JP3104016U

JP3104016U - 便器用ナプキン

Info

Publication number: JP3104016U
Application number: JP2004001292U
Authority: JP
Inventors: 正枝仲秋
Original assignee: 正枝仲秋
Priority date: 2004-03-15
Filing date: 2004-03-15
Publication date: 2004-08-26
Anticipated expiration: 2010-03-15

Abstract

【課題】便器の外側壁を伝って流下する尿を吸い取ることにより、便器と床面との境界部の汚れを防止できるようにした便器用ナプキンを提供する。
【解決手段】本考案による便器用ナプキン１は、裏面側に吸水シート２を設け、該吸水シート２の上端面２ａを開放させて表面側を防水フィルム３で被覆し、裏面側の一部に粘着剤を塗布（３ｂ）して便器５の壁面６に貼着可能とする。粘着剤の塗布面３ｂに剥離紙４を貼着したものとすることができる。
【選択図】図１

Description

本考案は、トイレの便器及び床の汚れ、特に便器と床面との境界部の汚れを防止するための便器用ナプキンに関する。

従来一般に使われているトイレマットに代えて、トイレの床面又は足元マット上に置いて用いるペーパーシートが知られている（特許文献１参照）。このペーパーシートは、表面側に水分吸収剤を入れ、裏面側を防水性としたもので、使い捨て可能としたものである。かかるペーパーシートによれば、表面側の水分吸収剤により便座の周りに垂れた尿を吸い取り、裏面側を防水性として床面の汚れを防止することができる。
実用新案登録第３０３２２１０号公報

しかしながら、かかるペーパーシートでは、便器の外壁面を伝って流下する尿を吸い取ることはできない。このため、便器と床面との境界部の汚れを防止することができない。便器の上部に付いた汚れは見えるのでペーパーで拭き取ることができるが、便器の縁に付いた汚れは見えにくく、外壁面を伝って流下し、便器と床面との境界部を汚す。

そこで本考案は、便器の外壁を伝って流下する尿を吸い取ることにより、便器と床面との境界部の汚れを防止できるようにした便器用ナプキンを提供することを目的とする。

上記課題を解決するために、本考案による便器用ナプキンは、裏面側に吸水シートを設け、該吸水シートの上端面を開放させて表面側を防水フィルムで被覆し、裏面側の一部に粘着剤を塗布して便器の壁面に貼付け可能としたこと、を特徴としている。
ここで、粘着剤の塗布面に剥離紙を貼付けたものとすることができる。

請求項１に係る考案によれば、裏面側に吸水シートを設け、該吸水シートの上端面を開放させて表面側を防水フィルムで被覆し、裏面側の一部に粘着剤を塗布して便器の壁面に貼付け可能としたので、使用時、便器の外側壁面を伝って流下する尿を吸水シートにより吸い取り、便器と床面との境界部の汚れを防止することができる。
また、請求項２に係る考案によれば、粘着剤の塗布面に剥離紙を貼付けたので、使用前は剥離紙が塗布面を保護し、使用の際に剥離紙を剥がして便器の外側壁面に容易に貼付けることができる。

以下本考案を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図１は本考案の実施例による便器用ナプキンの斜視図、図２はその使用状態を示す斜視図である。

実施例による便器用ナプキン１は、裏面側に設けられる平面視横長方形状の吸水シート２とこの吸水シート２の表面側を被覆する防水フィルム３とからなり、両者（２，３）は接着されて一体化してある。防水フィルム３は左右両端側が吸水シート２より左右に延長されており、この延長部３ａ，３ａの裏面側に粘着剤を塗布（３ｂ）してある。そして、吸水シート２の上端面２ａは防水フィルム３で被覆することなく開放させて、上方から流下してくる尿を吸水シート２で吸い取ることができるようにしてある。

吸水シート２は、水を吸収し保持する能力を有するもので、２枚の吸水紙の間に高吸水性ポリマー粉末をはさみ込みシート状に形成したもの、２枚の吸水紙の間に高吸水性ポリマー粉末とパルプを混在させてはさみ込みシート状に形成したものなど、いずれでもよい。その寸法は、例えば、吸水シート２の横幅（左右幅）が２０ｃｍ、縦幅（上下幅）が５ｃｍ、厚さが１〜３ｍｍ程度である。なお、ここに示した寸法は一例であって、適宜変更可能である。

防水フィルム３裏面側の粘着剤塗布面３ｂには、剥離紙４を貼っておく。使用の際、この剥離紙４を剥がし、粘着剤の塗布部３ｂを便器５の外側壁面６に貼り付けて使用する。本実施例による便器用ナプキン１は、便器５の正面側外側壁６の目立たない所に横長方向に貼り付けて用いる。便器５の外側壁面６は、一般に下方側が後退しているので、便器５の正面側外側壁６の上下方向中間部に横長に貼り付けて用いれば、目立ち難い。

便器５の外側壁６を伝って流下する尿はナプキン１の吸水シート２により吸い取られ、ナプキン１より下方に流下しない。従って、便器５と床面７との境界部８の汚れを防止することができ、トイレの掃除の回数が減り、また掃除が楽になる。ナプキン１が汚れれば剥がして使い捨てとすればよい。

上述では、粘着剤を防水フィルム３の左右延長部３ａ，３ａの裏面側に塗布した場合を述べたが、防水フィルム３を吸水シート２と略同一形状に形成し、粘着剤を吸水シート２の裏面側の一部に塗布して、便器５の外側壁面６に貼付けできるようにしてもよい。
表面側の防水フィルム３を便器５とマッチする色彩とすれば、違和感もない。本ナプキン１は、図示した洋式便器５に限らず、和式便器、男性用小便器にも使用可能である。

本考案の実施例による便器用ナプキンの斜視図。便器用ナプキンの使用状態を示す斜視図。

符号の説明

１便器用ナプキン
２吸水シート
２ａ吸水シートの上端面
３防水フィルム
３ａ延長部
３ｂ粘着剤塗布面
４剥離紙
５便器
６外側壁面
７床面
８境界部

Claims

裏面側に吸水シートを設け、該吸水シートの上端面を開放させて表面側を防水フィルムで被覆し、裏面側の一部に粘着剤を塗布して便器の壁面に貼付け可能としたことを特徴とする便器用ナプキン。
粘着剤の塗布面に剥離紙を貼付けた請求項１に記載の便器用ナプキン。