JP3103380U - 水作業用作業衣 - Google Patents

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澤 一 雄 井
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Abstract

【課題】 ズボンと長靴が別体であっても、ズボンの裾口から水の浸入が防止でき、かつズボンの裾口のめくれも制限できる水作業用作業衣を提供する。
【解決手段】 水作業用作業衣のズボンにおいて、ズボンの裾部の内側に、先端側が縮径する短筒状のインナー裾部が、上端をズボンの内周面に固着しそれより下方は自由状態として設けられている。前記インナー裾部の側面には、縦方向にスリットが設けられ、このスリットには係止手段が開閉可能に設けられている。係止手段としては、面ファスナー、ファスナーが好ましい。
【選択図】 図2

Description

この考案は、漁師や水産関係業者及び農業、土木工事など、水に濡れる作業に従事する者が着用する水作業用作業衣に関し、特に、水作業用作業衣のズボンの裾部の技術に関する。
漁師や水産関係業者などの水に濡れる作業に従事する者が着用する作業衣としてオーバーズボンがある。このオーバーズボンは、従来、図6に示すようなズボン11と、胸当て部及び背当て部12と、1対の肩かけベルト13とで構成されている形態が一般的であり、ズボン11には膝当て部14が設けられているものも多い。従来のこのようなオーバーズボンのズボン11の裾15は、着脱を容易とするために、かつ長靴の上にも入るように「ずんどう」であり、裾口も大きく開口している(例えば、特許文献1および2参照)。
また、ズボンの下端に長靴を一体に接合したものもある(例えば、特許文献3参照)。
特許第2908306号公報 実開昭61−120712号公報 実開昭62−157909号公報
解決しようとする問題点は、この種作業においては、常時水に接しており、かつ、頻繁に立ったり、座ったり、屈んだりするため、従来のオーバーズボンにおける水作業用作業衣のズボンの裾のように、「ずんどう」であり裾口も大きく開口していると、この部分から水が浸入したり裾口がめくれたりする事態が生ずることである。その為オーバーズボンの下に着用しているズボンが濡れたり、長靴の中が濡れたりするし、作業に支障することもある。
そこで、ズボンの下端に長靴を一体に接合したものが提案されたと思われるが、これは水の浸入を防止するには好ましいが、ズボンと長靴が一体に接合しているため、立ったり、座ったり、屈んだりする際の追従が悪く、作業がしにくいし、着脱が不便である。例えば、通常長靴を脱げばよいところでも、作業衣全て脱がなければならず、作業性も低下する。
この考案は、このような課題に鑑み提案されたものであり、その目的は、ズボンと長靴が別体であっても、ズボンの裾口から水の浸入が防止でき、かつズボン裾口のめくれも制限できる水作業用作業衣の提供にある。
この考案の水作業用作業衣は、水作業用作業衣のズボンにおいて、ズボンの裾部の内側に、先端側が縮径する短筒状のインナー裾部が、上端をズボンの内周面に固着しそれより下方は自由状態として設けられていることを特徴とする。
これにより水作業用作業衣を着用すると、ズボン裾部においてインナー裾部の先端側縮径部が長靴に密着するので、ズボンの裾口からの水の浸入が防止されるし、ズボンの裾口がめくれても水の浸入が防止される。
また、この考案の水作業用作業衣は、前記インナー裾部の側面には、縦方向にスリットが設けられ、このスリットには係止手段が開閉可能に設けられている。この係止手段は、面ファスナー、ファスナーおよびボタン止め等を挙げることができる。
これにより着用時には係止手段の係止を解除してスリットによりインナー裾部の裾口を大きく開くことができるし、着用後は係止手段によりスリット部分を閉口しインナー裾部の裾口を締め付けることができる。従って、着用が容易となるし、着用後は、インナー裾部と長靴は密着し水の浸入が防止される。この係止手段は、夏の暑い時期は通気性がよく、冬の寒い時期は保湿性の高い手段が好ましい。
係止手段が、面ファスナー、ファスナーおよびボタン止めであると、前記通気性および保温性が確保でき、かつ、係脱が容易となり作業性が良いので好ましい。
この考案の水作業用作業衣によれば、次のような効果を奏する。
(1)ズボン裾部の内側にインナー裾部が設けられ、着用するとこれが長靴を締め付け長靴と密着するので、このズボン裾部の裾口から水の浸入が防止される。
(2)インナー裾部も含めズボンは、長靴と別体であるので、立ったり、座ったり及び屈んだりしても追従できるため、各種動作も容易であり、作業も容易となる。
(3)水作業用作業衣におけるズボンの裾部の内側に、インナー裾部が設けられ、このインナー裾部の側面に縦方向のスリットが設けられ、このスリットには係止手段が開閉可能に設けられているので、着用及び脱衣時には係止手段の係止を解除してスリットによりインナー裾部の裾口を大きく開くことができ、着用後は係止手段によりスリット部分を閉口しインナー裾部の裾口を締め付けることができる。従って、着用及び脱衣時はインナー裾部の裾口を拡開して着用及び脱衣を容易とできるし、着用後は係止手段でインナー裾部の裾口を締め付け長靴と密着させ水の浸入を防止することができる。
(4)前記係止手段が、面ファスナー、ファスナーおよびボタン止めであると、夏季における通気性および冬季における保温性が確保できると共に、係脱が容易となり、作業性が良いので好ましい手段である。特に、面ファスナーやファスナーはスリット全面に亘ってスリットを封止できるので、スリットからの水の浸入も防止でき、更に好ましい。
(5)インナー裾部の存在によりズボンの裾口のめくれも制限されるので、水の浸入も防止されるし、作業への影響も抑えられる。
この考案の水作業用作業衣は、水作業用作業衣のズボンにおいて、ズボンの裾部の内側に、先端側が縮径する短筒状のインナー裾部が、上端をズボンの内周面に固着しそれより下方は自由状態として設けられている。前記インナー裾部の側面には、縦方向にスリットが設けられ、このスリットには係止手段が開閉可能に設けられており、該係止手段としては、面ファスナー、ファスナーおよびボタン止めが好ましい。
以下、この考案を図面に示す実施の形態について詳細に説明する。図1は、この考案の実施の形態を示す後方より見た斜視図、図2は、ズボンの裾部分を拡大して示す斜視図、図3はズボンの裾部分の一部を破断して示す拡大正面図である。この実施の形態では、水作業用作業衣としてオーバーズボンの場合で示している。
オーバーズボン1は、ズボン本体2と、このズボン本体2の上端の前部に設けられた胸当て部4aと、ズボン本体2の上端の後部に設けられた背当て部4bと、この胸当て部4aと背当て部4bとに係止された1対の肩かけベルト5とで大略構成されている。ズボン本体2、胸当て部4aおよび背当て部4bの材質は、特に制限されるものではなく、従来公知のものを採用し得る。従来から防水性のもので、ある程度の伸縮性を有するものが使用されている。
ズボン本体2の膝に相当する部分には膝当て部3が設けられ、ズボン本体2の膝に対応する部分の強度を補強すると共に、着用者の膝の部分を保護するようになっている。しかるに着用者が膝をついて作業してもズボン本体2の破損が防止されるし、着用者の膝の部分が保護され作業がし易くなる。着用者が膝をついて作業すると、膝が痛くて長い作業は耐えがたい。従って、膝当て部3は、この痛さを緩和し長時間の作業を容易にする役目もある。その点からすると膝当て部3には、弾性を有するパッドを介在するのが好ましい。また、膝をついて作業すると、ズボン本体2の膝に対応する部分が、地面や床等と接触する回数が多くなるため、布地が薄くなったり、擦り切れたりする。この点からすると膝当て部3は補強材が好ましい。このような点から膝当て部3は、両者の機能を兼備する構成となっている。
ズボン本体2の裾部2aの内側には、インナー裾部6がズボン本体2の裾部2aと二重構造の格好で設けられている。このインナー裾部6は、ズボン本体2の裾部2aの内側にあって、着用した時ズボン本体2の裾部2aから水の浸入を防止するものであり、先端側が縮径6aする短筒状であって、上端をズボン本体2の内周面に沿って固着10し、それより下方は自由状態となっている。このインナー裾部6の先端側6aの縮径は、筒状のものを他の手段、例えば、ゴム材や紐等で縮径してもよいし、インナー裾部6の本体自体を一体に先端側が縮径して形成してもよい。このインナー裾部6の材質は、ズボン本体2と同じでも別材であってもよいが、防水性を有することが必要である。
また、このインナー裾部6の側面には、図3に拡大して示すようにスリット7が縦方向に設けられ、このスリット7には係止手段8が設けられている。このスリット7は、オーバーズボン1を着用及び脱衣するとき、インナー裾部6を拡径できるようにし足の挿通を容易とするものであり、これによりインナーズボン1の着用及び脱衣が容易となる。図3ではスリット7がインナー裾部6のほぼ全長に亘って設けられているが、これは先端側から適宜の長さで良い。スリット7が長すぎると水の浸入できる範囲がそれだけ長くなり、短すぎるとオーバーズボン1の着脱性が低下するから、スリット7はオーバーズボン1の着脱性の低下しない範囲において可能な限り短い方が好ましい。
係止手段8は、スリット7でインナー裾部6が開拡するのを係止して防止すると共に、スリット7を封止して水が浸入しないようにするものである。しかも、この係止手段8は、夏の暑い時期は通気性がよく、冬の寒い時期は保温性の高い手段が好ましい。図3に示す本例では係止手段8として面ファスナー8aを示している。係止手段8は、スリット7の全長に亘ってもよいし、一部であってもよいが、スリット7の長全を封止した方がそれだけ水の浸入が防止されて効果が向上するので、係止手段8は全長に亘る方が好ましい。図3の係止手段として面ファスナー8aは、スリット7の下端に設けた例を示しているが、これは全長でもよいことは前記した通りである。
図4は、係止手段の他の実施の形態を示す一部破断の拡大正面図である。本例は係止手段8としてスリット7にファスナー8bを設けた場合であり、他は実施の形態と同様であるので同一構成要素には同一符号を付して他の詳細な説明は省略する。本例のファスナー8bは、スリット7の全長に亘って設けられている。
図5は、係止手段の更に他の実施の形態を示す一部破断の拡大正面図である。本例は係止手段8としてスリット7をボタン止め8cする場合であり、他は前記実施の形態と同様であるので同一構成要素には同一符号が付してある。
係止手段8は、前記実施の形態に制限されるものではなく、従来公知の他の手段の採用も許容される。いずれにしてもスリット7から水が浸入しない係止手段8が好ましいが、水の浸入防止の効果を向上させるために係止手段8と他の手段を併用することは自由である。例えば、スリット7の内側になるように「ひだ状」に布片を設ける、等の手段を挙げることができる。
インナー裾部6が存在すれば、それだけでズボン本体2の裾口から内側に水が浸入することが防止されるし、ズボン本体2の裾口がまくれていても水の浸入は防止され、また、ズボン本体2の裾口のまくれも制限されるので好ましい。即ち、インナー裾部6が存在すれば、水の浸入が防止されるが、スリット7の部分から水の浸入を許すと、それだけ防水効果が低下する。従って、スリット7の部分から水が浸入しない係止手段8がより好ましいことになる。
また、ズボン本体2の上端4(腰相当位置)には、前部に胸当て部4aが、後部には背当て部4bが設けられている。これによりこの部分に対応する着衣の水濡れや汚染が防止されるし、この部分からズボン本体2内への水の浸入が防止される。
この胸当て部4aと背当て部4bとの間には、1対の肩かけベルト5が設けられている。この肩かけベルト5の端部は、胸当て部4aおよび背当て部4bに固定されていてもよいが、少なくとも胸当て部4aに対しては着脱可能となっているものが好ましい。着脱する手段としてはクリップやフック等を例示できる。この肩かけベルト5により着用した時オーバーズボン1が係止される。
なお、前記実施の形態は、この考案を制限するものではなく、この考案は、要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が許容される。
この考案は、漁師や水産関係者をはじめ、農業、土木工事等の水に濡れる作業に従事する者が着用するオーバーズボンをはじめ、ズボンだけの作業衣、上着とズボンが連続する上下続き作業衣、等の水作業用作業衣に幅広く適用可能である。
この考案の実施の形態を示す後方より見た傾斜図である。 ズボンの裾部分を拡大して示す斜視図である。 ズボンの裾部分の一部を破断して示す拡大正面図である。 係止手段の他の実施の形態を示す一部破断の拡大正面図である。 係止手段の更に他の実施の形態を示す一部破断の拡大正面図である。 従来例を示す斜視図である。
符号の説明
1 オーバーズボン
2 ズボン本体
2a ズボン本体の裾部
6 インナー裾部
7 スリット
8 係止手段
8a 係止手段としての面ファスナー
8b 係止手段としてのファスナー
8c 係止手段としてのボタン止め

Claims (3)

  1. 水作業用作業衣のズボンにおいて、ズボンの裾部の内側に、先端側が縮径する短筒状のインナー裾部が、上端をズボンの内周面に固着しそれより下方は自由状態として設けられていることを特徴とする水作業用作業衣。
  2. 前記インナー裾部の側面には、縦方向にスリットが設けられ、このスリットには係止手段が開閉可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の水作業用作業衣。
  3. 前記係止手段は、面ファスナー、ファスナーおよびボタン止めのいずれかである請求項2記載の水作業用作業衣。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016089305A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 株式会社久保製作所 防水ズボン

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