JP3104665B2 - スパッタリング装置 - Google Patents

スパッタリング装置

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JP3104665B2 JP36497497A JP36497497A JP3104665B2 JP 3104665 B2 JP3104665 B2 JP 3104665B2 JP 36497497 A JP36497497 A JP 36497497A JP 36497497 A JP36497497 A JP 36497497A JP 3104665 B2 JP3104665 B2 JP 3104665B2
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は成膜装置に関し、特
に、半導体ウェハー表面に金属膜等の薄膜を被着するス
パッタリング装置に適用して好適な成膜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スパッタリングによる成膜では、同一チ
ャンバーでウェハー周辺部にスパッタ膜を付ける付けな
いを任意に選択できることが重要な課題となるに至って
いる。これを実現するために、従来、同一膜種でも2つ
以上のチャンバーを用意し、プロセス別に専用化する
か、ウェハーリングの内径が他と比較して小さいアルミ
スパッタチャンバーを別に用意するという手法が一般に
採用されている。
【0003】なお、ウェハーリングに関する刊行物とし
て、例えば特開平9−143716号公報には、クラン
プリングの膜保持力を高め、膜剥がれによるウェハー汚
染を防止するため、クランプリングのウェハー押接面の
内周縁辺に沿ってリング状に形成された段差に面取り部
が凹状湾曲面に形成し、ウェハー周辺を部分的にクラン
プするクランプリングが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の手法では、必要なチャンバー数や装置数が増
え、もしくはウェハーの有効領域が減ったりするので、
コスト面で望ましくない。そして、上記した問題は、2
つのプロセスが比較的最新プロセスであるため、ごく最
近顕在化してきた問題である。
【0005】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、少なくとも2つ
のプロセスのスパッタを一つのチャンバーで実現でき、
チャンバー数低減による設備費用・設置スペース・保守
工数の削減を達成するとともに、ウェハーの有効領域が
減るということを回避する半導体基板の成膜装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、ウェハーステージ上に載置されるウェハ
ーの周辺を開閉自在なウェハーリングで被覆/非被覆制
御自在としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明のスパッタリング装置は、その好ま
しい実施の形態において、静電チャック方式(試料台の
上に誘電層を設け、試料台とウェハーの間に電圧を印加
し、両者の間に発生したクーロン力によってウェハーを
吸着する機構)によるウェハーステージ脇に、開閉自在
なウェハーリングを取り付け、プロセスに応じて前記ウ
ェハーリングによるウェハー周辺部の被覆の有無を選択
自在としたものである。
【0008】スパッタリングチャンバー内でウェハーを
静電チャック方式によりステージ上に固定してスパッタ
するという構成に対し、本発明のスパッタリング装置
は、その好ましい実施の形態において、図1を参照する
と、ウェハーステージ(103)脇に開閉自在で、且
つ、開閉どちらの状態でもスパッタ可能なウェハーリン
グ(102)を設けている。ウェハーリング(102)
は2分割されており、それぞれウェハーステージ側部に
設けられた支持部材(基台)に開閉自在に軸支されてい
るが、ウェハーリング(102)は2分割に制限される
ものでなく、またウェハーリング開閉機構は、ウェハー
周辺部を被覆/非被覆のいずれの状態でもスパッタ可能
であれば、このような軸支構造に限定されるものでな
い。
【0009】このウェハーリング(102)は、ウェハ
ー(101)周辺のスパッタ膜剥がれを防止する等の理
由からウェハー周辺部にスパッタしたくない時は、閉状
態としてウェハー周辺部を覆ってスパッタし(図1
(b))、アルミ上のスパッタ等リングやクランプとウ
ェハーとの癒着が懸念される時には、開状態として(図
1(c)参照)、ウェハー表面に触れずにスパッタする
という役目を果たす。
【0010】このように、本発明のスパッタリング装置
は、その好ましい実施の形態において、一つのチャンバ
ーの用途が広がり、チャンバー数低減による設備費用・
設置スペース・保守工数の削減するという効果を奏す
る。
【0011】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して以下に説明する。図1(a)は、本発明の実施例と
してのウェハーリングの上方からの平面図である。図1
(b)および図1(c)は図1(a)のA−B線沿った
断面図であり、ウェハーリングが閉じた状態、及び開い
た状態をそれぞれ示す図である。
【0012】本実施例においては、チャンバーにはTi
ターゲット(不図示)が取り付けられており、Tiスパ
ッタを行うものとする。
【0013】バリア膜として、TiN/Ti積層スパッ
タをし、その上にホール埋め込み用としてW−CVD
(タングステン化学気相成長)を行うプロセス(プロセ
ス1)においては、W−CVD時に用いるフッ化ガスと
Ti膜のTiが反応して膜剥がれを起こさないように、
ウェハー周辺部でも、Ti膜がTiN膜で完全に覆われ
てなければならない(図2(a)及び図2(b)参
照)。
【0014】そのために、Tiスパッタ時には、ウェハ
ー周辺部に膜を付けないように、ウェハーリングが必要
となり、TiNスパッタ時には、ウェハーリングなし、
もしくは先(T:スパッタ時)に使用したウェハーリン
グよりも内径の大きなウェハーリングを用いる必要があ
る。
【0015】このような場合のTiスパッタを、本実施
例のチャンバーで行う場合、まずウェハーリング102
を閉じてウェハー周辺にTi膜が付かないようにし、周
辺部のTiもしくはTiN/Ti膜剥がれを防止する。
【0016】また、TiN/Ti/アルミ(含むアルミ
合金)の積層スパッタを行うプロセス(プロセス2)の
場合、アルミ膜上をリングで押さえると、ウェハーとリ
ングの癒着による搬送不良を引き起こす(図3(a)参
照)。
【0017】このような場合のTiスパッタを、本実施
例のチャンバーで行う場合、ウェハーリングを開いて行
うため、ウェハーとリングの癒着による搬送不良を防止
することができる。
【0018】もちろんTiスパッタ時のウェハーリング
よりも内径の小さなリングをアルミスパッタ時に用いて
もよいが、この場合、有効領域の縮小となり好ましくな
い(図3(b)参照)。
【0019】そして、従来のスパッタ装置で、上記2つ
のプロセスをスパッタする場合、同じTiスパッタでも
ウェハーリングチャック有り・無しで2つのチャンバー
が必要となり、設備費用・設置スペース・メンテナンス
工数の増大を招くことになる。
【0020】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。前記実施例に、既に実用化されているTiN/Ti
の1チャンバー2プロセスを加味すれば、さらにチャン
バー数の節約ができる。
【0021】TiN/Tiの1チャンバー2プロセスと
は、Tiターゲットを取り付けた1つのチャンバーで、
ガスをArからN2もしくはAr+N2に切り替えるこ
と等によって、TiN/Ti積層スパッタする方法であ
る。
【0022】前記実施例で説明した2つのプロセスに適
用すると、前者のプロセス(プロセス1)の場合、まず
ウェハーリングを閉じてTiスパッタし、次に同一チャ
ンバーでガス条件等を切り替え、ウェハーリングを開い
てTiNスパッタする。
【0023】後者のプロセス(プロセス2)の場合、ア
ルミスパッタを別チャンバーで行った後、ウェハーリン
グを開いてTiスパッタし、次に同一チャンバーでガス
条件等を切り替えウェハーリングを開いたままTiNス
パッタする。この方法だと、前記実施例に比べて、さら
に1つチャンバー数を削減することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一つのチャンバーの用途が広がり、チャンバー数低減に
よる設備費用・設置スペース・保守工数の削減するとい
う効果を奏する。その理由は、本発明においては、静電
チャック方式によるウェハーステージ脇に、開閉自在な
ウェハーリングを取り付け、プロセスに応じてウェハー
周辺部を覆う又は覆われないを選択することができるた
めである。また、本発明によれば、ウェハーリングとア
ルミとの癒着の発生を回避し、且つ有効領域が縮小する
ということを回避する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図であり、
(a)は上面図、(b)はウェハーリングが閉状態の断
面図、(c)はウェハーリングが開状態の断面図であ
る。
【図2】TiN/Ti積層スパッタをしその上にW−C
VDを行うプロセス(プロセス1)の問題点を説明する
図である。
【図3】TiN/Ti/アルミ(含むアルミ合金)の積
層スパッタを行うプロセスにおいて、(a)はアルミ膜
上をリングで押さえた場合のとウェハーとリングの癒着
の発生、(b)はTiスパッタ時のウェハーリングより
も内径の小さなリングをアルミスパッタ時に用いた場合
の有効領域縮小を模式的に説明する図である。
【符号の説明】
100 チャンバー 101 ウェハー 102 ウェハーリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 14/00 - 14/58 C23C 16/00 - 16/56 H01L 21/203 - 21/205 H01L 21/285 H01L 21/31

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェハーステージ脇に開閉自在なウェハー
    リングを備え、前記ウェハーステージに載置されたウェ
    ハーの表面を全て露出するか、あるいは前記ウェハー
    の周辺部を被覆するか、プロセスに応じて前記ウェハ
    ーリングの開閉によって、前記ウェハー表面の周辺部の
    被覆の有無を選択自在とする手段を備えたことを特徴と
    するスパッタリング装置
  2. 【請求項2】前記ウェハーリングが、閉時、前記ウェハ
    表面周縁部を覆う半円環形状の2つの部材からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のスパッタリング装置。
  3. 【請求項3】前記ウェハーリングが、前記ウェハー外周
    に沿って少なくとも2つに分割された部分円環形状部材
    からなり、前記部分円環形状部材は前記ウェハーステー
    ジ側部に配置された支持部材に開閉自在に軸支されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のスパッタリング
    置。
  4. 【請求項4】請求項1及至のいずれか一に記載のスパ
    ッタリング装置において、チャンバー内に、静電チャッ
    ク式によりウェハーステージ上に載置されるウェハーの
    周辺部の前記ウェハーリングによる被覆の有無が選択自
    在とされるように前記ウェハーリングが開閉自在とさ
    れ、前記ウェハーリングが開閉いずれの状態でもスパッ
    タ可能としたことを特徴とするスパッタリング装置。
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