JP3103380U - 水作業用作業衣 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 水作業用作業衣のズボンにおいて、ズボンの裾部の内側に、先端側が縮径する短筒状のインナー裾部が、上端をズボンの内周面に固着しそれより下方は自由状態として設けられている。前記インナー裾部の側面には、縦方向にスリットが設けられ、このスリットには係止手段が開閉可能に設けられている。係止手段としては、面ファスナー、ファスナーが好ましい。
【選択図】 図2
Description
また、ズボンの下端に長靴を一体に接合したものもある(例えば、特許文献3参照)。
そこで、ズボンの下端に長靴を一体に接合したものが提案されたと思われるが、これは水の浸入を防止するには好ましいが、ズボンと長靴が一体に接合しているため、立ったり、座ったり、屈んだりする際の追従が悪く、作業がしにくいし、着脱が不便である。例えば、通常長靴を脱げばよいところでも、作業衣全て脱がなければならず、作業性も低下する。
これにより水作業用作業衣を着用すると、ズボン裾部においてインナー裾部の先端側縮径部が長靴に密着するので、ズボンの裾口からの水の浸入が防止されるし、ズボンの裾口がめくれても水の浸入が防止される。
これにより着用時には係止手段の係止を解除してスリットによりインナー裾部の裾口を大きく開くことができるし、着用後は係止手段によりスリット部分を閉口しインナー裾部の裾口を締め付けることができる。従って、着用が容易となるし、着用後は、インナー裾部と長靴は密着し水の浸入が防止される。この係止手段は、夏の暑い時期は通気性がよく、冬の寒い時期は保湿性の高い手段が好ましい。
係止手段が、面ファスナー、ファスナーおよびボタン止めであると、前記通気性および保温性が確保でき、かつ、係脱が容易となり作業性が良いので好ましい。
(1)ズボン裾部の内側にインナー裾部が設けられ、着用するとこれが長靴を締め付け長靴と密着するので、このズボン裾部の裾口から水の浸入が防止される。
(2)インナー裾部も含めズボンは、長靴と別体であるので、立ったり、座ったり及び屈んだりしても追従できるため、各種動作も容易であり、作業も容易となる。
(5)インナー裾部の存在によりズボンの裾口のめくれも制限されるので、水の浸入も防止されるし、作業への影響も抑えられる。
ズボン本体2の膝に相当する部分には膝当て部3が設けられ、ズボン本体2の膝に対応する部分の強度を補強すると共に、着用者の膝の部分を保護するようになっている。しかるに着用者が膝をついて作業してもズボン本体2の破損が防止されるし、着用者の膝の部分が保護され作業がし易くなる。着用者が膝をついて作業すると、膝が痛くて長い作業は耐えがたい。従って、膝当て部3は、この痛さを緩和し長時間の作業を容易にする役目もある。その点からすると膝当て部3には、弾性を有するパッドを介在するのが好ましい。また、膝をついて作業すると、ズボン本体2の膝に対応する部分が、地面や床等と接触する回数が多くなるため、布地が薄くなったり、擦り切れたりする。この点からすると膝当て部3は補強材が好ましい。このような点から膝当て部3は、両者の機能を兼備する構成となっている。
係止手段8は、スリット7でインナー裾部6が開拡するのを係止して防止すると共に、スリット7を封止して水が浸入しないようにするものである。しかも、この係止手段8は、夏の暑い時期は通気性がよく、冬の寒い時期は保温性の高い手段が好ましい。図3に示す本例では係止手段8として面ファスナー8aを示している。係止手段8は、スリット7の全長に亘ってもよいし、一部であってもよいが、スリット7の長全を封止した方がそれだけ水の浸入が防止されて効果が向上するので、係止手段8は全長に亘る方が好ましい。図3の係止手段として面ファスナー8aは、スリット7の下端に設けた例を示しているが、これは全長でもよいことは前記した通りである。
図5は、係止手段の更に他の実施の形態を示す一部破断の拡大正面図である。本例は係止手段8としてスリット7をボタン止め8cする場合であり、他は前記実施の形態と同様であるので同一構成要素には同一符号が付してある。
係止手段8は、前記実施の形態に制限されるものではなく、従来公知の他の手段の採用も許容される。いずれにしてもスリット7から水が浸入しない係止手段8が好ましいが、水の浸入防止の効果を向上させるために係止手段8と他の手段を併用することは自由である。例えば、スリット7の内側になるように「ひだ状」に布片を設ける、等の手段を挙げることができる。
インナー裾部6が存在すれば、それだけでズボン本体2の裾口から内側に水が浸入することが防止されるし、ズボン本体2の裾口がまくれていても水の浸入は防止され、また、ズボン本体2の裾口のまくれも制限されるので好ましい。即ち、インナー裾部6が存在すれば、水の浸入が防止されるが、スリット7の部分から水の浸入を許すと、それだけ防水効果が低下する。従って、スリット7の部分から水が浸入しない係止手段8がより好ましいことになる。
この胸当て部4aと背当て部4bとの間には、1対の肩かけベルト5が設けられている。この肩かけベルト5の端部は、胸当て部4aおよび背当て部4bに固定されていてもよいが、少なくとも胸当て部4aに対しては着脱可能となっているものが好ましい。着脱する手段としてはクリップやフック等を例示できる。この肩かけベルト5により着用した時オーバーズボン1が係止される。
2 ズボン本体
2a ズボン本体の裾部
6 インナー裾部
7 スリット
8 係止手段
8a 係止手段としての面ファスナー
8b 係止手段としてのファスナー
8c 係止手段としてのボタン止め
Claims (3)
- 水作業用作業衣のズボンにおいて、ズボンの裾部の内側に、先端側が縮径する短筒状のインナー裾部が、上端をズボンの内周面に固着しそれより下方は自由状態として設けられていることを特徴とする水作業用作業衣。
- 前記インナー裾部の側面には、縦方向にスリットが設けられ、このスリットには係止手段が開閉可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の水作業用作業衣。
- 前記係止手段は、面ファスナー、ファスナーおよびボタン止めのいずれかである請求項2記載の水作業用作業衣。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004000106U JP3103380U (ja) | 2004-01-14 | 2004-01-14 | 水作業用作業衣 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004000106U JP3103380U (ja) | 2004-01-14 | 2004-01-14 | 水作業用作業衣 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3103380U true JP3103380U (ja) | 2004-08-12 |
Family
ID=43256852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004000106U Expired - Lifetime JP3103380U (ja) | 2004-01-14 | 2004-01-14 | 水作業用作業衣 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3103380U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016089305A (ja) * | 2014-11-07 | 2016-05-23 | 株式会社久保製作所 | 防水ズボン |
-
2004
- 2004-01-14 JP JP2004000106U patent/JP3103380U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016089305A (ja) * | 2014-11-07 | 2016-05-23 | 株式会社久保製作所 | 防水ズボン |
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