JP3103698B2 - 電子ビーム溶接機における冷却装置 - Google Patents
電子ビーム溶接機における冷却装置Info
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Description
硫黄電池における外側容器等の筒状ワークの端面に、上
蓋や下蓋等の平板状又は筒状ワークを溶接する際に使用
される電子ビーム溶接機に係り、特にその冷却装置に関
するものである。
いては、円筒状ワークの端面に平板状又は円筒状ワーク
を接合し、その接合部に電子ビームを照射して溶接を行
うようになっていた。この溶接時には、ワークの溶接接
合部が高温になって溶接ダレや溶込不足等を発生するお
それがあるため、このワークの溶接による接合部を冷却
する必要があった。
子ビーム溶接機では、例えば図3に示すような冷却装置
が設けられていた。すなわち、この従来装置において
は、円板状の冷却板21が支持板22等を介して図示し
ない装置フレームに回転可能に支持されている。支持板
22の中心には冷却水路23が形成され、この冷却水路
23内には給水パイプ24が配設されている。
ワークW2を接合して、その接合部を溶接する際に、平
板状ワークW2の外面が冷却板21に押圧接触され、ワ
ークW1,W2の回転に追従して冷却板21が回転され
る。また、この状態で給水パイプ24から冷却水路23
に冷却水が供給され、冷却板21を介してワークW1,
W2の溶接接合部が冷却される。なお、ワークW2とし
ては、円筒状のものも用いられる。
冷却装置においては、冷却板21が装置フレームに回転
のみ可能に支持されているため、製作誤差等により円筒
状ワークW1の端面に平行度のバラツキがある場合に
は、平板状ワークW2の外面が冷却板21に片寄って接
触することになる。これにより、平板状ワークW2と冷
却板21との間に隙間Sが生じて、ワークW1,W2の
溶接接合部が十分に冷却されなくなり、溶接ダレや溶込
不足等の溶接不良を発生するという問題があった。
する問題に着目してなされたものであって、その目的と
するところは、製作誤差等により筒状ワークの端面に平
行度のバラツキがある場合でも、平板状又は筒状ワーク
を冷却板に対して隙間なく密接させることができ、両ワ
ークの溶接接合部を十分に冷却して、溶接ダレや溶込不
足等の溶接不良が発生するおそれを確実に防止すること
ができる電子ビーム溶接機における冷却装置を提供する
ことにある。
めに、請求項1に記載の発明では、筒状のワークの端面
に平板状又は筒状のワークを接合し、その接合部を電子
ビームの照射により溶接するようにした電子ビーム溶接
機において、前記平板状又は筒状のワークの外面に接触
して両ワークの溶接接合部を冷却するための冷却板を、
装置フレームに傾動可能に支持したものである。
1に記載の発明において、前記冷却板を両ワークの回転
に追従して回転できるように、装置フレームに回転可能
に支持したものである。
ける冷却装置において、筒状ワークの端面に平板状又は
筒状ワークを接合して、その接合部を溶接する際には、
平板状又は筒状ワークの外面が冷却板に押圧接触され
る。このとき、製作誤差等により筒状ワークの端面に平
行度のバラツキがある場合には、その端面の平行度に合
わせて冷却板が傾動され、平板状ワークが冷却板に対し
て隙間なく密接される。従って、両ワークの溶接接合部
を十分に冷却することができて、溶接ダレや溶込不足等
の溶接不良が発生するおそれを確実に防止することがで
きる。
機における冷却装置の一実施例を、図1及び図2に基づ
いて詳細に説明する。
状に形成され、その内部が真空状態に保持されている。
円筒状のワークW1は装置フレーム1内に着脱可能にセ
ットされ、その上端面に平板状のワークW2が接合配置
される。そして、このワークW1,W2が図示しない回
転機構により軸線の周りで回転されながら、図示しない
ビーム照射機構からワークW1,W2の接合部に電子ビ
ームが照射されて溶接が行われる。
され、この透孔2には取付筒3が閉塞固定されている。
有底筒状のケース4は取付筒3のフランジ部下面に固定
され、その底部にはガイドローラ5が回転可能に支持さ
れている。そして、ワークW1,W2が装置フレーム1
内にセットされた状態で、円筒状ワークW1の上端外周
がこのガイドローラ5に接触されて、両ワークW1W2
が所定位置に位置決め保持される。
介して前記取付筒3内に回転可能に支持され、その内部
には給水パイプ8が所定間隔をおいて挿通配置されてい
る。保持筒9はシール筒10を介して回転軸6の下端に
固定され、その下端内面には環状の規制溝11が設けら
れている。
等の金属薄板よりなるベローズ13を介して前記保持筒
9の上端内面に傾動可能に取り付けられ、その下面には
支持板14を介して円板状の冷却板15が固定されてい
る。また、前記規制板12は規制溝11内に上下方向に
所定の間隙をもつとともに、環状規制体18内において
円周方向に所定の隙間をもって嵌挿されている。この規
制板12と環状規制体18との係合により、冷却板15
の傾動量が規制されている。そして、ワークW1,W2
が装置フレーム1内にセットされた状態で、平板状ワー
クW2の外面がこの冷却板15に押圧接触される。
0、ベローズ13、規制板12及び支持板14の内部に
連続して形成され、この冷却水路16の中心に給水パイ
プ8が配置されている。案内板17は給水パイプ8の下
端に取り付けられ、給水パイプ8を通して供給される冷
却水が、この案内板17に沿って冷却水路16側に案内
流動される。そして、この冷却水の流動により冷却板1
5が所定温度に冷却されて、両ワークW1,W2の溶接
接合部が冷却されるようになっている。
溶接機における冷却装置について動作を説明する。さ
て、この実施例の電子ビーム溶接機において、溶接作業
を行う場合には、図1に示すように、円筒状ワークW1
の端面に平板状ワークW2を接合した状態で、それらの
ワークW1,W2を装置フレーム1内にセットする。す
ると、両ワークW1,W2が冷却板15側に移動付勢さ
れて、平板状ワークW2の外面が冷却板15に押圧接触
される。
により円筒状ワークW1の端面に平行度のバラツキがあ
る場合には、その端面の平行度に合わせるように、冷却
板15がベローズ13を介して傾動される。このため、
平板状ワークW2の外面が冷却板15に対して、隙間を
生じることなく正確に密接される。
より、ワークW1,W2が軸線の周りで回転されるとと
もに、図示しないビーム照射機構により、ワークW1,
W2の接合部に電子ビームが照射されて溶接が行われ
る。このとき、冷却板15は回転軸6に連結支持された
状態で、平板状ワークW2に接触されているため、ワー
クW1,W2の回転に伴い、冷却板15が回転軸6、保
持筒9、シール筒10、ベローズ13、規制板12及び
支持板14とともに支障なく追従回転される。
は、製作誤差等により円筒状ワークW1の端面に平行度
のバラツキがある場合でも、平板状ワークW2と冷却板
15とが隙間なく密接して、両ワークW1,W2の溶接
接合部を十分に冷却することができる。このため、従来
装置のように冷却不足によって、溶接ダレや溶込不足等
の溶接不良が発生するおそれを確実に防止することがで
きる。
されるものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない範
囲で、次のように変更して具体化することも可能であ
る。 (1)ベローズ13を肉厚のゴム等の他の材料で形成す
ること。 (2)冷却板15をエアその他の冷媒ガス等で冷却する
ように構成すること。 (3)ワークW1,W2を回転させることなく静止状態
に保持し、ビーム照射機構をワークW1,W2の外周面
に沿って周回移動させながら、両ワークW1,W2の接
合部に電子ビームを照射するように構成すること。 (4)ワークW2として、円筒状又は角筒状のものを用
いること。 (5)ワークW1として、角筒状のものを使用するこ
と。
れているため、製作誤差等により筒状ワークの端面に平
行度のバラツキがある場合でも、平板状又は筒状ワーク
を冷却板に対して隙間なく密接させることができ、両ワ
ークの溶接接合部を十分に冷却して、溶接ダレや溶込不
足等の溶接不良が発生するおそれを確実に防止すること
ができるという優れた効果を奏する。
る冷却装置の一実施例を示す部分破断した正面図であ
る。
…ベローズ、15…冷却板、16…冷却水路、W1…円
筒状ワーク、W2…平板状ワーク。
Claims (2)
- 【請求項1】 筒状のワークの端面に平板状又は筒状の
ワークを接合し、その接合部を電子ビームの照射により
溶接するようにした電子ビーム溶接機において、 前記平板状又は筒状のワークの外面に接触して両ワーク
の溶接接合部を冷却するための冷却板を、装置フレーム
に傾動可能に支持したことを特徴とする電子ビーム溶接
機における冷却装置。 - 【請求項2】 前記冷却板を両ワークの回転に追従して
回転できるように、装置フレームに回転可能に支持した
をことを特徴とする請求項1の電子ビーム溶接機におけ
る冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05029352A JP3103698B2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 電子ビーム溶接機における冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05029352A JP3103698B2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 電子ビーム溶接機における冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06238466A JPH06238466A (ja) | 1994-08-30 |
JP3103698B2 true JP3103698B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=12273824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05029352A Expired - Lifetime JP3103698B2 (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 電子ビーム溶接機における冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3103698B2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-18 JP JP05029352A patent/JP3103698B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06238466A (ja) | 1994-08-30 |
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