JP3103772U - ゼリー内包チョコレート菓子 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゼリーと生クリーム含有チョコレートを組み合わせた新規な食べ物を提供する。
【解決手段】生クリーム含有チョコレート1の食感や口どけ感を損なわないゼリー2を内包した生クリーム含有チョコレート菓子。
【選択図】図1b

Description

本考案は、ゼリーと生クリームを含有したチョコレートを組み合わせた食品に関する。
チョコレートは、カカオ豆を煎り、磨砕してペースト状にしたカカオマス、カカオマスを絞った時に出てくるカカオバター、砂糖、粉乳などの乳由来原料、乳化剤、香料などからつくられている。日本では各社製菓メーカーをはじめ、各地の製菓店からさまざまな工夫をこらしたものが販売されている。
日本では、生クリームを含有するチョコレートは生チョコレートと呼ばれ、やわらかな食感となめらかな口どけから、高級チョコレートとして幅広い人気がある。この生チョコレートは口どけ感や食感が商品の重要なポイントとなるため、生チョコレートに別の素材を組み合わせて用いる場合には、生チョコレートのよさを損なわないよう、素材の食感を十分に吟味する必要がある。
アイスクリームやゼリーなども、食感がやわらかく、口どけがなめらかな菓子素材である。このような菓子素材とチョコレートを組み合わせたものとして、特許文献1(特許第2858342号公報)には、「食感のよい冷菓」、特許文献2(特開平8−228687号公報)「ゼリーを内包して成る低温喫食用チョコレート菓子」、特許文献3(特開昭61−58546公報)「ゼリー菓子」、特許文献4(特開2002−209522公報)「弾力性を有するチョコレートおよびその製造方法」等がある。しかし、アイスクリームを内包する場合は0℃以下で保存するため生チョコレートが硬くなってしまい、本来のやわらかさやなめらかな口どけ感が損なわれてしまう。またゼリーは、流動性が高い状態だと離水を起こす場合があるため、チョコレートと組み合わせる場合には、ハードタイプの硬いものや弾力性のあるものが用いられてきた。しかし、生チョコレートの口どけ感や食感に適したゼリーを含有したチョコレート菓子は未だない。
特許第2858342号公報 特開平8−228687号公報 特開昭61−58546公報 特開2002−209522公報
本考案は、やわらかな食感と口どけのよいゼリーと、生クリーム含有チョコレートを組み合わせた食べ物を提供することを目的とする。
(1) ゼリーを内包することを特徴とする生クリーム含有チョコレート菓子。
(2) チョコレート部位に含まれる乳由来原料が生クリームのみであることを特徴とする(1)記載のチョコレート菓子。
(3) ゼリーのペクチン含量が1〜2%であることを特徴とする(1)又は(2)記載のチョコレート菓子。
(4) ゼリーが果実ピューレを含有することを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載のチョコレート菓子。
(5) 種実を含有することを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載のチョコレート菓子。
(6) 表面に粉体をまぶしたことを特徴とする(1)乃至(5)のいずれかに記載のチョコレート菓子。
作用効果は次のとおりである。
(1)やわらかな食感と口どけのよいゼリーと、生クリーム含有チョコレートを組み合 わせた新規で独創的な菓子である。
(2)さまざまな食品素材をゼリーに含有させることにより、多種多様なチョコレート
菓子を提供することができる。
(3)ゼリーを基材として用い、多くの素材を適宜調整して配合することができるため、
多品種のチョコレート菓子を少ロットずつ作ることができる。
(4)ゼリーと生チョコレートのなじみ性を良くしたので、平板層あるいは異形になど、形状の自由度が向上した。
各請求項に記載された実施態様に対応する作用効果は次のとおりである。
請求項2に記載した菓子は、乳由来原料として生クリームのみを含有したチョコレートとゼリーを組み合わせた新規な菓子である。
請求項3に記載した菓子は、ペクチン含量を1〜2%にすることによる口どけと食感にすぐれたゼリーと生クリーム含有チョコレートを組み合わせた新規な菓子である。
請求項4に記載した菓子は、果実ピューレを含有したゼリーと生クリーム含有チョコレートを組み合わせた新規な菓子である。
請求項5に記載した菓子は、種実とゼリーと生クリーム含有チョコレートを組み合わせた新規な菓子である。
請求項6に記載した菓子は、粉体を表面にまぶしたゼリーと生クリーム含有チョコレートを組み合わせた新規な菓子である。
本願考案のチョコレート菓子は、生クリーム含有チュコレートを用いてゼリーを内包したもので、菓子内部に種実類を加えたり、チョコレート菓子表面に装飾や風味づけとして各種の粉状食品素材を用いることもできる。
本願考案に用いられるゼリーは、生チョコレートと同等かそれよりもやわらかい食感を持ち、しかもチョコレート菓子を口にしたときに液状になって流れださない程度の流動性のものが食感と口どけ感として好ましい。水、砂糖、水飴、ペクチン、果実ピューレ、その他の材料を合わせ、加熱して煮詰め、型などに流して常温または低温下で固めたものであり、最適な食感と口どけ感を得るためには、ペクチンを1〜2%程度に配合するのが好ましい。材料として、砂糖では50〜60%、水飴では3〜8%、クエン酸では0.3〜0.8%が用いられることが多い。砂糖類としては、水飴、上白糖、ブドウ糖など2〜3種類を混ぜて用いるのが、ゼリーの食感や口どけ感として好ましい。
果実ピューレとしては、フランボワーズ、オレンジ、ストロベリー、メロン、パッションフルーツ、バナナ、モモ、スモモ、洋ナシ、キウイ、レモン、ライム、グレープフルーツ、ブドウ、ブルーベリー、カボス、リンゴ、マンゴ、ココナッツ等の果実を裏ごししたものを用いる。また、2つ以上のフルーツを混ぜてピューレにしたものを用いることもできる。
チョコレート部位は、製菓用チョコレート、生クリーム、水飴、その他材料を合わせ、加熱溶解後、型等に流しこみ常温または低温化で固めたものである。製菓用チョコレートには、クーベルチュールと呼ばれる、カカオマス、カカオバター、砂糖のみで作られた高品質チョコレートを主に用い、カカオバターの含有量やカカオ風味の異なる数種類のものを混合して用いる。
種実部位は、種実をそのままや、ペーストやプラリネにしたものを用いる。種実としては、アーモンド、ヘーゼルナッツ、ピーカンナッツ、カシューナッツ、クルミ、ピーナッツ、大豆、小豆、ゴマなどを用い、粗粉砕したものやペースト状にしたものを用いる。
チョコレート菓子の表面に用いる粉状食品素材には、ココアパウダー、粉砂糖、氷餅、ゴマ、きな粉、抹茶などを使用する。
ゼリーの例
<ゼリー1>
基本的なゼリーの例。
フランボワーズピューレ19kg、水4.7kg、ペクチン0.84kg、水飴2.4kg、グラニュー糖32.8kg、50%クエン酸水0.63kgを材料とする。
フランボワーズピューレ、水、水飴を混ぜたものに、あらかじめよくあわせておいたペクチンとグラニュー糖を加えて分散させ、加熱溶解して沸騰させ、Brix値78まで煮詰める。これに50%クエン酸水を加え、均一に混ぜた後、ステンレス型に流し固める。
分量はこの比率に合わせて調整することが可能で、型は、正方形、四角形、円形、半球形など組み合わせる生チョコレートの外形によって使い分けることができる。分量や型は以下の例でも同様である。
<ゼリー2>
オレンジ&グレープフルーツゼリーの例。
オレンジピューレ10kg、グレープフルーツピューレ9kg、水4.7kg、ペクチン0.84kg、水飴2.4kg、グラニュー糖32.8kg、50%クエン酸水0.63kgを材料とする。
オレンジピューレ、グレープフルーツピューレ、水、水飴を混ぜたものに、あらかじめよくあわせておいたペクチンとグラニュー糖を加えて分散させ、加熱溶解して沸騰させ、Brix値78まで煮詰める。これに50%クエン酸水を加え、均一に混ぜた後、ステンレス型に流し固める。
チョコレート部位の例
<生クリーム含有チョコレート1>
クーベルチュールスイート18kg、クーベルチュールミルク36kg、レジェール20(チョコレート用油脂を使用した油分25%のホイップクリーム)20kg、生クリーム4kg、水飴4kgを材料とする。
レジェール20、生クリーム、水飴をあわせ、80℃まで加熱する。これにクーベルチュールスイートとクーベルチュールミルクを入れ、30分間ゆっくりかくはんしながら溶解させ、均一なチョコレート生地にする。生地をかくはんしながら約40℃になるまで冷却し、ステンレス製の型に流し込む。
種実部位の例
アーモンドスライス30g、グラニュー糖30g、水大さじ1を材料とする。アーモンドスライスは150℃のオーブンで6〜7分間ほど焦げないようにから焼きする。鍋にグラニュー糖と水を入れ火にかけ、きつね色になったら、から焼きしたアーモンドスライスを加えてからめ、あめ色になるまで加熱する。バットなどにあけて冷まし、固まったら粉状あるいは粗く粉砕する。
<形状>
3層構造の平板状、中心をゼリーとしチョコレートで包んだ球状、その他のゼリーを中に入れチョコレートで包み異形にすることができる。層構成は3層に限らず、多層にすることができる。ゼリーを複数層設けてバリエーションを付けることも可能である。
<組み合わせ>
ゼリーの周囲をチョコレートで覆う構成が基本組み合わせである。これに、表面にココアパウダーなどの化粧粉をまぶすことができる。粉体以外に、コーティングすることも可能である。また、ゼリーとチョコレートの間に種実粉粒を介在させることができる。
果実ピューレ入りゼリーを内層にはさんだ、角型生クリーム含有チョコレート菓子の例。
図1aに本実施例のゼリー内包チョコレート菓子の斜視図を示し、図1bにゼリー内包チョコレート菓子の断面図を示す。
本実施例は、二層の生クリーム含有チョコレート1を用いてゼリー2を挟み、粉状食品素材3で覆ったものである。ゼリー2の種類は特に限定されるものではなく、種実4を介在させることもできる。
生クリーム含有チョコレートは、従来のものを使用できるが、たとえば次のようなものである。
クーベルチュールスイート18kg、クーベルチュールミルク36kg、レジェール20(チョコレート用油脂を使用した油分25%のホイップクリーム)20kg、生クリーム4kg、水飴4kgを材料とする。
レジェール20、生クリーム、水飴をあわせ、80℃まで加熱する。これにエクアトリアルラクテ、マラカイボ、クーベルチュールスイートとクーベルチュールミルクを入れ、30分間ゆっくりかくはんしながら溶解させ、均一なチョコレート生地にする。生地をかくはんしながら約40℃になるまで冷却し、ステンレス製の型に流し込み、ゴムベラなどを用いて生地の高さが5mmの高さになるようにする(下層部分)。
このチョコレート生地に高さ4mmのゼリーを重ねる(中層部分)。下層と同じチョコレート生地をゼリーの上に流し込み、ゴムベラなどを用いて高さが5mmになるようにする(上層部分)。
一晩ねかせた後型をはずし、ココアパウダーを表面にふりかけ、チョコレートギッターで28mm角に切り出す。
果実ピューレ入りゼリーを内包した半球型生クリーム含有チョコレート菓子の例。
図2aに本実施例のゼリー内包チョコレート菓子の斜視図を示し、図2bにゼリー内包チョコレート菓子の断面図を示す。
本実施例は、生クリーム含有チョコレート5を用いてゼリー6を包み、粉状食品素材7で覆ったものである。ゼリー6の種類は特に限定されるものではなく、種実8を介在させることもできる。
生クリーム含有チョコレートは、従来のものを使用できるが、たとえば次のようなものである。
クーベルチュールスイート18kg、クーベルチュールミルク36kg、レジェール20(チョコレート用油脂を使用した油分25%のホイップクリーム)20kg、生クリーム4kg、水飴4kgを材料とする。
レジェール20、生クリーム、水飴をあわせ、80℃まで加熱する。これにエクアトリアルラクテ、マラカイボ、クーベルチュールスイートとクーベルチュールミルクを入れ、30分間ゆっくりかくはんしながら溶解させ、均一なチョコレート生地にする。生地をかくはんしながら約40℃になるまで冷却し、包餡機を用いてゼリーを内部に包んで半球状に成型し、一晩ねかせた後、ココアパウダーを表面にふりかける。
実施例1のゼリー内包チョコレート菓子の斜視図 実施例1のゼリー内包チョコレート菓子の断面図 実施例2の半球形ゼリー内包チョコレート菓子の真上からみた平面図 実施例2の半球形ゼリー内包チョコレート菓子の断面図
符号の説明
1、5:生クリーム含有チョコレート
2、6:ゼリー
3、7:粉状食品素材
4、8:種実

Claims (6)

  1. ゼリーを内包することを特徴とする生クリーム含有チョコレート菓子。
  2. チョコレート部位に含まれる乳由来原料が生クリームのみであることを特徴とする請求項1記載のチョコレート菓子。
  3. ゼリーのペクチン含量が1〜2%であることを特徴とする請求項1又は2記載のチョコレート菓子。
  4. ゼリーが果実ピューレを含有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のチョコレート菓子。
  5. 種実を含有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のチョコレート菓子。
  6. 表面に粉体をまぶしたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のチョコレート菓子。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007023800A1 (ja) * 2005-08-22 2007-03-01 Yasuyuki Yamada 食品

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