6(a)に示すように、車両のステアリングホイール用ボス部には、プラグ10が設置されている。まず、プラグ10のプラグ側突起部12と車両盗難防止キャップ1のプラグ側突起挿入凹部9とを合わせて、図6(b)に示すように、プラグ10に車両盗難防止キャップ1を被せる。このとき、利用者は、キャップ部2の頭部に記載されたTOPという記載とこれに対応したドットマークに基づいて、車両盗難防止キャップ1の被せ方向を決定することで、簡便にプラグ側突起部12とプラグ側突起挿入凹部9とを合わせることができる。
図7に示すようにプラグ10に車両盗難防止キャップ1を被せた状態においては、カム面3aの最深部が貫通穴2aと対向する位置にくるようにカム体3を予め回動させておく。利用者は、カム体3に記載されたOPENの記載に基づいて、カム体3のOPENに対応するドットマークと、キャップ部2のドットマークを合わせる。
この状態では、回動規制溝部3bがカム面3aと同幅であることより、回動規制溝部3bの縁と回動規制凸部2bが当接し、カム体3のそれ以上の回動を規制している。この規制によって、カム面3aが穿設されていない箇所が貫通穴2aと対向することはなく、ロック部材4がプラグ被覆空間2cに突出してプラグ10をプラグ被覆空間2cに収納不能になることはない。したがって、利用者にとって簡便な位置合わせが可能であり、スムーズにプラグ10を被覆することができる。
プラグ10に車両盗難防止キャップ1を被せると、プラグ被覆空間2cにプラグ10が収納される。このとき、ロック部材4は、プラグ10の頭部周縁によってキャップ部2外面方向に押し出され、プラグ10と離間した状態にある。
次に、カム体3を回動させ始めると、貫通穴2aに対向するカム面3aの深さが徐々に浅くなっていく。伴って、貫通穴2aのキャップ部外面側開口とカム面3aとの間の空間が徐々に削られていく。この状態において、カム面3aは、ロック部材4と当接摺動しながら、ロック部材4を徐々に貫通穴2a内部に押し込んでいく。
さらに、カム体3を回動させ、カム体3に記載されたLOCKの記載に対応するドットマークとキャップ部2のドットマークとを合わせる。このカム体3の回動によって、貫通穴2aに対向するカム面3aの深さが最浅部に達し、図8に示すように、キャップ部外面側開口とカム面3aとの間の空間はなくなる。キャップ部外面側開口とカム面3aとの間の空間はなくなると、ロック部材4は、完全に貫通穴2a内に押し込まれる。ロック部材4は、貫通穴2aの長さより長いから、貫通穴2aのプラグ被覆空間側開口に当接しつつ、プラグ被覆空間2cへ突出する。
ロック部材4がプラグ被覆空間2cへ突出すると、プラグ被覆空間2cに収納されているプラグ10と圧接することになる。本実施形態においては、プラグ10のプラグ側凹部11と係合して、プラグ側凹部11の当接面と圧接する。この状態においては、カム面3aの最浅部の押圧により、キャップ部外面開口側へ帰することはできず、プラグ10は完全にロックされる。
貫通穴2aとカム面3aの最浅部とが対向している状態にあっては、シリンダ錠6とデッドボルト穴7が向き合っている。図5(a)(b)に示すように、シリンダ錠6には、デッドボルト6aがフランジ部5に向けて立設されており、シリンダ錠6がガイド穴3e内を上下に出没することによって、デッドボルト6aがカム体底面から飛び出るようになっている。
シリンダ錠6とデッドボルト穴7が向き合っている状態で、図9に示すように、シリンダ錠6をガイド穴3eに押し込んで、デッドボルト6aをデッドボルト穴7に挿入させる。この状態で、シリンダ錠6に鍵を掛けることによって、シリンダ錠6をガイド穴3e内部に留まらせる。
デッドボルト穴7にデッドボルト6aが挿入されると、カム体3とキャップ部2はデッドボルト6aを介して連結されて、カム体3の回動が不能になる。すなわち、カム体3が固定され、回動不能となる。したがって、車両盗難防止キャップ1は、カム面3aの最浅部と貫通穴2aとの対向を維持し、ロック部材4をプラグ被覆空間2cに突出させた状態を維持できる。
以上の動作により、車両盗難防止キャップ1は、プラグ10を被覆したまま外れることなく、ステアリングホイールのソケットとプラグ10との係合を阻止し続け、車両盗難防止を図ることができる。
尚、車両盗難防止キャップ1をプラグから外す際には、シリンダ錠6により、デッドボルト穴7からデッドボルトを引き抜き、貫通穴2aと対向するカム面3aを深くなる方向に、カム体3を回動させればよい。このようなカム体3の回動によって、貫通穴2aのキャップ部外面側開口とカム面3aとの間に空間が生じ、ロック部材4が貫通穴2aのキャップ部外面側開口に摺動可能となって、プラグ10と離間することができる。
本実施形態における車両盗難防止キャップの分解図である。 本実施形態における車両盗難防止キャップの斜視図である。 本実施形態における車両盗難防止キャップの断面図である。 本実施形態における車両盗難防止キャップの上面図である。 本実施形態における車両盗難防止キャップのシリンダ錠およびボルト穴部分の拡大図であって、(a)は、シリンダ錠およびボルト穴が係止可能となった状態おいてデッドボルトをデッドボルト穴に挿入前の図であり、(b)は、シリンダ錠およびボルト穴が係止可能となった状態おいてデッドボルトをデッドボルト穴に挿入した図である。 本実施形態における車両盗難防止キャップの使用状態を示す図であり、(a)は、ステアリングホイール装着用プラグが露出したキャップ前の図、(b)は、ステアリングホイール装着用プラグに本実施形態における車両盗難防止キャップを被せた図である。 本実施形態における車両盗難防止キャップのロック解除状態を示す図であり、(a)は、上面図、(b)は、断面図である。 本実施形態における車両盗難防止キャップのロック状態を示す図であり、(a)は、上面図、(b)は、断面図である。 本実施形態における車両盗難防止キャップについてカム体の回動を固定した図である。
符号の説明
1 車両盗難防止キャップ
2 キャップ部
2a 貫通穴
2b 回動規制凸部
2c プラグ被覆空間
2d 上方抜防止突起
2e 切欠き
3 カム体
3a カム面
3b 回動規制溝部
3c 上方抜防止溝
3d 径方向抜防止溝
3e ガイド穴
4 ロック部材
5 フランジ部
5a 下方抜防止溝
5b 径方向抜防止突起部
6 シリンダ錠
6a デッドボルト
7 デッドボルト穴
8 剛性部材
9 プラグ側突起挿入凹部
10 プラグ
11 プラグ側凹部
12 プラグ側突起部

Claims (3)

  1. ステアリングホイールのソケットと車両側に設けられたステアリングホイール装着用プラグとを着脱可能にした車両の車両盗難防止キャップであって、
    上記ステアリングホイール装着用プラグを被覆するプラグ被覆空間が形成され、かつ外面にプラグ被覆空間へ貫通する貫通穴が貫設されたキャップ部と、
    上記貫通穴から突出自在に設置されるロック部材と、
    リング形状を有し、内周面にカム面が穿設され、このカム面が上記ロック部材に摺動当接するように回動するカム体と、
    上記カム体を固定して回動できないようにする固定手段と、
    を備え、
    上記カム体の回動に伴い、上記ロック部材が上記カム面に摺動当接されて上記プラグ被覆空間へ突出すること、
    を特徴とする車両盗難防止キャップ。
  2. ステアリングホイールのソケットと車両側に設けられたステアリングホイール装着用プラグとを着脱可能にした車両の車両盗難防止キャップであって、
    上記ステアリングホイール装着用プラグを被覆するプラグ被覆空間が形成され、かつ外面にプラグ被覆空間へ貫通する貫通穴が貫設されたキャップ部と、
    上記貫通穴から突出自在に設置されるロック部材と、
    リング形状を有し、内周面にカム面が穿設され、このカム面が上記キャップ部に設置された上記ロック部材に摺動当接するように回動するカム体と、
    上記キャップ部の底縁に連設されるフランジ部と、
    上記フランジ部に形成されたボルト穴と、
    上記カム体に形成されたガイド穴に上下出没自在に設けられたシリンダ錠と、
    を備え、
    上記カム体の回動に伴い、上記ロック部材が上記カム面に摺動当接されて上記プラグ被覆空間へ突出し、かつ上記ボルト穴と上記シリンダ錠とが係止可能位置に達すること、
    を特徴とする車両盗難防止キャップ。
  3. ステアリングホイールのソケットと車両側に設けられたステアリングホイール装着用プラグとを着脱可能にした車両の車両盗難防止キャップであって、
    上記ステアリングホイール装着用プラグを被覆するプラグ被覆空間が形成され、かつ外面にプラグ被覆空間へ貫通する貫通穴が貫設されたキャップ部と、
    上記貫通穴から突出自在に設置されるロック部材と、
    リング形状を有し、内周面にカム面が穿設され、このカム面が上記キャップ部に設置された上記ロック部材に摺動当接するように回動するカム体と、
    上記カム体を固定して回動できないようにする固定手段と、
    上記カム体の当接面に上記カム面と同幅で穿設された回動規制溝部と、
    上記回動規制溝部に内包されて、上記キャップ部外面に設置される回動規制凸部と、
    を備え、
    上記カム体の回動に伴い、上記ロック部材が上記カム面に摺動当接されて上記プラグ被覆空間へ突出し、かつ上記回動規制溝の縁と上記回動規制凸部とが当接すること、
    を特徴とする車両盗難防止キャップ。

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