JP3104472U - 画像表示プロジェクタ - Google Patents

画像表示プロジェクタ Download PDF

Info

Publication number
JP3104472U
JP3104472U JP2004001866U JP2004001866U JP3104472U JP 3104472 U JP3104472 U JP 3104472U JP 2004001866 U JP2004001866 U JP 2004001866U JP 2004001866 U JP2004001866 U JP 2004001866U JP 3104472 U JP3104472 U JP 3104472U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
lamp body
plate
lamp
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004001866U
Other languages
English (en)
Inventor
陽太 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2004001866U priority Critical patent/JP3104472U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3104472U publication Critical patent/JP3104472U/ja
Priority to US11/099,464 priority patent/US7488091B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/20Lamp housings

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】画像表示プロジェクタにおいて、ランプホルダーからのアウトガスの発生を防いで、アウトガスを原因とするカラーホイールの品質劣化を防止する。
【解決手段】ランプホルダーは、カバーガラス70と、ランプ本体の正面方向及び上面方向が開放された開放部を有する樹脂製の樹脂カバー部40と、この樹脂カバー部40の開放部に取り付けられる金属製のカバープレート50と、このカバープレート50に取り付けられ、カバープレート50と共にカバーガラス70を挟持する金属製の保持プレート60とを備える。ランプホルダーの最もアウトガスが発生しやすい位置に金属製のカバープレート50が配置され、樹脂製の樹脂カバー部40が配置されることがないため、ランプホルダーからのアウトガスの発生を防ぐことができる。
【選択図】図7

Description

本考案は、画像をスクリーン等に投射する画像表示プロジェクタに関する。
従来から、パソコンやビデオカメラ等からの画像データを基に画像形成素子にて画像生成し、その画像をスクリーン等に投影表示する画像表示プロジェクタが知られている。この種の画像表示プロジェクタは、光を投光するランプユニットと、画像形成素子にて形成した画像をランプユニットからの光により投射する画像投射ユニットとを備えている。
ランプユニットは、ランプホルダー内にランプ本体が保持された構造になっており、ランプ本体が劣化や寿命により使用不能になったときにランプ本体を交換できるように、画像表示プロジェクタ本体に着脱可能になっている。このようなランプホルダーには、通常、樹脂等の材料が使用されるが、ランプ点灯時にランプホルダー内が高温になるため、耐熱性の低い樹脂を材料として使用した場合、樹脂からアウトガスが発生してカラーホイールに付着し、スクリーン上に投影される光の輝度やコントラスト等が急激に低下する虞があった。このため、従来からランプホルダーには、例えば、LCP(Liquid Crystal Polyester)等のような耐熱性に優れた樹脂が使用されている。しかしながら、LCPを用いると、材料費が高くなるためコストダウンに限界がある。
ところで、電子機器に用いられる部材として、異なる材質の部品を組み合わせることによりコストダウンを図ると共に、各材料の特性を活かして所定の目的を達成することができるようにした部材が知られており、例えば、電子機器の筐体を材質の異なる複数の筐体部で構成することにより、各材料の特性を活かして高級感を演出することができるようにした電子機器用の筐体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−43768号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明は、異なる材質の部品を組み合わせることによりコストダウンをすることができると共に、各材料の特性を活かして所定の目的を達成することができるものの、筐体の高級感を演出することが目的であるため、上述したような樹脂材料からのアウトガスの発生を防止することはできない。
本考案は上記課題を解決するためになされたものであり、アウトガスの発生を防いでアウトガスを原因とするカラーホイールの品質劣化を防止し、製品寿命が極端に短くなることを防ぐことができる画像表示プロジェクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の考案は、ランプユニットから出射された光を所定色に配色するためのカラーホイールを有し、前記カラーホイールを通過した光により画像を投射する画像投射ユニットと、ランプ本体及びこのランプ本体を保持するためのランプホルダーを有するランプユニットとを備えた画像表示プロジェクタにおいて、前記ランプホルダーは、前記ランプ本体の前面をカバーするための前面ケースと、前記ランプ本体の底面及びランプ本体の背面の下方をカバーするための背面ケースと、前記ランプ本体の上面及びランプ本体の背面の上方をカバーするための上面ケースとから構成され、これら前面ケース、背面ケース、上面ケースは相互に結合されることにより前記ランプ本体を保持するものであり、前記前面ケースは、前記ランプ本体から出射された光が前記画像投射ユニットに入射する際に通過するカバーガラスと、前記ランプ本体の前方を覆うように形成され、該ランプ本体の正面方向及び上面方向が開放された開放部を有する樹脂製の樹脂カバー部と、前記樹脂カバー部の前記開放部に取り付けられ、該開放部の正面側を塞ぐように形成された正面プレート部と、該正面プレート部の上端から前記開放部の上面側を塞ぐように延設された上面プレート部と、前記正面プレート部に形成され、前記ランプ本体から出射される光が通過するカバープレート側投射窓と、前記正面プレート部の前記カバープレート側投射窓の周囲に形成され、該カバープレート側投射窓に取り付けられる前記カバーガラスを位置決めするための複数の凸状突起からなる凸部とを有するSECC製のカバープレートと、前記カバープレートの正面プレート部に取り付けられ、前記ランプ本体から出射される光が通過する保持プレート側投射窓と、前記正面プレート部の凸部に対応する位置に該凸部と係合するように形成された係合孔とを有し、該係合孔と前記凸部とを係合させた状態で、前記保持プレート側投射窓の縁部と前記カバープレート側投射窓の縁部で前記カバーガラスを挟むことにより、前記カバーガラスを所定位置で挟持する金属製の保持プレートとを備えることを特徴とする。
請求項2の考案は、ランプユニットから出射された光を所定色に配色するためのカラーホイールを有し、前記カラーホイールを通過した光により画像を投射する画像投射ユニットと、ランプ本体及びこのランプ本体を保持するためのランプホルダーを有するランプユニットとを備えた画像表示プロジェクタにおいて、前記ランプホルダーは、前記ランプ本体の前方を覆うように形成され、前記ランプ本体の正面方向が開放された開放部を有する樹脂製の樹脂カバー部と、前記樹脂カバー部の開放部を塞ぐように前記開放部に取り付けられ、前記ランプ本体から出射される光が通過するカバープレート側投射窓を有する金属製のカバープレートとを有すること特徴とする。
請求項3の考案は、請求項2に記載の画像表示プロジェクタにおいて、前記ランプ本体から出射された光が前記画像投射ユニットに入射する際に通過するカバーガラスと、前記カバープレートに取り付けられ、前記ランプ本体から出射される光が通過する保持プレート側投射窓を有し、該保持プレート側投射窓の縁部と前記カバープレート側投射窓の縁部で前記カバーガラスを挟むことにより前記カバーガラスを所定位置で挟持する金属製の保持プレートとを有することを特徴とする。
以上のように請求項1の考案によれば、ランプホルダーの樹脂カバー部は、最も強く投射光が照射されるランプ本体の正面方向、及び熱対流により運ばれる高温の空気に触れる上面方向に開放部を有し、この開放部にはSECC(電気亜鉛めっき鋼板)製のカバープレートが取り付けられているため、最もアウトガスが発生しやすい位置にはSECC製の部材が配置され、樹脂製の部材が配置されることがない。このため、ランプホルダーからのアウトガスの発生を防いでカラーホイールの品質劣化を防止することができると共に、樹脂カバー部の材料には耐熱性の低い樹脂材料を用いることができ、ランプホルダー製造の際のコストダウンを図ることができる。なお、SECCは優れた耐熱性、加工性を有しているため、カバープレートの材料として適している。
また、ランプホルダーの一部に金属を使用した場合、カバーガラスを確実に保持できる構造を一枚の金属プレートで形成するためには複雑な金属加工を施さなければならず、樹脂材料のみを使用してランプホルダーを成形する場合と比べて加工が困難となるが、カバーホルダーの他に、カバーガラスを保持するための保持プレートを使用し、保持プレートとカバープレートでカバーガラスを挟持する構造を採用することにより、複雑な金属加工を施すことなくカバーガラスを確実に保持することができる構造を得ることができる。
さらに、カバープレートにカバーガラスを位置決めするため凸部を形成し、保持プレートにこの凸部に係合する係合孔を設け、これら係合孔と凸部を係合させた状態で保持プレートとカバープレートでカバーガラスを挟持することにより、カバーガラスの位置決めを正確に行うことができる。
請求項2の考案によれば、樹脂製の樹脂カバー部と金属製のカバープレートを組み合わせてランプホルダーを形成することにより、アウトガスの発生を防止すると共に、コストダウンを図ることができる。
請求項3の考案によれば、ランプホルダーは、カバーホルダーの他にカバーガラスを保持するための保持プレートを有することにより、複雑な金属加工を施すことなくカバーガラスを確実に保持することが可能な構造を得ることができる。
以下、本考案を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。図1において、画像表示プロジェクタ1は、パソコンやビデオカメラ等から入力される画像信号を基に、内蔵の画像形成素子を用いて画像を形成し、その画像をスクリーンや壁面等に投射表示する装置である。この画像表示プロジェクタ1は、前方に画像を投射するための投射レンズ30を備え、内部に画像投射用の光を投光するランプユニット2と、画像形成素子にて形成した画像をランプユニット2からの光を用いて投射レンズ30から投射させる画像投射ユニット3とを内蔵している。また、画像表示プロジェクタ1はランプユニット2を着脱可能な構造になっており、ランプユニット2は画像投射ユニット3に当接するまで筒状のランプハウス4に挿入され、画像表示プロジェクタ1内に設置される。
次に、ランプユニット2及び画像投射ユニット3について図2及び図3を参照して説明する。なお、図2乃至図7においてランプユニット2の投光方向を矢印aで示し、図2及び図3においてランプユニット2の光学系の光軸を線bで示している。
図2(a)において、ランプユニット2は、ランプ本体10とランプ本体10を収納するランプホルダー20を備えている。ランプ本体10は、図3に示されるように、電力供給を受けて光を出射するランプバルブ11、ランプバルブ11から出射された光を反射、集光するリフレクタ12、電力を供給するためのケーブル13及びコネクタ14等を備えている。リフレクタ12は、内面形状が投光方向aに広がった凹面状になっており、投光側端面に外周フランジ12aを有している。このリフレクタ12は、耐熱性及び反射効率の点からガラスにより形成されている。ランプバルブ11は、その発光部がリフレクタ12の略中心に位置するようにリフレクタ12に一体的に取り付けられている。
ランプホルダー20は、前面ケース21、背面ケース22、及び上面ケース23から構成されており、これら前面ケース21、背面ケース22、上面ケース23が相互に結合されることによりランプ本体10を保持する。
前面ケース21は、ランプ本体10の前面をカバーするものであり、後述するように、樹脂カバー部40と、カバープレート50等により構成されている。また、前面ケース21は、ランプ本体10の外周フランジ12aが当接される当接面40aを有しており、当接面40aには、樹脂カバー部側投射窓42が設けられている。この樹脂カバー部側投射窓42の直径は、外周フランジ12aの直径よりもやや小さく形成されている。また、前面ケース21のバネ取付孔43にはコイルバネ24が取り付けられている。コイルバネ24は、ランプ本体10のリフレクタ12の背面に橋渡した状態で前面ケース21に取り付けられ(図2(a)参照)、その弾性力により、ランプ本体10の外周フランジ12aの前面を樹脂カバー部40の当接面40aに押し当て、外周フランジ12aの側面を樹脂カバー部40の側面部40bの内面及び底面部40dの当接部44に押し当てて固定するためのものである。
背面ケース22は、ランプ本体10の底面及びランプ本体10の背面の下方をカバーするものであり、底面部81と、底面部81に連設された側面部82,83及び背面部84とを備えている。上面ケース23は、ランプ本体10の上面及びランプ本体10の背面の上方をカバーするものであり、天板91と、天板91の下面に凸設されたリブ92と、天板91に連設された背面部93とを備えている。
ランプ本体10は、コイルバネ24により、リフレクタ12を樹脂カバー部40の当接面40a、側面部40bの内面及び当接部44に押し当てた状態で前面ケース21に取り付けられる。背面ケース22は、ランプ本体10が前面ケース21に取り付けられた状態で前面ケース21に結合される。上面ケース23は、背面ケース22が前面ケース21に結合された状態で、前面ケース21に形成された突起部45a,45bを上面ケース23の嵌合孔94a,94bに嵌合し、背面ケース22に形成された突起部85a,85bを上面ケース23の嵌合孔95a,95bに嵌合し、上面ケース23のネジ孔96a,96b、及び背面ケース22のネジ孔86a,86bを通してネジで固定することにより前面ケース21及び背面ケース22に結合される。上面ケース23を前面ケース21及び背面ケース22に結合した状態において、リブ92は、リフレクタ12の外周フランジ12aを前面ケース21の当接面40aとの間で挟持する。これにより、ランプ本体10が前面ケース21から不測に脱落することが防止される。
次に、画像投射ユニット3について説明する。図2(b)において、画像投射ユニット3は、カラーホイール31、光トンネル32、ダブレットレンズ33、画像表示素子34、及び投射レンズ30等を備えている。
カラーホイール31は、赤、青、緑のカラーフィルタが円周方向に沿って配列されたものであり、モータ31aにより回転することによって通過する光を時系列的に配色する。カラーホイール31は、光トンネル32の光入射口32aの前方に回転可能に配置されている。光トンネル32は、4枚の板ガラスを張り合わせて筒状に構成したものであり、光入射口32aに入射された光を四角く凝縮すると共に均一化して光出射口から出射するものである。
ダブレットレンズ33は、光トンネル32から出射された光に対して、波長等による影響を補正するものであり、光トンネル32の光出射口に連結して配設されている。画像表示素子34は、ダブレットレンズ33を通った後、反射ミラー及びリレーレンズ(何れも不図示)等を介して導光されてきた光を反射させて画像を生成する。投射レンズ30は、画像表示素子34からの反射光、すなわち、画像表示素子34で生成された画像を投射する。
次に、図5乃至図8を参照して、前面ケース21を詳細に説明する。前面ケース21は、カバーガラス70(図8参照)と、樹脂製の樹脂カバー部40と、樹脂カバー部40に取り付けられるSECC製のカバープレート50と、カバーガラス70を保持するための金属製の保持プレート60とを有している。
まず、樹脂カバー部40について図4及び図5を参照して説明する。図5(a)は図4(a)におけるA−A線断面図を示し、図5(b)は図4(a)におけるB−B線断面図を示す。樹脂カバー部40は、ランプ本体10が当接する当接面40a、側面部40b,40c、及び底面部40d等により構成されており、開放部41を有している。開放部41は、図5(a)(b)に示されるように、ランプ本体10の正面方向の開放部41aとランプ本体10の上面方向の開放部41bにより構成されている。材料として樹脂を用いることにより、樹脂は複雑な形状であっても金属より容易に成形することができるため、ランプ本体10の形状に合わせて樹脂カバー部40を成形することができる。このため、前面カバー21の樹脂カバー部40は、背面カバー22及び上面カバー23と共にランプ本体10を確実に固定することができる。なお、位置決め凸部材46a〜46cは、図2(b)に示される画像投射ユニット3の位置決め凹部材35a〜35cと当接してランプホルダー20の光学系の光軸bを画像投射ユニットの光学系の光軸に合わせるためのものである。
次に、カバープレート50について図6(a)(b)を参照して説明する。カバープレート50は、SECCを用いて形成されており、正面プレート部51と、上面プレート部52と、カバープレート側投射窓53と、複数の凸状突起からなる凸部54a〜54gと、ネジ取付孔55a,55bとを有している。なお、SECCは優れた耐熱性、加工性を有しているため、カバープレート50の材料として適している。正面プレート部51は、樹脂カバー部40の開放部41aを塞ぐためのものであり、保持プレート60が取り付けられる中央部分に凹部56が形成されている。上面プレート部52は、正面プレート部51の上端51aから延設されており、樹脂カバー部40の開放部41bを塞ぐためのものである。カバープレート側投射窓53は正面プレート部51の凹部56に形成され、ランプ本体10から出射される光が通過する部分である。凸部54a〜54gは、カバープレート側投射窓53の周囲に形成され、カバープレート側投射窓53に取り付けられるカバーガラス70(図8参照)を位置決めするためのものである。なお、正面プレート部51に形成された切欠部57a〜57cは樹脂カバー部40の位置決め凸部材46a〜46cの位置に合わせて形成されたものである。
上述したように、ランプホルダー2の樹脂カバー部40は、最も強く投射光が照射されるランプ本体10の正面方向、及び熱対流により運ばれる高温の空気と触れる上面方向に開放部41を有し、この開放部41にはSECC製のカバープレート50が取り付けられるため、最もアウトガスが発生しやすい位置にはSECC製の部材が配置され、樹脂製の部材が配置されることがない。このため、ランプホルダー2からのアウトガスの発生を防いでカラーホイール31の品質劣化を防止することができると共に、樹脂カバー部40の材料には耐熱性の低い樹脂材料を用いることができ、ランプホルダー製造の際のコストダウンを図ることができる。
次に、保持プレート60について図7(a)(b)を参照して説明する。保持プレート60は、金属により形成されており、ランプ本体10から出射される光が通過する保持プレート側投射窓61と、正面プレート部51の凸部54a〜54dに対応する位置に、この凸部54a〜54dと係合するように形成された係合孔62a〜62dとを有している。保持プレート60は、カバープレート50と共にカバーガラス70を挟持するためのものである。
ランプホルダー20の一部に金属を使用した場合、カバーガラス70を確実に保持できる構造を一枚の金属プレートから成形するためには複雑な金属加工を施さなければならず、樹脂のみを使用してランプホルダーを成形する場合と比べて加工が困難となるが、カバーホルダー50の他にカバーガラス70を保持するための保持プレート60を利用して保持プレート60とカバープレート50でカバーガラス70を挟持することにより、複雑な金属加工を施すことなくカバーガラス70を確実に保持することができる構造を得ることができる。また、カバープレート50には取り付けられるカバーガラス70を位置決めするために凸部54a〜54fが形成され、保持プレート60には凸部54a〜54dに係合する係合孔62a〜62dが設けられているため、カバーガラス70の位置決めを正確に行うことができる。
これら樹脂カバー部40、カバープレート50、保持プレート60は、以下の手順で組み立てられる。まず、樹脂カバー部40の開放部41にカバープレート50を取り付ける。そして、図8に示されるように、保持プレート60の係合孔62a〜62dとカバープレート50の凸部54a〜54dを係合させ、保持プレート60の側面部60a,60bをカバープレート50の凸部54e〜54gで挟み込んだ状態で、保持プレート側投射窓61の縁部とカバープレート側投射窓53の縁部でカバーガラス70を挟持して保持プレート60をカバープレート50に取り付ける。そして、この状態で樹脂カバー部40に形成されたネジ取付孔47(図4(b)参照)、カバープレート50に形成されたネジ取付孔55b(図6(a)(b)参照)及び保持プレート60に形成されたネジ取付孔63b(図7(a)(b)参照)をネジ100bで固定し、カバープレート50に形成されたネジ取付孔55a(図6(a)(b)参照)と保持プレート60に形成されたネジ取付孔63a(図7(a)(b)参照)をネジ100aで固定することより前面ケース21が組み立てられる。
なお、本考案は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、カバープレート50の材料はSECCに限られず、他の金属であってもよい。また、樹脂カバー部40及びカバープレート50の形状は上記構成に限られず、最もアウトガスが発生しやすい位置に樹脂カバー部40の開口部41を設け、この開口部41にカバープレート50が取り付けられる形状であればよい。また、保持プレート60の形状は、カバープレート50と共にカバーガラス70を挟持してカバーガラス70を確実に保持できる形状であればよい。
本考案の一実施形態に係る画像表示プロジェクタの分解斜視図。 (a)は同プロジェクタのランプユニットの斜視図、(b)は同プロジェクタの画像投射ユニットの斜視図。 同ランプユニットの分解斜視図。 (a)は同ランプユニットの樹脂カバー部の斜視図、(b)は同樹脂カバー部の正面図。 (a)は図4(a)におけるA−A線断面図、(b)は図4(a)におけるB−B線断面図。 (a)は同ランプユニットのカバープレートの斜視図、(b)は同カバープレートの正面図。 (a)は同ランプユニットの保持プレートの斜視図、(b)は同保持プレートの正面図。 同ランプユニットの前面ケースを組み立てた状態の正面図。
符号の説明
1 画像表示プロジェクタ
2 ランプユニット
3 画像投射ユニット
10 ランプ本体
20 ランプホルダー
21 前面ケース
22 背面ケース
23 上面ケース
31 カラーホイール
40 樹脂カバー部
50 カバープレート
51 正面プレート部
52 上面プレート部
53 カバープレート側投射窓
54a〜54g 凸部
60 保持プレート
61 保持プレート側投射窓
62a〜62d 係合孔
70 カバーガラス

Claims (3)

  1. ランプユニットから出射された光を所定色に配色するためのカラーホイールを有し、前記カラーホイールを通過した光により画像を投射する画像投射ユニットと、
    ランプ本体及びこのランプ本体を保持するためのランプホルダーを有するランプユニットとを備えた画像表示プロジェクタにおいて、
    前記ランプホルダーは、前記ランプ本体の前面をカバーするための前面ケースと、前記ランプ本体の底面及びランプ本体の背面の下方をカバーするための背面ケースと、前記ランプ本体の上面及びランプ本体の背面の上方をカバーするための上面ケースとから構成され、これら前面ケース、背面ケース、上面ケースは相互に結合されることにより前記ランプ本体を保持するものであり、
    前記前面ケースは、
    前記ランプ本体から出射された光が前記画像投射ユニットに入射する際に通過するカバーガラスと、
    前記ランプ本体の前方を覆うように形成され、該ランプ本体の正面方向及び上面方向が開放された開放部を有する樹脂製の樹脂カバー部と、
    前記樹脂カバー部の前記開放部に取り付けられ、該開放部の正面側を塞ぐように形成された正面プレート部と、該正面プレート部の上端から前記開放部の上面側を塞ぐように延設された上面プレート部と、前記正面プレート部に形成され、前記ランプ本体から出射される光が通過するカバープレート側投射窓と、前記正面プレート部の前記カバープレート側投射窓の周囲に形成され、該カバープレート側投射窓に取り付けられる前記カバーガラスを位置決めするための複数の凸状突起からなる凸部とを有するSECC製のカバープレートと、
    前記カバープレートの正面プレート部に取り付けられ、前記ランプ本体から出射される光が通過する保持プレート側投射窓と、前記正面プレート部の凸部に対応する位置に該凸部と係合するように形成された係合孔とを有し、該係合孔と前記凸部とを係合させた状態で、前記保持プレート側投射窓の縁部と前記カバープレート側投射窓の縁部で前記カバーガラスを挟むことにより、前記カバーガラスを所定位置で挟持する金属製の保持プレートと
    を備えることを特徴とする画像表示プロジェクタ。
  2. ランプユニットから出射された光を所定色に配色するためのカラーホイールを有し、前記カラーホイールを通過した光により画像を投射する画像投射ユニットと、
    ランプ本体及びこのランプ本体を保持するためのランプホルダーを有するランプユニットとを備えた画像表示プロジェクタにおいて、
    前記ランプホルダーは、
    前記ランプ本体の前方を覆うように形成され、前記ランプ本体の正面方向が開放された開放部を有する樹脂製の樹脂カバー部と、
    前記樹脂カバー部の開放部を塞ぐように前記開放部に取り付けられ、前記ランプ本体から出射される光が通過するカバープレート側投射窓を有する金属製のカバープレートと
    を有すること特徴とする画像表示プロジェクタ。
  3. 前記ランプ本体から出射された光が前記画像投射ユニットに入射する際に通過するカバーガラスと、
    前記カバープレートに取り付けられ、前記ランプ本体から出射される光が通過する保持プレート側投射窓を有し、該保持プレート側投射窓の縁部と前記カバープレート側投射窓の縁部で前記カバーガラスを挟むことにより前記カバーガラスを所定位置で挟持する金属製の保持プレートと
    を有することを特徴とする請求項2に記載の画像表示プロジェクタ。
JP2004001866U 2004-04-06 2004-04-06 画像表示プロジェクタ Expired - Fee Related JP3104472U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004001866U JP3104472U (ja) 2004-04-06 2004-04-06 画像表示プロジェクタ
US11/099,464 US7488091B2 (en) 2004-04-06 2005-04-06 Projector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004001866U JP3104472U (ja) 2004-04-06 2004-04-06 画像表示プロジェクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3104472U true JP3104472U (ja) 2004-09-16

Family

ID=35053887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004001866U Expired - Fee Related JP3104472U (ja) 2004-04-06 2004-04-06 画像表示プロジェクタ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7488091B2 (ja)
JP (1) JP3104472U (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW200641509A (en) * 2005-05-19 2006-12-01 Coretronic Corp Auxiliary device suitable for realizing reciprocally modularization with projection apparatus
JP2007248753A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Funai Electric Co Ltd 投影装置
JP2007272039A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Funai Electric Co Ltd プロジェクタ
CN105759550A (zh) * 2016-05-12 2016-07-13 山西寰烁电子科技股份有限公司 侧拆灯泡投影机

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2500741B2 (ja) 1993-04-12 1996-05-29 カシオ計算機株式会社 液晶プロジェクタ
JP2002043768A (ja) 2000-05-18 2002-02-08 Sony Corp 電子機器の筐体
JP2004012827A (ja) 2002-06-07 2004-01-15 Sony Corp 投射型表示装置
JP3760921B2 (ja) * 2003-03-11 2006-03-29 セイコーエプソン株式会社 光源装置、およびプロジェクタ
JP4168854B2 (ja) * 2003-07-15 2008-10-22 セイコーエプソン株式会社 光学装置、およびプロジェクタ
US6874892B1 (en) * 2003-11-13 2005-04-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Color setting monitoring system for a digital projector

Also Published As

Publication number Publication date
US20050219480A1 (en) 2005-10-06
US7488091B2 (en) 2009-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4475319B2 (ja) 電子機器
JP6191111B2 (ja) プロジェクター
JP2010204339A (ja) プロジェクター
JP2008015267A (ja) バヨネットマウント機構及びカメラシステム
JP2014071195A5 (ja)
JP2006301424A (ja) プロジェクタ
JP4353143B2 (ja) プロジェクタ
JP3104472U (ja) 画像表示プロジェクタ
JP4873234B2 (ja) カラーホイールユニット及びプロジェクタ
JP2000056372A (ja) カメラ
US8894221B2 (en) Projector having a replaceable light source device
JP4600752B2 (ja) ランプユニット及びランプユニットを備えるプロジェクタ
JP4952981B2 (ja) 光変調素子ユニット及びプロジェクタ
CN107664907B (zh) 调光装置以及投影仪
JP2007114405A (ja) 光学絞り装置、およびプロジェクタ
JP2007033792A (ja) プロジェクタ
JP2004138913A (ja) 光学部品用筐体、光学ユニットおよびプロジェクタ
JP4265636B2 (ja) プロジェクションディスプレイ装置
JP7456431B2 (ja) プロジェクター
JP2005043679A (ja) プロジェクタ
US20230205071A1 (en) Projection lens and projection device
JP7476643B2 (ja) 投写光学装置およびプロジェクター
JP2018185419A (ja) プロジェクター
JP2007199279A (ja) プロジェクタ
JP6442935B2 (ja) プロジェクター

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070714

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080714

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees