JP3104955U

JP3104955U - カラオケ装置

Info

Publication number: JP3104955U
Application number: JP2004002429U
Authority: JP
Inventors: 秀樹栗田
Original assignee: 株式会社ユーズ・Ｂｍｂエンタテイメント
Priority date: 2004-04-30
Filing date: 2004-04-30
Publication date: 2004-10-21
Anticipated expiration: 2010-04-30

Abstract

【課題】薄型化された画面の利点を活用できる機能，形態を備えたカラオケ装置を提供すること。
【解決手段】横長で奥行きのある筐体５の前面に設けられた操作パネル４を、当該筐体５の前面に対して取付け角度を90度変更できるようにした。
【選択図】図２

Description

本考案は設置姿勢を設置場所の状況やラックの形態などに応じて選択することができるようにしたカラオケ装置に関する。

従来のカラオケ装置は、一般的なアンプやチューナーなどの音響機器やビデオプレーヤなどの映像機器と同じように、横長で奥行きのある筐体の中に、部品や回路などが設けられたシャーシを収設して形成され、この筐体の前面が操作パネルに形成された形態のものである。

上記カラオケ装置は、テレビ受像機と同様のＣＲＴ画面を塔載したラックに収容されカラオケ設備として、スピーカ装置とともに店舗のカラオケコーナーやいわゆるカラオケボックスに設置され使用されている。

ところで、近年、液晶やプラズマなどを利用した平板タイプや薄型タイプと称されるテレビ受像機が普及し始め、これに伴いカラオケ設備の映像用画面にも液晶化、或は、プラズマ化された平板タイプ（薄型タイプ）の画面が採用されるようになった。

カラオケ設備において、画面が薄型化されても、カラオケ装置本体が従来の横長で奥行きが大きな従来タイプであると、奥行き量が大きなラックを使用しなければならないため、画面が薄型化されたメリットが活かされないという問題がある。

そこで、本考案では、薄型化された画面の利点を活用できる機能，形態を備えたカラオケ装置を提供することを、その課題とする。

上記課題を解決することを目的としてなされた本考案カラオケ装置の構成は、横長で奥行きのある筐体の前面に設けられた操作パネルを、当該筐体の前面に対して取付け角度を90度変更できるようにしたことを特徴とするものである。

上記の本考案カラオケ装置における操作パネルの角度変更は、当該操作パネルの下端部を筐体前面に対して枢着した取付構造にすることにより実現する。

本考案カラオケ装置は、操作パネルを筐体前面に対し、正立状態と90度倒した状態を選択することができるので、カラオケ装置を従来の設置形式、即ち、筐体を横長で奥行きがある横置き姿勢で使用できると共に、操作パネルを筐体正面に対し90度角度変更し、操作パネルを正立姿勢とし、筐体を立ち姿勢にして奥行きを小さくした（筐体の正面から見た上下幅）形態で使用することができる。

次に本考案の実施の形態例について、図を参照して説明する。図１は本考案カラオケ装置を従来タイプでラックに収納して使用している状態の要部の側断面図、図２は図１のカラオケ装置を縦向きタイプで薄型ラックに収納して使用している状態の要部の側断面図である。

図１において、１はカラオケ設備の従来タイプの奥行き量が大き目のラック、２はそのラック１の最上段の天板1aに設置した液晶（又はプラズマ等）による平面型の表示画面、３は前記ラック１の棚板1bに従来の横置きスタイルで設置した本考案カラオケ装置である。

図１の本考案カラオケ装置３では、その操作パネル４を、筐体５の正面において当該パネル４の下端部を枢着６することにより、筐体５の前面に対し正立状態（図１の状態）と図２に示すように、操作パネル４を筐体５の前面に対し90度倒した状態を選択できるように形成されている。なお、７は筐体５の背面から延びた電源，信号などのケーブル、6aは操作パネル４の枢着６を補完する補助部材である。

操作パネル４を筐体５の前面に対し90度倒すことができる本考案カラオケ装置３は、90度倒した操作パネル４を正立させると、図２に示すように筐体５が立った姿勢になる。

この結果、操作パネル４を90度倒した本考案カラオケ装置３は、図２のラック11にように、図１のラック１の奥行き量D₁に比べ、奥行き量D₂を大幅に小さく形成した薄型ラック11に塔載できるので、平面型の表示画面２の効果と相俟ってラックを含むカラオケ設備全体の奥行きを小さく形成することができる。

図２の本考案カラオケ装置３において、筐体５を立姿勢でラック11に塔載すると、筐体５の背面から延びたケーブル７が邪魔になることがある。このため本考案では、筐体５の背面の左右側に、当該筐体５を立てたときに支持脚となる脚部材８を設けるようにした。ケーブル７の処理のためには、図示しないが棚板1bの後部にケーブル挿通用の切欠きや穴を設けることもある。なお、図２において1cはラック11のフロントパネルである。また、表示画面２は常にラック１又は11の最上段に設置されるものではなく、カラオケコーナーなど部屋内の適宜の位置に設置できるものである。

本考案カラオケ装置は以上の通りであって、横長で奥行きのある筐体の前面に設けられた操作パネルを、当該筐体の前面に対して取付け角度を90度変更できるようにしたから、カラオケ設備全体をラックも含めて薄型に形成でき、スペース効率よく部屋に設置できる。

また、本考案カラオケ装置は、その操作パネルを従来型のままの姿勢でも使用できるので、従来型のラックに塔載することもできる。

本考案カラオケ装置を従来タイプでラックに収納して使用している状態の要部の側断面図。図１のカラオケ装置を縦向きタイプで薄型ラックに収納して使用している状態の要部の側断面図。

符号の説明

１，11 ラック
２表示画面
３カラオケ装置
４操作パネル
５筐体
６枢着
７ケーブル
８脚部材

Claims

横長で奥行きのある筐体の前面に設けられた操作パネルを、当該筐体の前面に対して取付け角度を90度変更できるようにしたことを特徴とするカラオケ装置。
操作パネルの角度変更は、当該パネル下端部を筐体の前面乃至その近傍に枢着して行うようにした請求項１のカラオケ装置。
筐体の背面に脚部材を設け、前記筐体を立ち姿で使用するときの支持脚とした請求項１又は２のカラオケ装置。