JP3103716U - ゴムグリップ - Google Patents

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眞生 高桑
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トーホーポリマー株式会社
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Abstract

【課題】 指先で把持される外周面とを有するように低硬度シリコーンゴムから円筒形状に成型されるゴムグリップにおいて、美観的に優れ、従来のゴムグリップとの差別化を図ることのできるゴムグリップの提供。
【解決手段】 軸体に嵌挿される貫通孔8と、指先で把持される円弧外周面9とを有するように低硬度シリコーンゴムから円筒形状に成型されるゴムグリップ1において、1度の曲面印刷工程において複数のゴムグリップ1に対する印刷を行うことで、円弧外周面9上に、模様10をシリコーン系インクを用いて印刷する。
【選択図】図2

Description

本考案は、ゴムグリップに係り、特に筆記具用に好適なゴムグリップに関する。
ボールペンやシャープペンシルまたは万年筆を含む筆記具には、滑り止め用のゴムグリップが嵌挿されるものがある。このゴムグリップは、通常円筒形状に成型されて準備されるが、ゴムグリップを低硬度シリコーンゴム製とした場合には、接着等による固定ができないことから、筆記具の軸部に対して嵌挿した後に、口金を軸部に螺合することで長手方向に不動状態にされて使用される。
このゴムクリップは、筆記具のデザインに合わせた各種形状のものがあり、例えば指先で把持される外周面上の3辺に凹部を形成することで、指先で把持したときの滑り止めの効果と、把持したときの感触を良好にできることが知られている。
また、ゴムグリップは、デザインナイフ、箸、各種工具類など指先で把持したときに滑り止めが必要となる物品にも使用される。一方、シリコーン発泡体は耐熱性、耐燃焼性に優れることが知られている。(非特許文献1)
プラスチック加工技術便覧 編集委員会編「プラスチック加工技術便覧」日刊工業新聞社 昭和44年。
しかしながら、上記のような従来のゴムグリップにおいて、特に低硬度シリコーンゴムから円筒形状に成型されるゴムグリップによれば、成型工程において黒、白などの単色顔料が混入されて成型されるものであることから美観的に劣る問題があった。
したがって、本考案は上記の問題点に鑑みて成されたものであり、美観的に優れることから、例えば他の筆記具または物品とともに店頭で展示されたときに、差別化することが可能となるゴムグリップの提供を目的としている。
本考案は、軸体に嵌挿される貫通孔と、指先で把持される外周面とを有するように低硬度シリコーンゴムから円筒形状に成型されるゴムグリップにおいて、前記外周面上に、模様または文字、あるいは前記模様と前記文字の双方を、シリコーン系インクを用いて印刷したことを最も主要な特徴とする。
本考案によれば、美観的に優れ、従来のゴムグリップとの差別化を図ることのできるゴムグリップが提供されるという利点がある。
以下に、本考案の好適な実施例のゴムグリップを筆記具に適用した場合を添付図を参照して説明する。
図1は、本考案の一実施例のゴムグリップをボールペンに設ける様子を示した分解図である。
本図において、ボールペン2の本体軸部4からは図示のように段差を有するように、直径寸法が少なくなるように形成された軸部3が形成されており、この軸部3に対してゴムグリップ1が嵌挿される。このためゴムグリップ1には後述する貫通孔と、指先で把持される外周面を有するように低硬度シリコーンゴムから円筒形状に成型されている。また、このゴムグリップ1の円弧面となる外周面上には、図中のクロスハッチングで示した模様または文字、あるいは模様と文字の双方がシリコーン系インクを用いて後述するように印刷されている。
一方、ボールペン2の軸部3の端部面からは雄ネジ部5が形成されるとともに、この軸部3にはボールペンカートリッジ6を挿通し、半径方向に不動状態で保持するための不図示の孔部が形成されている。またボールペン2のキャップ部には、ボールペンカートリッジ6を長手方向に不動状態に維持する不図示の底端部が形成されている。
また、口金7には、上記の雄ネジ部5に螺合される破線図示の雌ネジ部7aと、ボールペンカートリッジ6の先端部分を外部に出すための不図示の貫通孔部とが形成されており、この口金7を螺合した後に、ゴムグリップ1が長手方向に不動状態に維持されるようにしている。
このゴムグリップ1は、低硬度シリコーンゴム製であり、その硬度は、JISタイプA・30±5度の範囲であるので、上記のように嵌挿するときに貫通孔が広がるので容易にセットできるとともに、完成後に指先で把持したときに良好な感触を得ることができる。さらに、シリコーンゴムは接着剤による接着が不可能であるので、上記のように口金7で機械的に固定することで、より完全な不動状態にすることができる。
このゴムグリップ1は、黒、白などの単色顔料が混入されて成型された後に、シリコーン系インクであって、液状シリコーン(LSR)を母剤として所定色の顔料を配合し、所望の色に着色されたインクで印刷されることにより、美観的に優れた状態にされる。
次に、図2(a)は、ゴムグリップ1の別実施例について右側面図とともに示した正面図であり、図2(b)はゴムグリップ1のさらなる別実施例についてX−X線矢視断面図とともに示した正面図である。
先ず、図2(a)において、ゴムグリップ1の貫通孔は、内周円筒面8として形成されており、外周面はその全面が、内周円筒面8と同心の外周円弧面9として形成されており、この外周円弧面9上にシリコーン系インクを用いて市松模様10が等間隔に印刷されている。
また、図2(b)において、ゴムグリップ1の貫通孔は、内周円筒面8として形成されており、図示のように3つの外周面は内周円筒面8と同心の外周円弧面9として形成される一方で、3つの凹部11を形成しており、3つの外周円弧面9上のみにシリコーン系インクを用いて流線型の市松模様10が印刷されている。内周円筒面8は、図示のように3つの平面部分を形成しており、後述する治具にセットするときに方向性を確保することで印刷時の位置決めを可能にするとともに、軸部3にセットした後における回転防止も可能にしている。
以上のように形成されるゴムグリップ1を使用することで美観的に優れ、従来のゴムグリップとの差別化を図れることになるため、例えば販売目的のために他の筆記具とともに店頭展示されたときに、目立つようにできる。このために、顧客の購買意欲を助長できるようになる。また、シリコーン系インクは、赤青黄の顔料から得られる各種色のほかにメタリック調にもできるので高級感を醸し出すことができる。
以上の外周円弧面9上への印刷は一回の曲面印刷工程で行なわれる。
図3は、曲面印刷工程の動作原理図である。本図において、一回の曲面印刷工程を行うために成型後の複数のゴムグリップ1が紙面の前後方向に例えば5個分治具101に不動状態にセットされる。この治具101は矢印D3方向にモータ105により回動駆動されるように不図示の軸受部材により軸支されている。さらに、この治具101は矢印D1、D2方向に昇降され、降下位置で複数のゴムグリップ1をセットできるようにしている。 一方、印刷の際には、この治具101は矢印D1に上昇されて、模様または文字の印刷パターンを形成し、シリコーン系インク103を塗布したシルクスクリーン版102の裏面側に位置される。このシルクスクリーン版102は図示しない平行移動機構に設けられており、上記のモータ105により上記の治具101の回転駆動とを同期されて平行移動される。このシルクスクリーン版104上にはスキージ104が基部に固定されている。 以上の構成により、5個のゴムグリップ1への印刷が、一回の印刷工程で可能となる。 図4は、シリコーン系インクの硬化を熱硬化処理工程で行う治具200の正面図であって、本図において、図3で説明した印刷工程の終了後にゴムグリップ1が治具101から外され治具200上に多数設けられた支柱201にセットされる。この治具200を不図示の熱処理オーブンにセットし、所定時間の加熱硬化を行うことでゴムグリップ1を完成する。
このようにして印刷されたゴムグリップ1によれば、ゴムグリップと同じシリコーン系インクによる印刷が行われる結果、非常に耐摩耗性に優れる利点を有することとなる。
以上説明したゴムグリップは、筆記具の他にデザインナイフ、箸、精密ドライバーや
各種工具類などであって、指先で把持したときに滑り止め効果が必要となる物品の用途にも適用できる。
本考案の一実施例のゴムグリップをボールペンに設ける様子を示した分解図である。 (a)はゴムグリップ1の別実施例について右側面図とともに示した正面図、(b)はゴムグリップ1のさらなる別実施例についてX−X線矢視断面図とともに示した正面図である。 曲面印刷工程の動作原理図である。 シリコーン系インクの硬化を熱硬化処理工程で行うための治具200の正面図である。
符号の説明
1 ゴムグリップ
8 内周円筒面(貫通孔)
9 外周円弧面(外周面)
10 市松模様

Claims (5)

  1. 軸体に嵌挿される貫通孔と、指先で把持される外周面とを有するように低硬度シリコーンゴムから円筒形状に成型されるゴムグリップにおいて、
    前記外周面上に、模様または文字、あるいは前記模様と前記文字の双方を、シリコーン系インクを用いて印刷したことを特徴とするゴムグリップ。
  2. 前記軸体は、前記ゴムグリップをその長手方向に不動状態に維持する筆記具の軸部であることを特徴とする請求項1に記載のゴムグリップ。
  3. 前記低硬度シリコーンゴムの硬度は、JISタイプA・30±5度の範囲であり、また前記シリコーン系インクは、液状シリコーン(LSR)を母剤として所定色の顔料を配合し、所望の色に着色したことを特徴とする請求項1または2に記載のゴムグリップ。
  4. 前記貫通孔は、内周円筒面として形成され、また前記外周面は、全面またはその一部が、前記内周円筒面と同心の外周円弧面として形成され、
    前記外周円弧面上への前記印刷を、一回の曲面印刷工程で行ない、
    その後、前記シリコーン系インクの硬化を熱硬化処理工程で行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のゴムグリップ。
  5. 前記曲面印刷工程は、
    前記成型後の複数のゴムグリップを、前記貫通孔を用いて治具に不動状態で嵌挿させ、 前記治具上に、前記模様または文字、あるいは前記模様と前記文字の双方の印刷パターンを形成し、前記シリコーン系インクを塗布したシルクスクリーン版を位置させ、
    前記シルクスクリーン版の平行移動と、前記治具の回転駆動とを同期させ、
    前記シルクスクリーン版上のスキージによる転写を、前記複数のゴムグリップに行うことを特徴とする請求項4に記載のゴムグリップ。
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