JP3105286U - 無線icタグが使用時に破壊される特徴を有する容器の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本考案は、高級なお酒などの商品に関して、お客が偽造品を購入して損害を被るという問題を解決するものである。
【解決手段】 本考案は、高級なお酒などの商品の蓋の側面部分に無線ICタグを取り付け、その商品の蓋を開けたときに、その無線ICタグのICチップ部分とアンテナ部分とが切断されることにより、その無線ICタグが破壊され、通信ができなくなるという構造を有することにより、無線ICタグの不正な再利用による偽造品の流通を防止するという効果を持つ。
【選択図】 図1

Description

本考案は、蓋の部分に無線ICタグを取り付けた構造を有する液体の容器に関するものである。
高級なお酒は、偽物の瓶に偽物のお酒を入れて販売する業者により、偽造品が市場に出回り、消費者が偽物を高価な価格で購入し、損害を被るという問題がある。
この偽造品に対し、従来の対策としては、偽物の瓶と区別がつくようにいくつかの工夫を容器に施している。例えば、見る角度によって異なる模様を表示できるシールを貼り付けるという工夫が瓶に施されており、このシールの微妙な見え方を観察することにより、そのお酒の瓶が本物か偽物かを判断するということが行われている。また、紫外線をあてると特定の部分のみ発光するという特徴をもったシールを瓶に貼り付けておき、紫外線を照射してこれを観察することにより、そのお酒が本物か偽物かどうかを判断できる。このように、偽物の瓶を見分けるために、偽造品防止用シールを貼り付けるということにより、偽造品対策が行われてきた。
また、一方で、偽造品防止のシールを貼り付けたお酒の瓶を透明なガラスまたはプラスチックの箱に入れ、その箱の蓋を開けるときに、お酒の瓶の蓋が同時に開封されるという構造を有しているものがある。これは、蓋の構造を非常に複雑にしている。これにより、同じ容器を容易に偽造できないようにしている。この、容易に偽造できないという点が偽造防止につながっている。さらに、この構造の商品に対して、消費者は、蓋を開けていない状態では本物である可能性が高いと信じている。なぜならば、消費者は、そのお酒の瓶とそれを入れている箱の蓋の構造が複雑なので、容易には偽造できないという考えを持っているからである。消費者は、この構造の商品に対し、一度蓋を開けたものは本物か偽物か判断が付かないが、蓋を開けていないものに関しては、本物の可能性が高いと信じている。
しかし、上記の偽造品対策のシールでは、本物の瓶を不正に再利用し、その中に偽物のお酒を入れて販売するという不正が行われており、本物、偽物を見分けることができず、偽物が出回っているという問題がある。
また、偽造品防止のシールをつけた状態で、さらにそれを透明な箱に入れ、蓋の構造を複雑にしたものに関しては、同じ構造を持つ偽造品が出回る可能性を否定できず、完全な偽造品対策にはなっていないという問題がある。
お酒の瓶の蓋の部分に無線ICタグを取り付け、蓋を開けるときに、無線タグが破壊される構造を瓶の蓋の部分に採用する。さらに、蓋を開けていないお酒が本物かどうかを、販売店において無線ICタグのリーダーにより、確認できるサービスを提供できるようにする。
これにより、蓋を開ける前ならば、いつでもそのお酒が本物かどうかを確認可能である。また、蓋を開けてしまうとその無線ICタグは破壊されるため、本物かどうかを確認できなくなるが、同時に、その無線ICタグを不正に再利用できなくなるという効果がある。
本考案の実施例を図1に示す。1は瓶であり、ガラス、スチール、アルミニウム、樹脂などの材質で構成されている。2は蓋であり、これもスチール、アルミニウム、樹脂などの材質で構成されている。3は無線ICタグを構成するアンテナ部分である。4は無線ICタグを構成するICチップ部分であり、アンテナ部分3と電気的に接続されている。5は蓋の部分の断面指示部であり、この部分の断面構造が図2に示されている。容器の蓋2の内側に、容器の栓8が存在する。6は蓋の切断部分であり、蓋を開けるときはこのラインに沿って蓋を切断できるように、このラインには切れ込みが入っている。また、図2において、アンテナ部分3とICチップ部分4は、接着剤7を用いて絶縁性の保護フィルム12上に載せられており、蓋2に取り付けられている。
図1において、4のICチップ部分は、半導体記憶領域を有しており、そこにはその商品の商品コードが記述されている。商品の蓋2を開けていない状態では、このICチップ部分4とアンテナ部分3は電気的に接続しているので、図4における無線ICタグ用のリーダー9を用いて4のIC部分の記憶領域内に書き込まれている商品コードを読み取ることが可能である。通常、商品が店頭に存在する場合はこの状態であり、小売業者がこの商品を販売する場合には、リーダー9を用いてこの商品に取り付けられている無線ICタグの商品コードを読み取る。この読み取り機は、パーソナルコンピューター10に接続されており、読み取られた商品コードをVPNを用いて、あらかじめ、商品コード、商品内容、商品状況を記録してある商品情報管理サーバー11に送信し、その商品コードに対応する商品内容と商品状況を問い合わせる。
商品情報管理サーバー11は、その商品内容と商品状況を、問い合わせのあったパーソナルコンピューター10に送信する。パーソナルコンピューター10がこの情報を受け取り、その商品内容が該当するお酒であり、商品状況が未購入であることを小売業者とお客が確認してから、お客がその商品を購入する。ここで、購入作業が終了した後、その商品が購入済になったことを、パーソナルコンピューター10から、VPNを通して商品情報管理サーバー11に連絡する。これを受けた商品情報管理サーバー11は、該当する商品の商品状況を未購入から購入済に変更する。
この方法を図4に示した。商品コード“3X5Y“の商品に関して、商品内容と商品状況の問い合わせを行う。無線ICタグ用のリーダー9で商品の無線ICタグの商品コードを読み取り、それをパーソナルコンピューター11を用いてVPNを介して商品情報管理サーバー11に送信する。商品情報管理サーバー11は、受け取った商品コードから、該当する商品内容”Xブランドのお酒“と商品状況”未購入“を検索し、それを問い合わせのあったパーソナルコンピューター11に送信する。これにより、サーバー11から送られた商品内容”Xブランドのお酒“と実物とを比較して同じかどうかを判断する。また、商品状況が”未購入“であることを確認する。これにより、この商品が偽物ではないと判断される。また、お客が購入したら、この商品が購入されたことを、パーソナルコンピューター11から商品情報管理サーバー11に送信する。これを受けて、商品情報管理サーバー11は、該当製品の商品状況を”未購入“から”購入済“に変更する。
この方法であれば、無線ICタグを破壊しないで不正に再利用し、偽造品を製造した場合でも、商品が開封していない状況であれば、いつでも店頭を訪れて店頭の無線ICタグ用リーダー9を用いて、商品情報管理サーバー10にその商品の商品内容と商品状況を問い合わせることにより、その商品が偽造品かどうかを確認できる。つまり、もし商品状況が“購入済”であれば、その商品に付属している無線ICタグは、不正に再利用されている可能性があると理解できるので、購入を止めることができる。また、商品内容が実物と異なる場合も、その無線ICタグが偽物であると判断できるので、購入を止めることができる。さらに、この商品は、図3のように商品を開封する際にICチップとアンテナが電気的に切断され、無線ICタグが破壊される構造になっている。これにより、通常の利用においては、無線ICタグが不正利用されるということはない。これらにより、偽物を購入して損害を被るという問題がなくなるという効果がある。
さらに、図5に示される蓋は、アンテナ部分を拡大したもので、上下を除く全ての方向からリーダー9による読み取りが可能である。図6では蓋の切断部分が上下方向に存在するという構造である。これも、蓋を開けるとアンテナ部分3とICチップ部分4とが切断され、無線ICタグが破壊されるようになっている。
図7、図8は請求項2の実施例であり、アンテナが蓋の上部にも付いている。これにより、下方向を除く全ての方向から良好な通信状態が得られるという効果が期待できる。
無線ICタグを蓋の側面に取り付けた瓶の構造の説明図 図1の断面指示部5の説明図 蓋を開けたときに、無線ICタグが破壊される状況の説明図 商品内容と商品状況の確認方法の説明図 アンテナ部分を拡大した蓋の説明図 蓋の切断部分が上下方向に存在する蓋の説明図 アンテナ部分が蓋の側面と上部に付いている、蓋の構造の説明図 アンテナ部分が蓋の側面と上部にあり、上下方向に切断する蓋の構造の説明図
符号の説明
1 瓶
2 蓋
3 無線ICタグのアンテナ部分
4 無線ICタグのICチップ部分
5 蓋の部分の断面指示部
6 蓋の切断部分
7 接着剤
8 栓
9 無線ICタグ用のリーダー
10 パーソナルコンピューター
11 商品情報管理サーバー
12 絶縁性の保護フィルム

Claims (2)

  1. 容器に液体を入れた状態で、かつ、蓋の側面の部分に、少なくとも商品コードを記述した半導体記憶領域を有するICチップと、該ICチップに電気的に接続された通信用アンテナを有した無線ICタグが取り付けられており、該蓋を開けるときに、該通信用アンテナ部分が該ICチップと切り離されることにより、該無線ICタグが物理的に破壊される特徴を有する蓋の構造。
  2. 該通信用アンテナが、該蓋の上部にも配置されていることを特徴とした、請求項1の該蓋の構造。
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