JP3105236U - 傘の雨水除去装置 - Google Patents

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芳裕 永田
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Abstract

【課題】傘の布に付着した雨水を効率的に除去することができる装置を提供する。
【解決手段】脱水用ワイパーブロック集合体1の中央開口部hに濡れた傘をすぼめて挿入すると、個々のワイパーブロック2の間隙に傘の布面が挟み込まれ、その隣接面間で傘の布面に付着した水滴が拭い取られ、また布面に浸潤した水分が搾り取られる。さらにリングブラシワイパーおよび受け板およびその跳ね返し装置を装着することにより、いっそう効率的に雨水を除去することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本考案は、ワイパーブロック集合体の中央開口部にすぼめた傘を挿入することにより、傘を傷めることなく雨水を除去する傘の雨水除去装置に関する。
雨天時に使用された傘からの雨滴により建物内部の床面が濡れて汚損することや通行に際して床面が滑り易くなることを回避するために、建物の入口に、傘の収容用の長いビニル袋や雨水除去装置を設置する等の対策がなされている。
雨水除去装置としては、従来、ブラシを強制的に回転させて傘の生地を叩くことにより生地に付着した雨水を叩き落とす装置や、傘の生地に付着した雨水を吸水布等により吸水除去する装置が開発および使用されている。
特開平6−159932号公報 特開平7−159030号公報 特開2001−161420号公報
しかしながら、ビニル袋の使用はビニル袋の準備にコストがかかり、また、使用済のビニル袋が廃棄物として嵩張るために、その処理に関して問題がある。ブラシを回転させることによる装置は、傘の生地からの雨水の除去を効果的にするのにブラシの配置具合の微調整が必要である、即ち、製造に高度な技術および手間を要するといった問題がある。吸水資材による装置は、装置を複数回使用すると吸水資材の吸水性が低下するために、反復使用に際して吸水資材を取り代えなければならない面倒およびコスト高の問題がある。
考案者等は鋭意検討の末、製造が簡易で、反復使用の際の準備および調整の面倒もコストもかからない、以下に説明するような脱水用ワイパーブロック集合体を含む雨水除去装置を、今回初めて考案した。
本考案の脱水用ワイパーブロック集合体(1)の中央開口部に濡れた傘をすぼめて挿入すると、個々のワイパーブロックの間隙に傘の布面が挟み込まれ、その隣接面間で傘の布面に付着した水滴が拭い取られ、また布面に浸潤した水分が搾り取られる。さらにリングブラシワイパーおよび受け板およびその跳ね返し装置を装着することにより、いっそう効率的に雨水を除去することが可能となる。
脱水用ワイパーブロック集合体(1)は、複数個の脱水用ワイパーブロックを、中央に開口部を形成し、かつ、各ワイパーブロックが開口部の中心軸線に対して放射方向に伸縮し得るように環状に配置して構成されるものである。さらに、該ワイパーブロック集合体は、すぼめた傘を前記開口部にその中心軸線に沿って略垂直方向に挿入したとき、傘の布部が前記ワイパーブロック相互間の隙間へ完全に侵入するように、ワイパーブロック集合体を適当な間隔を介して設置して成る。すぼめた傘を前記中央開口部に挿入すると、傘の骨部が前記ワイパーブロック相互間の隙間の中ほどまで侵入するので、これに導かれて、傘の布部が前記ワイパーブロック相互間の隙間へ完全に侵入する。加えて、ワイパーブロックの外側を可撓性のバネ板を介して支持板に保持して成る構成により、各脱水用ワイパーブロックがバネ板に抗して若干放射方向に撓み、布地を挟みつけ、侵入した傘および生地の形状にいっそう馴染む。即ち、かかる構成により傘の生地と脱水ワイパーブロックの拭い取り面の間に所望の緊密性が達成され、生地に付着した雨水が効果的に擦拭除去される。
図1は、この考案の主要部であるワイパーブロック集合体(1)の構成および動作を説明するための斜視図で、8個の略三角柱状のワイパーブロック(2)(2’)(2’’)…が、中央に丸孔(3)(図2A、B参照)を有する支持板(4)上に互いに若干の間隙(g)を介して配置された構成となっており、上部域に傘が中心軸Zに沿って挿入される開口(h)が形成されている。このワイパーブロック(2)、(2’)、(2’’)は上記のごとくウレタンフォームなどの柔軟な素材で構成され、その下面はL型バネ板(5)を介して前記支持板(4)に固定されており、傘が鎖線で示すように中心軸Zに沿って挿入されたとき、傘の広がりに応じてブロックの上部が軸Zに対して放射方向に撓むようになっている。またこのブロック(2)は略三角柱状にカットしたウレタンスポンジの表面を撥水性の柔らかい布で被覆されており、傘をすぼめて挿入したとき、各ブロック間の間隙(g)に傘の布面を挟み込み、その隣接面間で傘の布面に付着した水滴を拭い取りまた布面に浸潤した水分を搾り取る作用をする。
図3は、このワイパーブロック集合体を備えた具体的な雨水除去装置の実施例の構成図で、(6)は全体の支柱、(7)はブラッシ装置、(8)は傘の石突きPに当接してこれを支持する受け板、(9)は雨水受けボックスである。
この実施例においては、ワイパーブロック集合体(1)と受け板(8)との間に、脱水用ワイパーブロック集合体(1)により擦り取られ、傘の先端部に下りてきた雨水を下にしごき落とすための、リングブラシワイパー(7、7’)を配置する。リングブラッシワイパーは、中心軸Zの周りに多数の毛羽状ブラッシ(7’)が配置されて成る。下降してきた雨水を効果的にしごき落とすべく、ブラシの毛(7’)は斜め上に向けて植毛するのが好ましい。(10)はこのブラッシを支柱に保持するためのレバーである。
また受け板(8)は、貫通軸(11)に沿って傘の石突きPによって実線位置から点線位置まで圧下できるようになっており、傘から手を離して圧下を止めたとき、軸(11)に介装された圧縮バネ(12)によって常に実線位置まで復帰するように弾力的に支持されている。なお、(13)は貫通軸(11)に設けられた上部ストッパー、(14)は下部ストッパーで、ワイパーブロック(2)の中央開口部(h)に挿入した傘は石突きPがこの受け板(8)に当接することによって一旦停止するが、傘の上部をさらに手で押し込むことによって圧縮バネ(12)が圧縮され、受け板(8)が点線位置まで降下する。この押し込み過程で傘の布部がワイパーブロック(2)(2’)間の間隙に奥深くまで侵入すると同時に、その下降作用によって両ブロックの側面との摩擦によって、付着した水滴が拭い取られる。次いで手を離すと、受け板(8)が圧縮バネ(12)の反発力によって自動的に実線位置まで復帰する。これによって傘が上に跳ね上げられるので、布部は再びワイパーブロックの側面でこすられ、同時にブラッシ(7’)によって再度ブラッシング作用を受けるので、残余の水滴は略完全に除去される。
雨水受け(9)を、脱水用ワイパーブロック集合体により除去された雨水を収集および排除すべく、本体底部に、取り外し可能な態様で装着してもよい。
上記脱水用ワイパーブロック集合体(1)、リングブラシワイパー(7、7’)は、図3に示すごとく、支柱(6)にレバー(15)を介して固定する。
さらに、使用しない時のダスト防止のために、蓋(0)をボディ(0’)の最上部に取り付けてもよい。また、安全性確保のため、作動制御トルク接手(0”)を、蓋の基部に設けてもよい。
上記脱水用ワイパーブロックは、弾力性を有する素材、例えば、上記ウレタンフォーム、ゴム等、傘の生地とワイパーブロックの拭い取り面との緊密性および傘の生地の保護性を高め得るいずれの資材から成ってもよく、または、内部に弾力性を有する素材を内蔵したもの、例えば撥水性を有するシートでスポンジを覆うなどして作製されたものであってもよい。脱水用ワイパーブロックは、中心角(θ)を挟む雨水拭い取り面を備えている形状であればいかなる形状であってもよいが、特に、変形三角形状が好ましい。脱水用ワイパーブロック集合体は、上記のごとく支持板(4)の内周に沿ってその下端を接着固定した複数のバネ板(5)に、脱水用ワイパーブロックのそれぞれを、その背面において取り付けることにより、中心方向への弾力性および傘の生地を挟み込む機能が高まる。支持板は、ドーナツ状円盤等、傘を貫通させるための空洞を中央部に設けた板であればいかなる板であってもよい。
以下に、上記構成の実施例装置の使用手順を説明する。
濡れた傘をすぼめて、鎖線で示すように中心軸Zに沿って脱水用ワイパーブロックの中央開口部に、傘の石突きPが受け板(8)に当接するまで挿入する。この時点で、傘の広がりに応じてブロックの上部が軸Zに対して放射方向に撓み、各ブロック間の間隙(g)に傘の骨およびこれに誘導されて布面が挟み込まれる。このとき傘を若干旋回させれば、骨部が確実に隙間(g)の間へ入る。また傘を手で軽く上下すれば、より確実に布地部が間隙部に緊密に挟持される。そして、この隣接面間で傘の布面に付着した水滴が拭い取られ、また布面に浸潤した水分が搾り取られる。傘の上部をさらに手で押し込むと、圧縮バネ(12)が圧縮して、受け板(8)が点線位置まで下降し、傘の布部がワイパーブロック(2)(2’)間の間隙に奥深くまで侵入する。この押し込み過程における両ブロックの側面との摩擦により、傘の布面に付着した水滴がさらに拭い取られる。次いで手を離すと、受け板(8)が圧縮バネ(12)の反発力によって自動的に実線位置まで復帰することに伴い傘が上に跳ね上げられ、布部が再びワイパーブロックの側面でこすられて、水滴がさらに拭い取られる。この時、傘の布は同時にブラッシ(7’)によってブラッシング作用を受けて、残余の水滴が略完全に除去される。
このようにして、拭い取られた水滴は支持板(4)の丸孔を伝い、さらにブラッシ装置によりブラッシングされて下方へ落下し、雨水受けボックスへ収容される。溜まった水分は排水コック(16)などを介して適宜排出される。
本考案の装置は、デパートや公共施設その他の入口付近に設置しておけば、来場者は随時自分の傘に付着した雨滴を簡単かつ十二分に除去できるので、そのまま鞄や袋などに収容して持ち運びできる。また、本考案の要部であるワイパーブロック集合体の部分のみを柱などの固定部に装備しておいても、十分利用に供し得る。
本考案に係る脱水用ワイパーブロック集合体の斜視図である。 上面図(図2A)および下面図(図2B)である。 本考案に係る雨水除去装置(1例)の全体平面図である。
符号の説明
0.蓋
1.脱水用ワイパーブロック集合体
2.脱水用ワイパーブロック
3.丸孔
4.支持板
5.バネ板
6.支柱
7.ブラッシ装置
8.受け板
9.雨水受け
10.レバー
11.貫通軸
12.圧縮バネ
13.上部ストッパー
14.下部ストッパー
15.レバー
16.排水コック
g.ワイパーブロック相互間の隙間
h.中央開口部
Z.中心軸

Claims (7)

  1. 柔軟な材質で構成した複数個の脱水用ワイパーブロックを、中央に開口部が形成されるように隙間を隔てて環状に配置してなるワイパーブロック集合体を備え、すぼめた傘を前記開口部の中心軸線に沿って略垂直方向に挿入したとき、傘の布部が前記ワイパーブロック相互間の隙間に侵入し、前記布部に付着した水滴を払拭するように構成したことを特徴とする、傘の雨水除去装置。
  2. 前記ワイパーブロック集合体によって形成された開口部の下方にリングブラシワイパーを配置したことを特徴とする、請求項1記載の傘の雨水除去装置。
  3. 前記ワイパーブロック集合体によって形成された開口部の下方に、傘の石突を受けるための受け板を配置し、この受け板に反発力を付与する手段を備えたことを特徴とする、請求項1または2記載の傘の雨水除去装置。
  4. 前記ワイパーブロックが、断面がほぼ三角形状の縦長のブロックであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の傘の雨水除去装置。
  5. 前記ワイパーブロックをスポンジ部材で構成し、その表面を撥水性の布帛で包囲したことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の傘の雨水除去装置。
  6. 環状に配置したワイパーブロックの外側を、各ワイパーブロックが前記開口の中心軸に対して放射方向に撓み得るように、可撓性のバネ板を介して保持したことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の傘の雨水除去装置。
  7. 前記受け板の側部または下方に雨水受けを設置したことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の傘の雨水除去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012017975A (ja) * 2011-09-15 2012-01-26 Hinode:Kk 傘のしずく取り装置
JP2012052749A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 Sho Akiyama 傘のしずく取り装置
JP2017158713A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 株式会社ポケッタブル 傘立て装置

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