JP3103301U - 照明塔装置および照明塔用の土台 - Google Patents

照明塔装置および照明塔用の土台 Download PDF

Info

Publication number
JP3103301U
JP3103301U JP2004000511U JP2004000511U JP3103301U JP 3103301 U JP3103301 U JP 3103301U JP 2004000511 U JP2004000511 U JP 2004000511U JP 2004000511 U JP2004000511 U JP 2004000511U JP 3103301 U JP3103301 U JP 3103301U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
hollow container
lighting tower
column
lighting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004000511U
Other languages
English (en)
Inventor
豊輝 中谷
俊二 岸村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Funen Co Ltd
Original Assignee
Nihon Funen Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Funen Co Ltd filed Critical Nihon Funen Co Ltd
Priority to JP2004000511U priority Critical patent/JP3103301U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3103301U publication Critical patent/JP3103301U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】土台部分の重量を重くして安定して支持できる構造としながら、人手で自由に移動できるようにする。
【解決手段】照明塔装置は、発電機構4と二次電池6と照明器5とを備える照明塔2と、この照明塔2を支持する土台1とを備える。土台1は、上方開口の中空容器10と、内部に配設される架台フレーム20と、上方開口部を閉塞する蓋体30とを備える。中空容器10と蓋体30は、ガラス繊維で補強したコンクリートで製造している。中空容器10は、複数に分割された分割ユニット11を連結して中空状としている。架台フレーム20は、垂直柱21と複数の連結アーム22と連結プレート23とを備え、複数の連結アーム22を中空容器10に固定している。土台1は、架台フレーム20を固定している中空容器10の内部に重り18を充填すると共に、蓋体30の中心孔30Aから表出する連結プレート23に照明塔2の支柱3の基部3Aを固定している。
【選択図】図5

Description

本考案は、自然エネルギーを利用して発電された電気エネルギーで照明器を点灯させる照明塔装置と、この照明塔装置に使用される照明塔用の土台に関する。
太陽光発電を利用した照明塔は、すでに開発されて利用されている。この照明塔は、太陽光を利用して発電する太陽電池と、この太陽電池が発電した電気を蓄える二次電池と、この二次電池の電力で点灯される照明器と、太陽電池と照明器とを上部に配設して、所定の高さに配置している支柱とを備える(特許文献1及び2参照)。この照明塔は、昼間に太陽電池が太陽エネルギーから電気エネルギーを取り出して二次電池を充電し、夜間には二次電池に蓄えた電力で照明器を点灯させる。
この構造の照明塔は、太陽エネルギーを利用して照明を点灯するので、自然エネルギーを有効利用できると共に、発電時には環境汚染物質を発生しない特長がある。さらに、この照明塔は、停電時にも点灯できるので、災害時などの非常用照明としても活用できる。さらにまた、電源を引き込む配線工事が不要なため、施工費用が安価であり、また設置場所に制約を受けない特長がある。したがって、この照明塔は、地域の避難場所となる公園や学校等に設置されて、便利に使用できる。
ところで、この照明塔は電源の配線が不要であるので、この特長を活かすために、照明塔を移動できる構造とするとさらに便利に使用できる。それは、必要に応じて、照明塔の設置場所を変更できるからである。しかしながら、この構造の照明塔は、大きな太陽電池を支柱の上部に配置するので、支柱が倒れないようにするために、支柱の基部をしっかりと保持する必要がある。とくに、台風等の災害を考慮して、風速60m/秒にも耐えうる強度で固定する必要がある。太陽電池は、十分な電力を得るために、全体の面積を大きくする必要があると共に、効率よく太陽光を受光するために、また、いたずら防止の面からも、地上高くに設置することが望ましい。このため、この照明塔は、倒れないように支柱の基部を地面に埋設し、あるいは、地面に埋設した基礎に固定して設置している。このように、支柱を地面に固定する構造の照明塔は、設置場所を自由に変更できない欠点がある。
この問題点を解決する照明塔として、支柱の基部に基礎台を備える照明塔が開発されている(特許文献3参照)。この照明塔は、図1に示すように、支柱41の基部42に、重量のあるコンクリート魂で形成してなる基礎台43を設けており、この基礎台43により支柱41が強風等で倒れるのを防止している。さらに、この照明塔は、基礎台43のコンクリート魂中に、制御ボックスの収納室を形成しており、この収納室に制御ボックスを格納することにより、制御ボックスに対する盗難やいたずらを防止するようにしている。
特開2002−25314号公報 特開2003−151320号公報 特開2000−188007号公報
この構造の照明塔は、支柱の基部に基礎台を設けているので、支柱の基部を地面に埋設したり、あるいは、地面に埋設した基礎に固定することなく、基礎台を自由に移動させて設置できる特長がある。しかしながら、重量のあるコンクリート魂で形成している基礎台は1トン以上の重量があるため、持ち上げて運搬するのに大型の重機や運搬車両を必要とし、簡単に移動できない欠点がある。基礎台の重量を軽くすると移動しやすくなるが、軽い基礎台では、照明塔の支柱を十分な強度で支持することができなくなる。すなわち、基礎台を軽くして移動しやすくすることと、照明塔の支柱を安定して支持することとは互いに相反することであって、両方を満足することはできない。
本考案の第1の目的は、この欠点を解消すること、すなわち、照明塔の支柱を支持する土台部分の重量を軽くすることなく自由に移動でき、しかも、強風の際にも倒れることなく安定して支柱を支持できる照明塔装置とこの照明塔装置に使用される照明塔用の土台を提供することにある。
とくに、土台部分の重量を重くするにも関わらず、専用の大型重機や大型運搬車量を使用することなく、土台部分を人手で移動できる照明塔装置とこの照明塔装置に使用される照明塔用の土台を提供することにある。
さらに、特許文献3の公報に記載される照明塔は、支柱の基部に設けた基礎台をコンクリート魂で形成しているので、外観が悪くなる欠点もある。とくに、この種の照明塔は、公園や学校等に設置されることが多いので、コンクリートの地肌が表出する冷たい質感とすると、周囲の景観を損ねてしまうことがある。本考案の第2の目的は、この欠点を解消すること、すなわち、支柱の土台部分の表面模様や色彩を高い自由度で種々に変更して、設置場所に適する理想的な外観とすることができる照明塔装置とこの照明塔装置に使用される照明塔用の土台を提供することにある。
本考案の照明塔装置は、以下の全ての構成を有することを特徴とする。
(a) 照明塔装置は、支柱3の上部に発電機構4と照明器5とを備える照明塔2と、この照明塔2を支持する土台1とを備える。
(b) 照明塔2は、垂直姿勢の支柱3と、この支柱3の上部に連結されて自然エネルギーを利用して発電する発電機構4と、この発電機構4で発電された電気を蓄える二次電池6と、支柱3の上部に配置されて二次電池6の電力で点灯される照明器5とを備える。
(c) 土台1は、全体の平面形状を円形または多角形状としている。
(d) 土台1は、上方を開口している中空容器10と、この中空容器10の内部に配設されると共に、照明塔2の支柱3を固定して支持する架台フレーム20と、中空容器10の上方開口部を閉塞する蓋体30とを備える。
(e) 中空容器10と蓋体30は、ガラス繊維で補強したコンクリートで製造している。
(f) 中空容器10は、複数の分割ユニット11に分割されており、これらの分割ユニット11を内側で連結して、平面形状を円形ないし多角形とする中空状としている。
(g) 架台フレーム20は、中空容器10の中心部に垂直姿勢で配置される垂直柱21と、この垂直柱21に連結されて水平方向に突出する複数の連結アーム22と、垂直柱21の上面に水平な姿勢で固定されて照明塔2の支柱3の基部3Aを固定する連結プレート23とを備える。
(h) 複数の連結アーム22は、連結部材29を介して中空容器10に固定されている。
(i) 土台1は、架台フレーム20を固定している中空容器10の内部に重り18を充填する状態で、中空容器10の上方開口部を蓋体30で閉塞すると共に、この蓋体30の中心孔30Aから表出する連結プレート23に照明塔2の支柱3の基部3Aを固定している。
本考案の照明塔装置は、発電機構4を、太陽電池4Aと風力発電機4Bのいずれか一方または両方とすることができる。さらに、本考案の照明塔装置は、照明塔2が、支柱3の上部に、防犯カメラ、赤色回転灯のいずれか一方あるいは両方を備えることができる。
本考案の照明塔装置は、二次電池6を土台1の内部に配設することができる。この二次電池6は、鉛蓄電池が適している。さらに、本考案の照明塔装置は、土台1の内部に収納される重り18を土嚢とすることができる。さらにまた、本考案の照明塔装置は、土台1の平面形状を正八角形として、中空容器10を八等分して分割ユニット11とすることができる。
本考案の照明塔用の土台は、支柱3の上部に発電機構4と照明器5とを備える照明塔2を支持する照明塔用の土台であって、以下の全ての構成を有することを特徴とする。
(a) 土台は、全体の平面形状を円形または多角形状としている。
(b) 土台は、上方を開口している中空容器10と、この中空容器10の内部に配設されると共に、照明塔2の支柱3を固定して支持する架台フレーム20と、中空容器10の上方開口部を閉塞する蓋体30とを備える。
(c) 中空容器10と蓋体30は、ガラス繊維で補強したコンクリートで製造している。
(d) 中空容器10は、複数の分割ユニット11に分割されており、これらの分割ユニット11を内側で連結して、平面形状を円形ないし多角形とする中空状としている。
(e) 架台フレーム20は、中空容器10の中心部に垂直姿勢で配置される垂直柱21と、この垂直柱21に連結されて水平方向に突出する複数の連結アーム22と、垂直柱21の上面に水平な姿勢で固定されて照明塔2の支柱3の基部3Aを固定する連結プレート23とを備える。
(f) 複数の連結アーム22は、連結部材29を介して中空容器10に固定されている。
(g) 土台は、架台フレーム20を固定している中空容器10の内部に重り18を充填する状態で、中空容器10の上方開口部を蓋体30で閉塞すると共に、この蓋体30の中心孔30Aから、照明塔2の支柱3の基部3Aを固定する連結プレート23を表出させている。
本考案の照明塔用の土台は、平面形状を正八角形として、中空容器10を八等分して分割ユニット11とすることができる。さらに、本考案の土台は、中空容器10の外周面を、レンガを積層した模様に成形して着色することができる。さらに、本考案の照明塔用の土台は、内部に充填される重り18を土嚢とすることができる。
さらに、本考案の照明塔用の土台は、分割ユニット11の底板12と外周壁13の両側縁に、内側に突出する連結リブ14を一体成形して、この連結リブ14を介して複数の分割ユニット11を互いに連結することができる。
本考案の照明塔装置と照明塔用の土台は、照明塔の支柱を支持する土台の重量を重くするにも関わらず自由に移動できると共に、強風の際にも倒れることなく安定して支柱を支持できる特長がある。それは本考案が、照明塔を支持する土台を、複数の分割ユニットで構成される中空容器と、この中空容器の内部に配設されて、照明塔の支柱の基部が固定される架台フレームと、中空容器の上方開口部を閉塞する蓋体とで構成しており、架台フレームを中空容器に固定すると共に、中空容器の内部に重りを充填して、架台フレームに固定された支柱が倒れるのを防止しているからである。この構造の土台は、中空容器の内部に重りを充填して使用するので、全体の重量を重くして、照明塔の支柱が強風等で倒れるのを有効に防止できる。また、この構造の土台は、移動するときには、中空容器と架台フレームと蓋体とに分解できると共に、中空容器を複数の分割ユニットに分解できるので、個々のパーツを小さく、極めて軽量にして、簡単かつ容易に移動できる。とくに、この構造の土台は、土台として移用するときには、全体の重量を重くして照明塔を安定して支持できるにも関わらず、移動させるときには専用の大型重機や大型運搬車量を使用することなく、分解して人手で移動できる特長がある。
さらに、本考案は、土台の中空容器と蓋体とを、ガラス繊維で補強したコンクリートで製造しているので、中空容器や蓋体の厚さを薄くして軽量化しながら優れた強度を実現できる。さらに、ガラス繊維で補強したコンクリートで製造される中空容器や蓋体は、表面模様や色彩を高い自由度で種々に変更して、設置場所に適する理想的な外観として意匠性を高めることができる特長もある。とくに、本考案の請求項10の土台は、中空容器の外周面を、レンガを積層した模様に成形して着色しているので、コンクリート魂では表現できない美しい外観と優しい質感とを実現できる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本考案の技術思想を具体化するための照明塔装置と照明塔用の土台を例示するものであって、本考案は照明塔装置と土台を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、実用新案登録請求の範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号を、「実用新案登録請求の範囲」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、実用新案登録請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。また、各図面が示す部材の大きさや位置関係などは、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに、本考案を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一つの部材で複数の要素を兼用する態様としてもよい。
本考案の一実施例に係る照明塔装置を図2ないし図8に示す。これらの図に示す照明塔装置は、自然エネルギーを利用して二次電池6に蓄えた電力で照明器5を点灯する照明塔2と、この照明塔2の支柱3の基部3Aが固定されて、支柱3を倒れないように支持する土台1とを備える。
照明塔2は、垂直の姿勢で配設される支柱3と、この支柱3の上部に配置されて自然エネルギーを利用して発電する発電機構4と、この発電機構4で発電された電気を蓄電する二次電池6と、支柱3の上部に配置されて、二次電池6の電力で点灯される照明器5とを備える。
支柱3は、下端部である基部3Aを土台1に固定して、垂直の姿勢で配設している。さらに、支柱3は、上部に発電機構4と照明器5とを配置している。図2に示す支柱3は、上端に、発電機構4を配置すると共に、上端部であって発電機構4の下方に照明器5を配置している。支柱3は、金属製のポールで、中空の筒状としている。筒状の支柱3は、内部に配線して、電線を風雨や紫外線から保護できる特長がある。図に示す支柱3は、土台1に連結する基部3Aを裾広がりの形状としている。
発電機構4は、自然エネルギーを利用して電気エネルギーを取り出す機構である。発電機構4には、たとえば、太陽光を利用して発電する太陽電池4A、風力を利用して発電する風力発電機等が使用できる。図に示す照明塔2は、太陽電池4Aを備えている。発電機構は、図示しないが、風力発電機とすることもできる。
太陽電池4Aは、受光面積を広くするためにパネル状に形成されている。パネル状の太陽電池4Aは、太陽光を効率よく受光するために、所定の角度に傾斜する姿勢で支柱3に連結すると共に、所定の方位、たとえば、南向きになるように支柱3に連結している。太陽電池4Aは、好ましくは、パネルの傾斜角度と設置する方位とを自由に変更できる連結構造で、支柱3に連結して固定される。太陽電池4Aは、太陽光が照射される昼間に、太陽光を受光して発電する。太陽電池4Aは、晴れた日の昼間における発電電力で、夜間に照明器5を十分に明るく点灯できる消費電力とほぼ等しく、あるいはやや大きくなる容量に設計される。
風力発電機は、昼夜に関係なく、また日照量に左右されることなく、風力を利用して有効に発電して二次電池を充電できる特長がある。発電機構として、風力発電機を単独で使用することもできるが、図8の鎖線で示すように、太陽電池4Aと併用することもできる。太陽電池4Aと風力発電機4Bを備える照明塔2は、太陽電池4Aで主に発電して二次電池6を充電しながら、風力発電機4Bで補助的に発電して、二次電池6を充電することができる。
二次電池6は、発電機構4で発電された電気エネルギーを蓄える。図の二次電池6は、繰り返し充放電できる複数の素電池6Aを備える。二次電池6には、鉛蓄電池、アルカリ蓄電池、リチウム二次電池等の蓄電できる全ての充電できる電池が使用できる。とくに、ニッケル−カドミウム電池、ニッケル−水素電池、リチウムイオン二次電池は、エネルギー密度が大きいので、全体の体積を小さくして容量を大きくできる。体積を小さくできる二次電池6は、図2の鎖線で示すように、支柱3の基部3Aの内部にできる収納室に配設できる。鉛蓄電池は、重いので土台1に収納して、支柱3を安定に倒れないようにできる。とくに、本考案では、後述するが、土台1の内部に大きな収納スペース19を確保できるので、鉛蓄電池のように大きくて重い二次電池であっても、図4の鎖線で示すように、この収納スペース19に配設することができる。したがって、重い鉛蓄電池を支柱3が倒れないようにする重りに併用して、土台1を安定にできる。
二次電池6は、複数の素電池6Aを直列に接続すると共に、直列接続された素電池6Aを並列に接続して、所定の電力と容量に調整される。二次電池6の容量は、昼間の日照量が足りない日々が続いても、数日間は照明器5を点灯できる容量として便利に使用できる。ただ、二次電池6の容量を大きくすると、コストが高くなるので、発電機構4の発電量と照明器5の消費電力を考慮して最適な容量とする。
発電機構4で発生した電力は、図8に示すように、保護回路7を介して二次電池6に供給される。保護回路7は、二次電池6が過充電されるのを防止する。この保護回路7は、たとえば、二次電池6の許容電気容量を超える電気量が供給されると、二次電池6に蓄電することなく放電して過充電を阻止する。さらに、二次電池6は、制御回路8を介して照明器5に接続している。制御回路8は、光センサー9で周囲の明るさを検出し、辺りが暗くなったと判定すると、二次電池6から照明器5に電力を供給する。制御回路8は、光センサー9からの信号を検出して、辺りが暗い時に、照明器5に電力を供給して照明器5を点灯させる。したがって、昼間であっても、悪天候等で辺りが暗いときには、照明器5を点灯する。ただ、制御回路8は、周囲の明るさを検出することなく、予め設定された時間帯において、二次電池6から照明器5に電力を供給して、照明器5を点灯することもできる。
照明器5は、二次電池6から供給される電力で点灯される。照明器5は、周囲に光を照射する光源を備える。この光源には、たとえば、LED5Aが使用できる。LED5Aである光源は、消費電力を少なくしながら、長期間にわたって点灯できる特長がある。さらに、LED5Aである光源は、防虫効果のあるものを使用して、蛾等の虫が飛来するのを有効に防止することができる。光源をLED5Aとする照明器5は、LED5Aに流れる電流を制御回路8で調整しながら通電する。ただ、照明器には、LED以外の光源、たとえば、蛍光灯等の他の光源を使用することもできる。
以上の照明塔2は、発電機構4が自然エネルギーを利用して発電し、この電気エネルギーを二次電池6の素電池6Aに蓄える。照明塔2は、辺りが暗くなると、あるいは所定の時間になると、制御回路8が二次電池6から照明器5に電力を供給して照明器5を点灯する。
さらに、照明塔は、図示しないが、照明器に加えて、種々の機構を備えることもできる。照明塔は、設置場所や設置目的に応じて、防犯カメラ、赤色回転灯、スピーカー、表示灯等の機構を備えることができる。防犯カメラや赤色回転灯、スピーカーを備える照明塔は、たとえば、無線機を配設して無線でデータを送受信することにより配線を省略することができる。この照明塔は、災害時や犯罪発生時に各機構を作動させて活用できる。さらに、照明塔は、非常用ボタンを支柱に設けて、この非常用ボタンが操作されると赤色回転灯を点灯し、あるいは、スピーカーから警告音やサイレン音を出すこともできる。
土台1は、全体の平面形状を円形または多角形状とする。この土台1は、上方を開口している中空容器10と、この中空容器10の中空部に配置されると共に、照明塔2の支柱3を固定して垂直姿勢に保持する架台フレーム20と、この中空容器10の上方開口部を閉塞する蓋体30とを備える。土台1の外径は、上面に固定される支柱3が倒れないように支持できる大きさに設計される。土台1の外径は、支柱3の高さや、支柱3の上部に配設される発電機構4や照明器5の大きさや重量によっても左右されるが、1000〜2000mm、好ましくは、1200〜1800mmに設計される。さらに、土台の高さは、300〜800mm、好ましくは400〜600mmに設計される。ただし、土台の外径とは、土台の外径の最も長い部分の長さ、すなわち、円形の土台においては直径を、多角形の土台においては対角線の長さを意味するものとする。
土台1は、中空容器10と蓋体30とをGRCで製造している。GRCは、ガラス繊維をコンクリートに埋設して補強したガラス繊維補強コンクリートである。GRCで製造される中空容器10と蓋体30は、薄く成形して軽量化できると共に、優れた強度を実現できる特長がある。GRCのガラス繊維の添加量は、コンクリート全体に対して3〜10重量%とすることができる。中空容器10と蓋体30の厚さは、ガラス繊維の添加量によって変更できるが、たとえば、10〜30mm、好ましくは、約20mmとする。さらに、GRCで製造される中空容器10と蓋体30は、その表面模様を高い自由度で設計できると共に、表面を種々に着色して美しい外観にできる。図3と図5に示す土台1は、中空容器10の外周面をレンガを積み重ねた形状と色彩としている。この土台1は、コンクリート魂では表現できない美しい外観と優しい質感とを実現できる。このように、GRCで製造される中空容器10と蓋体30は、表面模様や色彩を種々に変更して、設置場所に適する理想的な外観として意匠性を高めることができる特長がある。
中空容器10は、複数の分割ユニット11に分割できる構造としている。図の中空容器10は、底板12と外周壁13とを等しい中心角で等分して、複数の分割ユニット11に分割している。図3ないし図7に示す中空容器10は、平面形状を正八角形としている、したがって、個々の分割ユニット11は、正八角形の中空容器10を4本の対角線で八等分した形状としている。ただ、本考案は、中空容器、すなわち土台の平面形状を正八角形に特定しない。土台の平面形状は、円形や正八角形以外の正多角形とすることもできる。円形や正多角形である中空容器は、底板12と外周面とを等しい中心角で等分して同じ形状に分割できるので、同じ形状の分割ユニットとして安価に多量生産できる特長がある。さらに、土台の平面形状は、必ずしも円形や正多角形とする必要はなく、楕円形や長円形とすることも、正多角形でない多角形とすることもできる。ただ、土台の安定性や外観、製造コストを考慮して、好ましくは、対称な形状として分割ユニットの形状パターンを少なくする。
さらに、図の中空容器10は、平面形状を正八角形としているので、8分割して分割ユニット11としているが、中空容器は、その平面形状に応じて、7個以下に分割することも、9個以上に分割とすることもできる。分割する数を少なくすると、個々の分割ユニットが大きくなって重くなるが、組み立てにかかる手間を少なくできる。反対に、分割する数を多くすると、個々の分割ユニットを小さくして軽くできるので楽に持ち運びできるが、組み立てにかかる手間がかかってしまう。したがって、中空容器は、これらのことを考慮して好ましくは、4〜10分割することが好ましい。
分割ユニット11は、図9に示すように、底板12の外周縁と外周壁13の下端縁とを垂直に連結した形状に一体成形されており、断面形状を略L字状としている。さらに、分割ユニット11は、底板12の両側縁と外周壁13の両側縁の内側に突出して連結リブ14を一体成形して設けている。分割ユニット11の両側に設けられた連結リブ14は、互いに隣接する分割ユニット11を連結する連結片として使用されると共に、底板12と外周壁13とを補強する補強リブに併用される。
複数の分割ユニット11は、図7に示すように、互いに隣接する分割ユニット11を、内側で連結して、平面形状を円形ないし多角形とする中空状に成形される。複数の分割ユニット11を連結するために、分割ユニット11は、隣接する分割ユニット11との境界部分に設けた連結リブ14を、連結部材29を介して連結している。連結リブ14は、対向する位置に連結孔14Aを開口しており、この連結孔14Aに連結部材29であるボルト29Aを挿通して互いに連結するようにしている。隣接する分割ユニット11は、連結孔14Aに挿通されたボルト29Aにナット29Bをねじ込んで、互いの連結リブ14を連結して互いに連結される。
架台フレーム20は、図4と図6に示すように、中空容器10の中心部に垂直姿勢で配置される垂直柱21と、この垂直柱21に連結されると共に、水平方向に突出する複数の連結アーム22と、垂直柱21の上面に水平な姿勢で固定されてなる連結プレート23とを備える。
垂直柱21は、円筒状の金属筒である。金属筒である垂直柱21は、連結アーム22と連結プレート23とを溶接して固定している。ただ、垂直柱21は、必ずしも連結アーム22を溶接する必要はなく、垂直柱に溶接された連結片に、ボルト等の連結部材を介して連結アームを脱着できるように連結することもできる。さらに、連結アームを筒状として、垂直柱に溶接された連結筒に連結アームを挿通して脱着できるように連結することもできる。垂直柱に連結アームを脱着自在に連結する架台フレームは、コンパクトに分解して移動できる特長がある。
連結アーム22は、中空容器10に固定されて、垂直柱21を倒れないように支持する。図に示す連結アーム22は、垂直柱21の下部に連結している下部連結アーム22Bと、垂直柱21の上部に連結している上部連結アーム22Aとを備える。図に示す架台フレーム20は、各4本の下部連結アーム22Bと上部連結アーム22Aとを備え、これらを4方向に突出させている。4本の下部連結アーム22Bと上部連結アーム22Aは、等しい中心角で分割された方向に突出させている。さらに、図に示す架台フレーム20は、上下に位置する下部連結アーム22Bと上部連結アーム22Aとを同方向に突出させており、互いに対向する下部連結アーム22Bと上部連結アーム22Aの先端部を補強ロッド24で上下に連結して補強している。
ただ、架台フレームは、下部連結アームと上部連結アームの本数を4本に特定しない。下部連結アームと上部連結アームは、3本として3方向に突出させることも、5本以上として5方向以上に突出させることもできる。下部連結アームと上部連結アームの本数は、好ましくは、土台の平面形状によって決定する。たとえば、平面形状を八角形とする土台1は、4本または8本の下部連結アーム22Bと上部連結アーム22Aを備え、平面形状を六角形とする土台は、3本または6本の下部連結アームと上部連結アームを備え、平面形状を五角形とする土台は、5本の下部連結アームと上部連結アームを備えることができる。さらに、下部連結アームと上部連結アームの本数は、異なる本数とすることもできる。
下部連結アーム22Bは、中空容器10の底板12の内面に沿う形状に折曲している。図4に示す下部連結アーム22BはC型鋼で、先端側の下面を分割ユニット11の底板12の上面に接触させると共に、後端側の下面を底板12の中心部に設けた水平リブ15の上面に接触させている。下部連結アーム22Bは、後端側の下面と水平リブ15とを貫通する連結部材29を介して中空容器10に連結される。中空容器10の分割ユニット11は、図4と図9に示すように、中心側において連結リブ14に連続する水平リブ15を設けており、この水平リブ15に連結部材29であるボルト29Aを挿通する固定孔15Aを開口している。中空容器10の水平リブ15と下部連結アーム22Bの下面とを貫通するボルト29Aにナット29Bをねじ込んで、下部連結アーム22Bと中空容器10が固定される。
上部連結アーム22Aは、先端縁を中空容器10の外周壁13の内面まで延長しており、連結部材29を介して外周壁13に固定している。図4に示す上部連結アーム22AはL型鋼で、上面を平面状とすると共に、先端に中空容器10の外周壁13と平行な連結片25を固定している。上部連結アーム22Aは、連結片25に連結部材29を挿通して中空容器10に連結している。中空容器10は、外周壁13の上端部の中央に、連結部材29であるボルト29Aを挿通する挿通孔13Aを開口している。この挿通孔13Aは、図4の一部拡大断面図に示すように外周壁13の外周面に設けた凹部13aに開口して設けている。このように、外周壁13に設けた凹部13aに連結部材29を配設する構造は、外周壁13の表面に連結部材29が突出するのを防止できる。さらに、中空容器10は、外周壁13の内面であって、挿通孔13Aを開口する部分に、内側に突出する凸部16を設けてこの部分を補強している。中空容器10の外周壁13と上部連結アーム22Aの連結片25とを貫通するボルト29Aにナット29Bをねじ込んで、上部連結アーム22Aと中空容器10が固定される。
連結プレート23は、垂直柱21の上端に水平の姿勢で固定しており、支柱3の基部3Aを連結して固定する。図5と図6に示す連結プレート23は、円形をしており、支持プレート26を介して垂直柱21に固定している。このように支持プレート26を介して連結プレート23を垂直柱21に固定する構造は、これらの連結強度を高めて支柱3を確実に支持できる特長がある。連結プレート23は、複数本の連結ボルト27を上面から突出させて固定している。連結プレート23は、これらの連結ボルト27を介して支柱3の基部3Aに連結される。複数本の連結ボルト27は、図4に示すように、支柱3の基部3Aの底板3Bに開口された貫通孔に挿通された状態でナット28がねじ込まれて、連結プレート23と支柱3の基部3Aとを連結する。
蓋体30は、中空容器10の上方開口を閉塞できるように、中空容器10の平面形状と等しい外形を有する。さらに、蓋体30は、中空容器10に固定された架台フレーム20の連結プレート23を表出させる状態で中空容器10の上方開口部を閉塞するために、架台フレーム20の連結プレート23を表出させる中心孔30Aを開口している。この蓋体30は、上面を平面状とすると共に、周縁部を中空容器10の外周面に沿って下方に折曲して折曲部31を設けている。蓋体30は、この折曲部31を中空容器10の外周壁13の外面にラップさせる状態で中空容器10に連結される。蓋体30は、図4に示すように、上部連結アーム22Aの上面に、蓋体30の下面が接触する状態で配設されており、上部連結アーム22Aで支持されている。図5に示す蓋体30は、1本の対角線で2分割しており、これらを連結して中空容器10の上方開口を閉塞できる形状としている。ただ、蓋体は、1枚のプレート状とすることもできる。
蓋体30は、固定ボルト32を介して中空容器10に連結される。蓋体30と中空容器10との連結構造を図10に示す。蓋体30は、折曲部31の中央部に凹部21aを設けると共に、この凹部31aに挿通孔31Aを開口して、固定ボルト32を挿通できるようにしている。中空容器10は、蓋体30の挿通孔31Aに対向する位置であって、外周壁13の上部にアンカー33を埋設している。蓋体30の折曲部31の挿通孔31Aに挿通された固定ボルト32を外周壁13のアンカー33にねじ込んで、蓋体30が中空容器10に固定される。
以上の構造の土台1は、図4と図6に示すように、内部に中空の収納スペース19が形成される。土台1は、この収納スペース19に重り18が充填されて全体の重量を重くし、照明塔2を安定して支持する。収納スペース19に収納される重り18には、例えば、土嚢が使用できる。土嚢には、袋の内部に土や砂を充填したものが使用できる。土台1は、照明塔2を倒れないように支持できる重量となるように、たとえば、土台全体の重量が1〜2トンとなるように、土嚢の数を調整して充填する。
さらに、土台1の収納スペース19には、図4の鎖線で示すように、二次電池6を配設することもできる。とくに、二次電池を鉛蓄電池とする二次電池6は、大きくて重量も重いので、土台1の内部に配設するには最適である。しかも、鉛蓄電池は、他の二次電池に比べて安価であるので、収納する鉛蓄電池の数を多くして、大容量の二次電池6を低コストに配設できる特長がある。さらに、土台1に配設される二次電池6は周囲に充填される土嚢に充填された土や砂によって熱障害を有効に防止できる特長もある。
以上の構造の照明装置は、以下のようにして設置される。
(1) 設置場所に分割ユニット11を移動し、複数の分割ユニット11を互いに連結して中空容器10とする。
(2) 組み立てられた中空容器10の内部に架台フレーム20を配設する。このとき、架台フレーム20の垂直柱21は、中空容器10の中心孔10Aに位置するように配置される。
(3) 架台フレーム20の連結アーム22を中空容器10に連結して固定する。下部連結アーム22Bは、連結部材29を介して中空容器10の底板12に連結される。上部連結アーム22Aは、連結部材29を介して中空容器10の外周壁13に連結される。
(4) 架台フレーム20が固定された中空容器10の内部の収納スペース19に重り18を充填する。重り18には、たとえば、土や砂を充填した土嚢を使用する。土嚢である重り18は、中空容器10の収納スペース19に均一に充填される。
二次電池6として鉛蓄電池を使用する場合は、大きくて重い二次電池6を重り18に併用して収納スペース19に配置する。
(5) 重り18が充填された中空容器10の上方開口を蓋体30で閉塞する。蓋体30は、下面が上部連結アーム22Aで支持されると共に、中心孔30Aから架台フレーム20の連結プレート23を表出する状態で配設される。蓋体30は、固定ボルト32を介して中空容器10に固定される。この状態で図5に示す土台部分が完成する。
(6) 土台1の上面に照明塔2の支柱3を固定する。照明塔2の支柱3は、土台1の中央部に表出する架台フレーム20の連結プレート23に連結して固定される。連結プレート23の上面から突出する連結ボルト27を支柱3の基部3Aの底板3Bに貫通させた後、連結ボルト27にナット28をねじ込んで支柱3の基部3Aを連結プレート23に固定する。
この状態で、土台1の中心部に支柱3が固定されて照明塔2は倒れないように土台1で支持される。
以上の構造の照明塔用の土台と照明塔装置は、土台1の蓋体30の上面を平面状としているので、この蓋体30の上面を座面として、土台1をベンチに併用できる特長もある。このように、ベンチに併用できる土台1は、人々が多く集まる場所、たとえば、公園や学校、遊歩道、イベント会場等に設置して便利に使用できる。ただ、土台は、必ずしも上面を平面状とする必要はなく、上面に凹凸や種々の模様を設けて意匠的要素を高めることもできる。
従来の照明塔装置の斜視図である。 本考案一実施例にかかる照明塔装置の側面図である。 図2に示す照明塔装置の土台部分の斜視図である。 図3に示す照明塔装置のA−A線断面図である。 図2に示す照明塔装置の土台の斜視図である。 図5に示す土台の蓋体を取り除いた状態を示す平面図である。 中空容器を分割した状態を示す平面図である。 本考案の一実施例にかかる照明塔装置のブロック図である。 分割ユニットの斜視図である。 蓋体を中空容器に連結する構造を示す拡大断面図である。
符号の説明
1…土台
2…照明塔
3…支柱 3A…基部 3B…底板
4…発電機構 4A…太陽電池 4B…風力発電機
5…照明器 5A…LED
6…二次電池 6A…素電池
7…保護回路
8…制御回路
9…光センサー
10…中空容器 10A…中心孔
11…分割ユニット
12…底板
13…外周壁 13A…挿通孔
13a…凹部
14…連結リブ 14A…連結孔
15…水平リブ 15A…固定孔
16…凸部
18…重り
19…収納スペース
20…架台フレーム
21…垂直柱
22…連結アーム 22A…上部連結アーム 22B…下部連結アーム
23…連結プレート
24…補強ロッド
25…連結片
26…支持プレート
27…連結ボルト
28…ナット
29…連結部材 29A…ボルト 29B…ナット
30…蓋体 30A…中心孔
31…折曲部 31A…挿通孔
31a…凹部
32…固定ボルト
33…アンカー
41…支柱
42…基部
43…基礎台

Claims (12)

  1. 以下の全ての構成を有することを特徴とする照明塔装置。
    (a) 照明塔装置は、支柱(3)の上部に発電機構(4)と照明器(5)とを備える照明塔(2)と、この照明塔(2)を支持する土台(1)とを備える。
    (b) 照明塔(2)は、垂直姿勢の支柱(3)と、この支柱(3)の上部に連結されて自然エネルギーを利用して発電する発電機構(4)と、この発電機構(4)で発電された電気を蓄える二次電池(6)と、支柱(3)の上部に配置されて二次電池(6)の電力で点灯される照明器(5)とを備える。
    (c) 土台(1)は、全体の平面形状を円形または多角形状としている。
    (d) 土台(1)は、上方を開口している中空容器(10)と、この中空容器(10)の内部に配設されると共に、照明塔(2)の支柱(3)を固定して支持する架台フレーム(20)と、中空容器(10)の上方開口部を閉塞する蓋体(30)とを備える。
    (e) 中空容器(10)と蓋体(30)は、ガラス繊維で補強したコンクリートで製造している。
    (f) 中空容器(10)は、複数の分割ユニット(11)に分割されており、これらの分割ユニット(11)を内側で連結して、平面形状を円形ないし多角形とする中空状としている。
    (g) 架台フレーム(20)は、中空容器(10)の中心部に垂直姿勢で配置される垂直柱(21)と、この垂直柱(21)に連結されて水平方向に突出する複数の連結アーム(22)と、垂直柱(21)の上面に水平な姿勢で固定されて照明塔(2)の支柱(3)の基部(3A)を固定する連結プレート(23)とを備える。
    (h) 複数の連結アーム(22)は、連結部材(29)を介して中空容器(10)に固定されている。
    (i) 土台(1)は、架台フレーム(20)を固定している中空容器(10)の内部に重り(18)を充填する状態で、中空容器(10)の上方開口部を蓋体(30)で閉塞すると共に、この蓋体(30)の中心孔(30A)から表出する連結プレート(23)に照明塔(2)の支柱(3)の基部(3A)を固定している。
  2. 発電機構(4)が、太陽電池(4A)、風力発電機(4B)のいずれか一方または両方である請求項1に記載される照明塔装置。
  3. 照明塔(2)が、支柱(3)の上部に、防犯カメラ、赤色回転灯のいずれか一方あるいは両方を備える請求項1に記載される照明塔装置。
  4. 二次電池(6)を土台(1)の内部に配設している請求項1に記載される照明塔装置。
  5. 二次電池(6)が鉛蓄電池である請求項4に記載される照明塔装置。
  6. 土台(1)の内部に収納される重り(18)が土嚢である請求項1に記載される照明塔装置。
  7. 土台(1)の平面形状が正八角形で、中空容器(10)を八等分して分割ユニット(11)としている請求項1に記載される照明塔装置。
  8. 支柱(3)の上部に発電機構(4)と照明器(5)とを備える照明塔(2)を支持する照明塔用の土台であって、以下の全ての構成を有することを特徴とする照明塔用の土台。
    (a) 土台は、全体の平面形状を円形または多角形状としている。
    (b) 土台は、上方を開口している中空容器(10)と、この中空容器(10)の内部に配設されると共に、照明塔(2)の支柱(3)を固定して支持する架台フレーム(20)と、中空容器(10)の上方開口部を閉塞する蓋体(30)とを備える。
    (c) 中空容器(10)と蓋体(30)は、ガラス繊維で補強したコンクリートで製造している。
    (d) 中空容器(10)は、複数の分割ユニット(11)に分割されており、これらの分割ユニット(11)を内側で連結して、平面形状を円形ないし多角形とする中空状としている。
    (e) 架台フレーム(20)は、中空容器(10)の中心部に垂直姿勢で配置される垂直柱(21)と、この垂直柱(21)に連結されて水平方向に突出する複数の連結アーム(22)と、垂直柱(21)の上面に水平な姿勢で固定されて照明塔(2)の支柱(3)の基部(3A)を固定する連結プレート(23)とを備える。
    (f) 複数の連結アーム(22)は、連結部材(29)を介して中空容器(10)に固定されている。
    (g) 土台は、架台フレーム(20)を固定している中空容器(10)の内部に重り(18)を充填する状態で、中空容器(10)の上方開口部を蓋体(30)で閉塞すると共に、この蓋体(30)の中心孔(30A)から、照明塔(2)の支柱(3)の基部(3A)を固定する連結プレート(23)を表出させている。
  9. 平面形状が正八角形で、中空容器(10)を八等分して分割ユニット(11)としている請求項8に記載される照明塔用の土台。
  10. 中空容器(10)の外周面を、レンガを積層した模様に成形して着色している請求項8に記載される照明塔用の土台。
  11. 内部に充填される重り(18)が土嚢である請求項8に記載される照明塔用の土台。
  12. 分割ユニット(11)が、底板(12)と外周壁(13)の両側縁に、内側に突出する連結リブ(14)を一体成形しており、この連結リブ(14)を介して複数の分割ユニット(11)を互いに連結している請求項8に記載される照明塔用の土台。
JP2004000511U 2004-02-10 2004-02-10 照明塔装置および照明塔用の土台 Expired - Lifetime JP3103301U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004000511U JP3103301U (ja) 2004-02-10 2004-02-10 照明塔装置および照明塔用の土台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004000511U JP3103301U (ja) 2004-02-10 2004-02-10 照明塔装置および照明塔用の土台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3103301U true JP3103301U (ja) 2004-08-05

Family

ID=43256779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004000511U Expired - Lifetime JP3103301U (ja) 2004-02-10 2004-02-10 照明塔装置および照明塔用の土台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3103301U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013182789A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Yoshimoto Pole Co Ltd 多目的防災ポール
JP2016048518A (ja) * 2014-08-28 2016-04-07 株式会社アイザック 災害時等の支援装置
JP2017190751A (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 Ntn株式会社 ハイブリッド街路灯

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013182789A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Yoshimoto Pole Co Ltd 多目的防災ポール
JP2016048518A (ja) * 2014-08-28 2016-04-07 株式会社アイザック 災害時等の支援装置
JP2017190751A (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 Ntn株式会社 ハイブリッド街路灯
WO2017179607A1 (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 Ntn株式会社 ハイブリッド街路灯
CN109073178A (zh) * 2016-04-15 2018-12-21 Ntn株式会社 混合能源路灯
EP3505810A4 (en) * 2016-04-15 2020-05-06 NTN Corporation HYBRID STREET LAMP

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070126599A1 (en) Solar power traffic light
KR100740352B1 (ko) 설치 및 보수가 용이한 태양광 가로등
US8419242B2 (en) Illuminating lamp
JP2007103806A (ja) 太陽光発電装置
JP3103301U (ja) 照明塔装置および照明塔用の土台
CN201031369Y (zh) 用于柱状物的吸收冲击防护装置
CN212719515U (zh) 一种高转化率的太阳能路灯
KR100885652B1 (ko) 조명장치를 구비한 조립형 펜스
JP2008140600A (ja) 避難誘導システム
JP2013020924A (ja) 蓄電池収納兼用基礎ブロック
CN207486668U (zh) 一种太阳能园林景观灯
KR102477381B1 (ko) 쉼터의자를 가진 태양광 보안 폴 시스템
JP2005276772A (ja) 太陽電池照明装置
JP2006244710A (ja) 照明装置
KR20110084777A (ko) 발광형 탄력봉
KR20110004639U (ko) 통합형 도로교통 시설물
KR100922627B1 (ko) 도로소음 방지용 v자형 조경방음벽
CN210241411U (zh) 一种景观照明用草坪灯
CN210424812U (zh) 一种太阳能灯柱
KR20170114340A (ko) 십자형으로 형성되는 태양광발전장치
CN208189091U (zh) 一种城乡规划用导视装置
CN210345284U (zh) 一种组合式太阳能路灯
JP2009004195A (ja) 災害救助設備
CN205938944U (zh) 太阳能路灯
CN219133896U (zh) 充电桩

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526

Year of fee payment: 6