JP3104142U - 加熱用導水部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】導水部品内側表面に金属箔層を設け、該金属箔層を発熱面との間に置くことで加熱器の発熱面をきれいに保ち、最良の熱伝導効率を得ることができ、また、導水部品を交換するとき同時に該金属箔層を取り外し交換することができるため、加熱器表面の手入れの手間が省け、効率よく作業を行なうことができる、導水部品の提供。
【解決手段】主に毛細繊維から構成される導引層32を筒状に設け、その内側の加熱器の発熱面11に相対する位置に金属箔層31を設けて加熱器1の発熱面と導引層の間を阻隔すると共に、加熱器の熱エネルギーが金属箔層の伝導を介し、導水層が含有する水液に作用し、直接熱交換を行なって蒸気を発生させる。
【選択図】図3
【解決手段】主に毛細繊維から構成される導引層32を筒状に設け、その内側の加熱器の発熱面11に相対する位置に金属箔層31を設けて加熱器1の発熱面と導引層の間を阻隔すると共に、加熱器の熱エネルギーが金属箔層の伝導を介し、導水層が含有する水液に作用し、直接熱交換を行なって蒸気を発生させる。
【選択図】図3
Description
本考案は加熱用導水部品に関し、特に、加温式加湿器に用いられ、水液を加温器に導引して熱交換を行なわせ、水蒸気を発生させる導水部品であって、主に毛細繊維から成る導引層で筒状の主体を形成し、加熱内表面は加熱器の発熱面の表面と対面する位置に導熱性の金属箔層を備え、外囲が導水部品に機械的に束縛される、加温式導水部品構造体に関する。
加温により蒸気を発生する設計については、導水部品を利用し、微量の水液を加熱器へ導引して瞬時に蒸気を発生させるものがあり、日本には一般に加熱器の外囲に導水部品が設けられており、導水部品を利用し水液を加熱器表面へ導引し、熱交換により水蒸気に変えて利用するものがある。図1に示すように、蒸気発生器10は、円錐型加熱器1を台座2の上方に設置し、台座2に水液補給用の水槽21を開設して構成され、該加熱器1の外表に発熱面11を形成し、該発熱面11の表面に筒状の導水部品3を被せるように設置し、該導水部品3の下端が該水槽21に接し、毛細繊維により水液を上方向へ吸上げ加熱器1の発熱面11まで導引し、該導水部品3が直接発熱面11を覆っており、且つ、該発熱面11は高温で作用するため、導水部品3と直接接触して熱交換を起こし、水液を蒸気へと変える。このとき、両者間は直接接触しているため、該導水部品3は水中の塵埃や雑物を直接吸上げてしまい、該発熱面11で石灰化したり水中の炭酸カルシウムが集結してスケールを形成し、発熱面がたまったスケールに阻隔され、熱伝導効率が低下してしまう。
前述の問題に鑑みて、本考案の主な目的は、該導水部品内側表面に金属箔層を設け、該金属箔層を発熱面との間に置くことで加熱器の発熱面をきれいに保ち、最良の熱伝導効率を得ることができ、また、導水部品を交換するとき同時に該金属箔層を取り外し交換することができるため、加熱器表面の手入れの手間が省け、効率よく作業を行なうことができる、導水部品を提供することにある。
本考案の第二の目的は、該導引層の組立て構造力を増強するため、張力層を基礎とし、さらに外表に吸水層を設けた導水部品を提供することにある。
本考案の第三の目的は、該導水部品の下端部に折りたたんだ状態の裾部を直接形成し、該裾部の厚みを備えた形体を利用し、水液を濾過する機能を備えた、導水部品を提供することにある。
本考案の第四の目的は、該導水部品の下端部に、異なる水質に対応させた条件下において、異なる水質の水液を効果的に濾過するためのフィルター材を追加設置することができる、導水部品を提供することにある。
加温式加湿器に用いる、水液を加熱器に導引して蒸発させるための導水部品であって、主に毛細繊維から構成される導引層を筒状に設け、その内側の加熱器の発熱面に相対する位置に金属箔層を設けて加熱器の発熱面と導引層の間を阻隔すると共に、加熱器の熱エネルギーが金属箔層の伝導を介し、導水層が含有する水液に作用し、直接熱交換を行なって蒸気を発生させる。
本考案の実施例をまず図2に示す。本考案の導水部品3は、基本的には消耗品であり、毛細繊維から成る導引層32の内部に導熱作用を有する金属箔層31を形成し、全体は加熱器の外型に合わせた筒状体を呈し、柱状の加熱器の表面に被せるように設置される。
図3に示すように、本考案の導水部品3は、基本上的には加熱器1の外型に合わせた筒状体を形成し、上半分が加熱器1の発熱面11に組み合わせられ、下半分が下半部33を形成する。本体は毛細繊維による吸上げ作用を備えた導水層32を筒状に丸めて構成され、該導水層32の発熱面11に対面する面上に一層の導熱作用を備えた金属箔層31を設け、下半部33が上方向へ吸い上げ導引する水液が上段部に進入すると、加熱器1の熱エネルギーが金属箔層31の伝導を介し、導水層32が含有する水液に作用し、直接熱交換を行い蒸気を発生する。
該金属箔層31が加熱器1の発熱面11と導水層32との間を隔てているため、導引層32が含有する水の中の雑物が加熱により石灰化したスケールを形成するとき、金属箔層31の外表に残留するため、スケールが直接発熱面11上に付着することがなく、また、該導水部品3は消耗品であるため、交換時に同時に該金属箔層31を取り外すと、露出された発熱面11はきれいな表面を保っており、良い熱伝導効率を維持することができ、また手入れも特に必要がない。
本考案の下半部の部分は内表面に金属箔層を設ける必要はなく、金属箔層は熱エネルギーを導通するため、下半部33の部分には金属箔層31を設けずに、加熱器1の熱エネルギーが底部に溜まった水液に対し加熱するのを防ぐ。
図4に示すように、本考案の導水部品3は、金属箔層31の外囲に水液の導引層32を貼り付けた形で構成されるが、該導引層32の構造上の強度を保つため、さらに一面上に張力層321を設け、その外囲にさらにコットンの吸水層322を設置し、該吸水層322により下半部33の水液を上方向へ導引する。該張力層321は長繊維の編み構造のものとし、高機械強度を備えた基礎編み構造体を形成するため、比較的大きな引っ張り力と適当な弾力を得ることができ、金属箔層31に対し拘束圧力を与え、前述の加熱器の外表に被せて設置する時、適切な束縛力を生むことができる。
また、該張力層321外表に吸水層322を組み合わせることで、該張力層321の存在により、該吸水層322は短繊維で構成するコットンの吸水層を採用することができ、これにより該吸水層に比較的高密度な隙間を構成させ、効果的に水液を導引させることが可能になり、且つ、この取り付け付加式の編み構造の関係により、吸水層322の繊維数の分布量の大きさを選択して吸水層322を厚みの異なる編み構造体とすることもでき、例えば先に前述の加熱器の下端に進入する位置は大量の水液を吸上げるようにし、下から上へ向って吸水層322を薄く設計してもよく、吸水層の厚みを変えることで、水蒸気発生条件の必要性に合わせ、その厚みを調節することができる。
図5に示すように、水液内に雑物が混じることがよくあるため、同一単体内部で予め濾過することができれば、必然的に熱交換部分の作業効率向上に有利であり、このため、本考案の導水部品3の下半部33の下端部に、直接折り曲げる方式で比較的厚みのある裾部4を設けても良く、該裾部4は連続して折り曲げられているため、水液が進入した後その折り曲げられた表面にそってより長い経路で上方向へ導引されるため、この長い経路と厚みのある裾部により、下方の水液の雑物や顆粒粒子を事前に濾過することができる。
図6に同様に予め濾過する機能を持たせた別の実施例を示す。この実施例においては、さらに水質状態の違いに合わせ、異なる機能のフィルターを用いて濾過を行なうこともできる。導水部品3の下端部に環状の濾過材5を設置し、該濾過材5の導水部品3下端部に相対する箇所に凹溝51を形成して水液を導通させ、該濾過材5は異なる雑物や有機物に合わせ対抗力のある濾過材を用いることができる。
1 加熱器
10 蒸気発生器
11 発熱面
2 台座
21 水槽
3 導水部品
31 金属箔層
32 導引層
321 張力層
322 吸水層
33 下半部
4 裾部
5 フィルター材
51 凹溝
10 蒸気発生器
11 発熱面
2 台座
21 水槽
3 導水部品
31 金属箔層
32 導引層
321 張力層
322 吸水層
33 下半部
4 裾部
5 フィルター材
51 凹溝
Claims (5)
- 加熱用の導水部品であって、特に加温式加湿器に用い、水液を加熱器に導引して蒸発させる導水部品であり、該導水部品には主に毛細繊維から構成される導引層を筒状に設け、その内側の加熱器の発熱面に相対する位置に金属箔層を設けたことを特徴とする加熱用導水部品。
- 該導引層の内側面にさらに張力層を設けた請求項1に記載の加熱用導水部品。
- 該導水部品下端部にさらに折りたたんだ状態で裾部を形成し水液を濾過する請求項1に記載の加熱用導水部品。
- 該導水部品に設けた吸水層が、短繊維からなる高密度な編織物である請求項1に記載の加熱用導水部品。
- 加熱用導水部品の濾過装置であって、特に加温式加湿器に用い、水液を加熱器に導引し蒸発させる導水部品の濾過装置であって、主に毛細繊維から構成される導引層を筒状に設けた導水部品の下端部にさらに環状のフィルター材を設置したことを特徴とする加熱用導水部品の濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004001447U JP3104142U (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | 加熱用導水部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004001447U JP3104142U (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | 加熱用導水部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3104142U true JP3104142U (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=43257568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004001447U Expired - Lifetime JP3104142U (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | 加熱用導水部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3104142U (ja) |
-
2004
- 2004-03-22 JP JP2004001447U patent/JP3104142U/ja not_active Expired - Lifetime
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