JP3104168U - 内容物の厚さに対応できる物品収納袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】X線写真フィルムなどをそのまま、または個別の収納袋に入れたものを複数枚合わせて収納するのに適した物品収納袋であって、内容物の厚さに対応して収納状態の厚さを変化させることが可能であり、未使用時にはかさばらずに保管でき、しかも耐久性があって長期間の使用に耐えるものを提供する。
【解決手段】ポリエチレン繊維の不織布を加工して、後面1および前面2が左右両縁3,3´および底辺4において接続され上部だけが開口した封筒とし、下部の両隅に正方形の切り欠きを設けて、内容物の厚さの増大に応じて左右両縁のマチ6,6´および底辺におけるマチ7の形成を可能にする。
【選択図】図1

Description

本考案は、内容物の厚さに対応して収容能力を増減することのできる、物品収納袋に関する。本考案の物品収納袋は、とりわけ医療機関において、各種のX線写真フィルム、超音波エコー画像、CRT画像、MRI画像などをそのまま、または個別の収納袋に入れたものを複数枚合わせて収納するのに好適である。
今日の医療機関においては、診断および検査のために、身体のさまざまな部位のX線写真を撮影したり、超音波エコーの画像を記録したりすることが頻繁に行なわれており、そうしたデータは多くの場合、患者ごとに整理保管されている。CRT、MRIなどの、新しい診断手法に関する画像も同様である。それらのデータを記載したフィルムないし記録紙は、1枚または複数枚を、通常は紙製の封筒に収めてあるが、それらのサイズはまちまちである。
まちまちなサイズのフィルムや記録紙を入れた、さまざまなサイズの封筒を、患者ごとに整理保管するとなれば、最大のサイズを収容することができる袋を用意して、その中にすべてを入れておくしかない。そうなれば、全体を収納する袋は、かなり大型にならざるを得ない。実際に、製作され使用されている袋は、そのような大型のものである。
データが少ないうちは、フィルムや記録紙の封筒を積み重ねた厚さも薄いが、多数のデータが蓄積されてくると、かなり厚くなる。それゆえ、全部の封筒を入れる収納袋は、内容物の厚さの増大に応じて、その収容能力を増加することができるようなものであることが望ましい。それと逆に、内容物の一部を取り除いた場合には、収容能力を減少させて、全体がかさばらないようにできるものであることが好ましい。
収納袋の収容能力を増加・減少させることを可能にするには、収納袋にあらかじめ「マチ」を設けておくことが、まず考えられる方策である。しかし、いうまでもなく、「マチ」を有する封筒は製作に手数がかかり、コストが高い。そのうえ、内容物が少ないときでも、また未使用の状態でも、マチに応じた一定の厚さがあって、保管にあんがい場所をとるものである。
内容物の厚さが増大するということは、同時に、重量も重いものになるということを意味する。それに耐えるためには、収納袋はそれ自体が、ある程度の強度を有していることが望ましいが、高い剛性をもつことは必要ないし、過度の剛性は、取り扱いの難易とか保管する場合のカサの点から、むしろ好ましくない。より重要な特性は、耐久性があることである。従来この種の収納袋は、ある程度厚さのある紙で製造されていたが、耐久性の点で不満足なものであった。
本考案の目的は、上述したような諸問題を解決し、X線写真フィルムなどをそのまま、または個別の収納袋に入れたものを、複数枚合わせて収納するのに適した物品収納袋であって、内容物の厚さに対応して収納状態の厚さを変化させることができ、未使用時にはかさばらずに保管でき、しかも耐久性があって長期間の使用に耐えるものを提供することにある。
上記した目的を達成する本考案の物品収納袋は、図1および図2にその一例を示すように、ポリエチレン繊維で製造した紙様の不織布を加工して、後面(1)および前面(2)が左の縁(3)および右の縁(3´)ならびに底辺(4)において接続され、上部だけが開口した封筒とし、下部の両隅に正方形の切り欠き(5,5´)を設けて、内容物の厚さの増大に応じて左縁のマチ(6)および右縁のマチ(6´)ならびに底辺のマチ(7)の形成を可能にしてなる、内容物の厚さに対応できる物品収納袋である。
本考案の物品収納袋は、主たる素材として、常用の紙に代えてポリエチレン繊維で製造した紙様の不織布を選択したことにより、つぎのメリットが得られる。
・引っ張り強度、引き裂き強度が高いため、紙を材料とした場合に比べて破損しにくい。
・摩擦や折り曲げに対する耐久性が高いので、繰り返しの使用に耐える。
・平滑性が高く、フィルムなどを入れた封筒に対してはもちろん、封筒に入れずに直接収納した場合でも、収納物品に傷を付ける可能性がきわめて低い。
・耐水性が高く、表面に水がかかっても内部に浸透しないから、収納物が十分に保護される。
・印刷が容易で、紙に劣らない印刷適性を示すから、プラスチックフィルムより有利であって、オリジナルな物品収納袋の作成が容易である。
このような素材自体が与えるメリットに加えて、本考案の物品収納袋は、つぎのような、固有の効果を奏する。
・マチの形成が内容物の増大に伴って行なわれ、全体の厚さが少しずつ増してゆくので、積み重ねても立てかけても、無駄なスペースが生じない。
・未使用状態で保管するときに、カサ張らない。
ポリエチレン繊維の紙様の不織布は、デュポン社から「タイベック」の商標を付して販売されているものがあり、その中で比較的厚手のものが、本考案の物品収納袋の材料として好適に使用できる。不織布のグレードの選択は、もちろん製造しようとする物品収納袋の収納物のサイズや重量に応じて決定すべきである。
正方形の切り欠き(5,5´)の角から、左縁に平行な折り目(8)および右縁に平行な折り目(8´)ならびに底辺に平行な折り目(9)をあらかじめ与えておき、収納された内容物の厚さが増大するにつれてそこが自然に折れ曲がるようにすると、左縁のマチ(6)および右縁のマチ(6´)ならびに底辺のマチ(7)の形成が容易になって好ましい。
本考案の物品収納袋を構成する前面、後面およびマチ部を形成する手法は任意であって、袋を製造する技術において知られているところに従えばよい。一般的にいえば、横長で開口部が広い収納袋においては、図3に展開図を示したような、後面(1)および前面(2)が底辺(4)において連なった一体の素材(I)を使用し、これを図4に示すように折り重ねて袋とすることが、原反の利用歩留まりおよび製袋の作業性の点からいって有利である。この場合は、前面または後面(図示した例では後面)の両側から横方向に延びる幅の狭い、左縁のマチ形成片(6A)および右縁のマチ形成片(6A´)の端部を、後面または前面(図示した例では前面)の両縁に貼り合わせて封筒を構成する。図4の斜線部が、貼り重ねた部分である。
これに対し、縦長で開口部が狭い袋の場合は、図5に展開図を示したように、前面(2)の両側から横方向に延びる、広い幅をもつ[左縁のマチ+後面]形成片(8A)および、それよりは狭いが比較的広い幅をもつ[右縁のマチ+後面]形成片(8A´)と、前面(2)の底縁から下方向に延びる幅の狭い底辺形成片(10)とを有する素材(II)を用意する。これを、図6に示したように折り重ね、[左縁のマチ+後面]形成片(8A)の端と[右縁のマチ+後面]形成片(8A´)の端とをほぼ中央において重ねて貼り合わせ、さらに底辺形成片(10)をその上に重ねて貼ることにより、封筒を形成するとよい。図6においても、斜線部分が貼り重ねた部分である。この構成は、紙製の長い封筒を製造するときに採用されている構成に近いものであり、横長の袋を構成する上記の場合と同じく、原反の利用歩留まりおよび製袋の作業性の点で有利である。
収納袋が縦長である場合に、とくにしばしば行なわれるところであるが、常用の封筒が備えている封止用の「ベロ」を、本発明の物品収納袋も備えることができる。図5および図6に示した態様においては、前面(2)の上縁から延びるベロ部(11)が設けてある。この部分は、単なる折り返しで足りることもあるが、多くの場合、封をしたり開いたりする必要があり、そのためには、マチ付の封筒によく用いられる綴り紐による開閉手段、つまり、ハトメで固定した2枚の小円板にタコ糸を絡ませるものを使用するとよい。ベルクロファスナーのような開閉手段を選択することもできる。内容物を入れた収納袋を、保管に当たって完全に封をしてしまうような用途であれば、上記ベロ部の上に粘着剤層を設け、さらにその上に剥離紙を重ねた構成をえらぶこともできる。
ポリエチレン繊維で製造した紙様の不織布「タイベック#1082D」(E.I.デュポン社製、厚さ0.24mm、目付105g/m2)を材料として使用し、表面に記載する諸事項のための表題や罫線の印刷を施した上で、図3に示したブランクを打ち抜いた。各部の寸法は、つぎのとおりである。
前面(2)および後面(1):高さ385mm、幅445mm
左縁および右縁のマチ形成片(6A,6A´):高さ385mm、幅40mm
左右および底辺のマチ部(6,6´):一辺の幅15mm(最大マチ厚さ30mm)
したがって、正方形の切り欠きは、一辺が15mmのものに相当する。このブランクの前面(2)から左右に延びるマチ形成片の部分と、後面(1)との連結部に、それぞれ3本ずつ、15mmずつの等間隔の折り線をプレスにより形成し、マチの形成に好都合なようにした。
前面(2)を、後面(1)の底辺に設けた連結部分において、3本の折り線の中央で折り曲げて後面に合致させ、ついで、後面から左右に延びるマチ形成片の端に接着剤「X3520」(日本フーラー製)を塗って、やはり3本の折り線の中央で折り曲げて前面の両端に接着させることにより、封筒を形成した。このようにしてできた収納袋は、X線写真フィルムであれば、半切サイズのものを1枚ずつ紙製の封筒にいれたものを、最大50枚収容することができた。
業者であれば知っているとおり、この接着剤を用いた接着の実施には技術を要する。接着剤が接着すべき部分、すなわち重ね合わされた材料の間から外にはみ出せば、マチ部分が接着してしまって、袋を使用するときにマチが形成されなかったり、製造の途上において重ねあわされた収納袋が相互に接着したりする、というようなトラブルが生じる。解決策は、接着剤を、適切な位置に細い線状にして適用することである。
本考案の物品収納袋は、上述のように、各種の医療施設において患者のデータとして調製したX線写真フィルムなどの保存、運搬の際の容器として利用するのに好適であるほか、学校や職業訓練施設において種々の作品や成績に関する記録を保管しておく目的で使用することができ、さらに、法律事務所、特許事務所、企業や工場のさまざまな部門において、書類そのほかの物品を取り扱うための一時的な容器として利用することができ、前述したメリットを発揮する。
本考案の物品収納袋を概念的に説明するための斜視図。内容物は図示してないが、マチが中程度に形成された段階を示す。 図1の物品収納袋の物品を入れていない状態における平面図。 本考案に従う物品収納袋のひとつの典型を示す、袋に構成する前の素材ブランクの展開図。 図3に示した素材ブランクを袋にしたところを示す、前面からみた平面図。 本考案の物品収納袋のいまひとつの典型を示す、袋に構成する前の素材ブランクの、図3と同様な展開図。 図5に示した素材ブランクを袋にしたところを示す、裏面からみた、図4と同様な平面図。
符号の説明
1 後面 2 前面
3 左の縁 3´ 右の縁
4 底辺
5,5´ 正方形の切り欠き
6 左縁のマチ 6´ 右縁のマチ
6A 左縁のマチ形成片 6A´ 右縁のマチ形成片
7 底辺のマチ
8 左縁に平行な折り目 8´ 右縁に平行な折り目
8A [左縁のマチ+後面]形成片
8A´ [右縁のマチ+後面]形成片
9 底辺に平行な折り目
10 底辺形成片
11 ベロ部

Claims (5)

  1. ポリエチレン繊維の紙様の不織布を加工して、後面(1)および前面(2)が左右両縁(3,3´)および底辺(4)において接続され上部だけが開口した封筒とし、下部の両隅に正方形の切り欠き(5,5´)を設けて、内容物の厚さの増大に応じて左縁のマチ(6)および右縁のマチ(6´)ならびに底辺のマチ(7)の形成を可能にしてなる、内容物の厚さに対応できる物品収納袋。
  2. 正方形の切り欠き(5,5´)の角から、左縁に平行な折り目(8)および右縁に平行な折り目(8´)ならびに底辺に平行な折り目(9)をあらかじめ与えておき、左縁のマチ(6)および右縁のマチ(6´)ならびに底辺におけるマチ(7)の形成を容易にしてなる請求項1の物品収納袋。
  3. 後面(1)および前面(2)が底辺(4)において連なった一体の素材(I)を折り重ねて形成され、後面の両側から横方向に延びる幅の狭い、左縁のマチ形成片(6A)および右縁のマチ形成片(6A´)の端部を前面の両縁に貼り合わせて封筒を構成した請求項1または2の物品収納袋。
  4. 前面(2)の両側から横方向に延びる、広い幅をもつ[左縁のマチ+後面]形成片(8A)および、それよりは狭いが比較的広い幅をもつ[右縁のマチ+後面]形成片(8A´)と、前面(2)の底縁から下方向に延びる幅の狭い底辺形成片(10)とを有する素材(II)を折り重ね、[左縁のマチ+後面]形成片(8A)の端と[右縁のマチ+後面]形成片(8A´)の端とをほぼ中央において重ねて貼り合わせ、さらに後面形成片(10)をその上に重ねて貼ることにより封筒を構成した請求項1または2の物品収納袋。
  5. 前面(2)の上縁から延び、折り返されるベロ部(11)を有し、綴じ紐またはベルクロファスナーにより開閉することができるように構成した請求項1ないし4のいずれかの物品収納袋。
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