JP3103775U - 電線の被覆物剥離機 - Google Patents
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Abstract
【課題】円形刃物の歯部に対する被覆物の巻きつきを防止し、さらに刃物の脱着と固定方法を単純化し、相対する刃物の間隙の調整を簡単にする。
【解決手段】従動軸4駆動軸5に円形歯物8、9を嵌装し、その固定は指廻しノブ10で締めつける。又、歯部の歯底8c、9cを浅く円弧状に構成して剥離した被覆物31aの歯部に対する巻きつきを防止する。そして、円形刃物8、9の間隙の調整はネジ軸を六角ナットに螺合させ、移動板の送り調節を行い所定の位置でクランプレバーで固定する。
【選択図】図4
【解決手段】従動軸4駆動軸5に円形歯物8、9を嵌装し、その固定は指廻しノブ10で締めつける。又、歯部の歯底8c、9cを浅く円弧状に構成して剥離した被覆物31aの歯部に対する巻きつきを防止する。そして、円形刃物8、9の間隙の調整はネジ軸を六角ナットに螺合させ、移動板の送り調節を行い所定の位置でクランプレバーで固定する。
【選択図】図4
Description
本考案は、導体部の外周が被覆材層で被覆されている電線を自動的に被覆剥離することが出来る電線の被覆物剥離機に関するものである。
従来の技術として筐体の支柱に一対の軸を上下に平行配置し、その上下の軸の一端に同じく一対の円形刃物を六角穴付ボルトにて固定し、さらに下部軸の他端にクラッチを介して減速機付モーターを連結配置してなる構造のものがあった。
(実公平6−40417号公報参照)
(実公平6−40417号公報参照)
上記、従来のものは円形刃物で電線を剥離し排出する時、被覆物が巻きつくことがあり又,刃物を交換する場合、刃物カバーを外したり、交換した刃物を六角レンチで軸に取りつけるなどそれらの処置に時間を要し効率良く仕事が出来なかった。
本考案は、上記のように剥離機中枢部の欠点を除去し新規な電線の被覆物剥離機を提供することを課題とした。
本考案は、上記のように剥離機中枢部の欠点を除去し新規な電線の被覆物剥離機を提供することを課題とした。
上記目的を達成するために本考案の構成は、先ずベースに直立固定した支柱の上下部に従動軸と駆動軸を平行に配置して回転自在に支持し、一対の刃物を嵌装し、ノブにて固定し刃物の脱着を簡単にした。
刃物の歯底円を若干大きく円弧状に構成し、被覆物の巻きつきを最小限にした。
上部歯物を上下に移動し、相対する刃物の間隙を調節する時は、ネジ軸にて移動板を作動させ、所定の位置でクランプレバーで固定する。
以上のように形成することにより問題点を解決している。
以上のように形成することにより問題点を解決している。
本考案によれば、刃物カバーを外すことなく円形刃物の着脱と交換が、指で廻すノブにより簡単にでき、所定の刃物を選択して取りつけることにより多種類の電線の被覆物を剥離することが出来る。
一対の円形歯物の歯部に剥離した被覆物が巻きつくトラブルを防止出来る。
相対する円形刃物の歯部の間隙を設定する時、調整と固定が簡単に出来る。
キャスター付脚台のため適宜の場所に移動可能であり、又、ゴムパッドと把手を有するベース故に、脚台から外してテーブル迄持ち運び載置して、作業することも出来る。
以上の説明から明らかな如く、本考案は新規にして使い易く省力化して成る構造のため、作業性良好な効率の高い作業が出来る。
本考案の実施の形態を図面と共に説明する。
第1図は本考案の一部断面正面図であり、ベース1の上面左側に支柱2を直立固定し、右側に減速機付モーター3を載置固定する。支柱2の上部と下部とに従動軸4と駆動軸5を、上部軸受6と下部軸受7とにより回転自在に支持する。
又、従動軸4と駆動軸5は共に支柱2から左方に突出させ、これらの突出部にそれぞれ上部円形刃物8及び下部円形刃物9をノブ10にて固定する。
第1図は本考案の一部断面正面図であり、ベース1の上面左側に支柱2を直立固定し、右側に減速機付モーター3を載置固定する。支柱2の上部と下部とに従動軸4と駆動軸5を、上部軸受6と下部軸受7とにより回転自在に支持する。
又、従動軸4と駆動軸5は共に支柱2から左方に突出させ、これらの突出部にそれぞれ上部円形刃物8及び下部円形刃物9をノブ10にて固定する。
上部軸受6は、2個使用し、移動板11の両側を挟むように同芯に固定する。下部軸受7も同じく2個使用し固定板12に同芯固定する。
従動軸4を支持する上部軸受6を有する移動板11にネジ軸13を回転可能に固定し、さらに支柱2の上面に固着した六角ナット14に螺合させ、ハンドル15を取りつける。
又、支柱2の内側の対向する2面にガイド16を片面2本づつ計4本を固定し、移動板11と固定板12を擢動可能に嵌合する。移動板11は図3に示すようにクランプレバー17にて支柱2の板面に所定の位置で固定する。
又、モーター軸の位置を基準として駆動軸5をクラッチ18の噛合いの状態を見ながら、固定板12を上下に調整し、両軸同芯なる時に固定板12を支柱2の板面にボルトで固定する。
従って固定板12は固着したままの状態になる。
又、支柱2の内側の対向する2面にガイド16を片面2本づつ計4本を固定し、移動板11と固定板12を擢動可能に嵌合する。移動板11は図3に示すようにクランプレバー17にて支柱2の板面に所定の位置で固定する。
又、モーター軸の位置を基準として駆動軸5をクラッチ18の噛合いの状態を見ながら、固定板12を上下に調整し、両軸同芯なる時に固定板12を支柱2の板面にボルトで固定する。
従って固定板12は固着したままの状態になる。
又、ベース1と部品を収納する引出し19、持ち運び用の把手20を一体的に形成し、ブレーキ付キャスター21を有する脚台22に載置しボルトで固定する。又、引出し19にゴムパッド23を取りつけ、脚台22から分離して適応する場所にベース1に配置した機械本体を置けるようにした。
次に、図2に示すように支柱2の板面に移動板11の調整用長孔24を設けた刃物カバー25を固定する。刃物カバー25には片開き式透明トビラ26を取りつけさらに電線を供給、排出するための窓27を2ヶ所形成し、モーターカバー28とクラッチカバー29及び引出し19の把手30を装備した。
次に、図4に示す上部、下部円形刃物8、9に就いて説明する。先ずハンドル15の操作により設定された鋭歯8aと9aの間隙に加工用電線31を差し込むと直角歯8bと9bによって挾持される。このため、下部円形歯物9の駆動回転力が電線31を介して上部円形刃物8が従動回転し電線31は楕円形状に変形すると、同時に鋭歯8aが鋭刃9aの回転と同期して回転しこれにより鋭歯8a及び9aが電線31の被覆物31aを長手方向に上側、下側同時に切り裂き芯線31bから剥離することが出来る。
但し、電線31が楕円状に変形されてから被覆物31aを切断するために、鋭歯8a、9aを構成する歯先円は、直角歯9a、9bの外径より若干小径に構成した。又、剥離した被覆物31aが排出される時、巻きつきを防止するために、歯底8c、9cを出来るだけ浅く円弧状に構成し、さらに直角刃8b、9bを構成する外周上に、電線31を連続的に送り込むためのローレット加工を施しさらに歯部全周を熱処理する。
但し、電線31が楕円状に変形されてから被覆物31aを切断するために、鋭歯8a、9aを構成する歯先円は、直角歯9a、9bの外径より若干小径に構成した。又、剥離した被覆物31aが排出される時、巻きつきを防止するために、歯底8c、9cを出来るだけ浅く円弧状に構成し、さらに直角刃8b、9bを構成する外周上に、電線31を連続的に送り込むためのローレット加工を施しさらに歯部全周を熱処理する。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。先ず図1に示すように調節機構のハンドル15を操作してネジ軸13を所定方向に回転し上部円形刃物8を移動する。そして図4に示す如く鋭歯8aと9aとの間隙を所定値に設定し、クランプレバー17を締めて移動板11をロックする。
次いで減速機付モーター3を起動させ、加工用電線31を窓27に差込み、鋭歯8a、9aの間隙に供給する。然すれば、前述したように電線31は剥離されて対向側窓27より、被覆物31aと芯線31bに分離して排出される。
又、異径の電線を剥離する場合は他種の円形歯物と交換する。他種の刃物は2種類あり、引出し19に収納する。
若し、万一被覆物31aが円形刃物8,9に巻きついた時はトビラ26を開けてノブ10を外し円形歯物8、9を取りだし被覆物31aを除去する。又、円形歯物を交換する場合も同じように取り出して交換する。但し、他の種類の円形歯物は2種類共、電線31のサイズに対応したもので大きさは同一で剥離の理論と方法も同じである。
1 ベース 14 六角ナット
2 支柱 15 ハンドル
3 減速機付モーター 16 ガイド
4 従動軸 17 クランプレバー
5 駆動軸 18 クラッチ
6 上部軸受 19 引出し
7 下部軸受 20 把手
8 上部円形歯物 21 キャスター
8a 鋭歯 22 脚台
8b 直角歯 23 ゴムパッド
8c 歯底 24 長穴
9 下部円形歯物 25 刃物カバー
9a 鋭歯 26 トビラ
9b 直角歯 27 窓
9c 歯底 28 モーターカバー
10 ノブ 29 クラッチカバー
11 移動板 30 把手
12 固定板 31 電線
13 ネジ軸 31a 被覆物
31b 芯線
2 支柱 15 ハンドル
3 減速機付モーター 16 ガイド
4 従動軸 17 クランプレバー
5 駆動軸 18 クラッチ
6 上部軸受 19 引出し
7 下部軸受 20 把手
8 上部円形歯物 21 キャスター
8a 鋭歯 22 脚台
8b 直角歯 23 ゴムパッド
8c 歯底 24 長穴
9 下部円形歯物 25 刃物カバー
9a 鋭歯 26 トビラ
9b 直角歯 27 窓
9c 歯底 28 モーターカバー
10 ノブ 29 クラッチカバー
11 移動板 30 把手
12 固定板 31 電線
13 ネジ軸 31a 被覆物
31b 芯線
Claims (1)
- ベース1に直立固定した支柱2の上部に従動軸4と下部に駆動軸5を、移動板11と固定板12に固定した上部、下部軸受6,7に回転自在にして平行に配置し、従動軸4と駆動軸5の各一端部を支柱2から一側方に突出させ、その各一端部に円形刃物8、9を嵌装しノブ10にて固定すると共に支柱2の他方側に減速機付モーター3を載置し、駆動軸5をクラッチ18を介してモータ−軸と連結し,さらに移動板11を案内するガイド16と,それを移動させるネジ軸13を六角ナット14に螺合させ、クランプレバー17、ハンドル15、長孔24等で構成した調節機構と共に窓27、トビラ26を具備する刃物カバー25、モーターカバー28、クラッチカバー29及び引出し19、把手20、キャスター21、ゴムパッド23,脚台22などを形成したことを特徴とする電線の被覆物剥離機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004001339U JP3103775U (ja) | 2004-02-17 | 2004-02-17 | 電線の被覆物剥離機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004001339U JP3103775U (ja) | 2004-02-17 | 2004-02-17 | 電線の被覆物剥離機 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3103775U true JP3103775U (ja) | 2004-08-26 |
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Family Applications (1)
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JP2004001339U Expired - Fee Related JP3103775U (ja) | 2004-02-17 | 2004-02-17 | 電線の被覆物剥離機 |
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JP (1) | JP3103775U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012034555A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Ask:Kk | 被覆電線の分別処理装置 |
-
2004
- 2004-02-17 JP JP2004001339U patent/JP3103775U/ja not_active Expired - Fee Related
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